JP4961320B2 - 柱状壁及び建築物 - Google Patents
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Description
前記集合住宅の一例として、複数の住戸が順次隣接配置され、一方向に長い平面形状で構成されており、住戸と住戸との間は戸境壁によって区切られた構成の集合住宅がある。前記戸境壁は柱状壁であり外力に対して耐震性、耐力性を備えた構造の集合住宅を構成している(特許文献1参照)。
一方、各住戸内には、前記住戸内の部屋を区切るため及び戸境壁では十分な耐力が得られない戸境壁に対して直交する方向へ対する耐力を得るために、前記戸境壁に対し直交する柱状壁が設けられている(特許文献2参照)。
また、前記柱状壁は外壁若しくは戸境壁と接していることにより、隣接する住戸または外からの熱伝導を受ける場合がある。更に外壁と接している場合には外気の温度と部屋内の温度との差によって結露が生じる場合がある。
また、前記柱状壁を複数枚配置した場合には、住戸が完全に区切られてしまい、視覚的に居住者に閉塞感を与えることがある。
柱状壁が耐力壁の役割を兼ねることが可能となり、柱を室内に突出させず、また戸境壁を薄く構成することが可能となるため、室内空間を広く取ることができる。また、柱状壁を容易に取り外すことが可能となり、組立工程が少なくなり、作業性が向上するだけでなく、取り外した後に梁と柱状壁とに分割して搬送することが容易となる。
図1は本発明の一実施例に係る集合住宅の全体的な構成を示した平面図、図2は柱状壁の正面図、図3は柱状壁と梁の連結構造を示した側面図、図4は柱状壁と基礎梁の連結構造を示した側面図、図5は柱状壁の正面図、図6は柱状壁の正面図、図7は面材の概略断面図、図8は(a)柱材の平面断面図(b)柱材の平面断面図(c)柱材の平面断面図(d)柱材の平面断面図、図9は外廊下の物置スペースを示した平面図、図10は物置スペースの斜視図である。
前記集合住宅1は、単身者若しくは夫婦が居住することを想定したワンルームタイプの集合住宅であり、一方向に長い平面視略矩形状を成し、図1に示すように長辺方向(桁行方向)に沿って複数の住戸が配列されている。
集合住宅1の躯体は、主に、柱及び該柱の頭部に架設された梁とで構成される。前記建築物の床はスラブ床であり、梁3・3間にスラブ2が設けられる。前記スラブ2を支持する柱はその柱頭部にキャピタルを有しないものとされている。また、最下層の柱は、コンクリートで構成された基礎梁4の上に設けている。
梁3を構成する一組の長尺部材間に、取付板26が介設され、該取付板26が梁3に螺結される。つまり、前記取付板26は、梁3を構成する一組の長尺部材3a・3aに挟持され、螺子等の一例であるボルト30を前記取付板26と前記長尺部材3a・3aとに貫通することにより固定されている。
そして、前記取付板26に、柱状壁21の上端又は下端に突出する挟持ステー21aが螺結されることにより、柱状壁21が床と天井との梁3・3間に立設される。この梁3と柱状壁21との取付構造の詳細については後述する。
前記柱状壁21の幅は、隣接する戸境壁8・8間の距離よりも短く、本実施例においては戸境壁8・8間は3333mm(芯−芯)であるのに対し、柱状壁21の幅は600mm(芯−芯)とされる。
なお、前記柱状壁21は、一つの室内空間7を構成する一組の戸境壁8・8のうち、一側の戸境壁8に沿って設けられる。これは、室内空間7をより広く使用可能とするためであり、また、集合住宅1の躯体に捩れを発生させないためである。
前記柱状壁21は、図2乃至図4に示すように、二本の柱材23・23と、この柱材23・23間に架設された面材22とで構成されている。
前記面材22として、アルミやステンレス等の金属からなるパンチングメタル(有孔板)が採用される。面材22としてパンチングメタルを採用することで、面材の軽量化を図るとともに、面材22に透光性を備えて、室内空間7に配置される柱状壁21によって室内空間7に生じる影の低減が図られている。また、前記面材22には、配管を挿通可能な機能孔29が穿設される。この機能孔29は、円形孔や長円孔であり、配管や配線を別途支持部材を設けることなく支持し、挿通させることができる構成とされている。
