JP2008065133A - 媒体搬送装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなく、画像品位を向上させることができるようにする。
【解決手段】記録媒体を搬送するための第1の搬送部材と、記録媒体の搬送方向において、第1の搬送部材に隣接させて配設された第2の搬送部材と、第1、第2の搬送部材間で搬送される記録媒体の張力を受けて所定の変量を変化させる変量変化部材と、変量変化部材が変化させる変量を検出する変量検出部と、変量の検出結果に基づいて、第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度を変更する速度設定処理手段とを有する。変量変化部材が変化させる変量の検出結果に基づいて、第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度が変更されるようになっているので、記録媒体の張力を一定にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体搬送装置及び画像処理装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像処理装置、例えば、電子写真方式を利用した複数の画像形成ユニットを備えたカラーのプリンタにおいては、用紙を搬送するための媒体搬送装置が配設され、該媒体搬送装置において、給紙トレイに収容されている用紙は、給紙ローラ及び弁別部材によって1枚ずつ弁別されて繰り出され、搬送ローラ対によって各画像形成ユニットと転写ユニットとの間に送られる。該転写ユニットは、駆動ローラ、従動ローラ、駆動ローラと従動ローラとの間に張設された搬送ベルト、該搬送ベルトを挟んで各画像形成ユニットの感光体ドラムと対向させられ、各色の転写部を形成する転写ローラ等を備える。
搬送される用紙の前端が、用紙検出部によって検出された後、設定時間が経過して用紙上の記録開始位置が転写部に到達すると、各色のトナー像が順次転写され、カラーのトナー像が形成される。続いて、用紙は、定着器に送られ、定着器においてカラーのトナー像が用紙に定着させられ、カラー画像が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記プリンタにおいては、転写部における搬送ベルトの走行速度で表される搬送速度と、転写部に用紙を送る搬送ローラ対の周速度で表される搬送速度とに速度差があると、転写部において用紙が移動する速度、すなわち、送り速度が変化してしまい、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがある。そこで、搬送ローラ対から転写部に送られる用紙を撓ませ、撓み量を検出し、撓み量が一定になるように、搬送ローラ対の搬送速度を変更するようにしている。
特開平9−325544号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、用紙として厚紙を使用する場合、厚紙の撓み量を検出することによって送り速度を変更するようにしているが、厚紙は撓みにくいので、撓みを解消する方向に大きな反力を発生させてしまう。したがって、搬送ローラ対の搬送速度を変更する際に、反力によって転写部上及び搬送ローラ対上で用紙がスリップしてしまい、転写部における用紙の送り速度を一定にすることができなくなってしまう。その結果、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりして画像品位が低下してしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなく、画像品位を向上させることができる媒体搬送装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の媒体搬送装置においては、記録媒体を搬送するための第1の搬送部材と、前記記録媒体の搬送方向において、前記第1の搬送部材に隣接させて配設された第2の搬送部材と、前記第1、第2の搬送部材間で搬送される記録媒体の張力を受けて所定の変量を変化させる変量変化部材と、該変量変化部材が変化させる変量を検出する変量検出部と、前記変量の検出結果に基づいて、前記第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度を変更する速度設定処理手段とを有する。
本発明によれば、媒体搬送装置においては、記録媒体を搬送するための第1の搬送部材と、前記記録媒体の搬送方向において、前記第1の搬送部材に隣接させて配設された第2の搬送部材と、前記第1、第2の搬送部材間で搬送される記録媒体の張力を受けて所定の変量を変化させる変量変化部材と、該変量変化部材が変化させる変量を検出する変量検出部と、前記変量の検出結果に基づいて、前記第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度を変更する速度設定処理手段とを有する。
この場合、前記変量変化部材が変化させる変量の検出結果に基づいて、前記第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度が変更されるようになっているので、記録媒体の張力を一定にすることができる。
