JP6666158B2 - 屋外用構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外用構造物に関する。
駐車場や駐輪場や庭において、雨避け等の目的で屋根が設置される場合がある。例えば、カーポート等を構成する所定の部品を用いて設置現場で施工する屋外用構造物が知られている(特許文献1、2)。
従来の屋外用構造物では、折半屋根や、垂木及び母屋の上にポリカーボネートやガラス等の透明な屋根材を取り付けた屋根を梁及び柱で支える構造が採用されている。
特開2006−97364号公報 特開2014−156729号公報
上記従来の屋外用構造物では、屋根の下方から屋根材を支える梁等の構造物が見えるため意匠性の点で課題となっていた。また、折半屋根や、ガラス等の重い材料を使用する屋根は、施工時の作業負担が大きかった。
上記事情を踏まえ、本発明は、施工性及び意匠性を向上させることができる屋外用構造物を提供することを目的とする。
本発明に係る屋外用構造物は、二枚の薄板の間に発泡体で形成された芯材が配置されて構成され、平坦である屋根材と、凹部が形成され、前記屋根材の全周の側面を囲む枠体と、前記屋根材を支持する支持部材と、を備え、前記枠体はH字型の断面形状を有し、前記凹部が内側に配置され、前記屋根材の全周の側面が前記枠体の前記凹部に嵌合され、前記枠体の外側に配置される外側凹部がカバーにより覆われており、前記枠体の上面および前記屋根材の上面よりも前記カバーの上端が高いことを特徴とする。
この発明によれば、屋根材が二枚の薄板の間に発泡体で形成された芯材が配置されて構成されるため、屋根材を軽量化することができ、且つ十分な強度が得られる。また、屋根材が軽量化されることで、従来の屋外用構造物で用いられているポリカーボネート製の屋根材に比べて強度を高くできるため、垂木や母屋等の屋根を構成する部品が不要となる。その結果、屋根を軽量化できるとともに、屋根材の下面(天井)を平坦にすることができ、意匠性に優れた屋外用構造物を提供できる。また、屋根が遮光性に優れる。
本発明に係る屋外用構造物は、二枚の薄板の間にハニカム構造体で構成された芯材が配置されて構成され、平坦である屋根材と、凹部が形成され、前記屋根材の全周の側面を囲む枠体と、前記屋根材を支持する支持部材と、を備え、前記枠体はH字型の断面形状を有し、前記凹部が内側に配置され、前記屋根材の全周の側面が前記枠体の前記凹部に嵌合され、前記枠体の外側に配置される外側凹部がカバーにより覆われており、前記枠体の上面および前記屋根材の上面よりも前記カバーの上端が高いことを特徴とする。
この発明によれば、屋根材が二枚の薄板の間にハニカム構造体で構成された芯材が配置されて構成されるため、屋根材を軽量化することができ、且つ十分な強度が得られる。また、屋根材が軽量化されることで、従来の屋外用構造物で用いられているポリカーボネート製の屋根材に比べて強度を高くできるため、垂木や母屋等の屋根を構成する部品が不要となる。その結果、屋根を軽量化できるとともに、屋根材の下面(天井)を平坦にすることができ、意匠性に優れた屋外用構造物を提供できる。また、屋根が遮光性に優れる。
本発明に係る屋外用構造物において、前記屋根材は、前記枠体に連結された前記支持部材によって支持されていてもよい。
この発明によれば、屋根材の軽量化を実現できるので、枠体に支持部材を連結することにより屋根材が支持可能となる。したがって、簡便な支持構造となり、屋外用構造物の施工時の作業性を向上させることができる。
本発明に係る屋外用構造物において、前記二枚の薄板は、アルミニウム板、繊維強化プラスチック板、鋼板のいずれか一つまたはいずれかの組み合わせからなるものでもよい
発明に係る屋外用構造物において、前記二枚の薄板は、少なくとも一方が前記繊維強化プラスチック板からなるものでもよい。
この発明によれば、発泡体からなる芯材を軽量且つ耐久性に優れた薄板で覆うので、屋根材の耐熱性、遮光性、及び耐久性を向上させることができる。
本発明の屋外用構造物によれば、施工性及び意匠性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る屋外用構造物の斜視図である。 本発明の実施形態に係る屋根材の断面図である。 本発明の実施形態の屋外用構造物の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の屋外用構造物の変形例を示す側面図である。 本発明の実施形態の屋外用構造物の変形例を示す斜視図である。 図5に示す屋外用構造物の分解斜視図である。 本発明の実施形態の屋根材の変形例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る屋外用構造物について説明する。本実施形態では駐輪場に設けられる屋外用構造物1を例に説明する。図1は本実施形態に係る屋外用構造物1の斜視図であり、屋根部2の上面の一部を破断した図である。図2は、屋外用構造物1の屋根材4の断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る屋外用構造物1は、屋根部2と、支柱(支持部材)3とを備える。
