JP4451157B2 - 危険回避システム - Google Patents

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本発明は、移動体の危険を回避する危険回避システムに関する。
従来の移動体の危険回避システムとして、鉄道交通の踏切における場合を例に説明する。例えば、列車線路と道路とが交差する踏切においては、列車と自動車や人間等の衝突を回避する方法としては、信号機、警報機、表示板、遮断機等により危険を知らせる方法が一般的である。また、従来、障害物検知装置を設置して踏切領域内の障害物の有無を監視し、障害物を検出したときに、障害物検知装置の検知出力を、例えば列車運行管理側の地上制御装置に送信し、遮断機の開閉や列車の運行停止等の制御を行い、列車と踏切を横断する自動車や人間との衝突を回避するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−325690号公報
しかしながら、信号機、警報機、表示板、遮断機等では、豪雨、豪雪、濃霧等の気象条件により、危険情報の伝達能力が左右される。また、障害物検知装置で障害物を監視する場合、検出した障害物がどのような障害物(例えば自動車、人間等)かには関係なく、一律の衝突回避制御を行っている。踏切からの脱出能力等は、自動車と人間等では異なり、人間でも、健常者と視覚障害者、聴覚障害者、車椅子利用者等の身障者とでは異なり、列車が接近状態にあっても危険度合は異なる。従来では、このような個々の危険度合に応じた適正な衝突回避制御は行われていない。また、従来では、列車と衝突した場合に被害が大きい自動車や人間に対しては、衝突回避のための十分な情報を伝達する方法がない。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、移動体に対してその属性に応じて危険回避のための判断情報を提供し、移動体側で適切な危険回避行動ができるようにして移動体の安全を確保する危険回避システムを提供することを目的とする。
このため請求項1の発明は、移動体が自動車、自転車、健常者又は身障者等であることを示す、移動体の属性情報を少なくとも送信する第1情報送受信手段を、道路を通行する前記移動体に備え、前記属性情報を受信したときに、前記第1情報送受信手段に対して、受信した前記属性情報に応じて危険回避の判断情報を送信する第2情報送受信手段を、列車運行管理側に備え、前記列車運行管理側は、道路と列車線路とが交差する踏切領域に電波を送信し障害物からの反射電波を受信し、受信した反射電波の信号処理情報に基づいて踏切領域内の障害物の有無を判定する障害物検知装置を備え、該障害物検知装置の送受信機能を用いて、前記反射電波とは別に前記第1情報送受信手段からの前記属性情報と危険回避可能性の有無情報を受信し、前記踏切領域に送信する電波に重畳させて前記判断情報を送信する構成とし、前記第1情報送受信手段と前記第2情報送受信手段とで通信することにより、前記踏切領域における前記移動体の危険を回避する構成とした。
かかる構成では、道路と列車線路とが交差する踏切領域の道路側を通行する移動体に備えた第1情報送受信手段側からその移動体の属性情報(例えば、自動車、健常者、身障者等)を送信する。第2情報送受信手段を備える列車運行管理側は、踏切領域内の障害物の有無を判定する障害物検知装置の送受信機能を用いて、属性情報を受信し、その属性情報に応じて危険回避の判断情報を第1情報送受信手段側に送信する。移動体側では、判断情報を受信すると、その判断情報に基づいて安全か危険か、或いは危険回避可能か等を判断する。
請求項2のように、前記第1情報送受信手段が、前記第2情報送受信手段から前記判断情報を受信したときに危険回避可能性の有無情報を送信可能な構成とし、前記第1情報送受信手段と前記第2情報送受信手段とで通信することにより、踏切領域内における移動体同士の衝突を回避するようにするとよい。
かかる構成では、第2情報送受信側で危険回避可能性の有無情報を受信し、危険回避不可の情報を受信した場合には、例えば踏切領域に進入しようとする他方の移動体を停止させる等の制御により、移動体同士の衝突を未然に防止できるようになる。