その結果、第1、第2の搬送部材の搬送速度の速度差を小さくすることができるので、転写部における記録媒体の送り速度を一定にすることができる。そして、転写される現像剤像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、現像剤像に横筋が発生したりすることがなくなるので、画像品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像処理装置として、カラーのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
図に示されるように、第1の媒体積載部としての給紙トレイ11は、プリンタ40の本体、すなわち、装置本体に対して着脱自在に配設され、給紙トレイ11内に記録媒体としての用紙12が収容される。そして、前記給紙トレイ11内には、媒体積載板13が揺動軸sh1を揺動中心にして揺動自在(回動自在)に配設され、媒体積載板13上に用紙12が積載される。
また、給紙トレイ11の繰出し側、すなわち、前端部には、リフトアップレバー14が揺動軸sh2を揺動中心にして揺動自在に配設され、該揺動軸sh2は、媒体積載用の駆動部としてのリフトアップモータ118と係脱自在に連結される。
この場合、前記給紙トレイ11が装置本体に収容されると、リフトアップレバー14とリフトアップモータ118とが係合させられる。そして、図示されない印刷制御部の媒体持上処理手段が、媒体持上処理を行い、リフトアップモータ118を駆動すると、前記リフトアップレバー14が回動させられ、リフトアップレバー14の先端が媒体積載板13の底壁に当たり、媒体積載板13の前端を持ち上げ、媒体積載板13上に積載された用紙12の前端が上昇させられる。前記用紙12の前端が所定の高さまで上昇すると、上昇検出部16が用紙12を検出し、検出信号を前記印刷制御部に送る。したがって、前記媒体持上処理手段は、検出信号を受けると、リフトアップモータ118を停止させ、リフトアップレバー14の回動を停止させる。
また、前記給紙トレイ11の前端部には用紙12を1枚ずつ繰り出す媒体繰出し部20が配設され、該媒体繰出し部20は、所定の高さまで上昇した用紙12の前端に圧接するように配設され、用紙12を繰り出すための繰出部材を構成する繰出用ローラとしてのピックアップローラ21、該ピックアップローラ21によって繰り出された用紙12を1枚ずつ分離させるために配設された、第1の弁別用のローラとしての、かつ、フィード機構としてのフィードローラ22及び第2の弁別用のローラとしての、かつ、リタード機構としてのリタードローラ23等から成り、前記フィードローラ22及びリタードローラ23によって弁別装置が構成される。また、媒体繰出し部20には、前記上昇検出部16と隣接させて配設され、用紙12の有無を検出する媒体有無検出部24、及び上昇検出部16より所定の量だけ下方に配設され、用紙12の残量を検出する媒体残量検出部25が配設される。
前記媒体繰出し部20によって繰り出され、前記フィードローラ22及びリタードローラ23によって分離させられた用紙12は、搬送路を搬送され、第1の媒体検出部としての用紙センサ38を通過して搬送ローラ対37に送られ、該搬送ローラ対37によって斜行が規制された後、入口センサ33を通過して可動支持部材としての可動フレーム39の内部に配設された搬送ローラ対34に送られる。その際、入口センサ33は、前記用紙12の前端を検出すると、検出信号を前記印刷制御部に送る。なお、前記搬送ローラ対37、34によって第1の搬送部材が構成され、可動フレーム39及び搬送ローラ対34によって用紙12の張力を受けて変位する変位部材が構成されるとともに、前記用紙12の張力を受けて所定の変量を変化させる変量変化部材が構成される。
続いて、前記印刷制御部は、前記検出信号を読み込み、第2の媒体検出部としての入口センサ33による用紙12の前端の検出のタイミングに基づいて、搬送ローラ対34を回転させ、用紙12を停止させることなく搬送する。
そして、搬送ローラ対34から送り出された用紙12は、第3の媒体検出部としての書込センサ35を通過し、書込センサ35によって前端が検出された後、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の画像形成を行う複数の画像形成部(IDユニット)としての画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cに送られる。その際、書込センサ35は、前記用紙12の前端を検出すると、各色の画像形成のためのタイミングを採るために、検出信号を前記印刷制御部に送る。
ところで、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cは、装置本体に対して着脱自在に配設され、現像剤供給部としてのトナーカートリッジ47Bk、47Y、47M、47Cは、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cの本体、すなわち、画像形成ユニット本体に対して着脱自在に配設され、装置本体内に現像剤としての図示されないトナーを供給する。
