JP6665846B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、中空二重壁パネルと連結相手部材とを連結する車体構造に関する。
従来の車体構造では、中空二重壁パネルは、2枚の壁部の各々の周縁部にフランジ部を形成し、それら各壁部のフランジ部同士を重ね合わせて相互接合し、それら各壁部の間の閉空間に、防音性及び断熱性を有するコア材を充填することで、構成されている。そして、上記の相互接合されたフランジ部が連結相手部材の連結面に連結されることで、中空二重壁パネルと連結相手部材とが連結されている(特許文献1)。
特開2001−242873号公報
従来の車体構造では、上記のように、中空二重壁パネルの周縁部は、上記の相互接合されたフランジ部で構成されるため、中空二重壁パネルの周縁部の内部までコア材が充填されていなかった。このため、中空二重壁パネルと相手側連結部との連結部分では、防音性及び断熱性が低下する欠点があった。
この欠点は、連結相手部材の内部にコア材を充填することで解消できるが、この方法では、連結相手部材の内部にコア材を充填するための工程が増えるという欠点がある。
そこで、この発明は、上記の課題を鑑みて、連結相手部材の内部にコア材が充填されていなくても、中空二重壁パネルの縁部と連結相手部材との連結部分で、防音性及び断熱性が低下することを抑制できる車体構造を提供することを目的とする。
この発明は、中空二重壁パネルの縁部が連結相手部材の連結面に連結される車体構造であって、前記中空二重壁パネルは、2つの壁部の周縁部同士が連接されて前記2つの壁部の間の閉空間にコア材が充填されて構成され、前記中空二重壁パネルの前記縁部の内部まで前記コア材が充填され、前記中空二重壁パネルの前記縁部が前記連結相手部材の前記連結面に連結された状態で、前記中空二重壁パネルの前記縁部に充填された前記コア材が前記連結相手部材の前記連結面を被覆し、前記中空二重壁パネルの前記縁部と、前記連結相手部材の前記連結面とは、締結部品で連結され、前記中空二重壁パネルの前記縁部には、前記締結部品が挿通する貫通孔が前記縁部の厚さ方向に貫通して設けられ、前記中空二重壁パネルの一側主面の面積に対する前記貫通孔の一方の開口の開口面積の割合を開口率とすると、前記開口率は1%未満である車体構造である。
この構成によれば、中空二重壁パネルの縁部の内部までコア材が充填され、中空二重壁パネルの縁部が連結相手部材の連結面に連結された状態で、中空二重壁パネルの縁部に充填されたコア材が連結相手部材の連結面を被覆するため、連結相手部材の内部にコア材が充填されてなくても、中空二重壁パネルの縁部と連結相手部材の連結面との連結部分での防音性及び断熱性を確保することができる。
さらに、前記中空二重壁パネルの前記縁部と、前記連結相手部材の前記連結面とは、締結部品で連結されている。
この構成により、中空二重壁パネルと連結相手部材とを機械的に(即ち十分な連結強度で)連結することができる。
加えて、前記中空二重壁パネルの前記縁部には、前記締結部品が挿通する貫通孔が前記縁部の厚さ方向に貫通して設けられ、前記中空二重壁パネルの一側主面の面積に対する前記貫通孔の一方の開口の開口面積の割合を開口率とすると、前記開口率は1%未満である。
この構成により、中空二重壁パネルに設けた貫通孔の開口率が1%未満であるため、中空二重壁パネルの完全密閉(即ち貫通孔を設けない場合)に対して約7割以上の防音性(即ち実用的に十分な防音性)を確保して、中空二重壁パネルに貫通孔を設けることができる。
この発明の態様として、前記中空二重壁パネルの前記縁部と前記締結部品との間の隙間が封止材で封止されてもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルの縁部と締結部品との間の隙間が封止材で封止されるため、中空二重壁パネルの縁部に、締結部品を挿通させるための貫通孔が設けられても、中空二重壁パネルの内部の閉空間の密封性を十分に確保することができる
た、この発明は、中空二重壁パネルの縁部が連結相手部材の連結面に連結される車体構造であって、前記中空二重壁パネルは、2つの壁部の周縁部同士が連接されて前記2つの壁部の間の閉空間にコア材が充填されて構成され、前記中空二重壁パネルの前記縁部の内部まで前記コア材が充填され、前記中空二重壁パネルの前記縁部が前記連結相手部材の前記連結面に連結された状態で、前記中空二重壁パネルの前記縁部に充填された前記コア材が前記連結相手部材の前記連結面を被覆し、前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、前記縁部は、前記パネル本体に対して垂直に突出した垂直部を有し、前記垂直部における厚さ方向の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結された車体構造である。
この構成によれば、中空二重壁パネルに対して水平方向(即ち垂直部の厚さ方向)の連結面側への荷重が作用しても、垂直部が連結相手部材の連結面に引っ掛かるため、中空二重壁パネルと連結相手部材との連結が外れることを防止することができる。
また、この発明の態様として、前記縁部の前記垂直部が、締結部品で前記連結面に締結されてもよい。
この構成によれば、連結相手部材と連結する垂直部を利用して、中空二重壁パネルの縁部を連結相手部材に機械的に固定することができる。また、締結部品の端部がパネル本体の厚さ方向に突出することを防止でき、この結果、締結部品が、外部から引っ掛かることを抑制できると共に外部から目立たなくすることができる。
この発明の態様として、前記連結相手部材は、車体の骨格部材、又は、前記中空二重壁パネルと同じ構造の中空二重壁パネルであってもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルは、車体の骨格部材や同じ構造の中空二重壁パネル(即ち多種の連結相手部材)と連結されるため、中空二重壁パネルを車体の車室の様々な部分のパネル部材として好適に用いることができる。
また、この発明の態様として、前記中空二重壁パネルの前記縁部と、前記連結相手部材の前記連結面とは、接着で連結されてもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルに連結用の孔を開ける必要がないため、中空二重壁パネルの内部の閉空間の密閉性を確保して、中空二重壁パネルと連結相手部材とを連結することができる。
また、この発明の態様として、前記中空二重壁パネルの前記閉空間に前記コア材が充填されて形成されたコア層の厚さは、7mm以上で50mm以下の範囲内の値であってもよい。
この構成によれば、中空二重パネルの防音性と薄型化とを両立できる。特に、中空二重壁パネルのコア層の厚さが7mmの場合は、中空二重壁パネルの防音性を実用範囲内での必要最低限の性能を確保して、中空二重壁パネルを最大限に薄型化できる。他方、中空二重壁パネルのコア層の厚さが50mmの場合は、中空二重壁パネルの厚さを実用範囲内で最大の厚さに抑制しつつ、中空二重壁パネルの防音性を最大限に向上させることができる。
