JP6663844B2 - 製袋包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状フィルムを筒状フィルムに成形する成形機構を備えた製袋包装機に関する。
帯状の包装フィルムを、成形機構により端部同士が重なるように筒状フィルムに成形し、筒状フィルムの重なりあう部分を縦シールし、更に横方向にもシールすることで、包装袋を製袋する製袋包装機が知られている。
このような製袋包装機には、単一サイズの袋の製袋に対応するだけではなく、様々なサイズの袋の製袋に対応することが求められる場合がある。
1台の製袋包装機で様々な袋のサイズに対応するためには、袋のサイズに応じ、袋を成形する成形機構の形状等を変更することが必要になる。そこで、従来の製袋包装機では、製袋される袋のサイズに合わせた成形機構の交換が行われている。
しかし、袋のサイズに応じて成形機構を交換する場合、袋のサイズを変更する度に成形機構の交換作業に時間を要することとなり、高い生産効率を維持することが難しい。また、袋のサイズに合わせて個別の成形機構を用意する必要があるため、製袋包装機の製造費が高額になる。
このような問題に対し、特許文献1(特開平11−130007号公報)には、製袋する袋のサイズに合わして、そのサイズを変更可能な成形機構が開示されている。特許文献1(特開平11−130007号公報)には、帯状フィルムを筒状に成形するためのループを成す弾性部材を2枚の板片で構成し、袋のサイズに合わせて両板片の一端部を近接/離間させることで、真円形状を維持したままループを収縮/拡開させるようにした構成が記載されている。
しかし、特許文献1(特開平11−130007号公報)の成形機構は、非常に複雑な構造となっており、その組立にも多大な労力が必要となる。また、帯状フィルムを、フィルムの蛇行や皺等の異常を発生させること無く筒状に形成するためには、形成機構において、ベンディング曲線と呼ばれる曲線を高精度に実現することが重要になるが、板片を弾性変形させて常に真円形状を維持するためには、高精度な加工や組立が必要になる。特に、幅広いサイズの袋に対応しようとする場合には、特許文献1(特開平11−130007号公報)の構成では、対応が困難となる場合が考えられる。
本発明の課題は、様々なサイズの袋の製袋を簡易な構成で実現可能で、かつ、フィルムの蛇行等の異常の発生を抑制できる信頼性の高い製袋包装機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る製袋包装機は、成形機構と、縦シール機構と、横シール機構と、を備える。成形機構は、帯状フィルムを、左右方向に延びる幅方向に、帯状フィルムの左端部および右端部が重なるように曲げて、筒状フィルムを成形する。縦シール機構は、筒状フィルムの重なりあう部分を縦シールする。横シール機構は、縦シールされた筒状フィルムを横シールする。成形機構は、本体と、重なり形成部と、を有する。本体は、ベンディング縁部と、湾曲面形成部と、を有する。ベンディング縁部は、帯状フィルムを曲げて筒状フィルムを成形する。湾曲面形成部は、ベンディング縁部に対して帯状フィルムの搬送方向の上流側に配置され、帯状フィルムをベンディング縁部へと導く。重なり形成部は、本体とは別部材である。重なり形成部は、ベンディング縁部で曲げられて筒状に成形された筒状フィルムの一部を挟持し、筒状フィルムの重なり部分を形成する。本体は、左側に配置される左本体および右側に配置される右本体に分割され、右本体および左本体の少なくとも一方の左右方向の位置調整が可能に構成されている。
第1観点に係る製袋包装機では、本体が左本体および右本体に分割され、左本体および/または右本体の左右方向の位置調整が可能に構成されることで、ベンディング曲線の形状を変更する複雑な機構を用いることなく、袋のサイズ変更に対応可能である。また、ここでは、ベンディング縁部自体の形状は変化しないため、様々なサイズ範囲の製袋を、フィルムの蛇行等の異常を発生させること無く実現することが容易で、信頼性の高い製袋包装機を提供することができる。
また、ここでは、重なり形成部が本体とは別部材であるため、本体と独立して重なり形成部の位置等を調整可能で、製袋条件に応じて、成形機構を常に最適な構成とすることが容易である。さらに、ここでは、重なり形成部が本体とは別部材であるため、重なり形成部を変更し、縦シールされる筒状フィルムの重なり部分(バックシール)の形態を変更することも容易である。
本発明の第2観点に係る製袋包装機は、第1観点に係る製袋包装機であって、成形機構は、重なり形成部の位置を調整する位置調整機構を更に有する。
第2観点に係る製袋包装機では、成形機構が重なり形成部の位置調整機構を更に有するため、重なり形成部の位置毎に別の重なり形成部を準備することなく、重なり形成部の位置をフィルムの蛇行等の異常が発生することのない適切な位置に調整することができる。
本発明の第3観点に係る製袋包装機は、第2観点に係る製袋包装機であって、位置調整機構は、重なり形成部の高さ位置を調整する。
本発明の第4観点に係る製袋包装機は、第2観点または第3観点に係る製袋包装機であって、当該製袋包装機の上方から筒状フィルムに供給される被包装物が内部を通過するチューブを更に備える。チューブは、左本体と右本体との間に、ベンディング縁部に囲まれるように配置される。
第4観点に係る製袋包装機では、本体の内部に被包装物を供給するチューブが配置されるため、被包装物を筒状フィルム内に導くことが容易である。
本発明の第5観点に係る製袋包装機は、第4観点に係る製袋包装機であって、チューブは、成形機構とは独立して当該製袋包装機から取り外し可能である。右本体および/または左本体の左右方向の位置調整は、チューブのサイズに応じて行われる。
第5観点に係る製袋包装機では、チューブを成形機構とは独立して取り外し可能であるため、被包装物が接触して清掃等のメンテナンスが必要となるチューブだけを取り外してメンテナンスを行うことができ、装置のメンテナンス性が高い。また、袋のサイズ変更に応じてチューブを変更することが容易である。
本発明の第6観点に係る製袋包装機は、第1観点から第5観点のいずれかに係る製袋包装機であって、本体および重なり形成部が取り付けられるベースプレートを更に備える。重なり形成部は、本体とは独立してベースプレートから取り外し可能である。
第6観点に係る製袋包装機では、本体を取り外すこと無く、重なり形成部だけをベースプレートから取り外し可能であるため、袋の縦シールの形状等に応じて重なり形成部を容易に付け替えることができる。
本発明の第7観点に係る製袋包装機は、第1観点から第6観点のいずれかに係る製袋包装機であって、成形機構は、ガイドを更に有する。ガイドは、左本体と右本体との間を繋ぐように配置され、筒状フィルムの搬送経路をサポートする。
第7観点に係る製袋包装機では、筒状フィルムの搬送経路の、本体により直接サポートされない部分がガイドによりサポートされるため、フィルムの蛇行等の異常を抑制することが更に容易である。
本発明の第8観点に係る製袋包装機は、第1観点から第7観点のいずれかに係る製袋包装機であって、ベンディング縁部は、筒状フィルムの曲線部を成形する第1および第2曲線成形部と、筒状フィルムの直線部を成形する第1および第2直線成形部と、を含む。左本体は、第1曲線成形部と、第1曲線成形部の端部から右本体に向かって延びる第1直線成形部と、を有する。右本体は、第2曲線成形部と、第2曲線成形部の端部から左本体に向かって延びる第2直線成形部と、を有する。
第8観点に係る製袋包装機では、左本体および右本体のそれぞれが、他方に向かって直線的に延びる直線成形部を有しているため、大きなサイズの袋を成形する場合等であっても、袋の直線部の形状を精密に形成することが容易である。
