JP6663338B2 - 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム - Google Patents
踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6663338B2 JP6663338B2 JP2016209825A JP2016209825A JP6663338B2 JP 6663338 B2 JP6663338 B2 JP 6663338B2 JP 2016209825 A JP2016209825 A JP 2016209825A JP 2016209825 A JP2016209825 A JP 2016209825A JP 6663338 B2 JP6663338 B2 JP 6663338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal device
- emergency notification
- railroad crossing
- validity information
- validity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 61
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 72
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 40
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 39
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 32
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 claims description 5
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 claims description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 76
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 22
- 230000008859 change Effects 0.000 description 13
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 11
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 9
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 6
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
例えば、特許文献1に記載の踏切制御システムでは、車上側から地上側に列車情報を送信する。地上側では、受信した列車情報に基づいて(特に、踏切手前の駅を通過するか停止するかに基づいて)踏切の制御を行う。さらに、地上側は、車上側から受信した列車情報を車上側へ送信する。車上側では、送信した列車情報と受信した列車情報とが不一致の場合、非常停止の制御を行う。
特許文献1に記載の踏切制御システムでは、これにより、システム異常時に列車を早期に非常停止させることができ、この点において踏切における安全性を向上させることができる。
踏切で危険が発生した場合、当事者又は発見者がいち早く非常停止ボタンを押下して列車に危険を知らせることが重要である。一方、非常停止ボタンは踏切の特定の位置に固定されている。当事者又は発見者の足が不自由な場合など、非常停止ボタンの位置へ速やかに移動できない場合でも、いち早く列車に危険を知らせられることが望ましい。
また、危険通知の仕組みがいたずら等に悪用されないよう対策を講じることが好ましい。
前記端末装置は、踏切道内で非常通知操作が検出された非常通知状態にて通信エラーが発生した場合、ユーザに再操作を促すメッセージを表示し、かつ、ユーザが通信エラーを認識したことの確認用の押ボタンを表示するようにしてもよい。
前記端末装置は、前記端末装置と踏切との位置関係の推定に用いられる踏切の情報を記憶し、かつ、前記端末装置には有効期限が設けられており、前記端末装置の有効期限を延長する処理と併せて、その端末装置100が記憶する踏切の情報が更新されるようにしてもよい。
前記端末装置は、前記非常通知信号送信部が前記非常通知信号を送信した場合、前記非常通知信号の送信に関する所定の事象の発生から所定期間の間、新たな非常通知信号の送信を抑制する送信後期間処理部を備えるようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る踏切非常通知システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、踏切非常通知システム1は、端末装置100と、アクセスポイント装置210と、ルータ装置220と、踏切情報サーバ装置300と、踏切制御器400と、特殊信号発光機500とを備える。踏切制御器400は、リレー(PBR)410と、リレー(ERPR)420とを備える。
