JP6661403B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、シート収納装置のシートを収納する収納部本体の変形を矯正するための構成に関する。
従来の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、シート収納装置である給紙カセットに収納されたシートをシート給送手段であるピックアップローラにより給送するシート給送装置を備えている。給紙カセットのシートを収納する収納部本体は樹脂にて形成されるが、軽量化、低コスト化のため薄肉化が進んでいる。しかし、薄肉化が進むと、給紙カセット成型時に反り等の変形が生じやすくなる。そして、この変形の量が大きくなると、給紙カセットに設けられているギアやセンサ部品等の機能部品の位置が変化し、駆動不良や検知不良等が発生する。
このような変形を矯正するための構成として、例えばプリント基盤を収納する収納手段であるラックの場合、ラックを固定ガイド等の矯正部品に押し当てて矯正部品に沿わせることにより、変形を矯正するものが提案されている(特許文献1参照)。
実開昭63−17139号公報
しかし、このような矯正方式の場合、ラックの上端部及び下端部を矯正部品に押し当てる構成のため、ラックの高さ方向の中央部分が矯正部品から遠ざかる方向に変形している場合にはラックの中央部分を矯正部品に沿わせることができない。また、変形量が大きい場合には、ラックの上端部や下端部を矯正部品に十分に押し当てることができず、矯正を十分に行うことができない。したがって、給紙カセットにおいて、このような矯正方式により収納部本体の変形を矯正しようとしても、矯正を十分に行うことができないので、駆動不良や検知不良等が発生する。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、収納部本体の変形を確実に矯正することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置において、装置本体に装着される、シート収納する収納部と前記収納部を前記装置本体の装着位置まで引き込む引き込み手段と、前記引き込み手段により引き込まれ、前記装着位置に装着された前記収納部からシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、前記収納部の、該収納部が装着される装着方向下流側の側壁の上面に取り付けられ、前記収納部の変形を矯正する矯正板金と、前記収納部に形成された第1位置決め部材及び第2位置決め部材と、前記矯正板金に形成され、前記第1位置決め部材及び第2位置決め部材がそれぞれ挿通される第1挿通穴及び第2挿通穴と、を有し、前記矯正板金に形成された前記第1挿通穴及び前記第2挿通穴の間隔を、前記収納部に形成された前記第1位置決め部材及び前記第2位置決め部材の間隔以上としたことを特徴とするものである。
本発明のように、矯正板金に設けられた第1及び第2挿通穴の間隔を、収納部に設けられた第1及び第2位置決め部材の間隔以上とすることにより、収納部の変形を確実に矯正することができる。
本発明の実施の形態に係るシート収納装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記フルカラーレーザビームプリンタのプリンタ本体に形成された装着部の構成を説明する図。 上記プリンタ本体に装着される給紙カセット及び上記装着部の構成を説明する図。 (a)は上記プリンタ本体に設けられた引き込み装置の給紙カセットを引き込む前の状態を示す図、(b)は引き込み装置による給紙カセットの引き込みが開始されたときの状態を示す図。 (a)は上記引き込み装置の給紙カセットを引き込む引き込み力がピークとなる状態を示す図、(b)は引き込み装置により給紙カセットが引き込まれたときの状態を示す図。 (a)は上記給紙カセットの奥側側壁板が傾かないときのサイド検知アーム及び後端検知アームとスイッチの関係を示す図、(b)は上記給紙カセットの奥側側壁板が傾いたときのサイド検知アーム及び後端検知アームとスイッチの関係を示す図。 上記給紙カセットに形成された位置決めボス及び上記給紙カセットに設けられる矯正板金に形成された位置決め穴を説明する図。 上記矯正板金の矯正効果を説明する図。 上記矯正板金と給紙カセットとの取付け寸法差と、矯正量の関係を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート収納装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。図1に示すように、フルカラーレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)1の画像形成装置本体である装置本体1Aの上部にはシートに画像を形成する画像形成部1Bが設けられている。装置本体1Aの上方には上部装置である画像読取装置2が略水平に設置されており、画像読取装置2と装置本体1Aとの間に、シート排出用の排紙空間Sが形成されている。また、装置本体1Aの下部にはシートPを収納するシート収納装置である給紙カセット30からシートPを給送するシート給送装置101,102,103,104が設けられている。