本発明に係る製袋包装機では、本体が左本体および右本体に分割され、左本体および/または右本体の左右方向の位置調整が可能に構成されることで、ベンディング曲線の形状を変更する複雑な機構を用いることなく、袋のサイズ変更に対応可能である。また、ここでは、ベンディング縁部自体の形状は変化しないため、様々なサイズ範囲の製袋を、フィルムの蛇行等の異常を発生させること無く実現することが容易で、信頼性の高い製袋包装機を提供することができる。また、ここでは、重なり形成部が本体とは別部材であるため、本体と独立して重なり形成部の位置等を調整可能で、製袋条件に応じて、成形機構を常に最適な構成とすることが容易である。さらに、ここでは、重なり形成部が本体とは別部材であるため、重なり形成部を変更し、縦シールされる筒状フィルムの重なり部分(バックシール)の形態を変更することも容易である。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機を含む計量包装装置の斜視図である。 図1に係る製袋包装機の製袋包装ユニットの概略構成を示す斜視図である。 図2に係る製袋包装ユニットの成形機構および下チューブ周りの斜視図である。 図3に係る製袋包装ユニットから、重なり形成部および下チューブを取り外した状態を示す図である。 図3に係る製袋包装ユニットの成形機構の斜視図である。図5では、右本体を取り外した状態を描画している(右本体は、二点鎖線で描画している)。 図3に係る製袋包装ユニットの成形機構の第1および第2ベンディング縁部近傍を上方から見た平面図である。図6では、右本体を取り外した状態を描画している(右本体は、二点鎖線で描画している)。 図6に係る重ね合わせ部において、筒状フィルムの重なり部分が形成される状態を上方から見た概略平面図である。重ね合わせ部周辺を拡大して描画している。 図3に係る製袋包装ユニットの重なり形成部の斜視図である。 図3に係る製袋包装ユニットにより製袋される袋を横シール方向に切断した断面図である。なお、袋の縦シール部分は実際には熱シールされているが、ここでは、縦シール部分のフィルム間に隙間を空けて描画している。 製袋包装機により製袋される他の実施例に係る形状の袋を、横シール方向に切断した断面図である。なお、袋の縦シール部分は実際には熱シールされているが、ここでは、縦シール部分のフィルム間に隙間を空けて描画している。(a)は、フィルムの一端の内面と他端の内面とが対向した状態で重なり合う形状の袋の断面図である。(b)は、縦シール位置が左右方向の中心から右側にずれた形状の袋の断面図である。 変形例Fに係る製袋包装ユニットの成形機構の第1および第2ベンディング縁部近傍を上方から見た平面図である。図11では、右本体を取り外した状態を描画している(右本体は、二点鎖線で描画している)。 変形例Hに係る成形機構および分割チューブの斜視図である。
以下図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る製袋包装機3を含む計量包装装置1の斜視図である。また、図2は、製袋包装機3に含まれる製袋包装ユニット3aの概略構成を示す斜視図である。
計量包装装置1は、組合せ計量機2および製袋包装機3を有する(図1参照)。製袋包装機3は、製袋包装ユニット3aおよびフィルム供給ユニット3bを備える(図1参照)。
組合せ計量機2は、製袋包装ユニット3aの上方に配置される。組合せ計量機2では、物品C(被包装物)の重量が複数の計量ホッパで計量され、これらの計量値が所定の合計重量になるように組み合わせられ、組み合わされた所定の合計重量の物品Cが、集合排出シュート2a(図1参照)の中央開口から下方に排出される。
製袋包装機3の製袋包装ユニット3aは、組合せ計量機2から物品Cが供給されるタイミングにあわせて、物品Cの袋詰めを行う。フィルム供給ユニット3bは、製袋包装ユニット3aに袋Bとなる包装用のフィルム(帯状フィルムF)を供給する。
計量包装装置1には、計量包装装置1を操作するための操作スイッチ4が設けられる(図1参照)。また、計量包装装置1には、計量包装装置1の動作状態を表示し、計量包装装置1に対する様々な設定の入力等を受け付ける、タッチパネル式ディスプレイ5が設けられる(図1参照)。操作スイッチ4およびタッチパネル式ディスプレイ5は、組合せ計量機2および製袋包装機3に対する指示や、組合せ計量機2および製袋包装機3に関する設定を受け付ける入力部として機能する。また、タッチパネル式ディスプレイ5は、組合せ計量機2および製袋包装機3に関する情報を表示する出力部として機能する。なお、本実施例では、操作スイッチ4およびタッチパネル式ディスプレイ5は、組合せ計量機2および製袋包装機3で共用されるが、これに限定されるものではなく、機器別に操作スイッチおよびタッチパネル式ディスプレイが設けられてもよい。
操作スイッチ4やタッチパネル式ディスプレイ5は、CPU、ROM、およびRAMなどから構成される制御部(図示せず)に接続されている。組合せ計量機2および製袋包装機3の各構成は、操作スイッチ4やタッチパネル式ディスプレイ5から入力された操作および設定に従って、図示しない制御部により制御される。制御部は、組合せ計量機2および製袋包装機3に設置されている各種センサ(図示せず)から必要な情報を取り込み、その情報を用いて、組合せ計量機2および製袋包装機3を制御する。なお、本実施形態では、制御部は組合せ計量機2および製袋包装機3の両方を制御するが、これに限定されるものではなく、組合せ計量機2および製袋包装機3のそれぞれ用に、別の制御部が設けられてもよい。
(2)詳細構成
製袋包装機3の製袋包装ユニット3aおよびフィルム供給ユニット3bについて詳細を説明する。
以下の説明では、方向を表すために、「前(正面)」、「後(背面)」、「上」、「下」、「左」、「右」等の表現を使用する場合があるが、ここでは、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」を図2および図3のように定義する。特記しない場合には、図2および図3の定義に従って、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」等の表現を使用する。なお、図2の「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」と、図3の「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」とは、それぞれ同じ方向を示す。また、「上流」、「下流」という表現を使用する場合があるが、「上流」、「下流」はフィルム(帯状フィルムFおよび筒状フィルムFc)の搬送方向を基準とする。
(2−1)製袋包装ユニット
以下に、製袋包装ユニット3aについて説明する。
製袋包装ユニット3aは、主に、漏斗部材11と、上チューブ12と、成形機構20と、下チューブ60と、プルダウンベルト機構13と、縦シール機構14と、横シール機構15と、を有する(図2参照)。
漏斗部材11は、組合せ計量機2から排出される物品Cを受け入れ、上チューブ12へと導く。上チューブ12に供給された物品Cは、上チューブ12と連結される下チューブ60へと受け渡される。成形機構20は、フィルム供給ユニット3bから搬送されてくるシート状の帯状フィルムFを筒状に成形する。プルダウンベルト機構13は、筒状となったフィルム(以下、筒状フィルムFcと呼ぶ)を下方に搬送する。縦シール機構14は、筒状フィルムFcの重なり部分A(合せ目)を縦方向にシールする。横シール機構15は、下方に向かって搬送される筒状フィルムFcを横方向にシールすることで、言い換えれば、下方に向かって搬送される筒状フィルムFcを搬送方向と交差する方向に沿ってシールすることで、袋Bの上下端を封止する。
(2−1−1)漏斗部材
漏斗部材11は、上部の開口の面積が下部の開口の面積よりも大きな筒状の部材である(図2参照)。漏斗部材11は、組合せ計量機2で計量されて集合排出シュート2aの中央開口から落下してくる物品Cを、上部の開口から受け入れる。この漏斗部材11の上部の開口から投入された物品Cは、漏斗部材11の下部の開口から、漏斗部材11の下方の上チューブ12の内部空間へと落下する。
(2−1−2)上チューブ
上チューブ12は、漏斗部材11から物品Cを受け入れ、下方の下チューブ60へと物品Cを受け渡す。上チューブ12は、筒状の部材である。
