JP6661845B1 - 集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機 - Google Patents

集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機 Download PDF

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Abstract

集塵デバイスは、空気が通過する風路内に空気の通過方向と交差する方向に間隔を空けて配列され、摩擦により帯電する複数の捕集板と、捕集板と接触して、捕集板を摩擦する摩擦体と、捕集板を通過する空気の湿度に基づいて、捕集板と摩擦体との相対移動を制御する駆動制御部とを備え、捕集板における帯電量の低下を抑え、効率よく集塵を行うものである。

Description

本発明は、摩擦によって静電気を発生させ空気中の塵埃を捕集する集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機に関するものである。
従来から、静電気を発生させて空気中の塵埃を捕集する集塵デバイスがある。この種の集塵デバイスとして、空気の通過方向と交差する方向に互いに間隔を空けて配列された複数の捕集板と、捕集板間の隙間に差し込まれ、捕集板の表面に接触するように配置されたブラシとを備えたものがある(たとえば特許文献1参照)。この集塵デバイスは、捕集板を回転させてブラシと摩擦させることにより、捕集板の表面に静電気を発生させ、捕集板間を通過する空気中に含まれる塵埃を静電的に捕集する。
特開昭61−227860号公報
特許文献1の集塵デバイスでは、捕集板の表面がブラシにより摩擦され、捕集板の表面に電荷が誘起される。そして、捕集板は、静電気を帯びて、帯電する。ここで、高湿度の空気が流入した場合、捕集板の表面に水分が付着して、表面の電気抵抗が低下する。このため、捕集板の表面に生じた電荷は移動し、帯電量が低下する。帯電量と塵埃捕集能力とは、正の相関があるため、高湿度の空気が流入すると、帯電量が低下し、結果として塵埃捕集能力は低下する。一方で、塵埃捕集能力の向上には限界があり、摩擦帯電動作において必要以上に捕集板を摩擦しても電力の効率が悪くなる。
本発明は、上記のような課題を解決するため、塵埃捕集能力の低下を抑えつつ、摩擦帯電動作を効率よく行って集塵することができる集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る集塵デバイスは、空気が通過する風路内に空気の通過方向と交差する方向に間隔を空けて配列され、摩擦により帯電する複数の捕集板と、捕集板と接触し、相対的に移動して、捕集板を摩擦する摩擦体と、捕集板を通過する空気の湿度に基づいて、捕集板と摩擦体との相対移動を制御する駆動制御部とを備えるものである。
また、本発明に係る空気調和機は、前述した集塵デバイスを搭載したものである。
本発明によれば、駆動制御部が、捕集板を通過する空気の湿度に基づいて、摩擦体と捕集板とにおける相対移動制御を行うようにした。このため、たとえば、湿度が高い場合には、摩擦体と捕集板との接触を多くして捕集板の帯電量を増加させるなどして、捕集板の帯電量を制御することができる。したがって、空気の湿度による帯電量の低下を抑え、塵埃捕集能力の低下を少なくし、効率よく集塵を行う集塵デバイスを実現することができる。
実施の形態1に係る集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略を示す図である。 実施の形態1に係る集塵デバイスの斜視図である。 実施の形態1に係る集塵デバイスが有するブラシの斜視図である。 実施の形態1に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。 実施の形態2に係る集塵デバイス1の構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係る集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略を示す図である。 実施の形態4に係る集塵デバイスの斜視図である。 実施の形態4に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。 実施の形態5に係る集塵デバイスの斜視図である。 実施の形態5に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。
以下、実施の形態に係る集塵デバイスおよび空気調和機について、添付図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、以下の説明において、図における上方を「上側」とし、下方を「下側」として説明する。さらに、理解を容易にするために、方向を表す用語(たとえば「右」、「左」、「前」、「後」など)などを適宜用いるが、説明のためのものであって、これらの用語により限定されるものではない。また、湿度および温度の高低については、特に絶対的な値との関係で高低が定まっているものではなく、装置などにおける状態および動作などにおいて相対的に定まるものとする。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
