JP7395253B2 - 通知装置、及び通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体の運転手に人の接近を通知する技術に関する。
自転車等の移動体による接触事故を回避するための技術が考えられている。
特許文献1には、携帯端末から自動車に対して無線通信要求を送出し、応答を送ってきた自動車との間で生成した無線通信路を通じて、自動車からの受信情報を解析し、携帯者に対して、運転者の属性を通知すると共に、自車特定用情報に基づいて自動車を特定するように通知する通信システムが記載されている。
特開2018-152119号
しかし、特許文献1に記載の技術では、携帯者に運転者の属性を通知するために相互に送受信を行う無線通信路の確立を必要とする。
本発明の目的の一つは、相互に送受信を行う無線通信路の確立を待たずに移動体の運転手に人の接近を通知することである。
上述した課題を解決するため、本発明は、移動体に配置され、人が携帯する端末から発信されるビーコンを受信し、該ビーコンに基づいて前記移動体の運転手に人の接近を通知する通知装置であって、受信したビーコンの発信元の第1端末が、既に受信しているビーコンの発信元の第2端末と異なる場合に、新たな人の接近を通知するとともに、前記第1端末が、前記第2端末と同じ場合に、人の接近を通知しない通知装置を、第1の態様として提供する。
第1の態様の通知装置によれば、相互に送受信を行う無線通信路の確立を待たずに移動体の運転手に人の接近を通知することができる。また、第1の態様の通知装置によれば、既に通知した人と異なる、新たな人の接近を通知することができる。さらに、第1の態様の通知装置によれば、既に通知した人と同じ人が接近している場合にそれを無視することができる。
の態様の通知装置において、前記第1端末が、前記第2端末と同じ場合に、該第2端末が近づいているか否かを判断し、前記第2端末が近づいていると判断した場合、人の接近を通知し、前記第2端末が近づいていないと判断した場合、人の接近を通知しない、という構成が第の態様として採用されてもよい。
の態様の通知装置によれば、接近によって通知された人がさらに近づいていることを通知することができるとともに、接近によって通知された人が近づいていない場合には無視することができる
本発明は、第1又はの態様の通知装置と、前記通知装置によるビーコンの受信に関する受信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置と、を有する通知システム、を第の態様として提供する。
の態様の通知装置によれば、通知装置によるビーコンの受信に関する受信情報を証拠に用いることができる。
本発明は、第1又は2の態様の通知装置と、人に携帯され、前記通知装置に受信され得るビーコンを発信する端末と、前記端末によるビーコンの発信に関する発信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置と、を有する通知システム、を第の態様として提供する。
の態様の通知装置によれば、端末によるビーコンの発信に関する発信情報を証拠に用いることができる。
本発明の一実施形態に係る通知システム9の使用例を説明するための図。 通知システム9の構成の例を示す図。 通知装置1の構成の例を示す図。 端末2の構成の例を示す図。 運転手端末3の構成の例を示す図。 記憶装置5の構成の例を示す図。 ログDB521の例を示す図。 通知システム9において人の接近が通知される状況を説明するための図。 通知装置1、運転手端末3、及び記憶装置5の動作の流れを示すフロー図。 通知システム9の動作の流れを示すシーケンス図。 この通知装置1の動作の例を示すフロー図。
<実施形態>
<通知システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る通知システム9の使用例を説明するための図である。また、図2は、通知システム9の構成の例を示す図である。通知システム9は、人P2が携帯する端末2から発信されるビーコンを移動体7に配置された通知装置1により受信して、この移動体7の運転手P1に人の接近を通知するシステムである。
運転手P1は移動体7を運転して移動する者である。図1に示す移動体7は、例えば自転車である。人P2は、例えば歩行者である。移動体7の動線と人P2の動線とは重なる場合がある。歩行中の人P2の位置に移動体7が侵入すると接触事故が発生する。
通知システム9は、通知装置1、及び端末2を有する。図2に示す通知システム9は、さらに運転手端末3、記憶装置5、及び発電機6を有する。図2に示す通知システム9において、端末2、運転手端末3、及び記憶装置5は、通信回線4により相互に通信可能に接続されている。
通知装置1は、例えば移動体7のハンドル等に設けられた台に置かれることにより移動体7に配置されている。発電機6は、例えば前輪の回転に伴って発電し、発電した電力を通知装置1に供給する。
端末2は、人P2が、例えば衣服や鞄のポケット等に収納して携帯する端末装置である。また、運転手端末3は、運転手P1が、例えば衣服や鞄のポケット等に収納して携帯する端末装置である。
<通知装置の構成>