画像形成手段である画像形成部1Bは、4ドラムフルカラー方式のものであり、レーザスキャナ10と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ11を備えている。ここで、各プロセスカートリッジ11は、感光体ドラム12、帯電手段である帯電器13、現像手段である現像器14を備えている。また、画像形成部1Bは、プロセスカートリッジ11の上方に配された中間転写ユニット1Cと、定着部20を備えている。なお、15は現像器14にトナーを供給するためのトナーカートリッジである。
中間転写ユニット1Cは、駆動ローラ16a及びテンションローラ16bに巻き掛けられた中間転写ベルト16と、中間転写ベルト16の内側に設けられ、感光体ドラム12に対向した位置で中間転写ベルト16に当接する1次転写ローラ19を備えている。ここで、中間転写ベルト16は、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ16aにより矢印方向に回転する。
そして、1次転写ローラ19によって感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト16に多重転写される。中間転写ユニット1Cの駆動ローラ16aと対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたカラー画像をシートPに転写する2次転写ローラ17が設けられている。さらに、この2次転写ローラ17の上部に定着部20が配置され、この定着部20の左上部には第1排出ローラ対25a、第2排出ローラ対25b及び両面反転部1Dが配置されている。この両面反転部1Dは、正逆転可能な反転ローラ対22及び一面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部1Bに搬送する再搬送通路R等が設けられている。
次に、プリンタ1の画像形成動作について説明する。まず、原稿の画像情報を画像読取装置2によって読み取ると、この画像情報は画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部1Bのレーザスキャナ10に伝送される。画像形成部1Bでは、レーザ光により、帯電器13によって表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム12の表面が順次露光される。これにより、各プロセスカートリッジ11の感光体ドラム上に、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの静電潜像が順次形成される。
この後、この静電潜像を各色トナーにより現像して可視化すると共に、1次転写ローラ19に印加した1次転写バイアスにより、各感光体ドラム上の各色トナー像を中間転写ベルト16に順次重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト16上にトナー画像が形成される。また、このトナー画像形成動作に並行してシート給送装置101,102,103,104に設けられたシート給送手段であるピックアップローラ120からシートPが送り出される。送り出されたシートPは、フィードローラ121とリタードローラ122とからなる分離部により、1枚ずつ分離されてレジストレーションローラ対40に搬送され、レジストレーションローラ対40により斜行が補正される。
斜行が補正された後、シートPは、レジストレーションローラ対40により2次転写部まで搬送され、2次転写部において、2次転写ローラ17に印加した2次転写バイアスにより、トナー像がシートP上に一括して転写される。次に、トナー像が転写されたシートPは、定着部20に搬送され、定着部20において熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートPにカラーの画像として定着される。
この後、画像が定着されたシートPは、定着部20の下流に設けられた第1排出ローラ対25a,25bによって排紙空間Sに排出され、排紙空間Sの底面に突出された積載部23に積載される。なお、シートPの両面に画像を形成する際は、画像が定着された後、シートPは反転ローラ対22により再搬送通路Rに搬送され、再度、画像形成部1Bに搬送される。
給紙カセット30は、装置本体1Aの下部に形成された図2に示す装着部(装着空間)1Eに着脱自在に装着されている。なお、装着部1Eの対向する内壁面には、それぞれ後述する図3に示す給紙カセット30のコロ136を支持するレール130が設けられている。このレール130はコロ136を支持する底面130aと、コロ136の上方への移動を規制する天面130bを有している。
