JP2007089940A - 弾球遊技機 - Google Patents

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義孝 梅村
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Abstract

【課題】遊技者の遊技に介入する機会を多くすることができ、遊技を一層楽しむことが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】発射ハンドル50は、遊技機本体に固定するためのベース部材71と、遊技者による回動により遊技球発射力を調節可能な操作部51と、操作部の内部に収容されて操作部の一部をベース部材とで挟持し、操作部を回動可能にベース部材に保持する挟持部材81と、発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチ78と、回動を検出する回動検出スイッチ79と、を少なくとも備え、回動検出スイッチ79が回動を検出した場合に電気的作動装置9を作動させるようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、発射装置の遊技球発射力を調節可能な発射ハンドルを備える弾球遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機には、遊技性を高めるために音声出力装置を設けて遊技の進行状況を音声で示すようにすると共に、遊技者により直接操作することができない音量調節装置を設けて音量を調節するものが提案されている。
しかし、従来の遊技機にあっては、遊技者の操作に関係なく音量調節装置が作動して音量の調節が行われるため、遊技者の遊技に介入する機会が少なく、退屈感を遊技者に与える場合がある。
特開平10−108940号公報
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであって、遊技者の遊技に介入する機会を多くすることができ、遊技を一層楽しむことが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技を行うための遊技領域と、前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、を備え、前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、前記発射ハンドルは、前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする。
請求項2の発明は、遊技を行うための遊技領域と、前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、を備え、前記遊技領域には、画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、前記発射ハンドルは、前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする。
請求項3の発明は、遊技を行うための遊技領域と、前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、を備え、前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、前記発射ハンドルは、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置で前記停止スイッチが作動するように設けられ、予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または3において、前記表示装置は、複数の変動パターンから選択された変動パターンにしたがって画像を変動表示可能とされ、前記特定の態様条件の成立は、前記複数の変動パターンの内、予め設定された特定の変動パターンが選択されたことであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2または3において、前記遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、前記特定の態様条件の成立は、少なくとも前記入賞口に遊技球が入球していない状態であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2または3において、前記遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、前記特定の態様条件の成立は、前記入賞口に遊技球が入球しなくなった後、所定時間経過したことであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2または3において、前記特定の態様条件の成立後、前記回動検出スイッチによる回動検出毎に、前記特定の態様条件が不成立となる不成立期間が発生することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2から7の何れか一項において、前記回動検出スイッチによる回動検出が不可能な回動検出不可能期間を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から8の何れか一項において、前記電気的作動装置は、少なくとも音声出力装置であることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9において、前記音声出力装置は、前記表示装置に表示された操作指示画像に従って前記回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10において、前記音声出力装置は、前記特定の態様条件が成立した場合に前記表示装置に表示された操作指示画像に従って前記回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から11の何れか一項において、前記回動検出スイッチを前記発射ハンドルの内部に設けたことを特徴とする。
請求項13の発明は、遊技を行うための遊技領域と、前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、を備え、前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、前記発射ハンドルは、前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置において前記停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする。
請求項14の発明は、遊技を行うための遊技領域と、前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、を備え、前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、前記発射ハンドルは、前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置において前記停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、発射ハンドルは、発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、回動により遊技球発射力を調節可能な操作部と、操作部の内部に収容されて操作部の一部をベース部材とで挟持し、操作部を回動可能にベース部材に保持する挟持部材と、発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させる構成としたことにより、回動検出スイッチが回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項2の発明によれば、発射ハンドルは、発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、回動により遊技球発射力を調節可能な操作部と、操作部の内部に収容されて操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、操作部を回動可能にベース部材に保持する挟持部材と、発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、予め設定された特定の態様条件が成立し、回動検出スイッチが回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させる構成としたことにより、特定の態様条件が成立した場合に電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項3の発明によれば、発射ハンドルは、発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、停止スイッチと回動検出スイッチは、回動検出スイッチが回動を検出しない位置で停止スイッチが作動するように設けられ、予め設定された特定の態様条件が成立し、回動検出スイッチが回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させる構成としたことにより、回動検出スイッチが回動を検出しない位置において発射の停止を行うことができると共に、特定の態様が成立した場合に発射ハンドルを回動すると電気的作動装置を作動させることができるので、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項4の発明によれば、特定の態様条件の成立は、複数の変動パターンの内、予め設定された特定の変動パターンが選択されたことである構成としたことにより、特定の変動パターンが選択された場合に電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項5の発明によれば、遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、特定の態様条件の成立は、少なくとも入賞口に遊技球が入球していない状態である構成としたことにより、入賞口に遊技球が入球していない状態であっても発射ハンドルの回動によって電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項6の発明によれば、遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、特定の態様条件の成立は、入賞口に遊技球が入球しなくなった後、所定時間経過したことである構成としたことにより、発射ハンドルの回動によって電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
請求項7の発明によれば、特定の態様条件の成立後、前記回動検出スイッチによる回動検出毎に、特定の態様条件が不成立となる不成立期間が発生する構成としたことにより、遊技者が遊技に介入する機会が増した場合に、遊技者による発射ハンドルの連続操作を起因とする回動検出スイッチの過剰検出による回動検出スイッチの破損を防止することが可能である。
請求項8の発明によれば、回動検出スイッチによる回動検出が不可能な回動検出不可能期間を備えた構成としたことにより、遊技者が遊技に介入する機会が増した場合に、遊技者による発射ハンドルの連続操作を起因とする回動検出スイッチの過剰検出による回動検出スイッチの破損を防止できる。
請求項9の発明によれば、電気的作動装置は、少なくとも音声出力装置である構成としたことにより、発射ハンドルの回動による遊技者の遊技への介入により音声を発生させることができる。
請求項10の発明によれば、音声出力装置は、表示装置に表示された操作指示画像に従って発射ハンドルの回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生する構成としたことにより、遊技者に遊技への介入機会を増やすことが可能である。
請求項11の発明によれば、音声出力装置は、特定の態様条件が成立した場合に表示装置に表示された操作指示画像に従って発射ハンドルの回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生する構成としたことにより、特定の態様条件の成立時に演出に合わせて遊技者の発射ハンドル操作に起因した効果音の発生が可能となると共に、効果音を発生させるためのタイミングを容易に知ることが可能である。