屋根部2は、略長方形の平板形状を有する。屋根部2は、屋根材4と、外装材45とを備える。図2に示すように、屋根材4は、芯材41と、芯材41の両面に配置された薄板421,422とが積層されて構成されている。
芯材41は、押出発泡ポリスチレンからなる板材である。具体的には、ポリスチレン又はポリスチレンの共重合体に発泡剤等を添加して溶融させた原料を押し出し発泡成形して形成された厚さ3cmの板材である。
薄板は、上側薄板421と下側薄板422とで構成される。上側薄板421は、厚さ0.5mmのアルミニウム板からなる。下側薄板422は、厚さ3mmのアルミニウム樹脂複合板からなる。アルミニウム樹脂複合板は、例えば、ポリエチレン等の樹脂芯材の両面にアルミニウム面材が積層されて構成されたものを使用できる。上側薄板421及び下側薄板422は、芯材41の上下面にそれぞれ接着剤で貼り付けられて屋根材4が形成されている。
外装材45は、屋根材4の少なくとも下面に接着材により貼り付けられるシートである。外装材45は、屋根材4の表面の保護及び意匠性を高めるために設けられる。本実施形態では、外装材45は、木目模様が印刷されたシートで構成されており、屋根材4の上下面に貼り付けられている。この外装材45を屋根材4に張り付けると、屋根材4が木製の板屋根のような外観となる。なお、外装材45は、色、模様等を適宜選択して設けることができる。また、外装材45はシートに限らず、金属や樹脂製の建材や塗装、印刷等であってもよい。
屋根部2は、屋根材4の周囲に枠体6が設けられている。図2に示すように、枠体6は、枠本体61と、枠本体61の外周面を覆うカバー62とを備える。枠本体61及びカバー62は、アルミニウム製の押し出し形材である。枠体6は、外装材45と同じ柄のシートが貼られたラッピング形材である。
枠本体61は、略H字形の断面を有する長尺部材である。枠本体61の一方の内側凹部611に屋根材4の外縁部43が内嵌される。枠本体61の他方の外側凹部612の上下端部には、枠本体61の長手方向に沿って係止部613、614が形成されている。カバー62は、長尺な略板状の部材であり、背面622の上部及び下部に係止爪623、624が形成されている。カバー62は、枠本体61の外側凹部612を覆うように配置されて枠本体61の係止部613、614と、係止爪623、624とがそれぞれ係合される。
枠体6は、屋根材4の側面にそれぞれ外嵌されている。枠体6と屋根材4の外嵌部分の隙間は、シール材(不図示)により塞がれて防水処理が施されている。シール材は、例えば、フィルムにアクリル系感圧型粘着剤が設けられた接着テープが用いられる。なお、図2には、屋根材4のみが外装材45で被覆される構成を示すが、屋根材4及び枠体6が外装材45で被覆される構成でもよい。また、シール材として、コーキング材を塗布してもよい。
図1に示すように、屋外用構造物1は、屋根部2が4本の支柱3で支持される構成を有する。支柱3は、例えば、アルミニウム形材からなる。
次に、本実施形態の屋外用構造物1の施工方法を示す。
屋外用構造物1の屋根部2及び支柱3は予め工場で作製されており、これらを施工現場で組み立てることにより屋外用構造物1が得られる。まず、敷地に埋設または固定された複数の土台部(不図示)にそれぞれ4本の支柱3が固定されて立設される。
屋根材4の側面に枠本体61が固定された状態の屋根部2を4本の支柱3の上端部31に載置する。支柱3の上端部31に枠本体61の外側凹部612の下部をネジ等により固定して屋根部2を支柱3に固定する。続いて、枠本体61に、カバー62を係合させて固定し、屋外用構造物1が完成する。
本実施形態の屋外用構造物1によれば、屋根材4が二枚の薄板421,422の間に発泡体で形成された芯材41が配置されて構成されているため、屋根部2を軽量化できる。また、従来の屋外用構造物で用いられている垂木や母屋等の屋根を構成する部品が不要となり、工場及び施工現場での製造効率が向上する。さらに、屋根材4の下面(天井)を平坦にすることができ、意匠性に優れた屋外用構造物1を提供できる。また、屋根部2の遮光性に優れる。