組合せ計量機2から排出され、漏斗部材11に導かれて上方から落下してくる物品Cは、上チューブ12の内部を通って落下を続ける。上チューブ12の上端は、漏斗部材11の下端に接続されている(図2参照)。つまり、上チューブ12の内部空間は、漏斗部材11の内部空間と連通している。また、上チューブ12の下端は、下チューブ60の上端に接続されている(図2参照)。つまり、上チューブ12の内部空間は、下チューブ60の内部空間と連通している。
(2−1−3)成形機構
成形機構20は、帯状フィルムFを、左右方向に延びる幅方向に、帯状フィルムFの左端部および右端部が重なるように曲げて、筒状フィルムFcを成形する。筒状フィルムFcは、後述する下チューブ60の筒状部61と概ね同様の断面形状を有する。具体的には、筒状フィルムFcは、後述する縦シール機構14により縦シールされる方向と垂直な断面で切断し上方から見た際に、直線上に延びる前面と、前面と対向し、前面と概ね平行に延びる後面と、概ね円弧状に形成される左側面および右側面と、を有する。
成形機構20は、主に、本体21と、本体位置調整機構80と、重なり形成部50と、上下位置調整機構55と、を有する(図3参照)。
(2−1−3−1)本体
本体21は、左側に配置される左本体30と、右側に配置される右本体40と、を有する(図3参照)。本体21は、左本体30と、右本体40とに分割されている(図4参照)。左本体30と右本体40とは、左右対称に形成されている(図4参照)。
本体21は、図示しない製袋包装機3のフレームと固定されるベースプレート100(図3参照)上に配置されている。具体的には、左本体30はベースプレート100上に配置される可動板71上に配置され、右本体40はベースプレート100上に配置される可動板72上に配置される(図5参照)。右本体40は、可動板72から上方に突出する複数のピン76が右本体40の下面に形成された穴に挿入されることで可動板72に対して位置決めされ、空圧クランプ75により可動板72と固定されている(図5参照)。図示されていないが、左本体30も、ピン76により可動板71に対して位置決めされ、空圧クランプ75により可動板71と固定されている。ただし、左本体30と可動板71との、また、右本体40と可動板72との固定方法は例示であって、周知の各種固定方法(例えば、油圧クランプや、ネジによる固定等)が用いられてもよい。ただし、空気圧クランプや油圧クランプを用いることで、ネジ等を用いるよりも、左本体30および右本体40を可動板71,72に容易に取り付け/取り外しすることができる。
可動板71は、左右方向に延びる2本のレール73と係合し、レール73に摺動可能に支持されている(図5参照)。2本のレール73は、ベースプレート100の前方側および後方側に、互いに平行に延びるように配置されている。可動板72は、左右方向に延びる2本のレール74と係合し、レール74に摺動可能に支持されている(図5参照)。2本のレール74は、ベースプレート100の前方側および後方側に、互いに平行に延びるように配置されている。
可動板71および可動板72は、後述する本体位置調整機構80により、それぞれレール73およびレール74に沿って、互いに他方に近づくように、あるいは、互いに他方から遠ざかるように位置調整可能に構成されている。言い換えれば、右本体40および左本体30は、可動板71および可動板72の位置調整が行われることで、互いに他方に近づくように、あるいは、互いに他方から遠ざかるように、左右方向に位置調整可能に構成されている。つまり、右本体40および左本体30は、本体位置調整機構80により、左右方向に位置調整される。
左本体30は、第1ベンディング縁部31と、第1湾曲面形成部32とを主に有する(図4参照)。右本体40は、第2ベンディング縁部41と、第2湾曲面形成部42とを主に有する(図4参照)。第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、ベンディング曲線を構成する。第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、帯状フィルムFを曲げて筒状フィルムFcを形成する部分である。
第1ベンディング縁部31は、後述する下チューブ60と対向する左本体30の右側曲面30aと、後述する第1湾曲面形成部32の曲面部32bとの境界となる縁部である(図5参照)。第2ベンディング縁部41は、後述する下チューブ60と対向する右本体40の左側曲面40aと、後述する第2湾曲面形成部42の曲面部42bとの境界となる縁部である(図5参照)。
第1ベンディング縁部31は、後方端部31cから、前方端部31dに向かって低くなるように形成されている(図5参照)。第1ベンディング縁部31は、上方から見た時に、後方端部31cから、第1ベンディング縁部31の中間部に向かって左側に進むように形成されている(図6参照)。また、第1ベンディング縁部31は、上方から見た時に、第1ベンディング縁部31の中間部から、前方端部31dに向かって右側に進むように形成されている(図6参照)。第1ベンディング縁部31は、上方から見た時に、左側に突出するように概ねU字状に形成されている(図6参照)。第1ベンディング縁部31は、第1曲線成形部31aと、第1直線成形部31bとを含む(図6参照)。第1曲線成形部31aは、上方から見た時に、曲線状(略円弧状)に形成されている(図6参照)。第1曲線成形部31aは、主に筒状フィルムFcの曲線部、具体的には筒状フィルムFcの左側面を成形する。第1直線成形部31bは、上方から見た時に、第1曲線成形部31aの前方端部(符号なし)および後方端部(符号なし)から、それぞれ右本体40に向かって、言い換えれば右向きに、直線的に延びる部分である(図6参照)。第1直線成形部31bは、主に筒状フィルムFcの直線部、具体的には筒状フィルムFcの前面および後面の左側部分を成形する。
第2ベンディング縁部41は、後方端部41cから、前方端部41dに向かって低くなるように形成されている(図5参照)。第2ベンディング縁部41は、上方から見た時に、後方端部41cから、第2ベンディング縁部41の中間部に向かって右側に進むように形成されている(図6参照)。また、第2ベンディング縁部41は、上方から見た時に、第2ベンディング縁部41の中間部から、前方端部41dに向かって左側に進むように形成されている(図6参照)。第2ベンディング縁部41は、上方から見た時に、右側に突出するように概ねU字状に形成されている(図6参照)。第1ベンディング縁部31と第2ベンディング縁部41とは、左右対称に形成されている(図5および図6参照)。第2ベンディング縁部41は、第2曲線成形部41aと、第2直線成形部41bとを含む(図6参照)。第2曲線成形部41aは、上方から見た時に、曲線状(略円弧状)に形成されている(図6参照)。第2曲線成形部41aは、主に筒状フィルムFcの曲線部、具体的には筒状フィルムFcの右側面を成形する。第2直線成形部41bは、上方から見た時に、第2曲線成形部41aの前方端部(符号なし)および後方端部(符号なし)から、それぞれ左本体30に向かって、言い換えれば左向きに、直線的に延びる部分である(図6参照)。第2直線成形部41bは、主に筒状フィルムFcの直線部、具体的には筒状フィルムFcの前面および後面の右側部分を成形する。
なお、第2曲線成形部41aの前方および後方の端部から左方向に延びる各第2直線成形部41bの延長線上には、それぞれ第1曲線成形部31aの前方および後方の端部から右方向に延びる第1直線成形部31bが配置される。つまり、第2曲線成形部41aの前方および後方の端部から左方向に延びる各第2直線成形部41bは、上方から見た時に、それぞれ第1曲線成形部31aの前方および後方の端部から右方向に延びる第1直線成形部31bと一直線上に配置される。
第1ベンディング縁部31は、左本体30と右本体40とを接近させた状態(第1ベンディング縁部31の後方端部31cと、第2ベンディング縁部41の後方端部41cとを近接させた状態)では、正面側から見た時に、下方側が狭くなるようにV字状に形成されている。
