JP6664763B1 - コマ玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】興趣性に富んだ移動態様でコマ玩具を動作させる。【解決手段】コマ玩具1は、回転軸24と、回転軸24を回転駆動するモータ21と、当該コマ玩具1の加速度を検出する加速度センサー27と、加速度センサー28の出力に基づいて、モータ21の動作を制御する制御回路とを備える。【選択図】図3

Description

本発明はコマ玩具に関するものである。
従来、ランチャーから発射させて所定のフィールド内で回転させ、相手方のものと衝突させて遊ぶコマ玩具が知られている。
また、この種のコマ玩具として、周方向に沿って移動可能な可動部が胴体に取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコマ玩具では、自身の回転や相手方のコマ玩具との衝突に伴って可動部がその移動範囲内を移動することで、相手方のコマ玩具に対し、可動部の移動による2段階の攻撃を繰り出すことができる。
特許第6250202号公報
しかしながら、上記従来のコマ玩具では、相手方のコマ玩具との衝突態様は変化するものの、フィールド内での動き回り方はランチャーからの発射条件に依存した単調な動きのままであった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、興趣性に富んだ移動態様で動作するコマ玩具の提供を目的とする。
第1の手段は、回転軸を有するコマ玩具であって、
前記回転軸を回転駆動するモータと、
当該コマ玩具の加速度を検出する加速度センサーと、
前記加速度センサーの出力に基づいて、前記モータの動作を制御する制御手段と、
前記モータの動作を制御するプログラムであって、互いのモータ駆動パターンが異なる複数のモータ駆動プログラムを予め記憶する記憶手段と、
を備え
前記制御手段は、
前記加速度センサーの出力に基づいて当該コマ玩具の回転速度を検出し、
前記回転速度に基づいて、前記記憶手段からいずれか一のモータ駆動プログラムを選択し、当該モータ駆動プログラムに基づいて前記モータの動作を制御することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、
前記制御手段は、前記モータに対し、駆動方向の切り替えと、駆動時間と、駆動タイミングと、当該モータの回転速度とのうちのいずれかの制御、又はこれらを組み合わせた制御を行うことを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、
前記制御手段は、当該コマ玩具が発射された直後の回転速度が高いほど、前記モータの駆動方向の切り替え回数、駆動時間、当該モータの回転速度のうちの少なくとも1つの数値を大きくする制御を行うことを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかにおいて、
前記制御手段は、前記加速度センサーの出力に基づいて、少なくとも当該コマ玩具の回転速度を検出することを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、
前記制御手段は、前記加速度センサーの出力に基づいて、当該コマ玩具の回転方向と、重量方向の変位とをさらに検出することを特徴とする。
第1の手段によれば、コマ玩具の加速度を検出する加速度センサーの出力に基づいて、回転軸を回転駆動するモータの動作が制御される。
したがって、興趣性に富んだ移動態様でコマ玩具を動作させることができる。
本発明に係るコマ玩具の一実施形態の斜視図である。 コマ玩具の分解斜視図である。 (a)軸部の断面斜視図であり、(b)軸部の断面図である。 (a)基板を上側から見た斜視図であり、(b)基板を下側から見た斜視図である。 基板上の概略の制御構成を示す制御ブロック図である。 コマ玩具を回転駆動させるランチャーの一例を示した斜視図である。 攻撃型のモータ駆動パターンの一例を示すモータ駆動信号のタイムチャートである。 防御型のモータ駆動パターンの一例を示すモータ駆動信号のタイムチャートである。 フィールド内でのコマ玩具の動きの一例を示す平面図である。