また、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cは、像担持体としての感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43C、感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cの表面を一様に、かつ、均一に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ44Bk、44Y、44M、44C、感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cの表面に形成された潜像としての静電潜像を現像して現像剤像としてのトナー像を形成する現像剤担待体としての現像ローラ46Bk、46Y、46M、46C、該現像ローラ46Bk、46Y、46M、46Cにトナーを供給する現像剤供給装置としてのトナー供給部47Bk、47Y、47M、47C、及び感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43C上に残留したトナーを除去するクリーニング装置としてのクリーニングブレード48Bk、48Y、48M、48Cを備える。
そして、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと隣接させて、かつ、前記感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cと対向させて、露光装置としてのLEDヘッド45Bk、45Y、45M、45Cが配設され、該各LEDヘッド45Bk、45Y、45M、45Cは、LEDアレイから成り、帯電させられた感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cの表面を露光し、前記静電潜像を形成する。
また、前記画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cの下方には、用紙12の搬送方向において搬送ローラ対37及び可動フレーム39と隣接させて、転写装置としての、かつ、転写ユニットとしてのベルトユニット51が配設され、該ベルトユニット51は、画像形成部41Bk、41Y、41M、41Cによって形成されたトナー像をクーロン力によって用紙12に転写する。
前記ベルトユニット51は、搬送用の駆動部としての図示されない搬送ベルトモータ、回転自在に配設され、該搬送ベルトモータを駆動することによって回転させられる第1のローラとしてのドライブローラ53、該ドライブローラ53と所定の距離を置いて回転自在に配設された第2のローラとしてのテンションローラ54、前記ドライブローラ53とテンションローラ54との間に張設され、前記ドライブローラ53の回転に伴って走行させられ、用紙12を静電吸着して搬送する第2の搬送部材としての搬送ベルト52、及び搬送ベルト52を介して各感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cと対向させて配設される転写部材としての転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cを有し、感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cと転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cとの間に転写部が形成される。
転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cは導電性のゴム等によって形成され、各色のトナー像を用紙12に転写するために、各転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cに電圧が印加され、感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cの表面電位と、転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cの表面電位との間に電位差が形成される。
そして、前記ベルトユニット51において、搬送ベルト52が走行させられ、それに伴って、用紙12が搬送され、用紙12は、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと、転写ローラ55Bk、55Y、55M、55Cとの間を搬送され、その際、各色のトナー像は順次用紙12に重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。
また、前記搬送ベルト52に接触させて、搬送ベルト52上に付着したトナーを掻き取ってクリーニングするクリーニングブレード56、該クリーニングブレード56によって掻き取られたトナーを堆積させて収容する廃現像剤収容部としてのトナーボックス57等が配設される。
このようにして、カラーのトナー像が形成された用紙12は、定着装置としての定着器60に送られる。
該定着器60は、表面を弾性体で形成された第1のローラとしてのアッパローラ61、及び第2のローラとしてのロワローラ62を備えたローラ対から成り、アッパローラ61内には第1の加熱体としてのハロゲンランプ63が、ロワローラ62内には第2の加熱体としてのハロゲンランプ64が配設される。前記定着器60において、カラーのトナー像が形成された用紙12上に、熱及び圧力が加えられてカラーのトナー像が溶融させられ、用紙12に定着させられる。
その後、定着器60から排出された用紙12は、第4の媒体検出部としての排出センサ36を通過し、排出センサ36によって前端が検出された後、搬送路上のあらかじめ設定された複数の箇所に配設された排出ローラ対65によってスタッカ部66に排出される。その際、排出センサ36は、前記用紙12の前端を検出すると、検出信号を前記印刷制御部に送る。
次に、前記構成のプリンタ40の制御装置について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図である。
