JP2008301664A - 遠隔監視防災システム - Google Patents

遠隔監視防災システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008301664A
JP2008301664A JP2007147516A JP2007147516A JP2008301664A JP 2008301664 A JP2008301664 A JP 2008301664A JP 2007147516 A JP2007147516 A JP 2007147516A JP 2007147516 A JP2007147516 A JP 2007147516A JP 2008301664 A JP2008301664 A JP 2008301664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plc
modem
temperature
outlet
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007147516A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Niwa
信昭 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007147516A priority Critical patent/JP2008301664A/ja
Publication of JP2008301664A publication Critical patent/JP2008301664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

【課題】建物内の異常が発生したコンセントをパソコンの地図画面上で遠隔監視可能な、遠隔監視防災システムを提供する。
【解決手段】開示される遠隔監視防災システムは、PLC親モデム10の温度センサ12がコンセント11の温度を測定しトラッキング制御部13が温度の正常/異常を検出してネットワーク制御部14が電源ケーブル30経由でPLC子モデム20に送り、PLC子モデム20の温度センサ22がコンセント21の温度を測定しトラッキング制御部23が温度の正常/異常を検出してネットワーク制御部24がPLC親モデム10の正常/異常とともに、ホームサーバ60のデータテーブルに建物内の地図情報とともに保存する。パソコン80がインターネット70経由でアクセスすると、PLC子モデムのネットワーク制御手段がデータテーブルをPLC親モデム経由で送るので、パソコン画面の地図上に各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常が表示される。
【選択図】図1

Description

この発明は、地図上において建物内のどのコンセントに異常が発生したかを遠隔監視できるようにした、遠隔監視防災システムに関する。
建物内における火災等の発生を遠隔監視するための、建物の防災を目的とした遠隔監視防災システムは、従来から知られている。
図5は、従来の遠隔監視防災システムの構成の一例を示したものである。図5において、PLC(Programable Logic Controller) モデム50は、内蔵するプログラムに応じて、その論理動作内容を変更できる機能を有している。コンセント51は、図示されない各種電気機器の電源プラグ(不図示)を挿入して接続する機能を有している。なお、コンセント51と電流センサ55とは一または複数組具備されていて、それぞれのコンセントに接続された電源プラグにおける電流値を分離して検出できるものとする。
トラッキング検出部53は、それぞれの電流センサで検出された電流値を追跡(トラッキング)することによって、対応するコンセントに接続された電源プラグにおける電流値を分離して検出する。ネットワーク制御部54は、PLCモデム50とインターネット70との、ネットワーク接続の制御を行う。電流センサ55は、電源ケーブル30からコンセント51を経て電気機器の電源プラグに流れる電流値を検出する。電源ケーブル30は、例えば商用電源に接続されていて、各コンセント51に電源を供給する。インターネット70は、LAN(Local Area Network) を介してPLCモデム50とパソコン80との間の通信を可能にする。パソコン(Personal Computer:PC)80は、PLCモデム50における各電流センサ55で検出された電流値を例えば画面上に表示する機能を有している。
図5に示された従来の遠隔監視防災システムによれば、各コンセントの電流値をインターネット経由でパソコンの画面上に表示することができる。しかしながら、従来の遠隔監視システムの場合は、個々のコンセントの電流値を個別に把握することができるだけであって、複数のコンセントが設置されている建物内のどこで異常が発生しているのかを把握することは困難であり、従って従来の遠隔監視防災システムの場合、効果的な防災活動を行うことはできなかった。
これに対して特許文献1においては、一方及び他方の導体に商用電源が接続されたコンセントと、コンセントに内蔵されコンセントの温度を検出する温度センサと、コンセントの一方の導体に設けられた回路電源用トランスと、回路電源用トランスに入力された商用電源を整流するダイオードブリッジと、ダイオードブリッジから電源+Bを供給され、温度センサが動作したとき警報を発報する警報用回路とを備えた、コンセント発熱警報器が開示されている。