ここでは、図1〜図4を参照して、実施の形態1に係る集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機について説明する。図1は、実施の形態1に係る集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略を示す図である。ここで、図1および後述の各図に図示された白抜き矢印は、空気の流れを示している。
実施の形態1の空気調和機は、集塵デバイス1と熱交換換気装置10とを備える。空気調和機は、家屋の室内の下がり天井20内に収納されている。下がり天井20とは、図1に示すように、天井の一部が下がっている領域を指す。室内美観の点から、図1のように下がり天井20内に、空気調和機およびその他の空気調和機器などをまとめて収納する家屋も多い。空気調和機の設置スペースとして下がり天井20を用いる場合、室内に設置する場合と比較して、一般的に、広い設置スペースを確保することができる。
図1において、室外の壁面には、室外給気口21と室外排気口22とが設けられている。また、下がり天井20の室内側には、室内給気口23と室内排気口24とが設けられている。そして、下がり天井20内には、給気風路30と排気風路40とが形成されている。給気風路30は、室外空気を室外給気口21から下がり天井20内に取り入れて、室内給気口23から室内に送風する風路である。排気風路40は、室内空気を室内排気口24から下がり天井20内に取り入れて室外排気口22から室外に排気する風路である。
そして、給気風路30には、上流側から順に、集塵デバイス1と熱交換換気装置10とが配置されている。また、排気風路40に、熱交換換気装置10が配置されている。給気風路30において、室外給気口21と室内給気口23とは、集塵デバイス1と熱交換換気装置10とを介してダクト31で接続されている。また、排気風路40において、室内排気口24と室外排気口22とは、熱交換換気装置10を介してダクト41で接続されている。集塵デバイス1と熱交換換気装置10とは、通信線25で接続されており、通信を行うことができる。
熱交換換気装置10は、換気機能と空調補助機能とを有する換気装置である。換気機能とは、室外空気を室内へ給気し、室内空気を室外に排気する機能である。この換気機能を実現する構成として、熱交換換気装置10は、給気風路30において室外から室内に向けて空気を送風するファン(図示せず)と、排気風路40において室内から室外に向けて空気を送風するファン(図示せず)とを有する。
また、空調補助機能とは、排気する室内空気から熱を回収し、回収した熱を、給気する空気へ与えることで、エアコンなどの室内温度を調整する機器の空調動作を補助する機能である。空調補助機能は、機器におけるエネルギー負担を軽減する機能であることから省エネルギー機能とも言える。この空調補助機能を実現する構成として、熱交換換気装置10は排気風路40を通過する空気と給気風路30を通過する空気とを熱交換する熱交換器(図示せず)を備える。
集塵デバイス1は、室外給気口21から下がり天井20内に流入した室外空気中の塵埃を捕集するデバイスである。実施の形態1に係る集塵デバイス1の詳細について、以下に説明する。
図2は、実施の形態1に係る集塵デバイスの斜視図である。また、図3は、実施の形態1に係る集塵デバイスが有するブラシの斜視図である。集塵デバイス1は、回転方向50に回転駆動する複数の捕集板2、複数のブラシ3およびダストボックス4が筐体15内に収納された構成を有する。
筐体15は、吸入口14aと排出口14bとを有する。筐体15内には、吸入口14aから吸入された空気が排出口14bから排気される風路16が形成される。集塵デバイス1は、図1に示したように、空気調和機の給気風路30に設けられている。このため、集塵デバイス1には、室外給気口21から流入した室外空気が通過する。
捕集板2は、たとえば、厚さ1mmで、直径300mm、負の摩擦帯電傾向を有するPP(Poly Propylene)の円状のプラスチック板である。ただし、捕集板2の材質は、PPに限定されるものではなく、たとえば、塩化ビニル、PTFE(PolyTetraFluoroEthylene)などの樹脂材でもよい。捕集板2は、筐体15における室外空気の通過方向と交差する方向に、たとえば、3mmの間隔を空けて複数配列され、捕集板2の中央部を貫通する第1シャフト8によって結合されて、全体が一体化されている。
ブラシ3は、捕集板2の表面を摩擦して、捕集板2の表面に静電気を帯電させるとともに、捕集板2で捕集した塵埃を払い落とすものである。ブラシ3は、たとえば、厚さ1mmのアルミニウムの長方形状の支持板3aに、正の摩擦帯電傾向を有する、たとえば、PA6(Polyamide6)繊維の不織布3bを貼り付けた構成を有する。不織布3bは、摩擦体となる。ただし、不織布3bの材質は、PA6に限定されるものではなく、たとえば、ナイロン、綿などでもよい。図3に示すように、ブラシ3の支持板3aには、2つの取付穴3cが空けられており、各取付穴3cに第2シャフト9がそれぞれ挿入されて各ブラシ3が結合される。ここで、不織布3bの繊維は、カーボン、金属などが混ぜられて、導電性を有する方が望ましい。ここでは、捕集板2を負に帯電する例を示したが、捕集板2の材料をPA6とするか、捕集板2の摩擦体の材料に負帯電傾向の強いPTFEを用いるなどして、捕集板2を正に帯電してもよい。
