JP6568482B2 - 壁構造体 - Google Patents

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本発明は、門袖、塀や垣根等の外構の壁構造体に関し、特に乾式壁構造体に関する。
従来、門袖、塀や垣根等の外構の壁構造体には、複数のブロック材をモルタルなどで接合させつつ積み重ねて構築したものがある。しかしながら、この種の湿式の壁構造体は、モルタルを塗布しながらブロック材を積み重ねる作業などによって、また、モルタルが硬化するまでに時間を要することによって、工期が長期化するという欠点がある。
これに対し、間隔をあけて立設される複数の支柱と、隣り合う支柱に両側端部をそれぞれ係合支持させつつ隣り合う支柱の間に配設されて壁面を形成する方形盤状のパネル材とを備えて構成した乾式の壁構造体が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
この乾式の壁構造体は、モルタルなどを用いた湿式の壁構造体と比較し、強度を確保しつつ施工性を高め、工期短縮を図ることが可能になる。
特開2013−117152号公報
しかしながら、上記の乾式の壁構造体においては、例えばポストやインターホン、表札などの付帯物を取り付けようとした場合に、パネル材を非常に高強度で形成する必要が生じ、例えばパネル本体が軽量発泡体で形成されていると、取付強度、取付位置を確保することができない。このため、付帯物を容易で好適に取り付けできるようにすることが強く望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑み、ポストやインターホン、表札などの付帯物を好適に取付けることを可能にした壁構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の壁構造体は、所定の間隔をあけて立設される複数の支柱と、隣り合う支柱の間に挿入配置されて壁面を形成するパネルユニットと、前記パネルユニットを上下に積層するとともに、上下に隣り合う前記パネルユニットの間に両端部を前記隣り合う支柱にそれぞれ固着して水平に介設される中間材を備えており、前記パネルユニットは、発泡性材料を用いて形成された方形板状の発泡成形体と、前記発泡成形体よりも大きな平面積の方形板状に形成され、前記発泡成形体とともに四周に係合溝部を形成するように前記発泡成形体の前面及び背面にそれぞれ一体に固設された一対の剛性化粧板とを備え、前記中間材は、上下に隣り合う前記パネルユニットの間に介設された状態で前記剛性化粧板の内面に沿うように配設される添え板部を備えていることを特徴とする。
本発明の壁構造体においては、パネルユニットが、方形板状の発泡成形体の前面及び背面にそれぞれ剛性化粧板を固着し、四周に発泡成形体と一対の剛性化粧板で囲まれてなる係合溝部を備えて形成されている。これにより、間隔をあけて複数の支柱を立設し、係合溝部を支柱に係合させつつ隣り合う支柱の間にパネルユニットを挿入することによって壁構造体を容易に構築することができる。
第二に、中間材に、パネルユニットの剛性化粧板の内面に沿うように配設される添え板部が設けられているため、ネジなどの固定手段を用い、この添え板部に固定してパネルユニットの剛性化粧板の表面にポストなどの付帯物を強固に取り付けることが可能になる。
よって、発泡成形体を用いて形成したパネルユニットを支柱で支持させて壁構造体を構成するようにした場合であっても、中間材に添え板部を設けることで、容易に且つ確実にポストなどの付帯物を壁面に設置することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る壁構造体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体を示す正面視図である。 図2のX1−X1線矢視図である。 図2のX2−X2線矢視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の支柱とパネルユニットの接続部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体のパネルユニットを示す断面図である。 図6のX1−X1線矢視図である。 図6のX2−X2線矢視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の幅木を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の中間材を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の笠木構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の付帯物取付構造を示す断面図である。 