以下、本発明に係るコマ玩具の実施形態について、図面を参照して説明する。
《1.全体構成》
図1は、本発明に係るコマ玩具の一実施形態の斜視図である。
この図に示すように、本実施形態のコマ玩具1は、いわゆるコマバトルゲームに使用することが可能なコマ玩具である。このコマ玩具1は、下部構造を構成しドライバとなる軸部10と、上部構造を構成する胴体40とによって構成されており、互いの衝突による衝撃力で相手方のコマ玩具1を軸部10と胴体40とに分解させて勝利とするようなバトルゲームに使用できる。
《2.細部構成》
2−1.胴体40について
図2は、コマ玩具1の分解斜視図である。本明細書においては、上下、左右及び前後は図2に示した向きをいうものとする。
図2に示すように、胴体40は、胴主体41と、錘42と、チップ43とを備え、これらを組み付けて胴体40が構成されている。
胴主体41は、上下方向に沿ったコマ玩具1の軸線Axを中心軸とする略円板状に形成されている。胴主体41の外周部には、時計回り側に回転する羽根車状の凹凸が形成されている。
なお、以下の説明では、軸線Axに沿った方向を「軸方向」、軸線Axに垂直な方向を「径方向」、軸線Axを中心とする円周方向を「周方向」という。
胴主体41の中央には、軸線Axを中心軸とする円孔41aが形成されている。この円孔41aの内周面下端には、斜め前後の部位2箇所それぞれに、径方向内側に向けて張り出す爪41bが突設されている(図2では後側の1つのみ図示)。
また、胴主体41には、後述する軸部10の舌片12bを下方から挿入可能な弧状スリット41cが、円孔41aよりも径方向外側の左右2箇所それぞれに形成されている。各弧状スリット41cの周方向長さは舌片12bが十分に移動し得る長さとなっている。
2−2.軸部10について
図3(a)、(b)は、軸部10の断面斜視図及び断面図であり、図4(a)、(b)は、軸部10が備える後述の基板20を上側及び下側から見た斜視図である。
図2及び図3(a)、(b)に示すように、軸部10は、上面が開口した下部ケース11と、この下部ケース11の上面開口を覆う上部ケース12とを備えている。
下部ケース11には、その下側の略全面を覆うように、下部カバー13がビス14で固定されている。下部カバー13は、軸線Axを中心軸とする下側半部の略半球状に形成されている。
上部ケース12は、下方に開口するとともに、軸線Axを中心とする略短円筒状に形成されている。
上部ケース12の上面中央には、左右方向に略沿って長尺な突出部12aが形成されている。突出部12aの両端には、上方に突出する舌片12bが形成されている。また、突出部12aの中央には、軸線Axを中心とする円形の開口部12cが形成されている。
開口部12cの内側には円筒体15が立設されている。この円筒体15の上端は特に限定はされないが突出部12aの上端よりも僅かに高い位置に設定されている。円筒体15は突出部12a内部に位置する下端に鍔部を有しており、この鍔部が突出部12aの裏面(下面)にビス16で固定されている。この円筒体15の上端部には径方向外側に張り出す爪15aが前後に1つずつ形成されている。
また、開口部12cの内側には、円筒体15の上部外周を取り囲む円筒状の可動部材17が設けられている。この可動部材17は上下方向に移動可能となっている。また、可動部材17は、円筒体15の周囲に巻回させたコイルスプリング18によって上方へ付勢され、常態では、上面が円筒体15の上面と略面一の状態となっている。
下部ケース11及び上部ケース12の内部には、基板20が収容されている。
基板20は、図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示すように、軸線Axを中心とする略円板状に形成されている。
基板20の下面には、モータ21と、電池22と、スイッチ23とが実装されている。
