JP2000291279A - 移動自在な強化プラスチック製車庫 - Google Patents

移動自在な強化プラスチック製車庫

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JP2000291279A
JP2000291279A JP11134633A JP13463399A JP2000291279A JP 2000291279 A JP2000291279 A JP 2000291279A JP 11134633 A JP11134633 A JP 11134633A JP 13463399 A JP13463399 A JP 13463399A JP 2000291279 A JP2000291279 A JP 2000291279A
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garage
glass fiber
fiber reinforced
plastic
slide door
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Takashi Tsuchiya
隆士 土屋
Masashi Seto
正志 瀬戸
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Ekushibu Kk
Original Assignee
Ekushibu Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガラス繊維強化プラスチック素材
からなる車庫に関するもので、軽量、強度において優れ
る移動自在な自動車用の車庫に関する。 【解決手段】 ガラス繊維強化プラスチック素材からな
る自動車用車庫において、左右固定本体2−1、2−2
と前部スライドドアー1及び左右床板3−1、3−2か
らなり、側面半円形の中心部に支軸6を設けて前部スラ
イドドアー1を支える構造とし、左右固定本体及び左右
床板は補強材7−1で接合し、床板3−1、3−2は補
強材7−2で中央部において接合したガラス繊維強化プ
ラスチック製車庫であって、固定本体及び前部スライド
ドアーは、外面プラスチック板と内面プラスチック板と
の間にポリウレタン発泡樹脂を内蔵するガラス繊維強化
プラスチック製車庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維強化プ
ラスチック製で移動自在な車庫に関し、軽く強靱で腐食
耐性に富み、側面半円形のモダンな形状をなし施工性に
優れ、且つ、これを低価格で提供する。
【0002】
【従来の技術】従来、車庫といえば住居の一部に設けら
れるもの、また、戸外に造られるものでは支柱に屋根と
一部パネルのついているもの、及び完全密閉型の車庫と
しては金属、合成樹脂、木材などで箱型に作製され前部
がシャッターで密閉されるものなど、種々なものを見受
ける。しかしながら、金属や木材で造られたものは重量
があり、錆や腐食により長期にわたる耐性は望めず、お
よそ施工が大掛かりとなる難点がある。
【0003】近年、FRPと称される、ガラス繊維、炭
素繊維、また、特殊なものでは芳香族ポリイミド繊維な
どを骨格の繊維として使用し、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、その他熱硬化性樹脂を固着剤とした
強化プラスチックが広範囲に使用されている。日常身近
なものとして良く知られているのは、輸送関連用品では
車両、自動車船舶など、その他建設資材、住宅機器では
太陽熱温水機、ユニットバス、浄化槽、便器、人工漁
礁、プール、波板、アングル、ロッド、窓枠、カプセル
ハウスなど多種にわたっている。
【0004】現在多用されているFRPは、強化繊維と
してガラス繊維がその主体をなし、硬化樹脂としては不
飽和ポリエステル樹脂(UP)が圧倒的である。その理
由は、UPは常温で低粘度の液体で常温、常圧でも硬化
し硬化物も本来透明で、取扱が比較的容易なこと、ま
た、硬化物の機械的特性も秀でているためである。ガラ
ス繊維として通常使用されているものとして、ロービン
グクロス、チョップドストランドマットの適宜組合せに
より選択される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それらガラス繊維強化
プラスチックは、比較的軽く、従来、車庫の材料として
用いられてきた金属、木材、プラスチック類に比して、
施工が簡単であること、強度が高いこと、熱や光、水に
も耐久性があることから、移動可能な車庫の製作に着目
し、特殊な工法により容易に優れたものとして提供する
ことを本発明の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的手段は次