図12のS部を拡大した図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の施工方法を示す図であり、支柱及び幅木を仮設置した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の施工方法を示す図であり、下段のパネルユニットを設置している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の施工方法を示す図であり、中間材を設置した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の施工方法を示す図であり、上段のパネルユニットを設置している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の施工方法を示す図であり、笠木構造を設置している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の変更例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁構造体の変更例を示す斜視図である。
以下、図1から図18を参照し、本発明の一実施形態に係る壁構造体及び壁構造体の施工方法について説明する。
ここで、本実施形態は、袖壁や塀、垣根等の外構の壁構造体であり、特に乾式工法で構築される壁構造体及びその施工方法に関するものである。
本実施形態の壁構造体Aは、図1から図4に示すように、地中に埋設された基礎などに下端側を支持させ、幅方向(横方向)T1に所定の間隔をあけて立設される複数の支柱1と、隣り合う支柱1にそれぞれ側端部を係合させつつ隣り合う支柱1の間に配設されて壁面を形成するパネルユニット2とを備えて構成されている。また、本実施形態の壁構造体Aは、複数の支柱1、複数のパネルユニット2に加え、幅木3と、中間材(胴縁)4と、笠木構造14とを備えて構成されている。
支柱1は、例えばアルミニウム製の押出形材であり、図1、図2、図3、図5に示すように、本実施形態では、断面略方形状の角管状に形成されている。
また、本実施形態では、隣り合う支柱1に両側端部を支持させながら複数のパネルユニット2を上下方向T2に積み重ねて(積層して)壁構造体Aが形成されている。
本実施形態のパネルユニット2は、図6から図8(図1から図5)に示すように、方形板状(方形盤状)に形成された発泡成形体5と、発泡成形体5よりも平面視の面積を大にして形成され、発泡成形体5の前面及び背面に一体に固設される一対の剛性化粧板6とを備えて形成されている。
発泡成形体5は、軽量で、且つ吸湿性、断熱性(熱伝導率)、耐久性、耐候性などの適宜所望の物理的特性を備えて形成されている。このような発泡成形体5としては、例えば、押出法(XPS)やビーズ法(EPS)で製作したポリスチレン製、発泡ウレタン製の部材などが挙げられる。
剛性化粧板6は、パネルユニット2の剛性・強度を確保するとともに、パネルユニット2の前面及び背面、ひいては壁構造体Aの壁面の意匠性を確保するためのものであり、例えば発泡樹脂を一対のアルミニウム板で挟み込んだサンドイッチ構造で平板状の複合材を用いて形成されている。本実施形態では、複合材の表面に化粧シートを貼設して剛性化粧板6が形成されている。
そして、このパネルユニット2は、剛性化粧板6が発泡成形体5よりも大面積で形成されていることにより、発泡成形体5の外周端面と一対の剛性化粧板6の内面で囲まれてなる係合溝部7が四周に形成されている。
幅木3は、略平板状で帯状のアルミ形材等であり、図9(図1、図2、図4)に示すように、幅方向T1に沿う長手方向両端部を隣り合う一対の支柱1の前面側、背面側にそれぞれビス留めするなどして固定し、壁構造体Aの前面、背面の下端部に配設されている。
また、本実施形態の幅木3は、壁構造体Aの前面、背面を形成する一面(外面)の上端側に、一面から壁構造体Aの厚さ方向T3外側に突出し、壁構造体Aの幅方向T1(幅木3の長手方向)に延びる支持部8が設けられている。
そして、これら一対の幅木3は、幅木3の上方に配されるパネルユニット2の剛性化粧板6の下端部を支持部8に当接させ、このパネルユニット2を支持するように設けられている。
中間材4は、図10(図1、図2、図4)に示すように、両端部を隣り合う支柱1にそれぞれ固着して水平に配設されるとともに、上下に隣り合うパネルユニット2の間に介設される部材であり、例えば断面方形状で管状のアルミ形材等によって形成されている。
また、本実施形態の中間材4は、壁構造体Aの前面、背面側を向く一面及び他面に壁構造体Aの厚さ方向T3外側に突出し、壁構造体Aの幅方向T1(中間材4の長手方向)に延びる支持部9を備えて形成されている。ここで、本実施形態では、支持部9を備えた別体の支持部材10を中間材本体11に取り付け、中間材4に支持部9が具備されている。