モータ21は、軸線Ax上において上下方向に沿って配置されている。このモータ21は、屈曲板状のモータ接点21aを介して基板20と接続されている。モータ21の下端からは軸線Axに沿ったモータ軸21bが延出しており、このモータ軸21bが回転軸24に連結されている。回転軸24は、先端(下端)が下部ケース11及び下部カバー13から下方に露出している。モータ21はこの回転軸24を回転駆動する。また、モータ21は、下部ケース11に下向きに押し付けられるようにして、スプリング25により下方に付勢されている。このスプリング25は、モータ21と基板20との接点であると同時に、回転軸24に作用する上向きの衝撃を吸収するショックアブソーバーとして機能する。
電池22は、モータ21や後述のLED26等に供給する電力を蓄電するものであり、本実施形態ではボタン電池である。本実施形態では、3つの電池22が、軸線Ax回りの周上等配となるように、基板20下面の外周部に配置されている。
スイッチ23は、モータ21による回転軸24の駆動の入り切りを行うON/OFFスイッチであり、ユーザに操作される操作部23aが下部ケース11及び下部カバー13から下方に露出している。
基板20の上面には、LED26と加速度センサー27が実装されている。
LED26は、例えば、モータ21による回転駆動のON/OFF状態を、点灯/非点灯で示すインジケーターである。なお、LED26の点灯状態を外部から視認できるように、例えば上部ケース12の少なくとも一部などを透明部材で構成するのが好ましい。
加速度センサー27は、軸線Axに平行な軸と、この軸に直交する2軸との、3軸方向の加速度を検出可能なセンサーである。この加速度センサー27は、基板20の上面中央のうち軸線Ax上からややずれた位置に配置されており(軸線Ax上では加速度を検出しにくいため)、コマ玩具1の加速度を検出する。
図5は、コマ玩具1(基板20上)の概略の制御構成を示す制御ブロック図である。
この図に示すように、基板20には制御回路28が実装されている。
制御回路28は記憶部29を有している。記憶部29には、複数のモータ駆動プログラム290が予め記憶されている。モータ駆動プログラム290は、モータ21の動作を制御するプログラムであり、後述するように、互いに異なる複数のモータ駆動パターンに対応する複数のものが記憶部29に記憶されている。
制御回路28は、基板20上の各部を動作制御する。具体的に、制御回路28は、電池22から各部に電力を供給したり、スイッチ23のON/OFF状態に応じてLED26を点灯/消灯したりするほか、加速度センサー27の検出結果に基づいて記憶部29からモータ駆動プログラム290を読み出し、当該モータ駆動プログラム290に基づいてモータ21を駆動する。
《3.組立方法》
次に、コマ玩具1の組立方法を説明する。なお、胴体40の組立は完了しているものとする。
図2に示すように、軸部10の舌片12bを胴体40の弧状スリット41cの時計回り側の端部に合致させるようにして、軸部10を胴体40に下方から近付ける。このとき、軸部10の爪15aと胴体40の爪41bとが上下方向で重なっていない状態となっている。この状態が結合解除状態である。その後、軸部10を胴体40側に押圧する。すると、軸部10内のコイルスプリング18が縮み、軸部10の爪15aが胴体40の爪41bよりも上方に相対的に押し上げられる。そして、舌片12bが上記端部とは反対側の反時計回り側の端部に至るまで、軸部10を胴体40に対して回転させる。すると、軸部10の爪15aと胴体40の爪41bとが上下で重なった状態となる。そして、軸部10から手を離すと、軸部10内のコイルスプリング18の付勢力によって、軸部10の爪15aの下面と胴体40の爪41bの上面とが当接される。この状態、すなわち軸部10の爪15aの下面と胴体40の爪41bの上面とが当接された状態が結合状態である。これにより、軸部10と胴体40とが結合され、コマ玩具1が組み立てられる。
《4.遊び方》
4−1.基本的な遊び方
続いて、コマ玩具1を使用した遊び方の一例を説明する。
図6は、コマ玩具1を回転駆動させるランチャーの一例を示した斜視図である。
この遊び方の一例では、コマ玩具1を回転させて、相手方のコマ玩具1と戦いを行う。
