JP2004238042A - 包装装置 - Google Patents

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Masaaki Kodama
雅晃 児玉
Naotaka Yokoyama
直貴 横山
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Abstract

【課題】本発明は、横ピロー包装装置において、エンドシール機構による筒状フィルム箇所の皺の発生を極力抑えることのできる包装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】横ピロー包装装置において、エンドシール機構9に備えられた上下に対向して配設されたシール部材9A,9Bの両側には、そのシール部材9A,9Bの作動によって筒状フィルムFをヒートシールする直前に筒状フィルムFと接触し筒状フィルムFの皺を取り除くためのをフィルム矯正部材25を配設してなることを特徴とする包装装置である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムを筒状に製袋しつつ被包装物をフィルム内に連続的に包装する包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の包装装置として、たとえば一般的な横ピロー包装装置にあっては、原反ロール保持部から引き出される原反ロールのフィルムは、フィルムテンション機構などを介して引き出し案内され、引き出し案内された帯状のフィルムはフォーマーを介して筒状に製袋されつつ筒状フィルム内に被包装物が供給され、次いで被包装物が供給された筒状フィルムの側端部同士を一対の供給ローラなどからなる搬送機構によって挟みつけながら搬送し、搬送機構によって送り出された筒状フィルムの側端縁部同士をセンターシール機構によってシール閉塞し、センターシール機構によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にエンドシール機構によってシールし、次いで縦横にヒートシールし被包装物を封入した包装袋を順次切断機構によってカットした後に搬出するようにした包装装置が知られている(たとえば、特許文献1を参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−164922号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術(特許文献1)などからなる横ピロー包装装置にあっては、筒状に製袋されたフィルム内に被包装物を供給した後、筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にエンドシール機構によってフィルムの幅方向に沿ってヒートシールした後に切断機構によってそのシール箇所をカットしてヒートシールされた包装体を搬出するようにしている。この際、この種のエンドシール機構においては、一般的に、フィルムの幅方向全体がエンドシール部材によって接触しつつ、直ぐに対をなすエンドシール部材によって挟み込まれてシールされるためにフィルムの幅方向全体を同時に押さえつけられた状態にてシールされてしまい、この結果、そのエンドシール箇所に皺が発生してしまいやすく、場合によってはシール不良となったり、包装体の見栄えが芳しくないといった問題がある。
【0005】
この場合、特にフィルムの材質などによっては、たとえばアルミ箔とプラスチックフィルムの張り合わせからなるフィルムや着色されているフィルムなどにおいては、皺などが発生したときに目立ってしまうため体裁が悪くなってしまうという問題もある。
【0006】
そこで本発明は、前記問題点に着目し、横ピロー包装装置において、エンドシール機構による筒状フィルム箇所の皺の発生を極力抑えることのできる包装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、請求項1では、原反ロールから引き出される帯状のフィルムを折り返し案内してフィルムを筒状に製袋する製袋機構と、この製袋機構によって筒状に折り返された筒状フィルム内に被包装物を供給する供給機構と、この供給機構の位置よりフィルムの搬出側にて前記筒状フィルムの側端縁部同士を対をなす供給ローラにて挟み付けながら搬送する搬送機構と、この搬送機構によって送り出された筒状フィルムの側端縁部同士を対をなすシール部材によってシール閉塞するセンターシール機構と、このセンターシール機構によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にシールする上下に対向して配設されたシール部材を備えたエンドシール機構と、これらのシール機構によって形成される被包装物を封入したそれぞれの包装袋を順次切断する切断機構とを備え、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向して配設されたシール部材の両側には、そのシール部材の作動によって筒状フィルムをヒートシールする直前に筒状フィルムと接触し筒状フィルムの皺を取り除くためのフィルム矯正部材を配設してなることを特徴とする包装装置である。