給紙カセット30はシートを収納する収納部本体であるカセット本体30aを有しており、このカセット本体30aは図3に示すように、シート給送方向下流側の前側側壁板30a1と、シート給送方向上流側の後側側壁板30a2を備えている。また、カセット本体30aは、シート給送方向と直交する装着方向(奥行き方向)手前側の手前側側壁板30a3と、奥行き方向奥側の奥側側壁板30a4を備えている。そして、手前側側壁板30a3には前面カバー30a31が取り付けられ、前側側壁板30a1と後側側壁板30a2にはコロ136が設けられている。
そして、給紙カセット30を装着部1E内に装着する際は、コロ136をレール130の底面130aと天面130bとの間の空間に挿入しながら給紙カセット30を押し込むようにする。これにより、給紙カセット30はレール130に沿ってピックアップローラ120によるシートの給送が可能となる装着位置(給送位置)に移動する。なお、装着位置に移動した後、給紙カセット30は、レール130とコロ136により、前端部と後端部の上下方向の移動が規制される。
また、図3に示すように、カセット本体30aにはシートPが積載される積載トレイ31が昇降可能に設けられると共に、積載トレイ31に積載されたシートの奥行き方向の位置を規制する奥側サイド規制板61と手前側サイド規制板62が設けられている。また、カセット本体30aには、積載トレイ31に積載されたシートのシート給送方向上流側端である後端の位置を規制する後端規制板63が設けられている。そして、この奥側サイド規制板61、手前側サイド規制板62及び後端規制板63により、積載トレイ31に積載されたシートの積載位置が規制される。
また、奥側サイド規制板61にはサイド検知アーム64が、不図示のリンク部材を介して連動可能に設けられ、後端規制板63には後端検知アーム65が、不図示のリンク部材を介して連動可能に設けられている。そして、シートサイズに応じて奥側サイド規制板61及び後端規制板63を移動させると、リンク部材を介してサイド検知アーム64及び後端検知アーム65がシート給送方向と平行に移動する。なお、本実施の形態において、サイド検知アーム64及び後端検知アーム65は奥側側壁板30a4に形成された溝34により上下方向の移動が規制された状態で溝34に沿って移動する。
また、装着部1Eの奥側の不図示のフレームには給紙カセット30に収納されたシートのサイズを検知するための第1センサ部600及び第2センサ部601が設けられている。ここで、第1センサ部600は、シートの奥行方向(幅方向)の長さを検知するためのものであり、後述する図6に示すように第1〜第3スイッチ600a〜600cを備えている。第2センサ部601は、シートのシート給送方向の長さを検知するためのものであり、後述する図6に示すように第1〜第3スイッチ601a〜601cを備えている。
そして、給紙カセット30を装置本体1Aに装着すると、シートサイズに応じた位置に移動しているサイド検知アーム64により、第1センサ部600の第1〜第3スイッチ600a〜600cのいずれか、もしくは複数が押されてオンとなる。また、後端検知アーム65により、第2センサ部601の第1〜第3スイッチ601a〜601cのいずれか、もしくは複数が押されてオンとなる。この第1センサ部600のスイッチ600a〜600cのオン及び第2センサ部601のスイッチ601a〜601cのオンにより、不図示の制御部は、給紙カセット60に収納されたシートのサイズを検知する。
また、図3に示すようにカセット本体30aの奥側側壁板30a4には、積載トレイ31を上昇させるためのリフタギア135が取り付けられており、カセット本体30aの手前側側壁板30a3の内側面には、突き当て部9aが設けられている。さらに、カセット本体30aの装着方向下流側に位置する奥側側壁板30a4には、図4に示すように、先端部に係止ピン73aが立設された係止部であるカセットフック73が軸73bを支点として水平方向に揺動可能に支持されている。
また、装着部1Eの奥側の不図示のフレームには、装着部1Eに装着可能な給紙カセット30を装着位置に弾性的に引き込む引き込み装置80が配置されている。この引き込み装置80は、係止ピン73aを掴み、係止ピン73aを介して給紙カセット30を引き込む揺動可能なアーム81と、アーム81の揺動中心となる軸81aとを備えている。また、引き込み装置80は、アーム81と連結していて、その収縮力によりアーム81に回転モーメントを発生させ、給紙カセット30を引き込む力を引き出す引き込みバネ83を備えている。なお、アーム81の一方の端部には係止ピン73aを掴むための掴み溝82が形成されている。
次に、このように構成された引き込み装置80による給紙カセット30の引き込み動作について説明する。給紙カセット30がユーザーの操作により装着部1Eに挿入されると、係止ピン73aが図4の(a)に示す位置まで達する。このとき引き込みアーム81は掴み溝82が係止ピン73aを受け入れ可能な位置で待機している。この後、給紙カセット30が更に挿入されると、係止ピン73aは図4の(b)に示すようにアーム81の掴み溝82に進入し、アーム81により掴まれる状態となる。