例えば、図8(a)のように、柱材23は、鋼材51を平断面視環状の鋼管で構成し、該鋼材51の外周を平断面視略正方形から前記鋼材部分をくり抜いた形状の木材52で被覆する構成とすることができる。前記木材52は二つ以上の部材に分割されており、各部材が接着剤にて接着もしくはビス等にて接合されることにより前記鋼材51を被覆している。また面材22は前記木材52によって固定されている。このように構成することにより、木材52の部分のみを交換することが可能となり、外観を美しく保つことができる。
また、柱材23は室内空間7に露出する部材であるので、木材で被覆することによってインテリア性の向上が図られる。但し、柱材23は、鋼管又は型鋼のみ、或いは、木材のみで構成することもできる。
なお、図1に示す室の配置は一例であり当該構造に限定するものではなく、例えば室と室との間に配管スペースやメーターボックスを設けることも可能である。
このように構成することにより、建築物の桁行方向への耐力が向上するため、地震等の振動による、横揺れ(桁行方向への揺れ)に対して強い建築物とすることが可能となる。また、二つの隣接する室内空間7・7の浴室や便所等の水回り部分を、柱状壁21を設けた戸境壁8と反対側の戸境壁8付近にまとめることができるため、二つの室内空間7・7で配管スペース等を共用することができ、省スペース化を図ることができる。
前記柱状壁21は、両端部に設けられた柱材23・23の上端部及び下端部より、梁3に固設された取付板26を挟持するための二枚の板状部材(挟持ステー21a・21a)が柱状壁21の幅方向と平行に突設されている。前記二本の挟持ステー21a・21aの間に取付板26を介挿し、螺子等の一例であるボルト31を前記挟持ステー21a・21aと取付板26とを貫通させて固定している。
また、ボルト31を着脱することにより柱状壁21を前記梁3より容易に着脱することが可能となっている。このため、柱状壁21の簡易な施工が可能となり、柱状壁21と梁3とを分割することにより搬送することが容易となる。
また、前記柱状壁21を前記戸境壁8に沿って室内空間7に複数等間隔で並設したものである。
また、前記柱状壁21は、室内空間7に設けられた二本の柱23・23間に有孔板22を架設して成るものである。
また、前記有孔板22には、配管を挿通可能な機能孔29を設けたものである。
また、前記建築物1の床又は天井に、一組の長尺部材3a・3aを接合して成る梁3を設け、前記長尺部材3a・3a間に取付板26を介設し、前記取付板26に、前記柱状壁21の上端又は下端を着脱可能に連結したものである。
2 スラブ
3 梁
4 基礎梁
8 戸境壁
21 柱状壁
22 面材
23 柱材
Claims (6)
- 戸境壁に対して略直交するように室内空間に設けられる柱状壁であって、
前記柱状壁の一端が前記戸境壁と接しない程度に近い位置に設けられ、
前記柱状壁の他端が戸境壁と接しない独立端であることを特徴とする、
柱状壁。 - 前記柱状壁を前記戸境壁に沿って室内空間に複数等間隔で並設したことを特徴とする、
請求項1に記載の柱状壁。 - 前記柱状壁は、室内空間に設けられた二本の柱間に有孔板を架設して成ることを特徴と
する、
請求項1又は請求項2に記載の柱状壁。 - 前記有孔板に、配管を挿通可能な機能孔を設けたことを特徴とする、
請求項3に記載の柱状壁。 - 平面視略矩形状の建築物に、該建築物の梁間方向と略平行に複数の戸境壁を配設し、
前記戸境壁間に形成される室内空間に前記請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の柱
状壁を単数又は複数設けたことを特徴とする、
建築物。 - 前記建築物の床又は天井に、一組の長尺部材を接合して成る梁を設け、
前記長尺部材間に取付板を介設し、
前記取付板に、前記柱状壁の上端又は下端を着脱可能に連結したことを特徴とする、
請求項5に記載の建築物。
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