JP6126488B2 - コーナー部カット装置及びコーナー部カット方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製袋機より切り離された複数の包装袋を受け取り、該包装袋を搬送しながら各包装袋の四つのコーナー部を円弧状にカットするコーナー部カット装置及びコーナー部カット方法に関するものである。
複数列状に製袋する製袋機の末端にインライン設置され、製袋機より切り離される複数の包装袋を次々に受け取り、製袋機のラインの延長方向に製袋機と同期して間欠搬送し該間欠搬送の停止時に、各包装袋の四つのコーナー部を円弧状にカットするコーナー部カット装置(例えば、特許文献1、2参照)が存在している。
特開2000−318708号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、特に段落{0015}、及び図1〜図8を参照) 特開2012−61724号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図6を参照)
特許文献1に開示された袋四隅の円弧状カット方法によれば、連続する2枚の帯状シートを上下に重ねて間欠送りし、縦ヒートシールと横ヒートシールを施し、装置末端部で帯状シートの幅中央の微小な幅を2枚刃カッターにより切除(いわゆるドブ切り)すると共に、製袋機の末端で切り離し切断することにより一の列と他の列の若干の間隙を開けて2個の三方シール袋を製袋し、その後、該切断後の包装袋を前記シートの送り量よりもやや多めに速く送ることにより前後の袋間に若干の間隙を開け、次に間隙を開けた隣り合う袋の四隅を同時に円弧状にカットすることが提案されている。
また、特許文献2に開示されたコーナー部カット装置は、製袋機で切り離された2列状の包装袋を受け取り、製袋機と同期して間欠搬送し、この間欠搬送において、間欠搬送の1ピッチが製袋機の間欠搬送の1ピッチよりも若干大きく設定されていることにより、ライン方向の前後の袋間に微小な間隔を開けると共に、一の列の包装袋と他の列の包装袋とがライン下流に移送されるに従い僅かずつ離れていくように搬送方向を異ならせ、もって、前後左右の4つの包装袋のライン方向及びこれに直交する方向に離間した4つのコーナー部を円弧状にカットする。
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、フィルム幅中央部をドブ切りする幅寸法、即ち、2枚刃カッターの間隔を比較的大きくしないとフィルムの連続的なドブ切りは困難である。このため、ドブ切りフィルムの発生により無駄が大きい。
また、特許文献2に開示された技術によれば、前後左右の4つの包装袋のライン方向及びこれに直交する方向に離間した4つのコーナー部が一対の雄カッターと雌カッターとで四隅円弧カットを行う構成であるので、異なる袋の四隅円弧カットを行う場合、前後左右の4つの包装袋のライン方向及びこれに直交する方向に離間した4つのコーナー部の間隔が大きく異なるから、雄カッターと雌カッターを交換する必要がある。この場合、4つのコーナー部の間隔及び位置を正確にコントロールすることが難しいので、実際には、4つのコーナー部の全てに対して円弧カットを良好に行うことは難しい。
本発明は、上述した点に鑑み発明されたもので、包装袋を複数列で製袋する製袋機にインライン接続され、複数列の包装袋を確実に搬送し、次々に受け取り、ライン方向の前後位置の包装袋をライン方向に若干離間すると共に、ライン方向と直交する方向に並ぶ包装袋を離間することなく、前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部について円弧カットを行うことができ、フィルム幅中央部をドブ切りせずに済み経済的で、大きさが異なる包装袋の四隅円弧カットを行う場合でも雄カッターと雌カッターを交換する必要がないコーナー部カット装置及びコーナー部カット方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様はコーナー部カット装置である。
該コーナー部カット装置は、包装袋を複数列で製袋する製袋機のライン下流端にインライン接続され、複数列で製袋された各列の包装袋をナイフカッターで切り離した包装袋の4つのコーナー部をカットするコーナー部カット装置であって、前記製袋機から切り離された複数個の包装袋の横並び間隔を製袋機のときと同一に維持して搬送以外の移動・方向変換が不可となるように受け取り、一の包装袋と次に受け取るライン方向後方の一の包装袋との間に若干の隙間を生じるピッチ送りとなるように前記製袋機と同期して間欠搬送するコンベアと、前記コンベアの間欠搬送の停止時に上流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、いずれか一の列の包装袋の袋側縁部を下又は上へ折り曲げる上流側の側縁折曲ガイドと、他の列の前後2つの包装袋の隣接する2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む上流側の中程位置円弧カット手段と、前記コンベアの間欠搬送の停止時に下流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、前記上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットされる側の列の2つの包装袋の前記2つの袋側縁部を下又は上へ折り曲げる下流側の側縁折曲ガイドと、前記下流側の側縁折曲ガイドにより折り曲げられる側と反対側の列の前後2つの包装袋の隣接する2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む下流側の中程位置円弧カット手段とを備えていることを特徴とする。
前記構成によると、コンベアは、横並びの複数個の包装袋に関して隙間を開けずに間欠搬送する。コンベアは、製袋機から切り離される横並びの複数個の包装袋を次々に受け取って製袋機の間欠送りピッチよりも若干大きいピッチで間欠搬送する。このため、コンベアは、ライン方向に前後して並ぶ2つの包装袋を間欠送りのピッチ差分に対応したライン方向に若干の隙間を生じさせて間欠搬送する。またコンベアは、包装袋を保持して間欠搬送するので搬送以外のずれ移動・方向変換が不可となるように間欠搬送し得る。