次に、この状態から更に給紙カセット30が挿入されると、係止ピン73aはアーム81を押圧しながら、掴み溝82の奥に徐々に移動し、このように係止ピン73aによって押圧されることにより、アーム81は軸81aを支点として矢印P方向に揺動する。この際、引き込みバネ83による引き込み力が増大していく。
さらに給紙カセット30を挿入していくと、図5の(a)に示すように、係止ピン73aが、引き込みバネ83による引き込み力Fがピークとなる位置に到達する。この後、係止ピン73aがピークとなる位置を超えると、引き込みバネ83が縮んで作用し、引き込み力Fの力でアーム81は係止ピン73aを矢印P方向へと導く。そして、この後、アーム81が図5の(b)に示すように、収納位置に到達することにより給紙カセット30は装着位置に収納される。
ここで、給紙カセット30が装着された際、突き当て部9aが装着部1Eの奥側の不図示のフレームと当接することにより、給紙カセット30の奥行き方向の位置決めが行われる。また、給紙カセット30が装着位置に収納されると、リフタギア135が装着部1Eの奥側の不図示のフレームに設けられた不図示の駆動ギアと噛合する。この後、駆動ギアが回転すると、リフタギア135が回転し、これにより積載トレイ31が持ち上げられ、積載トレイ上のシートはピックアップローラ120に当接する。この後、ピックアップローラ120及びフィードローラ121が回転することにより、シートが給送される。
ところで、既述した図5の(a)に示す引き込み力Fの大きさが、給紙カセット30を引き込む際、給紙カセット30に発生する引込抵抗力Rpよりも小さい場合には、給紙カセット30の突き当て部9aを本体フレームに当接させることができない。この場合、給紙カセットの奥行き方向の位置決めを行うことができず、シートを安定して給送することができない。
そこで、本実施の形態においては、引込抵抗力を低減させるよう、既述したようにカセット両側面に配置されたコロ136をレール130に沿って回転させながら挿入するようにしている。なお、このように構成することにより、既述したように給紙カセット30はシート給送方向の両端部においてレール130により上下方向の位置決めがなされる。
ここで、カセット本体30aは樹脂にて肉厚を薄くして形成されているが、このように肉厚を薄くした場合、既述したように給紙カセット成型時、カセット本体30aに反り等の変形が発生する場合がある。そして、このようにカセット本体30aに変形が生じている給紙カセット30を両端部において上下方向の位置決めすると、例えばカセット本体30aのシート給送方向中央部が上下方向に大きくずれてしまう。なお、カセット本体30aの底面は薄肉化のため中央部が反って下がりやすく、奥側側壁板30a4は引き込み装置80により引込力を受けるため奥側に傾きやすい。
奥側側壁板30a4が奥側に傾くと、奥側側壁板30a4に設けられた溝34の位置が下方にずれ、溝34がずれると、サイド検知アーム64及び後端検知アーム65も下側にずれる。この場合、例えば図6の(a)に示すように、第2スイッチ600b,601bを押さない位置にあるサイド検知アーム64及び後端検知アーム65が図6の(b)に示すように、第2スイッチ600b,601bを押すようになる。この場合、不図示の制御部は、給紙カセット60に収納されたシートのサイズを正確に検知することができない。また、奥側側壁板30a4が奥側に傾くと、奥側側壁板30a4に設けられているリフタギア135も下側にずれるので、歯飛び等が生じて積載トレイ31を持ち上げることができない。
そこで、本実施の形態においては、例えば図7に示すように矢印A方向、すなわち中央部が低くなるように反ったカセット本体30aの奥側側壁板30a4の上面に矯正部材である矯正板金70を取り付けるようにしている。なお、手前側側壁板30a3は、前面カバー30a31が取り付けられているので矯正板金70は取り付けていないが、必要に応じて矯正板金70を取り付けるようにしても良い。
この矯正板金70はカセット本体30aの変形を矯正するためのものであり、カセット本体30aよりも強度の大きい材料である金属で形成されると共に、例えば給紙カセット成型後、カセット本体30aに取り付けられる。この矯正板金70を取り付けるため、図7に示すように、奥側側壁板30a4の上面には第1〜第5位置決めボス35a〜35eが形成されている。また、矯正板金70には第1〜第5位置決めボス35a〜35eがそれぞれ挿通される第1〜第5位置決め穴70a〜70eが形成されている。