このように、特許文献1記載の技術によれば、コンセントとプラグの間の接触抵抗による発熱で高温になったとき、確実に警報を発報することができる旨が記載されている。
しかしながら、特許文献1においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
また、特許文献2においては、1乃至複数のコンセント装置と、インターネットを介してパソコンに情報提供を行うゲートウェイ装置とからなり、コンセント装置に電流センサ部を備えて、コンセント装置のマイコンおよびゲートウェイ装置のCPUのそれぞれに電力線を用いた電力線搬送通信を行わせるとともに、CPUに電流センサ部の検知結果からコンセント装置に接続する電力消費機器の電源オン/電源オフの状態を判断させ、状態データをパソコンに提供させることによって、電力消費機器のメーカーや種類に関わりなく、パソコンを用いて遠隔から電力消費機器の電源オン/電源オフの状態を監視することができる、遠隔監視システムが開示されている。
このように、特許文献2記載の技術によれば、特定の電力消費機器に限定することなく遠隔から電力消費機器の動作状態が監視可能な、遠隔監視システムが提供される旨が記載されている。
しかしながら、特許文献2においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
また、特許文献3においては、電力線通信ルータはLANスイッチ機能付きコンセントを介して端末と接続され、電力線通信ルータはLANスイッチ機能付きコンセントに、IPアドレスの範囲が重複しないように各端末へのIPアドレスを発行し、LANスイッチ機能付きコンセントは、発行されたIPアドレスを一つの端末に対して一つ付与し、また、電力線通信ルータは、IPパケットのネットワーク間のルーティング機能を備え、また、LANスイッチ機能付きコンセントは、IPパケットのスイッチング機能を備え、電力線通信機能付きUPSは、端末に電力と情報信号を別々に提供し、また無停電電源としても機能する、電力線通信システムにおける電力線通信機能付き無停電電源装置及び電力供給方法が開示されている。
このように、特許文献3記載の技術によれば、事務所フロアにおける配線システムを構築する際に便利な、電力線通信システムにおける電力線通信機能付き無停電電源装置及び電力供給方法が提供される旨が記載されている。
しかしながら、特許文献3においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
また、特許文献4においては、電力線には複数の端末装置と、インターネットを介してセンター装置との間で通信を行うゲートウェイとが接続され、ゲートウェイと各端末装置との間では電力線搬送通信により通信が行われ、位置情報検出装置は現在地の位置情報を検出し、その検出結果を無線通信により送信し、各端末装置は、その設置位置付近に移動させられた位置情報検出装置から無線信号で送信された位置情報を受信すると、受信した位置情報を自己の設置位置情報とし、設置位置情報及びID情報を含む属性情報を位置情報メッセージとしてゲートウェイを経由し、センター装置に送信する、電力線搬送通信システム及びそれに用いる端末装置の属性情報設定方法が開示されている。
このように、特許文献4記載の技術によれば、屋外に設置された端末装置の設置位置情報を含む属性情報を容易に設定できる、電力線搬送通信システム及びそれに用いる端末装置の属性情報設定方法が提供される旨が記載されている。
しかしながら、特許文献4においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
また、特許文献5においては、ネットワークを介して相互に接続されるホームサーバと、アダプタ装置とを含み、アダプタ装置は、予め定められた少なくとも一つの機能を提供するアダプタ装置であって、当該機能に係る機能関係情報をホームサーバとの間で送信又は受信し、機能を特定する機能特定情報と、機能関係情報の送信又は受信の方式を表すアクセス方式情報とを含むアダプタ関連情報を、ホームサーバに対して出力する、情報提供システム及びアダプ装置が開示されている。
このように、特許文献5記載の技術によれば、設定操作を簡易にして利便性を向上できる、情報提供システム及びアダプ装置が提供される旨が記載されている。
しかしながら、特許文献5においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
また、特許文献6においては、ホームサーバーがネットワークにおけるホーム機器の位置を認識できるシステムであって、ホーム機器は、自分の情報を保存しているRFIDタグを含み、ホームネットワークを構成する各コンセントは、RFIDリーダーを備え、これによって、RFIDリーダーがリアルタイムでRFIDタグの位置をチェックし、RFIDタグに関する情報とコンセント識別子をホームサーバーに伝送し、ホームサーバーは、受け取った情報を用いてリアルタイムでホーム機器の位置を認識し、ホーム機器に必要な情報を伝送する、電子タグを用いたホーム機器の位置認識装置及び方法が開示されている。
このように、特許文献6記載の技術によれば、ホームネットワークを構成しているホーム機器の位置を、ホームサーバーがリアルタイムで認知できる方案が提供される旨が記載されている。
しかしながら、特許文献6においては、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態、または、各コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を、建物内の地図上で監視可能にすることについてはなんら記載されていない。