なお、左本体30および右本体40は、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41が下チューブ60を取り囲むように配置される(図3参照)。特に、左本体30は、第1ベンディング縁部31が下チューブ60の左側面を取り囲むように配置される(図3参照)。右本体40は、第2ベンディング縁部41が下チューブ60の右側面を取り囲むように配置される(図3参照)。第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、帯状フィルムFを、後述する下チューブ60の筒状部61の外面に巻きつけるように案内する。ベンディング縁部(第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41)は、帯状フィルムFを曲げて、筒状フィルムFcを成形する。
左本体30は、その上部に第1湾曲面形成部32を有する(図5参照)。第1湾曲面形成部32は、第1ベンディング縁部31に対して帯状フィルムFの搬送方向の上流側に配置され、帯状フィルムFを第1ベンディング縁部31へと導く。第1湾曲面形成部32は、左本体30の後方側の縁部から、前方に向かって次第に高くなるように形成された斜面部32aを有する(図5参照)。斜面部32aは、第1ベンディング縁部31の後方端部31c付近で最も高くなる。また、第1湾曲面形成部32は、斜面部32aと連続し、第1ベンディング縁部31を囲むように形成された曲面部32bを更に有する(図5参照)。曲面部32bは、左本体30と右本体40とに囲まれた、下チューブ60が配置される空間からみて、外向きに(左本体30と右本体40とに囲まれた空間から遠ざかるように)突出する曲面である。
右本体40は、その上部に第2湾曲面形成部42を有する(図5参照)。第2湾曲面形成部42は、第2ベンディング縁部41に対して帯状フィルムFの搬送方向の上流側に配置され、帯状フィルムFを第2ベンディング縁部41へと導く。第2湾曲面形成部42は、右本体40の後方側の縁部から、前方に向かって次第に高くなるように形成された斜面部42aを有する(図5参照)。斜面部42aは、第2ベンディング縁部41の後方端部41c付近で最も高くなる。また、第2湾曲面形成部42は、斜面部42aと連続し、第2ベンディング縁部41を囲むように形成された曲面部42bを更に有する(図5参照)。曲面部42bは、左本体30と右本体40とに囲まれた、下チューブ60が配置される空間からみて、外向きに(左本体30と右本体40とに囲まれた空間から遠ざかるように)突出する曲面である。
帯状フィルムFは、第1湾曲面形成部32の斜面部32aおよび第2湾曲面形成部42に斜面部42aに接触しながら、斜面部32aおよび斜面部42aに沿って斜め上方に搬送される。そして帯状フィルムFは、斜面部32aおよび斜面部42aが、それぞれ曲面部32bおよび曲面部42bへと切り替わる付近で折り返され、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41により、下チューブ60の筒状部61の外面に巻き付くように、筒状フィルムFcに形成される。筒状フィルムFcは、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41と、下チューブ60との隙間を搬送される。
(2−1−3−2)本体位置調整機構
本体位置調整機構80は、左本体30の固定された可動板71と、右本体40の固定された可動板72とを、それぞれ左右方向に位置調整するための機構である。
本体位置調整機構80は、送りネジ81と、ハンドル82と、を主に有する(図5参照)。送りネジ81には、雄ねじ(図示せず)が形成されている。送りネジ81には、台形ねじが用いられる。送りネジ81の雄ねじが、可動板71および可動板72に形成された雌ねじ(図示せず)にねじ込まれることで、送りネジ81と、可動板71および可動板72とは係合している。なお、送りネジ81の雄ねじの、可動板71の雌ねじと噛み合う部分と、可動板72の雌ねじと噛み合う部分とは、ねじの切り方が逆になっている。つまり、送りネジ81の雄ねじの、可動板71の雌ねじと噛み合う部分と、可動板72の雌ねじと噛み合う部分とは、一方が右ねじで、他方が左ねじとなっている。ハンドル82は、送りネジ81と連結されている。ハンドル82が回転させられると、送りネジ81が回転し、可動板71はレール73に沿って、可動板72はレール74に沿って、互いに他方に近づくように、あるいは、互いに他方から遠ざかるように、左右方向に移動する。その結果、可動板71上の左本体30と、可動板72上の右本体40との左右方向の位置調整が行われる。
本体位置調整機構80による左本体30および右本体40の位置調整は、例えば袋Bを製袋に用いる帯状フィルムFが交換された時に行われる。具体的には、例えば、製袋する袋Bが大きくなり、帯状フィルムFの左右方向の幅が大きくなる場合に、本体位置調整機構80による左本体30および右本体40の位置調整が行われる。なお、帯状フィルムFの左右方向の幅が大きくなる場合には、左本体30と右本体40との間に、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41に挟まれるように配置される下チューブ60のサイズも変更される。左本体30および右本体40は、下チューブ60との間に所定の大きさの僅かな隙間が形成されるように、本体位置調整機構80により左右方向の位置調整が行われる。つまり、左本体30および右本体40の左右方向の位置調整は、下チューブ60のサイズに応じて行われる。
なお、ここで示した本体位置調整機構80の構成は一例であって、これに限定されるものではない。例えば、ここでは、ハンドル82を人力で回すことにより可動板71および可動板72の位置調整が行われるが、モータ等により位置調整が行われるように構成されてもよい。また、ここでは、可動板71および可動板72の両方の位置が調整されるが、これに限定されるものではなく、本体位置調整機構は、可動板71および可動板72の一方のみを左右方向に移動させる機構であってもよい。また、ここでは、送りネジ81の雄ねじが可動板71および可動板72の雌ねじと噛み合う機構により可動板71および可動板72の位置調整が行われるが、これに限定されるものではなく、例えばラックとピニオンとを有する機構等を用いて位置調整が行われてもよい。
また、成形機構20は、本体位置調整機構80を備えていなくてもよい。例えば、本体21はベースプレート100に直接固定され、作業員が左本体30および右本体40の少なくとも一方を持ち上げ、ベースプレート100に対して左右に動かすことで、左本体30および右本体40の少なくとも一方の左右位置を調整するように構成されてもよい。
(2−1−3−3)重なり形成部
重なり形成部50は、本体21とは別部材である。重なり形成部50は、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41で曲げられて筒状に形成された筒状フィルムFcの一部を挟持し、後述する縦シール機構14により縦シールされる筒状フィルムFcの重なり部分Aを形成する。重なり形成部50は、具体的には左本体30により曲げられる側の筒状フィルムFcの端部(帯状フィルムFの状態における左端部)を挟持し、縦シール機構14により縦シールされる筒状フィルムFcの重なり部分Aを形成する。なお、重なり形成部50の構造は例示であって、重なり形成部50は、右本体40により曲げられる側の筒状フィルムFcの端部を挟持し、縦シール機構14により縦シールされる筒状フィルムFcの重なり部分Aを形成してもよい。