なお、第1〜第5位置決め穴70a〜70eのうち矯正板金70のシート給送方向下流側に位置する第1挿通穴である第2位置決め穴70bと、シート給送方向上流側に位置する第2挿通穴である第5位置決め穴70eは丸穴形状となっている。そして、この第2位置決め穴70bに第1位置決め部材である第2位置決めボス35bが挿通され、第5位置決め穴70eに第2位置決め部材である第5位置決めボス35eが挿通される。なお、この第2位置決め穴70b、第5位置決め穴70e、第2位置決めボス35b及び第5位置決めボス35eにより、後述する図8に示す矯正板金70をカセット本体30aに取り付ける取り付け手段71が構成される。
ここで、カセット本体30aが変形した場合、第2位置決めボス35bと第5位置決めボス35eの間の距離は、変形が発生していない時の第2位置決めボス35bと第5位置決めボス35eの間の距離L1(間隔)よりも短くなる。即ち、カセット本体30aが変形すると、シート給送方向において寸法ズレが生じる。
一方、本実施の形態において、矯正板金70の第2位置決め穴70bと第5位置決め穴70eとの間の距離(間隔)L2は、変形が発生していない時の第2位置決めボス35bと第5位置決めボス35eの間の距離L1以上となっている。このため、矯正板金70をカセット本体30aに取り付ける際、矯正板金70とカセット本体30aとの間には、取付け寸法差(L2−L1)が生じる。この取付け寸法差(L2−L1)により、第2位置決めボス35bを第2位置決め穴70bに、第5位置決めボス35eを第5位置決め穴70eに挿通して矯正板金70を取り付けると、カセット本体30aの両端部が矯正板金70により外側に引っ張られる。
なお、矯正板金70の第1位置決めボス35a、第3位置決めボス35c及び第4位置決めボス35dが挿通される第1位置決め穴70a、第3位置決め穴70c及び第4位置決め穴70dは、シート給送方向に長い長穴形状となっている。このため、矯正板金70を取り付ける際、カセット本体30aの両端部が外側に引っ張られて位置決めボス35a,35c,35dがずれた場合でも、位置決めボス35a,35c,35dを位置決め穴70a,70c,70dに挿通することができる。
矯正板金70によりカセット本体30aの両端部を外側に引っ張った場合、図8に示すようにカセット本体30aの両端部にはそれぞれ外側の引張力Fpが生じ、この引張力Fpにより、カセット本体30aの中央部には上方に矯正力Faが生じる。これにより、下方に変形したカセット本体30aの中央部が持ち上げられ、カセット本体30aの変形が矯正(解消)される。
図9は、取付け寸法差(L2−L1)と矯正量の関係を示す図であり、取付け寸法差(L2−L1)を変化させた場合における既述した図8に示す給紙カセット30の5カ所の部分38a〜38eの位置変化を示したものである。なお、図8において、38aは奥側側壁板30a4の前端部分、38bはリフタギア135の軸、38cはカセットフック73の軸73bの部分、38dはサイド検知アーム64及び後端検知アーム65の間の部分、38eは奥側側壁板30a4の後端部分である。
図9から、どの部分38a〜38eでも取付け寸法差と矯正量は比例関係にあることがわかる。さらに、5カ所の部分38a〜38eのうち中央側の部分38b〜38dの方が効果が大きく、左右両端部38a,38eは効果が小さくなっていることがわかる。したがって、取付け寸法差が適切な大きさとなる矯正板金70をカセット本体30aに取り付けるようにすれば、変形の大きさにかかわらず矯正を行うことができる。
なお、長期間の使用によりカセット本体30aの中央部が下がるという経時変化分を考慮する場合や、その他、初期からカセット本体30aの中央部を持ち上げたい場合がある。この場合には、L2の長い矯正板金70を用いて取付け寸法差(L2−L1)を大きくするようにすれば、カセット本体30aの中央を変形がないフラットな状態から大きく持ち上げた状態にすることができる。
矯正板金70を取り付ける際、カセット本体30aの剛性が高すぎると、取り付けが難しい。そこで、本実施の形態においては、既述した図8に示すように、奥側側壁板30a4のリフタギア135の軸38bと、サイド検知アーム64及び後端検知アーム65の間の部分38dの間に、大きな凹部である凹形状36を形成している。そして、このような凹形状36を形成することにより、奥側側壁板30a4の中央部の剛性を下げることができるので、矯正板金70が取り付け易くなり、また矯正効果も得やすくなる。なお、凹形状36を形成した場合でも、矯正板金70を取り付けることにより、カセット本体30aの強度は確保される。
また、本実施の形態において、既述した図4に示すように、この凹形状36の下方にカセットフック73を取り付けている。そして、このように凹形状36の下方にカセットフック73を取り付けることにより、カセットフック73の奥側側壁板30a4における上下方向の位置を低くすることができる。これにより、引き込み装置80によりカセットフック73が引っ張られる際、引き込み装置80の引き込み力は奥側側壁板30a4の下部に作用するようになるので、奥側側壁板30a4を変形しにくくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、矯正板金70に形成された第2位置決め穴70bと第5位置決め穴70eの間隔を、カセット本体30aに形成された第2位置決めボス35bと第5位置決めボス35eの間隔以上としている。これにより、矯正板金70を変形したカセット本体30aに取り付けると、矯正板金70とカセット本体30aとの間の取付け寸法差(L2−L1)により、カセット本体30aの変形を矯正することができる。