請求項3の発明では、前記踏切領域内に前記一方の移動体が存在するときに、当該一方の移動体に備えた前記第1情報送受信手段から前記危険回避可能性の有無情報を送信する構成とするとよい。この場合、請求項4のように、前記踏切領域内に前記第1情報送受信手段を備えた前記一方の移動体が存在するか否かを監視する監視装置を備え、該監視装置が前記一方の移動体を検出するときに前記第2情報送受信手段が受信した前記危険回避可能性の有無情報を有効とする構成とするとよい。
請求項5のように、前記一方の移動体は、前記踏切領域内に所定時間以上停止したときに、危険回避不可の情報を自動送信する手段を備えるとよい。
請求項のように、前記第1情報送受信手段は、前記障害物検知装置から前記踏切領域に送信された電波を受信すると前記属性情報を送信する構成とした。
以上説明したように本発明の危険回避システムによれば、移動体に対して、その移動体が自動車、自転車、健常者又は身障者等であることを示す移動体の属性に応じて危険回避の判断情報を提供できるので、移動体側では、自身の危険回避能力に応じた適切な回避行動を行うことが可能となり、移動体の安全性を確保できる。また、踏切の管理側から衝突回避のための判断情報が得られるので、踏切を横断する移動体の安全を確保できる。更に、障害物検知装置による踏切領域の障害物検知動作を併用することで、衝突回避不可情報を受信した場合に、踏切領域内における移動体の存在を確認できる。
また、移動体側から危険回避可能性の有無情報を送信可能な構成とすれば、移動体同士が衝突する危険のあるエリアにおいて、移動体側から衝突回避不可の情報を送信することにより他方の移動体を停止させる等の制御が可能であり、移動体同士の衝突を未然に回避することができ、特に、衝突時に被害の大きい移動体側の安全性を格段に向上でき、身障者等の交通弱者に対して踏切における安全性を確保できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、列車線路と道路が交差する踏切に適用した場合の第1実施形態の危険回避システムの概略構成図であり、図2は、本実施形態を適用した踏切の概略図である。
図において、本実施形態の危険回避システムは、図2に示す踏切1の道路2側を通行する、衝突時に被害が大きい側の移動体10(図2に示す)に備えられる通信端末20と、該通信端末20と情報通信可能な障害物検知装置30と、該障害物検知装置30と情報通信可能な地上制御装置40とを備えて構成される。
ここで、本実施形態を適用した図2に示す踏切1の構成について説明する。
図2において、踏切1は、道路2と線路3a(上り方向),3b(下り方向)とが同一平面上で交差しており、道路2を通行する、人間(健常者、視覚及び聴覚障害者、車椅子利用者等の身障者)、自転車及び自動車等の移動体10の踏切1内への進入を規制する遮断桿4a,4bを有する遮断機5a,5bが設けられている。また、センサ部31a,31b,31c、反射板32a,32b,32c,32d及び制御論理部33を備えて踏切1内の障害物を検知するための障害物検知装置30(図1に示す)が設けられ、前記センサ部31a,31b,31cと反射板32a,32b,32c,32dが図2のように設置されている。
前記通信端末20は、移動体10に装備され、属性情報や危険回避可能性の有無情報(本実施形態では衝突回避可能性有無情報とする)等を送信し、障害物検知装置30側からの危険回避の判断情報(本実施形態では衝突回避の判断情報とする)を受信するものであり、第1情報送受信手段の機能を備え、図1に示すように、例えば、アンテナ21と、情報を送信する送信部22と、情報を受信する受信部23と、移動/停止センサ24と、操作部25と、報知部26と、制御部27とを備えて構成される。
前記移動/停止センサ24は、移動体10の移動/停止情報や移動時の速度情報を制御部27に送る。前記操作部25は、手動で情報送信操作を行うためのものであり、移動体10が通行人であれば通行人自身が操作し、移動体10が車椅子、自転車、自動車等であればそれを操作している人間が操作する。
前記報知部26は、障害物検知装置30側からの送信情報を移動体10側に通知するもので、通知方法としては、音声、文字表示等が考えられる。
前記制御部27は、後述する図3のフローチャートに示すように、受信情報、操作部25の操作内容、移動/停止センサ24の情報等に基づいて属性情報や衝突回避可能性の有無情報等の送信動作を制御すると共に、報知部26を制御する。また、障害物検知装置30からの電波を受信しているときに、移動/停止センサ24から停止情報が所定時間入力した場合は、衝突回避不可の情報を自動的に生成して送信制御する。尚、属性情報や衝突回避可能性の有無情報を送信する場合は、自己識別用のID情報を付加して送信する。この場合、属性情報自体をID情報としてもよく、また、別途ID情報を付加するようにしてもよい。