本実施形態の屋外用構造物1によれば、芯材は押出発泡ポリスチレンからなるため、屋根材4の軽量化と、耐熱性、断熱性を向上させることができる。
本実施形態の屋外用構造物1によれば、屋根材4を軽量化できるので、梁が不要となり、枠体6に直接支柱3を連結することにより屋根材4が支持可能となる。したがって、簡便な支持構造となり、屋外用構造物の施工時の作業性を向上させることができる。また、従来の屋外用構造物1に比べて、連結部分の構造が露出しないため、意匠性に優れた屋外用構造物を提供できる。
本実施形態の屋外用構造物1によれば、発泡体で形成された芯材を軽量且つ耐久性に優れた薄板421,422で挟む構成を備えるので、屋根材4を軽量化でき、且つ、屋根材4の耐熱性、遮光性、及び耐久性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の各実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
[第1変形例]
次に、上記実施形態の屋外用構造物の第1変形例を示す。なお、以降の説明において、すでに説明したものと共通する構成等については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図3に上記実施形態の変形例の屋外用構造物1Aの斜視図を示す。図4に上記実施形態の変形例の屋外用構造物1Aの側面図を示す。図3及び図4に示すように、本変形例の屋外用構造物1Aは、屋根部2の長辺の一方側のみに2本の支柱3,3が立設されて、屋根部2を支持するように構成されている。以下の説明では、屋根部2において、支柱3,3が設けられている縁端部を屋根部2の基端部21と称し、基端部21と平行に延び、支柱3が設けられていない縁端部を屋根部の先端部22と称する。
屋外用構造物1Aは、屋根部2の上面側に梁7を設けて、梁7を介して屋根材4が支柱3に支持される構成を有する。図3及び図4に示すように、梁7は、支柱3の上端部31に基端部71が固定され、支柱3の上端部31から屋根部2の先端部22に向かって延設されている。
梁7の基端部71と屋根部2の基端部21側の枠体6との間、及び梁7の先端部72と屋根部2の先端部22側の枠体6との間には、それぞれ係止部材81、82が設けられている。屋根部2の上面側において、屋根部2と梁7とは、係止部材81、82により係止され、係止部材81,82が設けられた場所において不図示のネジ等により連結される。このように、屋外用構造物1Aは、支柱3及び梁7により吊り下げられて支持されている。
次に、本変形例の屋外用構造物1Aの施工方法を示す。
上記実施形態と同様に、敷地に埋設または固定された複数の土台部(不図示)にそれぞれ支柱3,3が固定されて立設される。次に、支柱3の上端部31に梁7を固定する。支柱3と梁7とは連結部材9を介して連結されている。図4に示すように、連結部材9は、L字型の角柱部材である。支柱3の上端部31及び梁7の基端部71にはそれぞれ中空部が形成されている。連結部材9の一方の端部91を梁7の基端部71の中空部に挿入して固定する。次に、支柱3の上端部31の開口から中空部に連結部材9の他方の端部92を挿入して固定する。これにより連結部材9を介して梁7の基端部71を支柱3に固定する。その後、支柱3の上端部31の開口を上端キャップ32で塞ぐ。なお、支柱3と梁7とは、支柱3を立設する前に連結させてもよい。
次に、屋根部2を梁7に取り付ける。まず、屋根部2の基端部21側の枠本体61の上面に設けられた屋根係止部615と、梁7の基端部71に固定された梁側係止部材812とを係止させる。同時に、屋根部2の先端部22側の枠本体61の上面に固定された屋根側係止部材821を、梁7の先端部72に形成された開口に挿入して梁7の先端部72に係止させる。その後、先端部22側において、屋根側係止部材821を梁7の先端部72にビス83で固定して屋根部2を梁7に固定する。次に、梁7の先端部72の開口を先端キャップ74で塞ぐ。このとき、本実施形態の屋根部2は、上述の通り、軽量であるため、施工者は容易に屋根部2を梁7の近傍に配置して固定できる。したがって、施工現場での負担が大幅に軽減される。このようにして、屋外用構造物1Aが完成する。
本変形例の屋外用構造物1Aによれば、上記実施形態と同様に、屋根材4を軽量化することができ、且つ、十分な強度、耐熱性、断熱性を向上させることができる。また、従来の屋外用構造物で用いられているポリカーボネート製の屋根材に比べて強度を高くできるため、垂木や母屋等の屋根を構成する部品が不要となり、工場及び施工現場での製造効率が向上する。さらに、屋根材4の下面(天井)を平坦にすることができ、意匠性に優れた屋外用構造物1を提供できる。また、屋根部2の遮光性に優れる。