この結果、基本肉厚を薄肉化すると共に軽量化したカセット本体30aにおいても、カセット本体30aに設けられたリフタギア135や、サイド検知アーム64等の位置精度を確保することができ、駆動不良や検知不良等の発生を防ぐことができる。さらに、本発明によれば、既述したように矯正板金70とカセット本体30aの取付け寸法差によって矯正量が決まることから、取付け寸法差を選択することで、矯正量を調整することができる。
なお、これまでは矯正板金70に位置決め穴を形成し、カセット本体30aに位置決めボスを形成する場合について説明したが、本発明は、これに限らず、矯正板金70に位置決めボスを形成し、カセット本体30aに位置決め穴を形成しても良い。つまり、矯正板金70及びカセット本体30aの一方に位置決めボスを形成し、他方に位置決め穴を形成するようにしても良い。
また、これまでの説明においては、矯正板金70を奥側側壁板30a4の上面に取り付けたが、矯正板金70を奥側側壁板30a4の側面に取り付けるようにしても良い。さらに、これまでの説明においては、給紙カセット成型後に矯正板金70を取り付けるようにしたが、例えば給紙カセット使用時、カセット本体30aが大きく変形した場合に、サービスマン等が矯正板金70を取り付けるようにしても良い。
1…フルカラーレーザビームプリンタ(画像形成装置)、1A…装置本体(画像形成装置本体)、1B…画像形成部、30…給紙カセット(シート収納装置)、30a…カセット本体(収納部本体)、30a4…奥側側壁板(装着方向下流側の側壁板)、35b…第2位置決めボス(第1位置決め部材)、35e…第5位置決めボス(第2位置決め部材)、36…凹形状(凹部)、70…矯正板金(矯正部材)、70b…第2位置決め穴(第1挿通穴)、70e…第5位置決め穴(第2挿通穴)、71…取り付け手段、73…カセットフック(係止部)、80…引き込み装置(引き込み手段)、101,102,103,104…シート給送装置、120…ピックアップローラ(シート給送手段)、136…コロ、130…レール、L1…第2位置決めボスと第5位置決めボスの間の距離(間隔)、L2…第2位置決め穴と第5位置決め穴との間の距離(間隔)、P…シート

Claims (6)

  1. 装置本体に装着される、シート収納する収納部と
    前記収納部を前記装置本体の装着位置まで引き込む引き込み手段と、
    前記引き込み手段により引き込まれ、前記装着位置に装着された前記収納部からシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段により給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記収納部の、該収納部が装着される装着方向下流側の側壁の上面に取り付けられ、前記収納部の変形を矯正する矯正板金と、
    前記収納部に形成された第1位置決め部材及び第2位置決め部材と、
    記矯正板金に形成され、前記第1位置決め部材及び第2位置決め部材がそれぞれ挿通される第1挿通穴及び第2挿通穴と、を有し、
    前記矯正板金に形成された前記第1挿通穴及び前記第2挿通穴の間隔を、前記収納部に形成された前記第1位置決め部材及び前記第2位置決め部材の間隔以上としたことを特徴とする画像形成装置
  2. 前記第1位置決め部材及び前記第2位置決め部材は、それぞれ第1位置決めボス及び第2位置決めボスであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記収納部は、樹脂により形成された給紙カセットであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記収納部は、シートが積載される積載トレイと、前記積載トレイを上昇させるリフタギアと、を有し、
    前記矯正板金は、前記リフタギアとシート給送方向において重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記側壁の上面に凹部形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置
  6. 前記装着方向下流側の側壁に設けられた係止部を備え、
    前記係止部前記凹部に取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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