障害物検知装置30は、通信端末20との情報通信機能を付加的に備え、本来の機能として、踏切内の障害物検知領域内の障害物を検知する機能を有し、道路2と線路3a,3bとの交差部分の道路2の幅と、遮断桿4a,4bとで囲まれた略四角形の領域を障害物検知領域として前記移動体10等の検知動作を行う。前記障害物検知領域が、衝突の危険がある危険エリアである。
本実施形態の障害物検知装置30は、センサ部31a,31b,31cと、反射板32a,32b,32c,32dと、制御論理部33とを備える。
前記センサ部31a〜31cは、踏切1の領域内に例えばミリ波帯の電波を送信し障害物からの反射電波を受信するものである。また、前記電波に重畳して衝突回避のための判断情報等を通信端末20に送信すると共に、通信端末20の送信情報を受信するものである。図1にセンサ部31a〜31cの具体的な構成例を示す。尚、センサ部31a,31cは、同一構成であり、センサ部31bはアンテナ数が異なるだけであり、図1ではセンサ部31aについてだけ示してある。
センサ部31aは、図1に示すように、例えば、アンテナ部51と、送信部52と、受信部53と、信号処理部54とを備える。
アンテナ部51は、図2に示す反射板数(反射板32a,32b)に対応して2つのアンテナを備え、各アンテナは、それぞれ対応する反射板32a,32bに対向して設けられ、送信部52に順次切替え接続され、障害物検知領域を実質的に走査するように送信電波を対向する反射板32a,32bに向けて順次放射して反射板32a,32bからの反射電波を受信する。また、通信端末20の送信情報を受信する。
送信部52では、連続波の搬送波を例えば三角波等で変調して送信電波を送信すると共に、通信端末20に対する送信情報を送信する。
受信部53は、送信部52から伝送される一部の送信電波とアンテナ部51で受信される反射電波とをミキシングして生成されるビート信号や受信した通信端末20の送信情報を信号処理部54に伝送する。
信号処理部54は、受信部53から伝送されるビート信号を信号処理して送信電波を反射した物体までの距離情報及び移動速度情報を生成する。また、制御論理部33からの制御情報に基づいて、アンテナ部51の切替え動作を制御する。更に、通信端末20のID情報の付加された送信情報を制御論理部33に送信する。
前記反射板32a〜32dは、図2に示すように、前記各センサ部31a〜31cとそれぞれ対向するように設けられ、各センサ部31a〜31cからの送信電波を各センサ部31a〜31cに向けて反射するものである。
前記制御論理部33は、各センサ部31a〜31cに接続され、各センサ部31a〜31cの信号処理部54に制御情報を伝送してセンサ部31a〜31cの動作を制御すると共に、各センサ部31a〜31cからの距離情報及び移動速度情報を用いて踏切1内の障害物の有無を判定する。また、センサ部31a〜31cから伝送される、センサ部31a〜31cの動作状態に関連する複数の監視項目の監視情報に基づいて、センサ部31a〜31cの自己診断を行う。更に、障害物有りと判定しているときに、通信端末20から衝突回避可能性の有無情報を受信したときは、この受信情報を有効と判断し、地上制御装置40に送信する。
地上制御装置40は、例えば鉄道交通システムの運行制御を行うもので、制御論理部33から出力される障害物の有無判定結果及び自己診断結果を受信し、踏切の遮断機の開閉や列車41の運行停止等の制御を行う。また、通信端末20の送信情報を障害物検知装置30を介して受信し、受信した属性情報に応じて通信端末20に対する適正な判断情報を生成して受信したID情報を付加して信号処理部54に伝送する。衝突回避不可の情報を受信した場合は列車停止情報を列車無線により列車41に送信する。
従って、障害物検知装置30と地上制御装置40で第2情報送受信手段の機能を実行する。
次に、本実施形態の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。尚、図3では、移動体10側の通信端末20の動作を危険情報受信側とし、障害物検知装置30及び地上制御装置40側の動作を危険情報送信側として説明する。また、移動体10を車椅子利用者の例で説明し、通信端末20は車椅子に装備されているものとする。以下、車椅子利用者10とする。
ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、危険情報送信側から送信電波が送信される。これは、地上制御装置40に列車接近情報が伝送されると、地上制御装置40からの指令により障害物検知装置30が動作し、踏切1内の障害物検知領域に対して電波が送信され障害物検知動作が行われる。尚、これと同時に遮断桿4a,4bも閉方向に駆動される。
ステップ2で、危険情報受信側は電波を受信したか否かを判定する。障害物検知装置30から電波が送信されたときに、車椅子利用者10が踏切1内に存在すると通信端末20は障害物検知装置30からの電波を受信し、ステップ2の判定がYESとなる。
ステップ3で、電波を受信した通信端末20は、自己の属性情報として、車椅子利用者であること送信する。また、氏名、血液型、緊急連絡先等の情報も属性情報として併せて送信するとよい。この場合、属性情報に他の移動体と区別するための個別のID情報を付加して送信する。また、移動/停止センサ24の速度情報も送信する。尚、属性情報自体にID情報機能を与えるようにしてもよい。例えば、自動車、健常者、車椅子利用者等の属性でグループ分けし、その属性情報を各グループのID情報とする。これにより、危険情報送信側は、情報送信時にその属性情報を付加すれば、複数の同一属性の移動体10に対して同時に情報を送信できる。
ステップ4で、危険情報送信側は属性情報を受信したか否か判定し、受信すれば、ステップ5に進み、受信した属性情報に応じた判断情報を送信する。この場合、車椅子利用者、視覚障害者、聴覚障害者、健常者、自転車、自動車等、受信した属性を考慮し、その属性に応じた適正な判断情報を送信する。判断情報としては、例えば、踏切1の幅、列車通過まで時間、遮断桿4a,4bが閉じるまでの時間等である。また、属性の移動速度に応じて判断情報の送信タイミングを異ならせてもよい。また、危険情報送信側は、通信端末20からの速度情報を元に車椅子利用者10の速度や移動の履歴を監視する。
ステップ6で、通信端末20は、判断情報を受信すると、その情報を報知部26により、文字表示或いは音声等で車椅子利用者10に通知する。車椅子利用者10は、通知された判断情報を元に踏切1を安全に渡れるか否かを判断する。
ステップ7で、安全に踏切1を渡れると判断すれば、操作部25を操作して衝突回避可能性有りの情報を危険情報送信側に送信する。一方、例えば、渡りきれないと判断した場合は、操作部25を操作して衝突回避可能性不可の情報を危険情報送信側に送信する。尚、通信端末20の制御部27は、移動/停止センサ24から停止情報が所定時間入力した場合は、衝突回避不可の情報を自動送信する。
ステップ8で、危険情報送信側は、衝突回避不可の情報を受信したか否かを判定し、衝突回避不可の情報を受信した場合は、ステップ9で、地上制御装置40により列車無線等を利用して列車41に停止指令を発生する。また、緊急事態として病院や警察等に連絡するようにしてもよい。尚、衝突回避可能性有りの情報を受信した場合は、通常通りの制御を行う。
かかる構成によれば、踏切1の管理側から衝突回避のための判断情報が得られるので、踏切1を横断する移動体10の安全を確保できる。また、個々の移動体10の属性に応じた適正な判断情報が移動体10に提供されるので、特に身障者に対する安全性が格段に向上する。更に、障害物検知装置30による危険エリアの障害物検知動作を併用することで、衝突回避不可情報を受信した場合に、危険エリア内における移動体10の存在を確認できる。また、衝突の可能性がある踏切1内の危険エリア以外からの悪戯等による無用な衝突回避不可情報を排除できる等の利点がある。
尚、上記の例では、踏切1を横断する移動体10について説明したが、踏切1付近で保線作業や工事を行う作業者の場合には、例えばヘルメット等に装着して作業者にIDタグを携帯させる。IDタグが障害物検知装置30の電波を受信すると、図3に示すような情報通信が実行される。これにより、鉄道作業者の安全性が向上する。
上記実施形態は、障害物検知装置30の電波を利用して移動体10の通信端末20と情報通信する構成としたが、図4に示す参考例のように、踏切1の管理側に情報通信専用の情報通信装置60を設置してもよい。情報通信装置60は、地上制御装置40と接続し、互いに情報を通信する。通信端末20は、図1と同一の構成である。尚、この場合、障害物検知装置30は、電波方式以外にレーザ光や赤外線等を利用した光学式等でもよい。