重なり形成部50は、左右方向および上下方向に広がる平行な2枚の第1平板51および第2平板52を主に有する(図8参照)。言い換えれば、第1平板51および第2平板52は、前後方向に延びる直線に垂直な平板である。第1平板51と、第2平板52とは、前後方向に所定の僅かな隙間が形成されるように配置されている。第1平板51は、第2平板52よりも前方に配置されている。第1平板51は、前方から見た時に、上辺と下辺とが平行で、左辺が上辺および下辺に垂直な台形状に形成されている。一方、第2平板52は、正面側から見た時に、上辺と下辺とが平行で、右辺が上辺および下辺に垂直な台形状に形成されている。第1平板51および第2平板52は、正面側から見た時に、第1平板51の斜辺(右辺)と、第2平板52の斜辺(左辺)とによりV字が形成されるように配置されている。
第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41で曲げられて筒状に形成された筒状フィルムFcの、左本体30により曲げられる側の端部(帯状フィルムFの状態における左端部)は、第1平板51および第2平板52の隙間に挟持される(図7参照)。一方、筒状フィルムFcの、右本体40により曲げられる側の端部(帯状フィルムFの状態における右端部)は、第2平板52の背面(後面)により支持される(図7参照)。このような状態で筒状フィルムFcが下方に搬送されると、重なり形成部50により筒状フィルムFcの重なり部分Aが皺等を生じること無く形成され、重なり部分Aは後述する縦シール機構14により縦シールされる。
なお、重なり形成部50は、上下位置調整機構55により高さ位置が調整され、上下位置調整機構55により調整された位置で保持される。
(2−1−3−4)上下位置調整機構
上下位置調整機構55は、重なり形成部50の位置調整機構の一例である。上下位置調整機構55は、重なり形成部50の上下位置(高さ位置)を調整する。また、上下位置調整機構55は、調整された位置で重なり形成部50を保持する。上下位置調整機構55による重なり形成部50の上下位置調整は、製袋条件の変更時(例えば、製袋に用いる帯状フィルムFの幅や、製袋される袋Bの高さ(縦シール方向の長さ)の変更時等)に行われる。
上下位置調整機構55は、主に2本の支柱56と、本体部57と、高さ調整ネジ58と、2本のノブボルト59と、を有する(図8参照)。
支柱56は、ベースプレート100に固定される着脱ベース103に固定されている(図8参照)。支柱56は、着脱ベース103から上方に延びる(図8参照)。支柱56には、左右方向に支柱56を貫通し、上下方向に延びるスリット56aがそれぞれ形成されている(図8参照)。
本体部57は、円柱部57aと、円柱部57aの背面側から後方に向かって延びる連結部57bと、を有する(図8参照)。円柱部57aは、左右方向に延びる円柱状の部材である。円柱部57aの左右の端部には、それぞれノブボルト59のネジ部(図示せず)がねじ込まれる雌ねじ(図示せず)が形成されている。また、円柱部57aの側面には、上下方向に延びる貫通穴(図示せず)が形成され、貫通穴には、高さ調整ネジ58をねじ込むための雌ねじが形成されている。連結部57bは、円柱部57aと、重なり形成部50を構成する第1平板51および第2平板52と、を連結する。本体部57の高さ位置が調整されることで、重なり形成部50の高さ位置が調整される。
各スリット56aには、本体部57の左右の端部に形成された雌ねじにねじ込まれるノブボルト59のネジ部(図示せず)が挿入される。円柱部57aに対して左右に配置されるノブボルト59が、円柱部57aにねじ込まれることで、2つのノブボルト59のノブにより支柱56が挟み込まれ、円柱部57aの位置が固定される。本体部57の高さ位置調整時には、円柱部57aに対し、ノブボルト59は緩められた状態である。
本体部57の高さ位置は、円柱部57aにねじ込まれる高さ調整ネジ58の、着脱ベース103の下方に配置されたノブ58a(図8参照)を回転させることで調整される。本体部57の位置調整後、ノブボルト59が円柱部57aに向かって締め付けられ、本体部57の位置が固定される。
なお、上下位置調整機構55が固定された着脱ベース103は、ベースプレート100に2箇所のクランプ103a(図8参照)により固定される。クランプ103aを緩めると(クランプ103aによる固定状態を解除すると)、上下位置調整機構55はベースプレート100から取り外すことができる(図4参照)。言い換えれば、上下位置調整機構55により支持される重なり形成部50は、成形機構20の本体21とは独立して、成形機構20から取り外し可能である。
(2−1−4)下チューブ
下チューブ60は、製袋包装機3の上方に配置される組合せ計量機2から筒状フィルムFcに供給される物品C(被包装物)が内部を通過させるチューブである。下チューブ60は、より具体的には、組合せ計量機2から、漏斗部材11および上チューブ12を介して供給される物品Cを受け入れ、筒状フィルムFcへと受け渡す(図2参照)。
下チューブ60は、筒状に形成された筒状部61を有する(図3参照)。筒状部61を水平な平面で切断した状態で上方から見た時に、筒状部61の前面と後面とは互いに平行に直線的に延び、筒状部61の左側面および右側面は概ね円弧状に形成される。筒状部61の下端部には、筒状フィルムFcを内側から拡げるスプレッダー60aが設けられている(図3参照)。
下チューブ60の筒状部61は、成形機構20の左本体30と右本体40との間に、左本体30の第1ベンディング縁部31と、右本体40の第2ベンディング縁部41とに囲まれるように配置される(図3参照)。下チューブ60の左側側面は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、左本体30の第1ベンディング縁部31と隣接して配置される。下チューブ60の右側側面は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、右本体40の第2ベンディング縁部41と隣接して配置される。
第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、帯状フィルムFを下チューブ60の筒状部61の外面に巻きつけるように案内する。重なり形成部50により重なり部分Aが形成された筒状フィルムFcは、下方に搬送される。
なお、下チューブ60は、その上部に、筒状部61の上端から左右および前後方向に広がるフランジ部62を有する(図3参照)。フランジ部62は、下チューブ60を上方から見た時に、筒状部61から(筒状部61の内部側に向かってではなく)外側に向かって広がる。フランジ部62は、下チューブ60を固定ベース102(図3参照)に固定するための板状部材である。フランジ部62は、固定ベース102と2箇所のクランプ63(図3参照)で固定される。なお、固定ベース102は、ベースプレート100から上方に延びる支柱101により支持されている(図3参照)。クランプ63を緩めると(クランプ63による固定状態を解除すると)、下チューブ60は固定ベース102から取り外すことができる(図4参照)。下チューブ60は、成形機構20とは独立して製袋包装機3から取り外し可能である。
下チューブ60は、例えば、袋Bを製袋に用いる帯状フィルムFの左右方向の幅に応じて下チューブ60のサイズが変更される時に、その取り外し/取り付けが行われる。また、下チューブ60は、特に物品Cが食品である場合等に、下チューブ60の清掃等のメンテナンスのために下チューブ60の取り外し/取り付けが行われる。
また、下チューブ60の筒状部61の正面側であって、成形機構20により筒状フィルムFcが巻き付けられる位置より上方には、不活性ガスを下チューブ60内に注入するためのソケット61aが取り付けられる(図3参照)。ソケット61aには、不活性ガスを供給するためのチューブが連結される図示されないワンタッチ継手が装着される。なお、下チューブ60に設けられたソケット61aは、不活性ガスを袋Bに充填する場合の構成であり、袋Bに不活性ガスを充填しない場合には、ソケット61aは不要である。
(2−1−5)プルダウンベルト機構