ブラシ3は、不織布3bが捕集板2の表面に接触するように捕集板2間の隙間に差し込まれ、捕集板2の下流側に配置される。また、ブラシ3は、筐体15内を通過する室外空気に対する通風抵抗が少なくなるように、室外空気の通過方向に沿った姿勢で捕集板2間に配置されている。実施の形態1の集塵デバイス1では、ブラシ3は水平姿勢で配置されている。このようにブラシ3を配置することにより、通風抵抗の低減に効果的である。また、各ブラシ3は、すべてアースと接続されている。ここで、ブラシ3は、捕集板2の一部に接し、捕集板2が回転することにより、捕集板2に対して、ブラシ3が相対的に移動して、捕集板2の全体と接する構成である。このため、回転駆動時の摩擦によるトルク上昇を抑えることができる。捕集板2の大部分を一度に摩擦すると、トルクが上昇し、摩擦熱が多く発生して、それらのエネルギー損失が大きくなるが、本構成では、摩擦熱を抑え、エネルギーの損失を抑えることが可能である。ここでは、ブラシ3を捕集板2の下流側に配置する例を示したが、ブラシ3は、捕集板2の上流に配置してもよい。
筐体15内において、ブラシ3の下方には、捕集板2に付着してブラシ3で除去された塵埃などの塊である凝集体17を回収するダストボックス4が配置されている。また、筐体15内には、さらに、捕集板2を挟んで対向するように第1バッフル材18および第2バッフル材19が配置されている。第1バッフル材18および第2バッフル材19は、筐体15内に流入した室外空気が捕集板2を通過するように整流するものである。第1バッフル材18は、筐体15の上面15aの内面側に配置される。第2バッフル材19は、筐体15の下面15bの内面側に配置される。
また、集塵デバイス1は、筐体15外にモーター6とモーター6の制御を行う駆動制御部7とを備える。モーター6は、第1シャフト8にギアを介して連結されており、モーター6の回転により、第1シャフト8が回転する。第1シャフト8が回転すると、第1シャフト8に固定された捕集板2が回転する。集塵デバイス1内の捕集板2の下流側には、空気の湿度を検出する湿度検出装置となる湿度センサ11が設けられている。湿度センサ11が、捕集板2の下流側に設けられることで、捕集板2によって粉塵が除去された空気が湿度センサ11を通過する。このため、湿度センサ11への粉塵の付着が軽減され、長時間、精度よく湿度を検出することができる。湿度センサ11が検出して得られた検出湿度のデータを含む信号は、駆動制御部7に出力される。
駆動制御部7は、集塵デバイス1が有する各機器の制御を行う。駆動制御部7は、マイクロコンピュータなどを有し、あらかじめ定められた手順に基づいて、機器の制御に係る処理を行う。また、モーター6への通電を制御する通電制御装置(図示せず)を有し、モーター6の回転数を調整することができる。ここでは、特に、捕集板2の表面を帯電させる摩擦帯電動作を行う際、モーター6の回転数を調整し、捕集板2の回転を、速度、時間および周期において制御することで、捕集板2とブラシ3の不織布3bとの相対移動制御を行う。
図4は、実施の形態1に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。次に、実施の形態1に係る集塵デバイス1の動作について、図4を用いて説明する。ここでは、特に、駆動制御部7の制御処理動作を中心に説明する。集塵デバイス1の運転を開始する場合、捕集板2の表面に静電気を帯電させるための摩擦帯電動作を行う(ステップS01)。この摩擦帯電動作では、捕集板2が回転して捕集板2の表面がブラシ3と擦れることで、捕集板2を摩擦帯電させる。このため、集塵デバイス1の駆動制御部7からモーター6へ指令を送り、捕集板2を回転させる。このとき、湿度センサ11が風路内を流れる空気の湿度を検出して、駆動制御部7へ検出湿度のデータを含む信号を送る。駆動制御部7は、湿度センサ11が検出した検出湿度のデータを含む信号を受信する。
駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出湿度のデータと、あらかじめ設定された湿度設定値との比較を行い、検出湿度が湿度設定値より低いかどうかを判断する(ステップS02)。駆動制御部7は、検出湿度と湿度設定値との比較の結果、検出湿度が「低い」と判断すると、低湿度モードに移行する(ステップS03)。低湿度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Va[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS04)。駆動制御部7は、一定時間Ta[秒]が経過したと判断する(ステップS05)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS09)。
一方、ステップS02にて、駆動制御部7が、検出湿度が「高い」と判断すると、高湿度モードに移行する(ステップS06)。高湿度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vb[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS07)。一定時間Tb[秒]が経過したと判断する(ステップS08)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS09)。