【0008】
また請求項2では、請求項1において、前記フィルム矯正部材は、前記エンドシール機構のシール部材の幅方向に沿って平板状からなる矯正プレートによって形成されるとともに、上下に位置した前記矯正プレートをそれぞれ対向して配置してなることを特徴とする包装装置である。
【0009】
また請求項3では、請求項2において、前記フィルム矯正部材の矯正プレートにおいて、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設してなることを特徴とする包装装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明においては、原反ロールから引き出される帯状のフィルムを折り返し案内してフィルムを筒状に製袋する製袋機構と、この製袋機構によって筒状に折り返された筒状フィルム内に被包装物を供給する供給機構と、この供給機構の位置よりフィルムの搬出側にて前記筒状フィルムの側端縁部同士を対をなす供給ローラにて挟み付けながら搬送する搬送機構と、この搬送機構によって送り出された筒状フィルムの側端縁部同士を対をなすシール部材によってシール閉塞するセンターシール機構と、このセンターシール機構によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にシールする上下に対向して配設されたシール部材を備えたエンドシール機構と、これらのシール機構によって形成される被包装物を封入したそれぞれの包装袋を順次切断する切断機構とを備え、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向して配設されたシール部材の両側には、そのシール部材の作動によって筒状フィルムをヒートシールする直前に筒状フィルムと接触し筒状フィルムの皺を取り除くためのフィルム矯正部材を配設してなることを特徴とする包装装置であり、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向してそれぞれ設けられたエンドシール部材を筒状に膨らんでいる筒状フィルムの幅方向に沿って上下方向から接近移動させながらフィルムを挟み付けながら加熱溶着(ヒートシール)する前に、事前に前記フィルム矯正部材によって筒状フィルムの幅方向のほぼ全体に渡って接触しながら挟み付ける作用に合わせてフィルムがフィルム矯正部材に倣って広がりながら案内されるため、フィルムの弛みや皺が延ばされる状態となる。その後、対をなす上下に配設されたエンドシール部材が筒状フィルムと接触しつつ加圧状態にてヒートシールすることによって皺の発生を抑えつつ綺麗にシールすることができる。
【0011】
この際、請求項1に記載の包装装置において、請求項2では、前記フィルム矯正部材を、前記エンドシール機構のシール部材の幅方向に沿って平板状からなる矯正プレートによって形成するとともに、上下に位置した前記矯正プレートをそれぞれ対向して配置してなることにより、筒状フィルムを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を前記平板状からなる矯正プレートによって事前に筒状のフィルムを閉じるように押さえつけながらフィルムの皺や弛みを伸ばしつつ挟み付けることができるため、ヒートシールする箇所が矯正された状態にて対をなすエンドシール部材によってフィルムを挟みながらヒートシールすることができ、安定したヒートシール作動を行うことが可能となるとともに、皺の発生を未然に抑えることができる。
【0012】