図において、101は、図示されないマイクロプロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ等を備えた制御装置としての、かつ、第1の制御部としての印刷制御部であり、該印刷制御部101はホストコンピュータ等の上位装置から図示されないインタフェース制御部を介して受信された印刷データ及び制御コマンドに基づいて、プリンタ40(図2)の全体の印刷動作の制御を行い、印刷を行い、カラー画像を形成する。なお、前記インタフェース制御部は、前記上位装置にプリンタ40の状態を表す情報を送信するとともに、上位装置から送られ、受信された制御コマンドを解析し、受信された印刷データを色ごとに図示されない受信メモリに記録する。そして、前記インタフェース制御部を介して上位装置から入力された印刷データは、印刷制御部101によって編集され、LEDヘッド45Bk、45Y、45M、45Cに送るための各色の画像データとして図示されない画像データ編集メモリに記録される。該画像データ編集メモリは、受信メモリに一時的に格納された印刷データを受け取り、各LEDヘッド45Bk、45Y、45M、45Cに送るために編集処理されたイメージデータを格納する。
また、102は操作部としての操作パネルであり、該操作パネル102は、プリンタ40の状態を表示する表示パネル102a、及び操作者がプリンタ40への指示を入力するための操作キー102bを備える。そして、103はセンサ部であり、該センサ部103は、プリンタ40の動作状態を監視するための各種センサ、例えば、用紙センサ38、入口センサ33、書込センサ35、排出センサ36、温湿度センサ201、濃度センサ202、媒体有無検出部24、上昇検出部16等を備え、各種センサのセンサ出力は印刷制御部101に送られる。
104は第2の制御部としての画像形成制御部であり、該画像形成制御部104は、印刷制御部101からの指示によって、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cの各動作、例えば、各感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cの回転動作、各LEDヘッド45Bk、45Y、45M、45Cの露光動作等を行う。105は第3の制御部としての、かつ、第1の搬送制御部としての給紙搬送制御部であり、該給紙搬送制御部105は、印刷制御部101からの指示によって、ピックアップローラ21及びフィードローラ22の回転動作、リタードローラ23のトルク発生動作、リフトアップモータ118の駆動、搬送ローラ対34、37及び排出ローラ対65の回転動作等を行う。なお、ピックアップローラ21、フィードローラ22、リタードローラ23等によって媒体繰出し部20が構成される。106は第4の制御部としての、かつ、第2の搬送制御部としてのベルト駆動制御部であり、該ベルト駆動制御部106は、印刷制御部101からの指示によって、ドライブローラ53の回転動作を行う。107は第5の制御部としての定着制御部であり、該定着制御部107は、印刷制御部101からの指示によって、定着器60のアッパローラ61、ロアローラ62等の回転動作、及びハロゲンランプ63、64の電源の動作を行う。なお、90は変位検出部としての変位センサであり、該変位センサ90は、可動フレーム39及び搬送ローラ対34の変位を、すなわち、可動フレーム39及び搬送ローラ対34が変位したかどうかを検出する。この場合、変位センサ90は変量検出部として機能し、変量としての変位を検出する。
図1は本発明の第1の実施の形態における搬送部の構造を示す図である。
図において、70は搬送ローラ対34、37によって構成される搬送部であり、前記搬送ローラ対37は、金属製のシャフトの周囲にゴム等の高摩擦材を巻くことによって形成されたフィードローラ37a、及び金属製の高剛性シャフトから成るプレッシャローラ37bを備える。前記フィードローラ37aは、プリンタ40(図2)に支持された搬送支持部材としての搬送フレーム83に対して回転自在に支持され、前記プレッシャローラ37bは、フィードローラ37aに当接するように図示されない付勢部材によって回転自在に支持され、付勢される。
また、前記搬送フレーム83には、用紙センサ38及び入口センサ33が配設されるとともに、用紙12の搬送方向における搬送ローラ対37の上流側には用紙繰出し部20から送られた用紙12を搬送ローラ対37まで案内する案内部材としてのガイド81が、搬送ローラ対37の下流側には搬送ローラ対37から送られた用紙12を搬送ローラ対34まで案内する案内部材としてのガイド82が配設される。そして、前記ガイド81、82と搬送フレーム83との間には、用紙12が撓むことができるように十分な空間が形成される。
前記プリンタ40には、フィードローラ22及び搬送ローラ対37を回転させるために媒体供給用の駆動部としての給紙搬送駆動モータ87が配設され、該給紙搬送駆動モータ87を駆動するのに伴って、フィードローラ22には、第1の係脱部材としての、かつ、第1の駆動伝達解除選択部材としての電磁クラッチ85を介して図示されない回転伝達系によって回転が伝達され、搬送ローラ対37には、第2の係脱部材としての、かつ、第2の駆動伝達解除選択部材としての電磁クラッチ86を介して図示されない回転伝達系によって回転が伝達される。