そして、コンベアの間欠搬送の停止時に、上流側の側縁折曲ガイドは、上流側の中程位置円弧カット手段が円弧カットを行う一の列の2つの包装袋に対応する他の列の内側側縁を下側に折り曲げ、下流側の側縁折曲ガイドは、下流側の中程位置円弧カット手段が円弧カットを行う他の列の2つの包装袋に対応する一の列の内側側縁を下側に折り曲げる。そして、各円弧カット手段は、コンベアの間欠送りの停止時にアクチュエータが雄コーナーカッターを下降し、雌コーナーカッターと雄コーナーカッターとが協働して包装袋のコーナー部の円弧カットを行う。上流側の中程位置円弧カット手段は、一の列の2つの包装袋の内側の2つのコーナー部の円弧カットを行い、上流側の外側位置円弧カット手段は、一の列の2つの包装袋の外側の2つのコーナー部の円弧カットを行い、下流側の中程位置円弧カット手段は、他の列の2つの包装袋の内側の2つのコーナー部の円弧カットを行い、下流側の外側位置円弧カット手段は、他の列の2つの包装袋の外側の2つのコーナー部の円弧カットを行う。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、請求項1のコーナー部カット装置において、製袋機と同期して間欠搬送するコンベアには、無端高摩擦ベルトを設け、該無端高摩擦ベルトの下部に永久磁石、または電磁石を配設し、磁石の磁力を利用して、非金属の包装袋を軽く押さえるように、無端高摩擦ベルトの表側上部に、裏面、すなわち包装袋側に低摩擦キズ防止テープを取り付けたリボン鋼からなる押え板を無端高摩擦ベルトに対向するように設け、包装袋を無端高摩擦ベルトと押え板の間に挟み込み、摩擦係数の差を利用して搬送する間欠搬送コンベアを有している構成である。
本発明の第3の態様は、前記第1、または第2の態様において、製袋機と同期して間欠搬送するコンベアが、ナイフカッターで切り離された一の列の包装袋の幅方向両端より内側に寄った位置に備えられた2つの細幅コンベアと、ナイフカッターで切り離された他の列の包装袋の幅方向両端より内側に寄った位置に備えられた2つの細幅コンベアとを有している構成である。
この構成によれば、包装袋の幅サイズがどのように変わっても、幅サイズに対応した最大幅で包装袋を2条の帯状に載置できると共に、上流側及び下流側の側縁折曲ガイドによる包装袋の側縁部の折り曲げ幅を一定に保つことができ、上流側及び下流側の中程位置円弧カット手段に対する干渉を良好に回避することができる。
本発明の第4の態様は、前記第1乃至3のいずれか1つの態様において、間欠搬送するコンベアを枠内に通す上流側枠形フレームと下流側枠形フレームがそれぞれライン方向に移動可能に備えられ、前記上流側枠形フレームに前記上流側の中程位置円弧カット手段が設けられ、前記下流側枠形フレームに前記下流側の中程位置円弧カット手段が設けられる。
この構成によれば、上流側の中程位置円弧カット手段並びに下流側の中程位置円弧カット手段を構成する雌雄一対のコーナーカッターを上流側枠形フレーム又は下流側枠形フレームに固定するので、雌雄一対のコーナーカッターを円滑な円弧カットが行える精密な芯出しを行い易くなる。
本発明の第5の態様は、前記第4の態様において、前記上流側枠形フレームに搬送ラインに直交する方向に移動する上流側スライドフレームが設けられ、該上流側スライドフレームに前記上流側の中程位置円弧カット手段が設けられ、前記下流側枠形フレームに搬送ラインに直交する方向に移動する下流側スライドフレームが設けられ、該下流側スライドフレームに前記下流側の中程位置円弧カット手段が設けられる。
この構成によれば、上流側の中程位置円弧カット手段並びに下流側の中程位置円弧カット手段を構成する雌雄一対のコーナーカッターを上流側スライドフレーム又は下流側スライドフレームに固定するので、雌雄一対のコーナーカッターを円滑な円弧カットが行える精密な芯出しを行い易くなることに加え、袋サイズが相違しても、上流側の中程位置円弧カット手段並びに下流側の中程位置円弧カット手段を、それぞれ、2つの被円弧カット位置に精密にかつ迅速に位置合わせすることができる。
本発明の第6の態様は、前記第4または5の態様において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段のそれぞれを構成している雌雄一対のコーナーカッターが、前記包装袋のライン方向の大きさに応じてライン方向に一体に位置変更される構成である。
この構成によれば、雌雄一対のコーナーカッターの芯出しを一度行えば、大きさが異なる包装袋を処理するときは、上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段の、包装袋のライン方向の大きさに応じたライン方向の位置変更を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明の第7の態様は、前記第4乃至6のいずれか1つの態様において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段のそれぞれを構成している雌雄一対のコーナーカッターが、前記包装袋のライン方向の大きさに応じてライン方向に一体に位置変更されると共に、前記包装袋のライン方向と直交する方向の大きさに応じて同直交する方向に一体に位置変更される構成である。
この構成によれば、雌雄一対のコーナーカッターの芯出しを一度行えば、大きさが異なる包装袋を処理するときは、上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段の、包装袋のライン方向の大きさに応じたライン方向の位置変更及びをライン方向と直交する方向に容易かつ迅速に行うことができる。
本発明の第8の態様は、前記第1乃至7のいずれか1つの態様において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び前記下流側の中程位置円弧カット手段が、それぞれ、2つの凸円弧面を有し該2つの凸円弧面の上端をライン方向前後に並ぶ2つのコーナー部のそれぞれに対し下側から接線状態に合わせて位置される雌コーナーカッターと、前記2つの凸円弧面に対応する2つの凹円弧面を有し、該2つの凹円弧面を上方から前記2つの凸円弧面に近接して下降され前記雌コーナーカッターと協働してコーナー部の円弧カットを行う雄コーナーカッターとを有し、前記雌コーナーカッターと前記雄コーナーカッターとをライン方向及び直交する方向に移動可能かつ固定されるブラケットに芯出し固定される構成である。