本変形例の屋外用構造物1Aによれば、屋根材4を軽量化できるため、片持ち支持構造の屋外用構造物を、簡易な構成で実現できる。また、屋根部を軽量化できるため、屋根材4の面積が大きい場合にも安定して屋根部2を支持できる。
本変形例では、支柱3とは別の部材で梁7を構成して、支柱3に固定する例を示したが、梁7と支柱3とが一部材として形成された構成でも良い。従来の屋外用構造物では、屋根部が本実施形態の屋根部に比べて重いため、別の部材で構成した梁7を用いた強固な支持構造が採用されていた。しかし、本発明に係る屋外用構造物は、屋根材を軽量化できるので、梁7と支柱3とを一部材で形成した構成でも屋根材4を安定して支持可能である。
[第2変形例]
次に、上記実施形態の屋外用構造物の第2変形例を図5及び図6を用いて説明する。図5は、本変形例の屋外用構造物1Bを示す屋根部2Bの上面側の斜視図である。図6は、屋根部2Bのコーナーキャップ5の部分の分解斜視図である。本変形例は、屋根部2の角部に排水機能を備えるコーナーキャップ5を備える点で、上記実施形態及び第1変形例と相違する。
コーナーキャップ5は、屋根部2Bの直交する2辺からなる角部に配置された枠体6の端部同士が近接する位置に生じる開口を埋めるキャップである。図6に示すように、コーナーキャップ5は、蓋部51と、通水部52と、係止部53とを備える。コーナーキャップ5は、ASA樹脂(Acrylonitrile-Styrene-Acrylate樹脂)からなる成型部材である。蓋部51は、略板状に形成され、枠本体61とカバー62とが係合された状態の端部(長手方向の端部)を覆う大きさを有する。通水部52は、略直方体形状であり、上下方向に貫通する通水孔54が形成されている。係止部53は、通水部52から突出して形成された一対の係止片53aからなる。
図5及び図6に示すように、屋根部2Bの角部において、屋根部2の長辺方向の枠本体61a及び短辺方向の枠本体61bの端部のうちのいずれか一方が勝つように配置される。本変形例では、長辺方向の枠本体61aが勝つように配置されている。枠本体61a,61b同士はスペーサ55を介してねじ56,56で固定されている。短辺方向の枠本体61bに取り付けられるカバー62bは、長辺方向の枠本体61aの端部を覆う位置まで延設されている。長辺方向の枠本体61aの端部と短辺方向のカバー62bとの間には隙間が設けられている。この隙間を埋めるように通水部52が配置され、且つ、短辺方向のカバー62bの端部が蓋部51で覆われるようにコーナーキャップ5が配置される。このとき、コーナーキャップ5の係止部53と、スペーサ55とが係止されている。コーナーキャップ5は、スペーサ55と係止部35との係合及び枠本体61a,61bに挟まれることにより位置が固定されている。
図5に示すように、通水部52の上端は、カバー62a,62bの上端よりも下方に位置し、且つ、枠本体61a,61bの上面と面一に配置されている。通水孔54は、屋根部2の上下方向に貫通しているので、降雨時に通水部52の通水孔54から雨水が排水可能となる。また、通水部52、枠本体61a,61bの上面及び屋根材4の上面よりもカバー62a,62bの上端が高いので、屋根部2の外周部全域から雨水が流れ落ちることをカバー62a,62bにより防ぐことができる。
本変形例に係る屋外用構造物1Bは、通水孔54が形成されたコーナーキャップ5を備えているので、従来の屋外用構造物のように、屋根部2の周囲に雨樋を設けることなく、屋根部2上の雨水を排水することができる。そのため、従来の屋外用構造物に比べて、雨樋を設ける作業が不要となり、施工性を向上させることができる。また、屋根部2の外観が雨樋の影響を受けることがなく、意匠性に優れた屋外用構造物1Bを提供できる。
通水部52を備えるコーナーキャップ5は、屋根部2の四隅に設けてもよい。この他、例えば、屋根部2を水平方向に対して傾斜させて取り付けた場合、高さが低い角部にのみ通水部52を備えるコーナーキャップ5を設ける構成としてもよい。
上記実施形態及び変形例では、支持部材として支柱3を例示したが、屋根部2を支持可能なものであればよく、例えば、壁体であってもよい。また、上記変形例では、屋根材4の基端部21側のみに2本の支柱3,3を設け、屋根部を片持ちで支持する例を示したが、屋根部の支持構造はこれに限定されない。例えば、支持部材を屋根材の長辺の両方に設ける構成であってもよい。この他、3本以上の柱で屋根部を支持する構成や、支柱と壁体とを組み合わせて屋根部を支持する構成であってもよい。また、屋根部の長辺方向及び短辺方向の両方または一方に支柱を設けてもよい。