また、前記搬送ローラ対34は、搬送ローラ対37と同様に、金属製のシャフトの周囲にゴム等の高摩擦材を巻くことによって形成されたフィードローラ34a、及び金属製の高剛性シャフトから成るプレッシャローラ34bを備え、フィードローラ34aは可動フレーム39に対して回転自在に支持され、プレッシャローラ34bは、フィードローラ34aに当接するように付勢部材としてのスプリング95によって付勢され、可動フレーム39に対して回転自在に、かつ、付勢方向に移動自在に支持される。
また、可動フレーム39は、内部に搬送用の駆動部としての搬送駆動モータ94が配設され、該搬送駆動モータ94を駆動することによって発生させられた回転は、図示されない回転伝達系を介して搬送ローラ対34に伝達される。そして、前記可動フレーム39は、搬送ローラ対34、搬送駆動モータ94及び回転伝達系と一体になって、軸93を揺動中心として揺動自在に支持される。
さらに、可動フレーム39と、用紙12の搬送方向における可動フレーム39より下流側に配設された案内部材としてのガイド89との間には、付勢部材としてのスプリング88が配設され、スプリング88は、可動フレーム39を搬送フレーム83に形成された規制部材としてのストッパ部92に当接させるように付勢する。また、可動フレーム39には被検出部としての突起部91が形成され、該突起部91に対応させて、かつ、突起部91を検出することができるように、フォトインタラプタ等の透過型光センサから成る変位センサ90が配設される。該変位センサ90は、突起部91を検出したかどうかによって、可動フレーム39が変位したかどうかを検出する。なお、可動フレーム39がストッパ部92に当接した状態で、突起部91と変位センサ90との間に所定の距離が置かれる。
また、前記搬送部70、可動フレーム39、変位センサ90、ベルトユニット51、定着器60、印刷制御部101等によって媒体搬送装置が構成される。そして、前記変位センサ90は、変量検出部として機能し、変量としての変位を検出する。
次に、前記構成のプリンタ40の動作について説明する。
まず、前記印刷制御部101は、インタフェース制御部を介して上位装置から送られた制御コマンド及び印刷データを受信する。前記制御コマンドによって印刷指示を受けると、前記印刷制御部101は、給紙トレイ11に収容されている用紙12を、ピックアップローラ21、フィードローラ22及びリタードローラ23から成る媒体繰出し部20によって、上から1枚ずつ分離して搬送路に繰り出す。前記用紙12は、用紙センサ38を通過し、搬送ローラ対37に送られる。該搬送ローラ対37は、例えば、搬送される用紙12が、搬送ローラ対37に当接し、圧接部に送り込まれた後の所定のタイミングで回転させられ、用紙12を送り出す。このように、用紙12が搬送ローラ対37の圧接部に送り込まれる段階で、用紙12の斜行を矯正することができる。
次に、搬送ローラ対37から送り出された用紙12は、入口センサ33を通過し、搬送ローラ対34に送られる。該搬送ローラ対34は、用紙12が入口センサ33を通過した時点から回転させられ、用紙12を停止させることなく送り出す。搬送ローラ対34から送り出された用紙12は、書込センサ35を通過して画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cに送られる。なお、前記用紙12の、用紙センサ38、入口センサ33、書込センサ35等を通過するタイミングは、用紙12の前端が、用紙センサ38、入口センサ33、書込センサ35等に到達するタイミングである。
そして、用紙12は、搬送ベルト52によって搬送され、画像形成ユニット41Bkの感光体ドラム43Bkと転写ローラ55Bkとの間に搬送され、感光体ドラム43Bk及び転写ローラ55Bkによって挟持され、感光体ドラム43Bk上のトナー像が用紙12の記録面に転写される。このようにして、用紙12は搬送ローラ対37と搬送ベルト52との間を搬送されることになる。
その後、前記用紙12は、画像形成ユニット41Y、41M、41Cを通過し、その通過過程において、同様の処理が行われ、各色のトナー像が用紙12に順次重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。そして、用紙12は定着器60に送られ、カラーのトナー像が定着させられ、カラー画像になる。続いて、用紙12は、排出ローラ対65によってプリンタ40外のスタッカ部66に排出される。このようにして、カラー画像が用紙12上に形成される。
次に、前記搬送部70の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第1の図、図5は本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第2の図、図6は本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第3の図、図7は本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第1の斜視図、図8は本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第2の斜視図、図9は本発明の第1の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャート、図10は本発明の第1の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、印刷制御部101(図3)の図示されない起動処理手段は、起動処理を行い、印刷の起動を行う。これに伴って、図4において、媒体繰出し部20によって繰り出された用紙12が、搬送ローラ対37によって整列されて搬送され、更に、搬送ローラ対34によって下流側に向けて矢印A方向に搬送され、書込センサ35を通過する。その際、画像形成ユニット41Bk(図2)においてはLEDヘッド45Bkによる露光が開始されている。