この構成によれば、上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段は、それぞれ、雌雄一対のコーナーカッターの芯出しを一度行えば、大きさが異なる包装袋を処理するときは、包装袋の大きさに対応して各ブラケットを位置調整することで、雌コーナーカッターと雄コーナーカッターの芯出し状態を維持して円弧カットするコーナー部に対応させることが迅速かつ容易になし得る。
本発明の第9の態様は、前記第1乃至8のいずれか1つの態様において、前記コンベアの間欠搬送の停止時に、全ての包装袋に関し、ナイフカッターで切り離された包装袋の側縁と反対側のナイフカッターで切り離された包装袋の側縁に対応する残り2つのコーナー部を挟んで上下配置に設置され該残り2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む外側位置円弧カット手段を、さらに備えている。
第9の態様では、前記外側位置円弧カット手段は、前記上流側の中程位置円弧カット手段が円弧カットを行う包装袋の外側位置のコーナー部を円弧カットするものと、及び前記下流側の中程位置円弧カット手段が円弧カットを行う包装袋の外側位置のコーナー部を円弧カットするものとの複数有している構成とするが、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び前記下流側の中程位置円弧カット手段が円弧カットを行う包装袋とは異なるほかの包装袋に対して、その外側位置のコーナー部を円弧カットする構成としても良い。すなわち、前記外側位置円弧カット手段は、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び前記下流側の中程位置円弧カット手段との横並びの位置関係である必要が無い。
本発明の第10の態様は、前記第1の態様において、前記コンベアは、請求項1に記載の製袋機から切り離され2列状に包装袋を受け取る形態であり、互いに平行にライン方向両端に位置される1対のスプライン軸と、前記各スプライン軸に4つスプライン結合された4対のロールと、該各4対のロールを支持する4つのフレームと、各対のロールに巻掛けられ通気性を有する4つの無端高摩擦ベルトと、前記フレームに支持され前記無端高摩擦ベルトの搬送面と反対側に設けられ前記無端高摩擦ベルトを通して負圧吸引を行う4つのバキュームボックスと、前記スプライン軸を前記製袋機に同期して間欠駆動するサーボモータと、前記4つのバキュームボックス内を負圧にする負圧生成手段と、を備え、前記4対のフレームのうち、各側の2つのフレームは、同側の列の包装袋に対し、各包装袋の両側部が片持ち張出状態となるように下面両側位置に対応している。
前記構成によれば、円弧カットを行うコーナー部及び折り曲げを行う袋側縁部について上下を解放した状態で無端コンベアベルトを介して袋の負圧吸引し搬送することができ、コーナー部の円弧カットする円弧カット手段及び袋側縁部の折り曲げる側縁折曲ガイドを設けることができる。また、4対のフレームのうち、両側の2つのフレームを、包装袋の横幅に応じてラインと直交する方向に移動することができ、大きさが異なる包装袋を処理対象とする汎用性を有する。
本発明の第11の態様は、前記第10の態様において、前記コンベアは、前記無端高摩擦ベルトの上に設けられ無端高摩擦ベルトにより搬送される袋を上から押圧する帯板を備えている。
この構成によれば、無端高摩擦ベルトによる袋の負圧吸引を良好に保持できるので、袋に方向変更の動きが生じないように袋を間欠搬送保持できるから、コーナー部に対して正確に円弧カットすることができる。
本発明の第12の態様は、前記第10の態様において、前記コンベアは、前記無端高摩擦ベルトの上に設けられ該無端高摩擦ベルトと協働して袋を挟んで搬送する押圧用無端高摩擦ベルトを備えている。
この構成によれば、無端高摩擦ベルトと押圧用無端高摩擦ベルトとが協働して袋を挟んで搬送し、無端高摩擦ベルトによる袋の負圧吸引を良好に保持できるので、袋に方向変更の動きが生じないように袋を間欠搬送保持できるから、コーナー部に対して正確に円弧カットすることができる。
本発明の第13の態様はコーナー部カット方法である。
該コーナー部カット方法は、包装袋を複数列で製袋する製袋機のライン下流端にインライン接続され、包装袋を複数列で製袋する製袋機のライン下流端にインライン接続され、複数列で製袋された各列の包装袋をナイフカッターで切り離された包装袋の4つのコーナー部をカットするコーナー部カット方法であって、前記製袋機から切り離された複数個の包装袋をコンベアで受け取り、該コンベアで、複数個の包装袋の横並び間隔を開けずかつ搬送以外の移動・方向変更が不可となるように保ってライン方向に若干の隙間を生じるように間欠搬送し、前記コンベアの間欠搬送の停止時に、上流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、いずれか一の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つの包装袋側縁を上流側の側縁折曲ガイドで下又は上へ折り曲げると共に、他の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つのコーナー部を雌雄一対のコーナーカッターを含む上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットし、また下流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、前記上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットされる側の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つの袋側縁部を上流側の側縁折曲ガイドで下又は上へ折り曲げると共に、前記上流側の側縁折曲ガイドにより折り曲げられる側の列の2つの包装袋の前記2つのコーナー部を雌雄一対のコーナーカッターを含む下流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットことを特徴とする。