この場合、コマ玩具1の回転力のチャージは、図6に示すようなランチャー80によって行われる。このランチャー80は、内部に図示しない円板を備え、その円板を図示しないゼンマイばねで一の回転方向に付勢するとともに、円板の周囲に卷回させた図示しない紐をハンドル81で引くと、円板が回転され、コマホルダー83が回転されるように構成されている。このコマホルダー83の回転は、下方に突設されたフォーク84によってコマ玩具1に伝達され、コマ玩具1を回転させる。この場合、フォーク84は胴体40の弧状スリット41cに差し込まれる。そして、ランチャー80のハンドル81を引き切ると、円板ひいてはコマホルダー83の回転が停止する一方で、コマ玩具1は慣性力によって尚も回転するので、フォーク84の傾斜面84aに倣ってコマ玩具1がコマホルダー83から外れる。
なお、図7において符号82はコマホルダー83に対して出没可能なロッドである。このロッド82はコマホルダー83にコマ玩具1を装着した際にコマ玩具1の上面に押されてコマホルダー83内に没する。このロッド82は例えばコマ玩具1の着脱の検出に使用される。
このようにして発射されたコマ玩具1は、本実施形態では所定のフィールドF(図9参照)で時計回りに回転(自転)する。このコマ玩具1が相手方のコマ玩具1に衝突すると、衝突による衝撃力や擦れ等によって、胴体40には、軸部10の回転方向とは反対方向の力が作用し、それによって、胴体40が軸部10の回転方向に対して反対の方向に相対的に回転する。そして、衝突による衝撃力が作用する毎に胴体40に対して軸部10が相対回転していき、遂には結合解除位置まで達する。すると、胴体40の爪41bが軸部10の爪15aから外れるため、軸部10内のコイルスプリング18の付勢力によって胴体40が軸部10から離反し、コマ玩具1は分解される。
4−2.モータによる回転駆動
続いて、モータ21によるコマ玩具1の回転駆動について説明する。
図7は、攻撃型のモータ駆動パターンの一例を示すモータ駆動信号のタイムチャートであり、図8は、防御型のモータ駆動パターンの一例を示すモータ駆動信号のタイムチャートである。図9は、フィールドF内でのコマ玩具1の動きの一例を示す平面図である。
本実施形態のコマ玩具1では、軸部10のスイッチ23をONにすると、モータ21により回転軸24を駆動することができる。具体的には、スイッチ23がONの状態でランチャー80によりコマ玩具1が発射されると、制御回路28が、加速度センサー27の出力に基づいてこの回転を検知し、モータ21の動作を制御するモータ制御処理を開始する。
モータ制御処理が開始されると、まず制御回路28は、加速度センサー27の出力に基づいてコマ玩具1の運動情報を検出する。この運動情報には、回転方向、回転速度(軸線Ax回りの自転速度)、落下移動量(重量方向の変位)が含まれる。
次に、制御回路28は、ランチャー80からの発射直後(フィールドFへの着地前)のコマ玩具1の回転速度に基づいて、記憶部29に記憶された複数のモータ駆動プログラム290からいずれか一つを選択して読み出す。
複数のモータ駆動プログラム290は、主としてフィールドF内でのコマ玩具1の動き回り方が互いに異なる複数のモータ駆動パターンに対応している。本実施形態では、このモータ駆動パターンとして、攻撃型と防御型のうちのいずれかが設定されている。
4−2a.攻撃型のモータ駆動パターン
攻撃型のモータ駆動パターンとして、本実施形態では、図7に示すように、回転速度に応じた3種類(弱シュート、中シュート、強シュート)が設定されている。各パターン(シュート)の「弱・中・強」は相手方のコマ玩具1に対する攻撃の強さを意味する。制御回路28は、検出した回転速度が高いほど、相手型のコマ玩具1に対する攻撃が強いモータ駆動パターンのモータ駆動プログラム290を選択する。つまり、制御回路28は、発射直後の回転速度が所定の第1の速度よりも低い場合には弱シュートを選択し、第1の速度以上であって第2の速度(>第1の速度)よりも低い場合には中シュートを選択し、第2の速度以上の場合には強シュートを選択する。
そして、制御回路28は、加速度センサー27の出力に基づいてコマ玩具1の着地を検知した後、選択したモータ駆動プログラム290に基づいて、当該モータ駆動プログラム290に対応したモータ駆動パターンでモータ21の動作を制御する。
攻撃型のモータ駆動パターンのうち、弱シュートでは、制御回路28は、着地2秒後から6秒間だけ正転方向(回転方向と同方向;本実施形態では時計回り方向)にモータ21を駆動してコマ玩具1を加速する。その後、制御回路28は、所定回転数(例えば1500rpm)まで回転が落ちてきたときに、正転方向にモータ21を駆動して回転を持続させる。