の通りである。 1 ガラス繊維強化プラスチック素材からなる自動車用
車庫において、左右固定本体と前部スライドドアー及び
左右床板からなり、側面半円形の中心部に支軸を設けて
前部スライドドアーを支える構造とし、左右固定本体及
び左右床板は補強材を介して中央部において接合したこ
とを特徴とする移動自在なガラス繊維強化プラスチック
製車庫。 2 固定本体と床板は、鋼材軸と一体の補強材で固定
し、鋼材軸に前部スライドドアーを回動自在に取り付け
たことを特徴とする前項1記載のガラス繊維強化プラス
チック製車庫。 3 固定本体及び前部スライドドアーは、外面プラスチ
ック板と内面プラスチック板との間にポリウレタン発泡
樹脂を内蔵することを特徴とする前項1又は2のいずれ
かに記載のガラス繊維強化プラスチック製車庫。 4 固定本体及び前部スライドドアーの全体の適宜箇所
に合成樹脂製透明板からなる窓を設けたことを特徴とす
る前項1又は2又は3のいずれかに記載のガラス繊維強
化プラスチック製車庫。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態は、図面との対比にお
いて説明する。まず、図1の車庫側面図から説明する
と、本発明の車庫は、前部スライドドアー1及び固定本
体2からなり、固定本体2は左右の部材2−1、2−2
からなる。左右の部材は、図6(ロ)に示すように、屋
根中央部で逆L保持具11を介して縦カバー4共にボル
トナット17−4、5で連結される。図2は平面図で、
縦カバー4及び横カバー5により左右の固定本体部材2
−1、2−2を前記工法により接合する。
【0008】図3(イ)(ロ)は夫々正面図と背面図を
示し、(イ)は前部スライドドアー1の位置づけと
(ロ)は床板右3−1と床板左3−2で、その他の符号
は図1及び図2と同様である。図4は、固定本体2の左
右2−1と2−2とをボルトナット17−1で固定した
断面図で、床板3−1と3−2は補強材7−2を介して
一体化している。この部分は車庫内部床面に不自然な突
起を生じないよう、平滑性に注意を払う必要がある。図
5は、前部スライドドアー1の設置、即ち、固定本体2
への支軸取付け部を示す断面図では、鋼材軸6と一体の
補強材7−1により、ワッシャー10、10、ボルトナ
ット17−2及び止金9で摺動自在に取り付けられる。
図5の8は補強材7−1の補強板である。
【0009】前部スライドドアー1の側部の支軸取付け
部位に近い箇所は10t耐性の厚めのFRP板とし、扇
型に屋根に近づく部分は6t耐性のFRP板とする。固
定本体2は、内部にポリウレタン樹脂発泡体14を内蔵
し、固定本体内面12のFRP板は1t、固定本体外面
13のFRP板は5tの耐性を有するものを使用する
〔図6(イ)〕。前部スライドドアー1は、車庫の大き
さの規模に応じてセンターから左右に分離する場合と、
一片として一体成形する場合とがある。
【0010】窓枠の取付け構造は、図6(イ)に示す
が、FRP板の接合部にポリカーボネート板15を保持
具16を介してボルトナット17−3で取り付ける。こ
の窓は図7のイラスト斜視図で示すように所望の箇所に
設定できる。無色又は有色でも透明なものを用いる。色
彩、模様など簡単な手法により美的感覚に富む製品とす
る事が出来る。
【0011】本発明は、ガラス繊維基材としてロービン
グくろす、チョップドストランドマットその他を強化材
として用い、不飽和ポリエステル樹脂に添加する硬化剤
は、メチルエチルケトン及びジアルキルパーオキサイ
ド、アシルパーオキサイド等の有機パーオキサイド及び
ジメチルフタレート(日本油脂株式会社製 品名パーメ
ック)からなるものを用い、型の面に塗布する離型剤と
してはポリビニルアルコール(日立化成工業株式会社製
品名日立ポリエステルレジン−メタノール及びイソプ
ロパノールからなる)を使用する。
【0012】成形方法としては、主としてハンドレイア
ップ法を多用するが、その他、スプレーアップ法、レジ
ンインジェクション法等に依る場合もある。ハンドレイ
アップ法は、多品種少量生産に適する方法で、大型製品
が出来、設備投資、型償却費が少なくて済む利点があ
る。
【0013】
【実施例】まず、それぞれのパネル、即ち、前部スライ
ドドアー1及び固定本体2の左右の部材2−1、2−2
及び左右の床板3−1と3−2、ならびに各カバー4の
型を造り、成形方法としてハンドレイアップ法を採用
し、型の内側に先ずポリビニルアルコール離型剤をスプ
レーし、乾燥後に着色料及び硬化剤を含有する不飽和ポ
リエステル樹脂液を1又はそれ以上のスプレーガンで色
彩皮膜を形成させる。その皮膜が反応硬化したのち、強
化繊維としてガラスストランドマットを敷きつめ、それ
に硬化剤含有不飽和ポリエステル樹脂液をローラー又は