前記構成によると、前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部について、上流側及び下流側の2か所に分かれて一の列の2つのコーナー部と他の一の列の2つのコーナー部とを上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段により円弧カットを行うものであり、上流側の側縁折曲ガイド及び下流側の側縁折曲ガイドがそれぞれ円弧カットを行わない側の列の袋側縁部を折り曲げて該袋側縁部を上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段から離れさせるので、上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段が、それぞれ一の列又は他の列の2つのコーナー部の円弧カットを行うことができる。
本発明に係るコーナー部カット装置及びコーナー部カット方法は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
本発明によれば、包装袋を複数列で製袋する製袋機にインライン接続され、複数列の包装袋を次々に精確に搬送し、さらに受け取り、ライン方向の前後位置の包装袋をライン方向に若干離間すると共に、ライン方向と直交する方向に並ぶ包装袋を離間することなく、前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部について、円弧カットを行わない側の列の袋側縁部を折り曲げることで、上流側で一の列の2つのコーナー部を円弧カットすることができると共に、下流側で他の一の列の2つのコーナー部を円弧カットすることができ、フィルム幅中央部をドブ切りせずに済み経済的で、大きさが異なる包装袋の四隅円弧カットを行う場合でも雄カッターと雌カッターを交換する必要がないコーナー部カット装置及びコーナー部カット方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るコーナー部カット装置の平面図である。 図1におけるII−II矢視断面図である。 図1におけるIII−III矢視断面図である。 図1のコーナー部カット装置のコンベアの間欠送り機能を説明するための平面図である。 図1のコーナー部カット装置のコンベアに対する4つの円弧カット手段の配置を示す平面図である。 図1のコーナー部カット装置による円弧カットを行うところを示す平面図である。 本発明の搬送装置の概略を示す概略正面図である。 本発明の搬送装置の概略を示す概略平面図である。 図7におけるA−A矢視した概略断面図である。
以下、本発明のコーナー部カット装置に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、コーナー部カット方法の実施形態については、装置の作用効果の説明を通して説明するものとする。
〔第1実施形態〕
図1は実施形態に係るコーナー部カット装置100の平面図である。図1は、コーナー部カット装置100が製袋機Mのライン下流端にインライン接続され、製袋機Mにより2列製袋される大きさが最小クラスの3方シール形の包装袋Pの4つのコーナー部1,2,3,4,5,6,7,8を円弧カットするところを示す。図2は図1におけるII−II矢視断面図であり、上流位置において一の列の包装袋Pのコーナー部1〜4を円弧カットするところを示す。図3は図1におけるIII−III矢視断面図であり、下流位置において他の列の包装袋Pのコーナー部5〜8を円弧カットするところを示す。
ここで、製袋機Mについて、要旨ではないので図示していないが、少し詳しく説明する。製袋機Mは、腰の強い連続する上側と下側の2枚の包材Wを、上下に重ね、製袋しようとする包装袋のライン方向の大きさに等しいピッチで間欠送りし、その間欠停止時に、上流位置にて縦ヒートシールを施すと共に、下流位置にて横ヒートシールを施し、ライン下流部のピンチロールの前側でライン方向に沿って包材幅を複数等分(この実施形態では2等分)する位置に備えるナイフカッター11により左右に切り離し、ピンチロールの後側のライン下流端でギロチン式のエンドカッター12によりライン方向と直交する方向(横方向)に切り離し、これにより、1間欠送り毎に複数個(この実施形態では2個)の包装袋Pを2列製袋するものである。
図1に示すように、コーナー部カット装置100は、装置フレーム13の上面部に、製袋機Mにおいて間欠送りの度に切り離される横並びに複数個(この実施形態では2個)の包装袋Pを次々に受け取り間欠送りするコンベア14と、コンベア14の間欠送りの停止時にコンベア14上の上流位置で一の列の2つの包装袋Pのコーナー部1〜4を円弧カットする上流側の中程位置円弧カット手段24及び外側位置円弧カット手段25と、コンベア14の間欠送りの停止時にコンベア14上の下流位置で他の列の2つの包装袋Pのコーナー部5〜8を円弧カットする下流側の中程位置円弧カット手段27及び外側位置円弧カット手段28とを備えている。
図2〜図6に示すように、コンベア14は、コンベアベルトの幅が包装袋の幅の例えば5分の1と細幅であり搬送方向(ライン方向)と直交する方向に並ぶ4つの細幅コンベア14A,14B,14C,14Dの集合である。片側の2つの細幅コンベア14A,14Bで一の列の包装袋Pの搬送を受け持ち、他側の2つの細幅コンベア14C,14Dで他の列の包装袋Pの搬送を受け持つ。細幅コンベア14A,14B,14C,14Dは、いずれも、上流側プーリ15と、下流側プーリ16と、両プーリに巻掛けられた細幅で通気性を有する無端ベルト17と、両プーリ15,16を支持すると共に無端ベルト17の搬送部下面を受承するコンベアフレーム18と、コンベアフレーム18に設けられたバキュームボックス19と、を有して成る。左右の2つの細幅コンベア14A,14B又は14C,14Dは、包装袋Pの幅方向両端より内側に寄った位置を受承する。これによって、細幅コンベア14A,14B,14C,14Dは、包装袋の幅方向の両側縁に対応して備えられる4つの円弧カット手段24,25,27,28と干渉することがない。