請求項12の発明によれば、回動検出スイッチを発射ハンドルの内部に設けた構成としたことにより、遊技者による回動検出スイッチへの接触が防止可能である。
請求項13の発明によれば、発射ハンドルは、発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、回動により遊技球発射力を調節可能な操作部と、操作部の内部に収容されて操作部の一部をベース部材とで挟持し、操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、停止スイッチと回動検出スイッチは、回動検出スイッチが回動を検出しない位置において停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、回動検出スイッチが回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させる構成としたことにより、発射ハンドルが回動されない状態において遊技者の操作によることなく発射の停止及び電気的作動装置の作動停止を行うことができると共に、回動検出スイッチが回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ遊技を楽しませることが可能である。
請求項14の発明によれば、発射ハンドルは、前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、前記回動を検出する回動検出スイッチと、を少なくとも備え、前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置において前記停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させる構成としたことにより、発射ハンドルが回動されない状態において遊技者の操作によることなく発射の停止及び電気的作動装置の作動停止を行うことができると共に、特定の態様条件が成立した場合に電気的作動装置を作動させることができ、遊技者に対して遊技に介入している実感を抱かせ遊技を楽しませることが可能である。
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る弾球遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図、図2は同弾球遊技機の外枠、機構板及び前枠の分解斜視図、図3は前枠の背面図、図4は同弾球遊技機の制御基板等の接続を簡略に示すブロック図である。
図1に示す本実施例の弾球遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技機本体1Aと前記遊技機本体1Aの前面に取り付けられた発射ハンドル50を備える。
遊技機本体1Aは、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。なお、符号22a,22bは風車、F1は外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。
また、前記遊技機本体1Aの前面側には、枠飾り右ランプ35a及び枠飾り左ランプ35bからなるランプ装置、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発する音声出力装置(本発明の電気的作動装置の一例)としてのスピーカ38、発射ハンドル50が設けられている。さらに、この例の弾球遊技機1は、プリペイドカードユニット91が接続されている。以下、所要の各部について詳述する。
前記表示装置9は、文字又は図柄等の画像を変動表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
前記特別図柄表示部42は、判定図柄を変動表示した後、遊技の当たり外れを判定する判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を表示する表示手段に相当する。本実施例の特別図柄表示部42は、横に並ぶ3つの表示領域として左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域を備え、左側表示領域では左特別図柄(左判定図柄)が、中央表示領域では中特別図柄(中判定図柄)が、右側表示領域では右特別図柄(右判定図柄)が、それぞれ変動表示し、所定時間変動表示した後、判定結果に基づき左確定特別図柄、中確定特別図柄、右確定特別図柄が確定判定図柄として停止表示される。また、前記特別図柄表示部42には、前記特別図柄(判定図柄)に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。さらに、前記特別図柄表示部42の上部左右にはLED等からなる特別図柄変動保留数表示器43が設けられている。なお、この実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ変動および停止表示される特別図柄(判定図柄)は、『1,2,3,4,5,6,7,8』の8通りの図柄とされている。本実施例では、遊技における大当たりの当否判定結果が大当たりの場合には、前記特別図柄表示部42に大当たり確定特別図柄組合せ、この例では『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)や『2,2,2』(いわゆる‘2’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で判定図柄が停止表示され、遊技者に有利な大当たり遊技(特別遊技)に移行する。
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされている。前記普通図柄は、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止すると、小当たりとなる。
前記始動入賞口10は、本発明において遊技球の入球可能な入賞口に相当し、特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で遊技球の入賞(入球)し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の可動片10a,10b間が入賞(入球)領域に相当する。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄(本実施例では奇数)で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動入賞口10に入賞(入球)した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出が、前記特別図柄(判定図柄)の変動表示開始に対する起因に設定されている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に遊技球が入賞しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、特別図柄の変動表示を一旦保留し、前記保留した特別図柄変動保留数を前記特別図柄変動保留数表示器43に表示すると共に記憶し、前記特別図柄の変動表示の開始あるいは終了によって前記特別図柄変動保留数表示器43の表示個数及び記憶されている特別図柄変動保留数を減らすようにされている。なお、本実施例では、前記特別図柄変動保留数の上限値は4個に設定されている。
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する普通図柄変動保留数を、最高4個記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動保留数記憶表示器47で表示し、前記普通図柄の変動開始により前記普通図柄変動保留数記憶表示器47の表示個数及び記憶されている普通図柄変動保留数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口15aを有する。さらに、該特定領域入賞口15aには、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口15aには特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口15aに入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
また、前記遊技機本体1Aの下部内側には、図2に示すように前枠F2の背面側に発射装置148が設けられている。前記発射装置148は、図3に示すように前枠F2の背面下部に形成された発射装置基板取付部146に取り付けられる。なお、前記前枠F2の発射装置基板取付部146には、発射ハンドルのベース部材取付用開口部146a及びその他必要な開口部146bが形成されている。図3における符号F2aは前枠F2における遊技盤収容面である。また、図2におけるF3は機構板、95はホールからの遊技球を貯留するタンク、96は遊技球を払出装置へ流下させるタンクレール、101は制御基板収容ケース、123は払出装置(賞球払出装置125、貸球払出装置130)、135は払出制御基板、145は発射制御基板である。前記制御基板収容ケース101には後述の主制御基板100、サブ制御基板103、表示制御基板105、ランプ制御基板110、音声制御基板120が収容されている。各制御基板には制御回路が設けられている。まず各制御基板について説明する。
前記主制御基板100は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたワンチップマイクロコンピュータと、該ワンチップマイクロコンピュータと表示制御基板105やランプ制御基板110、音声制御基板120等とをサブ制御基板103を介して結ぶ入出力回路と、前記ワンチップマイクロコンピュータと払出制御基板135等とを結ぶ入出力回路を備え、遊技の当否判定や各制御回路に対する制御等、遊技の主な制御を行う。前記主制御基板100のCPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりや小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)に関する乱数等も生成し、また前記各回路に制御コマンド(制御信号)を出力(送信)可能に構成されている。前記RAMは、CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備える。また、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
前記サブ制御基板103は、CPUとRAM及びROMを合わせてパッケージしてなる副ワンチップマイクロコンピュータを備えている。前記副ワンチップマイクロコンピュータが、入出力回路を介して前記主制御基板100のワンチップマイクロコンピュータから受信したコマンド(制御信号)に基づいて、入出力回路を介して表示制御基板105,ランプ制御基板110、音声制御基板120にコマンドを出力して各部を制御する。また、前記サブ制御基板103には、前記発射ハンドル50における後述の回動検出スイッチ79による回動検出信号や停止スイッチ78による停止信号が入力する。
前記表示制御基板105は、前記サブ制御基板103からのコマンドに基づいて前記表示装置9の制御、すなわち前記特別図柄表示部42及び普通図柄表示部45の制御を行う。前記表示制御基板105には、表示制御用CPUの他に表示装置の制御データを記憶する制御データROM、サブ制御基板103から受信したコマンドを一時記憶する制御データRAM、表示データを記憶する表示データROMなどを備える。
前記ランプ制御基板110は、前記サブ制御基板103からのコマンドに基づいて前記ランプ装置の発光制御を行う。前記ランプ制御基板110には、ランプ制御用CPUの他にランプ装置の制御データを記憶する制御データROM、サブ制御基板103から受信したコマンドを一時記憶する制御データRAM、発光データを記憶する発光データROMを備える。
前記音声制御基板120は、前記サブ制御基板103からのコマンドに基づいて、スピーカ38から発生させるBGMや演出時の音声の選択を行い、スピーカ38から発する音声を制御する。前記音声制御基板120には、音声制御用CPUの他に音声を発生させるための制御データ等を記憶する制御データROM、サブ制御基板103から受信したコマンドを一時記憶する制御データRAM、演出時の各種音声データ、BGMデータを記憶する音声データROMを備える。前記音声制御用CPUが、前記サブ制御基板103から受信したコマンドに基づいて音声データROMから必要な音声データを読み出し、音声信号を合成し、アンプに出力する。アンプは音声信号を増幅してスピーカ38に出力する。