以下では、小型タブレット端末装置がアプリケーションプログラム(Application Program)のインストールを受けて踏切非常通知システム1専用の端末装置100として動作する場合を例に説明する。端末装置100が、踏切非常通知システム1専用の端末として動作することで、小型タブレット端末装置が有するリソースを踏切非常通知システム1の端末としての機能専用に確保することができる。この点において、端末装置100は、非常通知操作を受けた場合に、非常通知信号を速やかに送信することができる。
端末装置100の使用開始時と同様、端末装置100の使用を終了する場合も、使用者が公的機関等に届け出て端末装置100を返却するなどにより、端末装置100の使用終了を登録するようにする。これにより、使用者の登録情報の整合性を保つことができる。
一方、端末装置100に記憶させる情報の更新や、端末装置100に設ける有効期限の延長などの処理は、例えばインターネットを利用して行うようにしてもよい。利用開始時に使用者が登録されており、引き続き使用者の特定が可能だからである。
例えば、踏切非常通知システム1が適用される踏切の追加、変更又は削除(適用の終了)があった場合、その踏切の位置情報など踏切に関する情報をインターネットで配信して、端末装置100の各々の情報を更新させるようにしてもよい。
なお、端末装置100がASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含んで構成されるなど、端末装置100としての機能がハードウェアにて構成されていてもよい。
踏切非常通知システム1が備えるアクセスポイント装置210の数は図1に示す4つに限らず、端末装置100が端末装置100自らの位置を特定可能であればよい。例えば、端末装置100がアクセスポイント装置210との通信以外の方法のみで端末装置100自らの位置及び踏切との位置関係を特定する場合、アクセスポイント装置210は、端末装置100と通信可能であればよい。この場合、踏切非常通知システム1が備えるアクセスポイント装置210の数は1つ以上であればよい。
また、踏切情報サーバ装置300は、正当性判定装置の例に該当し、端末装置100から送信された非常通知信号に正当性情報が含まれているか否かを判定する。正当性情報が含まれていないと判定した場合、踏切情報サーバ装置300は、この非常通知信号を破棄する(すなわち、以後の処理を行わない)。これにより、非常通知信号に正当性情報が含まれていない場合に警報の出力を抑制することができ、上述したように、いたずら等によって警報装置が動作する可能性を低減させることができる。
リレー(ERPR)420は、特殊信号発光機500の動作の有無を切り替える。具体的には、リレー(ERPR)420は、特殊信号発光機500の発光の有無を切り替えるスイッチとして機能する。リレー(ERPR)420はフェイルセーフ(Fail Safe)に設けられており、落下時に特殊信号発光機500を発光させ、扛上時には特殊信号発光機500の発光を停止させる。
リレー(PBR)410は、リレー(ERPR)420を動作させるリレーである。リレー(PBR)410は、リレー(PBR)410自らが落下するとリレー(ERPR)420を落下させるように設けられている。
但し、踏切非常通知システム1が踏切内の異常を運転士に通知する方法として、特殊信号発光機500が発光する方法に限らずいろいろな方法を用いることができる。例えば、踏切非常通知システム1が、運転席又は線路脇に設けられた表示装置に、異常を通知するメッセージを表示させるようにしてもよい。あるいは、踏切非常通知システム1が運転席に設けられたスピーカに警報音を出力させるようにしてもよい。
以下では、踏切の領域を踏切道とも称する。従って、踏切内を踏切道内とも称し、踏切外を踏切道外とも称する。
非常通知領域A11は、端末装置100が非常通知操作を受け付ける領域である。
周囲領域A12は、非常通知領域A11の周囲に設けられた領域である。周囲領域A12は、端末装置100が踏切の近くに位置していることを端末装置100自らが検出する領域として設定されている。
図3は、端末装置100を使用するための手続の流れの一例を示す説明図である。同図では、手続の流れをフローチャート風に示している。
端末装置100を使用したい希望者は、公的機関等で住所及び氏名等の情報を登録し(ステップS1)、その後、端末装置100を受け取る(ステップS2)。ここでいう公的機関等は、鉄道事業者であってもよいし、市町村又は都道府県等の行政機関であってもよいし、鉄道事業者又は行政機関から委託を受けた受託者であってもよい。