コンベア14は、間隔調整自在である2つの細幅コンベア14A,14B又は14C,14Dで一列の包装袋Pの搬送を受け持つ構成なので、袋サイズに適応できる汎用性を備えている。すなわち、包装袋Pが大きい場合には、外側の細幅コンベア14A,14Dを内側の細幅コンベア14B,14Cから離間させる。この場合、上流側プーリ15の上流側スプライン軸20に対する位置固定を解くと共に、下流側プーリ16の下流側スプライン軸21に対する位置固定を解いてコンベアフレーム18を押して移動し、再び各プーリ15,16を対応するスプライン軸20,21に位置固定する。なお、包装袋の幅サイズが1種類である場合には、片側の2つの細幅コンベア14A,14B又は14C,14Dの搬送幅に等しいベルト幅を有する単一の広幅コンベアを備えることで足りる。
装置フレーム13の上面部上流側寄りに設けられた一本の上流側スプライン軸20に、4つの細幅コンベア14A,14B,14C,14Dの上流側プーリ15がスプライン結合されると共に位置調整可能に固定され、また装置フレーム13の上面部下流側寄りに設けられた一本の下流側スプライン軸21に、4つの細幅コンベア14A,14B,14C,14Dの下流側プーリ16がスプライン結合されると共に位置調整可能に固定され、下流側スプライン軸21にベルト巻掛け機構或は歯車伝達機構を介して接続するサーボモータ(不図示)が付設されている。このサーボモータは、製袋機Mを制御する制御部(不図示)から出力する制御信号に基づいて駆動され、下流側スプライン軸21を間欠回転し、4つの細幅コンベア14A,14B,14C,14Dからなるコンベア14が間欠搬送するように駆動する。
さらに、コンベア14には、4つの細幅コンベア14A,14B,14C,14Dのバキュームボックス19に接続された負圧発生装置(例えばコンプレッサとコンプレッサの高圧空気を導入し負圧を発生するエゼクタとの組み合わせ;図示しない)が付設されている。このため、無端ベルト17は包装袋Pの下面を吸引保持し位置ずれせず方向変換せずに包装袋Pを間欠搬送する。なお、無端ベルト17と包装袋Pの下面との密着力を付加するために、無端ベルト17によって搬送される包装袋Pの上面を押圧する押圧板22が付設されている。押圧板22は、フッ素コートされたステンレス帯板よりなり、上流部は端部に向かって無端ベルト17から次第に離間するように上り勾配に傾斜していて製袋機Mから送り出される包装袋Pを無端ベルト17に密着するようにガイドしている。
図4は、コーナー部カット装置100のコンベア14の間欠送り機能を説明するための平面図である。図4に示すように、コンベア14は、製袋機Mから切り離された横並び2個の包装袋Pを次々に受け取り、2列でかつ横並び2個の包装袋Pの間隔を広げず同一に維持し、かつ各包装袋Pの下面を吸引保持することにより搬送以外の移動ずれ・方向変換が不可となるようにして間欠搬送する(図4)。さらに、コンベア14は、製袋機Mにおける間欠送りの1ピッチよりも例えば数mm〜十数mm大きい1ピッチとなるように、製袋機Mの制御部からの出力される制御信号に基づいて間欠駆動される。このため、コンベア14は、一の包装袋Pと次に受け取るライン方向後方の一の包装袋Pとの間に若干の隙間S、例えば数mm〜十数mmの間隔を生じるピッチ送りとなるように前記製袋機Mと同期して2列の包装袋Pを間欠搬送する。
図5は、コーナー部カット装置100のコンベア14に対する4つの円弧カット手段24,25,27,28の配置を示す平面図である。図6は、4つの円弧カット手段24,25,27,28により円弧カットを行うところを示す平面図である。図1〜図3,図5,図6に示すように、コーナー部カット装置100は、上流側の側縁折曲ガイド23、上流側の中程位置円弧カット手段24及び上流側の外側位置円弧カット手段25を備えることにより、コンベア14上の上流位置における一の列(例えばライン下流に向かって右側)の包装袋Pのコーナー部1〜4を円弧カットすると共に、下流側の側縁折曲ガイド26、下流側の中程位置円弧カット手段27及び下流側の外側位置円弧カット手段28を備えることにより、コンベア14上の下流位置における他の列(ライン下流に向かって左側)の包装袋Pのコーナー部5〜8を円弧カットする構成である。
さらにこの実施形態では、矩形枠状に形成されコンベア14上流部を通す上流側枠形フレーム29と、矩形枠状に形成されコンベア14下流部を通す下流側枠形フレーム30が備えられ、さらに、上流側枠形フレーム29には、搬送ラインに直交する方向に移動可能で位置調整され固定される一対の上流側スライドフレーム31,32が備えられ、下流側枠形フレーム30には、搬送ラインに直交する方向に移動可能で位置調整され固定される一対の下流側スライドフレーム33,34が備えられている。上流側と下流側の枠形フレーム29,30は下面部両側部を備えるリニアスライド35,36を装置フレーム13の両側部に設けられた一対のリニアガイド37,38に係合されライン方向に移動可能であり、かつリニアスライド35,36に付設されたロック手段(不図示)により位置決め固定される。
そして、一方の上流側スライドフレーム31に上流側の中程位置円弧カット手段24を構成する雌コーナーカッター24aと雄コーナーカッター24b及び側縁折曲ガイド23が支持され、他方の上流側スライドフレーム32に外側位置円弧カット手段25を構成する雌コーナーカッター25aと雄コーナーカッター25bが支持されている。また、一方の下流側スライドフレーム33に下流側の中程位置円弧カット手段27を構成する雌コーナーカッター27aと雄コーナーカッター27b及び下流側の側縁折曲ガイド26が支持され、他方の下流側スライドフレーム34に下流側の外側位置円弧カット手段28を構成する雌コーナーカッター28aと雄コーナーカッター28bが支持されている。