登録実用新案第3012938号公報(図1,〔0006〕,〔0013〕) 特開2002−315234号公報(図1,〔0020〕,〔0024〕、図4,〔0037〕,〔0038〕) 特開2003−152764号公報(図1,〔0011〕,〔0014〕、図2,〔0020〕、図3,〔0024〕) 特開2004−064355号公報(図5,〔0029〕) 特開2006−127330号公報(図1,〔0012〕) 特開2006−228225号公報(〔0022〕〜〔0024〕,〔表1〕)
従来の遠隔監視防災システムでは、次のような各種の課題があった。
(1).各コンセントの状況を個別にインターネット経由で把握することはできるが、異常の発生を検知されたコンセントが、建物の地図上のどこに設置されているのかを認識することができないため、効果的な防災活動を行うことが困難である。
(2).各コンセントに電流センサを実装しているので、各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態を検知することはできるが、温度センサを実装していないため、コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態を検知することができない。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、遠隔監視防災システムにおいて、各コンセントに温度センサを実装することによって、コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態を、建物内の地図上で監視可能にして効果的な防災活動を行うことができるようし、また、さらに各コンセントに温度センサとともに電流センサを実装することによって、コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と、各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態とを、建物内の地図上で監視可能にすることによって、より効果的な防災活動を行うことができるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は遠隔監視防災システムに係り、PLC(Programable Logic Controller;以下省略)親モデムにおいて、一または複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出手段によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報をネットワーク制御手段がPLC子モデムに送り、PLC子モデムにおいて、一または複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出手段によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報を、ネットワーク制御手段が上記PLC親モデムからの情報とともにホームサーバに送って建物内の地図情報とともにデータテーブルとして保存し、パソコンから、インターネット経由で上記ホームサーバにアクセスしたとき、PLC子モデムのネットワーク制御手段がホームサーバに保存されている上記データテーブルをPLC親モデムに送り、PLC親モデムのネットワーク制御手段が上記データテーブルをインターネット経由でパソコンに送ることによって、パソコン画面の地図図面上に、上記各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常を表示することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の遠隔監視防災システムにおいて、PLC親モデムとPLC子モデムとに、上記各コンセントごとにその電流を測定する電流センサを備え、トラッキング検出手段によって各電流センサの電流情報を基に各コンセントに接続された電気機器の使用/未使用をトラッキング監視した情報をホームサーバに送ってデータテーブルとして保存することによって、パソコン画面の地図図面上に、上記各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常とともに、各電気機器の使用/未使用を表示することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の遠隔監視防災システムに係り、上記PLC子モデムと上記ホームサーバとが宅内ネットワークを介して接続されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一記載の遠隔監視防災システムに係り、上記PLC親モデムとインターネットとがLAN(Local Area Network;以下省略)を介して接続されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一記載の遠隔監視防災システムに係り、上記パソコンとインターネットとがLANを介して接続されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一記載の遠隔監視防災システムに係り、上記PLC親モデムとPLC子モデムとが、それぞれに電源を供給する電源ケーブルを経てパケット通信によって相互に接続されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一記載の遠隔監視防災システムに係り、上記各電気機器が、上記コンセントに挿入された電気機器電源プラグを介して接続されていることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一記載の遠隔監視防災システムに係り、上記パソコンが、上記ホームサーバに保存されていたデータテーブルにおけるPLC親モデムとPLC子モデムの建物内の地図上の位置を示す座標情報を画面の座標情報に変換して、建物内の地図情報を地図画面として表示することを特徴としている。