中シュートでは、制御回路28は、着地3秒後から正転方向と逆転方向(回転方向と逆方向;本実施形態では反時計回り方向)のモータ駆動を所定回数(又は所定時間)繰り返す。正転方向のモータ駆動ではコマ玩具1が加速し、逆転方向のモータ駆動ではコマ玩具1が減速する。これにより、コマ玩具1は、その公転方向を順次反転させつつ不規則にフィールドF内を動き回る(図9(a))。
強シュートでは、制御回路28は、着地2秒後から6秒間だけ逆転方向にモータ21を駆動することで、相手型のコマ玩具1とは逆方向に公転して当該相手方との衝突を繰り返す。その後、制御回路28は、所定回転数以下に回転が落ちるまで、正転方向にモータ21を駆動して加速し続ける(図9(b))。
なお、本実施形態では、いずれのモータ駆動パターンにおいても、モータ21は一定の駆動力(出力)で駆動される。この駆動力は、コマ玩具1の回転に対して大きすぎるとバランスを崩して倒れたりするため、大きすぎない適度な出力値が設定される。また、所定回転数(例えば100rpm)以下まで回転が落ちた場合に、モータ21の駆動が停止される。これらの設定は防御型のモータ駆動パターンにおいても同様である。
4−2b.防御型のモータ駆動パターン
防御型のモータ駆動パターンとして、本実施形態では、図8に示すように、攻撃型と同様に、回転速度に応じた3種類(弱シュート、中シュート、強シュート)が設定されている。各パターン(シュート)の「弱・中・強」は相手方のコマ玩具1に対する攻撃の強さを意味する。制御回路28は、検出した回転速度が高いほど、相手型のコマ玩具1に対する攻撃が強いモータ駆動パターンのモータ駆動プログラム290を選択する。つまり、制御回路28は、発射直後の回転速度が所定の第1の速度よりも低い場合には弱シュートを選択し、第1の速度以上であって第2の速度(>第1の速度)よりも低い場合には中シュートを選択し、第2の速度以上の場合には強シュートを選択する。この場合の第1の速度及び第2の速度は、攻撃型のモータ駆動パターンの選択時のものと異なっていてもよい。
そして、制御回路28は、加速度センサー27の出力に基づいてコマ玩具1の着地を検知した後、選択したモータ駆動プログラム290に基づいて、当該モータ駆動プログラム290に対応したモータ駆動パターンでモータ21の動作を制御する。
防御型のモータ駆動パターンのうち、弱シュートでは、制御回路28は、着地後に所定回転数(例えば1500rpm)まで回転が落ちてきたときに、正転方向にモータ21を駆動して回転を持続させる。
中シュートでは、制御回路28は、着地3秒後から15秒間だけ正転方向にモータ21を駆動する。これにより、コマ玩具1を相手方のコマ玩具1よりもフィールドFの外周側で公転させて、相手方との衝突を回避させる。
強シュートでは、制御回路28は、着地3秒後から所定回転数に回転が落ちるまで正転方向にモータ21を駆動し、中シュートと同様にフィールドFの外周側で公転させる。その後、さらに回転が落ちたときに、正転方向にモータ21を駆動して回転を持続させる。
《本実施形態の効果》
以上のように、本実施形態のコマ玩具1によれば、当該コマ玩具1の加速度を検出する加速度センサー27の出力に基づいて、回転軸24を回転駆動するモータ21の動作が制御される。
したがって、コマ玩具1を不規則に動き回らせたり回転を持続させたりして、興趣性に富んだ移動態様でコマ玩具1を動作させることができる。
《本発明の変形例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、モータ駆動パターンとして、弱・中・強の各シュートをそれぞれ有する攻撃型と防御型の2種類を例に挙げて説明したが、当該モータ駆動パターンはこれらに限定されない。例えば、制御回路28が、モータ21に対し、その駆動方向の切り替えと、駆動時間と、駆動タイミングと、当該モータ21の回転速度とのうちのいずれかの制御、又はこれらを組み合わせた制御を行ってもよい。この場合、制御回路28は、コマ玩具1が発射された直後の回転速度が高いほど、モータ21の駆動方向の切り替え回数、駆動時間、当該モータ21の回転速度のうちの少なくとも1つの数値を大きくする制御を行うのが好ましい。また、一定の駆動力での駆動でなく、モータ出力を変化させてもよい。