また、請求項2に記載の包装装置において、請求項3では、前記フィルム矯正部材の矯正プレートにおいて、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設してなることにより、筒状フィルムを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を前記平板状からなる矯正プレートによって事前に筒状のフィルムを閉じるように押さえつけながらフィルムの皺や弛みを伸ばしつつ挟み付ける際に、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設することによってフィルムの中央部が先に接触してその両側のフィルム箇所へとフィルムの弛みや皺などを外側へと受け流すことができ、これにより対をなす上下に配設されたエンドシール部材が筒状フィルムと接触しつつ加圧状態にてヒートシールすることによって皺の発生を抑制しつつ綺麗にシールすることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明にかかる包装装置として、横型正ピロータイプによる包装装置を例にして説明する。
【0014】
図1から図10本発明の第1実施例を示すもので、この第1実施例では、トレー内にお菓子などの載せた状態の被包装物を送り込み、フィルムによって包装する包装装置を例にして説明する。
【0015】
同図において、包装装置の機枠1には、原反ロールRを回転可能に支持するロール保持機構と、このロール保持機構2に支持された原反ロールRから引き出される帯状のフィルムFを所定のテンションを加えながら案内する案内機構3と、この案内機構3を介して引き出された帯状のフィルムFを折り返してフィルムFを筒状に製袋案内するフォーマーからなる製袋機構4と、製袋機構4によって折り返された筒状のフィルムFの側端縁部同士を対をなす供給ローラ5にて挟みつけながら搬送する搬送機構6と、前記製袋機構4によって折り返された筒状フィルムF内にトレー内にお菓子などを載せた被包装物Wを供給する供給機構7と、前記搬送機構6によって送り出された筒状フィルムFの側端縁部同士を対をなすシールローラ(シール部材)によってシール閉塞するセンターシール機構8と、このセンターシール機構8によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムFをフィルム搬送方向と直交する方向にシールするエンドシール機構9と、これらのシール機構8,9によって形成される被包装物Wを封入した包装袋Pを切断する切断機構10と、この切断機構10によって切断される包装袋Pを搬出する搬出機構11とを備えた構成の包装装置に本発明を適用した実施例である。
【0016】
本実施例ではこのような包装装置において、エンドシール機構9としては、前記センターシール機構8の下流側に位置して筒状フィルムFの搬送方向と直交する方向、この実施例では上下方向に対をなすエンドシール部材9A,9Bが配設されている。
【0017】
この各エンドシール部材9A,9Bは包装装置の機枠1上の両側に取り付けられた2本の案内ロッド20に架設された支持プレート21A,21Bにそれぞれ取付固定されている。上下の支持プレート21A,21Bは駆動源であるモータ22(図1に記載)の回転駆動を無端状のタイミングベルトを介してプーリ23へと伝達し、このプーリ23の回転をリンク機構24の作動に応じて上側の支持プレート21Aが上側のエンドシール部材9Aと一緒に上下動可能に設けられるとともに、下側の支持プレート21Bも同様に下側のエンドシール部材9Bと一緒に上下動可能に設けられている。この場合、モータ22の回転駆動により上下に配置された上側の支持プレート21Aと下側の支持プレート21Bとは互いに接近移動したり、離反移動したりするようにそれぞれが上下動可能に設けられている。
【0018】
前記リンク機構24はモータ22の回転駆動をプーリ23へと伝達し、その支軸の軸心を中心にして上側の支持プレート21A側を上下動させるためのクランク24Aが2本の案内ロッド20の外側位置にそれぞれ配設され、各クランク24Aに連接棒24Bを介して前記上側の支持プレート21Aと連結するように取付固定されている。また下側の支持プレート21B側を上下動させるためのクランク24Cがプーリ23の支軸部分と連結され、このクランク24Cに連結基板24Dなどを介して下側の支持プレート21B側が取付固定されている。
【0019】
また前記エンドシール機構9に備えられた上下に対向して配設されたシール部材9A,9Bの両側には、そのシール部材9A,9Bの作動によって筒状フィルムFをヒートシールする直前に筒状フィルムFと接触し筒状フィルムFの皺を取り除くためのをフィルム矯正部材25が配設されている。このフィルム矯正部材25としては、前記エンドシール機構9のそれぞれのシール部材9A,9Bの幅方向に沿って平板状からなる矯正プレート25A,25Bが配設されて形成されている。この場合、上下に位置した上側に位置した矯正プレート25Aと下側に位置した矯正プレート25Bとはそれぞれ互いに対向して配置されている。
【0020】