また、この発明の態様として、前記2つの壁部は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、アルミニウム、マグネシウム又は鉄の少なくとも1つの材質で形成され、若しくは、前記2つの壁部は、前記材質の内、同じ材質又は異なる材質の組み合わせで形成されてもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルの強度を十分に確保することができる。また、熱硬化性樹脂、アルミニウム又はマグネシウムの場合は、中空二重壁パネルを軽量化できる。また、熱硬化性樹脂、アルミニウム又は鉄の場合は、中空二重パネルの耐熱性を十分に確保できる。
また、この発明の態様として、前記2つの壁部の周縁部は、互いに接着されて連接されてもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルの形状や製造方法の自由度を高めることができる。
また、この発明の態様として、前記2つの壁部の周縁部は、互いに一体形成されて連接されてもよい。
この構成によれば、2つの壁部の周縁部での密封性を高めることができる。
また、この発明の態様として、前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、前記縁部は、前記パネル本体に対して水平方向外側に張り出した水平部を有し、前記水平部における厚さ方向の側の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結されてもよい。
この構成によれば、中空二重壁パネルに対して垂直方向(即ち水平部の厚さ方向)の連結面側への荷重が作用しても、水平部が連結相手部材の連結面に引っ掛かるため、中空二重壁パネルと連結相手部材との連結が外れることを防止することができる。
また、この発明の態様として、前記中空二重壁パネルの前記縁部の前記水平部が、締結部品で前記連結面に締結されてもよい。
この構成によれば、連結相手部材と連結する水平部を利用して、中空二重壁パネルの縁部を連結相手部材の連結面に機械的に連結することができる。
また、この発明の態様として、前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、前記縁部は、前記パネル本体の厚さ方向の一方側に傾斜した傾斜部を有し、前記傾斜部における厚さ方向の側の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結されてもよい。
この構成によれば、傾斜部における上記の厚さ方向の側の面(即ち連結相手部材との連結面)全体で均等に荷重を受けることができる。この結果、傾斜部の連結相手部材との連結面の一部(例えば中空二重壁パネルの縁部の基端部)に荷重が集中することを抑制できる。
また、この発明の態様として、前記縁部の前記傾斜部が、締結部品で前記連結面に締結されてもよい。
この構成によれば、連結相手部材と連結する傾斜部を利用して、中空二重壁パネルの縁部を連結相手部材に機械的に固定することができる。
この発明によれば、連結相手部材の内部にコア材が充填されていなくても、中空二重壁パネルの縁部と連結相手部材との連結部分で、防音性及び断熱性が低下することを抑制できる車体構造を提供する。
本実施形態に係る車体構造を示す断面図。 図1の中空二重壁パネルを示す断面図。 図1の片側半分を示す拡大図。 中空二重壁パネルのコア層の厚さDと音量透過損失比率Kとの関係を示す図。 (a)は水平部と連結相手部材とを締結部品で締結する場合の断面図、(b)は(a)の部分拡大図、(c)は(b)の変形例を示す断面図。 中空二重壁パネルを上側から見た示す平面図。 中空二重壁パネルの遮音性能保持率Tと開口率Yとの関係を示す図。 中空二重壁パネルの連結部が垂直部と水平部とを有する場合の断面図。 中空二重壁パネルの垂直部と連結相手部材とを締結部品で締結する場合の断面図。 中空二重壁パネルの連結部が傾斜部を有する場合の断面図。 中空二重壁パネルの傾斜部と連結相手部材とを締結部品で締結する場合の断面図。 (a)は、2つの壁部が分割構成された場合の中空二重壁パネルを示す断面図、(b)は、(a)の部分拡大図。 中空二重壁パネルの遮音量Qと騒音周波数Fとの関係を示す図。 中空二重壁パネル同士を連結する場合の断面図。
<実施形態>
図1〜図4を参照して、この発明の実施形態に係る車体構造1について説明する。
車体構造1は、自動車などの車体を構成するパネルに適用可能であり、特に、車室を区画するパネル部材(例えばルーフパネル、ドアパネル、ダッシュパネル、フロアパネルなど)に適用可能である。以下の説明では、一例として、車体構造1を、車室の床部FLを構成するフロアパネルに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、車体構造1は、左右のサイドシル(連結相手部材、骨格部材)3と、センタートンネル部(連結相手部材)4と、左右の中空二重壁パネル5とを備えている。
左右のサイドシル3は、例えば金属で形成され、車室の床部FLの左右両端を構成する骨格部材であり、中空二重壁パネル5の車幅方向外側の端部を支持するものである。左右のサイドシル3は、車室の床部FLの左右両端に配置され、内部が中空で車体前後方向に延びており、互いに左右対称な形に形成されている。
サイドシル3の断面形状(即ち車両前後方向に直交する断面の断面形状)は、例えば略L字状に形成されており、例えば断面矩形の縦壁部31と、縦壁部31の下部から車幅方向内側に突出した例えば断面矩形の突出部32とを有している。突出部32は、中空二重壁パネルと連結する部分である。以後、連結部32とも記載する。
サイドシル3の内部空間は、サイドシル3の内部に設けられた隔壁によって、複数(例えば3つ)の閉空間Sp,Sq,Srに区画されている。各閉空間Sp,Sq,Srは、例えば、上下に並ぶように区画されている。
一番下の閉空間Spの断面形状(即ち車両前後方向に直交する断面の断面形状)は、縦壁部31の下部と突出部32の全体とを含む車幅方向に幅広の矩形に形成されている。一番上の閉空間Srと真ん中の閉空間Sqの各々の断面形状(即ち車体前後方向に直交する断面の断面形状)はそれぞれ、縦壁部31の上部(即ち縦壁部31の下部以外の部分)を上下に二分割した形に形成され、互いに同じ横幅で、且つ、一番下の閉空間Srよりも幅狭の矩形に形成されている。
センタートンネル部4は、例えば金属で形成され、車体のエンジンルームに搭載されたエンジン(不図示)からの排気ガスが流れる排気管(不図示)、又は、エンジンの動力を車体の後輪に伝達するプロペラシャフト(不図示)などが挿通される部分であり、中空二重壁パネル5の車幅方向内側の端部を支持するものである。センタートンネル部4は、車室の床部FLの中央に配置され、車体前後方向に延びている。センタートンネル部4の断面形状(即ち車体前後方向直交する断面の断面形状)は、例えば中空の略台形状に形成されており、車室の床部FLの上方に張り出している。
センタートンネル部4は、トンネル本体41と、トンネルカバー42とを備えている。トンネル本体41は、車体前後方向に延びている。トンネル本体41の断面形状(即ち車体前後直交する断面の断面形状)は、下面が開放した略コ字状に形成されており、天井部411と、左右の側壁部412とを備えている。
天井部411は、例えば平坦な板状に形成されている。左右の側壁部412は、天井部411の左右両端部から下方に向って延設されている。左右の側壁部412の間隔は、例えば下方ほど車幅方向外側に開いている。側壁部412の両側の主面のうちの車幅方向外側の主面には、中空二重壁パネル5と連結するための連結部413が設けられている。