プルダウンベルト機構13は、下チューブ60に巻き付いた筒状フィルムFcを吸着して下方に連続搬送する。プルダウンベルト機構13は、下チューブ60の左右両側に下チューブ60を挟むように配置された一対のベルト13cを有する(図2参照)。ベルト13cは、吸着機能を有する。ベルト13cが、図示しないモータにより駆動される駆動ローラ13a(図2参照)と、従動ローラ13b(図2参照)とによって回転駆動されることで、ベルト13cによって吸着された筒状フィルムFcが下方に搬送される。
(2−1−6)縦シール機構
縦シール機構14は、下チューブ60に巻き付いた筒状フィルムFcの重なりあう部分(重なり部分A)を縦シールする(縦方向にシールする)。
縦シール機構14は、下チューブ60の正面側に配置されている(図2参照)。縦シール機構14は、図示されないヒータと、筒状フィルムFcの重なり部分Aに接触するヒータベルト(図示せず)と、ヒータベルトを駆動する駆動機構(図示せず)と、を有する。ヒータは、ヒータベルトを加熱する。駆動機構は、ヒータベルトを下チューブ60に近づくように、あるいは、下チューブ60から遠ざかるように前後方向に駆動する。ヒートベルトが、駆動機構により下チューブ60に近づくように駆動されることで、下チューブ60の筒状部61に巻き付いた筒状フィルムFcの重なり部分Aが、ヒータベルトと下チューブ60との間に挟まれる。縦シール機構14は、加熱されたヒータベルトで、筒状フィルムFcの重なり部分Aを一定の圧力で下チューブ60に押しつけることで、筒状フィルムFcの重なり部分Aを熱シールする。
(2−1−7)横シール機構
横シール機構15は、成形機構20、プルダウンベルト機構13および縦シール機構14の下方に配置されている(図2参照)。横シール機構15は、ヒータを内蔵する一対のシールジョー15aを含む機構である(図2参照)。
一対のシールジョー15aは、図示されないモータにより駆動され、互いに対称な軌跡を描きながら略D字状に旋回する。この旋回移動の駆動機構としては、例えば特開平10−53206号公報に開示されているようなものが用いられる。そして、略D字状に旋回する一対のシールジョー15aは、互いに押しつけ合う状態で筒状フィルムFcを挟持し、袋の上下の端部となる筒状フィルムFcの一部分に圧力および熱を加えてシールを施す。一対のシールジョー15aは、縦シール機構14により縦シールされた筒状フィルムFcを、筒状フィルムFcの搬送方向に交差する方向に、より具体的には筒状フィルムFcの搬送方向に直交する方向に、横シールする。また、シールジョー15aの片方の内部には、図示しないカッターが内蔵されている。カッターは、シールジョー15aによる横シール部分の高さ方向の中心位置において、袋Bと後続の筒状フィルムFcとを切り離す。
(2−2)フィルム供給ユニット
フィルム供給ユニット3bは、製袋包装ユニット3aの成形機構20に対してシート状の帯状フィルムFを供給するユニットである。フィルム供給ユニット3bは、製袋包装ユニット3aに隣接して設けられている(図1参照)。フィルム供給ユニット3bにはフィルムが巻かれたロール(図示せず)がセットされ、このロールから帯状フィルムFが繰り出される。ロールから繰り出される帯状フィルムFは、ロールを回転させるモータ(図示せず)の作動により繰り出され、製袋包装ユニット3aのプルダウンベルト機構13の作動により搬送される。
(3)特徴
本実施形態に係る製袋包装機3の特徴について以下に説明する。
(3−1)
本実施形態に係る製袋包装機3は、成形機構20と、縦シール機構14と、横シール機構15と、を備える。成形機構20は、帯状フィルムFを、左右方向に延びる幅方向に、帯状フィルムFの左端部および右端部が重なるように曲げて、筒状フィルムFcを成形する。縦シール機構14は、筒状フィルムFcの重なりあう部分(重なり部分A)を縦シールする。横シール機構15は、縦シールされた筒状フィルムFcを横シールする。成形機構20は、本体21と、重なり形成部50と、を有する。本体21は、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41と、第1湾曲面形成部32および第2湾曲面形成部42と、を有する。第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、帯状フィルムFを曲げて筒状フィルムFcを成形する。第1湾曲面形成部32および第2湾曲面形成部42は、それぞれ第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41に対して帯状フィルムFの搬送方向の上流側に配置され、帯状フィルムFを第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41へと導く。重なり形成部50は、本体21とは別部材である。重なり形成部50は、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41で曲げられて筒状に成形された筒状フィルムFcの一部を挟持し、筒状フィルムFcの重なり部分Aを形成する。本体21は、左側に配置される左本体30および右側に配置される右本体40に分割され、右本体40および左本体30の左右方向の位置調整が可能に構成されている。
本実施形態に係る製袋包装機3では、本体21が左本体30および右本体40に分割され、左本体30および右本体40の左右方向の位置調整が可能に構成されることで、ベンディング曲線の形状を変更する複雑な機構を用いることなく、袋Bのサイズ変更に対応可能である。また、ここでは、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41自体の形状は変化しないため、様々なサイズ範囲の製袋を、フィルムの蛇行等の異常を発生させること無く実現することが容易で、信頼性の高い製袋包装機3を提供することができる。
また、ここでは、重なり形成部50が本体21とは別部材であるため、本体21と独立して重なり形成部50の位置等を調整可能で、製袋条件(袋Bのサイズ等)に応じて、成形機構20を常に最適な構成とすることが容易である。さらに、ここでは、重なり形成部50が本体21とは別部材であるため、重なり形成部50を変更し、縦シールされる筒状フィルムの重なり部分(バックシール)の形態(例えば、フィンシール、ラップシール等)を変更することも容易である。
(3−2)
本実施形態に係る製袋包装機3では、成形機構20は、重なり形成部50の位置を調整する、位置調整機構の一例としての上下位置調整機構55を更に有する。上下位置調整機構55は、重なり形成部50の高さ位置を調整する。
本実施形態に係る製袋包装機3では、成形機構20が重なり形成部50の位置を調整する上下位置調整機構55を更に有するため、重なり形成部50の位置毎に別の重なり形成部50を準備することなく、重なり形成部50の位置をフィルムの蛇行等の異常が発生することのない適切な位置に調整することができる。
(3−3)
本実施形態に係る製袋包装機3では、当該製袋包装機3の上方から筒状フィルムFcに供給される物品Cが内部を通過するチューブの一例としての下チューブ60を更に備える。下チューブ60は、左本体30と右本体40との間に、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41に囲まれるように配置される。
本実施形態に係る製袋包装機3では、本体21の内部に物品Cを供給する下チューブ60が配置されるため、物品Cを筒状フィルムFc内に導くことが容易である。
(3−4)
本実施形態に係る製袋包装機3では、下チューブ60は、成形機構20とは独立して当該製袋包装機3から取り外し可能である。右本体40および左本体30の左右方向の位置調整は、下チューブ60のサイズに応じて行われる。
本実施形態に係る製袋包装機3では、下チューブ60を成形機構20とは独立して取り外し可能であるため、物品Cが接触して清掃等のメンテナンスが必要となる下チューブ60だけを取り外してメンテナンスを行うことができ、装置のメンテナンス性が高い。また、袋Bのサイズに応じて下チューブ60を変更することが容易である。
(3−5)