さらに言えば、モータ21の動作は、検出されたコマ玩具1の回転速度に基づいて制御されればよく、その具体的な制御態様は特に限定されない。
また上記実施形態では、加速度センサー27の出力に基づき、運動情報として、コマ玩具1の回転方向と、回転速度と、落下移動量が検出されることとした。
しかし、検出される運動情報は、少なくともコマ玩具1の回転速度を含めばよい。この場合、落下移動量の情報が得られないが、各モータ駆動パターンでの制御開始の基準を、コマ玩具1の着地でなく、回転開始とすればよい。また、回転方向の情報も得られないが、モータ21による駆動方向に関して、時計回り方向と反時計回り方向とのいずれを正転方向とするか、各モータ駆動プログラム290において予め設定しておけばよい。好ましくは、上述した各モータ駆動パターンについて、時計回り方向と反時計回り方向とのそれぞれを正転方向とする2つのモータ駆動プログラムを予め記憶部29に記憶させておき、ユーザがスイッチ操作などによりどちらを正転方向とするか選択できるようにするのがよい。
また、加速度センサー27の出力に基づいて、回転方向、回転速度及び落下移動量以外の運動情報を検出し、この運動情報に基づいてモータ21の動作を制御してもよい。例えば、コマ玩具1の振れ回りを検出し、この振れ回りを抑制するようにモータ21を制御したりしてもよい。
また上記実施形態では、攻撃型と防御型のいずれかのモータ駆動パターンが設定されていることとしたが、ユーザ操作により、これら攻撃型と防御型を切り替え可能に構成されていてもよい。さらに、外部から制御回路28へのアクセス手段(例えば外部接続端子)を設け、記憶部29内のモータ駆動プログラム290を書き換え可能に構成されていてもよい。
1 コマ玩具
10 軸部
11 下部ケース
12 上部ケース
13 下部カバー
20 基板
21 モータ
22 電池
23 スイッチ
24 回転軸
25 スプリング
27 加速度センサー
28 制御回路
29 記憶部
290 モータ駆動プログラム
80 ランチャー
Ax 軸線
F フィールド

Claims (5)

  1. 回転軸を有するコマ玩具であって、
    前記回転軸を回転駆動するモータと、
    当該コマ玩具の加速度を検出する加速度センサーと、
    前記加速度センサーの出力に基づいて、前記モータの動作を制御する制御手段と、
    前記モータの動作を制御するプログラムであって、互いのモータ駆動パターンが異なる複数のモータ駆動プログラムを予め記憶する記憶手段と、
    を備え
    前記制御手段は、
    前記加速度センサーの出力に基づいて当該コマ玩具の回転速度を検出し、
    前記回転速度に基づいて、前記記憶手段からいずれか一のモータ駆動プログラムを選択し、当該モータ駆動プログラムに基づいて前記モータの動作を制御することを特徴とするコマ玩具。
  2. 前記制御手段は、前記モータに対し、駆動方向の切り替えと、駆動時間と、駆動タイミングと、当該モータの回転速度とのうちのいずれかの制御、又はこれらを組み合わせた制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のコマ玩具。
  3. 前記制御手段は、当該コマ玩具が発射された直後の回転速度が高いほど、前記モータの駆動方向の切り替え回数、駆動時間、当該モータの回転速度のうちの少なくとも1つの数値を大きくする制御を行うことを特徴とする請求項2に記載のコマ玩具。
  4. 前記制御手段は、前記加速度センサーの出力に基づいて、少なくとも当該コマ玩具の回転速度を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコマ玩具。
  5. 前記制御手段は、前記加速度センサーの出力に基づいて、当該コマ玩具の回転方向と、重量方向の変位とをさらに検出することを特徴とする請求項4に記載のコマ玩具。
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