そして、この中間材4は、下方のパネルユニット2の剛性化粧板6の上端部に支持部9を当接させて下方のパネルユニット2に支持され、上方のパネルユニット2の剛性化粧板6の下端部を支持部9に当接させて上方のパネルユニット2を支持するように設けられている。
また、このように支持部9に剛性化粧板6を当接させて中間材4を上下に隣り合うパネルユニット2の間に介設した状態で、中間材4と下方のパネルユニット2の発泡成形体5の間、及び中間材4と上方のパネルユニット2の発泡成形体5の間に空間Hが形成されるように構成されている。
また、本実施形態の中間材4の支持部9は、壁構造体Aの厚さ方向T3外側に突出して上下のパネルユニット2の剛性化粧板6が当接する支持本体部9aと、支持本体部9aの先端から上下方向T2に突出し、壁構造体Aの幅方向T1に延びる目地部9bを備えて断面T字状(あるいは断面L字状)に形成されている。
これにより、支持本体部9aに剛性化粧板6を当接させて中間材4を上下に隣り合うパネルユニット2の間に介設した状態で、目地部9bが壁構造体Aの前面、背面に露出し、上下に隣り合うパネルユニット2の継ぎ目部分が目地部9bによって被覆され、意匠性が確保されている。
さらに、中間材4には、幅方向T1両端部にそれぞれ、上方に突出し、支柱1にビス留めされる固定部12が設けられている。また、本実施形態では、別体の支柱固定部材13を中間材本体11に取り付け、この支柱固定部材13によって中間材4に固定部12が具備されている。
また、本実施形態の固定部12である支柱固定部材13は、例えば平板状のL字状に形成されており、中間材本体11の端部にL字状の一片がビス留めするなどして固着され、他片が上方に突出し、板面を支柱1の幅方向T1を向く内面に面接触させるように配設される。また、支柱固定部材13の他片にもビス孔が設けられており、ビス孔を通じてビスを打ち込み、支柱1に固着されている。
笠木構造14は、図11(図1、図2、図4)に示すように、固定部材15と基台16と笠木17とを備えて構成されている。
固定部材15は、最上方のパネルユニット2の上端部に固着して配設されるものであり、略平板状の一対の側壁部15aと、一対の側壁部15aの上端同士を連結する略平板状の連結部15bとを備えて断面略コ字状に形成されている。また、固定部材15は、一対の側壁部15aのそれぞれの上端側に、厚さ方向T3外側に突出し、長手方向に延びる支持部18が設けられている。
そして、固定部材15は、一対の側壁部15aを上方から係合溝部7内に係合させつつ最上方のパネルユニット2の上端部に支持部18を当接させて支持され、パネルユニット2の剛性化粧板6の内面と側壁部15aが重なるように配設される。そして、剛性化粧板6に側壁部15aをビス留めすることによってパネルユニット2の上端部に一体に取り付けられている。
基台16は、平板状の底板部16aと、底板部16aの両側部から段部16bを介して上方に配されるとともに厚さ方向T3外側に突出するように設けられた係合受部16cとを備えて断面略皿状に形成されている。そして、この基台16は、固定部材15の連結部15bに底板部16aをビス留めして固定部材15上に一体に配設されている。
笠木17は、壁構造体Aの上端部の意匠性、防水性などを確保するためのものであり、両側壁部に設けられた一対の係合部17aと、一対の係合部17aの上端同士を連結するように設けられた天板部17bとを備えて形成されている。そして、一対の係合部17aを係合受部16cに係合させつつ基台16上に載置して配設されている。
一方、本実施形態の壁構造体Aにおいては、図2、図12、図13に示すように、例えばポストやインターホン、表札などの付帯物19を取り付けるための付帯物取付構造20が具備されている。
本実施形態の付帯物取付構造20は、中間材4に固設されて上下のパネルユニット2の剛性化粧板6の内面に沿って配設される添え部材(添え板部)21と、上下のパネルユニット2の剛性化粧板6の表面に沿うように、且つ添え部材21との間で剛性化粧板6を挟み込むように配設される台座22と、台座22と剛性化粧板6の間に介設されるスペーサ23と、台座22、スペーサ23、剛性化粧板6、添え部材21を連結するためのネジ(固定手段)24とを備えて構成されている。
本実施形態の添え部材21は、例えばLアングルであり、一片側を中間材4の上面や下面にネジで固定し、他片側を剛性化粧板6の内面に沿うようにして取り付けられている。
また、本実施形態では、上下一対の添え部材21が設けられ、上方の添え部材21は、一片側を中間材4の上面に固定し、中間材4に対して上方のパネルユニット2の剛性化粧板6の内面に他片側が沿うように設けられている。下方の添え部材21は、一片側を中間材4の下面に固定し、中間材4に対して下方のパネルユニット2の剛性化粧板6の内面に他片側が沿うように設けられている。
