WO2020250281A1 - 空気調和機 - Google Patents

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浩之 袴田
晋也 大石
保博 中村
彰則 清水
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Abstract

空気調和機(100)は、給気風路(30)内に配置される給気用ファン(10b)と、排気風路(40)内に配置される排気用ファン(10c)と、給気風路(30)内に配置される集塵デバイス(1)と、給気風路(30)の集塵デバイス(1)よりも下流側に設けられた第1開口(32)に接続する接続風路(60)と、給気風路(30)の第1開口(32)を塞ぐ第1位置と、給気風路(30)を集塵デバイス(1)より下流側で塞ぐ第2位置とに切り替え可能なダンパー(60a)と、連携制御部(25)と、を備える。連携制御部(25)は、清掃動作時にダンパー(60a)を第2位置に切り替える。連携制御部(25)は、ダンパー(60a)を第2位置に切り替えた状態で、接続風路(60)に送風を行う排気用ファン(10c)を運転させて給気風路(30)内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成する。

Description

空気調和機
 本発明は、空気中の塵埃を捕集する集塵デバイスを搭載した空気調和機に関する。
 従来の集塵デバイスとして、空気の通過方向と交差する方向に互いに間隔を空けて配列された複数の捕集板と、捕集板間の隙間に差し込まれ、捕集板の表面に接触するように配置されたブラシとを備えたものがある。例えば、特許文献1では、捕集板を回転させてブラシと摩擦させることにより捕集板の表面に静電気を発生させ、捕集板間を通過する空気中に含まれる塵埃を静電的に捕集している。また、特許文献1では、捕集板を回転させてブラシと摩擦させることにより捕集板の表面に付着した塵埃をブラシで払い落として、捕集板を清掃している。
特開昭61-227860号公報
 空気調和機のうち室外空気を室内に給気する給気風路内に、特許文献1に記載の集塵デバイスを配置した場合には、捕集板の清掃動作時に払い落とされた塵埃が室内へ流されるため、室内が汚染されるという問題がある。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、捕集板の清掃動作時に払い落とされた塵埃を室外へ排出できる空気調和機を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる空気調和機は、室外空気を室内に給気するための給気風路と室内空気を室外に排気するための排気風路とが形成された空気調和機であって、給気風路内に配置され、室外から室内に向けて空気を送風する給気用ファンと、排気風路内に配置され、室内から室外に向けて空気を送風する排気用ファンと、を備える。また、空気調和機は、給気風路内に配置され、塵埃を捕集する捕集板と捕集板で捕集した塵埃を払い落とすブラシとを有する集塵デバイスと、給気風路の集塵デバイスよりも下流側に設けられた第1開口に接続する接続風路と、接続風路の第1開口を塞ぐ第1位置と、給気風路を集塵デバイスより下流側で塞ぐ第2位置とに切り替え可能なダンパーと、給気用ファン、排気用ファン、集塵デバイスおよびダンパーを制御する連携制御部と、を備える。連携制御部は、捕集板を回転させて捕集板に付着した塵埃を除去する清掃動作を行うとともに、清掃動作時にダンパーを第2位置に切り替える。連携制御部は、ダンパーを第2位置に切り替えた状態で、接続風路に送風を行う送風機を運転させて給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成する。
 本発明によれば、捕集板の清掃動作時に払い落とされた塵埃を室外へ排出できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略断面図であって、換気動作時の空気調和機を示す図 本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略断面図であって、清掃兼帯電動作時の空気調和機を示す図 本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイスの斜視図 図3のブラシの斜視図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の機能ブロック図 本発明の実施の形態1にかかる連携制御部のハードウェア構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略断面図であって、換気動作時の空気調和機を示す図 本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の概略断面図であって、清掃兼帯電動作時の空気調和機を示す図 本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の機能ブロック図 本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態3にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機の動作を説明するフローチャート
 以下に、本発明の実施の形態にかかる集塵デバイスを搭載した空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1から図7を参照して、実施の形態1に係る集塵デバイス1を搭載した空気調和機100について説明する。