連結部413は、側壁部412の車幅方向外側の主面の下部から車幅方向外側に突出すると共に、車体前後方向に延設されている。連結部413の断面形状(即ち車体前後方向に直交する断面の断面形状)は、例えば略矩形状に形成され、内部は例えば中空になっている。各連結部413の上面の高さは、中空二重壁パネル5を平行に支持するため、対向するサイドシル3の連結部32の上面と同じ高さになっている。
トンネルカバー42は、トンネル本体41の開放下面を閉塞するものであり、車体前後方向に延びた縦長の平板状に形成されている。トンネルカバー42は、トンネル本体41の開放下面に配置され、ボルト等の締結部品(不図示)でトンネル本体41に固定されている。
図1及び図2に示すように、中空二重壁パネル5は、2枚の壁部51,52の周縁部同士が連接され、それら2枚の壁部51,52の間の閉空間Saにコア層53が形成されて構成されている。各壁部51,52は、例えば樹脂(例えば熱硬化性樹脂、具体的にはポリエステル系樹脂など、或いは熱可塑性樹脂、具体的にはポリプロピレンなど)で形成されている。中空二重壁パネル5は、全体的に板状に形成されており、2枚の壁部51,52の周縁部は、例えば中空二重壁パネルの周縁部で、互いに連接されている。
また、2つの壁部51,52の周縁部は、互いに一体成形されて連接されている。2つの壁部51,52の周縁部を互いに一体形成して連接する方法としては、例えば、壁部51,52の材質となる溶融樹脂を、中空二重壁パネル5用の金型内に吹き付けることで、2つの壁部51,52を一体形成する、所謂ブロー成形を用いることができる。
コア層53は、中空二重壁パネル5の閉空間Sa内にコア材53aが充填されて形成されており、防音性及び断熱性の少なくとも一方の性能(この実施形態では両方)を有している。コア材53aは、例えば、繊維質又は連続気泡構造を有する材質で形成されており、固体相と気相とが混在して構成されている。気相としては、例えば、空気、SF6(六フッ化硫黄)ガスなどの簡易圧縮性に優れた気体、又は、キセノンガスやクリプトンガスなどの各種ガスが用いられる。また、気相として、負圧又は真空を適用してもよい。
図2に示すように、中空二重壁パネル5は、例えば平坦な板状に形成されており、パネル本体54と、パネル本体54以外の部分である縁部55とを備えている。縁部55が連結相手部材(例えばサイドシル3及びセンタートンネル部4)と連結する連結部として機能している。以下、連結部55とも記載する。中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saは、パネル本体54の内部から縁部55の内部まで一体的に形成されており、コア層53は、パネル本体54の内部から縁部55の内部まで一体的に形成されている。即ち、パネル本体54の内部から縁部55の内部までコア材53aが充填されている。
パネル本体54は、例えば平坦な板状に形成されている。連結部55は、パネル本体54の車幅方向両側の端部から、パネル本体54に対して水平方向外側に突出した平板状の水平部55Hで構成されている。水平部55Hは、パネル本体54の下側主面からパネル本体54の厚さ方向に段差状に後退して設けられている。
なお、この実施形態では、中空二重壁パネル5の連結部55は、パネル本体54の車幅方向の両側だけに設けられ、車両前後方向の両側には設けられていないが、車両前後方向の両側にも設けられてもよい。
このように構成された中空二重壁パネル5の上面(即ち上側の壁部51の上面)には、下側から順に吸音層W1及び表皮層W2が設けられている。吸音層W1は、音を吸収する材質(例えばフェルトや発砲ウレタンなど)で形成されている。表皮層W2は、中空二重壁パネル5の表面を保護し又見栄えを良くするもので、例えば合成繊維やゴムなどで形成されている。
図3に示すように、このように構成された中空二重壁パネル5は、上側からサイドシル3とセンタートンネル部4との間に連結される。この連結状態では、中空二重壁パネル5の車幅方向外側の連結部55の下面(即ち水平部55Hの厚さ方向の下側の面)55aがサイドシル3の連結部32の上面(即ち連結面)32aに重ねられ、連結部55内のコア材53aがサイドシル3の上面32aを被覆する。また、上記の連結部55の車幅方向外側の側面55cがサイドシル3の縦壁部31の車幅方向内側の側面31aに隣接すると共に、パネル本体54の車幅方向外側の側面54aがサイドシル3の連結部32の車幅方向内側の側面32bに隣接する。
同様に、中空二重壁パネル5の車幅方向内側の連結部55の下面55aがセンタートンネル部4の連結部413の上面(即ち連結面413a)に重ねられ、上記の連結部55内のコア層53(即ちコア材53a)がセンタートンネル部4の上面413aを被覆する。また、上記の連結部55の車幅方向外側の側面55cがセンタートンネル部4の側壁部412の車幅方向外側の側面412aに隣接すると共に、パネル本体54の車幅方向内側の側面54aがセンタートンネル部4の連結部413の車幅方向外側の側面413aに隣接する。
このように中空二重壁パネル5の両側の連結部55の内部のコア材53aにより、サイドシル3の上面(即ち連結面)32a及びセンタートンネル部4の上面(即ち連結面)413aが被覆されることで、中空二重壁パネル5とサイドシル3及びセンタートンネル部4との間の連結部分での防音性及び断熱性が確保される。
また、上記の連結状態では、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分の隙間(即ち各面31a,55cの隙間、各面32a,55aの隙間、各面32b,54aの隙間)に接着材Fが塗布されている。また、中空二重壁パネル5とセンタートンネル部4との連結部分の隙間(即ち各面412a,55cの隙間、各面413a,55aの隙間、各面413b,54aの隙間)には、接着材Fが塗布されている。これら接着材Fによって、中空二重壁パネル5とサイドシル3及びセンタートンネル部4とが互いに連結されている。
図4は、コア層53の厚さD[mm]と中空二重壁パネル5の防音性能(例えば音量透過損失比率K[%])との関係を示す図である。音量透過損失比率Kとは、中空二重壁パネル5を透過する音量の比率であり、コア層53の厚さD=0mmでの比率Kを100%としている。音量透過損失比率Kが高くなるほど、中空二重壁パネル5の防音性能は良くなる。
図4から分かるように、音量透過損失比率Kは、コア層53の厚さDが30mm以上では、ほぼ横ばいで増加する。また、音量透過損失比率Kは、コア層53の厚さDが15mm以上では、コア層53の厚さD=30mmでの音量透過損失比率Kから25%未満の低下であり、比較的高い値に保持される。また、音量透過損失比率Kは、コア層53の厚さDが15mm以下では、低下の傾向が強まる。
図4から分かる上記の考察と、コア層53が薄いほど中空二重壁パネル5が薄型化されて配置スペースの確保が容易になる点とを考慮すると、コア層53の厚さDは15mm以上30mm以下であることが望ましい。なお、中空二重壁パネル5の防音性をより一層重視する場合は、コア層53の厚さDを50mmまで厚くしてもよく、中空二重壁パネル5の薄型化をより一層重視する場合は、コア層53の厚さDは15mmまで薄くしてもよい。
<主要な効果>