前記払出制御基板135は賞球払出装置125及び貸球払出装置130による賞球及び貸球の払出を制御する。また、前記発射制御基板145は、遊技者の手が発射ハンドル50に触れているか否かを、発射ハンドル50に設けられている後述のタッチセンサSにより検出し、前記発射装置148を制御する。
前記発射装置148と発射ハンドル50について説明する。図5は発射装置148に発射ハンドル50を組み付けた状態の斜視図、図6は発射装置の正面図、図7は発射装置の分解斜視図、図8は発射ハンドルの斜視図、正面図、A−A断面図、図9は発射ハンドルの分解斜視図とベース部材の正面図、図10は操作部前面側部材の背面側斜視図と背面図、図11は挟持部材の前面側斜視図と背面側斜視図、図12は操作部背面側部材の背面側斜視図である。
前記発射装置148は、発射ハンドル50の操作部51を遊技者が回動させる発射操作に応じて弾発力(遊技球発射力)を調節し、遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射するもので、発射ハンドル50を握っていることが後述のタッチセンサSで検出されることにより駆動開始する発射モータ180を有し、該発射モータ180の駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置148の構造は、従来のパチンコ遊技機に設けられている発射装置と同様であり、周知の構成であるため、簡略に説明する。
図5〜図7(主に図7を参照)に示す発射装置148においては、発射モータ180が駆動すると連動ギヤ181とモーターカム182が回転し、前記モーターカム182が回転途中にトルクアーム183と接触してトルクアーム183を回動させる。前記トルクアーム183がモーターカム182の回転により回動すると、トルクアーム183の駆動軸184に取り付けられた打球槌191が巻きバネ186に抗して駆動する。そして、モーターカム182の凹部部分がトルクアーム183の位置に至るまでモーターカム182が回転すると、モーターカム182からトルクアーム183が外れて、巻きバネ186により付勢されていた打球槌191が遊技球の発射方向へ駆動し、遊技球が弾発発射される。また、前記発射装置148には、遊技球発射力調節装置(機構)Tが設けられている。図示の例における遊技球発射力調節装置Tは、前記トルクアーム183に一端が固定される巻きバネ186と、前記巻きバネ186の一端をトルクアーム183に固定する固定リング187と、固定リング187を覆う安全カバー188と、後述する発射ハンドル50の伝達軸部Jが挿入係合可能なD形状の孔が中心に形成されたハンドル連結ギヤ189と、前記ハンドル連結ギヤ189を覆うハンドルカバー190と、ハンドル連結ギヤ189の回動により作動する連動ラック191と、連動ラック191を発射装置取付基板192に作動可能に取り付けるラックプレート193と、前記巻きバネ186の他端を固定すると共に連動ラック191の作動に伴って作動し、前記巻きバネの巻き具合を調節する発射力強弱調節ギヤ194とを備える。符号195は前記発射モータ180を外部から覆うモータ−カバー195である。前記発射装置148(遊技球発射力調節装置Tを含む)は、前記発射装置取付基板192が前記前枠F2の発射装置取付部146にネジ止めされることにより前枠F2に取り付けられる。
前記発射ハンドル50は、図5、図8及び図9に示すように、遊技者が手のひらで握って回動操作する操作部51と、前記操作部51の回動を前記ハンドル連結ギヤ189に伝達して前記巻きバネ186の巻き具合を調節し発射力を調節する伝達軸部Jと、前記伝達軸部Jを中心に通して前記前枠F2のベース部材取付用開口部146aに配置されて前記ハンドルカバー190の前面側に固定されるベース部材71と、前記操作部51の一部を前記ベース部材71とで挟持し前記操作部51を回動可能にベース部材71に保持する挟持部材81とよりなる。なお、前記伝達軸部Jは両端J1,J2が断面D形状(Dカット加工)のものからなり、一端J1の側面には後述の操作部背面側部材52からの抜け防止用EリングR(図8のA−A断面図に示す)を嵌着するための溝J3(図9に示す)が形成されている。なお、他端J2側は、前記発射装置148のハンドルカバー190を貫通して前記ハンドル連結ギヤ189に挿通係合する。
前記操作部51は、前記挟持部材81を内部に収容して覆うことが可能な形状からなり、前記操作部51における前記ベース部材71側(背面側)に配置される操作部背面側部材52と、前記操作部51における遊技者側(遊技機前面側)に配置されて前記操作部背面側部材52と一体に組み付けられる操作部前面側部材61とで構成される。前記操作部背面側部材52と前記操作部前面側部材61間には前記挟持部材81が配置される。
前記操作部背面側部材52は、円盤状からなり、中心には前記伝達軸部Jの一端J1が挿入係合可能な断面D形状の軸挿入孔53が貫通形成され、また、中心と外周間には、同一円周状に円弧状貫通孔54,54が形成され、該円弧状貫通孔54,54よりも外方には操作部前面側部材61との一体化用ネジ挿通孔55,55,55が形成されている。なお、前記操作部背面側部材52のベース部材71側(背面側)の面には、図12に示すように、2箇所に突出したリブ56,57が設けられている。一方のリブ56は操作部51が所定位置(本実施例では遊技球の発射を停止させる原点の位置)とされた際、後述のベース部材71に設けられている停止スイッチ操作部78aにおける突部78bと当接して停止スイッチ操作部78aを操作部51内へ移動(収納)させることにより、前記停止スイッチ78を作動させ、他方のリブ57は操作部51を前記所定位置から回動させた際に、図9に示す後述のベース部材71に設けられているフォトセンサからなる回動検出スイッチ79により検出されて前記操作部51の回動、すなわち前記発射ハンドルの回動が検出されるように構成されている。また、本実施例では、前記操作部51の回動、すなわち前記発射ハンドル50の回動が前記回動検出スイッチ79で検出されない位置(リブ57が回動検出スイッチ79の位置)においては、前記停止スイッチ78が作動するように構成されている。具体的には、前記操作部51の回動、すなわち前記発射ハンドル50の回動が前記回動検出スイッチ79により検出されない位置(リブ57が回動検出スイッチ79の位置)では、前記停止スイッチ操作部78aの突部78bに前記リブ56が当接して前記停止スイッチ78が作動するようにし、他の位置では前記停止スイッチ操作部78aの突部78bと前記リブ56が当接しないようにされている。なお、本実施例では、前記リブ57が回動検出スイッチ79の位置で前記回動検出スイッチ79のフォトセンサの光を遮り、その位置から前記発射ハンドル50が回動されて前記リブ57が回動検出スイッチ79の位置以外に移動することで、前記フォトセンサの光が遮られなくなって回動を検出するように構成されている。
前記操作部前面側部材61は、遊技機前方側(遊技者側)へ膨出した略半球状の外面形状からなると共に、側部外周には遊技者の指が係合可能な指係合用突起部62,63,64を複数箇所(図示の例では3箇所)に備える。本実施例において指係合用突起部62は遊技者の親指係合用とされ、また指係合用突起部63は人差し指係合用とされ、残りの指係合用突起部64は中指あるいは薬指係合用とされている。また、前記複数の指係合用突起部62,63,64のうち、前記人差し指係合用突起部63及び中指あるいは薬指係合用突起部64からは、前記操作部前面側部材61の表面中央側へ向かって隆起した隆起部63a,64aが形成されている。なお、図10に示すように、本実施例の操作部前面側部材61では、前記人差し指係合用突起部63及び中指あるいは薬指係合用突起部64は、背面側が窪んだ形状に形成されている。
前記操作部前面側部材61の表面は、前記隆起部63a,64aが形成されていない部分に略半円形状の貫通口66が形成され、前記貫通口66を塞ぐ閉鎖部材67が前記操作部前面側部材61の内側にネジで固定されている。符号67aの部分は、前記閉鎖部材67において前記貫通口66に挿入されて該貫通口66を塞ぐ突形状部である。前記閉鎖部材67は色、模様あるいは材質などを異ならせたものに交換することにより、前記操作部51を機種毎に変化させることも可能である。前記閉鎖部材67の背面側(ベース部材71側)には、挟持部材81の外周に沿う円弧状リブ67bが形成され、さらに前記操作部背面側部材52のネジ挿通孔55,55,55の位置に合わせてボス68が3箇所に形成されている。
前記閉鎖部材67は、前記操作部前面側部材61の内面に立設されているボス69,69,69にネジ止めされる。その後、前記閉鎖部材67の円弧状リブ67b内に挟持部材81が配置され、前記挟持部材81の背面側に前記操作部背面側部材52が配置されて、前記操作部背面側部材52のネジ挿通孔55,55,55に挿通したネジを前記閉鎖部材67のボス68に螺合することにより前記操作部51が形成され、前記操作部前面側部材61と前記操作部背面側部材52間に挟持部材81が回動可能に保持される。なお、前記操作部背面側部材52の軸挿入孔53には予め前記伝達軸部Jの一端J1が挿通係合されて、前記一端J1の溝J3に抜け防止用EリングRが嵌着された状態とされ、前記操作部背面側部材52を前記閉鎖部材67にネジ止めすることにより、前記伝達軸部Jの一端J1の抜け防止用EリングRが前記操作部背面側部材52と前記挟持部材81間に位置して操作部51から伝達軸部Jが抜けるのが防止される。
前記挟持部材81は、前記操作部前面側部材61内に収容可能でかつ前記操作部背面側部材52の外周よりも小さなサイズからなる。本実施例における挟持部材81は、前記閉鎖部材67の背面側に立設された円弧状リブ67b内に回動可能に収容される大きさの円盤状からなり、前記操作部前面側部材61と前記操作部背面側部材52間に回動可能に配置される。前記挟持部材81の背面側(ベース部材側)には、図11にも示すように、ボス82,82,82が同一円周上の3箇所に突設されている。前記ボス82,82,82は、前記操作部背面側部材52の円弧状貫通孔54,54に挿通されて、前記操作部51の回動時に前記円弧状貫通孔54内を移動可能な位置に形成されている。
前記ベース部材71は、一端が操作部背面側部材取付側71a、他端が遊技機本体取付側71bとされ、前記操作部背面側部材取付側71aと遊技機本体取付側71b間を貫通する伝達軸部挿通孔72が中心部分に形成されている。また、前記伝達軸部挿通孔72には前記伝達軸Jが回動可能に挿通される。
前記ベース部材71の操作部背面側部材取付側71aは、前記操作部背面側部材52が回動可能に配置される操作部背面側部材配置面73を周縁にフランジ状に有し、さらに前記伝達軸部挿通孔72の周縁には前記挟持部材81のボス82,82,82に位置を合わせてネジ挿通孔74,74,74が筒状に形成されている。前記ベース部材71の背面側から前記ネジ挿通孔74,74,74にネジを挿通して前記挟持部材81のボス82,82,82に螺合することにより、前記発射ハンドル50が一体化され、ユニット化されると共に前記操作部51が前記ベース部材71に回動可能に取り付けられる。
また、本実施例では前記発射ハンドル50の内部となる前記操作部背面側部材取付側71aにおける前記伝達軸部挿通孔72の周縁に、前記発射装置148の発射モータ180を停止させるための前記停止スイッチ78と、回動検出スイッチ79が設けられている。前記停止スイッチ78には、前記ベース部材71の外周から突出した停止スイッチ操作部78aが設けられている。そして操作部51が遊技球を発射させない位置では前記停止スイッチ78が作動することにより、遊技球の発射を停止することができるようにされている。また、前記回動検出スイッチ79は、前記操作部51(すなわち前記発射ハンドル50)が所定量回動されたことを検出した際に、電気的作動装置を作動させて遊技の演出を行うのに用いられる。本実施例において、前記電気的作動装置は、音声出力装置としての前記スピーカ38に設定され、前記回動検出スイッチ79による前記操作部51(すなわち前記発射ハンドル50)の回動検出により、スピーカ38から音楽を鳴らす等の演出を行わせるようにされている。なお、前記操作部背面側部材取付側71aの外周には、前記タッチセンサSが設けられている。また、本実施例においては、回動を検出するために、前記回動検出スイッチ79のフォトセンサの光が遮られない場合をフォトセンサのON、遮られる場合をフォトセンサのOFFとして設定し、フォトセンサがOFFからONに変わる(すなわち、前記リブ57がフォトセンサの光を遮る状態から遮らない状態に変位する)ことで、回動を検出し、一定時間スピーカ38から音楽を鳴らす等の演出を行うようにしている。こうすることで、常に発射ハンドル50が回動されている状態では、むやみに演出が行われることを防止することができるように構成されている。