 図1は、本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の概略断面図であって、換気動作時の空気調和機100を示す図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の概略断面図であって、清掃兼帯電動作時の空気調和機100を示す図である。なお、図1、図2および後述の各図に図示された白抜き矢印は、空気の流れを示している。空気調和機100は、集塵デバイス1と、熱交換換気装置10と、接続風路60と、ダンパー60aと、連携制御部25とを備えており、家屋の室内の下がり天井20内に収納されている。下がり天井20とは、図1に示すように天井の一部が下がっている領域を指す。室内美観の点から、図1および図2のように下がり天井20内に空気調和機100およびその他の空調機器をまとめて収納する家屋も多い。設置スペースとして下がり天井20を用いる場合、一般に室内に設置する場合と比較して、広い設置スペースを確保できる。なお、図2および後述の各図では下がり天井20内のみを示しており室内は省略している。
 図1および図2において、家屋の室外の壁面には、室外給気口21と室外排気口22とが設けられている。また、室内の下がり天井20に室内給気口23と室内排気口24とが設けられている。そして、空気調和機100には、下がり天井20内に、室外空気を室内に給気するための給気風路30と室内空気を室外に排気するための排気風路40とが形成されている。給気風路30は、室外空気を室外給気口21から下がり天井20内に取り入れて、室内給気口23から室内に送風する風路である。排気風路40は、室内空気を室内排気口24から下がり天井20内に取り入れて室外排気口22から室外に排気する風路である。以下、上流側、下流側とは、図1に示す換気動作時に給気風路30または排気風路40を流れる空気の流れ方向を基準とする。
 そして、給気風路30には、上流側から順に、集塵デバイス1とエアフィルタ52と熱交換換気装置10とが配置されている。また、排気風路40には、熱交換換気装置10が配置されている。給気風路30の一部は、ダクト31で形成されている。室外給気口21と室内給気口23とは、集塵デバイス1と熱交換換気装置10とを介してダクト31で接続されている。給気風路30の集塵デバイス1よりも下流側には、第1開口32が設けられている。第1開口32は、給気風路30のうち集塵デバイス1と熱交換換気装置10との間の部分に設けられている。また、排気風路40の一部は、ダクト41で形成されている。室内排気口24と室外排気口22とは、熱交換換気装置10を介してダクト41で接続されている。排気風路40の排気用ファン10cよりも下流側には、第2開口42が設けられている。第2開口42は、排気風路40のうち熱交換換気装置10と室外排気口22との間の部分に設けられている。
 熱交換換気装置10は、換気機能と空調補助機能とを有する換気装置である。換気機能とは、室外空気を室内へ給気し、室内空気を室外に排気する機能である。この換気機能を実現する構成として、熱交換換気装置10は、給気風路30内に配置されて室外から室内に向けて空気を送風する給気用ファン10bと、排気風路40内に配置されて室内から室外に向けて空気を送風する送風機である排気用ファン10cとを有している。なお、排気用ファン10cは、図2に示す後述する清掃兼帯電動作時に、給気風路30内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成して、集塵デバイス1内に室外に向かう空気を通過させる役割も果たしている。
 また、空調補助機能とは、排気する室内空気から熱を回収し、回収した熱を給気する空気へ与えることで、エアコンなどの室内温度を調整する機器の空調動作を補助する機能である。空調補助機機能は、機器におけるエネルギー負担を軽減する機能であることから省エネ機能とも言える。この空調補助機能を実現する構成として、熱交換換気装置10は排気風路40を通過する空気と給気風路30を通過する空気とを熱交換する熱交換器10aを備えている。
 接続風路60は、給気風路30に設けられた第1開口32と排気風路40の第2開口42とに接続される筒状のダクトである。接続風路60は、給気風路30と排気風路40とを連通する。
 ダンパー60aは、給気風路30の第1開口32を開閉可能に覆っている。ダンパー60aは、図1に示す給気風路30の第1開口32を塞ぐ第1位置と、図2に示す給気風路30を集塵デバイス1より下流側で塞ぐ第2位置とに切り替え可能である。図1に示す空気調和機100の換気動作時に、ダンパー60aは、第1位置に切り替えられる。これにより、給気風路30と排気風路40との連通が遮断されるため、排気用ファン10cからの送風は、ダクト41、室外排気口22の順に流れる。なお、図1に示す空気調和機100の換気動作時に、ダンパー60aが給気風路30を塞がないため、給気風路30を通じた給気を行うことができる。
 一方、図2に示す空気調和機100の清掃兼帯電動作時に、ダンパー60aは、第2位置に切り替えられる。これにより、給気風路30と排気風路40とが連通されるとともに給気風路30を集塵デバイス1より下流側で塞ぐため、排気用ファン10cからの送風を集塵デバイス1へ導くことができる。排気用ファン10cからの送風は、ダクト41、室外排気口22の順に流れる経路と、ダクト41、接続風路60、ダクト31、集塵デバイス1、ダクト31、室外給気口21の順に流れる経路とに分かれる。