また上側のエンドシール部材9Aを支持する支持プレート21Aはスペーサを介して保持板26Aが取り付けられ、この保持板26Aと支持プレート21Aとの間には左右両側に二つのガイドシャフト27Aが配置されて取付固定され、それぞれのガイドシャフト27Aに駒部材を介して取付ステー28Aが上下動可能に配設されるとともに、この取付ステー28Aに前記矯正プレート25Aが固定保持されている。
【0021】
この場合、保持板26Aと取付ステー28Aとの間にコイルスプリング29Aを介在することによりコイルスプリング29Aの付勢力にて取付ステー28Aを常時下方側に押圧状態にして保持するようにしており、この結果、取付ステー28Aに取付固定されている矯正プレート25Aはコイルスプリング29Aにて常時下方側に押圧状態に保持されている。
【0022】
また取付ステー28Aの両端部側にはそれぞれロッド30Aが固定され、ロッド30Aの先端部にストッパ部31Aが設けられ、このストッパ部31Aと対峙して本体の機枠1側に設けられたストッパ32Aが配設されている。
【0023】
また下側のエンドシール部材9Bを支持する支持プレート21Bには保持板26Bが取り付け固定されており、この保持板26Bと支持プレート21Bとの間には左右両側に位置して二つのガイドシャフト27Bが配置されて取付固定され、それぞれのガイドシャフト27Bに駒部材を介して取付ステー28Bが上下動可能に配設されるとともに、この取付ステー28Bに前記矯正プレート25Bが固定保持されている。
【0024】
この場合、保持板26Bと取付ステー28Bとの間にはガイドシャフト27Bに挿通して設けたコイルスプリング29Bを介在することにより、コイルスプリング29Bの付勢力にて取付ステー28Bを常時上方側に押圧状態にして保持しており、この結果、取付ステー28Bに取付固定されている矯正プレート25Bはコイルスプリング29Bにて常時上方側に押圧状態に保持されている。
【0025】
また取付ステー28Bの両端部側にはそれぞれ係止用ロッドピン30Bが固定され、係止用ロッドピン30Bと対峙して本体の機枠1側に設けられたストッパ部材32Bが配設されている。
【0026】
なお図6から図10などの動作図に示すように、被包装物Wを封入した包装袋Pを切断する切断機構10として、上側に位置したエンドシール部材9Aの中央部に設けられた差し込み溝9C箇所に切断機構10であるカッター刃10Aが配設されている。
【0027】
次に前述した構成において、横ピロー包装装置の基本的な包装動作および包装袋の搬出装置の基本的な作動を主体に説明する。
先ず、原反ロールRから引き出し案内されるフィルムFは、フォーマーからなる製袋機構4によって折り返えされて引き出し案内され、この引き出し案内されて下側を解放状態に折り返されたフィルムFの上に供給機構7箇所から被包装物Wが供給される。
【0028】
続いて被包装物WとともにフィルムFがさらに送られ対をなす供給ローラ5の間にフィルムFの下端縁部が挟着されながら筒状のフィルムFとして製袋されながら繰り出し案内される。
【0029】
筒状フィルムFが送られてセンターシール機構8の箇所に到達すると、この実施例による対をなすシールローラ(シール部材)からなるセンターシール機構8によって筒状フィルムFの側端縁部側がシールされて筒状にヒートシールされながらさらに被包装物Wとともに筒状のフィルムFが移送され、フィルムFとともに送られてきた被包装物Wはエンドシール機構9に設けた上下に対をなすシール部材9A,9Bによって筒状フィルムFをそのフィルムFの搬送方向と直交する方向に沿って挟みつけながらヒートシールすることによって四方がヒートシールされて被包装物Wが封入される。
【0030】
そして封入された包装袋Pの幅方向に沿ってシールされたシール箇所の中央部を切断機構10に設けたカッター刃10Aにより切断することにより、一個ごと包装袋Pとして次々に分断されて搬出コンベアからなる搬出機構11を介して送り出される。
【0031】
次に、本発明の第1実施例におけるエンドシール機構による筒状フィルム箇所の皺を取り除くためのをフィルム矯正部材の作用を、図1と図2から図5の動作図および図6から図10の動作図を用いて詳しく説明する。
【0032】
前述したように、エンドシール機構9と切断機構10との作動によって包装袋Pの幅方向がエンドシール機構9によってシールされ、その後切断機構10に設けられたカッター刃10Aにより切断された包装袋Pは、搬出機構11によって次の工程へと搬出される。この際、エンドシール工程においては、筒状フィルムFが搬送機構6によって被包装物Wとともにエンドシール機構9側へと搬送されてくる時においては、エンドシール機構9の上下方向に対をなして配設されたエンドシール部材9A,9Bは開放状態を維持している。(図1、図2および図6を参照)