駆動制御部7は、ステップS06において、モーター6を停止させた後、さらに一定時間Ts[秒]経過したかどうかを判断する(ステップS10)。駆動制御部7は、一定時間Ts[秒]経過したと判断すると、再び、湿度センサ11が検出した検出湿度のデータを含む信号を受信する(ステップS11)。駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出湿度のデータと、あらかじめ設定された湿度設定値との比較を行う(ステップS12)。ここでは、ステップS02とステップS12とが同じ湿度設定値であるものとして説明するが、異なる設定値であってもよい。そして、駆動制御部7は、検出湿度と湿度設定値との比較結果に基づいて、次に摩擦帯電動作を行うまでの待ち時間Tw[秒]を決定する(ステップS13)。Tw[秒]が経過した後(ステップS14)、再び、摩擦帯電動作が開始され、ステップS01に戻る。
高湿度時には、樹脂板表面の抵抗が下がり、帯電が生じにくい。そのため、既定の帯電量を達成するためには、摩擦動作は低湿度時よりも速く、長時間行うことが望ましい。したがって、相対移動速度となる回転速度は、Vb[rpm]>Va[rpm]であり、相対移動時間となる回転時間は、Tb[秒]>Ta[秒]であることが望ましい。また、高湿度時には、樹脂表面の帯電低下速度が早くなるため、既定の帯電量を維持するために、次の摩擦帯電動作までの周期(回転周期)を早めることが望ましい。そのため、待ち時間Tw[秒]は、検出湿度に応じて変化し、高湿度であるほど、待ち時間を短く設定することが望ましい。
ここで、上記の回転速度、回転時間および回転周期の設定は、湿度に応じて全て設定変更することが望ましいが、いずれかのパラメータを変更するのみでもよい。また、上記の例では、湿度の判定を「高い」「低い」のみとしたが、判定基準を細かく設け「中程度」などの判定を入れ、中湿度モードなどを設けてもよい。中湿度モードでは、回転速度はVb[rpm]とVa[rpm]との間の速度、回転時間はTb[秒]とTa[秒]との間の時間であることが望ましい。
前述した摩擦帯電動作後、室外空気が集塵デバイス1内に取り込まれると、室外空気は、第1バッフル材18および第2バッフル材19により整流されて捕集板2間の中心部を通過する。捕集板2間を室外空気が通過する際、室外空気中の塵埃5が、捕集板2の表面に発生した静電気によって捕集板2の表面に捕集される。摩擦帯電動作が行われる際に、捕集板2の表面に付着した塵埃は、ブラシ3により集められ、ブラシ3の下部に塵埃の一部が凝集体17となって付着する。凝集体17が一定以上の大きさになると、重力で落下し、ブラシ3の下部に備えられたダストボックス4に回収される。
このような、ブラシ3に付着した凝集体17の除去を促進するために、駆動制御部7は、摩擦帯電動作のステップS05またはステップS08の後に、捕集板2を前記摩擦帯電動作の回転方向50と逆方向に半回転(以下、逆半回転という)させることができる。駆動制御部7が、捕集板2を逆半回転させることで、ブラシ3に付着した凝集体17が落下して、ダストボックス4に回収される。ここでは、捕集板2を逆半回転させるものとして説明したが、回転量はあくまでも一例であって、逆方向への回転と正方向への回転の組み合わせ動作がなされればよい。
ここで、集塵デバイス1と後段の熱交換換気装置10とは、図1に示すように、運転情報を通信する通信線25などにより接続され、集塵デバイス1の摩擦帯電動作の動作情報を熱交換換気装置10内の制御部(図示せず)に送る。集塵デバイス1が、摩擦帯電動作のステップS05の回転運動を行っているときは、熱交換換気装置10の運転を調整し、集塵デバイス1内を流れる空気の流速を遅くする、または熱交換換気装置10の運転を停止する。これにより、捕集板2から離脱した塵埃が風に流されて下流に流れるのを防ぎ、ダストボックス4内への回収を確実にすることができる。
以上のように、実施の形態1の集塵デバイス1によれば、駆動制御部7が、捕集板2の摩擦帯電動作を行う際、湿度センサ11から送られた捕集板2を通過する空気の検出湿度に基づいて、ブラシ3の不織布3bと捕集板2との間の相対移動制御を行うようにした。このため、駆動制御部7は、高湿度の空気が通過していると判断すると、モーター6を制御して、捕集板2の回転速度を高くし、また、回転時間を長くして、ブラシ3の不織布3bと捕集板2との接触を多くすることで、捕集板2の帯電量を増加させる。また、集塵に必要な帯電量が確保されていれば、モーター6の回転速度を抑えるなどして、消費電力を抑えることができる。したがって、空気の湿度による帯電量の低下を抑え、塵埃捕集能力の低下を少なくし、効率よく集塵を行う集塵デバイス1を得ることができる。
また、実施の形態1の集塵デバイス1では、空気の流れに対し、捕集板2よりも下流側となる位置に、湿度センサ11を設置するようにした。このため、捕集板2で集塵された空気が湿度センサ11を通過することで、湿度センサ11への粉塵の付着を軽減することができ、長時間、精度よく湿度を検出することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る集塵デバイス1は、基本的には、実施の形態1に係る集塵デバイス1と同様の構成を備えるが、エアフィルタを備える点で異なる。以下、実施の形態2の集塵デバイス1が実施の形態1の集塵デバイス1と異なる点を中心に説明するものとする。実施の形態2の集塵デバイス1で説明しない構成は、実施の形態1の集塵デバイス1と同様である。