本実施形態に係る製袋包装機3では、重なり形成部50は、本体21とは独立して成形機構20から取り外し可能である。
具体的には、製袋包装機3は、本体21および重なり形成部50が取り付けられるベースプレート100を備える。重なり形成部50は、本体21とは独立してベースプレート100から取り外し可能である。
なお、重なり形成部50の着脱は、重なり形成部50を他の形状のものに交換する際や、重なり形成部50の位置を左右方向に調整する際に行われる。重なり形成部50を他の形状のものに交換する際とは、例えば、製袋される袋が、上記実施形態のように筒状フィルムFcの一端の前面(外面)と他端の後面(内面)とが重なり合う縦シールT(ラップシール)を有する袋B(図9参照)から、筒状フィルムFcの一端の内面と他端の内面とが重なり合う縦シールT1(フィンシール)を有する袋B1(図10(a)参照)に変更される場合である。なお、この場合には、重なり形成部は、筒状フィルムFcの両端を挟むように挟持し、前記筒状フィルムの重なり部分を形成する。また、重なり形成部50の位置が左右方向に調整される際とは、例えば、製袋される袋が、上記実施形態のように左右方向の中心付近に縦シールTを有する袋B(図9参照)から、右側にずれた縦シールT2を有する袋B2に変更される場合(図10(b)参照)である。
本実施形態に係る製袋包装機3では、本体21を取り外すこと無く、重なり形成部50だけを成形機構20から取り外して交換することが可能であるため(重なり形成部50だけをベースプレート100から取り外して交換することが可能であるため)、袋Bの縦シールの形状に応じて重なり形成部50を容易に付け替えることができる。
(3−6)
本実施形態に係る製袋包装機3では、第1ベンディング縁部31は、筒状フィルムFcの曲線部を成形する第1曲線成形部31aと、筒状フィルムFcの直線部を成形する第1直線成形部31bと、を含む。第2ベンディング縁部41は、筒状フィルムFcの曲線部を成形する第2曲線成形部41aと、筒状フィルムFcの直線部を成形する第2直線成形部41bと、を含む。左本体30は、第1曲線成形部31aと、第1曲線成形部31aの端部から右本体40に向かって延びる第1直線成形部31bと、を有する。右本体40は、第2曲線成形部41aと、第2曲線成形部41aの端部から左本体30に向かって延びる第2直線成形部41bと、を有する。
本実施形態に係る製袋包装機3では、左本体30および右本体40のそれぞれが、他方に向かって直線的に延びる第1直線成形部31bおよび第2直線成形部41bを有しているため、大きなサイズの袋Bを成形する場合等であっても、袋Bの直線部の形状を精密に形成することが容易である。
(4)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾のない範囲で、複数の変形例を適宜組み合わされてもよい。
(4−1)変形例A
上記実施形態に係る成形機構20の第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41の形状は一例であって、これに限定されるものではない。
例えば、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は左右対称に形成されているが、第1ベンディング縁部および第2ベンディング縁部は非対称に形成されてもよい。
また、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、それぞれ第1直線成形部31bおよび第2直線成形部41bを有しているが、これに限定されるものではなく、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、それぞれ第1曲線成形部31aおよび第2曲線成形部41aのみを有していてもよい。ただし、袋Bの形状を精密に成形するためには、第1ベンディング縁部31および第2ベンディング縁部41は、それぞれ、第1曲線成形部31aおよび第2曲線成形部41aに加えて、第1直線成形部31bおよび第2直線成形部41bを有することが好ましい。
(4−2)変形例B
上記実施形態に係る成形機構20は、重なり形成部50の上下位置を調整する上下位置調整機構55を有するが、重なり形成部50の位置を調整する位置調整機構はこのような機構に限定されるものではない。例えば、重なり形成部50の位置を調整する位置調整機構は、重なり形成部50の位置を、上下方向に代えて前後方向および/または左右方向に、あるいは、上下方向に加えて前後方向および/または左右方向に、調整するものであってもよい。
(4−3)変形例C
上記実施形態に係る成形機構20は、重なり形成部50の位置を調整する上下位置調整機構55を有するが、これに限定されるものではない。重なり形成部50は、上下位置調整機構55を有さなくてもよい。ただし、重なり形成部50を交換すること無く、様々な袋Bのサイズに対応するためには、成形機構20は上下位置調整機構55を有することが好ましい。
(4−4)変形例D
上記実施形態に係る製袋包装機3では、下チューブ60は、成形機構20とは独立して製袋包装機3から取り外し可能であるがこれに限定されるものではない。ただし、下チューブ60を成形機構20とは独立して製袋包装機3から取り外し可能とすることで、下チューブ60のメンテナンスや、下チューブ60の交換を行うことが容易である。
(4−5)変形例E
上記実施形態に係る製袋包装機3は、下チューブ60を有するが、これに限定されるものではなく、製袋包装機3は下チューブ60を用いずに袋Bを製袋するものであってもよい。ただし、筒状フィルムFcの形状を精密に成形し、物品Cを筒状フィルムFcに導くためには、製袋包装機3は下チューブ60を備えることが好ましい。
(4−6)変形例F
成形機構20は、図11のように、左本体30と右本体40との間を繋ぐように配置される、筒状フィルムFcの搬送経路をサポートするガイドGを更に有してもよい。より具体的には、成形機構20は、第1ベンディング縁部31の前方の第1直線成形部31bと第2ベンディング縁部41の前方の第2直線成形部41bとを結ぶガイドGと、第1ベンディング縁部31の後方の第1直線成形部31bと第2ベンディング縁部41の後方の第2直線成形部41bとを結ぶガイドGとを、一方または両方有してもよい。ここでは、筒状フィルムFcの搬送経路の、本体21(左本体30および右本体40)により直接サポートされない部分がガイドGによりサポートされるため、フィルムの蛇行等の異常を抑制することが更に容易である。
(4−7)変形例G
上記実施形態に係る縦シール機構14および横シール機構15は、いずれも図示しないヒータにより筒状フィルムFcを熱シールするが、縦シール機構14および横シール機構15はこのような構成に限定されるものではなく、筒状フィルムFcを超音波シールするものであってもよい。
また、横シール機構15の駆動機構は、シールジョー15aを略D字状に旋回駆動させるが、駆動機構は、シールジョー15aを互いに近づくように、または、互いに遠ざかるように直線的に駆動させるものであってもよい。
また、縦シール機構14は、縦シールされる筒状フィルムの重なり部分(バックシール)の形態(フィンシール、ラップシールなど)に応じて、機構の一部又は全部を交換可能に構成されていてもよい。
(4−8)変形例H
上記実施形態では、成形機構20の左本体30および右本体40と、下チューブ60とはそれぞれ独立した部材であるが、本発明に係る製袋包装機の構成は、このような構成に限定されるものではない。
例えば、製袋包装機は、下チューブ60に代えて、下チューブ60の筒状部61にあたる部分が複数の部材に分割された分割チューブを備えるものであって、左本体30および右本体40の位置調整時に、分割チューブの分割された部材のそれぞれが、左本体30又は右本体40と共に移動するよう構成されてもよい。
具体例を挙げて説明すると、製袋包装機は、下チューブ60に代えて、分割チューブ160を備えてもよい(図12参照)。分割チューブ160は、図12のように、左分割部材161と、右分割部材162と、左支持部材161aと、右支持部材162aと、を主に有する。
