JP5947639B2 - 製袋包装機 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る製袋包装機1の斜視図である。また、図2は、製袋包装機1の製袋包装ユニット5の概略構成を示す斜視図である。図1及び図2において、包装機1は、組合せ計量機2、製袋包装ユニット5及びフィルム供給ユニット6を備えている。
(2−1)組合せ計量機2
組合せ計量機2は、製袋包装ユニット5の上部に配置されており、商品Cを計量ホッパで計量した後、これらの計量値を所定の合計重量になるように組み合わせて順次排出する。
フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5の成形機構13に対してシート状のフィルムFを供給するユニットであって、製袋包装ユニット5に隣接して設けられている。また、フィルム供給ユニット6にはフィルムFが巻かれたロールがセットされ、このロールからフィルムFが繰り出される。
製袋包装ユニット5は、図8に示す袋B2を製造する。図8(a)は、袋B2を立てた状態の正面斜視図である。図8(b)は、袋B2を下から観た平面図である。袋B2は、商品Cを囲う本体部FL2を有し、その上端に上シール部SL1、その下端に平面状に成形された底部FBを有する。また、袋B2の幅方向の中央には、縦シール部LSPが上シール部SL1から底部FBまで延びている。底部FBは、四角形の形状であり、その幅方向に延びる下シール部SL2を有する。下シール部SL2の長手方向の両端には、側面S3が折り重なっている。
成形機構13は、チューブ13bと、フォーマ13aとを有している。チューブ13bは、筒形状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ13bの上端の開口部には、組合せ計量機2で計量された商品Cが投入される。フォーマ13aは、チューブ13bを取り囲むように配置されている。フィルムロールから繰り出されてきたシート状のフィルムFは、フォーマ13aとチューブ13bとの間を通るときに筒状に成形される。成形機構13のチューブ13bやフォーマ13aは、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができる。
図2に示すように、プルダウンベルト機構14は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に連続搬送する機構であって、チューブ13bを挟んで左右両側にそれぞれベルト14cが設けられている。プルダウンベルト機構14では、吸着機能を有するベルト14cを駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって回して筒状フィルムFmを下方に運ぶ。なお、図2においては、駆動ローラ14a等を回転させるローラ駆動モータの図示を省略している。
縦シール機構15は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmの重なり部分を、一定の圧力でチューブ13bに押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。縦シール機構15は、チューブ13bの正面側に位置しており、図示しないが、ヒータや、そのヒータにより加熱され筒状フィルムFmの重なり部分に接触するヒータベルトを有している。また、縦シール機構15は、図示しないが、ヒータベルトをチューブ13bに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置も備えている。
横シール機構20は、図2に示されているとおり、シールジョー21とクラムプレート22とを含む。
横シール機構20は、2つのシールジョー21を有し、これらのシールジョー21を互いに向けて移動させ筒状フィルムFmを挟み込む。
クラムプレート22は、前後2つのクラムプレートからなり、図2に示されているように、横シール機構の上方に設置されている。クラムプレート22は、アクチュエータ(図示せず)により駆動されて前後に往復移動し、シールジョー21が筒状フィルムFmを横シールする直前で、シール予定域の上方を挟み込む。これにより、上方から落下する被包装物(商品C)などがシール予定域に噛みこまれることが抑制される。
ガイド機構40は、主に四角成形用スプレッダ41及びL字型部材46を含んでいる。
四角成形用スプレッダ41は、チューブ13bの下端の前側と後ろ側に1つずつ前後方向に回動可能に取り付けられている。四角成形用スプレッダ41は、それぞれU字を逆さにしたような形状になっている。
L字型部材46は、チューブ13bの下端から筒状フィルムFmの搬送方向に伸び、その先端部は四角成形用スプレッダ41の幅方向両端に向いて伸びている。L字型部材46の両端それぞれの下面には、水平な下端面46bが設けられている(図7参照)。後述する第2押し曲げ機構58のサイドプレート72aが上方向に回動したとき、L字型部材46の先端部の下端面46bと、第2押し曲げ機構72とで、袋下部FAの側部EPを挟みこむ(図7参照)。
押し曲げ機構70は、袋B2の四角形の底部FBを成形するために、下シール部SL2及び袋下部FAの側部EPを押し曲げるための機構である。押し曲げ機構70は、横シール機構20の上方に配置されており、第1押し曲げ機構71と、第2押し曲げ機構72とを含む(図2参照)。