本発明の遠隔監視防災システムによれば、次のような各種の効果を得ることができる。(1).各コンセントに温度センサを実装することによって、コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態を建物の地図上において監視することができ、効果的な防災活動を行うことが可能になる。
(2).各コンセントに温度センサとともに電流センサを実装することによって、コンセントに接続されている電気機器の正常/異常の状態と、各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の状態とを建物の地図上において監視することができ、より効果的な防災活動を行うことが可能になる。
この発明の遠隔監視防災システムは、PLC(Programable Logic Controller;以下省略)親モデムにおいて、複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出部によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報をネットワーク制御部がPLC子モデムに送り、PLC子モデムにおいて、複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出部によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報を、ネットワーク制御部がPLC親モデムからの情報とともにホームサーバに送って建物内の地図情報とともにデータテーブルとして保存し、パソコンから、インターネット経由でホームサーバにアクセスしたとき、PLC子モデムのネットワーク制御部がホームサーバに保存されているデータテーブルをPLC親モデムに送り、PLC親モデムのネットワーク制御部がデータテーブルをインターネット経由でパソコンに送ることによって、パソコン画面の地図図面上に、各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常を表示するように構成されている。
図1は、本発明の第1実施例である遠隔監視防災システムの構成を示すブロック図、図2は、本実施例の遠隔監視防災システムにおける表示内容を示すデータテーブルである。
この例の遠隔監視防災システムは、図1に示すように、コンセント11,温度センサ12,トラッキング検出部13,ネットワーク制御部14を含むPLC親モデム10と、コンセント21,温度センサ22,トラッキング検出部23,ネットワーク制御部24を含むPLC子モデム20と、電源ケーブル30と、電気機器電源プラグ40と、ホームサーバ60と、パソコン80とから概略構成されている。
PLC親モデム10,PLC子モデム20,電源ケーブル30およびホームサーバ60は、同一宅内に置かれているものとする。パソコン80は、同一宅内に限らず、遠隔地に置かれていてもよい。
PLC親モデム10において、コンセント11は一または複数個設けられており、各温度センサ12は、対応するコンセント11の温度を測定する。トラッキング検出部13は、各温度センサ12で検出された温度情報を追跡して、各コンセント11に挿入された電気機器電源プラグ40に接続されている電気機器の温度情報を個別に検出するトラッキング監視を行うことによって、各接続機器の温度が正常であるか否かを検出する。
同様に、PLC子モデム20において、コンセント21は一または複数個設けられており、各温度センサ22は、対応するコンセント21の温度を測定する。トラッキング検出部23は、各温度センサ22で検出された温度情報を追跡して、各コンセント21に挿入された電気機器電源プラグ40に接続されている電気機器の温度情報を個別に検出するトラッキング監視を行うことによって、各接続機器の温度の状態が正常であるか否かを検出する。
ホームサーバ60には、予め建物内の地図情報が保存されている。さらに、ホームサーバ60は、宅内ネットワークを介してPLC子モデム20においてトラッキング検出部23で検出された温度情報を保存するとともに、PLC親モデム10においてトラッキング検出部13で検出されて、電源ケーブル30を経て通信用パケットによって伝送された温度情報も保存する。
PLC子モデム20において、ネットワーク制御部24は、宅内ネットワークを介してホームサーバ60に対する温度情報の保存の制御を行うとともに、ホームサーバ60に保存されている温度情報を、宅内の地図情報とともに、電源ケーブル30を経て通信用パケットによって、PLC親モデム10に伝送する。
PLC親モデム10において、ネットワーク制御部14は、LAN(Local Area Network) を介してインターネット70を経由してパソコン80にアクセスして、ホームサーバ60に保存されていたPLC子モデム20とPLC親モデム10の温度情報を、宅内の地図情報とともに、パソコン80の画面上に表示するように制御する。なお、LANは通常はプロバイダ(Provider) を仲介してインターネット70と接続されるが、周知の事項なので記載を省略している。