一方、前記ベース部材71の遊技機本体取付側71bには、前記発射装置148におけるハンドルカバー190のネジ用孔190a,190a,190aにネジ止めするためのボス77が3箇所に形成されている。
このように構成したことにより、本実施例では、遊技者は、前記操作部51(発射ハンドル50)を回動させて回動検出スイッチ79で前記回動を検出させることにより、前記音声出力装置としてのスピーカ38から音楽を鳴らすることができるので、遊技に介入している実感を抱くことができ、遊技を楽しむことが可能である。
さらに、本実施例では、前記発射ハンドル50が組み立てられてユニット化された状態で前記遊技機本体1Aに取り付けられるため、発射ハンドル50の取り扱いが容易である。しかも、前記発射ハンドル50の取付時には、前記伝達軸部Jの他端J2を、前記発射装置148のハンドルカバー190に通して前記ハンドル連結ギヤ189に挿通係合させ、その状態で前記ベース部材71を前記ハンドルカバー190に固定すればよいため、作業が容易である。また、遊技球発射力の調節時には、前記操作部51を手のひらで握って操作部51を回転させるため、手のひらと操作部51間に摩擦を生じるのを抑えることができる。
以下に、本実施例の弾球遊技機1における遊技を簡単に説明する。前記発射ハンドル50の操作部51を遊技者が手のひらで握って、前記操作部51を右方向へ所要量回動させると前記発射装置148によって遊技球が遊技領域6へ発射される。その際、前記操作部51の回動量を変化させることにより、遊技球の発射力(発射強度)を調節することができる。
前記遊技領域6では、発射された遊技球により遊技が行われる。すなわち、遊技領域6へ向けて発射された遊技球が遊技領域6を流下する際に、前記種々の入賞口に入賞すると入賞口に応じた所定数の遊技球が賞球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過すると、小当たり判定・普通図柄決定用乱数値が取得され、その取得乱数値に基づいて普通図柄の当たり(小当たり)判定が行われ、前記表示装置9の左下に組み込まれている普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。その際、前記普通図柄の当たり判定結果が小当たりの場合には、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止し、前記始動入賞口10の2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)から略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態に変化し、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、大当たり当否判定用乱数値及び大当たり確定特別図柄の組合せ決定用乱数値が取得され、前記取得された大当たり当否判定用乱数値に基づいて大当たりの当否判定が行われ、前記表示装置9の大部分を占める特別図柄表示部42で特別図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。
前記大当たりの当否判定結果が大当たりの場合には、前記特別図柄表示部42に大当たり確定特別図柄組合せ、この例では『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)や『2,2,2』(いわゆる‘2’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で停止表示され、遊技者に有利な大当たり遊技(特別遊技)に移行する。前記大当たり遊技(特別遊技)状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め易くして、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。また、前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、大入賞口内の特定領域入賞口15aへの入賞球が検出されると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
また、予め設定された特定の態様条件が成立した場合に遊技者が前記操作部51(発射ハンドル50)を所定量回動させて前記回動検出スイッチ79で回動を検出させることにより、前記音声出力装置としてのスピーカ38から音声を発生させることができる。その際、前記特定の態様条件が成立した時点で、例えば、図13に示すように、前記表示装置9の特別図柄表示部42に、前記操作部51(発射ハンドル50)の回動を指示する操作指示画像、図示の例では、ハンドルの画像と「ハンドルを回してから元に戻して下さい」の文字からなる操作指示画像Eが表示されることもあり、その場合には、前記操作指示画像に従って遊技者が前記操作部51(発射ハンドル50)を回動させ、前記回動検出スイッチ79で回動を検出させることにより、演出に合わせて効果音をスピーカ38から発することができる。前記予め設定された特定の態様条件の成立は、前記特別図柄表示部42の変動表示態様として設けられている複数の変動パターンから、予め設定されている特定の変動パターンが選択されたことに設定されたり、前記始動入賞口10に遊技球が入球していない状態であることに設定されたり、前記始動入賞口10に遊技球が入球しなくなった後、所定時間経過したことに設定されたりする。なお、前記弾球遊技機1において、前記始動入賞口10に遊技球が入球していない状態は、一般的に待機中と称されている。
また、本実施例の遊技機1には、遊技状態として低確率状態と高確率状態が設けられ、前記大当たりとなる確率が低確率時には1/315、高確率状態時には5/315に設定されている。本実施例では、前記特別図柄表示部42に停止表示された大当たり図柄が確変図柄、本実施例では奇数のぞろ目(‘1,1,1’等)の場合、大当たり遊技終了後に高確率状態に移行し、次に大当たりとなるまで高確率状態が継続する。それに対し、前記特別図柄表示部42に停止した大当たり図柄が通常図柄、本実施例では偶数のぞろ目(‘2,2,2’等)の場合には、低確率状態とされる。
次に、前記弾球遊技機1が実行する制御処理について説明する。前記主制御基板100に設けられる乱数用カウンタとして、大当たり当否判定乱数用カウンタ、大当たり図柄乱数用カウンタ、リーチ乱数用カウンタ、特別図柄データ乱数用カウンタ、変動態様乱数用カウンタ、普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数用カウンタ等がある。
大当たり当否判定乱数用カウンタは、大当たりの当否判定に用いられ、‘0’〜‘629’の乱数からなる。前記大当たり当否判定乱数用カウンタは、遊技機の電源投入時‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1加算され、‘629’に至ると次には‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。大当たり当否判定乱数は前記始動入賞口10への入賞に起因して取得され、その取得値が前記低確率状態時には大当たり成立数値として設定されている‘3’,‘397’の何れかと一致すれば大当たりとなり、一方高確率状態時には、大当たり成立数値として設定されている‘3’,‘53’,‘113’,‘173’,‘227’,‘281’,‘337’,‘397’,‘449’,‘503’の何れかと一致すればとき大当たりとなる。
大当たり図柄乱数用カウンタは、前記当否判定結果が当たりの場合に、前記特別図柄表示部42に確定停止して揃う大当たり図柄組合せを決定するものであり、‘0’〜‘7’の乱数からなる。この大当たり図柄乱数は、電源投入時に‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1加算され、‘7’に至ると次には‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。大当たり図柄乱数は前記始動入賞口10への入賞に起因して取得される。前記大当たり図柄乱数には、大当たり当否判定結果が当たりの場合に、前記特別図柄表示部で停止表示される大当たり図柄の組合せが割り当てられている。本実施例では、‘0’の場合には大当たり図柄組合せが‘1,1,1’となる1のぞろ目(全図柄同一)、‘1’の場合には‘2,2,2’となる2のぞろ目、‘2’の場合には‘3,3,3’となる3のぞろ目、‘3’の場合には‘4,4,4’となる4のぞろ目、‘4’の場合には‘5,5,5’となる5のぞろ目、‘5’の場合には‘6,6,6’となる6のぞろ目、‘6’の場合には‘7,7,7’となる7のぞろ目、‘7’の場合には‘8,8,8’となる8のぞろ目からなる大当たり図柄組合せが割り当てられている。
リーチ乱数用カウンタは、前記大当たり当否判定乱数による当否判定結果が外れとなる場合において、リーチを経るか否かを決めるリーチ有無決定用のものであり、‘0’〜‘126’の乱数からなる。リーチは、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動表示開始後、確定停止表示される前段階において、当たり停止表示態様で表示されやすい可変表示態様になったと遊技者に思わせる変動状態を言う。前記リーチの表示態様として、前記特別図柄表示部42の各表示領域の内、最終停止図柄を表示する表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄を特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する表示態様を挙げることができる。この例では、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動表示開始した後、確定停止表示される前段階において、中央表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄を特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する場合がリーチとして設定されている。このリーチ乱数は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1ずつ加算され、数値が‘126’に至ると、次に‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。リーチ乱数は、前記始動入賞口10への入賞に起因して取得され、当否判定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチ有無が判断される。本実施例ではリーチ成立数値は、‘5’,‘17’,‘28’,‘40’,‘51’,‘63’,‘74’,‘86’,‘97’,‘109’,‘120’に設定されている。なお、本実施例では、前記大当たり当否判定乱数による当否判定結果が当たりとなる場合には、必ずリーチになるため、リーチの有無に関してこのリーチ乱数は使用されない。
特別図柄データ乱数用カウンタは、前記大当たり当否判定乱数による当否判定結果が外れとなる場合において、前記特別図柄表示部42に確定停止表示する外れ図柄組合せ(外れ判定図柄)の決定に用いられるものであり、前記特別図柄表示部42に停止表示する左特別図柄を決定する特別図柄データ1の乱数用カウンタと、中特別図柄を決定する特別図柄データ2の乱数用カウンタと、右特別図柄を決定する特別図柄データ3の乱数用カウンタとより構成され、各特別図柄データ乱数用カウンタは、‘0’〜‘7’の乱数からなる。
前記特別図柄データ1の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに
‘1’ずつ加算され、‘7’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。また、前記特別図柄データ2の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって、前記特別図柄データ1の乱数が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘7’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。さらに、前記特別図柄データ3の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって、前記中特別図柄データ2の数値が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘7’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。これによって、特別図柄データ1〜3の乱数範囲が同一であっても、当該特別図柄データ1〜3の乱数が同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