以上、この実施形態に係る車体構造1によれば、中空二重壁パネル5の縁部55が連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の連結面32a及びセンタートンネル部4の連結面413a)に連結される車体構造であって、中空二重壁パネル5は、2つの壁部51,52の周縁部同士が連接されて2つの壁部51,52の間の閉空間Saにコア材53aが充填されて構成され、中空二重壁パネル5の縁部55の内部までコア材53aが充填され、中空二重壁パネル5の縁部55が上記の連結相手部材の連結面に連結された状態で、中空二重壁パネル5の縁部55に充填されたコア材53aが上記の連結相手部材の連結面を被覆する。
この構成によれば、中空二重壁パネル5の縁部55の内部までコア材53aが充填され、中空二重壁パネル5の縁部55が上記の連結相手部材の連結面に連結された状態で、中空二重壁パネル5の縁部55に充填されたコア材53aが上記の連結相手部材の連結面を被覆するため、上記の連結相手部材の内部にコア材が充填されてなくても、中空二重壁パネル5の縁部55と上記の連結相手部材の連結面との連結部分での防音性及び断熱性を確保することができる。
また、中空二重壁パネル5の連結相手部材は、車体の骨格部材(例えばサイドシル3)及び車体の補強部材(例えばセンタートンネル部4)であるため、中空二重壁パネル5を車体の車室のフロアパネルとして好適に用いることができる。
また、中空二重壁パネル5の縁部(即ち連結部)55と、連結相手部材であるサイドシル3及びセンタートンネル部4の各々の連結面32a,413aとは、接着で連結されるため、中空二重壁パネル5に連結用の孔を開ける必要がない。このため、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密閉性を確保して、中空二重壁パネル5と連結相手部材とを連結することができる。
また、中空二重壁パネル5の閉空間Saにコア材53aが充填されて形成されたコア層53の厚さは、7mm以上で50mm以下の範囲内の値であるため、中空二重壁パネル5の防音性と薄型化とを両立できる。特に、中空二重壁パネル5のコア層53の厚さが7mmの場合は、中空二重壁パネル5の防音性を実用範囲内での必要最低限の性能を確保して、中空二重壁パネル5を最大限に薄型化できる。他方、中空二重壁パネル5のコア層53の厚さが50mmの場合は、中空二重壁パネル5の厚さを実用範囲内で最大の厚さに抑制しつつ、中空二重壁パネル5の防音性を最大限に向上させることができる。
また、2つの壁部51,52は、例えば熱硬化性樹脂或いは熱可塑性樹脂で形成されるため、中空二重壁パネル5の強度を十分に確保しつつ、中空二重壁パネル5の耐熱性を汎用樹脂に比較して向上できると共に中空二重壁パネル5を軽量化できる。
なお、2つの壁部51,52の材質として、熱硬化性樹脂或いは熱可塑性樹脂の代わりに、アルミニウム、マグネシウム又は鉄を用いてもよい。これらの材質を用いる場合でも、中空二重壁パネル5の強度を十分に確保できる。また、アルミニウム又はマグネシウムを用いる場合は、中空二重壁パネル5を軽量化できる。アルミニウム又は鉄を用いる場合は、中空二重パネルの耐熱性を十分に確保できる。
なお、2つの壁部51,52は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、アルミニウム、マグネシウム又は鉄の少なくとも1つの材質で形成され、若しくは、2つの壁部51,52は、前記材質の内、同じ材質又は異なる材質の組み合わせで形成されてもよい。
また、2つの壁部51,52の周縁部は、互いに一体形成されて連接されるため、2つの壁部51,52の周縁部での密封性を高めることができる。
また、中空二重壁パネル5は、縁部(即ち連結部)55と、縁部55以外のパネル本体54とを有し、縁部55は、パネル本体54に対して水平方向外側に張り出した水平部55Hを有し、水平部55Hにおける厚さ方向の側の面55aが連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の連結面32a又はセンタートンネル部4の連結面413a)に連結されるため、中空二重壁パネル5に対して垂直方向(即ち水平部55Hの厚さ方向)の連結面側への荷重が作用しても、水平部55Hが連結相手部材の連結面に引っ掛かるため、中空二重壁パネル5と連結相手部材との連結が外れることを防止することができる。
なお、この実施形態では、水平部55Hは、パネル本体54よりも薄く形成され、パネル本体54の下面に対してパネル本体54の厚さ方向に段差状に後退しているが、パネル本体54と同じ厚さにして、パネル本体54の上面及び下面に対して段差無しの面一に設けてもよい。
<変形例1>
図5(a)に示すように、この変形例1は、上記の実施形態において、中空二重壁パネル5と連結相手部材とを締結部品6(ボルト6a及びナット6b)で機械的に連結したものである。
より詳細には、この変形例1では、中空二重壁パネル5の縁部55の水平部55Hには、貫通孔55bが設けられている。貫通孔55bは、水平部55Hの厚さ方向に、水平部55Hを貫通するように設けられている。サイドシル3の連結面32a(即ち連結部32の上壁部)には、貫通孔32sが設けられている。サイドシル3の連結面32aの裏側(即ち連結部32の上壁部の裏面)には、ナット6bが固定されている。ナット6bの螺孔と貫通孔32sとは、互いに連通している。
ボルト6aは、中空二重壁パネル5の水平部55Hの貫通孔55b及びサイドシル3の連結面32aの貫通孔32sを順に挿通してナット6bに螺合されている。この螺合によって、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)とは、締結部品6で機械的に連結されている。
図5(b)に示すように、ボルト6aの頭部6cの周囲には、ボルト6aの頭部6cと水平部55Hの上面(即ち縁部55の上面)との間の隙間を封止するように、封止材Gが設けられている。この封止材Gにより、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保される。なお、図5(c)に示すように、封止材Gを、ボルト6aの頭部6cの周囲に設ける代わりに、ボルト6aの頭部6cの裏面と水平部55Hの上面における貫通孔55bの周縁部分との間に設けてもよい。
図5(a)に示すように、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)との間の連結部分には、上記の実施形態と同様に、接着材Fが塗布されている。この接着材Fによっても、中空二重壁パネル5と連結相手部材とが連結されている。この結果、接着材Fによって、中空二重壁パネル5の縁部55の下面(即ち連結面)55aにおいて、貫通孔55bとボルト6aとの間の隙間が封止される。これによっても、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保されている。
以上、この変形例1によれば、中空二重壁パネル5の縁部55と、連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の連結面32a)とは、締結部品6で連結されるため、中空二重壁パネル5と連結相手部材とを機械的に(即ち十分な連結強度で)連結することができる。
また、中空二重壁パネル5の縁部55の水平部55Hが、締結部品6で連結相手部材の連結面に締結されるため、連結相手部材と連結する水平部55Hを利用して、中空二重壁パネル5の縁部55を連結相手部材の連結面に機械的に連結することができる。