図5は、実施の形態2に係る集塵デバイス1の構成を示す斜視図である。図5において、図2と同じ符号を付している機器などについては、実施の形態1で説明したことと同様の機能を果たす。図5に示すように、実施の形態2の集塵デバイス1は、筐体15の下流側にある排出口14bに、塵埃を捕集するエアフィルタ42を備える。エアフィルタ42として、ここでは、PPのメルトブローン帯電不織布をプリーツ形状に成型したHEPAフィルタを用いる。HEPAフィルタは、繊維密度が高く、高い塵埃捕集率を有する。
実施の形態2の集塵デバイス1のように、筐体15の下流側にエアフィルタ42を備えることで、捕集板2で空気中の塵埃などが除去された空気を、さらに清浄することで、高い集塵性能を得ることができる。ここで、実施の形態1の集塵デバイス1では、集塵デバイス1内の捕集板2の下流側に、空気の湿度を検出する湿度センサ11が設けられている。実施の形態2の集塵デバイス1は、湿度センサ11をエアフィルタ42の下流側に設けている。
以上のように、実施の形態2の集塵デバイス1によれば、実施の形態1の集塵デバイス1と同様の効果が得られるとともに、エアフィルタ42の下流側に湿度センサ11が設けられることで、湿度センサ11には、高度に清浄された空気を通過させることができる。このため、湿度センサ11への粉塵の付着を軽減することができ、長時間、精度よく湿度を検出できるようになる。これにより、適切に摩擦帯電動作が行われ、帯電量低下による塵埃捕集能力低下が少ない集塵デバイス1を実現することができる。
ここで、湿度センサ11は、集塵デバイス1の後段に位置する熱交換換気装置10内に設けてもよい。さらに、図5に示すように、集塵デバイス1が、湿度センサ11の代わりに、通信装置11Aなどを有する構成としてもよい。通信装置11Aは、外部機器から送られる集塵デバイス1の設置場所周囲の湿度のデータを含む信号を、駆動制御部7へ送る。通信装置は、風路内に設置する必要がないので、風路外に設置される。
実施の形態3.
実施の形態3に係る空気調和機は、基本的には、実施の形態1に係る空気調和機と同様の構成を備えるが、集塵デバイス1の前段に熱交換換気装置10または除湿装置などの湿度低減装置を配した点で異なる。ここでは、湿度低減装置として、熱交換換気装置10を配するものとして説明する。
図6は、実施の形態3に係る集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略を示す図である。図6の空気調和機では、高湿度時には、熱交換換気装置10または除湿装置が稼働し、流入した空気の湿度を下げる湿度低下処理を行う。これにより、後段に位置する集塵デバイス1内の捕集板2には、外気よりも低い湿度の空気が流入することとなる。このため、捕集板2の帯電量低下による塵埃捕集能力低下が少ない集塵デバイス1を実現することができ、空気調和機全体として、塵埃捕集能力の低下を抑えることができる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4に係る集塵デバイスの斜視図である。図7において、図2と同じ符号を付している機器などについては、実施の形態1で説明したことと同様の機能を果たす。実施の形態4に係る集塵デバイス1は、基本的には実施の形態1または実施の形態2に係る集塵デバイス1と同様の構成を備えるが、集塵デバイス1内に、温度検出装置となる温度センサ12をさらに配した点で異なる。温度センサ12は、捕集板2を通過した空気の温度を検出する。
図8は、実施の形態4に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。次に、実施の形態4に係る集塵デバイス1の動作について、図8を用いて説明する。
集塵デバイス1の運転を開始する場合、捕集板2の表面に静電気を帯電させるための摩擦帯電動作を行う(ステップS21)。この摩擦帯電動作では、捕集板2が回転して捕集板2の表面がブラシ3と擦れることで、捕集板2を摩擦帯電させる。このため、集塵デバイス1の駆動制御部7からモーター6へ指令を送り、捕集板2を回転させる。このとき、湿度センサ11および温度センサ12が、風路内を流れる空気の湿度および温度をそれぞれ検出して、駆動制御部7へ検出湿度のデータを含む信号および検出温度のデータを含む信号を送る。駆動制御部7は、湿度センサ11および温度センサ12がそれぞれ検出した検出湿度のデータおよび検出温度のデータを含む信号を受信する。
駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出湿度のデータと、あらかじめ設定された湿度設定値との比較を行い、検出湿度が湿度設定値より低いかどうかを判断する(ステップS22)。また、駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出温度のデータと、あらかじめ設定された温度設定値との比較を行い、検出温度が温度設定値より低いかどうかを判断する(ステップS23およびステップS24)。
駆動制御部7は、ステップS22にて、検出湿度が「低い」と判断し、さらに、ステップS23にて、検出温度が「低い」と判断すると、低湿低温度モードに移行する(ステップS25)。低湿低温度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vc[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS26)。駆動制御部7は、一定時間Tc[秒]が経過したと判断する(ステップS27)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS37)。