上流側及び下流側の側縁折曲ガイド23,26は、いずれも板状ガイドであり、コンベア14の間欠搬送時に円弧カットを行わない側の包装袋Pの袋側縁部9又は10を下へ折り曲げる(上へ折り曲げる構成でも良い)ように案内し、該折り曲げた袋側縁部9,10の中程位置円弧カット手段24又は27に対する干渉を回避する。なお、外側のコーナー部1,2,3,4,5,6,7,8の円弧カットについては、側縁折曲ガイドによる折曲げが不要であり、コンベア14の間欠搬送の停止時に、どの位置で行われても良い。
上流側及び下流側の中程位置円弧カット手段24,27並びに上流側及び下流側の外側位置円弧カット手段25,28は、いずれも同一構成であり、具体的には、コンベア14の間欠送りの停止時に包装袋Pのコーナー部1〜8を載せるように位置調整され固定される雌コーナーカッター24a,25a,27a又は28aと、上下方向案内ガイド24c,25c,27c又は28cにより上下移動可能に保持される雄コーナーカッター24b,25b,27b又は28bと、コンベア14の間欠送りの停止時に前記雄コーナーカッターを包装袋Pより離れた上方より下降し上昇復帰するアクチュエータ24d,25d,27d又は28dとを有してなる。
雌コーナーカッター24a,25a,27a及び28aは、一体に形成されるか、または2つ部品の組み合わせとして構成され、2つの凸円弧側面を有し、コンベア14の間欠送りの停止時に、ライン方向前後に並ぶ2つの包装袋Pの隣接する2つのコーナー部1と2、3と4、5と6又は7と8を載せるように位置される。雌コーナーカッター24a,25a,27a及び28aは、上端面の2つのコーナー部1と2、3と4、5と6又は7と8に内接する略4分の1円弧の円弧状刃部分及び該円弧状刃部分の両端から各コーナー部を規定している2つの袋端縁の外側へ延びている直線状刃部分とでカッター刃が構成される。円弧状刃部分の両端から延びている両側の直線状刃部分の交差角は例えば110〜120°の鈍角とされている。
雄コーナーカッター24b,25b,27b及び28bは、対応する雌コーナーカッター24a,25a,27a又は28aの2つの凸円弧面に対応する2つの凹円弧側面を有し、かつ、凹円弧側面の下端縁に雌コーナーカッター24a,25a,27a又は28aの円弧状刃部分及び直線状刃部分に対応する円弧状刃部分及び直線状刃部分を有する。
上記構成によれば、コンベア14は、製袋機Mから切り離される横並びの複数個の包装袋Pを次々に受け取って製袋機Mの間欠送りピッチよりも若干大きいピッチで間欠搬送する。このため、コンベア14は、ライン方向に前後して並ぶ2つの包装袋Pを間欠送りのピッチ差分に対応したライン方向に若干の隙間を生じさせて間欠搬送する。またコンベア14は、包装袋Pを搬送以外の移動・方向変換が不可となるように次々に保持して間欠搬送する。このため、コンベア14は、横並びの複数個の包装袋Pに関して隙間を開けずに間欠搬送する。
そして、コンベア14の間欠搬送の停止時に、上流側では、上流側の中程位置円弧カット手段24が前後左右に並ぶ4つの包装袋Pの対向位置の4つのコーナー部のうち、いずれか一の列(この実施形態ではライン下流側に向かって右側の列)の2つの包装袋Pの2つのコーナー部1,2を円弧カットすると共に、上流側の側縁折曲ガイド23が、この円弧カットにかかる2つの包装袋Pに対応し横並びの他の列(ライン下流側に向かって左側の列)の2つの包装袋Pの袋側縁部9を上流側の中程位置円弧カット手段24の円弧カットに干渉しないように下(又は上)へ折り曲げるように案内する。
また下流側では、下流側の側縁折曲ガイド26が前記一の列の2つの包装袋Pの袋側縁部10を下(又は上)へ折り曲げるように案内すると共に、下流側の中程位置円弧カット手段27が他の列の下流位置の前後に並ぶ2つの包装袋Pの2つのコーナー部5,6を円弧カットする。
従って、複数列の包装袋を次々に受け取り、ライン方向と直交する方向に並ぶ包装袋を離間することなく、ライン方向の前後位置の包装袋をライン方向に若干離間する。そして、コンベア14の間欠搬送の停止時に、前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部について、下流側で一の列の2つのコーナー部の円弧カットを行うと共に、上流側で他の一の列の2つのコーナー部の円弧カットを行うことができる。このため、フィルム幅中央部をドブ切りせずに済み経済的で、大きさが異なる包装袋の四隅円弧カットを行う場合でも雄カッターと雌カッターを交換する必要がないコーナー部カット装置及びコーナー部カット方法を提供することができる。
上記構成によれば、各円弧カット手段24,25,27,28を構成する雌雄一対のコーナーカッター24aと24b、25aと25b、27aと27b又は28aと28bを上流側又は下流側枠形フレーム29又は30に固定するので、円滑な円弧カットが行えるように雌雄一対のコーナーカッターを精密に位置合わせすることができ、これに加え、上流側枠形フレーム29と下流側枠形フレーム30とをそれぞれライン方向に位置調整可能でかつ離間距離を変更可能であると共に、一対の上流側枠形フレーム29並びに一対の下流側枠形フレーム30を、それぞれライン方向と直交する方向に位置調整可能でかつ離間距離を変更可能であるので、袋サイズに対応して各円弧カット手段24,25,27,28を対応する包装袋Pのコーナー部1と2、3と4、5と6又は7と8に精密かつ迅速に位置合わせすることができる。
次に、前記したバキュームボックス19に接続された負圧発生装置(例えば、コンプレッサとコンプレッサの高圧空気を導入し、負圧を発生するエゼクタとを組み合わせたもの)に換えて、バキュームボックス19と負圧発生装置を設置せずに、間欠搬送装置であるコンベアに工夫を加えたものが考えられる。
その具体的な例が図7〜図9に示す通りのコンベアである。
このコンベア14は、樹脂製ガイド39で案内される無端高摩擦ベルト40が設けられ、該無端高摩擦ベルト40の裏面下部に永久磁石や電磁石からなる磁石41が設けられ、さらに無端高摩擦ベルト40の表面上部にリボン鋼の裏面に低摩擦キズ防止テープを設けた押え板42が設けられ、この押え板42と無端高摩擦ベルト40とで非金属の搬送物包装袋Pを前記磁石41の吸着力を利用して挟み込み、無端高摩擦ベルト40と押え板42の摩擦係数の差で包装袋Pを精確に搬送するものである。