前記特別図柄データ1〜3の各乱数は‘0’の場合には1、‘1’の場合には2、‘2’の場合には3というように、当否判定結果の外れ時に前記特別図柄表示部42に停止表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる判定図柄が割り当てられている。前記特別図柄データ1〜3の乱数は、前記始動入賞口10への入賞に起因して取得され、取得した特別図柄データ1〜3の乱数の組合せによって、外れ時に前記特別図柄表示部42に表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる判定図柄が定まる。
前記変動態様乱数用カウンタは、複数の変動パターンから1つの変動パターンを選択する際に用いられるものであり、‘0’〜‘198’の変動変動態様乱数を備える。この変動態様乱数は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1ずつ加算され、数値が‘198’に至ると、次に‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。変動態様乱数は、前記始動入賞口10への入賞(入球)に起因して取得される。
取得された大当たり当否判定乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、特別図柄データ乱数、変動態様乱数については、それぞれ最大4個、前記主制御回路100のRAMにおける該当領域に、前記有効球数と対応させて格納され、順次使用される。
普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数用カウンタは、前記普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄を決定するとともに普通図柄当たりを判定するもので、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに
‘1’ずつ加算され、‘9’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。この普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数は、前記普通図柄変動開始用左ゲート19あるいは右ゲート21を通過した遊技球を前記普通図柄変動開始スイッチで検出するごとに取得され、最大4個まで前記主制御回路100のRAMの普通図柄数値記憶領域に格納される。
また、前記普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数には、普通図柄(停止普通図柄)が予め割り当てられている。実施例においては、普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数が‘0’のときは普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄が‘0’となる等、普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数がそのまま普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄として割り当てられている。
なお、本実施例では、普通図柄の当たり確率は1/2となっており、具体的には、前記普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数の取得乱数値が奇数である場合、普通図柄当たり(小当たり)を形成する。普通図柄当たりになると、普通図柄を当たり図柄で停止させ、前記始動入賞口10の拡開開放を行うようになっている。また、前記普通図柄当たり判定・普通図柄決定乱数の取得乱数値がその他の場合には普通図柄当たり(小当たり)とならず、普通図柄が外れで停止し、前記始動入賞口10が前記入賞し難い狭小開放状態のままとされる。
前記主制御回路100に設けられる主なフラグとして、この実施例では大当たりフラグ、大当たり終了フラグ、確変フラグ等が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全てOFFにされる。
前記主制御基板100のCPUは、前記主制御基板100のROMに記憶されている各プログラムに従いメイン処理Mを行う。図14はメイン処理Mのフローチャートである。
メイン処理Mでは、初期設定処理(S10)、割り込み禁止処理(S20)、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S30)、割り込み許可処理(S40)、割り込み処理(S100)が行われる。
初期設定処理(S10)では、スタックの設定、割り込み時間の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理Mは割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S10)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されないが、周知であるので詳細は省略する。割り込み禁止処理(S20)では、4msecごとに割り込み処理(S100)が入ってきても、割り込み許可となるまで、割り込みを禁止する。普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S30)では、種々の乱数が普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S30)ごとに1加算され、前記のように各乱数の設定上限値に至ると次に‘0’に戻って再び加算が行われる。更新された乱数は前記主制御基板100のRAMに記憶される。割り込み許可処理(S40)では、4msecごとに入ってくる割り込み処理(S100)に対して許可をする。
割り込み処理(S100)では、図15に示すように、まず出力処理(S110)が行われる。出力処理(S110)では、以下の各処理により前記主制御基板100の出力コマンドバッファに記憶されたコマンドが、対応するサブ制御基板103等へ出力される。続く入力処理(S120)では、弾球遊技機1に設けられている種々のセンサ(検出スイッチ)が検知した場合の信号入力が行われる。また、次の普通図柄・特別図柄乱数更新処理(S130)では、前記メイン処理Mにおけるループ処理内で行われている普通図柄・特別図柄乱数更新処理(S30)と同様の処理が行われる。
始動入賞口スイッチ検出処理(S140)では、図16に示すように、まず前記始動入賞口10に遊技球が入賞したか否か、すなわち前記始動入賞口10に遊技球の入球があって前記始動入賞口検出スイッチで遊技球が検出されたか否か判断され(S140−1)、始動入賞口10に入賞していなければ、この始動入賞口スイッチ検出処理(S140)を終了する。一方、始動入賞口10に入賞している場合には、次に前記主制御基板100のRAM(検出数記憶手段)に記憶されている前記特別図柄用有効球数が設定数の4以上か確認される(S140−2)。前記特別図柄用有効球数が4以上であれば始動入賞口スイッチ検出処理(S140)を終了し、それに対して4未満であれば、前記特別図柄用有効球数に前記始動入賞口スイッチで検出された遊技球検出数1が加算される(S140−3)。続いて、特別図柄関係乱数取得処理(S140−4)が行われ、その後にこの始動入賞口スイッチ検出処理(S140)が終了する。前記特別図柄関係乱数取得処理(S140−4)では、前記RAMに記憶されている特別図柄関係の更新乱数が取得され、現在の特別図柄用有効球数と対応するRAMアドレスに取得乱数がセーブ(記憶)される。ここで取得される乱数は、大当たり当否判定乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、特別図柄データ乱数、変動態様乱数である。なお、現在の特別図柄用有効球数と対応するRAMアドレスに取得乱数がセーブされるとは、例えば現在の特別図柄用有効球数が1の場合には特別図柄用有効球数1と対応するRAMアドレスに取得乱数がセーブされ、特別図柄用有効球数が2の場合には特別図柄用有効球数2と対応するRAMアドレスに取得乱数がセーブされることを意味する。
普通動作処理(S150)では、前記更新されてRAMに記憶されている普通図柄当たり判定・停止普通図柄乱数が取得されて、小当たり(普通図柄当たり)の判定や普通図柄の変動、停止、始動入賞口10の開閉等、普通図柄に関する処理が行われるが、本発明を理解する上で重要ではないため、詳細な説明を省略する。
特別動作処理(S160)では、図17に示すように、まず特別外れ図柄作成処理(S160−1)が行われる。特別図柄外れ作成処理(S160−1)では、図18に示すように、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)において取得されてRAMに記憶されている特別図柄データ1のアドレス値が格納元アドレス値にセットされ(S160−1−1)、続いて、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)において取得されて前記RAMに記憶されている特別図柄データ3が判定値としてロードされ(S160−1−2)、前記判定値としての特別図柄データ3の乱数と前記格納元アドレス値に記憶されている特別図柄データ1の乱数が一致するか否か判断される(S160−1−3)。一致すればこの特別図柄外れ作成処理(S160−1)が終了して特別外れ図柄データが更新されず、一致しない場合には、前記RAMにおける特別外れ図柄のデータ格納先アドレス値と、特別外れ図柄として転送される特別図柄データ1〜3のアドレス値がセットされ(SS160−1−4)、続いて前記特別図柄データ1〜3の乱数が前記特別外れ図柄のデータ格納先に転送されて特別外れ図柄1〜3として格納されることにより特別外れ図柄データが更新され(S160−1−5)、その後にこの特別外れ図柄作成処理(S160−1)が終了する。なお、特別外れ図柄1は当否判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部42で停止表示される左特別図柄、特別停止図柄2は当否判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部42で停止表示される中特別図柄、特別停止図柄3は当否判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部42で停止表示される右特別図柄に対応する。
前記特別動作処理(S160)では、前記特別外れ図柄作成処理(S160−1)の後に特別図柄ステータスが1〜4の何れであるか判断される(S160−2〜160−4)。前記特別図柄ステータスが1の場合には特別図柄待機処理(S160−5)が行われ、それに対して前記特別図柄ステータスが2の場合には特別図柄変動処理(S160−6)が行われ、前記特別図柄ステータスが3の場合には特別図柄確定処理(S160−7)が行われ、前記特別図柄ステータスが4の場合には特別電動役物処理(S160−8)が行われる。
前記特別図柄待機処理(S160−5)では、図19に示すように、前記特別図柄用有効球数が0か否か判断され(S160−5−1)、特別図柄用有効球数が0の場合には前記特別図柄表示部42が特別図柄の変動中ではない待機画面中か否か判断され(S160−5−7)、待機画面中であれば、この特別図柄待機処理(S160−5)が終了し、一方、待機画面中でない場合には前記特別図柄表示部42を待機画面にする設定処理(前記サブ制御基板103へ送信するための待機コマンドを前記主制御基板100の出力バッファに格納する処理を含む)が行われ(S160−5−8)、その後にこの特別図柄待機処理(S160−5)が終了する。