 集塵デバイス1は、室外給気口21から下がり天井20内に流入した室外空気中の塵埃を捕集するデバイスである。集塵デバイス1の上流側と下流側にはそれぞれ、空気の塵埃濃度をセンシングする第1パーティクルセンサ11aおよび第2パーティクルセンサ11bが設けられている。上流側の第1パーティクルセンサ11aは、室外空気中の塵埃濃度を検出し、下流側の第2パーティクルセンサ11bは、塵埃除去後の空気中の塵埃濃度を検出する。第1パーティクルセンサ11aおよび第2パーティクルセンサ11bのそれぞれの検出信号は連携制御部25に出力される。
 図3は、本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイス1の斜視図である。図4は、図3のブラシ3の斜視図である。集塵デバイス1は、筐体15内に、回転駆動される複数の捕集板2と、複数のブラシ3と、ダストボックス4とが収納された構成を有する。筐体15は、吸入口13と、排出口14とを有し、吸入口13から吸入された空気が排出口14から排気される風路16が筐体15内に形成されている。集塵デバイス1は、図1および図2に示したように給気風路30に設けられているため、室外給気口21から流入した室外空気が通過するようになっている。
 捕集板2は、例えば厚さ1mm、例えば直径300mm、負の摩擦帯電傾向を有するPP(Poly Propylene)の円状のプラスチック板である。捕集板2は、筐体15における室外空気の通過方向と交差する方向に例えば3mmの間隔を開けて複数配列され、捕集板2の中央部を貫通する第1シャフト8によって結合されて全体が一体化されている。
 ブラシ3は、捕集板2の表面を摩擦して捕集板2の表面に静電気を帯電させるとともに、捕集板2で捕集した塵埃5を払い落とすものである。図4に示すように、ブラシ3は、例えば厚さ1mmのアルミニウムの長方形状の支持板3aに、正の摩擦帯電傾向を有する例えばPA6(Polyamide6)繊維の不織布3bを貼り付けた構成を有する。支持板3aには、2つの取付穴3cが開けられており、各取付穴3cに第2シャフト9がそれぞれ挿入されて各ブラシ3が結合するとともに動かないように固定化されている。
 ブラシ3は、不織布3bが捕集板2の表面に接触するように捕集板2間の隙間に差し込まれ、捕集板2の下流側に配置されている。また、ブラシ3は、筐体15内を通過する室外空気に対する通風抵抗が少なくなるように、室外空気の通過方向に沿った姿勢で捕集板2間に配置されている。この例では、ブラシ3は水平姿勢で配置されている。このようにブラシ3を配置することにより、通風抵抗の低減に効果的である。また、各ブラシ3はすべてアースと接続されている。
 筐体15内において、ブラシ3の下方には、捕集板2に付着してブラシ3で除去された塵埃5等の塊である凝集体17を回収するダストボックス4が配置されている。
 筐体15内にはさらに、捕集板2を挟んで対向するように第1バッフル材18および第2バッフル材19が配置されている。第1バッフル材18および第2バッフル材19は、筐体15内に流入した室外空気が捕集板2を通過するように整流するものである。第1バッフル材18は、筐体15の上面15aの内面側に配置され、捕集板2の外周面に沿う面形状を有する。第2バッフル材19は、筐体15の下面15bの内面側に配置され、平坦な面形状を有する。また、第2バッフル材19は、ダストボックス4へ空気が衝突することによるがたつき音を阻止するとともに、ダストボックス4内に回収した塵埃5が、ダストボックス4内部への空気流入によって舞い上がるのを阻止する役割も担う。このため、第2バッフル材19の配置位置は、ダストボックス4の先端部4aと同等以上の高さであることが望ましい。
 また、集塵デバイス1は、筐体15外にモーター6とモーター6の制御を行う駆動制御部7とを備える。モーター6は第1シャフト8にギアを介して連結されており、モーター6の回転により第1シャフト8が回転する。第1シャフト8が回転すると、第1シャフト8に固定された捕集板2も回転する。
 図3に示す集塵デバイス1を初めて或いは1か月以上の長期間停止した後、運転する場合、捕集板2の表面に静電気を帯電させるための摩擦帯電動作を行う。すなわち、後述の図5に示す集塵デバイス制御部25dから集塵デバイス1の駆動制御部7への命令により、モーター6を作動させて捕集板2を回転させる。ここでは、捕集板2を1rpmの速さで20秒間、図3の矢印12方向に正回転させる。捕集板2が回転して捕集板2の表面がブラシ3と擦れることで、捕集板2の表面に負の静電気が発生する。捕集板2の回転が停止すると摩擦帯電が完了し、摩擦帯電動作が終了する。捕集板2の回転は、静電気が発生するように行えばよく、ここで示した回転速度および回転時間等は一例を示したに過ぎず、それらは実使用条件等に応じて適宜設定すればよい。
 そして、摩擦帯電動作後、ダンパー60aを図1に示す第1位置とし、給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを運転させる。室外空気が集塵デバイス1内に取り込まれると、室外空気は、第1バッフル材18および第2バッフル材19により整流されて捕集板2の間を通過する。捕集板2間を室外空気が通過する際、室外空気中の塵埃5が、捕集板2の表面に発生した静電気によって捕集板2の表面に捕集される。
 ここで、ブラシ3は空気の通過方向に沿った姿勢で、例えば空気の通過方向に平行な姿勢で捕集板2間に配置されているため、捕集板2間を通過する室外空気の流れを大きく阻害せず、通風抵抗が小さい。よって、高い集塵性能を得ることができる。