なお、無端高摩擦ベルト40の上流側には、包装袋Pを呼び込む呼込みガイド43、すなわち包装袋Pを呼び込むニップローラ44が、包装袋Pを搬送中は下降するように構成されている。
また、図中45は磁石41等を取り付けるアルミ製プレートである。
〔その他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。上記実施形態では、コンベア14によって搬送される包装袋Pの上面を押圧板22で押圧して無端コンベアベルト17の包装袋Pに対する負圧吸引を補助する構成としたが、押圧板22に変えて、無端コンベアベルト17の上に設けられ該無端コンベアベルト17と協働して袋を挟んで搬送する押圧用無端コンベアベルトを備えるサンドイッチコンベアを採用しても良い。
製袋機だけでなく、製袋充填機や、ウエーブからシートに製作し、そのシートのコーナーを円弧状にカットする装置に応用して利用することもできるものである。
100・・・・コーナー部カット装置
M・・・・製袋機
W・・・・包材
P・・・・包装袋
1,2,3,4,5,6,7,8・・・・コーナー部
9,10・・・・袋側縁部
11・・・・ナイフカッター
12・・・・エンドカッター
13・・・・装置フレーム
14・・・・コンベア
14A,14B,14C,14D・・・・細幅コンベア
15・・・・上流側プーリ
16・・・・下流側プーリ
17・・・・無端ベルト
18・・・・コンベアフレーム
19・・・・バキュームボックス
20・・・・上流側スプライン軸
21・・・・下流側スプライン軸
22・・・・押圧板
23・・・・上流側の側縁折曲ガイド
24・・・・上流側の中程位置円弧カット手段
25・・・・上流側の外側位置円弧カット手段
26・・・・下流側の側縁折曲ガイド
27・・・・下流側の中程位置円弧カット手段
28・・・・下流側の外側位置円弧カット手段
24a,25a,27a,28a・・・・雌コーナーカッター
24b,25b,27b,28b・・・・雄コーナーカッター
24c,25c,27c,28c・・・・上下方向案内ガイド
24d,25d,27d,28d・・・・アクチュエータ
29・・・・上流側枠形フレーム
30・・・・下流側枠形フレーム
31,32・・・・上流側スライドフレーム
33,34・・・・下流側スライドフレーム
35,36・・・・リニアスライド
37,38・・・・リニアガイド
39・・・・樹脂製ガイド
40・・・・無端高摩擦ベルト
41・・・・磁石
42・・・・押え板
43・・・・呼込みガイド
44・・・・ニップローラ
45・・・・アルミ製プレート

Claims (13)

  1. 包装袋を複数列で製袋する製袋機のライン下流端にインライン接続され、複数列で製袋された各列の包装袋をナイフカッターで切り離した包装袋の4つのコーナー部をカットするコーナー部カット装置であって、前記製袋機から切り離された複数個の包装袋の横並び間隔を製袋機のときと同一に維持して搬送以外の移動・方向変換が不可となるように受け取り、一の包装袋と次に受け取るライン方向後方の一の包装袋との間に若干の隙間を生じるピッチ送りとなるように前記製袋機と同期して間欠搬送するコンベアと、前記コンベアの間欠搬送の停止時に上流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、いずれか一の列の包装袋の袋側縁部を下又は上へ折り曲げる上流側の側縁折曲ガイドと、他の列の前後2つの包装袋の隣接する2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む上流側の中程位置円弧カット手段と、前記コンベアの間欠搬送の停止時に下流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、前記上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットされる側の列の2つの包装袋の前記2つの袋側縁部を下又は上へ折り曲げる下流側の側縁折曲ガイドと、前記下流側の側縁折曲ガイドにより折り曲げられる側と反対側の列の前後2つの包装袋の隣接する2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む下流側の中程位置円弧カット手段とを備えていることを特徴とするコーナー部カット装置。
  2. 請求項1に記載のコーナー部カット装置において、製袋機と同期して間欠搬送するコンベアには、無端高摩擦ベルトを設け、該無端高摩擦ベルトの下部に永久磁石、または電磁石を配設し、磁石の磁力を利用して、非金属の包装袋を軽く押さえるように、無端高摩擦ベルトの表側上部に、裏面、すなわち包装袋側に低摩擦キズ防止テープを取り付けたリボン鋼からなる押え板を無端高摩擦ベルトに対向するように設け、包装袋を無端高摩擦ベルトと押え板の間に挟み込み、摩擦係数の差を利用して搬送する間欠搬送コンベアを有している請求項1記載のコーナー部カット装置。
  3. 請求項1、または2に記載のコーナー部カット装置において、製袋機と同期して間欠搬送するコンベアが、ナイフカッターで切り離された一の列の包装袋の幅方向両端より内側に寄った位置に備えられた2つの細幅コンベアと、ナイフカッターで切り離された他の列の包装袋の幅方向両端より内側に寄った位置に備えられた2つの細幅コンベアとを有している請求項1、または請求項2記載のコーナー部カット装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のコーナー部カット装置において、間欠搬送するコンベアを枠内に通す上流側枠形フレームと下流側枠形フレームがそれぞれライン方向に移動可能に備えられ、前記上流側枠形フレームに前記上流側の中程位置円弧カット手段が設けられ、前記下流側枠形フレームに前記下流側の中程位置円弧カット手段が設けられる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコーナー部カット装置。
  5. 請求項4に記載のコーナー部カット装置において、前記上流側枠形フレームに搬送ラインに直交する方向に移動する上流側スライドフレームが設けられ、該上流側スライドフレームに前記上流側の中程位置円弧カット手段が設けられ、前記下流側枠形フレームに搬送ラインに直交する方向に移動する下流側スライドフレームが設けられ、該下流側スライドフレームに前記下流側の中程位置円弧カット手段が設けられる請求項4に記載のコーナー部カット装置。