また、添え部材21は、現場での設置時に、他片側に外面から内面に貫通する挿通孔を下孔加工する。
台座22は、例えば方形平板状の金属板であり、一面から他面に貫通する複数の挿通孔が所定位置に設けられている。また、台座22には、一面から他面に貫通し、内面に雌ネジの螺刻が施された雌ネジ孔が所定位置に穿設されている。
スペーサ23は、例えば所定の厚さ寸法を備えた方形平板状の金属板であり、一面から他面に貫通する挿通孔が所定位置に穿設されている。
次に、本実施形態の壁構造体Aの施工方法について説明する。
本実施形態の壁構造体Aを構築する際には、図14に示すように、まず、壁構造体Aを構築する所定箇所に、横方向T1に所定の間隔をあけて複数の支柱1を立設して仮設置する。また、隣り合う支柱1の下端部の所定位置の一面及び他面にそれぞれ端部をビス留めして一対の幅木3を仮設置する。
次に、図15(及び図9)に示すように、隣り合う支柱1をそれぞれ、上下方向T2に延びる両側部の係合溝部7に係合させながら、下方のパネルユニット2を支柱1の上方から隣り合う支柱1の間に挿入し、下方にスライド移動させて下段に設置する。
また、下段のパネルユニット2を下方まで挿入すると、パネルユニット2の一対の剛性化粧板6の下端部が一対の幅木3のそれぞれに設けられた支持部8に当接し、幅木3の支持部8に載置するようにして支持される。これにより、下段のパネルユニット2が所定位置に位置決めして配設される。
次に、図16(及び図10)に示すように、下段のパネルユニット2の上部に中間材4を設置する。このとき、中間材4は、下段のパネルユニット2の上部の係合溝部7に係合させ、支持部9が下段のパネルユニット2の一対の剛性化粧板6の上端部に当接して支持される。そして、中間材4の両端部に取り付けられた支柱固定部材13(固定部12)の他片を支柱1にビス留めして固着する。なお、中間材本体11を先行して設置し、その後で支柱固定部材13(固定部12)を取り付けるようにしてもよい。
これにより、下段のパネルユニット2の上部に載置するようにして中間材4が所定位置に固定して配設される。
また、本実施形態では、パネルユニット2の係合溝部7に係合した状態で中間材4の下面とパネルユニット2の発泡成形体5の上面との間に空間Hが形成される。
次に、図17(及び図10)に示すように、隣り合う支柱1をそれぞれ、上下方向T2に延びる両側部の係合溝部7に係合させながら、支柱1の上方からパネルユニット2を隣り合う支柱1の間に挿入し、下方にスライド移動させて上段に設置する。
このように上段のパネルユニット2を下方まで挿入すると、パネルユニット2の一対の剛性化粧板6の下端部が中間材4の支持部9に当接し、中間材4の支持部9に載置するようにして支持される。これにより、上段のパネルユニット2が下段のパネルユニット2の上方の所定位置に積層して配設される。
また、本実施形態では、中間材4の支持部9が目地部9bを備えて断面T字状に形成されている。このため、上段のパネルユニット2を設置した状態で、目地部9bが下段のパネルユニット2と上段のパネルユニット2の間の壁面に露出し水平方向に延設される。これにより、下段のパネルユニット2と上段のパネルユニット2の間の継ぎ目部分が目地部9bによって被覆される。
また、中間材4の支持部9の位置に応じ、パネルユニット2の係合溝部7に係合した状態で中間材4の上面と上段のパネルユニット2の発泡成形体5の下面との間に空間Hが形成される。
なお、仮設置した支柱1や幅木3は、例えば中間材4を設置した段階、中間材4を設置する前の段階、全てのパネルユニット2を設置した段階のいずれかの段階で本設置(固定)すればよい。
次に、図18(及び図11)に示すように、上段のパネルユニット2の上部に笠木構造14を設置する。
まず、一対の側壁部15aを上部の係合溝部7に嵌合させて固定部材15を上段のパネルユニット2の上部に配設する。このとき、一対の側壁部15aの上端側の所定位置に支持部18が設けられているため、この支持部18が上段のパネルユニット2の各剛性化粧板6の上端部に当接し、固定部材15が位置決めして配設される。そして、一対の側壁部15aをそれぞれ互いに重なって配された剛性化粧板6にビス留めして固定部材15をパネルユニット2の上部に固定する。
このように固定部材15を設置した段階で、固定部材15の連結部15bの上に、連結部15bに底板部16aを面接触させて載置するように基台16を配設する。これとともに、底板部16aを連結部15bにビス留めして基台16を固定部材15に固定する。