なお、端末装置100の配布方法として、公的機関等による方法に限らず、いろいろな方法を用いることができるが、いたずら等の不正使用防止の観点から、端末装置100の使用者を特定可能な方法で配布するものとする。特に、端末装置100を使用したい希望者が、住所及び氏名等の情報を登録して端末装置100を受取る方法で配布を行う。
また、踏切非常通知システム1が適用されている踏切が廃止される場合は、通常の踏切廃止時に作業、及び、踏切情報サーバ装置300等の機器の撤去を行う。
そこで、端末装置100が非常通知信号を送信する機能に有効期限を設けることで、期限経過後の悪用を避けることができる。正当な所持者が端末装置100を使用している場合は、上記のステップS6のように有効期限の延長を受けて引き続き端末装置100を使用することができる。
そこで、端末装置100の有効期限を延長する処理と併せて、端末装置100に登録されている踏切の情報を最新のものにする処理を行う。これにより、新たに踏切非常通知システム1の対象となった踏切でも端末装置100が正しく動作するようになる。
また、端末装置100の使用者の住所または氏名など使用者に関する情報に変更が生じた場合も、使用者が公的機関に届け出るなどにより、変更を登録するようにする。これにより、使用者の登録情報の整合性を保つことができる。端末装置100の使用者が、使用者に関する情報の変更を届け出るよう促す契機として、端末装置100の有効期限を用いることができる。例えば、端末装置100の有効期限を使用者に通知する際に、住所等の変更が有った場合は届け出るよう促すメッセージを併せて通知するようにしてもよい。
図4は、端末装置100の機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、端末装置100は、第一通信部110と、表示部120と、操作入力部130と、第一記憶部180と、第一制御部190とを備える。第一記憶部180は、端末側正当性情報記憶部を備える。第一制御部190は、有効期限処理部191と、端末位置判定部192と、非常通知処理部193とを備える。非常通知処理部193は、送信処理部194と、送信後期間処理部195とを備える。
ここで、非常通知操作画面とは、端末装置100が非常通知操作を受ける状態にあることを示す画面である。上述したように、非常通知操作とは、踏切内の異常を通知するユーザ操作である。以下では、非常通知操作が、非常通知操作画面を表示している表示画面を長押しする操作である場合を例に説明する。但し、非常通知操作はこれに限らない。なお、誤動作防止の観点からは、画面の長押し、所定回数以上のタップ、あるいは、フリック操作など、偶然検出される可能性が比較的低い操作を非常通知操作とすることが好ましい。
あるいは、端末装置100が非常通知操作用の押釦を備え、この押釦の押下により非常通知操作を受けるようにしてもよい。この場合、押釦の誤操作の可能性を低減させるため、この押釦に開閉式のカバーを設けるようにしてもよい。あるいは、押釦を3秒以上押下し続ける操作を非常通知操作とするなど、押釦の押下方法によって誤操作の低減を図るようにしてもよい。
あるいは、端末装置100が紐を備え、防犯ブザーの操作のように紐を引く操作を非常通知操作として検出するようにしてもよい。
あるいは、端末装置100が、端末装置100自らの状態に応じて異なる振動パターンで端末装置100自らを振動させるなど、非常通知操作を受ける状態にあるか否かを振動パターンで通知するようにしてもよい。
端末側正当性情報記憶部181は、正当性情報を記憶する。上述したように、正当性情報は、端末装置の正当性を示す情報である。正当性情報として、例えば暗号化された定数の文字列など、固定値を用いることができる。これにより、端末装置100及び踏切情報サーバ装置300が正当性情報を記憶するために複雑な仕組みを必要とせず、装置構成を簡単にすることができる。正当性情報のデータ形式は特定のデータ形式に依存せず、例えば、文字列であってもよいしビット列であってもよい。
各端末装置100に共通の正当性情報を用いる場合、正当性情報の管理が比較的容易であり、正当性情報のための装置を別途設ける必要が無い。この点で、踏切非常通知システム1のコストの増加を抑制することができる。
一方、端末装置100毎に異なる正当性情報を用いる場合、正当性情報が不正にコピーまたは解読されるなど、正当性情報が不正利用される可能性を低減させることができる。この場合、後述するように複数の端末装置100の正当性情報を一括管理する装置を設けることで、複数の正当性情報を比較的容易に管理することができる。
送信処理部194は、非常通知信号を送信する処理を行う。特に、送信処理部194は、非常通知操作画面を表示部120に表示させ、操作入力部130が非常通知操作を受けると、第一通信部110に非常通知信号を送信させる。