第1押し曲げ機構71は、主に、底プレート71a及び当該底プレート71aを前後に移動させるアクチュエータ(図示せず)を有する。
図7は、第2押し曲げ機構72が袋下部FAの左右の側部EPを押し曲げる様子を示している。第2押し曲げ機構72は、主に、筒状フィルムFmの左右に配置された2つのサイドプレート72aと、支持部材72bと、アクチュエータ72cとを有する。サイドプレート72aは、表面に樹脂が施された金属製の板状部材であり、回動軸72eにより上下に回動可能に支持部材72bに取り付けられている。アクチュエータ72cは、サイドプレート72aそれぞれを斜め上下方向へ移動及び上下方向へ回動させる。下シール部SL2が第1押し曲げ機構71の底プレート71aにより押し曲げられた後、左右2つのサイドプレート72aそれぞれが、袋下部FAの左右の側部EPを下方に押し曲げる(図7(b)参照)。さらにサイドプレート72aそれぞれは、上向きに回動し、当該側部EPを袋B2の底部FBとなる部分に押し当てる(図7(c)参照)。当該側部EPは、L字型部材46の下端面46bとサイドプレート72aとで上下から挟まれ、袋B2の底部FBとなる部分に熱により接着する。
フィルム供給ユニット6(図1参照)から送られてくるシート状のフィルムFは、フォーマ13aからチューブ13bに巻き付けられて筒状に成形され、そのままプルダウンベルト機構14によって下方に搬送される。フィルムFはチューブ13bに巻き付けられた状態において左右両端部が周面上で重ね合わせられた状態となり、その重ね合わせ部分が縦シール機構15によって縦にシールされる。縦にシールされた筒状フィルムFmは、チューブ13bを抜けて横シール機構20へと降りていく。このとき、筒状フィルムFmの内部には、組合せ計量機2からチューブ13bを通って商品Cが落下してくる。
(3−1)
上記実施形態では、底プレート71aは、下シール部SL2をその中央から先ず押し倒すことができ、下シール部SL2が鉛直面に沿った姿勢でなくても、下シール部を押し倒しながら筒状フィルムFmの下端直下に移動しやすくなっている。即ち、下シール部SL2が、その端の方がよれていたり、或いは、第2水平方向HD2と反対の向きに傾いていても、下シール部SL2を中央から押して、よれたり傾いたりしている部分を第2水平方向HD2に倒し、或いは、直立さたり、姿勢を変えることができる。その後、両端の端部71sで下シール部SL2の中央から両端に伸びる部分を押し倒すことができる。そして、底プレート71aは、少なくとも筒状フィルムFmの下端の第1水平方向に沿った幅よりも大きいので、下シール部SL2を全幅にわたって押し倒すことができる。したがって、下シール部SL2をその姿勢に関わらず安定して押し曲げることができる。
上記実施形態では、底プレート71aは、中央部Cで先ず下シール部SL2を押し倒した後、下シール部SL2の両端が押し倒されていなくても、下シール部SL2をその中央から両端にかけて徐々に下から押し上げながら押し倒すことができる。したがって、下シール部SL2の端の方がよれていたり、或いは、第2水平方向HD2と反対の向きに傾いたり、下シール部SL2の姿勢がその中央と両端とで異なっても、或いは、下シール部SL2の両端の高さ位置がその中央よりも下方であっても、下シール部SL2をその全幅にわたって安定して押し曲げることが出来る。即ち、下シール部SL2をその姿勢に関わらず安定して押し曲げることができる。
20 横シール機構
71a 底プレート(押し倒し部材)
T 先端
71c 中央部
71s 端部
100 板部材
HD1 第1水平方向
HD2 第2水平方向
H1、H2 側部
L1、L2 折り曲げ線
C 商品(被包装物)
B2 フラットボトム型の袋
FA 袋下部
FB 底部
F フィルム(包材)
Fm 筒状フィルム
SL1 上シール部
SL2 下シール部
Claims (3)
- 被包装物を囲う本体部と、前記本体部の上下に位置する上シール部および下シール部とを有し、本体部の一部および下シール部から成る底部が平面状に成形された袋を、筒状に成形された包材から製造する、製袋包装機であって、
前記筒状に成形された包材を横方向にシールし、水平面に沿って延びる前記上シール部および前記下シール部を形成する横シール機構と、
前記底部を成形する際に、前記下シール部が延びる第1水平方向と交差する第2水平方向に移動して前記下シール部を押し倒し、前記本体部の一部に対する前記下シール部の姿勢を変える、押し倒し部材と、
を備え、
前記押し倒し部材は、
少なくとも前記底部の前記第1水平方向に沿った幅よりも大きく、
前記第2水平方向に移動することで前記下シール部に当たる先端の中央部が、前記先端の両端部よりも先に前記下シール部に当たるように構成されており、
前記押し倒し部材の前記先端の前記中央部の位置は、前記押し倒し部材の前記先端の前記両端部の位置よりも上にある、
製袋包装機。 - 前記押し倒し部材の前記先端は、前記第2水平方向へ凸形状である、
請求項1に記載の製袋包装機。 - 前記押し倒し部材の前記先端は、前記第2水平方向から見たときに、前記中央部が水平方向に延び、前記両端部は前記中央部から離れるにしたがって斜め下方に延びる、
請求項1又は2に記載の製袋包装機。
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