これによってユーザは、パソコン80の画面上において、建物内の地図図面上に表示された、PLC親モデム10の各コンセント11、およびPLC子モデム20の各コンセント21の温度情報を見ることができ、従って、各コンセント11および21に接続された各電気機器の温度情報が正常であるかまたは異常であるかを直ちに判断することができるようになる。
ホームサーバ60に保存されているデータに基づいてパソコン80の画面上に表示されるデータは、図2に示すデータテーブルの形式になっている。
図2に示すように、ホームサーバ60内では、PLC親モデム10またはPLC子モデム20のIP(Internet Protcol) アドレスは、10.20.30.1または10.20.30.2である。また、PLC親モデム10またはPLC子モデム20において、対象となるコンセントの地図図面上の位置を示す座標は、X1,Y1,Z1またはX2,Y2,Z2である。PLC親モデム10またはPLC子モデム20に接続されている電気機器は、テレビまたは冷蔵庫である。そして、各接続機器に対応する温度情報のデータは、テレビは正常であり、冷蔵庫は異常であることが示されている。
以下、遠隔地におけるパソコン80からホームサーバ60上のデータを利用する方法を説明する。
パソコン80から既知の技術であるTCP/IP(Transmission Control Protcol/Internet Protcol) プロトコルや、HTTP(Hyper Text Transfer Protcol)プロトコルを利用して、ホームサーバ60に保存されているデータを参照する。
データ参照の要求を受けたホームサーバ60は、まず、自身に保存されている地図情報を、パソコン80へ送信し、これを受けとったパソコン80は、受信した地図情報を基に、その画面上に建物の地図図面を表示する。
続いて、ホームサーバ60は、図2に示されたデータテーブルに保存されているデータを、パソコン80へ送信する。この情報を受け取ったパソコン80は、PLC親モデム10およびPLC子モデム20のそれぞれの、建物内の地図上の位置を示す座標情報を表示画面の座標情報に変換して、地図図面上の適切な位置に、PLC親モデム10およびPLC子モデム20に関するIPアドレス情報,接続機器情報,及び正常/異常の情報を表示する。
以上の動作により、パソコン80を使用することによって、建物内のどのコンセントに異常が発生したかを、遠隔の場所から容易に監視することができる。
図3は、本発明の第2実施例である遠隔監視防災システムの構成を示すブロック図、図4は、本実施例の遠隔監視防災システムにおける表示内容を示すデータテーブルである。
この例の遠隔監視防災システムは、図3に示すように、PLC親モデム10Aが電流センサ15を有し、PLC子モデム20Aが電流センサ25を有する以外は、図1に示された第1実施例の場合とほぼ同様な概略構成からなっている。
電流センサ15は、コンセント11における電流値を測定する。同様に、電流センサ25は、コンセント21における電流値を測定する。
この例の遠隔監視防災システムは、基本的構成は第1実施例の場合とほぼ同様であるが、監視できる項目についてさらに工夫されている。
PLC親モデム10Aにおいて、トラッキング検出部13は、温度センサ12で検出したコンセント11の温度情報以外に、電流センサ15で測定したコンセント11の電流値についても検証する機能を有しており、コンセント11における電流の有無によって、コンセント11に接続された電気機器の使用/未使用を検出することができる。
トラッキング検出部13で検出した、コンセント11に接続されている電気機器の使用/未使用の情報は、ネットワーク制御部14に送られて、電源ケーブル30を経てPLC子モデム20Aへ送られ、さらにネットワーク制御部24から宅内ネットワークを経て、ホームサーバ60へ送られる。
同様に、PLC子モデム20Aにおいて、トラッキング検出部23は、温度センサ22で検出したコンセント21の温度情報以外に、電流センサ25で測定した電流値についても検証する機能を有しており、コンセント21における電流の有無によって、コンセント21に接続されている電気機器の使用/未使用を検出することができる。
トラッキング検出部23で検出したコンセント21に接続されている電気機器の使用/未使用の情報は、ネットワーク制御部24から宅内ネットワークを経て、ホームサーバ60へ送られる。
ホームサーバ60には、PLC親モデム10AおよびPLC子モデム20Aに関する建物内の地図上の位置を示す情報とともに、各モデムのコンセントの温度の正常または異常の情報と、各モデムのコンセントに接続されている電気機器の使用または未使用の情報を図4に示すデータテーブルの形式で保存する。
図4に示すように、ホームサーバ60内では、PLC親モデム10AまたはPLC子モデム20AのIPアドレスは、10.20.30.1または10.20.30.2である。また、PLC親モデム10AまたはPLC子モデム20Aにおいて、対象となるコンセントの地図図面上の位置を示す座標は、X1,Y1,Z1またはX2,Y2,Z2である。PLC親モデム10AまたはPLC子モデム20Aに接続されている電気機器は、テレビまたは冷蔵庫である。そして、これに対する温度情報のデータは、テレビは正常であり、冷蔵庫は異常である。また、接続機器の使用状況は、テレビは未使用であり、冷蔵庫は使用である。