第二通信部310は、アクセスポイント装置210及びルータ装置220を介して端末装置100と通信を行う。特に第二通信部310は、端末装置100が送信した非常通知信号を受信する。また、第二通信部310は、踏切制御器400と通信を行う。特に、第二通信部310は、リレー(PBR)410に対するリレー制御信号を送信する。第二通信部310による非常通知信号の受信とリレー制御信号の送信とは、別々の回路を用いて行われていてもよいし、同一の回路を用いて行われていてもよい。
第二制御部390は、踏切情報サーバ装置300の各部を制御して各種機能を実行する。第二制御部390は、例えば踏切情報サーバ装置300が備えるCPUが、第二記憶部380からプログラムを読み出して実行することで構成される。
通知処理部392は、第二通信部310が非常通知信号を受信した場合の処理を行う。特に、第二通信部310が非常通知信号を受信すると、通知処理部392はリレー(PBR)410を落下させる制御を行う。
図6は、端末装置100の状態遷移を示す状態遷移図である。同図に示すように、端末装置100の状態には、停止状態S11、踏切探索中状態S12、踏切接近中状態S13、踏切道内状態S14、非常通知状態S15、及び、非常通知完了状態S16がある。
なお、端末装置100の電源接続(ON)時に本アプリケーションが自動的に起動するようにしてもよい。あるいは、本アプリケーションの起動を指示するユーザ操作に基づいて、本アプリケーションが起動するようにしてもよい。
踏切探索中状態S12で、端末装置100が周囲領域A12内に位置すると端末位置判定部192が判定した場合、踏切接近中状態S13へ遷移する。また、踏切探索中状態S12で、端末装置100が非常通知領域A11内に位置すると端末位置判定部192が判定した場合、踏切道内状態S14へ遷移する。
踏切接近中状態S13で、第一通信部110がアクセスポイント装置210からの無線信号を受信していないと端末位置判定部192が判定した場合、踏切探索中状態S12へ遷移する。また、踏切接近中状態S13で、端末装置100が非常通知領域A11内に位置すると端末位置判定部192が判定した場合、踏切道内状態S14へ遷移する。
踏切道内状態S14で、第一通信部110がアクセスポイント装置210からの無線信号を受信していないと端末位置判定部192が判定した場合、踏切探索中状態S12へ遷移する。また、踏切道内状態S14で、端末装置100が周囲領域A12内に位置すると端末位置判定部192が判定した場合、踏切接近中状態S13へ遷移する。また、踏切道内状態S14で、非常通知操作を操作入力部130が検出した場合、非常通知状態S15へ遷移する。
なお、端末装置100の電源断によっても、停止状態S11になる。端末装置100の電源断の例として、電池切れや、端末装置100がタブレット端末装置またはスマートフォン等であり電源断操作が行われた場合を挙げられる。また、端末装置100の有効期限切れによっても、停止状態S11になる。
非常通知状態S15で、リレー(ERPR)420の落下を示す信号を第一通信部110が受信した場合、非常通知完了状態S16へ遷移する。
非常通知完了状態へ遷移後一定時間が経過すると、踏切探索中状態S12へ遷移する。
図8は、踏切接近中状態S13における表示部120の表示例を示す説明図である。踏切接近中状態S13では、表示部120は、近くに踏切が有る旨を表示する。さらに、表示部120は、検出した踏切の名称を表示する。
図10は、非常通知状態S15における表示部120の表示例を示す説明図である。非常通知状態S15では、表示部120は、非常通知を行っている旨を表示する。加えて、表示部120は、「踏切から離れて下さい」など、ユーザの安全を促すメッセージを表示する。
図12〜図13は、端末装置100の動作手順の例を示す説明図である。
図12〜図13の処理にて、有効期限処理部191は、有効期限判定処理を行う(ステップS101)。具体的には、有効期限処理部191は、本アプリケーションに設定された有効期限内か否かを判定する。なお、有効期限処理部191が有効期限の判定を行ってから一定期間は、次の有効期限の判定を省略するようにしてもよい。例えば、同日に2回以上ステップS101の有効期限判定処理を実行する場合、2回目以降の有効期限判定処理では、有効期限処理部191が、無条件に有効期限内と判定するようにしてもよい。
ステップS111の後、図12〜図13の処理を終了する。図12〜図13の処理を終了した状態は、停止状態S11に該当する。
ここでいう非常通知完了画面は、図10の表示画面で示していた非常通知を完了したことを示す画面である。なお、表示部120が非常通知完了画面を表示せずに、そのまま踏切探索中画面(図7の画面)、踏切接近中画面(図8の画面)、又は、非常通知操作画面を表示するようにしてもよい。
送信後期間処理部195が、非常通知完了から一定時間送信を停止することで、近接する複数の踏切で非常通知信号を送信してまわるなど端末装置100を連続的に悪用することを抑制することができる。
ステップS131の後、ステップS121へ戻る。