【0033】
次いで、エンドシール機構9より搬出側に送られた被包装物W側をフィルムFによって個別に密封する作動が開始される。この際、エンドシール機構9を作動するための駆動源であるモータ22の回転駆動にともない、タイミングベルトを介してプーリ23へと回転駆動が伝達され、このプーリ23の回転をリンク機構24(クランク24A,24C、連接棒24B、連結基板24D)の作動に応じて上側の支持プレート21Aが上側のエンドシール部材9Aと一緒に案内ロッド20に沿って下動移動するとともに、下側の支持プレート21Bも同様に下側のエンドシール部材9Bと一緒に案内ロッド20に沿って上動移動が始まり、その移動の途上において、シール部材9A,9Bの両側に配設された矯正プレート25A,25Bからなるフィルム矯正部材25が、筒状フィルムFの上下の外面側から筒状フィルムFと接触する。(図1、図3および図7を参照)
【0034】
続いてモータ22の回転駆動によって筒状フィルムFの外面側から接触している上下に配設されている矯正プレート25A,25Bは上下に配設されたエンドシール部材9A,9Bとともにさらに接近移動し、筒状フィルムFの袋口部分がほとんど閉じる状態までに接近移動する(図1、図4および図8を参照)。この際、筒状フィルムFを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を平板状からなる矯正プレート25A,25Bによって上下方向から事前に筒状のフィルムFを閉じるように押さえることにより、筒状フィルムFの皺や弛みを伸ばされる状態となる。またこの時点において、上側の矯正プレート25Aを支持している取り付けステー28Aに設けられたロッド30Aの先端部のストッパ部31Aが包装装置の本体の機枠1側に設けられたストッパ部31Aと突き当たる状態となり、また下側の矯正プレート25Bを支持している取り付けステー28Bに設けられた係止用ピン30Bと対峙している包装装置の本体の機枠1側に設けられたストッパ部31Bとが突き当たる状態となっている。
【0035】
さらにモータ22の回転駆動に連れて図5に示されるように、上下の矯正プレート25A,25Bは各ストッパ部31A,31Bによってその位置が保持されるが、上下方向に対をなして配設されたエンドシール部材9A,9B側はそれぞれ各コイルスプリング29A,29Bの付勢に抗して接近移動し、筒状フィルムFを挟み付けながらフィルムFの幅方向に沿ってエンドシール部材9A,9Bによりヒートシールされるものであり、この時点においては、矯正プレート25A,25Bによって上下方向から事前に筒状のフィルムFを閉じるように押さえることで筒状フィルムFの皺や弛みがフィルム矯正部材25に倣って伸ばされた状態となるため、筒状フィルムFをヒートシールする箇所は皺の発生を抑えつつ綺麗にシールすることができる。(図1、図5および図9を参照)
【0036】
そしてモータ22の回転駆動を停止状態とし、エンドシール部材9A,9Bにより包装袋Pの幅方向に沿ってヒートシールしている状態において、そのシール箇所の中央部を切断機構10に設けたカッター刃10Aを下動することによって切断することにより、搬出側に位置した包装袋Pが分断される。(図10の動作図を参照)
【0037】
その後、カッター刃10Aを復帰作動するとともに、モータ22を回転駆動することにより各エンドシール部材9A,9Bは元の位置に復帰し、製袋されて切断された包装袋Pはエンドシール状態から解き放されるものであり、この一連の繰り返し動作によって、連続して被包装物Wを一個ごと包装袋Pに包みこみながら送り出素ことができ、この繰り返しの送り動作によって順次被包装物Wを連続してエンドシール部9や切断機構10によって良好に個別に包装袋Pをヒートシールしつつ切断することができる。
【0038】
なお本発明は上述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、実施例においては、フィルム矯正部材25を、エンドシール機構9のエンドシール部材9A,9Bのそれぞれの幅方向に沿って平板状からなる矯正プレート25A,25Bによって形成するとともに、上下に位置した矯正プレート25A,25Bをそれぞれ対向して配置し、かつその矯正プレート25A,25Bの端面形状を曲率の大きな円弧形状に形成して構成していたが、図11などに示すように矯正プレート25A,25Bの中央部の高さ寸法を略三角形状にしたり、略台形形状にしたりして両側に比べて突き出し配設してなる形状に形成することにより、フィルムFの中央部が先に接触してその両側のフィルムF箇所へとフィルムFの弛みや皺などを外側へと受け流すことが可能となり、これにより対をなす上下に配設されたエンドシール部材9A,9Bが筒状フィルムFと接触しつつ加圧状態にてヒートシールすることによって皺の発生を抑制しつつ綺麗にシールすることが可能となる。