S160−5−1において前記特別図柄用有効球数が0ではないと判断されると、特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が行われる。特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)では、図20に示すように、まず、前記主制御基板100のRAMに記憶されている前記更新大当たり当否判定乱数が判定値としてロードされる(160−5−2−1)と共に、前記高確率時及び低確率時における大当たり成立数値を定めた大当たり判定値テーブルが格納されているRAMのアドレスがセットされる(S160−5−2−2)。続いて現在確変中(高確率状態中)か否かが判断される(S160−5−2−3)。前記確変中か否かは、前記主制御基板100に設けられている確変フラグがON(高確率状態)かOFF(低確率状態)かによって判断される。前記確変中の場合には、高確率状態時における大当たり成立数値と前記ロードされた大当たり当否判定乱数が一致するか否かにより大当たりか否か判断され(S160−5−2−4)、一方、確変中ではない、すなわち低確率状態時には、低確率状態時における大当たり成立数値と前記ロードされた大当たり当否判定乱数が一致するか否かにより大当たりか否か判断され(S160−5−2−5)、一致すれば大当たりと判断されて、前記主制御基板100に設けられている大当たりフラグがONにセットされる(S160−5−2−6)。その後、この特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が終了する。なお、前記S160−5−2−4あるいはS160−5−2−5で大当たりではないと判断されると、大当たりフラグをONにすることなく、この特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が終了する。
前記特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)の後、特別図柄選択処理(S160−5−3)が行われる。特別図柄選択処理(S160−5−3)では、図21に示すように、前記大当たりフラグがON(大当たり)か否か判断され(S160−5−3−1)、大当たりフラグがON(大当たり)の場合には、前記大当たり図柄乱数に基づく図柄が、前記特別図柄表示部42で停止表示する大当たり図柄としてセットされ(S160−5−3−2)、その後にこの特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。
一方、大当たりフラグがOFF(外れ)の場合には、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)で取得されて前記主制御基板100のRAMに記憶されているリーチ乱数がロードされて、前記リーチ成立数値と一致するか否か確認され(S160−5−3−3)、一致すればリーチ有りとなり、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)で取得されて前記主制御基板100のRAMに記憶されている特別図柄データ1が前記特別図柄表示部42で停止表示される左右の特別図柄としてセットされ(S160−5−3−4)、続いて特別図柄データ1に1が加算され(S160−5−3−5)、加算後のものが前記特別図柄表示部42で停止表示される中特別図柄としてセットされる(S160−5−3−6)。その後、この特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。
それに対して前記ロードされたリーチ乱数がリーチ成立数値と一致しない場合、すなわちリーチ無しと判断された場合には、前記特別外れ図柄作成処理(S160−1)において作成された特別外れ図柄1〜3のセット(格納)されているアドレス値が、格納元アドレス値としてセットされ(S160−5−3−7)、続いて格納先アドレス値として特別停止図柄1〜3のアドレスがセットされ(S160−5−3−8)、それぞれの格納元アドレスから対応する格納先アドレスにデータが転送され(S160−5−3−9)、その後にこの特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。なお、特別停止図柄1は前記特別図柄表示部42で停止表示される左特別図柄、特別停止図柄2は前記特別図柄表示部42で停止表示される中特別図柄、特別停止図柄3は前記特別図柄表示部42で停止表示される右特別図柄に対応する。
前記特別図柄選択処理(S160−5−3)の次に行われる特別図柄変動パターン作成処理(S160−5−4)では、図22に示すように、まず大当たりフラグがONか否か判断される(S160−5−4―1)。前記大当たりフラグがONの場合には、第1変動パターンテーブルから変動パターンが選択される(S160−5−4−2)。それに対し前記大当たりフラグがOFFの場合には、第2変動パターンテーブルから変動パターンが選択される(160−5−4−3)。前記変動パターンテーブルによる変動パターンの選択後、その他必要な処理が行われて(S160−5−4−4)、この特別図柄変動パターン作成処理(S160−5−4)が終了する。第1変動パターンテーブル及び第2変動パターンテーブルの内容は、以下の表1及び表2に示すとおりである。
Figure 2007089940
Figure 2007089940
第1変動パターンテーブルには、当たり第1変動パターンと当たり第2変動パターンが設けられている。当たり第1変動パターンは、変動態様乱数値(変動態様乱数用カウンタ値)‘0’〜‘194’、ハンドル操作演出有(発射ハンドルの回動による演出有)、特別図柄の変動時間86000ms、テーブル内での出現率195/199、リーチ有に設定されている。当たり第2変動パターンは、変動態様乱数値‘195’〜‘198’、ハンドル操作演出無(発射ハンドルの回動による演出無)、特別図柄の変動時間60000ms、テーブル内での出現率4/199、リーチ有に設定されている。
第2変動パターンテーブルには、外れ第1変動パターン、外れ第2変動パターン、外れ第3変動パターンが設けられている。外れ第1変動パターンは、変動態様乱数値‘0’〜‘9’、ハンドル操作演出有(発射ハンドルの回動による演出有)、特別図柄の変動時間86000ms、テーブル内での出現率10/199、リーチ有に設定されている。外れ第2変動パターンは、変動態様乱数値‘10’〜‘24’、ハンドル操作演出無(発射ハンドルの回動による演出無)、特別図柄の変動時間60000ms、テーブル内での出現率15/199、リーチ有に設定されている。外れ第3変動パターンは変動態様乱数値‘25’〜‘198’、ハンドル操作演出無(発射ハンドルの回動による演出無)、特別図柄の変動時間4000ms、テーブル内での出現率174/199、リーチ無に設定されている。
前記変動パターンテーブル内における変動パターンの選択は、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)で取得されて前記主制御基板100のRAMに記憶されている更新変動態様乱数の値をロードして、各変動パターンテーブルの変動パターン毎に設定されている変動態様乱数値と対比することにより行われる。なお、前記ハンドル操作演出有の変動パターン(当たり第1変動パターンあるいは外れ第1変動パターン)が選択されたことは、本発明における予め設定された特定の態様条件の成立に相当する。
前記特別図柄変動パターン作成処理(S160−5−4)に次いで、特別図柄乱数シフト処理(S160−5−5)が行われる。この特別図柄乱数シフト処理(S160−5−5)では、前記RAMの特別図柄用有効球数のデータ記憶領域において、ロード(読み出し)順位一位のアドレスの記憶領域に記憶されていた特別図柄用有効球数のデータが、先の処理によりロードされて空席となることに起因して、ロード順位が二位以降のアドレスに記憶されている特別図柄用有効球数のデータについて、ロード順位を一つずつ繰り上げるアドレスのシフトが行われる。具体的には、図23に示すように、まず、前記主制御基板100のRAMに記憶されている前記特別図柄用有効球数から1減算(例えば有効球数2のものは1にされ、3のものは2にされる等)され(S160−5−5−1)、次に各有効球数に対応するデータが各有効球数から1減算した有効球数のRAMアドレスにシフトされ(S160−5−5−2)、続いて最上位(ロード順位が最後、本実施例では4個目)の特別図柄用有効球数に対応するRAMアドレスに0がセットされる(S160−5−5−3)。
前記特別図柄乱数シフト処理(S160−5−5)に次いで、特別図柄変動開始処理(S160−5−6)が行われる。特別図柄変動開始処理(S160−5−6)では、特別図柄ステータスが2に設定されると共にその他特別図柄の変動開始に必要な処理が行われる。前記特別図柄変動開始処理(S160−5−6)の後、この特別図柄待機処理(S160−5)が終了する。
前記特別図柄ステータスが2の場合に行われる特別図柄変動処理(S160−6)では図24に示すように、まず特別図柄の変動時間が終了したか否か判断され(S160−6−1)、変動時間が終了していなければこの特別図柄変動処理(S160−6)が終了する。一方、変動時間が終了していれば変動停止図柄用のテーブルがセットされる(S160−6−2)と共に、変動停止図柄のデータが格納され(SS160−6−3)、続いて特別図柄ステータスが3にセットされ(S160−6−4)、その他必要な処理(S160−6−5)が行われた後に、この特別図柄変動処理(S160−6)が終了する。
前記特別図柄ステータスが3の場合に行われる特別図柄確定処理(S160−7)では図25に示すように、まず大当たりフラグがONか否か、すなわち大当たりか否か判断される(S160−7−1)、大当たりフラグがON、すなわち大当たりの場合には、ラウンドカウンタがセットされ(S160−7−2)、特別図柄ステータスが4にセットされた(S160−7−3)後、この特別図柄確定処理(S160−7)が終了する。一方、大当たりフラグがOFF、すなわち外れの場合には、特別図柄ステータスが1にセットされた(S160−7−4)後、この特別図柄確定処理(S160−7)が終了する。
前記特別図柄ステータスが4の場合に行われる特別電動役物処理(S160−8)では、図26及び図27に示すように、まず確変フラグがOFFにリセットされた(S160−8−1)後に、大当たり終了フラグがON(大当たり遊技終了)か否か判断される(S160−8−2)。そして、大当たり終了フラグがONではない、すなわち大当たり遊技終了ではない場合には現在大入賞口15が開放中か否か判断され(S160−8−3)、開放中ではなく閉鎖中の場合には大入賞口10の開放時間か否か判断される(SS160−8−4)。大入賞口10の開放時間の場合には大入賞口の開放処理が行われて(S160−8−5)、その後にこの特別電動役物処理(S160−8)が終了する。それに対して大入賞口10の開放時間となっていないときには、そのままこの場合この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
一方、前記S160−8−3で大入賞口10が開放中と判断されると、大入賞口10に10個遊技球が入賞(S160−8−6)、若しくはラウンド終了時間(本実施例では30秒)経過(S160−8−7)の何れかであるか否か判断され、何れでもない場合にはそのままこの特別電動役物処理(S160−8)が終了し、それに対して大入賞口10に10個遊技球が入賞、若しくはラウンド終了時間経過の何れかである場合には、大入賞口閉鎖処理(S160−8−8)とラウンドカウンタの値から1減算する処理(S160−8−9)が行われる。なお、前記大入賞口閉鎖処理(S160−8−8)では、大入賞口閉鎖のコマンドが前記表示制御回路へも送信されるように出力バッファにセットされる。続いて、ラウンドカウンタが0か否か判断され(S160−8−10)、ラウンドカウンタが0ではない場合には、そのままこの特別電動役物処理(S160−8)が終了し、それに対してラウンドカウンタが0の場合には、大当たり終了処理(S160−8−11)が行われ、前記RAMの特別図柄用有効球数記憶領域に記憶されている大当たり乱数データが、大当たり終了コマンドと共に前記表示制御回路へ送信されるように出力バッファにセットされる。その後、大当たり終了フラグがONにされ(S160−8−12)、この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
それに対し、前記S160−8−2で大当たり終了フラグがON、すなわち大当たり終了と判断されると、大当たり終了フラグをOFFにセットする処理(S160−8−13)と、大当たりフラグをOFFにする処理(S160−8−14)が行われ、その後に停止図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)か否か判断される(S160−8−15)。そして、確変図柄の場合には、確変フラグがONにされる(S160−8−16)と共に、特別図柄ステータスが1にセットされ(S160−8−17)、一方、停止図柄が確変図柄とは異なる場合には前記確変フラグをONにする処理(S160−8−16)をジャンプして特別図柄ステータスが1にセットされる(S160−8−17)。その後、この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