一方、ステップS121で非常通知完了状態かつ一定時間経過後と判定した場合(ステップS121:非常通知完了状態かつ時間経過後)、送信後期間処理部195は、非常ボタン非動作を解除する(ステップS141)。具体的には、ステップS121:非常通知完了状態かつ時間経過前のループを終了することで、非常通知領域A11内で非常通知操作画面を表示するステップS171へ遷移可能となる。
そして、端末位置判定部192は、ステップS142で判定した位置に基づいて踏切道内外判定処理を行う(ステップS143)。踏切道内外判定処理では、端末位置判定部192は、端末装置100の位置が、周囲領域A12外、周囲領域A12内かつ非常通知領域A11外、非常通知領域A11内のいずれに位置するかを判定する。
なお、端末位置判定部192は、端末装置100が一定時間以上継続して周囲領域A12内に位置している場合に、端末装置100の位置を周囲領域A12内と判定する。一方、端末装置100が周囲領域A12内に位置し始めてから一定時間経過する前は、端末位置判定部192は、端末装置100の位置を周囲領域A12外と判定する。
ステップS151の後、ステップS101へ遷移する。
ステップS161の後、ステップS101へ遷移する。
一方、ステップS201で、非常通知を完了したと判定した場合(ステップS201:非常通知完了)、送信処理部194は、端末装置100に対して非常ボタン非動作化を行う(ステップS211)。例えば、送信処理部194は、非常ボタン画面を表示しない状態にある旨のメッセージを表示部120に表示させ、非常ボタン画面の表示を抑制する。
ステップS201:YESの状態は、非常通知完了状態S16に該当する。
ステップS211の後、ステップS101へ戻る。
ステップS221の後、ステップS101へ戻る。
図14の処理にて、端末処理部391は、端末通信判定処理を行う(ステップS501)。端末通信判定処理では、端末処理部391は、第二通信部310を制御して端末装置100と通信を行わせ、端末装置100からデータを取得(受信)させる。特に、端末処理部391は、端末装置100が通信に成功したアクセスポイント装置210を示す情報と端末装置100の識別情報とを端末装置100から取得し、端末装置100の識別情報を第二記憶部380に記憶させる。以下、端末装置100の識別情報を端末IDと称する。
一方、非常通知信号を受信したと判定した場合(ステップS502:YES)、通知処理部392は、非常通知信号に含まれる正当性情報に基づいて、通知元の端末装置100が正当な端末装置100か否かを判定する(ステップS503)。正当な端末装置100ではないと判定した場合(ステップS503:NO)、ステップS502へ戻る。
一方、正当な端末装置100であると判定した場合(ステップS503:YES)、通知処理部392は、特殊信号発光機動作処理を行う(ステップS504)。特殊信号発光機動作処理では、通知処理部392は、第二通信部310を制御してPBR落下信号を踏切制御器400へ送信させることで特殊信号発光機500を動作させ、ERPR落下確認信号にて特殊信号発光機500の動作確認を行う。
ここで、PBR落下信号は、リレー(PBR)410を落下させるための信号である。また、ERPR落下確認信号は、リレー(ERPR)420の位置(扛上側か落下側か)を示す信号である。
通知処理部392は、ERPR落下確認信号が落下側になるまで、PBR落下信号を第二通信部310から踏切制御器400へ送信させる。
ステップS505の後、図14の処理を終了する。
図15は、正当性情報を一括管理する正当性情報管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。図15に示すように、正当性情報管理装置600は、第三通信部610と、第三記憶部680と、第三制御部690とを備える。第三記憶部680は、一括記憶部681を備える。
また、図15に示す統合システム2は、複数の踏切非常通知システム1を含むシステムである。図15では、複数の踏切非常通知システム1の各々が備える踏切情報サーバ装置300が示されている。第三通信部610は、複数の踏切情報サーバ装置300と通信を行う。
第三通信部610は、他の装置と通信を行う。
特に、第三通信部610は、正当性情報を受信する。例えば、第三通信部610は、端末装置100の使用に関する届出を受ける公的機関のサーバ装置と通信を行って、新たに使用される端末装置100の正当性情報、使用終了となる端末装置100の正当性情報、正当性情報の変更など、正当性情報の更新情報を取得(受信)する。第三通信部610が、複数のサーバ装置から正当性情報の更新情報を受信するようにしてもよい。
また、第三通信部610は、正当性情報送信部の例に該当し、第三制御部の制御に従って、正当性情報の更新情報等を踏切情報サーバ装置300へ送信する。
一括記憶部681は、正当性情報を記憶する。特に、一括記憶部681は、端末装置100毎に異なる正当性情報を記憶する。従って一括記憶部681は、複数の正当性情報を記憶する。
一方、正当性情報として端末IDとは異なる情報を用いる場合、セキュリティ設定の自由度が比較的高くなる。特に、正当性情報のデータ長を端末IDのデータ長よりも長くすることができ、セキュリティを高めることができる。