また、駆動制御部7は、ステップS22にて検出湿度が「低い」と判断し、さらに、ステップS23にて検出温度が「高い」と判断すると、低湿高温度モードに移行する(ステップS28)。低湿高温度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vd[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS29)。駆動制御部7は、一定時間Td[秒]が経過したと判断する(ステップS30)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS37)。
さらに、駆動制御部7は、ステップS22にて検出湿度が「高い」と判断し、さらにステップS24にて検出温度が「低い」と判断すると、高湿低温度モードに移行する(ステップS31)。高湿低温度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Ve[rpm]で回転指令を出す(ステップS32)。駆動制御部7は、一定時間Te[秒]が経過したと判断する(ステップS33)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS37)。
そして、駆動制御部7は、ステップS22にて検出湿度が「高い」と判断し、さらにステップS24にて検出温度が「高い」と判断すると、高湿高温度モードに移行する(ステップS34)。高湿高温度モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vf[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS35)。駆動制御部7は、一定時間Tf[秒]が経過したと判断する(ステップS36)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS37)。
駆動制御部7は、ステップS37において、モーター6を停止させた後、さらに一定時間Ts[秒]経過したかどうかを判断する(ステップS38)。駆動制御部7は、一定時間Ts[秒]経過したと判断すると、再び、湿度センサ11および温度センサ12がそれぞれ検出した検出湿度のデータおよび検出温度のデータを含む信号を受信する(ステップS39)。駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出湿度のデータとあらかじめ設定された湿度設定値との比較を行う。また、検出温度のデータとあらかじめ設定された温度設定値との比較を行う(ステップS40)。ここでは、ステップS22とステップS40とが同じ湿度設定値であり、ステップS23とステップS40とが同じ温度設定値であるものとして説明するが、異なる設定値であってもよい。そして、駆動制御部7は、比較結果に基づいて、次に摩擦帯電動作を行うまでの待ち時間Tw[秒]を決定する(ステップS41)。Tw[秒]が経過した後(ステップS42)、再び、摩擦帯電動作が開始され、ステップS21に戻る。
高湿度時には、樹脂板表面の抵抗が下がり、帯電が生じにくい。さらに、低温度時には、捕集板2の水分吸着量が高まるため、樹脂板表面の抵抗が下がりやすい。そのため、既定の帯電量を達成するためには、高湿度時の摩擦動作は低湿度時よりも速く、長時間行うことが望ましい。また、低温度時の摩擦動作は高温度時よりも速く、長時間行うことが望ましい。
したがって、相対移動速度となる回転速度は、Ve[rpm]>Vf[rpm]>Vc[rpm]>Vd[rpm]であり、相対移動時間となる回転時間はTe[秒]>Tf[秒]>Tc[秒]>Td[秒]であることが望ましい。また、樹脂表面の帯電低下速度が速いときは、既定の帯電量を維持するために、次の摩擦帯電動作までの周期(回転周期)を速めることが望ましい。そのため、待ち時間Tw[秒]は、検出湿度と検出温度とに応じて変化させることが望ましい。ここで、上記の回転速度、回転時間および回転周期の設定は、湿度に応じて全て設定変更することが望ましいが、いずれかのパラメータを変更するのみでもよい。
以上のように、実施の形態4の集塵デバイス1によれば、駆動制御部7が、湿度センサ11および温度センサ12から送られた検出湿度および検出温度に基づいて、ブラシ3の不織布3bと捕集板2との間の相対移動制御を行うようにした。このため、駆動制御部7は、たとえば、高湿度および低温度の空気のように、捕集板2の帯電量が低下しやすいと判断したときには、回転速度を高くし、また、回転時間を長くして、不織布3bと捕集板2との接触を多くして、捕集板2の帯電量を増加させる。したがって、空気の湿度による帯電量の低下を抑え、塵埃捕集能力の低下を少なくし、効率よく集塵を行う集塵デバイス1を得ることができる。また、集塵に必要な帯電量が確保されていれば、モーター6の回転速度を抑えるなどして、消費電力を抑え、効率よく集塵を行うことができる。
また、実施の形態1の集塵デバイス1では、空気の流れに対し、捕集板2よりも下流側となる位置に、温度センサ12を設置するようにした。このため、捕集板2で集塵された空気が温度センサ12を通過することで、温度センサ12への粉塵の付着を軽減することができ、長時間、精度よく湿度を検出することができる。
実施の形態5.