 集塵デバイス1では、上述したように捕集板2が回転することで、捕集板2の表面がブラシ3によって摩擦されて帯電する摩擦帯電動作が行われる。また、集塵デバイス1では、捕集板2の表面に塵埃5が付着していれば、捕集板2が回転することで、ブラシ3によって塵埃5が除去される清掃動作が行われる。すなわち、集塵デバイス1では、捕集板2の表面に塵埃5が付着していれば、捕集板2の回転によって、摩擦帯電動作と清掃動作が同時に行われる。以下の説明では、同時に行われる摩擦帯電動作と清掃動作をまとめて「清掃兼帯電動作」という。清掃兼帯電動作では、まず、前述した初期の摩擦帯電動作と同様、図5に示す集塵デバイス制御部25dから集塵デバイス1の駆動制御部7への命令により、モーター6を作動させて捕集板2を1rpmの速さで20秒間、正回転させる。捕集板2が回転して捕集板2の表面がブラシ3と擦れることで、捕集板2の表面に付着した塵埃5がブラシ3により払い落とされるとともに、捕集板2が摩擦帯電する。なお、ブラシ3の下部には塵埃5の一部が凝集体17となって付着し、凝集体17が一定以上の大きさになると、重力で落下し、ブラシ3の下部に備えられたダストボックス4に回収される。
 図5は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機100の機能ブロック図である。連携制御部25は、駆動制御部7と、熱交換換気装置10の給気用ファン10bおよび排気用ファン10cと、ダンパー60aとの運転を連携させる。連携制御部25は、駆動制御部7、給気用ファン10b、排気用ファン10c、ダンパー60aのそれぞれと電気的に接続されている。連携制御部25は、記憶部25aと、摩擦帯電動作判定部25bと、清掃兼帯電動作判定部25cと、集塵デバイス制御部25dと、ダンパー制御部25eと、ファン制御部25fとを備える。記憶部25aには、集塵デバイス1の運転回数、前回の運転日などの情報が記憶されている。
 摩擦帯電動作判定部25bは、記憶部25aに記憶された集塵デバイス1の運転回数に基づき集塵デバイス1が初めて運転されるのか否かを判定する。また、摩擦帯電動作判定部25bは、記憶部25aに記憶された集塵デバイス1の前回の運転日に基づき集塵デバイス1が一定期間以上停止していたか否かを判定する。一定期間は、適宜設定すればよいが、例えば1か月である。
 清掃兼帯電動作判定部25cは、第1パーティクルセンサ11aおよび第2パーティクルセンサ11bからの検出信号に基づき集塵デバイス1の集塵性能の低下があるか否かを判定する。清掃兼帯電動作判定部25cは、例えば、集塵デバイス1の通過前後の塵埃濃度の差が、予め設定された濃度以下となった場合、集塵デバイス1の集塵性能が低下していると判定する。
 集塵デバイス制御部25dは、駆動制御部7を制御して、モーター6の運転および停止を制御する。集塵デバイス制御部25dは、集塵デバイス1が初めて運転されると摩擦帯電動作判定部25bが判定した場合、または、集塵デバイス1が一定期間以上停止していると摩擦帯電動作判定部25bが判定した場合に、駆動制御部7に命令してモーター6を回転させて摩擦帯電動作を実行する。また、集塵デバイス制御部25dは、清掃兼帯電動作判定部25cが集塵デバイス1の集塵性能が低下していると判定した場合に、駆動制御部7に命令してモーター6を回転させて清掃兼帯電動作を実行する。
 ダンパー制御部25eは、ダンパー60aの開閉を制御する。ダンパー制御部25eは、換気動作時に、ダンパー60aを第1位置に切り替える。ダンパー制御部25eは、清掃兼帯電動作時に、ダンパー60aを第2位置に切り替える。
 ファン制御部25fは、給気用ファン10bおよび排気用ファン10cの運転および停止を制御する。ファン制御部25fは、換気動作時に、給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを運転させる。ファン制御部25fは、ダンパー制御部25eがダンパー60aを第2位置に切り替えた状態で、給気用ファン10bを停止させるとともに排気用ファン10cを運転させる。ファン制御部25fは、清掃兼帯電動作時に、排気用ファン10cを運転させる。
 図6は、本発明の実施の形態1にかかる連携制御部25のハードウェア構成を示すブロック図である。連携制御部25は、プロセッサ25hおよびメモリ25iを備える。プロセッサ25hおよびメモリ25iは、例えば、バスによって互いにデータの送受信が可能である。記憶部25aは、メモリ25iによって実現される。プロセッサ25hは、メモリ25iに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、摩擦帯電動作判定部25b、清掃兼帯電動作判定部25c、集塵デバイス制御部25d、ダンパー制御部25e、ファン制御部25fの機能を実行する。プロセッサ25hは、処理回路の一例であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processer)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち1つ以上を含む。
 メモリ25iは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち1つ以上を含む。また、メモリ25iは、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち1つ以上を含む。
 図7は、本発明の実施の形態1にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の動作を説明するフローチャートである。以下、図7を参照して空気調和機100の動作について説明する。
 空気調和機100の運転を開始すると、ステップS1で、まず摩擦帯電動作判定部25bは、集塵デバイス1の初期の摩擦帯電動作が必要であるか否かを判定する。ステップS1でNoの場合は、ステップS1の判定が繰り返し行われる。