左分割部材161は、下チューブ60の筒状部61の左側の曲面部(図3参照)に相当する形状に形成されている。具体的には、左分割部材161は、上下方向に延びる、右半分の無い半円管形状(上下方向に延びる仮想円管を、長さ方向(上下方向)に沿って半分に切断した形状)に形成されている(図12参照)。なお、左分割部材161の形状は、半円管形状に限定されるものではなく、例えば、上下方向に延びる断面が楕円形の仮想管を、上下方向に沿って半分に切断した形状等であってもよい。
右分割部材162は、下チューブ60の筒状部61の右側の曲面部(図3参照)に相当する形状に形成されている。具体的には、右分割部材162は、上下方向に延びる、左半分の無い半円管形状に形成されている(図12参照)。なお、右分割部材162の形状は、半円管形状に限定されるものではなく、例えば、上下方向に延びる断面が楕円形の仮想管を、上下方向に沿って半分に切断した形状等であってもよい。
左分割部材161は、左本体30の第1ベンディング縁部31に囲まれるように配置される(図12参照)。左分割部材161は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、左本体30の第1ベンディング縁部31と隣接して配置される。また、左分割部材161は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、左本体30の右側曲面30a(図5参照)と隣接して配置される(図12参照)。
右分割部材162は右本体40の第2ベンディング縁部41に囲まれるように配置される(図12参照)。右分割部材162は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、右本体40の第2ベンディング縁部41と隣接して配置される。また、右分割部材162は、所定の大きさの僅かな隙間を空けて、右本体40の左側曲面40a(図5参照)と隣接して配置される(図12参照)。
左支持部材161aは、左分割部材161を支持する部材である。左支持部材161aは、L字状に形成されている。L字状の左支持部材161aの一端側は左分割部材161の上部外面と、他端側は可動板71と、それぞれ固定されている。なお、左支持部材161aは、一端側が左分割部材161の上部外面と固定され、他端側は左本体30の外側面と固定されるよう構成されてもよい。
右支持部材162aは、右分割部材162を支持する部材である。右支持部材162aは、L字状に形成されている。L字状の右支持部材162aの一端側は右分割部材162の上部外面と、他端側は可動板72と、それぞれ固定されている。なお、右支持部材162aでは、一端側が右分割部材162の上部外面と固定され、他端側は右本体40の外側面と固定されるよう構成されてもよい。
分割チューブ160のように構成されていることで、可動板71および可動板72が動かされ、左本体30および右本体40の位置調整が行われても、左本体30と左分割部材161との相対的な位置関係、および、右本体40と右分割部材162との相対的な位置関係、は変化しない。言い換えれば、分割チューブ160のように構成されていることで、左本体30および右本体40の位置調整が行われる際に、左分割部材161および右分割部材162も同時に位置調整される。
そのため、上記実施形態とは異なり、袋のサイズ変更時に、チューブ(下チューブ60)を交換する必要がなく、作業性を向上できる。また、ここでは、上記実施形態と異なり、袋のサイズ別に、寸法の異なるチューブ(下チューブ60)を準備する必要がなく、チューブに関するコストを削減することができる。
本発明に係る製袋包装機は、様々なサイズの袋の製袋を簡易な構成で実現可能で、かつフィルムの蛇行等の異常の発生を抑制できる信頼性の高い製袋包装機として有用である。
3 製袋包装機
14 縦シール機構
15 横シール機構
20 成形機構
21 本体
30 左本体
40 右本体
31 第1ベンディング縁部(ベンディング縁部)
41 第2ベンディング縁部(ベンディング縁部)
31a 第1曲線成形部
31b 第1直線成形部
41a 第2曲線成形部
41b 第2直線成形部
32 第1湾曲面形成部(湾曲面形成部)
42 第2湾曲面形成部(湾曲面形成部)
50 重なり形成部
55 上下位置調整機構(位置調整機構)
60 下チューブ(チューブ)
C 物品(被包装物)
F 帯状フィルム
Fc 筒状フィルム
G ガイド
特開平11−130007号公報

Claims (7)

  1. 帯状フィルムを、左右方向に延びる幅方向に、前記帯状フィルムの左端部および右端部が重なるように曲げて、筒状フィルムを成形する成形機構と、
    前記筒状フィルムの重なりあう部分を縦シールする縦シール機構と、
    縦シールされた前記筒状フィルムを横シールする横シール機構と、
    を備えた製袋包装機であって、
    前記成形機構は、
    前記帯状フィルムを曲げて前記筒状フィルムを成形するベンディング縁部と、前記ベンディング縁部に対して前記帯状フィルムの搬送方向の上流側に配置され、前記帯状フィルムを前記ベンディング縁部へと導く湾曲面形成部と、を有する本体と、
    前記本体とは別部材である、前記ベンディング縁部で曲げられて筒状に成形された前記筒状フィルムの一部を挟持し、前記筒状フィルムの重なり部分を形成する重なり形成部と、
    を有し、
    前記本体は、左側に配置される左本体および右側に配置される右本体に分割され、前記左本体および前記右本体の少なくとも一方の左右方向の位置調整が可能に構成され、
    前記製袋包装機は、前記本体および前記重なり形成部が取り付けられるベースプレートを更に備え、
    前記重なり形成部は、前記本体とは独立して前記ベースプレートから取り外し可能である、
    製袋包装機。
  2. 前記成形機構は、前記重なり形成部の位置を調整する位置調整機構を更に有する、
    請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記位置調整機構は、前記重なり形成部の高さ位置を調整する、
    請求項2に記載の製袋包装機。
  4. 当該製袋包装機の上方から前記筒状フィルムに供給される被包装物が内部を通過するチューブを更に備え、
    前記チューブは、前記左本体と前記右本体との間に、前記ベンディング縁部に囲まれるように配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
  5. 前記チューブは、前記成形機構とは独立して当該製袋包装機から取り外し可能であり、
    前記右本体および/または前記左本体の左右方向の位置調整は、前記チューブのサイズに応じて行われる、
    請求項4に記載の製袋包装機。
  6. 前記成形機構は、前記左本体と前記右本体との間を繋ぐように配置され、前記筒状フィルムの搬送経路をサポートするガイドを更に有する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の製袋包装機。
  7. 前記ベンディング縁部は、前記左本体の第1ベンディング縁部と、前記右本体の第2ベンディング縁部と、を含み、
    前記第1ベンディング縁部は、前記筒状フィルムの曲線部を成形する第1曲線成形部と、前記筒状フィルムの直線部を成形する、前記第1ベンディング縁部の端部から前記第1曲線成形部に向かって延びる1直線成形部と、を有し、
    前記第2ベンディング縁部は、前記筒状フィルムの曲線部を成形する第2曲線成形部と、前記筒状フィルムの直線部を成形する、前記第2ベンディング縁部の端部から前記第2曲線成形部に向かって延びる第2直線成形部と、を有する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の製袋包装機。
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