また、中空二重壁パネル5の縁部55(例えば縁部55の上面)と締結部品6(例えばボルト6aの頭部6c)との間の隙間が封止材Gで封止されるため、中空二重壁パネル5の縁部55に、締結部品6を挿通させるための貫通孔55bが設けられても、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性を確保することができる。
なお、この変形例1では、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結を例に挙げて説明したが、中空二重壁パネル5とセンタートンネル部4との連結も同様に締結部品6で連結してもよい。
なお、この実施形態において、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分の隙間の接着材Fは、省略されてもよい。
<変形例2>
この変形例2では、上記の変形例1において、中空二重壁パネル5の縁部55の貫通孔55bと中空二重壁パネル5の表面積との関係が下記のように設定される。即ち、図6に示すように、中空二重壁パネル5の一側主面(例えば上側主面)5Uの面積S1に対する貫通孔55bの一側(即ち一側主面5Uと同側)の開口の開口面積S2の割合を開口率Y(=(S2×100)/S1)とすると、開口率Yは1%未満に設定される。
なお、中空二重壁パネル5の縁部55に複数の貫通孔55bが設けられる場合は、貫通孔55bの開口面積S2は、それら複数の貫通孔55bの一側の開口の開口面積の全てを加算した値である。
なお、貫通孔55bの開口は、中空二重壁パネル5の表側主面(即ち上側主面5U)と裏側主面(即ち下側主面5D)との両方に形成されている。このため、中空二重壁パネル5の全表面の面積(即ち上側主面5Uと下側主面5Dとの面積の和)をS4とし、中空二重壁パネル5に設けられた貫通孔55bの両端の開口の開口面積の和をS3とすると、上記の開口率Yの定義は、Y=(S3×100)/S4と換言できる。この場合も、貫通孔55bが複数設けられている場合は、開口面積S5は、全ての貫通孔55bの両端の開口の開口面積の和である。
図7は、中空二重壁パネル5の遮音性能保持率T[%]と開口率Y[%]との関係を示す図である。遮音性能保持率Tとは、中空二重壁パネル5の遮音性能がどれだけ保持されているかを示すものである。遮音性能保持率Tは、開口率Y=0%(即ち中空二重壁パネル5に貫通孔55bが無い場合)での値を100%としており、開口率Y=100%では0%になる。図7から分かるように、開口率Yが0%〜1%までで、遮音性能保持率Tは30%程度低下する。このため、遮音性能保持率Tを高い値に保ためには、上述のように、開口率Yは1%未満に設定されることが望ましい。
以上、この変形例2によれば、中空二重壁パネル5に設けた貫通孔55bの開口率Yが1%未満であるため、中空二重壁パネル5の完全密閉(即ち貫通孔55bを設けない場合)に対して約7割以上の防音性(即ち実用的に十分な防音性)を確保して、中空二重壁パネル5に貫通孔55bを設けることができる。
<変形例3>
上記の実施形態では、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55は、水平部55Hのみで構成されるが、図8に示すように、この変形例3では、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55は、水平部55Hと垂直部55Vとで構成される。垂直部55Vは、中空二重壁パネル5のパネル本体54における車幅方向の端部から、パネル本体54に対して垂直方向上側に板状に突出して設けられている。水平部55Hは、垂直部55Vの上端部から、パネル本体54に対して水平方向外側に板状に突出して設けられている。
この変形例3では、水平部55Hは、パネル本体54の下面54Dよりもパネル本体54の厚さ方向上側に段差状に後退している。また、パネル本体54は、水平部55Hの上面55iよりも水平部55Hの厚さ方向下側に段差状に後退しており、パネル本体54の厚さは、例えば、上記の実施形態でのパネル本体54の厚さよりも薄くなっている。
図8に示すように、この変形例3での中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)との連結状態では、中空二重壁パネル5の水平部55Hの下面(即ち水平部55Hの厚さ方向の下側の面)55aがサイドシル3の連結部32の上面(即ち連結面)32aに重ねられ、水平部55H内のコア材53aがサイドシル3の上面32aを被覆する。また、中空二重壁パネル5の垂直部55Vの車幅方向外側の側面(即ち垂直部55Vの厚さ方向の外側の面)55dがサイドシル3の連結部32の車幅方向内側の側面(即ち連結面)32bに重ねられ、垂直部55V内のコア材53aがサイドシル3の側面32bを被覆する。また、中空二重壁パネルの水平部55Hの車幅方向外側の側面55cがサイドシル3の縦壁部31の車幅方向内側の側面31aに隣接する。
このように中空二重壁パネル5の連結部55の内部のコア材53aにより、サイドシル3の連結面32a,32bが被覆されることで、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分での防音性及び断熱性が確保される。
また、上記の連結状態では、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分の隙間(即ち各面31a,55cの隙間、各面32a,55aの隙間、各面32b,55dの隙間)に接着材Fが塗布されている。この接着材Fによって、中空二重壁パネル5とサイドシル3及びセンタートンネル部4とが互いに連結されている。
なお、上記の説明では、中空二重壁パネル5の車幅方向外側の連結部(即ち、サイドシル3と連結する連結部)55について説明したが、中空二重壁パネル5の車幅方向内側の連結部(即ち、センタートンネル部4と連結する連結部)55についても、上記同様に形成され、上記同様にセンタートンネル部4と連結されている。
以上、この変形例3によれば、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55は、パネル本体54に対して垂直に突出した垂直部55Vを有し、垂直部55Vにおける厚さ方向の外側の面55dが連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の連結面32b)に連結されるため、中空二重壁パネル5に対して水平方向(即ち垂直部55Vの厚さ方向)の連結面側への荷重が作用しても、垂直部55Vが連結相手部材の連結面に引っ掛かるため、中空二重壁パネル5と連結相手部材との連結が外れることを防止することができる。
この変形例3では、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55は、垂直部55Vと水平部55Hとを備える場合で説明したが、垂直部55Vと水平部55Hのうち垂直部55Vだけを備えてもよい。
<変形例4>
図9に示すように、この変形例4は、上記の変形例3において、中空二重壁パネル5とサイドシル3(連結相手部材)とを締結部品7(ボルト7a及びナット7b)で機械的に連結したものである。