 一方、ステップS1でYesの場合、すなわち集塵デバイス1の初期の摩擦帯電動作が必要であると判定された場合には、ステップS2に進む。ステップS2で、集塵デバイス制御部25dは、駆動制御部7に命令してモーター6を回転させて、初期の摩擦帯電動作を実行する。このとき、ファン制御部25fは、熱交換換気装置10の給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを停止させる。
 初期の摩擦帯電動作が終了したら、ステップS3に進む。ステップS3で、ダンパー制御部25eは、ダンパー60aを第1位置に切り替える。
 続いて、ステップS4に進む。ステップS4で、ファン制御部25fは、給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを運転させる。これにより、図1に示すように、これにより、給気風路30を通じて室外空気が室内へ給気され、排気風路40を通じて室内空気が室外に排気する。室外から取り込まれた室外空気は、集塵デバイス1を通過して室外空気中の塵埃5が除去される。塵埃5が除去された空気は、熱交換換気装置10に供給される。熱交換換気装置10に供給された室外空気は、室内排気口24を介して熱交換換気装置10に流入した室内空気と熱交換して熱回収し、室内給気口23から室内に供給される。
 続いて、ステップS5に進む。ステップS5で、清掃兼帯電動作判定部25cは、集塵デバイス1に配置された第1パーティクルセンサ11aおよび第2パーティクルセンサ11bのそれぞれからの検出信号に基づいて、集塵デバイス1の集塵性能が低下しているか否かを判定する。ステップS5でNoの場合、すなわち集塵デバイス1の集塵性能が低下していない場合には、ステップS3に戻り熱交換換気が継続される。
 一方、ステップS5でYesの場合、すなわち集塵デバイス1の集塵性能が低下している場合には、ステップS6に進む。ステップS6で、ファン制御部25fは、給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを停止させる。
 続いて、ステップS7に進む。ステップS7で、ダンパー制御部25eは、ダンパー60aを第2位置に切り替える。このとき、図2に示すダンパー60aが給気風路30を集塵デバイス1より下流側で塞ぐため、給気風路30を停止させておいた方がよい。
 続いて、ステップS8に進む。ステップS8で、ファン制御部25fは、排気用ファン10cを運転させる。これにより、図2に示すように、給気風路30内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することができ、集塵デバイス1内を流れる風が室内から室外へと向かう。
 続いて、ステップS9に進む。ステップS9で、集塵デバイス制御部25dは、駆動制御部7に命令してモーター6を回転させて、清掃兼帯電動作を実行する。清掃兼帯電動作を実行することで、塵埃5が集塵デバイス1内に浮遊するが、集塵デバイス1内を流れる風が室内から室外へと向かっているため、集塵デバイス1内に浮遊している塵埃5も室外へと排出される。
 清掃兼帯電動作の終了後は、ステップS10に進む。ステップS10で、ファン制御部25fは、排気用ファン10cを停止させる。続いて、ステップS3,S4の動作が行われると、再び捕集板2で塵埃5の捕集が行われる。以上のステップS3からステップS10の動作が、空気調和機100の運転が停止されるまで繰り返される。
 清掃兼帯電動作では、図3に示すブラシ3により塵埃5が払い落とされるが、このときに塵埃5の一部がダストボックス4に回収されずに舞い上がる。また、ブラシ3により払い落とされた塵埃5は微小な粒子であるためダストボックス4へ落下するのに時間を要する。このとき、図1に示す給気用ファン10bを運転させると塵埃5が下流側へ流される。そのため、室内の汚染が生じるとともに、塵埃5の付着によるエアフィルタ52の圧力損失が上がってエアフィルタ52の交換時期を早めてしまう。そこで、本実施の形態では、清掃兼帯電動作時にダンパー60aを図2に示す第2位置に切り替えて給気風路30と排気風路40とを連通させ、排気用ファン10cを運転させる。これにより、排気用ファン10cからの送風が接続風路60を通じて集塵デバイス1内に流れて、集塵デバイス1内を流れる風が室内から室外へと向かう。そのため、清掃兼帯電動作時に集塵デバイス1内に浮遊していた塵埃5も室外へと排出される。したがって、集塵デバイス1内に浮遊した塵埃5による室内の汚染を抑制することができる。また、エアフィルタ52への塵埃5の付着を抑制して、エアフィルタ52の圧力損失を下げることで、エアフィルタ52の交換時期を延ばすことができる。なお、排気用ファン10cからの送風は、給気風路30を経由して室外給気口21から室外へ排出される経路と、排気風路40を経由して室外排気口22から室外へ排出される経路の二経路になる。そのため、集塵デバイス1内を通過する風は小風量となるが、集塵デバイス1内を漂う微小な粒子の排出には十分な風量となる。また、清掃兼帯電動作時に排気用ファン10cからの送風が接続風路60を通じて集塵デバイス1内に流れると、室外側に向かう塵埃5の一部が帯電した捕集板2の表面に付着することがある。しかし、大きな質量の塵埃5はダストボックス4へ落下するため、小さな質量の塵埃5が捕集板2の表面に多少付着しても、集塵デバイス1の集塵性能の低下を抑制することができる。
 また、ステップS6およびステップS10で、ダンパー60aの位置を切り替える前に給気用ファン10bおよび排気用ファン10cを停止させることで、ダンパー60aの切り替え動作を確実に行うことができる。
実施の形態2.