ハケで塗布し、十分に含浸せしめて硬化しだい、これを
複数回繰り返して所定の厚みを持たせた上で型から分離
する。不飽和ポリエステル樹脂は黄色みを帯びた透明な
もので、離型剤面にスプレーした不飽和ポリエステル樹
脂液による色、又は模様等が美麗に顕出できる。
【0014】
【発明の効果】本発明により、設置箇所に拘わらず、軽
便な車庫の施工が可能となり、強靱で軽量かつ熱、光、
水などの耐候性に優れ、窓付けも自由で車庫内も明る
く、また、移動時に特段の手数が掛からないなど幾多の
顕著な作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車庫の側面図
【図2】同平面図
【図3】(イ)同正面図
【図3】(ロ)同背面図
【図4】同床板取付け説明図
【図5】同前部スライドドアー支軸断面図
【図6】(イ)同窓枠取付け断面図
【図6】(ロ)同固定本体結合断面図
【図7】同車庫斜視図
【符号の説明】
1 前部スライドドアー 2−1 固定本体右 2−2 固定本体左 3−1 床板右 3−2 床板左 4 縦カバー 5 横カバー 6 鋼材軸 7−1、2 補強材 8 補強板 9 止金 10 ワッシャー 11 逆L保持具 12 固定本体内面 13 固定本体外面 14 ポリウレタン樹脂発泡体 15 ポリカーボネート板 16 保持具 17−1〜5 ボルトナット
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月11日(1999.6.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車庫の側面図
【図2】同平面図
【図3】 (イ)同正面図 (ロ)同背面図
【図4】同床板取付け説明図
【図5】同前部スライドドアー支軸断面図
【図6】 (イ)同窓枠取付け断面図 (ロ)同固定本体結合断面図
【図7】同車庫斜視図
【符号の説明】 1 前部スライドドアー 2−1 固定本体右 2−2 固定本体左 3−1 床板右 3−2 床板左 4 縦カバー 5 横カバー 6 鋼材軸 7−1、2 補強材 8 補強板 9 止金 10 ワッシャー 11 逆L保持具 12 固定本体内面 13 固定本体外面 14 ポリウレタン樹脂発泡体 15 ポリカーボネート板 16 保持具 17−1〜5 ボルトナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維強化プラスチック素材からな
    る自動車用車庫において、左右固定本体と前部スライド
    ドアー及び左右床板からなり、側面半円形の中心部に支
    軸を設けて前部スライドドアーを支える構造とし、左右
    固定本体及び左右床板は補強材を介して中央部において
    接合したことを特徴とする移動自在なガラス繊維強化プ
    ラスチック製車庫。
  2. 【請求項2】 固定本体と床板は、鋼材軸と一体の補強
    材で固定し、鋼材軸に前部スライドドアーを回動自在に
    取り付けたことを特徴とする請求項1記載のガラス繊維
    強化プラスチック製車庫。
  3. 【請求項3】 固定本体及び前部スライドドアーは、外
    面プラスチック板と内面プラスチック板との間にポリウ
    レタン発泡樹脂を内蔵することを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載のガラス繊維強化プラスチック製
    車庫。
  4. 【請求項4】 固定本体及び前部スライドドアーの全体
    の適宜箇所に合成樹脂製透明板からなる窓を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2又は3のいずれかに記載の
    ガラス繊維強化プラスチック製車庫。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007144635A2 (en) * 2006-06-14 2007-12-21 Condek Holdings Limited A vehicle parking structure
CN103216127A (zh) * 2013-03-19 2013-07-24 姜云程 多层移动立体式透明玻璃钢结构轿车停车场
JP2015214793A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 株式会社深井製作所 シャッタ付き立体構造物
JP2017128899A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社Lixil 屋外用構造物

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