遠隔地におけるパソコン80からホームサーバ60上のデータを利用する方法としては、第1実施例の場合と同様に操作することによって、パソコン80の画面における建物の地図図面上に、各コンセントの正常/異常の情報とともに、各コンセントに接続されている電気機器の使用/未使用の情報も表示することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、パソコン80は、パーソナルコンピュータに限るものでなく、同等乃至それ以上の論理演算処理機能を有するものであれば、どのようなコンピュータ装置であってもよい。
この発明は、複数箇所の監視を必要とする各種の防災装置において利用可能なものである。
本発明の第1実施例である遠隔監視防災システムの構成を示すブロック図である。 同実施例の遠隔監視防災システムにおける表示内容を示すデータテーブルである。 本発明の第2実施例である遠隔監視防災システムの構成を示すブロック図である。 同実施例の遠隔監視防災システムにおける表示内容を示すデータテーブルである。 従来の遠隔監視防災システムの構成の一例を示す図である。
符号の説明
10,10A PLC親モデム
11,21 コンセント
12,22 温度センサ
13,23 トラッキング検出部(トラッキング検出手段)
14,24 ネットワーク制御部(ネットワーク制御手段)
15,25 電流センサ
20,20A PLC子モデム
30 電源ケーブル
40 電気機器電源プラグ
60 ホームサーバ
70 インターネット
80 パソコン

Claims (8)

  1. PLC(Programable Logic Controller;以下省略)親モデムにおいて、一または複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出手段によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報をネットワーク制御手段がPLC子モデムに送り、PLC子モデムにおいて、一または複数のコンセントの温度を対応する温度センサによって測定し、トラッキング検出手段によって各温度センサの温度情報を基に各コンセントの温度の正常/異常をトラッキング監視した情報を、ネットワーク制御手段が前記PLC親モデムからの情報とともにホームサーバに送って建物内の地図情報とともにデータテーブルとして保存し、
    パソコンから、インターネット経由で前記ホームサーバにアクセスしたとき、PLC子モデムのネットワーク制御手段がホームサーバに保存されている前記データテーブルをPLC親モデムに送り、PLC親モデムのネットワーク制御手段が前記データテーブルをインターネット経由でパソコンに送ることによって、パソコン画面の地図図面上に、前記各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常を表示することを特徴とする遠隔監視防災システム。
  2. 請求項1記載の遠隔監視防災システムにおいて、PLC親モデムとPLC子モデムとに、前記各コンセントごとにその電流を測定する電流センサを備え、トラッキング検出手段によって各電流センサの電流情報を基に各コンセントに接続された電気機器の使用/未使用をトラッキング監視した情報をホームサーバに送ってデータテーブルとして保存することによって、
    パソコン画面の地図図面上に、前記各コンセントに接続された電気機器の温度の正常/異常とともに、各電気機器の使用/未使用を表示することを特徴とする遠隔監視防災システム。
  3. 前記PLC子モデムと前記ホームサーバとが宅内ネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の遠隔監視防災システム。
  4. 前記PLC親モデムとインターネットとがLAN(Local Area Network;以下省略)を介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載の遠隔監視防災システム。
  5. 前記パソコンとインターネットとがLANを介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の遠隔監視防災システム。
  6. 前記PLC親モデムとPLC子モデムとが、それぞれに電源を供給する電源ケーブルを経てパケット通信によって相互に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一記載の遠隔監視防災システム。
  7. 前記各電気機器が、前記コンセントに挿入された電気機器電源プラグを介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一記載の遠隔監視防災システム。
  8. 前記パソコンが、前記ホームサーバに保存されていたデータテーブルにおけるPLC親モデムとPLC子モデムの建物内の地図上の位置を示す座標情報を画面の座標情報に変換して、建物内の地図情報を地図画面として表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一記載の遠隔監視防災システム。
JP2007147516A 2007-06-01 2007-06-01 遠隔監視防災システム Pending JP2008301664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147516A JP2008301664A (ja) 2007-06-01 2007-06-01 遠隔監視防災システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147516A JP2008301664A (ja) 2007-06-01 2007-06-01 遠隔監視防災システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008301664A true JP2008301664A (ja) 2008-12-11