図9は、実施の形態5に係る集塵デバイスの斜視図である。図9において、図2と同じ符号を付している機器などについては、実施の形態1で説明したことと同様の機能を果たす。実施の形態5に係る集塵デバイス1は、基本的には実施の形態1、実施の形態2または実施の形態3に係る集塵デバイス1と同様の構成を備える。実施の形態5の集塵デバイス1は、集塵デバイス1内において、湿度センサ11および温度センサ12を配する代わりに、帯電量検出装置となる帯電量センサ13を配した点で実施の形態1〜実施の形態4の集塵デバイス1とは異なる。実施の形態5の集塵デバイスにおいて、帯電量センサ13は、測定対象の表面の電位を読み取る表面電位計、電荷量を読み取る電荷量計(クーロンメータ)、またはこれらと同等の働きをするセンサである。
実施の形態1〜実施の形態4では、集塵デバイス1内に流入する空気の湿度などに基づいて、捕集板2の表面の帯電量を予測して、摩擦回転制御を行い、捕集板2の表面の帯電量を高めるものであった。実施の形態5の集塵デバイス1は、帯電量センサ13を有し、捕集板2の帯電量を検出する。駆動制御部7は、その測定した帯電量に基づき、摩擦回転制御を行う。
図10は、実施の形態5に係る集塵デバイス1の動作を説明するフローチャートを示す図である。次に、実施の形態5に係る集塵デバイス1の動作について、図10を用いて説明する。
集塵デバイス1の運転を開始する場合、捕集板2の表面に静電気を帯電させるための摩擦帯電動作を行う(ステップS51)。この摩擦帯電動作では、捕集板2が回転して捕集板2の表面がブラシ3と擦れることで、捕集板2を摩擦帯電させる。このため、集塵デバイス1の駆動制御部7からモーター6へ指令を送り、捕集板2を回転させる。このとき、帯電量センサ13が、捕集板2表面の帯電量を検出し、駆動制御部7へ検出帯電量のデータを含む信号を送る。
駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出帯電量のデータと、あらかじめ設定された帯電量設定値との比較を行い、検出帯電量が帯電量設定値より低い値かどうかを判定する(ステップS52)。駆動制御部7は、検出帯電量と帯電量設定値との比較の結果、検出帯電量が「高い」と判断すると、高帯電量モードに移行する(ステップS53)。高帯電量モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vg[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS54)。駆動制御部7は、一定時間Tg[秒]が経過したと判断する(ステップS55)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS59)。
一方、ステップS52にて、駆動制御部7が、検出帯電量が「低い」と判断すると、低帯電量モードに移行する(ステップS56)。低帯電量モードにおいて、駆動制御部7は、モーター6に対し、一定の回転速度Vh[rpm]で回転させる回転指令を送る(ステップS57)。一定時間Th[秒]が経過したと判断する(ステップS58)と、モーター6を停止させる回転停止指令を送る(ステップS59)。
駆動制御部7は、ステップS56において、モーター6を停止させた後、さらに一定時間Ts[秒]経過したかどうかを判断する(ステップS60)。駆動制御部7は、一定時間Ts[秒]経過したと判断すると、再び、帯電量センサ13が検出した検出帯電量のデータを含む信号を受信する(ステップS61)。駆動制御部7は、受信した信号中に含まれる検出帯電量のデータと、あらかじめ設定された帯電量設定値との比較を行う(ステップS62)。ここでは、ステップS52とステップS62とが同じ帯電量設定値であるものとして説明するが、異なる設定値であってもよい。そして、駆動制御部7は、検出帯電量と帯電量設定値との比較結果に基づいて、次に摩擦帯電動作を行うまでの待ち時間Tw[秒]を決定する(ステップS63)。Tw[秒]が経過した後(ステップS64)、再び、摩擦帯電動作が開始され、ステップS51に戻る。
捕集板2表面の帯電量が低いときは、既定の帯電量を達成するために、摩擦動作は速く、長時間行うことが望ましい。したがって、相対移動速度となる回転速度は、Vh[rpm]>Vg[rpm]であり、相対移動時間となる回転時間はTh[秒]>Tg[秒]であることが望ましい。また、捕集板2表面の帯電量が既定の帯電量よりも低い場合は、次の摩擦帯電動作をすぐに行うことが望ましい。このため、待ち時間Tw[秒]は0[秒]として、次の摩擦帯電動作を開始することが望ましい。ここで、前述した回転速度、回転時間および回転周期の設定は、帯電量に応じて全て設定変更することが望ましいが、いずれかのパラメータを変更するのみでもよい。
実施の形態6.