より詳細には、この変形例4では、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55の垂直部55Vには、貫通孔55eが設けられている。貫通孔55eは、垂直部55Vの厚さ方向に、垂直部55Vを貫通するように設けられている。サイドシル3の連結部32の側面(即ち連結面)32bには、貫通孔32tが設けられている。サイドシル3の連結面32bの裏側(即ち連結部32の側壁部の裏面)には、ナット7bが固定されている。ナット7bの螺孔と貫通孔32tとは、互いに連通している。
ボルト7aは、中空二重壁パネル5の垂直部55Vの貫通孔55e及びサイドシル3の側面32bの貫通孔32tを順に挿通してナット7bに螺合されている。この螺合によって、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)とは、締結部品7で機械的に連結されている。
ボルト7a(即ち締結部品7)の頭部7cの周囲には、ボルト7aの頭部と垂直部55V(即ち縁部55)との間の隙間を封止するように、封止材Gが設けられている。この封止材Gにより、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保される。
なお、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)との間の連結部分には、上記の変形例3と同様に、接着材Fが塗布されている。この接着材Fによっても、中空二重壁パネル5と連結相手部材とが連結されている。この結果、接着材Fによって、中空二重壁パネル5の垂直部55Vの側面(即ち連結面)55dにおいて、貫通孔55eとボルト7aとの間の隙間が封止されている。これによっても、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保されている。
以上、この変形例4によれば、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55の垂直部55Vが、締結部品7で連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の側面32b)に締結されるため、連結相手部材と連結する垂直部55Vを利用して、中空二重壁パネル5の連結部55を連結相手部材に機械的に固定することができる。
また、締結部品7の端部がパネル本体54の厚さ方向に突出することを防止でき、この結果、締結部品7が、外部から引っ掛かることを抑制できると共に外部から目立たなくすることができる。
<変形例5>
上記の実施形態では、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55は、水平部55Hで構成されるが、図10に示すように、この変形例5では、中空二重壁パネル5の連結部55は、傾斜部55Uで構成される。傾斜部55Uは、中空二重壁パネル5のパネル本体54における車幅方向の端部から、パネル本体54に対して、車幅方向外側に突出すると共に垂直方向上側に板状に突出して設けられている。傾斜部55Uにおける車幅方向外側の側面55fは、パネル本体54に対して垂直に形成されている。
この変形例5では、サイドシル3の連結部32は、縦壁部31の下部から車幅方向内側に突出しており、連結部32の上面32aは、傾斜部55Uの傾斜方向に平行に傾斜している。即ち、上面32aは、車幅方向内側ほど下方に傾斜している。
図10に示すように、この変形例5での中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)との連結状態では、中空二重壁パネル5の傾斜部55Uの下面(即ち傾斜部55Uの厚さ方向の下側の面、即ち連結相手部材との連結面)55hがサイドシル3の連結部32の上面(即ち連結面)32aに重ねられ、傾斜部55U内のコア材53aがサイドシル3の上面32aを被覆する。また、中空二重壁パネル5の傾斜部55Uの側面55fがサイドシル3の縦壁部31の車幅方向内側の側面31aに隣接する。
このように中空二重壁パネル5の連結部55の内部のコア材53aにより、サイドシル3の連結面32aが被覆されることで、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分での防音性及び断熱性が確保される。
また、上記の連結状態では、中空二重壁パネル5とサイドシル3との連結部分の隙間(即ち各面31a,55fの隙間、各面32a,55hの隙間)に接着材Fが塗布されている。この接着材Fによって、中空二重壁パネル5とサイドシル3及びセンタートンネル部4とが互いに連結されている。
なお、上記の説明では、中空二重壁パネル5の車幅方向外側の連結部(即ち、サイドシル3と連結する連結部)55について説明したが、中空二重壁パネル5の車幅方向内側の連結部(即ち、センタートンネル部4と連結する連結部)55についても、上記同様に形成され、上記同様にセンタートンネル部4と連結される。
以上、この変形例5によれば、中空二重壁パネルの連結部(即ち縁部)55は、パネル本体54の厚さ方向の一方側(例えば上側)に傾斜した傾斜部55Uを有し、傾斜部55Uの厚さ方向の側の下面(即ち連結面)55hが連結相手部材の連結面(例えばサイドシルの連結面32a)に連結されるため、傾斜部55Uにおける上記の厚さ方向の側の下面(即ち連結相手部材との連結面)全体で均等に荷重を受けることができる。この結果、傾斜部55Uの連結相手部材との連結面の一部(例えば中空二重壁パネル5の縁部55の基端部)に荷重が集中することを抑制できる。
また、傾斜部55Uの厚さ方向の下側の面55hが連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の連結面32a)に連結されるため、中空二重壁パネル5に対して、パネル本体54の垂直方向上側から押圧荷重が作用しても、傾斜部55Uが連結相手部材の連結面に引っ掛かるため、中空二重壁パネル5と連結相手部材との連結が外れることを防止できる。
<変形例6>
図11に示すように、この変形例6は、上記の変形例5において、中空二重壁パネル5とサイドシル3(連結相手部材)とを締結部品8(ボルト8a及びナット8b)で機械的に連結したものである。
より詳細には、この変形例6では、中空二重壁パネル5の傾斜部55Uには、貫通孔55kが設けられている。貫通孔55kは、傾斜部55Uの厚さ方向に、傾斜部55Uを貫通するように設けられている。サイドシル3の連結部32の上面(即ち連結面)32aには、貫通孔32uが設けられている。サイドシル3の連結面32aの裏側(即ち連結部32の上壁部の裏面)には、ナット8bが固定されている。ナット8bの螺孔と貫通孔32uとは、互いに連通している。
ボルト8aは、中空二重壁パネル5の傾斜部55Uの貫通孔55k及びサイドシル3の上面32aの貫通孔32uを順に挿通してナット8bに螺合されている。この螺合によって、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)とは、締結部品8で機械的に連結されている。
ボルト8a(即ち締結部品8)の頭部8cの周囲には、ボルト8aの頭部8cと傾斜部55U(即ち縁部55)との間の隙間を封止するように、封止材Gが設けられている。この封止材Gにより、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保される。