次に、参考例の場合の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
ステップ11で、危険情報送信側になる情報通信装置60は、常時電波を送信する。その後のステップ12〜14までの動作は、図3のステップ2〜4と同様であるので説明を省略する。
ステップ15では、危険情報送信側は、障害物検知装置30の検出結果や地上制御装置40から障害物検知装置30に対して検知動作指令が出されているか否か等に基づいて、属性情報の送信元である移動体10が、危険エリアである踏切1内に既に進入しているか進入前か、更には、通信端末20からの速度情報を元に把握した速度や移動の履歴に基づき踏切1の手前で停止したか等を判断する。
ステップ16では、ステップ15の判断結果に応じた、且つ、属性情報に応じた判断情報を送信する。
ステップ17では、危険情報受信側は、受信した判断情報を元に自身の行動を判断する。例えば、踏切進入前であれば、踏切1の手前で停止した方がよいか、進入しても危険はない等を自身で判断する。踏切1の手前で停止する場合は、衝突回避可能性の有無情報を送信しなくともよく、この場合は、ステップ18〜20の動作はない。進入する場合は、衝突回避の可能性有りの情報を送信する。
ステップ18〜20は、図3のステップ7〜9の動作と同様であるので、説明を省略する。
本発明の第1実施形態を示す概略構成図 本実施形態を適用した踏切の概略図 第1実施形態の動作を説明するフローチャート 参考例を示す概略構成図 参考例の動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 センサ部
2 道路
3a,3b 線路
20 通信端末
30 障害物検知装置
40 地上制御装置
41 列車
60 情報通信装置

Claims (6)

  1. 移動体が自動車、自転車、健常者又は身障者等であることを示す、移動体の属性情報を少なくとも送信する第1情報送受信手段を、道路を通行する前記移動体に備え、
    前記属性情報を受信したときに、前記第1情報送受信手段に対して、受信した前記属性情報に応じて危険回避の判断情報を送信する第2情報送受信手段を、列車運行管理側に備え、
    前記列車運行管理側は、道路と列車線路とが交差する踏切領域に電波を送信し障害物からの反射電波を受信し、受信した反射電波の信号処理情報に基づいて踏切領域内の障害物の有無を判定する障害物検知装置を備え、該障害物検知装置の送受信機能を用いて、前記反射電波とは別に前記第1情報送受信手段からの前記属性情報と危険回避可能性の有無情報を受信し、前記踏切領域に送信する電波に重畳させて前記判断情報を送信する構成とし、前記第1情報送受信手段と前記第2情報送受信手段とで通信することにより、前記踏切領域における前記移動体の危険を回避することを特徴とする危険回避システム。
  2. 前記第1情報送受信手段が、前記第2情報送受信手段から前記判断情報を受信したときに前記危険回避可能性の有無情報を送信可能な構成とし、前記第1情報送受信手段と前記第2情報送受信手段とで通信することにより、前記踏切領域内における移動体同士の衝突を回避する請求項1に記載の危険回避システム。
  3. 前記踏切領域内に一方の移動体が存在するときに、当該一方の移動体に備えた前記第1情報送受信手段から前記危険回避可能性の有無情報を送信する構成である請求項2に記載の危険回避システム。
  4. 前記踏切領域内に前記第1情報送受信手段を備えた前記一方の移動体が存在するか否かを監視する監視装置を備え、該監視装置が前記一方の移動体を検出するときに前記第2情報送受信手段が受信した前記危険回避可能性の有無情報を有効とする構成とした請求項3に記載の危険回避システム。
  5. 前記一方の移動体は、前記踏切領域内に所定時間以上停止したときに、危険回避不可の情報を自動送信する手段を備える請求項1〜4のいずれか1つに記載の危険回避システム。
  6. 前記第1情報送受信手段は、前記障害物検知装置から前記踏切領域に送信された電波を受信すると前記属性情報を送信する構成である請求項1〜5のいずれか1つに記載の危険回避システム。
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