  6. 請求項4、または請求項5に記載のコーナー部カット装置において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段のそれぞれを構成している雌雄一対のコーナーカッターが、前記包装袋のライン方向の大きさに応じてライン方向に一体に位置変更される構成である請求項4、または請求項5に記載のコーナー部カット装置。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載のコーナー部カット装置において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び下流側の中程位置円弧カット手段のそれぞれを構成している雌雄一対のコーナーカッターが、前記包装袋のライン方向の大きさに応じてライン方向に一体に位置変更されると共に、前記包装袋のライン方向と直交する方向の大きさに応じてライン方向と直交する方向に一体に位置変更される構成である請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載のコーナー部カット装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つのコーナー部カット装置において、前記上流側の中程位置円弧カット手段及び前記下流側の中程位置円弧カット手段が、それぞれ、2つの凸円弧面を有し該2つの凸円弧面の上端をライン方向前後に並ぶ2つのコーナー部のそれぞれに対し下側から接線状態に合わせて位置される雌コーナーカッターと、前記2つの凸円弧面に対応する2つの凹円弧面を有し該2つの凹円弧面を上方から前記2つの凸円弧面に近接して下降され前記雌コーナーカッターと協働してコーナー部の円弧カットを行う雄コーナーカッターと、を有し、前記雌コーナーカッターと前記雄コーナーカッターとをライン方向及び直交する方向に移動可能に固定されるブラケットに芯出し固定される構成である請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のコーナー部カット装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つのコーナー部カット装置において、前記コンベアの間欠搬送の停止時に、全ての包装袋に関し、ナイフカッターで切り離された包装袋の側縁と反対側のナイフカッターで切り離された包装袋の側縁に対応する残り2つのコーナー部を挟んで上下配置に設置され該残り2つのコーナー部を円弧カットする雌雄一対のコーナーカッターを含む外側位置円弧カット手段を、さらに備えている請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のコーナー部カット装置。
  10. 請求項1のコーナー部カット装置において、前記コンベアは、請求項1に記載の製袋機から切り離され2列状に包装袋を受け取る形態であり、互いに平行にライン方向両端に位置される1対のスプライン軸と、前記各スプライン軸に4つスプライン結合された4対のロールと、該各4対のロールを支持する4つのフレームと、各対のロールに巻掛けられ通気性を有する4つの無端高摩擦ベルトと、前記フレームに支持され前記無端高摩擦ベルトの搬送面と反対側に設けられ前記無端高摩擦ベルトを通して負圧吸引を行う4つのバキュームボックスと、前記スプライン軸を前記製袋機に同期して間欠駆動するサーボモータと、前記4つのバキュームボックス内を負圧にする負圧生成手段と、を備え、前記4対のフレームのうち、各側の2つのフレームは、同側の列の包装袋に対し、各包装袋の両側部が片持ち張出状態となるように下面両側位置に対応している請求項1に記載のコーナー部カット装置。
  11. 請求項10のコーナー部カット装置において、前記コンベアは、前記無端高摩擦ベルトの上に設けられ無端高摩擦ベルトにより搬送される袋を上から押圧する帯板を備えているコーナー部カット装置。
  12. 請求項10のコーナー部カット装置において、前記コンベアは、前記無端高摩擦ベルトの上に設けられ該無端高摩擦ベルトと協働して袋を挟んで搬送する押圧用無端高摩擦ベルトを備えているコーナー部カット装置。
  13. 包装袋を複数列で製袋する製袋機のライン下流端にインライン接続され、複数列で製袋された各列の包装袋をナイフカッターで切り離された包装袋の4つのコーナー部をカットするコーナー部カット方法であって、前記製袋機から切り離された複数個の包装袋をコンベアで受け取り、該コンベアで、複数個の包装袋の横並び間隔を開けずかつ搬送以外の移動・方向変更が不可となるように保ってライン方向に若干の隙間を生じるように間欠搬送し、前記コンベアの間欠搬送の停止時に、上流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、いずれか一の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つの包装袋側縁を上流側の側縁折曲ガイドで下又は上へ折り曲げると共に、他の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つのコーナー部を雌雄一対のコーナーカッターを含む上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットし、また下流側位置の前後左右に並ぶ4つの包装袋の対向位置の4つのコーナー部のうち、前記上流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットされる側の列のナイフカッターで切り離した2つの包装袋の2つの袋側縁部を上流側の側縁折曲ガイドで下又は上へ折り曲げると共に、前記上流側の側縁折曲ガイドにより折り曲げられる側の列の2つの包装袋の前記2つのコーナー部を雌雄一対のコーナーカッターを含む下流側の中程位置円弧カット手段で円弧カットすることを特徴とするコーナー部カット方法。
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