前記割り込み処理S100において前記特別動作処理(S160)の次に行われる有効球数処理(S170)では、図28に示すように、記憶されている有効球数がロードされ(S170−1)、そのロードされた有効球数が出力バッファにセットされ(S170−2)、この有効球数処理(S170)が終了する。
その他の処理(S180)では、遊技に必要なその他の様々な処理が行われるが、本発明で特に関わりのない処理についての説明は省略する。
前記サブ制御基板103で行われるサブデータ処理Dについて説明する。なお、前記サブ制御基板103には、ハンドルSW無効フラグとハンドルSW無効タイマが設けられている。ハンドルSW無効フラグは、前記回動検出スイッチ79による回動検出を不可能とする場合にはONとされ、一方、前記回動検出スイッチ79による回動検出を可能とする場合にはOFFとされる。また、前記ハンドルSW無効タイマは、本発明において入賞口への入球が検出されなくなってから所定時間経過したことを予め設定された特定の態様条件成立とする場合の所定時間を設定するためのもの、及び前記回動検出スイッチ79による回動検出毎に発生させる前記特定の態様条件の不成立期間を定めるためのもの、さらには前記回動検出スイッチ79による回動検出が不可能な回動検出不可能期間を定めるためのものである。
サブデータ処理Dでは、図29に示すように、初期設定処理(S210)、割込禁止処理(S220)、カウンタ更新処理(S230)、割込許可処理(S240)、サブ割込処理(S300)が行われる。なお、前記初期設定処理(S210)、割込禁止処理(S220)、カウンタ更新処理(S230)、割込許可処理(S240)は、前記メイン処理Mにおける処理と同様である。また、前記サブデータ処理Dは、前記メイン処理Mの割込処理(S100)の実行と同期して前記割込処理(S100)の実行完了後にサブ割込処理(S300)を行う。
前記サブ割り込み処理(S300)では、図30に示すように、サブ制御コマンド受信処理(S310)、待機中処理(S320)、ハンドル操作演出処理(S330)、ハンドルSW入力処理(S340)、ハンドルSW無効タイマ処理(S350)、変動表示処理(S360)、その他の処理(S370)、音声制御基板へのコマンド送信処理(S380)が順に行われる。
サブ制御コマンド受信処理(S310)では、前記メイン処理Mから送信された種々のコマンド(制御信号)が受信される。
待機中処理(S320)では、図31に示すように、まず前記主制御基板100から待機コマンドを受信したか判断され(S320−1)、受信していない場合には直ちにこの待機中処理(S320)を終了し、受信している場合には、前記表示装置9による演出や前記スピーカ38による演出、及び前記ランプ装置(35a,35b)による演出を行わせる表示・音・ランプ等による待機演出処理(S320−2)が行われる。続いて、前記ハンドルSW無効フラグがONにされ(S320−3)、その後に前記ハンドルSW無効タイマの値が‘30’にセットされ(S320−4)、この待機中処理(S320)が終了する。本実施例では、少なくとも前記始動入賞口10に遊技球が入球していない状態の場合、すなわち少なくとも待機中である場合も、本発明における予め設定された特定の態様条件の成立とされ、さらには前記始動入賞口10に遊技球が入球しなくなくなった後、所定時間経過した場合、すなわち前記待機中となった後に前記ハンドルSW無効タイマのセット値‘30’が経過した場合も、本発明における予め設定された特定の態様条件の成立とされている。なお、前記ハンドルSW無効タイマの値が‘30’は、前記回動検出不可能期間にも相当する。
ハンドル操作演出処理(S330)では、図32に示すように、まず前記ハンドルSW無効フラグがOFFか判断され(S330−1)、OFFではないと判断された場合、直ちにこのハンドル操作演出処理(S330)が終了する。一方、前記ハンドルSW無効フラグがOFFと判断された場合、次にハンドルSW入力有り、すなわち前記発射ハンドル50の回動検出スイッチ79による回動検出信号が入力されているか判断され(S330−2)、前記回動検出信号が入力されていない場合には、直ちにこのハンドル操作演出処理(S330)が終了し、それに対して、前記回動検出信号が入力している場合にはハンドルSW演出処理(S330−3)が行われる。前記ハンドルSW演出処理(S330−3)では、音声出力コマンドがセットされた後、前記音声制御基板120へ音声出力コマンドを送信するための処理が行われる。前記ハンドルSW演出処理(S330−3)に続いて、前記ハンドルSW無効フラグがONにされ(S330−4)、その後に前記ハンドルSW無効タイマが‘2’にセットされ(S330−5)、このハンドル操作演出処理(S330)が終了する。前記ハンドルSW無効タイマの値‘2’は、前記回動検出スイッチ79による回動検出毎に発生させる前記特定の態様条件の不成立期間に相当する。
ハンドルSW入力処理(S340)では、図33に示すように、前記サブ制御基板103に設けられているハンドルSWポートがOFFからONに切り替わったか判断され(S340−1)、ハンドルSWポートがOFFからONに切り替わったと判断されるとハンドルSW入力有り(回動検出有り)にセットされ(S340−2)、一方ハンドルSWポートがOFFのままであると判断されるとハンドルSW入力無し(回動検出無し)にセットされ(S340−3)、その後にこのハンドルSW入力処理(S340)が終了する。なお、前記ハンドルSWポートは、前記発射ハンドル50の回動検出スイッチ79によって回動が検出されて回動検出信号をサブ制御基板103で受信した場合にOFFからONに切り替わり、受信していない場合にはOFFになる。
ハンドルSW無効タイマ処理(S350)では、図34に示すように、前記ハンドルSW無効タイマが0ではないか判断され(S350−1)、0であると判断されると直ちにこのハンドルSW無効タイマ処理(S350)が終了する。それに対し、前記ハンドルSW無効タイマが0ではないと判断されると、前記ハンドルSW無効タイマの値から1減算され(S350−2)、次に前記ハンドルSW無効タイマの値が0になったか判断され(S350−3)、前記ハンドルSW無効タイマの値が0ではないと判断されると、その時点でこのハンドルSW無効タイマ処理(S350)が終了し、一方、前記ハンドルSW無効タイマの値が0と判断されると、前記ハンドルSW無効フラグがOFFに設定され(S350−4)、その後にこのハンドルSW無効タイマ処理(S350)が終了する。
変動表示処理(S360)では、図35に示すように、まず前記メイン処理Mの特別図柄変動パターン作成処理(S160−5−4)で選択された変動パターンに、ハンドル操作演出有りが設定されているか否か、すなわち表1の当たり第1変動パターンあるいは表2の外れ第1変動パターンが選択されているか(特定態様条件が成立しているか)判断される(S360−1)。ハンドル操作演出無しと判断された場合、すなわち前記当たり第2変動パターンあるいは外れ第2または外れ第3変動パターンの場合(特定態様条件が成立していない場合)には、前記表示装置9の特別図柄表示部42で演出を行うための演出画像表示コマンド送信処理が行われ(S360−2)、その後この変動表示処理(S360)が終了する。一方、ハンドル操作演出有りと判断された場合、すなわち表1の当たり第1変動パターンあるいは表2の外れ第1変動パターンが選択されている(特定態様条件が成立している)場合、前記表示装置9の特別図柄表示装置42で操作指示画像(例えば図13のE)を表示させるための操作指示画像表示コマンド送信処理が行われ(S360−3)、その後に前記ハンドルSW入力有り、すなわち前記発射ハンドル50における回動検出スイッチ79による回動検出有りか判断される(S360−4)。ハンドルSW入力有りと判断された場合には、前記表示装置9の特別図柄表示部42で演出を行うための演出画像表示コマンドと電気的作動装置を作動させる(本実施例では音声出力装置としてのスピーカ38で音声を発する)ための電気的作動装置コマンドとを送信するための処理が行われる(S360−5)。それに対し、前記ハンドルSW入力無しと判断された場合には、10秒経過したか判断され(S360−6)、10秒経過している場合には前記演出画像表示コマンド及び電気的作動装置コマンド送信処理が行われ(S360−5)、一方、10秒経過していない場合には、再び前記ハンドルSW入力有りが判断され(S360−4)、ハンドルSWの入力有り、あるいは10秒経過するまでループする。
なお、前記演出画像表示コマンド及び電気的作動装置コマンドが送信された場合には、前記表示制御基板105において演出画像表示コマンド受信処理が行われ、受信した演出画像表示コマンドに基づいて演出画像(特別図柄の変動を含む)を前記表示装置9の特別図柄表示装置42に表示させる。また、後述のように前記音声制御基板120ではコマンド受信処理が行われ、受信した電気的作動装置コマンドに基づき電気的作動装置、すなわち音声出力装置としてのスピーカ38から音声が発せられる。本実施例では、前記スピーカ38から音声が発せられるのに合わせて前記特別図柄表示部42に演出画像が表示される。例えば、車のエンジン音と共に車が走り出す演出画像などを表示させことができ、遊技者には発射ハンドル50の操作により車が走り出すような感じを与えて遊技に介入している実感を抱かせ、遊技を楽しませることが可能である。
前記変動表示処理(S360)に続いて、その他の処理(S370)が行われた後、音声制御基板120へのコマンド送信処理(S380)が行われる。
前記音声制御基板120における音声制御処理Qについて説明する。音声制御処理Qでは、図36に示すように、前記サブ制御基板103からコマンドを受信するためのコマンド受信処理(S410)が行われた後、その他必要な処理(S420)が行われ、その後、前記音声出力装置としてのスピーカ38から音声を出力させる音声出力処理(S430)が行われ、この音声制御処理Qが終了する。
ここで、図14〜図36に示した制御にしたがう遊技の流れについて簡単に述べる。前記待機中となって所定時間経過した時点(前記ハンドルSW無効タイマのセット値‘30’が経過した時点)で、遊技者が前記発射ハンドル50を回動させることにより、前記回動検出スイッチ79で回動が検出されると、前記スピーカ38から音声が発せられる。また、前記始動入賞口10に遊技球が入球して前記ハンドル操作選出有りの変動パターンが選択された場合、前記表示装置9の特別図柄表示部42に発射ハンドル50の回動を指示する操作指示画像が表示される。この指示にしたがって遊技者が発射ハンドル50(本実施例では操作部51)を回動させると、前記スピーカ38から音声が発せられると共に音声に合わせて特別図柄表示部42に演出画像が表示され、リーチの演出が行われる。なお、この時に発射ハンドル50を回動しなかった場合、及び操作指示画像表示後10秒経過した場合、音声演出を伴わないリーチ演出が行われる。また、前記発射ハンドル50の回動が前記回動検出スイッチ79で検出される毎に、特定の態様条件が不成立となる不成立期間が(前記ハンドルSW無効タイマのセット値‘2’に相当する期間)が発生する。
本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。また、前記発射ハンドルは、前記操作部51を回動させるものに限られず、例えば、図37に示すように、弾球遊技機の前枠F2に固定された軸部201と、前記軸部201に固定されて回動不能とされた把持部202と、前記把持部202の外周に回動可能に取り付けられた発射レバー203とよりなり、前記発射レバー203を回動させることが発射ハンドルの回動とされ、発射レバー203の回動により遊技球発射力を調節すると共に発射レバー203の回動が回動検出スイッチで検出されるものであってもよい。
また、本実施例では、表示された操作指示画像にしたがって発射ハンドルを回動(操作部を回動)した場合に音声が出力されると共に演出画像が表示されることとしたが、前記ハンドルSW入力有りと判断された場合に、音声出力装置及び表示装置以外の電気的作動装置へ作動のコマンドを送信して作動させるようにしてもよい。
なお、本発明における電気的作動装置は、本実施例における音声出力装置に限られず、表示装置やランプ装置、あるいは電動役物でもよく、さらにそれらは単体で作動するのみならず、複数組み合わせて作動するようにしてもよい。例えば、発射ハンドルの回動によって表示装置で大当たりを報知したり、音声と共に対応する画像を表示するようにしたり、音声と共に画像を表示しつつ電動役物を作動させることも可能である。