 上記実施の形態1では、清掃兼帯電動作時に接続風路60を用いて排気用ファン10cにより集塵デバイス1へ送風を行ったが、実施の形態2にかかる空気調和機100では、清掃用送風機61により集塵デバイス1へ送風する。実施の形態2にかかる空気調和機100は、基本的には実施の形態1に係る空気調和機100と同様の構成だが、清掃兼帯電動作時用の清掃用送風機61を備えている点で実施の形態1と異なる。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる点を中心に説明するものとし、実施の形態2で説明されていない構成は実施の形態1と同様である。
 図8は、本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の概略断面図であって、換気動作時の空気調和機100を示す図である。図9は、本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の概略断面図であって、清掃兼帯電動作時の空気調和機100を示す図である。本実施の形態2にかかる空気調和機100は、接続風路62と、送風機である清掃用送風機61と、ダンパー60aとを備えている。本実施の形態は、排気風路40に第2開口42が設けられていない点で実施の形態1と異なる。
 接続風路62は、給気風路30に設けられた第1開口32に接続される筒状のダクトである。
 清掃用送風機61は、接続風路62のうち第1開口32と反対側を向く端部に接続されている。清掃用送風機61は、接続風路62を介して給気風路30の集塵デバイス1よりも下流側に接続されている。清掃用送風機61は、給気風路30内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成して集塵デバイス1内に室外に向かう空気を通過させる。
 図8に示す換気動作時に、ダンパー60aは、第1位置に切り替えられる。これにより、給気風路30と接続風路62との連通が遮断されるため、清掃用送風機61から給気風路30に送風することができない。なお、図8に示す換気動作時に、ダンパー60aが給気風路30を塞がないため、給気風路30を通じた給気を行うことができる。
 一方、図9に示す清掃兼帯電動作時に、ダンパー60aは、第2位置に切り替えられる。これにより、給気風路30と接続風路62とが連通されるとともに、ダンパー60aが給気風路30を集塵デバイス1より下流側で塞ぐため、清掃用送風機61からの送風を集塵デバイス1へ導くことができる。そのため、清掃用送風機61からの送風は、接続風路62、ダクト31、集塵デバイス1、ダクト31、室外給気口21の順に流れる。
 図10は、本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の機能ブロック図である。清掃用送風機61は、連携制御部25と電気的に接続されている。連携制御部25は、清掃用送風機制御部25gをさらに備える。清掃用送風機制御部25gは、清掃用送風機61の運転および停止を制御する。清掃用送風機制御部25gは、換気動作時に、清掃用送風機61を停止させる。清掃用送風機制御部25gは、ダンパー制御部25eがダンパー60aを第2位置に切り替えた状態で、清掃用送風機61を運転させる。清掃用送風機制御部25gは、清掃兼帯電動作時に、清掃用送風機61を運転させる。
 図11は、本発明の実施の形態2にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の動作を説明するフローチャートである。以下、図11を参照して空気調和機100の動作について説明する。なお、図7に示した実施の形態1と同様の処理については同一のステップ番号を示している。実施の形態2にかかる空気調和機100の動作は、基本的には、図7に示された実施の形態1と同様であり、実施の形態1では排気用ファン10cであった清掃兼帯電動作時の送風機が実施の形態2では清掃用送風機61となる。
 まず、図11に示すように、ステップS1からステップS7は前記した実施の形態1と同じである。
 続いて、ステップS11に進む。ステップS11で、清掃用送風機制御部25gは、清掃用送風機61を運転させる。これにより、図9に示すように、給気風路30内で室内側から室外側に向かう空気の流れが生成されて、集塵デバイス1内を流れる風が室内側から室外側へと向かう。
 ステップS9は前記した実施の形態1と同じである。
 清掃兼帯電動作の終了後は、ステップS12に進む。ステップS12で、清掃用送風機制御部25gは、清掃用送風機61を停止させる。続いて、ステップS3,S4の動作が行われると、再び捕集板2で塵埃5の捕集が行われる。以上のステップS3からステップS12の動作が、空気調和機100の運転が停止されるまで繰り返される。