最後に、一対の係合部17aを係合受部16cに係合させつつ基台16上に笠木17を載置するように配設し、端部キャップ25等を取り付ける。これにより、笠木17によって壁構造体Aの上端部が形成され、本実施形態の壁構造体Aの施工が完了する。
そして、本実施形態では、図2、図12、図13に示すように、このように構築した壁構造体Aに例えばポストやインターホン、表札などの付帯物19を取り付ける。このとき、予め付帯物取付構造20の添え部材21を取り付けた状態で中間材4を上記のように設置すると、下段と上段の前面側の剛性化粧板6の内面にそれぞれ添え部材21の他片が重ねって配設される。
この添え部材21の他片との間に下段と上段の前面側の剛性化粧板6を挟み込むようにしてスペーサ23を配置し、さらに添え部材21との間に下段と上段の前面側の剛性化粧板6及びスペーサ23を挟み込むようにして台座22を配置する。
そして、台座22、スペーサ23の挿通孔、剛性化粧板6と添え部材21に下孔加工した挿通孔にネジ24を挿通して、台座22、スペーサ23を剛性化粧板6、添え部材21に一体に固定する。
次に、台座22に設けられた雌ネジ孔にネジを螺合させることによって、ポストなどの付帯物19を壁構造体Aの壁面に設置する。これにより、本実施形態では、ポストなどの付帯物19を乾式の壁構造体Aに好適に支持させて設置することができる。
したがって、本実施形態の壁構造体Aにおいては、第一に、パネルユニット2が、方形板状の発泡成形体5の前面及び背面にそれぞれ剛性化粧板6を固着し、四周に発泡成形体5と一対の剛性化粧板6で囲まれてなる係合溝部7を備えて形成されている。これにより、間隔をあけて複数の支柱1を立設し、係合溝部7を支柱1に係合させつつ隣り合う支柱1の間にパネルユニット2を挿入することによって壁構造体Aを容易に構築することができる。
第二に、中間材4に、パネルユニット2の剛性化粧板6の内面に沿うように配設される添え板部(添え部材)21が設けられているため、ネジなどの固定手段24を用い、この添え板部21に固定してパネルユニット2の剛性化粧板6の表面にポストなどの付帯物19を強固に取り付けることが可能になる。
よって、本実施形態の壁構造体Aにおいては、発泡成形体5を用いて形成したパネルユニット2を支柱1で支持させて構成した場合であっても、中間材4に添え板部21を設けることで、容易に且つ確実にポストなどの付帯物19を壁面に設置することが可能になる。
以上、本発明に係る壁構造体の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、壁構造体Aが平面状に形成されているものとして説明を行ったが、本発明に係る壁構造体は、図18及び図20に示すように、コーナー部材26を設けて支柱1同士を連結し、コーナー部を備えたL型などにして構成されてもよく、この場合においても本実施形態と同様にして容易に構築することが可能である。
また、本発明に係る壁構造体は、パネルユニット2の上下方向T2の積層数、横方向T1の並設数に応じ、壁の大きさ、壁の形状を自在に且つ容易に調節することもできる。すなわち、本発明に係る壁構造体は、パネルユニット2の上下の積層数、横方向の並設数を特に限定する必要がない。
1 支柱
2 パネルユニット
3 幅木
4 中間材
5 発泡成形体
6 剛性化粧板
7 係合溝部
8 支持部
9 支持部
9a 支持本体部
9b 目地部
10 支持部材
11 中間材本体
12 固定部
13 支柱固定部材
14 笠木構造
15 固定部材
15a 側壁部
15b 連結部
16 基台
16a 底板部
16b 段部
16c 係合受部
17 笠木
17a 係合部
17b 天板部
18 支持部
19 付帯物
20 付帯物取付構造
21 添え部材(添え板部)
22 台座
23 スペーサ
24 ネジ(固定手段)
25 端部キャップ
26 コーナー部材
A 壁構造体
T1 幅方向(横方向)
T2 上下方向
T3 厚さ方向(横方向)

Claims (1)

  1. 所定の間隔をあけて立設される複数の支柱と、隣り合う支柱の間に挿入配置されて壁面を形成するパネルユニットと、前記パネルユニットを上下に積層するとともに、上下に隣り合う前記パネルユニットの間に両端部を前記隣り合う支柱にそれぞれ固着して水平に介設される中間材を備えており、
    前記パネルユニットは、発泡性材料を用いて形成された方形板状の発泡成形体と、前記発泡成形体よりも大きな平面積の方形板状に形成され、前記発泡成形体とともに四周に係合溝部を形成するように前記発泡成形体の前面及び背面にそれぞれ一体に固設された一対の剛性化粧板とを備え、
    前記中間材は、上下に隣り合う前記パネルユニットの間に介設された状態で前記剛性化粧板の内面に沿うように配設される添え板部を備えていることを特徴とする壁構造体。
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