【0039】
なお、実施例では上下の矯正プレート25A,25Bの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設して構成していたが、その一方側の中央部のみの高さ寸法を両側に比べて突き出し配設して構成したり、あるいは上下の矯正プレート25A,25Bの端面形状を平坦面として形成してもほぼ同様の効果を得ることがでるものである。
【0040】
従って、エンドシール機構9のシール部材9A,9Bによって筒状フィルムFを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を、平板状からなる矯正プレート25A,25Bによって事前に筒状のフィルムFを閉じるように押さえつけながらフィルムFの皺や弛みを伸ばしつつ挟み付けることができるとともに、シール部材9A,9Bの熱がフィルムFに直接伝わりにくくなるため、従来に比べてフィルムFを傷めてしまうという現象も抑えることが可能となる。
【0041】
また実施例では、横型正ピロータイプの包装装置を例にして説明したが、逆ピロータイプであっても同様の効果を得ることができるものである。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明においては、原反ロールから引き出される帯状のフィルムを折り返し案内してフィルムを筒状に製袋する製袋機構と、この製袋機構によって筒状に折り返された筒状フィルム内に被包装物を供給する供給機構と、この供給機構の位置よりフィルムの搬出側にて前記筒状フィルムの側端縁部同士を対をなす供給ローラにて挟み付けながら搬送する搬送機構と、この搬送機構によって送り出された筒状フィルムの側端縁部同士を対をなすシール部材によってシール閉塞するセンターシール機構と、このセンターシール機構によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にシールする上下に対向して配設されたシール部材を備えたエンドシール機構と、これらのシール機構によって形成される被包装物を封入したそれぞれの包装袋を順次切断する切断機構とを備え、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向して配設されたシール部材の両側には、そのシール部材の作動によって筒状フィルムをヒートシールする直前に筒状フィルムと接触し筒状フィルムの皺を取り除くためのフィルム矯正部材を配設してなることを特徴とする包装装置であり、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向してそれぞれ設けられたエンドシール部材を筒状に膨らんでいる筒状フィルムに沿って上下方向から接近移動させながらフィルムを挟み付けながら加熱溶着(ヒートシール)する前に、事前に前記フィルム矯正部材によって筒状フィルムの幅方向のほぼ全体に渡って接触しながら挟み付ける作用に合わせてフィルムがフィルム矯正部材に倣って広がりながら案内されるため、フィルムの弛みや皺が延ばされる状態となる。その後、対をなす上下に配設されたエンドシール部材が筒状フィルムと接触しつつ加圧状態にてヒートシールすることによって皺の発生を抑えつつ綺麗にシールすることができるという効果がある。
【0043】
また請求項1に記載の包装装置において、請求項2では、前記フィルム矯正部材を、前記エンドシール機構のシール部材の幅方向に沿って平板状からなる矯正プレートによって形成するとともに、上下に位置した前記矯正プレートをそれぞれ対向して配置してなることにより、筒状フィルムを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を前記平板状からなる矯正プレートによって事前に筒状のフィルムを閉じるように押さえつけながらフィルムの皺や弛みを伸ばしつつ挟み付けることができるため、ヒートシールする箇所が矯正された状態にて対をなすエンドシール部材によってフィルムを挟みながらヒートシールすることができ、安定したヒートシール作動を行うことが可能となるとともに、皺の発生を未然に抑えることができるという効果がある。
【0044】