 以上説明した本実施の形態では、清掃兼帯電動作時にダンパー60aを図9に示す第2位置に切り替えて給気風路30と接続風路62とを連通させ、清掃用送風機61を運転させる。清掃用送風機61を運転させると、給気風路30内で室内側から室外側に向かう空気の流れが生成され、集塵デバイス1内を流れる風が室内から室外へと向かう。そのため、清掃兼帯電動作時に集塵デバイス1内に浮遊していた塵埃5も室外へと排出される。したがって、集塵デバイス1内に浮遊した塵埃5による室内の汚染を抑制することができる。また、エアフィルタ52への塵埃5の付着を抑制して、エアフィルタ52の圧力損失を下げることで、エアフィルタ52の交換時期を延ばすことができる。
 また、本実施の形態によれば、給気風路30に接続風路62および清掃用送風機61を繋ぐだけでよいので、配管工事が容易になる。これにより、空気調和機100の据付を安価かつ短期間で行うことができる。また、給気風路30内のみで換気時の給気と清掃時兼帯電動作時の排気とを行えるため、集塵デバイス1を通過した清浄空気と室内からの汚染空気とが交じり合うことがない。これにより、清浄効果を弱めたり、熱交換の効率を悪化させたりすることを抑制することができる。
実施の形態3.
 実施の形態3は、ダクト31内および室外給気口21の目詰まりを防止できる空気調和機100に関する。実施の形態3にかかる空気調和機100は、基本的には実施の形態2に係る空気調和機100と同様の構成だが、清掃兼帯電動作と送風タイミングの点で実施の形態2と異なる。以下、実施の形態3が実施の形態2と異なる点を中心に説明するものとし、実施の形態3で説明されていない構成は実施の形態2と同様である。
 以下、図3、図9を参照して説明する。清掃兼帯電動作時に浮遊する塵埃5は、大きな質量のものもあれば小さな質量のものもある。無風の状態であれば、大きな質量の塵埃5は短時間に落下し、図3に示すダストボックス4へと収納される。しかし、図9に示す清掃兼帯電動作時に通風があると、小さな質量の塵埃5だけでなく大きな質量の塵埃5も給気風路30内を室外給気口21へ向かう。一般的に、給気風路30を形成するダクト31は、フレキシブルダクトが使用されていたり、内壁が凹凸形状で形成されていたり、上下に蛇行したりしている。また、室外給気口21には、虫、鳥などの侵入を防ぐための網またはギャラリが取り付けられている。このため、小さな質量の塵埃5は室外へ排出されやすいが、大きな質量の塵埃5は室外へ排出されにくい。給気風路30の内壁および室外給気口21の網またはギャラリに塵埃5が滞留すると、ダクト31内および室外給気口21の網またはギャラリに目詰まりを起こす可能性がある。そこで、本実施の形態では、清掃兼帯電動作時と清掃兼帯電動作の終了時点から一定時間が経過するまでは清掃用送風機61を運転させず、一定時間の経過後に清掃用送風機61を運転させる。
 図12は、本発明の実施の形態3にかかる集塵デバイス1を搭載した空気調和機100の動作を説明するフローチャートである。以下、図12を参照して空気調和機100の動作について説明する。なお、図11に示した実施の形態2と同様の処理については同一のステップ番号を示している。実施の形態2と異なる処理を中心に説明する。
 まず、図12に示すように、ステップS1からステップS7は前記した実施の形態2と同じである。
 続いて、ステップS9に進む。ステップS9で、集塵デバイス制御部25dは、駆動制御部7に命令してモーター6を回転させて、清掃兼帯電動作を実行する。ここでは、清掃用送風機61の運転をまだ開始していない。
 続いて、清掃兼帯電動作の終了後にステップS13に進む。ステップS13で、連携制御部25は、清掃兼帯電動作終了時点から一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間は、例えば、1分間である。ステップS13でNoの場合、すなわち清掃兼帯電動作終了時点から一定時間が経過していない場合には、ステップS13の判定動作が繰り返し行われる。
 一方、ステップS13でYesの場合、すなわち清掃兼帯電動作終了時点から一定時間が経過した場合には、ステップS11に進む。ステップS11で、清掃用送風機制御部25gは、清掃用送風機61を運転させる。
 続いて、ステップS12に進む。ステップS12で、清掃用送風機制御部25gは、清掃用送風機61の運転開始から一定時間が経過したら、清掃用送風機61を停止させる。一定時間は、例えば、1分間である。続いて、ステップS3,S4の動作が行われると、再び捕集板2で塵埃5の捕集が行われる。以上のステップS3からステップS12の動作が、空気調和機100の運転が停止されるまで繰り返される。
 以上説明した本実施の形態では、実施の形態2と同様の効果が得られるとともに、以下の効果が得られる。すなわち、清掃兼帯電動作時と清掃兼帯電動作の終了時点から一定時間が経過するまでは清掃用送風機61を運転させないため、清掃用送風機61から送風しない間に大きな質量の塵埃5はダストボックス4へと収納される。一方、清掃兼帯電動作の終了時点から一定時間が経過した後に清掃用送風機61を運転させることで、小さな質量の塵埃5は室外へ排出される。これにより、給気風路30のダクト31の内壁および室外給気口21の網またはギャラリなどに塵埃5が滞留するのを抑制して、ダクト31内および室外給気口21の網またはギャラリの目詰まりを防ぐことができる。