また、踏切非常通知システム1が適用される踏切が増えた場合、第三制御部690は、一括記憶部681から正当性情報を読み出し、第三通信部610を介して新たに設置された踏切情報サーバ装置300へ送信する。例えば、第三制御部690は、一括記憶部681が記憶している全ての正当性情報を新たに設置された踏切情報サーバ装置300へ送信する。
正当性情報の値を更新することで、正当性情報が漏えいして悪用される可能性を低減させることができる。
これにより、端末装置100のユーザは、踏切の異常を端末装置100から通知することができる。従って、踏切で危険が発生した場合に、通報者(通報しようとする者)が迅速に移動できなくても、いち早く列車に危険を知らせることができる。さらに踏切情報サーバ装置300が、正当性情報に基づいて端末装置100の正当性を判定することで、正当な端末装置100以外からの非常通知信号を無視することができる。この点で、危険通知の仕組みが悪用される可能性を低減させることができる。
このように、正当性情報管理装置600が正当性情報を一括管理することで、複雑な管理を行う必要無しに、端末装置100毎に異なる正当性情報を用いることができる。端末装置100毎に異なる正当性情報を用いることで、踏切非常通知システム1におけるセキュリティを高めることができる。
このように、複数の端末装置100が正当性情報を共用することで、正当性情報を管理するための仕組みを別途設ける必要が無く、踏切非常通知システムの構成の複雑化を抑制できる。
また、非常通知操作が一度行われると本アプリケーションが停止し、公的機関等で停止解除操作を受けるようにしてもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
2 統合システム
100 端末装置
110 第一通信部
120 表示部
130 操作入力部
180 第一記憶部
181 端末側正当性情報記憶部
190 第一制御部
191 有効期限処理部
192 端末位置判定部
193 非常通知処理部
194 送信処理部
195 送信後期間処理部
210 アクセスポイント装置
220 ルータ装置
300 踏切情報サーバ装置
310 第二通信部
380 第二記憶部
381 サーバ側正当性情報記憶部
390 第二制御部
391 端末処理部
392 通知処理部
400 踏切制御器
410 リレー(PBR)
420 リレー(ERPR)
500 特殊信号発光機
600 正当性情報管理装置
610 第三通信部
680 第三記憶部
681 一括記憶部
690 第三制御部
Claims (9)
- 端末装置と、
前記端末装置と無線通信する通信装置と、
踏切内の異常を通知する非常通知信号を前記通信装置が前記端末装置から受信した場合、異常通知元の端末装置の正当性を判定する正当性判定装置と、
前記正当性判定装置が、異常通知元の端末装置が正当であると判定した場合、踏切内の異常を示す警報を出力する警報出力装置
を備え、
前記端末装置は、
前記端末装置の正当性を示す正当性情報であって有効期限が設けられ有効期限毎に更新される正当性情報を記憶する正当性情報記憶部と、
踏切の位置に応じて定められた非常通知領域内に前記端末装置が位置するか否かを判定する端末位置判定部と、
前記端末装置が前記非常通知領域内に位置すると前記端末位置判定部が判定した場合、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知する通知部と、
前記通知部が、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知しており、かつ、前記非常通知操作が行われた場合、前記正当性情報を含む前記非常通知信号を送信する非常通知信号送信部
を備え、
前記正当性判定装置は、前記非常通知信号に含まれる前記正当性情報に基づいて、異常通知元の端末装置の正当性を判定する
踏切非常通知システム。 - 端末装置毎に異なる前記正当性情報を複数の端末装置について記憶する一括記憶部と、
前記一括記憶部が記憶する複数の前記正当性情報を複数の前記正当性判定装置に送信する正当性情報送信部
を備える正当性情報管理装置を更に備え、
正当性判定装置は、前記非常通知信号に含まれる前記正当性情報が、前記正当性情報管理装置から送信された複数の前記正当性情報に含まれる場合に、異常通知元の端末装置が正当であると判定する
請求項1に記載の踏切非常通知システム。 - 前記正当性情報記憶部は、複数の端末装置に共通の前記正当性情報を記憶する、請求項1に記載の踏切非常通知システム。
- 前記端末装置は、踏切道内で非常通知操作が検出された非常通知状態にて通信エラーが発生した場合、ユーザに再操作を促すメッセージを表示し、かつ、ユーザが通信エラーを認識したことの確認用の押ボタンを表示する
請求項1から3の何れか一項に記載の踏切非常通知システム。 - 前記端末装置は、前記端末装置と踏切との位置関係の推定に用いられる踏切の情報を記憶し、かつ、前記端末装置には有効期限が設けられており、