この状態で、前記印刷制御部101の図示されない速度設定処理手段は、速度設定処理を行い、搬送ローラ対37の周速度で表される搬送速度Vh、搬送ローラ対34の周速度で表される搬送速度Vr、搬送ベルト52の走行速度で表される搬送速度Vdの関係を以下のようにする。
Vd>Vh=Vr ……(1)
なお、搬送速度Vh、Vrは、搬送速度Vdよりわずかに低い速度である。この場合、搬送速度Vdは搬送速度Vh、Vrより高いので、用紙12は、湾曲することなく、わずかに張力を受けた状態で搬送される。
次に、印刷制御部101の図示されない搬送駆動処理手段は、搬送駆動処理を行い、給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の駆動を開始し、続いて、印刷制御部101の図示されない伝動制御処理手段は、電磁クラッチ85を係合させる。それに伴って、給紙搬送駆動モータ87の回転がフィードローラ22及びリタードローラ23に伝達され、媒体繰出し部20による給紙が開始される。
続いて、前記伝動制御処理手段は、用紙12の前端が用紙センサ38に到達して用紙センサ38がオンになると、時間待ちを行い、所定の時間が経過すると、電磁クラッチ86を係合させる。それに伴って、給紙搬送駆動モータ87の回転が搬送ローラ対37に伝達され、搬送ローラ対37によって用紙12が搬送される。
次に、用紙12の前端が入口センサ33に到達して、入口センサ33がオンになると、搬送ローラ対34によって用紙12が搬送される。
この際、前記用紙12は、まだ、画像形成ユニット41Bkに到達していないので、搬送速度Vrで搬送されることになり、可動フレーム39は、スプリング88の付勢力によってストッパ部92に当接した状態を維持するので、変位センサ90はオフのままである。
次に、用紙12の前端が画像形成ユニット41Bkに到達すると、図5〜8に示されるように、用紙12は、搬送ローラ対37と搬送ベルト52との間で搬送されることになり、搬送ベルト52による搬送力を受けて送り速度が高くされる。そして、可動フレーム39は、スプリング88の付勢力に抗して矢印a方向に回動させられ、突起部91が変位センサ90に到達し、該変位センサ90は突起部91を検出し、検出信号(オン信号)を印刷制御部101に送る。
前記速度設定処理手段は、前記検出信号を受けると、変位センサ90による検出結果、本実施の形態においては、可動フレーム39の変位に基づいて、搬送速度Vh、Vr、Vdを設定する。すなわち、前記速度設定処理手段は、搬送速度Vh、Vrが搬送速度Vdより低いことが原因で、可動フレーム39が回動して変位したと判断し、給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の回転速度を高くし、搬送速度Vh、Vrを以下のように変更する。
Vd<Vh=Vr ……(2)
なお、搬送速度Vh、Vrは、搬送速度Vdよりわずかに高い速度である。
すなわち、用紙12は、搬送速度Vdよりわずかに高い搬送速度Vrによって搬送されるようになるが、用紙12の下流の部分は、画像形成ユニット41Bkと搬送ベルト52との挟持力によって増速が妨げられるので、搬送ローラ対34を有する可動フレーム39は、用紙12の張力を受けて、図6に示されるように矢印b方向に回動させられ、変位させられる。
次に、前記可動フレーム39の回動に伴って、再び突起部91が変位センサ90から離間させられると、該変位センサ90は、突起部91を検出しなくなり、そのことを示す検出信号(オフ信号)を印刷制御部101に送る。
一方、変位センサ90が突起部91を検出していない場合、前記速度設定処理手段は、搬送速度Vh、Vrが搬送速度Vdより高いことが原因で、可動フレーム39が回動して変位したと判断し、給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の回転速度を低くし、搬送速度Vh、Vrを以下のように変更する。
Vd>Vh=Vr
なお、搬送速度Vh、Vrは、搬送速度Vdよりわずかに低い速度である。
また、前記速度設定処理手段は、搬送ローラ対37、34等を停止させて、
Vh=Vr
=0 ……(3)
にすることができる。
そして、前記用紙12の後端が書込センサ35を通過し、書込センサ35がオフになり、搬送ローラ対34による用紙12の搬送動作が終了するまでの間、前記速度設定処理手段は、変位センサ90が突起部91を検出するかどうかに基づいて、搬送速度Vh、Vrを式(1)〜(3)を満たすように変更する。
なお、前記伝動制御処理手段は、書込センサ35がオフになると、電磁クラッチ86を解放し、搬送ローラ対37の回転を停止させ、次の用紙12が媒体繰出し部20から送られてくるのを待機する。
このように、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差によって用紙12の張力が、搬送ローラ対34に作用したときの、可動フレーム39が変位したかどうかを判断し、判断結果に基づいて、搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdよりわずかに低くしたり、わずかに高くしたりするようになっているので、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと搬送ローラ対34との間に発生する用紙12の張力を一定にすることができる。