また、請求項2に記載の包装装置において、請求項3では、前記フィルム矯正部材の矯正プレートにおいて、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設してなることにより、筒状フィルムを幅方向に沿ってヒートシールする箇所と隣接した領域を前記平板状からなる矯正プレートによって事前に筒状のフィルムを閉じるように押さえつけながらフィルムの皺や弛みを伸ばしつつ挟み付ける際に、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設することによってフィルムの中央部が先に接触してその両側のフィルム箇所へとフィルムの弛みや皺などを外側へと受け流すことができ、これにより対をなす上下に配設されたエンドシール部材が筒状フィルムと接触しつつ加圧状態にてヒートシールすることによって皺の発生を抑制しつつ綺麗にシールすることができ、これにより初期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す横ピロー包装装置の全体正面図である。
【図2】図2は、図1の包装装置のエンドシール機構の主要部を示す側面図である。
【図3】図3は、図2のエンドシール機構を主体に示した動作側面図である。
【図4】図4は、図2のエンドシール機構を主体に示した動作側面図である。
【図5】図5は、図2のエンドシール機構を主体に示した動作側面図である。
【図6】図6は、図2に対応するエンドシール機構と包装フィルムおよび被包装物とを示す概略正面図である。
【図7】図7は、図3に対応するエンドシール機構と包装フィルムおよび被包装物との動作状態を示した概略正面図である。
【図8】図8は、図4に対応するエンドシール装置と包装フィルムおよび被包装物との動作状態を示した概略正面図である。
【図9】図9は、図5に対応するエンドシール機構と包装フィルムおよび被包装物との動作状態を示した概略正面図である。
【図10】図10は、図9の動作状態からさらに切断機構のカッター刃の動作状態を示した概略正面図である。
【図11】図11は、本発明のエンドシール機構に備え付けられたフィルム矯正部材の矯正プレートのそれぞれの実施態様例を示した要部正面図である。
【符号の説明】
1 機枠
2 ロール保持機構
3 案内機構
4 製袋機構
5 供給ローラ
6 搬送機構
7 供給機構
8 センターシール機構
9 エンドシール機構
9A,9B エンドシール部材
10 切断機構
10A カッター刃
11 搬出機構
20 案内ロッド
21A,21B 支持プレート
22 モータ
23 プーリ
24 リンク機構
24A,24C クランク
24B 連接棒
24D 連結基板
25 フィルム矯正部材
25A,25B 矯正プレート
26A,26B 保持板
27A,27B ガイドシャフト
28A,28B 取付ステー
29A,29B コイルスプリング
30A ロッド
30B 係止用ロッドピン
31A ストッパ部
32A ストッパ
32B ストッパ部材
F フィルム(筒状フィルム)
P 包装袋
R 原反ロール
W 被包装物

Claims (3)

  1. 原反ロールから引き出される帯状のフィルムを折り返し案内してフィルムを筒状に製袋する製袋機構と、この製袋機構によって筒状に折り返された筒状フィルム内に被包装物を供給する供給機構と、この供給機構の位置よりフィルムの搬出側にて前記筒状フィルムの側端縁部同士を対をなす供給ローラにて挟み付けながら搬送する搬送機構と、この搬送機構によって送り出された筒状フィルムの側端縁部同士を対をなすシール部材によってシール閉塞するセンターシール機構と、このセンターシール機構によって筒状にヒートシールされた筒状フィルムをフィルム搬送方向と直交する方向にシールする上下に対向して配設されたシール部材を備えたエンドシール機構と、これらのシール機構によって形成される被包装物を封入したそれぞれの包装袋を順次切断する切断機構とを備え、前記エンドシール機構に備えられた上下に対向して配設されたシール部材の両側には、そのシール部材の作動によって筒状フィルムをヒートシールする直前に筒状フィルムと接触し筒状フィルムの皺を取り除くためのフィルム矯正部材を配設してなることを特徴とする包装装置。
  2. 前記フィルム矯正部材は、前記エンドシール機構のシール部材の幅方向に沿って平板状からなる矯正プレートによって形成されるとともに、上下に位置した前記矯正プレートをそれぞれ対向して配置してなることを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記フィルム矯正部材の矯正プレートにおいて、上側または下側に配置された少なくとも一方側の矯正プレートの中央部の高さ寸法を両側に比べて突き出し配設してなること特徴とする請求項2に記載の包装装置。
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