 なお、本実施の形態3では、大きな質量の塵埃5がダストボックス4へと収納される時間として、清掃兼帯電動作の終了時点からの一定時間を1分間とする場合を挙げたが、この時間に限定されるものではない。清掃兼帯電動作の終了時点からの一定時間は適宜変更してよい。また、清掃用送風機61の運転開始から停止までの一定時間も適宜変更してよい。
 なお、本実施の形態3と同様の処理を実施の形態1にかかる空気調和機100に適用してもよい。この場合には、清掃兼帯電動作時と清掃兼帯電動作の終了時点から一定時間が経過するまでは排気用ファン10cを運転させず、清掃兼帯電動作の終了時点から一定時間が経過した後に排気用ファン10cを運転させることになる。
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 1 集塵デバイス、2 捕集板、3 ブラシ、3a 支持板、3b 不織布、3c 取付穴、4 ダストボックス、4a 先端部、5 塵埃、6 モーター、7 駆動制御部、8 第1シャフト、9 第2シャフト、10 熱交換換気装置、10a 熱交換器、10b 給気用ファン、10c 排気用ファン、11a 第1パーティクルセンサ、11b 第2パーティクルセンサ、13 吸入口、14 排出口、15 筐体、15a 上面、15b 下面、16 風路、17 凝集体、18 第1バッフル材、19 第2バッフル材、20 下がり天井、21 室外給気口、22 室外排気口、23 室内給気口、24 室内排気口、25 連携制御部、25a 記憶部、25b 摩擦帯電動作判定部、25c 清掃兼帯電動作判定部、25d 集塵デバイス制御部、25e ダンパー制御部、25f ファン制御部、25g 清掃用送風機制御部、25h プロセッサ、25i メモリ、30 給気風路、31 ダクト、32 第1開口、40 排気風路、41 ダクト、42 第2開口、52 エアフィルタ、60,62 接続風路、60a ダンパー、61 清掃用送風機、100 空気調和機。
 

Claims (5)

  1.  室外空気を室内に給気するための給気風路と室内空気を室外に排気するための排気風路とが形成された空気調和機であって、
     前記給気風路内に配置され、室外から室内に向けて空気を送風する給気用ファンと、
     前記排気風路内に配置され、室内から室外に向けて空気を送風する排気用ファンと、
     前記給気風路内に配置され、塵埃を捕集する捕集板と前記捕集板で捕集した塵埃を払い落とすブラシとを有する集塵デバイスと、
     前記給気風路の前記集塵デバイスよりも下流側に設けられた第1開口に接続する接続風路と、
     前記給気風路の前記第1開口を塞ぐ第1位置と、前記給気風路を前記集塵デバイスより下流側で塞ぐ第2位置とに切り替え可能なダンパーと、
     前記給気用ファン、前記排気用ファン、前記集塵デバイスおよび前記ダンパーを制御する連携制御部と、を備え、
     前記連携制御部は、前記捕集板を回転させて前記捕集板に付着した塵埃を除去する清掃動作を行うとともに、前記清掃動作時に前記ダンパーを前記第2位置に切り替え、
     前記連携制御部は、前記ダンパーを前記第2位置に切り替えた状態で、前記接続風路に送風を行う送風機を運転させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することを特徴とする空気調和機。
  2.  前記接続風路は、前記排気風路の前記排気用ファンよりも下流側に設けられた第2開口に接続され、
     前記送風機は、前記排気用ファンであり、
     前記連携制御部は、前記ダンパーを前記第2位置に切り替えた状態で、前記排気用ファンを運転させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3.  前記送風機であって、前記接続風路に接続された清掃用送風機を備え、
     前記連携制御部は、前記ダンパーを前記第2位置に切り替えた状態で、前記清掃用送風機を運転させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4.  前記連携制御部は、前記清掃動作時に、前記送風機を運転させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5.  前記連携制御部は、前記清掃動作時と前記清掃動作の終了時点から一定時間が経過するまでは前記送風機を停止させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成せず、前記一定時間の経過後に前記送風機を運転させて前記給気風路内で室内側から室外側に向かう空気の流れを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
     
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