なお、本実施例における本発明にいう特定の態様条件は、所定時間の経過や、遊技球の検出有無や、変動パターンに限られず、遊技に関する条件であれば、大当たり等であってもよい。また、本実施例では、フォトセンサとリブにより回動を検出したが、回動軸の回動角度等を検出することにより回動を検出するようにしてもよい。
本発明の一実施例に係る弾球遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 同弾球遊技機における外枠、機構板及び前枠の分解斜視図である。 同弾球遊技機における前枠の背面図である。 同弾球遊技機の制御基板等の接続を簡略に示すブロック図である。 発射装置に発射ハンドルを組み付けた状態の斜視図である。 発射装置の正面図である。 発射装置の分解斜視図である。 発射ハンドルの斜視図、正面図、A−A断面図である。 発射ハンドルの分解斜視図とベース部材の正面図である。 操作部前面側部材の背面側斜視図と背面図である。 挟持部材の前面側斜視図と背面側斜視図である。 操作部背面側部材の背面側斜視図である。 操作指示画像の例を示す図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理における割り込み処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における始動入賞口スイッチ検出処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別動作処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別外れ図柄作成処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄待機処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄大当たり判定処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄選択処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄変動パターン作成処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄乱数シフト処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄変動処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別図柄確定処理のフローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別電動役物処理の第1フローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における特別電動役物処理の第2フローチャートである。 メイン処理の割り込み処理における有効球数処理のフローチャートである。 サブデータ処理のフローチャートである。 サブデータ処理におけるサブ割り込み処理のフローチャートである。 サブ割り込み処理における待機中処理のフローチャートである。 サブ割り込み処理におけるハンドル操作演出処理のフローチャートである。 サブ割り込み処理におけるハンドルSW入力処理のフローチャートである。 サブ割り込み処理におけるハンドルSW無効タイマ処理のフローチャートである。 サブ割り込み処理における変動表示処理のフローチャートである。 音声制御基板における音声制御処理のフローチャートである。 他の発射ハンドルの斜視図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
1A 遊技機本体
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
50 発射ハンドル
51 操作部
52 操作部背面側部材
61 操作部前面側部材
62,63,64 指係合用突起部
62 親指係合用突起部
63a,64a 隆起部
71 ベース部材
72 伝達軸部挿通孔
78 停止スイッチ
78a 停止スイッチ操作部
79 回動検出スイッチ
81 挟持部材
148 発射装置
J 伝達軸部

Claims (14)

  1. 遊技を行うための遊技領域と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、
    を備え、
    前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記発射ハンドルは、
    前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、
    遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、
    前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、
    前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、
    前記回動を検出する回動検出スイッチと、
    を少なくとも備え、
    前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技を行うための遊技領域と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、
    を備え、
    前記遊技領域には、画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記発射ハンドルは、
    前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、
    遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、
    前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、
    前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、
    前記回動を検出する回動検出スイッチと、
    を少なくとも備え、
    予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 遊技を行うための遊技領域と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、
    を備え、
    前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記発射ハンドルは、
    前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、
    前記回動を検出する回動検出スイッチと、
    を少なくとも備え、
    前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置で前記停止スイッチが作動するように設けられ、
    予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 前記表示装置は、複数の変動パターンから選択された変動パターンにしたがって画像を変動表示可能とされ、
    前記特定の態様条件の成立は、前記複数の変動パターンの内、予め設定された特定の変動パターンが選択されたことであることを特徴とする請求項2または3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、
    前記特定の態様条件の成立は、少なくとも前記入賞口に遊技球が入球していない状態であることを特徴とする請求項2または3に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技領域には遊技球の入球可能な入賞口を備え、
    前記特定の態様条件の成立は、前記入賞口に遊技球が入球しなくなった後、所定時間経過したことであることを特徴とする請求項2または3に記載の弾球遊技機。
  7. 前記特定の態様条件の成立後、前記回動検出スイッチによる回動検出毎に、前記特定の態様条件が不成立となる不成立期間が発生することを特徴とする請求項2または3に記載の弾球遊技機。
  8. 前記回動検出スイッチによる回動検出が不可能な回動検出不可能期間を備えたことを特徴とする請求項2から7の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  9. 前記電気的作動装置は、少なくとも音声出力装置であることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  10. 前記音声出力装置は、前記表示装置に表示された操作指示画像に従って前記回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生することを特徴とする請求項9に記載の弾球遊技機。
  11. 前記音声出力装置は、前記特定の態様条件が成立した場合に前記表示装置に表示された操作指示画像に従って前記回動が行われることにより、遊技の演出に合わせて効果音を発生することを特徴とする請求項10に記載の弾球遊技機。
  12. 前記回動検出スイッチを前記発射ハンドルの内部に設けたことを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  13. 遊技を行うための遊技領域と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、
    を備え、
    前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記発射ハンドルは、
    前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、
    遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、
    前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、
    前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、
    前記回動を検出する回動検出スイッチと、
    を少なくとも備え、
    前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置において前記停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、
    前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
  14. 遊技を行うための遊技領域と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置の遊技球発射力を回動により調節可能な発射ハンドルと、
    を備え、
    前記遊技領域には画像を変動表示可能な表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記発射ハンドルは、
    前記発射ハンドルを遊技機本体に固定するためのベース部材と、
    遊技者による回動が可能とされ、前記回動により前記遊技球発射力を調節可能な操作部と、
    前記操作部の内部に収容されて前記操作部の一部を前記ベース部材とで挟持し、前記操作部を回動可能に前記ベース部材に保持する挟持部材と、
    前記発射装置が遊技球を発射するのを停止させる停止スイッチと、
    前記回動を検出する回動検出スイッチと、
    を少なくとも備え、
    前記停止スイッチと前記回動検出スイッチは、前記回動検出スイッチが前記回動を検出しない位置において前記停止スイッチが作動するようにそれぞれ設けられ、
    予め設定された特定の態様条件が成立し、前記回動検出スイッチが前記回動を検出した場合に電気的作動装置を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
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