Family

ID=40174631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007147516A Pending JP2008301664A (ja) 2007-06-01 2007-06-01 遠隔監視防災システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008301664A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254441A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Enegate Co Ltd センサ機能を有する電力測定システム
CN102354167A (zh) * 2011-06-13 2012-02-15 陈飞 一种楼宇设备模拟控制系统
WO2013024855A1 (ja) * 2011-08-15 2013-02-21 ネオシステム株式会社 消費電力制御システムおよび電源タップならびに消費電力制御方法、プラグ型電源制御装置、電源ノード
CN103442152A (zh) * 2013-09-02 2013-12-11 马东 定位追踪系统及定位追踪方法
CN104931526A (zh) * 2015-06-17 2015-09-23 温州市质量技术监督检测院 一种多点式雪地靴保暖性能测试装置及方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254441A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Enegate Co Ltd センサ機能を有する電力測定システム
CN102354167A (zh) * 2011-06-13 2012-02-15 陈飞 一种楼宇设备模拟控制系统
CN102354167B (zh) * 2011-06-13 2013-07-24 陈飞 一种楼宇设备模拟控制系统
WO2013024855A1 (ja) * 2011-08-15 2013-02-21 ネオシステム株式会社 消費電力制御システムおよび電源タップならびに消費電力制御方法、プラグ型電源制御装置、電源ノード
JP2013059247A (ja) * 2011-08-15 2013-03-28 Tadao Tokunaga 消費電力制御システムおよび電源タップならびに消費電力制御方法、プラグ型電源制御装置、電源ノード
CN103442152A (zh) * 2013-09-02 2013-12-11 马东 定位追踪系统及定位追踪方法
CN104931526A (zh) * 2015-06-17 2015-09-23 温州市质量技术监督检测院 一种多点式雪地靴保暖性能测试装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10826250B2 (en) Power cord with in-line power control functionality
JP6362630B2 (ja) エネルギー管理装置
US8649883B2 (en) Power distribution system and method
JP5769927B2 (ja) 電力モニターシステム
TWI564698B (zh) A power distribution unit and a communication device associated therewith, and a power distribution system
US20170180224A1 (en) Networking device monitoring system and method
EP3183706B1 (en) System and method of controlling supply of electrical power
JP2013004394A (ja) 電源コンセント監視システム、その監視方法及び電源コンセント装置
JP2006114997A (ja) 電源タップ
JP2008301664A (ja) 遠隔監視防災システム
KR101064935B1 (ko) Plc 기반의 가정용 전력 에너지 제어장치 및 방법
KR101167585B1 (ko) 스마트 홈을 위한 댁내 망 제어 시스템 및 방법
DK2426867T3 (en) Interface device for a måleanordnings network
JP2011153861A (ja) 監視システム
WO2018021461A1 (ja) 電子機器
JP2008219957A (ja) 家電機器遠隔制御システム
JP2005354367A (ja) ネットワークカメラシステム
WO2013184601A1 (en) Power distribution system and method
JP5962445B2 (ja) 分電盤
KR20190065076A (ko) 배전반에서 IoT 엔진을 이용한 원격 전력 제어 시스템
JP2005278267A (ja) 電流監視装置
CN208044390U (zh) 基于物联网的家用安防控制装置
JP2007329781A (ja) 監視装置
JP2007142774A (ja) 監視装置
KR101679848B1 (ko) 전력 모니터링 장치 및 전력 관리 시스템