図3は、通知装置1の構成の例を示す図である。通知装置1は、制御部11、記憶部12、通信部13、及び受信部16を有する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPUがROM及び記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読み出して実行することにより通知装置1の各部を制御する。
記憶部12は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のデータを永続的に記憶する装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶する。通信部13は、例えば無線により運転手端末3に接続されている。
受信部16は、端末2から発信されるビーコンを受信する。受信部16は、端末2から発信されるビーコンの届く範囲に通知装置1が存在するときに、そのビーコンを受信する。発電機6は、例えば通知装置1のバスに接続されており、発電した電力を通知装置1に供給する。
<端末の構成>
図4は、端末2の構成の例を示す図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、表示部25、及び発信部27を有する。制御部21は、CPUやRAMを備えており、記憶部22に記憶されているプログラムを実行して、端末2を制御する。
記憶部22は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のデータを永続的に記憶する装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶する。
通信部23は、無線により通信回線4に接続する通信回路である。端末2は、通信部23により、通信回線4に接続された他の装置(すなわち、外部装置)と情報をやり取りする。
操作部24は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部21に送る。
表示部25は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部21の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、例えば操作部24の透明のタッチパネルが重ねて配置される。
発信部27は、周囲の空間にビーコンを発信する。このビーコンは、例えばIEEE802.15に準拠した電波を用いた無線標識である。ここで、発信部27は、相手を特定せずに発信する、いわゆるブロードキャスト通信により、上述したビーコンを発信する。発信部27が発信したビーコンは、上述した通り、このビーコンが届く範囲に存在する通知装置1の受信部16により受信される。
<運転手端末の構成>
図5は、運転手端末3の構成の例を示す図である。運転手端末3は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、表示部35、及び放音部38を有する。制御部31は、CPUやRAMを備えており、記憶部32に記憶されているプログラムを実行して、運転手端末3を制御する。
記憶部32は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のデータを永続的に記憶する装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶する。
通信部33は、無線により通信回線4に接続する通信回路である。運転手端末3は、通信部33により、通信回線4に接続された外部装置と情報をやり取りする。
操作部34は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部31に送る。
表示部35は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部31の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、例えば操作部34の透明のタッチパネルが重ねて配置される。
放音部38は、制御部31の制御の下、周囲の空間に音を放出する。放音部38は、通知装置1から人の接近を通知するための制御信号を受けると音を放出する。
<記憶装置の構成>
図6は、記憶装置5の構成の例を示す図である。記憶装置5は、制御部51、記憶部52、及び通信部53を有する。制御部51は、CPUやRAMを備えており、記憶部52に記憶されているプログラムを実行して、記憶装置5を制御する。
通信部53は、無線により通信回線4に接続する通信回路である。記憶装置5は、通信部53により、通信回線4に接続された外部装置と情報をやり取りする。記憶装置5は、外部装置と情報をやり取りする際に、例えばその外部装置から識別情報とパスワードの組からなる、いわゆる認証情報を受信する。そして、記憶装置5は、受信した認証情報と、予め記憶している認証情報と、を照合して外部装置を認証する。
記憶部52は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のデータを永続的に記憶する装置を有しており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラム、及び、上述した認証情報等を記憶する。また、記憶部52は、ログDB521を記憶する。
図7は、ログDB521の例を示す図である。ログDB521は、運転手端末3から通信回線4を介して送信された情報であって、ビーコンの送受信に関する事象を示す事象データを記憶するデータベースである。
図7に示すログDB521は、端末IDリスト5211と、ログテーブル5212とを有する。端末IDリスト5211は、端末の識別情報である端末IDを記憶するリストである。ログテーブル5212は、端末IDリスト5211に記憶されている端末IDごとに運転手端末3から送信された事象データのログ(すなわち、履歴)を記憶するテーブルである。ログテーブル5212は、事象が発生した日時を示す情報と、この事象を示す事象データと、を対応付けて記憶する。
<通知システムの動作>
以下に通知システム9の動作の例を説明する。図8は、通知システム9において人の接近が通知される状況を説明するための図である。図9は、通知装置1、運転手端末3、及び記憶装置5の動作の流れを示すフロー図である。
図9(a)に示す通り、通知装置1の制御部11は、端末2からビーコンを受信したか否かを判断し(ステップS101)、受信していないと判断している間は(ステップS101;NO)、この判断を続ける。
ビーコンを受信したと判断したとき(ステップS101;YES)、制御部11は、このビーコンに基づいて端末2を携帯する人P2の接近を通知するための制御信号を生成し、通信部13を介してこの制御信号を運転手端末3に送信する(ステップS102)。
図9(b)に示す通り、運転手端末3の制御部31は、通知装置1から制御信号を受信したか否かを判断し(ステップS201)、受信していないと判断している間は(ステップS201;NO)、この判断を続ける。
制御信号を受信したと判断したとき(ステップS201;YES)、制御部31は、この制御信号に基づいて放音部38を制御し、警告音を放出させる(ステップS202)。
また、制御部31は、受信したこの制御信号に基づいて、通知装置1が端末2からビーコンを受信したという事象を示す事象データを、その事象が発生した日時を示す情報とともに記憶装置5に送信する(ステップS203)。
例えば、図8に示す範囲R2は、地点Cにいる人P2が携帯する端末2から発信されるビーコンが届く範囲である。運転手P1が地点Aにいるとき、範囲R2に入っていないため、通知装置1は端末2のビーコンを受信しない。
移動体7が図8に示す矢印方向に移動して範囲R2に入ると、例えば運転手P1が地点Bに位置するときに、通知装置1は、人P2が携帯する端末2から発信されたビーコンを受信する。ビーコンを受信した通知装置1は、このビーコンに基づいて運転手端末3に制御信号を送信する。この制御信号により、運転手端末3は、放音部38から警告音を放出し、移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知する。
すなわち、通知装置1は、移動体7に配置され、人P2が携帯する端末2から発信されるビーコンを受信し、このビーコンに基づいて、移動体7の運転手P1に運転手端末3を介して人P2の接近を通知する。
図9(c)に示す通り、記憶装置5の制御部51は、運転手端末3から事象データを受信したか否かを判断し(ステップS301)、受信していないと判断している間は(ステップS301;NO)、この判断を続ける。
事象データを受信したと判断したとき(ステップS301;YES)、制御部51は、受信したこの事象データと、この事象データとともに送信された日時を示す情報と、を対応付けて記憶部52のログDB521に記憶する(ステップS302)。事象データは、これを送信した運転手端末3の端末IDに対応付けられたログテーブル5212に記憶される。
そして、記憶部52のログDB521は、記憶装置5の制御部51によってのみ書き換えられるものであり、記憶装置5はその管理者によって厳格に管理される。また、記憶装置5は、運転手端末3と情報をやり取りする前に、運転手端末3を認証するため、他の情報処理装置等が運転手端末3に成りすますことはできない。すなわち、ログDB521に記憶された情報は、改竄することができない。
この構成により、通知装置1が端末2からビーコンを受信したという事象(受信情報)は、改竄の検出が可能な態様で記憶部52に記憶される。つまり、記憶装置5は、通知装置1によるビーコンの受信に関する受信情報を改竄することができない態様で記憶する記憶装置として機能する。そして、上述したログDB521により、通知装置1がいつ、どの端末2からビーコンを受信したかを示す情報が、証拠として記憶されるため、例えば、保険会社は、この情報に基づいて保険料を割り引く等の特約付きの保険を運転手P1に提供することができる。
図10は、通知システム9の動作の流れを示すシーケンス図である。端末2は、例えば周期的にビーコンを発信している。通知装置1、運転手端末3、及び記憶装置5がそれぞれ図9に示した動作を実行する。これにより、通知装置1は、端末2からビーコンを受信し(ステップS401)、通知装置1は運転手端末3に制御信号を送信する(ステップS402)。
運転手端末3は、受信した制御信号に基づいて自端末を携帯する運転手P1に警告音を放出することにより、人P2の接近を通知する(ステップS403)。また、運転手端末3は、通知装置1が端末2からビーコンを受信したという事象を示す事象データを記憶装置5に送信する(ステップS404)。記憶装置5は、上述した日時を示す情報と事象データとを対応付けて記憶する(ステップS405)。
以上の動作により、通知システム9は、移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知する。通知システム9の端末2は、相手を特定しないでビーコンを発信するので、通知装置1は、端末2との間で、相互に送受信を行う無線通信路の確立を待たずに、運転手P1に人P2の接近を通知する。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ及び配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。したがって、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
<変形例1>
上述した実施形態において通知装置1は、運転手端末3を介して、移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知していたが、直接通知してもよい。この場合、通知装置1は、例えば、警告音を放出する放音部等を有する。通知装置1は、端末2から発信されたビーコンを受信したときに、警告音を放出することで運転手P1に人P2の接近を通知すればよい。要するに、通知装置1は、移動体7に配置され、人P2が携帯する端末2から発信されるビーコンを受信し、このビーコンに基づいて移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知する通知装置であればよい。
<変形例2>
上述した実施形態において通知装置1は、ビーコンの届く範囲に存在するときにそのビーコンを受信し、ビーコンを受信したときに運転手P1に人P2の接近を通知していたが、ビーコンの電波強度に基づいて、通知してもよい。例えば、通知装置1は、受信したビーコンの電波強度が決められた値を超えたときに上述した接近を通知してもよい。つまり、この通知装置1は、受信したビーコンの電波強度に基づいて移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知すればよい。
<変形例3>
通知装置1は、受信したビーコンを発信元ごとに識別してもよい。また、通知装置1は、発信元が同じビーコンの経時変化に基づいて上述した接近を通知してもよい。例えば、通知装置1は、受信したビーコンの電波強度が直前に受信した電波強度より決められた値を超えて強くなったときに上述した接近を通知してもよい。つまり、この通知装置1は、受信したビーコンの電波強度の経時変化に基づいて移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知してもよい。
<変形例4>
上述した実施形態において通知装置1は、ビーコンを受信したときに運転手P1に人P2の接近を通知していたが、ビーコンを発信した端末2と移動体7との距離が決められた範囲内にあるときに上述した接近を通知してもよい。
端末2は、例えば、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)等の測位システムを用いて自端末の位置を特定している。そして、端末2は、特定したこの自端末の位置の情報をビーコンに含めて発信してもよい。
通知装置1は、自装置が配置されている移動体7の位置を特定しており、受信したビーコンから端末2の位置の情報を抽出して、端末2と移動体7との距離を算出する。そして、通知装置1は、算出した距離が決められた値以下になったときに、人P2の接近を通知してもよい。つまり、この通知装置1は、受信したビーコンが示すそのビーコンの発信元の端末2の位置と移動体7の位置との距離に基づいて移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知してもよい。
なお、端末2は、自端末の位置の情報をビーコンに含めなくてもよい。この場合、端末2は、例えば、周期的に通信回線4を介して外部装置に自端末の位置の情報を送信する。外部装置は、端末2の位置の情報を、端末2の識別情報と対応付けて記憶する。通知装置1は、受信したビーコンから端末2の識別情報を抽出して、外部装置に問い合わせるとよい。このとき、通知装置1は、運転手端末3を介して外部装置に問い合わせてもよい。また、通知装置1は、通信部13により通信回線4と通信可能に接続されており(図2の二点鎖線)、この通信回線4を介して外部装置に問い合わせてもよい。
<変形例5>
上述した変形例4において、通知装置1は、端末2と移動体7との距離が決められた値以下になったときに上述した接近を通知していたが、例えば、距離の変化に応じて通知してもよい。例えば、通知装置1は、端末2と移動体7との距離が減少したときに上述した接近を通知してもよい。つまり、この通知装置1は、端末2と移動体7との距離の経時変化に基づいて移動体7の運転手P1に人P2の接近を通知してもよい。
<変形例6>
上述した実施形態及び変形例において通知装置1は、ビーコンを受信してそのビーコンに関して決められた条件を満たしたときに運転手P1に人P2の接近を通知していたが、既に接近を通知した人P2の接近を再度、通知しないようにしてもよい。そして、通知装置1は、既に接近を通知した人P2と異なる人P3が初めて接近した場合には、この人P3の接近を通知するとよい。
例えば、通知装置1は、受信したビーコンが示すそのビーコンの発信元の端末2を、ビーコンに含まれる識別情報に基づいて識別する。そして、通知装置1は、端末2の識別情報ごとに、通知の履歴を記憶するとよい。
図11は、この通知装置1の動作の例を示すフロー図である。通知装置1の制御部11は、端末2からビーコンを受信したか否かを判断し(ステップS501)、受信していないと判断している間は(ステップS501;NO)、この判断を続ける。
ビーコンを受信したと判断したとき(ステップS501;YES)、制御部11は、このビーコンから端末2の識別情報を抽出する。そして、制御部11は、抽出したこの識別情報を記憶しているか否か、すなわち、この端末2が記憶済みであるか否かを判断する(ステップS502)。
端末2が記憶済みでないと判断したとき(ステップS502;NO)、制御部11は、上述した識別情報を記憶部12に記憶することにより端末2を記憶する(ステップS503)。そして、通知装置1は、端末2を携帯する人P2の接近を通知するための制御信号を運転手端末3に送信する(ステップS504)。
端末2が記憶済みであると判断したとき(ステップS502;YES)、制御部11は、処理をステップS501に戻す。これにより通知装置1は、既に通知済みの人の接近を通知しない。
例えば、図8に示す移動体7が矢印方向に移動して運転手P1が地点Bに位置するとき、上述した通り、通知装置1は、人P2が携帯する端末2から発信されたビーコンを受信し、運転手P1に人P2の接近を通知する。
そして、移動体7がさらに矢印方向に移動して運転手P1が地点Dに位置すると、通知装置1は、範囲R3に入っている。範囲R3は、人P2と異なる人であって地点Eにいる人P3が携帯する端末2から発信されるビーコンが届く範囲である。したがって、このとき通知装置1は人P3が携帯する端末2からビーコンを受信し、地点Dに来た運転手P1には人P3の接近が通知される。
このとき、通知装置1は、人P2が携帯する端末2からもビーコンを受信するが、このビーコンは既に受信しているため、この端末2の識別情報は記憶済みである。したがって、運転手P1には人P2の接近は通知されない。
つまり、通知装置1は、受信したビーコンが示すこのビーコンの発信元の端末2が、既に受信しているビーコンが示すそのビーコンの発信元の端末2と異なる場合に、新たな人の接近を通知する。
なお、上述した例において、制御部11は、端末2が記憶済みであると判断したとき、処理をステップS501に戻していたが、この端末2が近づいているか否かに応じて、上述した通知を解除してもよい。
例えば図11に示す通り、制御部11は、ステップS502において、端末2が記憶済みであると判断すると(ステップS502;YES)、受信したビーコンを発信した端末2が近づいているか否かを判断する(ステップS505)。
この判断は、端末2の位置と移動体7の位置とをそれぞれ特定し、両者の距離の変化を特定することにより行ってもよい。また、この判断は、ビーコンの受信強度の変化を観察することにより行ってもよい。
端末2が近づいていると判断した場合(ステップS505;YES)、制御部11は、処理をステップS101に戻す。
一方、端末2が近づいていないと判断した場合(ステップS505;NO)、制御部11は、端末2を携帯する人P2の接近について既に行った通知を解除するための制御信号(すなわち、通知解除用の制御信号)を運転手端末3に送信する(ステップS506)。
この構成によれば、人P2が遠ざかると通知が解除されるので、運転手P1は、遠ざかっていて接触事故を起こす可能性が低い人P2について注意を払う必要がない。
<変形例7>
上述した実施形態において通知装置1は、移動体7の移動に伴って発電する発電機6からバスを経由して電力を受けて、端末2から発信されるビーコンを受信していた。つまり、通知装置1は、移動体7の移動に伴う発電によりビーコンを受信していたが、他の電力の供給を受けてもよい。例えば、通知装置1は、ビーコンを受信するための電池を有していてもよい。
<変形例8>
また、通知装置1は、移動体7の移動の速度を測定し、例えば移動体7が決められた速度を超えて移動しているときにビーコンを受信してもよい。このとき、通知装置1は、測定した速度が決められた値を超えたとき等、速度が所定の条件を満たしたときに電力が供給されるように構成されていればよい。すなわち、この通知装置1は、移動体7の移動の速度を測定しこの速度に応じて供給される電力によりビーコンを受信する通知装置である。
<変形例9>
上述した実施形態において、記憶装置5は、改竄することができない態様で受信情報を記憶していたが、改竄の検出が可能な態様で記憶してもよい。この場合、例えば、公開鍵暗号方式等を用いて、受信情報を示す事象データに電子署名を追加してもよい。
また、この場合、記憶装置5は、1台の装置でなくてもよく、複数台の装置であってもよい。この場合、受信情報を示す事象データは、いわゆるブロックチェーン、分散型台帳技術を用いて記憶されてもよい。
すなわち、通知システム9は、通知装置1と、通知装置1によるビーコンの受信に関する受信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置5と、を有する通知システムであるとよい。
<変形例10>
上述した実施形態において、記憶装置5は、受信情報を記憶していたが、端末2によるビーコンの発信に関する発信情報を記憶してもよい。この場合、端末2は、ビーコンを発信したときに、この発信を示す発信情報を記憶装置5に通信回線4を介して送信する。記憶装置5は、端末2から発信情報を受信すると、この発信情報を、端末2におけるビーコンの発信に関する事象を示す事象データとしてログDB521に記憶する。この事象データは、これを送信した端末2の端末IDに対応付けられたログテーブル5212に記憶される。この発信情報を示す事象データは、改竄することができない態様で記憶されてもよし、改竄の検出が可能な態様で記憶されてもよい。
すなわち、通知システム9は、通知装置1と、人P2に携帯され、通知装置1に受信され得るビーコンを発信する端末2と、端末2によるビーコンの発信に関する発信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置5と、を有する通知システムであるとよい。そして、この場合、ログDB521により、端末2がいつ、ビーコンを発信したかを示す情報が、証拠として記憶されるため、例えば、保険会社は、この情報に基づいて保険料を割り引く等の特約付きの保険を、端末2を携帯する人P2に提供することができる。
<変形例11>
上述した実施形態において通知装置1は、ハンドル等に設けられた台に置かれることにより移動体7に配置されていたが、ゴムバンドやネジ等の固定具を用いて移動体7に固定されることで配置されてもよい。
また、上述した実施形態において端末2が発信するビーコンは、電波を用いた無線標識であったが、例えば赤外線等、電波以外のものによって発信されてもよい。
また、運転手端末3は、端末2を兼ねてもよく、端末2は、運転手端末3を兼ねてもよい。
また、ステップS202とステップS203とは逆の順序で行われてもよく、並行して行われてもよい。
また、運転手端末3の制御部31は、通知装置1から受信した制御信号を記憶し、いずれかのタイミングでこの制御信号に基づく事象データを記憶装置5に送信してもよい。運転手端末3が事象データを送信するタイミングは、周期的なタイミングであってもよいし、記憶した制御信号のデータ量や記憶領域の残量に応じて定まるタイミングであってもよい。
<変形例12>
通知装置1の制御部11、端末2の制御部21、運転手端末3の制御部31、記憶装置5の制御部51によって実行されるプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線経由でダウンロードされてもよい。なお、上述した制御部11等によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。
1…通知装置、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、16…受信部、2…端末、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…操作部、25…表示部、27…発信部、3…運転手端末、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、34…操作部、35…表示部、38…放音部、4…通信回線、5…記憶装置、51…制御部、52…記憶部、521…ログDB、5211…端末IDリスト、5212…ログテーブル、53…通信部、6…発電機、7…移動体、9…通知システム、P1…運転手、P2…人、P3…人、R2…範囲、R3…範囲。

Claims (3)

  1. 移動体に配置され、人が携帯する端末から発信されるビーコンを受信し、該ビーコンに基づいて前記移動体の運転手に人の接近を通知する通知装置であって、
    受信したビーコンの発信元の第1端末が、既に受信しているビーコンの発信元の第2端末と異なる場合に、新たな人の接近を通知するとともに、前記第1端末が、前記第2端末と同じ場合に、人の接近を通知せず、
    前記第1端末が、前記第2端末と同じ場合に、該第2端末が近づいているか否かを判断し、前記ビーコンの経時変化に基づいて前記第2端末が近づいていると判断した場合、人の接近を通知し、前記第2端末が近づいていないと判断した場合、人の接近を通知しない通知装置。
  2. 請求項に記載の通知装置と、
    前記通知装置によるビーコンの受信に関する受信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置と、
    を有する通知システム。
  3. 請求項に記載の通知装置と、
    人に携帯され、前記通知装置に受信され得るビーコンを発信する端末と、
    前記端末によるビーコンの発信に関する発信情報を改竄の検出が可能な態様で記憶する記憶装置と、
    を有する通知システム。
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