前記端末装置の有効期限を延長する処理と併せて、その端末装置100が記憶する踏切の情報が更新される
請求項1から4の何れか一項に記載の踏切非常通知システム。 - 前記端末装置は、前記非常通知信号送信部が前記非常通知信号を送信した場合、前記非常通知信号の送信に関する所定の事象の発生から所定期間の間、新たな非常通知信号の送信を抑制する送信後期間処理部を備える
請求項1から5の何れか一項に記載の踏切非常通知システム。 - 踏切内の異常を通知する端末装置であって、
前記端末装置の正当性を示す正当性情報であって有効期限が設けられ有効期限毎に更新される正当性情報を記憶する正当性情報記憶部と、
踏切の位置に応じて定められた非常通知領域内に前記端末装置が位置するか否かを判定する端末位置判定部と、
前記端末装置が前記非常通知領域内に位置すると前記端末位置判定部が判定した場合、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知する通知部と、
前記通知部が、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知しており、かつ、前記非常通知操作が行われた場合、前記正当性情報を含んで踏切内の異常を通知する非常通知信号を送信する非常通知信号送信部
を備える端末装置。 - 端末装置の正当性を示す正当性情報であって有効期限が設けられ有効期限毎に更新される正当性情報を記憶する正当性情報記憶部を備える端末装置が、
踏切の位置に応じて定められた非常通知領域内に前記端末装置が位置するか否かを判定する端末位置判定ステップと、
前記端末装置が前記非常通知領域内に位置すると前記端末位置判定ステップで判定した場合、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知する通知ステップと、 前記通知ステップで、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知しており、かつ、前記非常通知操作が行われた場合、前記正当性情報を含んで踏切内の異常を通知する非常通知信号を送信する非常通知信号送信ステップ
を含む踏切非常通知方法。 - 端末装置の正当性を示す正当性情報であって有効期限が設けられ有効期限毎に更新される正当性情報を記憶する正当性情報記憶部を備える端末装置に、
踏切の位置に応じて定められた非常通知領域内に前記端末装置が位置するか否かを判定する端末位置判定ステップと、
前記端末装置が前記非常通知領域内に位置すると前記端末位置判定ステップで判定した場合、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知する通知ステップと、 前記通知ステップで、前記端末装置が非常通知操作を受ける状態にあることを通知しており、かつ、前記非常通知操作が行われた場合、前記正当性情報を含んで踏切内の異常を通知する非常通知信号を送信する非常通知信号送信ステップ
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016209825A JP6663338B2 (ja) | 2016-10-26 | 2016-10-26 | 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016209825A JP6663338B2 (ja) | 2016-10-26 | 2016-10-26 | 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018069855A JP2018069855A (ja) | 2018-05-10 |
JP6663338B2 true JP6663338B2 (ja) | 2020-03-11 |
Family
ID=62113593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016209825A Expired - Fee Related JP6663338B2 (ja) | 2016-10-26 | 2016-10-26 | 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6663338B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001223821A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Denso Corp | 緊急通報装置および緊急通報システム |
JP3713417B2 (ja) * | 2000-05-23 | 2005-11-09 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 踏切の歩行者事故防止方法 |