前述した実施の形態1〜実施の形態5では、駆動制御部7は、判断したモードに基づいて、摩擦帯電動作における捕集板2の回転速度、回転時間および回転周期を決定して、捕集板2を回転させるモーター6の駆動制御を行った。ただし、これに限定するものではない。回転速度、回転時間および回転周期のうち、いずれか1つまたは2つを決定して、モーター6の駆動制御を行ってもよい。
1 集塵デバイス、2 捕集板、3 ブラシ、3a 支持板、3b 不織布、3c 取付穴、4 ダストボックス、4a 先端部、5 塵埃、6 モーター、7 駆動制御部、8 第1シャフト、9 第2シャフト、10 熱交換換気装置、11 湿度センサ、11A 通信装置、12 温度センサ、13 帯電量センサ、14a 吸入口、14b 排出口、15 筐体、15a 上面、15b 下面、16 風路、17 凝集体、18 第1バッフル材、19 第2バッフル材、20 下がり天井、21 室外給気口、22 室外排気口、23 室内給気口、24 室内排気口、25 通信線、30 給気風路、31,41 ダクト、40 排気風路、42 エアフィルタ、50 回転方向。

Claims (15)

  1. 空気が通過する風路内に前記空気の通過方向と交差する方向に間隔を空けて配列され、摩擦により帯電する複数の捕集板と、
    前記捕集板と接触し、相対的に移動して、前記捕集板を摩擦する摩擦体と、
    前記捕集板を通過する前記空気の湿度に基づいて、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動を制御する駆動制御部と
    を備える集塵デバイス。
  2. 前記捕集板を通過する前記空気の湿度を検出する湿度検出装置を備え、
    前記駆動制御部は、前記湿度検出装置から送られる前記湿度のデータを含む信号に基づいて、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動制御を行う請求項1に記載の集塵デバイス。
  3. 前記湿度検出装置は、前記空気の流れに対し、前記捕集板よりも下流側に設置される請求項2に記載の集塵デバイス。
  4. 前記湿度検出装置は、前記風路外に設置され、外部機器から送られる前記湿度のデータを含む信号を受信する通信装置である請求項2に記載の集塵デバイス。
  5. 前記駆動制御部は、前記捕集板を通過する前記空気の湿度の値が、あらかじめ設定された湿度設定値よりも高いと判断すると、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動速度を速くすること、相対移動時間を長くすることおよび相対移動させる周期を短くすることのうち、1または複数に基づいて、相対移動制御を行う請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の集塵デバイス。
  6. 前記捕集板を通過する前記空気の温度を検出する温度検出装置を備え、
    前記駆動制御部は、さらに、前記温度検出装置から送られる温度のデータを含む信号に基づいて、前記摩擦体と前記捕集板との相対移動制御を行う請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の集塵デバイス。
  7. 前記温度検出装置は、前記空気の流れに対し、前記捕集板よりも下流側に設置される請求項6に記載の集塵デバイス。
  8. 前記駆動制御部は、前記捕集板を通過する前記空気の温度の値が、あらかじめ設定された温度設定値よりも低いと判断すると、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動速度を速くすること、相対移動時間を長くすることおよび相対移動させる周期を短くすることのうち、1または複数に基づいて、相対移動制御を行う請求項6または請求項7に記載の集塵デバイス。
  9. 空気が通過する風路内に前記空気の通過方向と交差する方向に間隔を空けて配列され、摩擦により帯電する複数の捕集板と、
    前記捕集板と接触し、相対的に移動して、前記捕集板の表面を摩擦する摩擦体と、
    前記捕集板の表面における帯電量に基づいて、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動を制御する駆動制御部と
    を備える集塵デバイス。
  10. 前記捕集板の表面における前記帯電量を検出する帯電量検出装置を備え、
    前記駆動制御部は、前記帯電量検出装置から送られる前記帯電量のデータを含む信号に基づいて、前記摩擦体と前記捕集板との相対移動制御を行う請求項9に記載の集塵デバイス。
  11. 前記帯電量検出装置は、前記空気の流れに対し、前記捕集板よりも下流側に設置される請求項10に記載の集塵デバイス。
  12. 前記駆動制御部は、前記捕集板の表面における前記帯電量が、あらかじめ設定された帯電量設定値よりも少ないと判断すると、前記捕集板と前記摩擦体との相対移動速度を速くすること、相対移動時間を長くすることおよび相対移動させる周期を短くすることのうち、1または複数に基づいて、相対移動制御を行う請求項9〜請求項11のいずれか一項に記載の集塵デバイス。
  13. 前記駆動制御部は、固定された前記摩擦体に対して、前記捕集板を回転駆動させ、前記捕集板と前記摩擦体とを相対的に移動させる請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の集塵デバイス。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の集塵デバイスを搭載した空気調和機。
  15. 空気の流れに対し、前記集塵デバイスよりも上流側に設置され、前記集塵デバイスを通過する前記空気の湿度を低減させる湿度低減装置を備える請求項14に記載の集塵デバイスを搭載した空気調和機。
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