なお、中空二重壁パネル5と連結相手部材(例えばサイドシル3)との間の連結部分には、上記の変形例5と同様に、接着材Fが塗布されている。この接着材Fによっても、中空二重壁パネル5と連結相手部材とが連結されている。この結果、接着材Fによって、中空二重壁パネル5の傾斜部55Uの下面(即ち連結面)55hにおいて、貫通孔55kとボルト8aとの間の隙間が封止される。これによっても、中空二重壁パネル5の内部の閉空間Saの密封性が十分に確保されている。
以上、この変形例6によれば、中空二重壁パネル5の連結部(即ち縁部)55の傾斜部55Uが、締結部品8で連結相手部材の連結面(例えばサイドシル3の上面32a)に締結されるため、連結相手部材と連結する傾斜部55Uを利用して、中空二重壁パネル5を連結相手部材に機械的に固定することができる。
また、締結部品8の端部がパネル本体54の厚さ方向に突出することを抑制でき、この結果、締結部品8が、外部から引っ掛かることを抑制できると共に外部から目立たなくすることができる。
<変形例7>
図12(a)(b)に示すように、この変形例7は、上記の実施形態において、中空二重壁パネル5の2つの壁部51,52を分割構成とし、それら2つの壁部51,52の周縁部51s,52s同士を接着することで、2つの壁部51,52の周縁部51s,52s同士を連接したものである。
より詳細には、2つの壁部51,52のうち、一方(例えば上側)の壁部51は、下面開放の底浅の箱状に形成されている。より詳細には、一方の壁部51は、上壁部51aと、上壁部51aの周縁から下方に向けて立設された周壁部51bとを備えている。他方(例えば下側)の壁部52は、上面開放の底浅の箱状に形成されている。より詳細には、他方の壁部52は、下壁部52aと、下壁部52aの周縁から上方に向けて立設された周壁部52bとを備えている。
他方の壁部52の周壁部52bの上部は、一方の壁部51の周壁部51bの内側に嵌合可能である。他方の壁部52の周壁部52bの下部には、水平部55Hの下面55a及びパネル本体54の側面54aが形成されている。他方の壁部52の周壁部52bの外周面には、一方の壁部51の周壁部51bの下端部が係止する係止突起52cが設けられている。係止突起52cは、他方の壁部52の周壁部52bの外周面において、外周側に突出すると共に外周面の周方向全体に渡って延設されている。
図12(a)に示すように、2つの壁部51,52の周縁部51s,52s同士が連接された状態では、他方の壁部52の周壁部52bの上部が一方の壁部51の周壁部51bの内側に嵌合している。そして、他方の壁部52の周壁部52bの上端部が一方の壁部51の上壁部51aの裏面に当接すると共に、一方の壁部51の周壁部51bの下端部が他方の周壁部52bの係止突起52cに係止している。
また、図12(b)に示すように、一方の壁部51の周壁部51bの内周面と他方の壁部52の周壁部52bの外周面との間の隙間には、接着材Jが塗布されている。この接着材Jによって、2つの壁部51,52の周縁部51s,52s同士が接着されて連結されている。
以上、この変形例7によれば、2つの壁部51,52の周縁部51s,52sは、互いに接着されて連接されるため、2つの壁部51,52の形状や製造方法(即ち中空二重壁パネル5)の自由度を高めることができる。
<変形例8>
この変形例8は、上記の実施形態において、2つの壁部51,52を互いに異なる質量の部材で形成し、2つの壁部51,52の質量差の比率(即ち質量差比率)ΔM(=(M1―M2)÷M1×100)を±10%以内(好ましくは0%)に設定したものである。
なお、この変形例8では、2つの壁部51,52の周縁部同士は、上記の実施形態のように、互いに一体形成して連接されてもよく、上記の変形例7のように、分割構成されて接着で連接されてもよい。
図13は、中空二重壁パネル5の遮音量Q[Bb]と騒音周波数F[Hz]との関係を示す図である。遮音量Qは、中空二重壁パネル5が遮音可能な騒音の音量であり、騒音周波数Fは、騒音の周波数である。図13のグラフP1は、この変形例8の中空二重壁パネル5での遮音量Qと騒音周波数Fとの関係を示し、グラフP2は、従来型の中空二重壁パネル(例えば背景技術の欄で説明した中空二重壁パネル)での遮音量Qと騒音周波数Fとの関係を示す。
図13から分かるように、グラフP1では、遮音量Qは、低周派数側では一時的に急低下し、高周波数側ほど上昇する。グラフP2では、遮音量Qは、低周派数側では、一時的に急低下するがグラフP1よりも高く、高周波数側では、高周波数側ほど上昇するがグラフP1よりも常に低い。
人が聴取可能な騒音周波数Fは、例えば500Hz以上である。図13から分かるように、騒音周波数Fが500Hz未満では、グラフP1はグラフP2よりも低くなる。即ち、この変形例8の中空二重壁パネル5よりも従来型の中空二重壁パネルの方が防音性が良い。しかし、騒音周波数Fが500Hz以上では、グラフP1はグラフP2よりも常に高くなる。即ち、従来型の中空二重壁パネルよりも、この変形例8の中空二重壁パネル5の方が防音性が良い。
なお、この変形例8の中空二重壁パネル5及び従来型の中空二重壁パネルのように、2枚の壁部の間にコア材が充填された中空二重壁パネルでは、2枚の壁部が騒音周波数によって共鳴し、この共鳴により、低周派数側での遮音量Qの一時的な急低下が生じる。このような中空二重壁パネルでは、2枚の壁部の質量差比率ΔMが0%に近いほど、上記の共鳴の共振周波数が低周派数側にシフトする。即ち、遮音量Qと騒音周波数Fとの関係を示す上記のグラフ(グラフ1及びグラフ2)が低周派数側にシフトする。
特に、2枚の壁部の質量差比率ΔMが±10%以内であれば、遮音量Qと騒音周波数Fとの関係を示す上記のグラフ(グラフ1及びグラフ2)は、図13に示すように、グラフ全体が低周派数側にシフトし、騒音周波数F=500Hz以上で、常に、グラフ2よりもグラフ1の方が高くなる。
よって、この変形例8の中空二重壁パネル5では、騒音周波数Fが500Hz以上で、従来型の中空二重壁パネルよりもこの変形例8の中空二重壁パネル5の方が防音性が常に良くなるように、2枚の壁部51,52の質量差比率ΔMは、±10%以内に設定されている。
<変形例9>
上記の実施形態では、中空二重壁パネル5を車室の床部FLを構成するフロアパネルに適用したが、中空二重壁パネル5は、フロアパネル以外に、ルーフ、ダッシュパネル、ドアに適用されてもよい。一方主面(例えば車室側の主面)に吸音層を追加した中空二重壁パネル5は、フロアパネル、ルーフ、ダッシュパネル、又は、ドアへの適用に特に有効である。また、一方主面(例えば車室側の主面)に吸音層及び表皮層を追加した中空二重壁パネル5は、フロアパネル、ルーフ、又は、ドアへの適用に特に有効である。また、一方主面(例えば車室側の主面)に吸音層を追加した中空二重壁パネル5は、ダッシュパネルへの適用に特に有効である。
<変形例10>
上記の実施形態では、中空二重壁パネル5は、骨格部材(サイドシル3及びセンタートンネル部4)と連結されたが、図14に示すように、この変形例9では、中空二重壁パネル5は、同じ構造の別の中空二重壁パネル(即ち本発明に係る別の中空二重壁パネル)10と連結される。また、この変形例10では、各中空二重壁パネル5,10は、接着材Fと締結部品9(ボルト9a及びナット9b)とで互いに連結される。
中空二重壁パネル5の連結部55には、締結部品9が挿通される貫通孔55bが設けられている。貫通孔55bは、連結部55の厚さ方向に貫通状に設けられている。
別の中空二重壁パネル10は、例えば、エンジンルームと車室との区画するダッシュパネルとして形成されている。別の中空二重壁パネル10は、中空二重壁パネル5と同様に、2枚の壁部11,12の周縁部同士が連接され、それら2枚の壁部11,12の間の閉空間にコア層103(即ちコア材103a)が形成されて構成されている。
別の中空二重壁パネル10は、中空二重壁パネル5と同様に、パネル本体14と、パネル本体14以外の縁部(即ち連結部)15とを備えている。パネル本体14は、例えば側面視略L字状に形成され、縦に延びた縦部141と、縦部141の下部から側方に延びた横部142とを有している。
連結部15は、パネル本体14の横部142の側面142aの下部から横部142に対して水平方向に板状に突出している。即ち連結部15は、横部142の上面142bから横部142の厚さ方向に段差状に後退して設けられている。連結部15には、締結部品9が挿通される貫通孔15uが設けられている。貫通孔15uは、連結部15の厚さ方向に貫通状に設けられている。
中空二重壁パネル5と別の中空二重壁パネル10との連結状態では、中空二重壁パネル5の連結部55の下面(連結面)55aが別の中空二重壁パネル10の連結部15の上面(即ち連結面)15bに重ねられ、連結部55内のコア材53aが連結部15の上面15bを被覆すると共に連結部15内のコア材103aが連結部55の下面55aを被覆する。また、中空二重壁パネル5の連結部55の側面55cが別の中空二重壁パネル10の側面142aに隣接すると共に、中空二重壁パネル5のパネル本体54の側面54aが別の中空二重壁パネル10の連結部15の端面15aに隣接する。
また、上記の連結状態では、各中空二重壁パネル5,10の連結部分の隙間(即ち各面55c,142aの隙間、各面55a,15bの隙間、各面54a,15aの隙間)に接着材Fが塗布されている。また、ボルト9aは、各中空二重壁パネル5,10の連結部55,15の貫通孔55b,15uを順に挿通してナット9bに螺合されている。
以上、この変形例10によれば、中空二重壁パネル5が同じ構造の中空二重壁パネル10と連結されるため、中空二重壁パネル5を車体の車室の様々な部分のパネル部材として好適に用いることができる。
この発明は、上述の実施形態及び変形例のみに限定されるものではなく、上述の実施形態及び変形例の組み合わせも含むものである。
1…車体構造
5…中空二重壁パネル
6,7,8,9…締結部品
51,52…壁部
53…コア層
53a…コア材
54…パネル本体
55…縁部
55b,55e,55k…貫通孔
55H…水平部
55V…垂直部
55U…傾斜部
32a…サイドシルの上面(連結相手部材の連結面)
F…接着材
G…封止材
Sa…閉空間

Claims (14)

  1. 中空二重壁パネルの縁部が連結相手部材の連結面に連結される車体構造であって、
    前記中空二重壁パネルは、2つの壁部の周縁部同士が連接されて前記2つの壁部の間の閉空間にコア材が充填されて構成され、前記中空二重壁パネルの前記縁部の内部まで前記コア材が充填され、
    前記中空二重壁パネルの前記縁部が前記連結相手部材の前記連結面に連結された状態で、前記中空二重壁パネルの前記縁部に充填された前記コア材が前記連結相手部材の前記連結面を被覆し、
    前記中空二重壁パネルの前記縁部と、前記連結相手部材の前記連結面とは、締結部品で連結され、
    前記中空二重壁パネルの前記縁部には、前記締結部品が挿通する貫通孔が前記縁部の厚さ方向に貫通して設けられ、
    前記中空二重壁パネルの一側主面の面積に対する前記貫通孔の一方の開口の開口面積の割合を開口率とすると、前記開口率は1%未満である
    車体構造。
  2. 前記中空二重壁パネルの前記縁部と前記締結部品との間の隙間が封止材で封止された
    請求項1に記載の車体構造
  3. 空二重壁パネルの縁部が連結相手部材の連結面に連結される車体構造であって、
    前記中空二重壁パネルは、2つの壁部の周縁部同士が連接されて前記2つの壁部の間の閉空間にコア材が充填されて構成され、前記中空二重壁パネルの前記縁部の内部まで前記コア材が充填され、
    前記中空二重壁パネルの前記縁部が前記連結相手部材の前記連結面に連結された状態で、前記中空二重壁パネルの前記縁部に充填された前記コア材が前記連結相手部材の前記連結面を被覆し、
    前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、
    前記縁部は、前記パネル本体に対して垂直に突出した垂直部を有し、
    前記垂直部における厚さ方向の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結された
    車体構造。
  4. 前記縁部の前記垂直部が、締結部品で前記連結面に締結された
    請求項に記載の車体構造。
  5. 前記連結相手部材は、車体の骨格部材、又は、前記中空二重壁パネルと同じ構造の中空二重壁パネルである
    請求項1から請求項のうち一項に記載の車体構造。
  6. 前記中空二重壁パネルの前記縁部と、前記連結相手部材の前記連結面とは、接着で連結される
    請求項1から請求項のうち一項に記載の車体構造。
  7. 前記中空二重壁パネルの前記閉空間に前記コア材が充填されて形成されたコア層の厚さは、7mm以上で50mm以下の範囲内の値である
    請求項1から請求項のうちの一項に記載の車体構造。
  8. 前記2つの壁部は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、アルミニウム、マグネシウム又は鉄の少なくとも1つの材質で形成され、若しくは、前記2つの壁部は、前記材質の内、同じ材質又は異なる材質の組み合わせで形成された
    請求項1から請求項のうちの一項に記載の車体構造。
  9. 前記2つの壁部の周縁部は、互いに接着されて連接される
    請求項1から請求項のうちの一項に記載の車体構造。
  10. 前記2つの壁部の周縁部は、互いに一体形成されて連接される
    請求項1から請求項のうちの一項に記載の車体構造。
  11. 前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、
    前記縁部は、前記パネル本体に対して水平方向外側に張り出した水平部を有し、
    前記水平部における厚さ方向の側の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結される
    請求項1から請求項10のうちの一項に記載の車体構造。
  12. 前記中空二重壁パネルの前記縁部の前記水平部が、締結部品で前記連結面に締結された
    請求項11に記載の車体構造。
  13. 前記中空二重壁パネルは、前記縁部と、前記縁部以外のパネル本体とを有し、
    前記縁部は、前記パネル本体の厚さ方向の一方側に傾斜した傾斜部を有し、
    前記傾斜部における厚さ方向の側の面が前記連結相手部材の前記連結面に連結される
    請求項1から請求項12のうちの一項に記載の車体構造。
  14. 前記縁部の前記傾斜部が、締結部品で前記連結面に締結された
    請求項13に記載の車体構造。
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