EP1659810B1 (en) * | 2004-11-17 | 2013-04-10 | TELEFONAKTIEBOLAGET LM ERICSSON (publ) | Updating configuration parameters in a mobile terminal |
JP2007297013A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Fujitsu Ten Ltd | 狭域双方向通信装置を用いた危険回避システム及び方法 |
JP2009159208A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Panasonic Corp | 緊急通報・車両状況把握システム |
JP5557950B1 (ja) * | 2013-07-31 | 2014-07-23 | パナソニック株式会社 | 無線通信システム及び携帯情報端末 |
JP2015198345A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 日本電気株式会社 | 無線基地局、通信システム、通報方法およびプログラム |
-
2016
- 2016-10-26 JP JP2016209825A patent/JP6663338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018069855A (ja) | 2018-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11765550B2 (en) | Information processing system, information processing apparatus, and non-transitory computer readable medium for security alert notification | |
KR101130238B1 (ko) | 차량 도난 방지 서비스 방법 및 시스템 | |
WO2018051201A1 (es) | Sistema de alarma para vehículo que integra dispositivos de comunicación inalámbrica y dispositivos móviles asociados con dicho sistema | |
JP2013092993A (ja) | 点検支援装置、点検支援システムおよびプログラム | |
KR20070077695A (ko) | 이동통신 단말기를 이용한 긴급상황 알림 시스템 및긴급상황 알림 기능이 구비된 이동통신 단말기 | |
JP6663338B2 (ja) | 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム | |
AU2020281844A1 (en) | Method for operating a mobile radio | |
JP5422993B2 (ja) | 電子機器及びコンピュータプログラム | |
JP6603967B2 (ja) | 踏切非常通知システム、端末装置、踏切非常通知方法及びプログラム | |
JP2019204547A (ja) | サーバ | |
JP4721850B2 (ja) | サーバ | |
JP2007264913A (ja) | 異常監視携帯端末及び異常監視装置 | |
JP2007323123A (ja) | 誤乗車防止システム及び誤乗車防止方法 | |
JP7395253B2 (ja) | 通知装置、及び通知システム | |
JP2016170511A (ja) | サーバ | |
KR100835603B1 (ko) | 주차 요일 체크 장치 및 방법 | |
JP5722708B2 (ja) | 列車接近警報システム | |
JP2017132145A (ja) | 画像形成装置及び画像形成システム | |
JP2009001102A (ja) | 飲酒運転防止システム | |
JP4305373B2 (ja) | 車両用無線通信装置 | |
JP6226933B2 (ja) | 電子機器、方法及びシステム | |
JP2019185354A (ja) | 警報出力装置及びプログラム | |
JP2007094782A (ja) | 情報端末装置 | |
WO2017056112A1 (en) | An automated system to monitor and restrict honking | |
JP2018055334A (ja) | 警告システム及び警告方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180808 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6663338 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |