JP3713417B2 - 踏切の歩行者事故防止方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行者が踏切内に閉じ込められるなどの事故の防止に有効な踏切の歩行者事故防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道と道路が平面交差する箇所である踏切においては、列車が通過する際に、踏切遮断かんが踏切と道路との連絡を遮断する。この際、歩行者、特に、視覚や聴覚に障害を有する者(以下、「知覚障害者」という。)や高齢者あるいは児童等が踏切内に閉じ込められる場合がある。踏切には、踏切内で支障が発生した場合等に、この踏切に接近する列車(以下、「接近列車」という。)に停止信号、又は注意をうながす特殊発光信号を現示し、接近列車を踏切の手前で停止させ、列車との衝突事故等を防止する装置(以下、「踏切支障報知装置」という。)が設けられており、この踏切支障報知装置を作動させる操作ボタンが踏切内の適宜箇所に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、踏切内に閉じ込められると、警報音が鳴動したり赤色灯が点滅すること等もあいまって、歩行者は気が動転して立ち往生してしまい、かえって踏切からの脱出を困難にしてしまうことが多い。このため、付き添い者等がいない場合には、発見が遅れ、最悪の場合には人身事故となるおそれがある。
【0004】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、踏切内に閉じ込められた歩行者に踏切脱出に関する情報等を報知可能な踏切の歩行者事故防止方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る踏切の歩行者事故防止方法は、
歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信する歩行者存在情報送信手段と、無線送信された情報を受信する歩行者側受信手段と、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第1報知情報を出力する歩行者側報知手段と、歩行者側制御手段を有し、前記歩行者(82)に携帯される移動電話送受信機(15)と、
鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、
鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、
コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、
前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1) の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)から前記歩行者(82)に向けて無線送信させるように制御し、
受信した前記移動電話送受信機(15)の歩行者側制御手段は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩行者(82)に報知させるように前記歩行者側報知手段を制御すること
を特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る踏切の歩行者事故防止方法は、
歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信するとともに前記歩行者(82)に携帯される送信専用の携帯送信装置と、
鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、
鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、
前記踏切の近傍に設けられ、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第2報知情報を出力する踏切側報知手段(14)と、
コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、
前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1)の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)から前記踏切側報知手段(14)に向けて無線送信させるように制御し、
受信した前記踏切側報知手段(14)は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩行者(82)に報知すること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る移動通信網を利用する踏切の歩行者事故防止システムの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明の一実施形態である踏切の歩行者事故防止システムの構成を示す図である。また、図2は、本発明の一実施形態である踏切の歩行者事故防止システムにおける移動電話送受信機の構成を示すブロック図である。また、図3は、本発明の一実施形態の踏切の歩行者事故防止システムが設けられる踏切の構成を示す斜視図である。
【0009】
図1に示すように、この踏切の歩行者事故防止システム101は、コントローラ11と、列車接近検出装置12と、歩行者存在信号受信装置13と、地上報知装置14と、移動電話送受信機15と、踏切支障報知装置16と、遮断駆動装置17と、踏切遮断かん18と、踏切側送信装置19を備えて構成されている。列車接近検出装置12と、歩行者存在信号受信装置13と、地上報知装置14と、踏切支障報知装置16と、遮断駆動装置17と、踏切側送信装置19は、コントローラ11に接続されている。移動電話送受信機15は、歩行者82によって携帯される。
【0010】
コントローラ11は、コンピュータ等によって構成され、図示はしていないが、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory:読出し専用メモリ)と、RAM(Random access Memory:随時書込み読出しメモリ)等を有している。
【0011】
これらのうち、CPUは、各要素を統括し、各種演算や制御のプログラム実行等の処理を実行する部分である。ROMは、CPUの実行するプログラムや予め設定された情報等を格納した記憶装置である。RAMは、CPUにより演算された中間結果データ等を一時記憶する記憶装置である。
【0012】
このような構成により、コントローラ11内のCPUは、ROMに格納されたプログラムを読み出し、ROMやRAM又は外部から与えられるデータ値に基づいてプログラムを実行して所定の演算や制御等を行い、各種情報等をRAM等に一次記憶(記録)させ、あるいは情報を外部に出力する。ここに、コントローラ11内のCPUは踏切側制御手段に相当している。
【0013】
列車接近検出装置12は、踏切に鉄道列車81が接近していることを検出して出力するセンサである。検出方式は、接触方式及び非接触方式の両者いずれであってもよい。また、検出に用いる手段としては、線路83のレールに電流を流して鉄道車両による短絡を検出するもの、線路83を横断する2点間に照射した光を鉄道車両がさえぎることにより検出するもの等などが挙げられる。ここに、列車接近検出装置12は、列車接近検出手段に相当している。
【0014】
移動電話送受信機15は、携帯電話やPHS等の移動電話通信網に用いられる無線電話送受信機である。移動電話送受信機15は、図2に示すように、制御部31と、受信部32と、送信部33と、アンテナ34と、表示器35と、スピーカー36と、振動発生部37と、操作部38を有している。
【0015】
制御部31は、マイクロコンピュータ等によって構成され、図示はしていないが、例えば、MPU(Micro Processing Unit:超小型演算処理装置)と、ROMと、RAM等を有している。
【0016】
これらのうち、MPUは、各要素を統括し、各種演算や制御のプログラム実行等の処理を実行する部分である。ROMは、MPUの実行するプログラムや予め設定された情報等を格納した記憶装置である。RAMは、MPUにより演算された中間結果データ等を一時記憶する記憶装置である。
【0017】
このような構成により、制御部31内のMPUは、ROMに格納されたプログラムを読み出し、ROMやRAM又は外部から与えられるデータ値に基づいてプログラムを実行して所定の演算や制御等を行い、各種情報等をRAM等に一次記憶(記録)させ、あるいは情報を外部に出力する。ここに、制御部31内のMPUは、歩行者存在情報送信手段及び歩行者側制御手段に相当している。
【0018】
受信部32は、アンテナ34が受け入れた電波の中から制御信号、情報信号等を検出し、制御部31に出力する。制御部31は、受信部32から送られてくる信号を表示器35、スピーカー36、振動発生部37へ出力する。表示器35は、液晶表示器等により構成され、入力された画像信号に基いて文字や画像等の視覚的情報を表示する。スピーカー36は、入力された音響信号に基いて音響や音声等の聴覚的情報を発生する。振動発生部37は、内部に電動モータと偏心回転部材等を有して構成され、入力された制御信号に基いて振動を発生させる。この振動は、触覚的情報に相当している。表示器35、スピーカー36、振動発生部37が出力する各種の情報は、第1報知情報に相当している。
【0019】
操作部38は、ボタン、キースイッチ、タッチパネル、ジョグダイヤル等により構成され、操作者の操作に基く入力信号を制御部31に出力する。送信部33は、制御部31から送られてくる歩行者存在信号S1(図1参照)を、アンテナ34から外部へ電波として送信する。ここに、歩行者存在信号S1は、歩行者存在情報に相当している。制御部31は、移動電話送受信機15に操作を行わなくても、自動的に歩行者存在信号S1を外部送信させるように制御する。
【0020】
歩行者存在信号受信装置13は、移動電話送受信機15からの電波を受信する装置であり、この電波の中から歩行者存在信号S1を検出する。ここに、歩行者存在信号受信装置13は、歩行者存在情報受信手段に相当している。
【0021】
歩行者存在信号受信装置13は、図3に示すように、2つの第1送受信ゲート40a及び第2送受信ゲート40bを有している。これらの送受信ゲート40a、40bは、それぞれ電波受信用のコイル等を有しており、踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部86、87(図3参照)のそれぞれに設けられている。したがって、各送受信ゲートは、各々独立に歩行者存在信号S1を受信することができるようになっている。
【0022】
踏切支障報知装置16は、踏切内で支障が発生した場合等に、この踏切に接近する接近列車81に停止信号、又は注意をうながす特殊発光信号を現示し、接近列車81を踏切の手前で停止させ、列車との衝突事故等を防止する装置である。また、踏切支障報知装置16には、操作具(図示せず)が、踏切内の適宜箇所に設けられており、踏切支障報知装置16に作動指令を与えて作動させることができるようになっている。
【0023】
地上報知装置14は、踏切支障報知装置16の操作具(図示せず)の近傍に配置される報知装置であり、警報灯表示等の視覚的情報と、警報音等の聴覚的情報を含む第2報知情報を出力する。地上報知装置14の第2報知情報の出力が行われる部分である情報出力部(図示せず)は、踏切外部及び踏切内部から視認や聴取が可能となっている。地上報知装置14は、踏切側報知手段に相当している。
【0024】
踏切遮断かん18(図1参照)及び18a〜18d(図3参照)は、例えば、棒状部材等により構成されている。また、遮断駆動装置17(図1参照)及び17a〜17d(図3参照)は、踏切遮断かん18、18a〜18dを所定角度の範囲で回動したり、昇降させるように駆動する。踏切遮断かん18、18a〜18dが下方に回動したり下降することにより、図3における踏切内道路85と踏切接続道路84との連絡が遮断され、歩行者等は踏切内道路85への進入を禁止される。各遮断駆動装置17、17a〜17dは、コントローラ11によって制御される。
【0025】
踏切側送信装置19は、コントローラ11から送られてくる信号等を、踏切85の近傍に存在する歩行者82に向けて電波により無線送信する装置である。また、踏切側送信装置19は、図3に示す2つの第1送受信ゲート40a及び第2送受信ゲート40bを有している。これらの送受信ゲート40a、40bは、それぞれ電波送信用のコイル等を有している。したがって、各送受信ゲートは、各々独立に情報等を無線送信することができるようになっている。
【0026】
次に、上記した踏切の歩行者事故防止システム101のさらに詳細な構成と作用について説明を行う。
【0027】
鉄道列車81が線路83を走行し、踏切内道路85に接近すると、列車接近検出装置12が検出し、列車接近検出出力をコントローラ11に出力する。これにより、コントローラ11は、当該踏切への鉄道列車の接近を認識する。
【0028】
また、移動電話送受信機15から送信された歩行者存在信号S1は、歩行者存在信号受信装置13の第1送受信ゲート40a又は第2送受信ゲート40b若しくはこれらの両方により受信され、コントローラ11に出力される。
【0029】
この場合、各送受信ゲート40a、40bの電波受信可能な範囲がゲート近傍に限定されるように設定しておけば、コントローラ11は、各送受信ゲート40a、40bから送られてくる歩行者存在信号S1の信号強度により、歩行者82の存在位置を判別することができる。
【0030】
すなわち、第1送受信ゲート40aのみが歩行者存在信号S1を受信した場合は、「歩行者82は、第1送受信ゲート40aの付近の踏切の外側に存在する。」と判別される。また、第2送受信ゲート40bのみが歩行者存在信号S1を受信した場合は、「歩行者82は、第2送受信ゲート40bの付近の踏切の外側に存在する。」と判別される。そして、第1送受信ゲート40aと第2送受信ゲート40bの両方が歩行者存在信号S1を受信した場合は、「歩行者82は、踏切の内側に存在する。」と判別される。さらに、第1送受信ゲート40aと第2送受信ゲート40bの両方が歩行者存在信号S1を受信した場合で、各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別される。
【0031】
コントローラ11は、第1送受信ゲート40aのみ、又は第2送受信ゲート40bのみが歩行者存在信号S1を受信し、「歩行者82がいずれかの送受信ゲート40a又は40bの付近の踏切の外側に存在する。」と判別された場合には、踏切の存在を報知する踏切存在信号を送信させる送信指令を踏切側送信装置19に出力する。これにより、踏切側送信装置19は、歩行者存在信号S1が受信された側の送受信ゲートから踏切存在信号を歩行者82に向けて無線送信する。
【0032】
踏切存在信号は、例えば、「前方に踏切があります。注意してください!」などの文字データ、あるいは同一内容の音声データを含んでいる。したがって、踏切側送信装置19から送信された踏切存在信号を受信した移動電話送受信機15においては、表示器35に「前方に踏切があります。注意してください!」などの文字が表示され、あるいはスピーカー36から「前方に踏切があります。注意してください!」などの音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。踏切存在信号は、踏切存在情報に相当している。
【0033】
また、コントローラ11は、上記と同様にして「歩行者82が踏切の外側に存在する。」と判別され、かつ、列車接近検出装置12からの列車接近検出出力を検出した場合には、上記の踏切存在信号のほか、鉄道列車が当該踏切に接近している旨を報知する列車接近データを送信させる送信指令を踏切側送信装置19に出力する。これにより、踏切側送信装置19は、歩行者存在信号S1が受信された側の送受信ゲートから踏切存在信号と列車接近データを歩行者82に向けて無線送信する。ここに、踏切存在信号と列車接近データは、踏切関連情報に相当している。また、列車接近データは、列車接近情報に相当している。
【0034】
踏切側送信装置19から送信された踏切存在信号と列車接近データを受信した移動電話送受信機15においては、表示器35に「前方に踏切があります。列車が近づいています。踏切を渡らないでください!」などの文字が表示され、あるいはスピーカー36から同一内容の音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0035】
また、コントローラ11は、第1送受信ゲート40aと第2送受信ゲート40bの両方が歩行者存在信号S1を受信し、「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別された場合には、踏切の存在を報知する踏切存在信号のほか、各送受信ゲートまでのデータであるゲート距離データを送信させる送信指令を踏切側送信装置19に出力する。これにより、踏切側送信装置19は、両方の送受信ゲートから踏切存在信号とゲート距離データを歩行者82に向けて無線送信する。ここに、踏切存在信号とゲート距離データは、踏切関連情報に相当している。
【0036】
踏切側送信装置19から送信された踏切存在信号とゲート距離データを受信した移動電話送受信機15においては、表示器35に「あなたは踏切の中にいます。注意してください!前方の踏切出口までは○○メートル、後方の踏切出口までは○○メートルあります。」などの文字が表示され、あるいはスピーカー36から同一内容の音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0037】
また、コントローラ11は、上記のようにして「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別され、かつ、列車接近検出装置12からの列車接近検出出力を検出した場合には、下記のようにして歩行者82の滞留判別を行う。コントローラ11は、歩行者存在信号S1が一方の送受信ゲートで受信された後に、他方の送受信ゲートでも受信された場合には、「歩行者82は、踏切の外部に退出した。」と判別する。この他の場合には、コントローラ11は、「歩行者82は、踏切の内部に滞留している。」と判別する。コントローラ11は、踏切への列車接近と、歩行者の踏切内滞留を同時に検出した場合には、踏切存在信号、ゲート距離データのほか、列車接近データを送信させる送信指令を踏切側送信装置19に出力する。これにより、踏切側送信装置19は、歩行者存在信号S1が受信された側の送受信ゲートから踏切存在信号、ゲート距離データ、列車接近データを歩行者82に向けて無線送信する。ここに、踏切存在信号とゲート距離データと列車接近データは、踏切関連情報に相当している。
【0038】
踏切側送信装置19から送信された踏切存在信号、ゲート距離データ、列車接近データを受信した移動電話送受信機15においては、表示器35に「あなたは踏切の中にいます。列車が近づいています。急いで踏切の外へ出てください!前方の踏切出口までは○○メートル、後方の踏切出口までは○○メートルです。」などの文字が表示され、あるいはスピーカー36から同一内容の音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0039】
また、他の実施形態も可能である。この実施形態では、上述した機能に加えて、地上報知装置14による報知も行う。
【0040】
すなわち、コントローラ11は、歩行者存在信号S1の受信により、「歩行者82がいずれかの送受信ゲート40a又は40bの付近の踏切の外側に存在する。」と判別された場合には、踏切の存在を報知する踏切存在信号を地上報知装置14に出力する。これにより、地上報知装置14の情報出力部(図示せず)には、「前方に踏切があります。注意してください!」などの文字が表示され、あるいはスピーカー(図示せず)により、「ここは踏切です。注意してください!」などの音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0041】
また、コントローラ11は、上記と同様にして「歩行者82が踏切の外側に存在する。」と判別され、かつ、列車接近検出装置12からの列車接近検出出力を検出した場合には、上記の踏切存在信号のほか、列車接近データを地上報知装置14に出力する。これにより、地上報知装置14には、「ここは踏切です。列車が近づいています。踏切を渡らないでください!」などの文字が表示され、あるいはスピーカー36から同一内容の音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0042】
また、コントローラ11は、第1送受信ゲート40aと第2送受信ゲート40bの両方が歩行者存在信号S1を受信し、「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別された場合には、踏切存在信号のほか、各送受信ゲートまでのデータであるゲート距離データを出力する。これにより、地上報知装置14の情報出力部(図示せず)には、「あなたは踏切の中にいます。注意してください!前方の踏切出口までは○○メートル、後方の踏切出口までは○○メートルあります。」などの文字が表示され、あるいはスピーカー(図示せず)から同一内容の音声が出力される。文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0043】
また、コントローラ11は、上記のようにして「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別され、かつ、列車接近検出装置12からの列車接近検出出力を検出した場合には、下記のようにして歩行者82の滞留判別を行う。コントローラ11は、歩行者存在信号S1が一方の送受信ゲートで受信された後に、他方の送受信ゲートでも受信された場合には、「歩行者82は、踏切の外部に退出した。」と判別する。この他の場合には、コントローラ11は、「歩行者82は、踏切の内部に滞留している。」と判別する。コントローラ11は、踏切への列車接近と、歩行者の踏切内滞留を同時に検出した場合には、踏切存在信号、ゲート距離データのほか、列車接近データを地上報知装置14に出力する。これにより、地上報知装置14は、情報出力部に「あなたは踏切の中にいます。列車が近づいています。急いで踏切の外へ出てください!前方の踏切出口までは○○メートル、後方の踏切出口までは○○メートルです。」などの文字が表示され、あるいはスピーカー(図示せず)から同一内容の音声が出力される。
文字と音声が同時に出力されてもよい。
【0044】
また、さらに他の実施形態も可能である。この実施形態では、上述した機能に加えて、踏切支障報知装置16の作動も行う。
【0045】
すなわち、コントローラ11は、上記のようにして「歩行者82は、踏切の内側に存在し、第1送受信ゲート40aから○○メートル付近、第2送受信ゲート40bから○○メートル付近に存在する。」と判別され、かつ、列車接近検出装置12からの列車接近検出出力を検出した場合には、下記のようにして歩行者82の滞留判別を行う。コントローラ11は、歩行者存在信号S1が一方の送受信ゲートで受信された後に、他方の送受信ゲートでも受信された場合には、「歩行者82は、踏切の外部に退出した。」と判別する。この他の場合には、コントローラ11は、「歩行者82は、踏切の内部に滞留している。」と判別する。コントローラ11は、踏切への列車接近と、歩行者の踏切内滞留を同時に検出した場合には、踏切支障報知装置16に作動指令を出力する。これにより、踏切支障報知装置16から接近列車81に停止信号、又は注意をうながす特殊発光信号が現示される。
【0046】
上記のように構成することにより、知覚障害者等の歩行者が誤って踏切内に立ち入ることを防ぐことができ、さらに列車との接触事故等を未然に防止することができる。
【0047】
上記した踏切の歩行者事故防止システム101は、既存の踏切システムと併用してもよい。例えば、図1に示す踏切警報装置20は、コントローラ11に接続され、コントローラ11は、列車接近検出装置12が列車の接近を検出した場合に、踏切警報装置20に点滅光を表示させ、警報音(以下、これらの点滅光、又は警報音を、「踏切警報」という。)を出力させる。コントローラ11は、踏切警報装置20に踏切警報を出力させ、所定時間(数秒〜10秒程度)が経過した後に、遮断駆動装置17、17a〜17dに駆動指令を出力し、踏切遮断かん18、18a〜18dを駆動させて踏切の道路交通を遮断する。
【0048】
上記において、歩行者82と第1送受信ゲート40aの距離は第1ゲート距離に相当し、歩行者82と第2送受信ゲート40bの距離は第2ゲート距離に相当している。
【0049】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0050】
例えば、上記実施形態では、歩行者存在情報送信手段として、移動電話送受信機15を例に挙げて説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の構成の歩行者存在情報送信手段、例えば、歩行者存在情報の送信専用の携帯送信装置であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信する歩行者存在情報送信手段と、無線送信された情報を受信する歩行者側受信手段と、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第1報知情報を出力する歩行者側報知手段と、歩行者側制御手段を有し、前記歩行者(82)に携帯される移動電話送受信機(15)と、鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1)の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)から前記歩行者(82)に向けて無線送信させるように制御し、受信した前記移動電話送受信機(15)の歩行者側制御手段は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩 行者(82)に報知させるように前記歩行者側報知手段を制御するように構成したり、歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信するとともに前記歩行者(82)に携帯される送信専用の携帯送信装置と、鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、前記踏切の近傍に設けられ、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第2報知情報を出力する踏切側報知手段(14)と、コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1)の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)から前記踏切側報知手段(14)に向けて無線送信させるように制御し、受信した前記踏切側報知手段(14)は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩行者(82)に報知するように構成したので、踏切内に閉じ込められた歩行者に踏切脱出に関する情報等を報知可能で、踏切事故を有効かつ未然に防止することができる、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である踏切の歩行者事故防止システムの構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態である踏切の歩行者事故防止システムにおける移動電話送受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態の踏切の歩行者事故防止システムが設けられる踏切の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 コントローラ(踏切側制御手段)
12 列車接近検出装置(列車接近検出手段)
13 歩行者存在信号受信装置(歩行者存在情報受信手段)
14 地上報知装置(踏切側報知手段)
15 移動電話送受信機
16 踏切支障報知装置
17、17a〜17d 遮断駆動装置
18、18a〜18d 踏切遮断かん
19 踏切側送信装置(踏切側送信手段)
20 踏切警報装置
31 制御部(歩行者存在情報送信手段、歩行者側制御手段)
32 受信部(歩行者側受信手段)
33 送信部(歩行者存在情報送信手段)
34 アンテナ(歩行者存在情報送信手段、歩行者側受信手段)
35 表示器(歩行者側報知手段)
36 スピーカー(歩行者側報知手段)
37 振動発生部(歩行者側報知手段)
38 操作部
40a 第1送受信ゲート
40b 第2送受信ゲート
81 鉄道列車
82 歩行者
83 鉄道線路
84 踏切接続道路
85 踏切内道路
101 踏切の歩行者事故防止システム
S1 歩行者存在信号(歩行者存在情報)

Claims (2)

  1. 歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信する歩行者存在情報送信手段と、無線送信された情報を受信する歩行者側受信手段と、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第1報知情報を出力する歩行者側報知手段と、歩行者側制御手段を有し、前記歩行者(82)に携帯される移動電話送受信機(15)と、
    鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、
    鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、
    コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、
    前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1)の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)から前記歩行者(82)に向けて無線送信させるように制御し、
    受信した前記移動電話送受信機(15)の歩行者側制御手段は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩行者(82)に報知させるように前記歩行者側報知手段を制御すること
    を特徴とする踏切の歩行者事故防止方法。
  2. 歩行者(82)の存在を報知する歩行者存在情報(S1)を無線送信するとともに前記歩行者(82)に携帯される送信専用の携帯送信装置と、
    鉄道と道路が平面交差する踏切に進入又は退出する道路の箇所である2つの踏切出入部(86、87)のそれぞれに設けられ、前記歩行者存在情報(S1)を各々独立に受信するとともに、前記歩行者(82)に向けて無線送信を行う第1送受信ゲート(40a)及び第2送受信ゲート(40b)と、
    鉄道列車(81)が前記踏切に接近していることを検出して列車接近情報を出力する列車接近検出手段(12)と、
    前記踏切の近傍に設けられ、視覚的情報又は聴覚的情報若しくは当該両者の情報である第2報知情報を出力する踏切側報知手段(14)と、
    コンピュータによって構成された踏切側制御手段(11)を備えてシステムを構成し、
    前記踏切側制御手段(11)は、前記歩行者存在情報(S1)が前記第1送受信ゲート(40a)と第2送受信ゲート(40b)の両方により受信された場合には、前記歩行者(82)が前記踏切の内側に存在すると判別するとともに、前記歩行者存在情報(S1)の各送受信ゲートからの受信信号強度に基き、前記歩行者(82)と前記第1送受信ゲート(40a)の間の第1ゲート距離と、前記歩行者(82)と前記第2送受信ゲート(40b)の間の第2ゲート距離を判別し、この場合にさらに前記列車接近情報を検出した場合には、前記歩行者(82)が前記踏切内に存在する旨の情報と前記列車接近情報と前記第1ゲート距離及び前記第2ゲート距離の情報を前記第1送受信ゲート(40a)及び第 2送受信ゲート(40b)から前記踏切側報知手段(14)に向けて無線送信させるように制御し、
    受信した前記踏切側報知手段(14)は、「携帯者である歩行者(82)が踏切内に存在する旨と、列車が接近しているので急いで踏切外へ出よとの指示と、一方の踏切出口までの距離である前記第1ゲート距離と、他方の踏切出口までの距離である前記第2ゲート距離」を、音声又は文字若しくはこれらの両方によって前記歩行者(82)に報知すること
    を特徴とする踏切の歩行者事故防止方法。
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