上記実施形態では、屋根部2が略長方形である例を示したが、屋根部2の平面形状はこれに限定されない。上述の通り、屋根材は、押出発泡ポリスチレン等の板材からなるので形状の自由度が高い。例えば、屋根部2の形状が正方形や、三角形、多角形であってもよい。この他、屋根材が軽量であるため、多角形の屋根材であっても、支持部材をバランス良く配置することにより、少ない支持部材で屋根部2を支持可能である。したがって、屋外用構造物の立地条件や意匠性の自由度が高い。
上記実施形態及び変形例では、薄板は上側薄板421がアルミニウム板からなり、下側薄板422がアルミニウム樹脂複合板からなる例を示したが、薄板はこれに限定されず、軽量且つ耐久性に優れた板材若しくはシートであればよい。例えば、繊維強化プラスチック板、鋼板のいずれか一つまたはいずれかの組み合わせからなる薄板でもよい。また、上側薄板及び下側薄板が同じ材料からなる薄板であってもよい。この他、例えば、薄板として、木目模様等を有するシートを直接発泡体に貼って屋根材を構成してもよい。
上記実施形態及び変形例では、屋根材では、芯材の上下面に異なる薄板を設ける例を示したが、薄板の構成はこれに限定されず、芯材の上下面で厚さが同じ薄板を設けてもよい。
上記実施形態では、外装材45が屋根材4の上下面に設けられる例を示したが、外装材45は、屋根材4の少なくとも下面に設けられていればよい。
上記実施形態及び変形例では、芯材として、押出発泡ポリスチレンからなる板材を例示したが、芯材は発泡体で形成された軽量且つ屋根材として十分な強度を備えるものであればよく、例えば、発泡ポリエチレン、発泡スチロール等であってもよい。さらに、図に示す変形例の屋根材4Cの様に、芯材41Cがハニカム構造体であってもよい。ハニカム構造体の芯材41Cの場合、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡スチロール、金属、樹脂等で形成されたハニカム構造体であってもよい。
本実施形態では、アルミニウム板(薄板)と枠体とが別の部材で構成される例を挙げたが、2枚の薄板と基端部及び先端部の枠体とを一体に形成して、2枚の薄板と基端部側の枠体と先端部側の枠体との間に芯材を収容する構成であってもよい。
1 屋外用構造物
3 支柱(支持部材)
4 屋根材
6 枠体
41 芯材
42 薄板

Claims (5)

  1. 二枚の薄板の間に発泡体で形成された芯材が配置されて構成され、平坦である屋根材と、
    凹部が形成され、前記屋根材の全周の側面を囲む枠体と、
    前記屋根材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記枠体はH字型の断面形状を有し、前記凹部が内側に配置され、
    前記屋根材の全周の側面が前記枠体の前記凹部に嵌合され、前記枠体の外側に配置される外側凹部がカバーにより覆われており、
    前記枠体の上面および前記屋根材の上面よりも前記カバーの上端が高いことを特徴とする屋外用構造物。
  2. 二枚の薄板の間にハニカム構造体で構成された芯材が配置されて構成され、平坦である屋根材と、
    凹部が形成され、前記屋根材の全周の側面を囲む枠体と、
    前記屋根材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記枠体はH字型の断面形状を有し、前記凹部が内側に配置され、
    前記屋根材の全周の側面が前記枠体の前記凹部に嵌合され、前記枠体の外側に配置される外側凹部がカバーにより覆われており、
    前記枠体の上面および前記屋根材の上面よりも前記カバーの上端が高いことを特徴とする屋外用構造物。
  3. 前記屋根材は、前記枠体に連結された前記支持部材によって支持されている
    請求項1または請求項2に記載の屋外用構造物。
  4. 前記二枚の薄板は、アルミニウム板、繊維強化プラスチック板、鋼板のいずれか一つまたはいずれかの組み合わせからなる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の屋外用構造物。
  5. 前記二枚の薄板は、少なくとも一方が前記繊維強化プラスチック板からなる
    請求項4に記載の屋外用構造物。
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