その結果、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、転写部における用紙12の送り速度を一定にすることができる。そして、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなくなるので、画像品位を向上させることができる。
また、用紙12の撓み量を検出することなく、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、用紙12として厚紙を使用する場合でも、速度差を小さくすることができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 印刷の起動を行う。
ステップS2 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより低くする。
ステップS3 給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の駆動を開始する。
ステップS4 電磁クラッチ85を係合させる。
ステップS5 媒体繰出し部20による給紙を開始する。
ステップS6 用紙センサ38がオンになるのを待機し、用紙センサ38がオンになるとステップS7に進む。
ステップS7 時間持ちを行う。
ステップS8 電磁クラッチ86を係合させる。
ステップS9 搬送ローラ対37によって用紙12が搬送される。
ステップS10 入口センサ33がオンになるのを待機し、入口センサ33がオンになるとステップS11に進む。
ステップS11 搬送ローラ対34によって用紙12が搬送される。
ステップS12 変位センサ90が突起部91を検出したかどうかを判断する。変位センサ90が突起部91を検出した場合はステップS13に、検出していない場合はステップS14に進む。
ステップS13 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより高くする。
ステップS14 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより低くするか、又は搬送速度Vh、Vrを零(0)にする。
ステップS15 書込センサ35がオフになるかどうかを判断する。書込センサ35がオフになる場合は処理を終了し、オフにならない(オンである)場合はステップS12に戻る。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図11は本発明の第2の実施の形態における搬送部の構造を示す図、図12は本発明の第2の実施の形態における搬送部の要部を示す拡大図、図13は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図、図14は本発明の第2の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャート、図15は本発明の第2の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャート、図16は本発明の第2の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第1の図、図17は本発明の第2の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第2の図である。なお、図17において、横軸に変位量を、縦軸に出力値を採ってある。
この場合、変位検出部としての、かつ、可動支持部材としての可動フレーム39の変位量を検出する変位量センサ96が使用される。該変位量センサ96は、可動フレーム39の突起部91と対向させて配設され、図17に示されるように、変位量に比例した出力(電圧)値を発生させ、検出信号を制御装置としての、かつ、第1の制御部としての印刷制御部101に送る。なお、変位量センサ96は変量検出部として機能し、変量としての変位量を検出する。
したがって、前記可動フレーム39が矢印方向に回動して変位すると、突起部91とガイド89との距離が変化し、前記変位量センサ96の出力値が変化する。
なお、前記変位量センサ96としては、例えば、被検出物に対して光を照射し、反射光を受けて出力を発生させ、被検出物までの距離に応じて出力を変化させる反射型センサを使用することができる。本実施の形態においては、前記変位量センサ96として、変位量に比例して出力値が変化する特性のものを使用しているが、これに限定されることなく、変位量に応じて出力値(又は抵抗値等)が変化するものであればよい。
そして、第3の制御部としての、かつ、第1の搬送制御部としての給紙搬送制御部105は、変位量センサ96の出力値を記録するメモリ部97、及び該メモリ部97に記録された出力値に基づいて可動フレーム39の変位量を演算する演算部98を備える。
次に、前記搬送部70の動作について説明する。
第1の実施の形態と同様に、前記速度設定処理手段は、搬送速度Vh、Vr、Vdの関係を以下のようにする。
Vd>Vh=Vr
そして、媒体繰出し部20による給紙が開始され、搬送ローラ対37、34によって記録媒体としての用紙12が搬送され、用紙12の前端が第3の媒体検出部としての書込センサ35に到達して書込センサ35がオンになると、前記速度設定処理手段は、その時点の変位検出部96の出力値L1を読み込み、メモリ部97に記録する。さらに、搬送ローラ対34は用紙12を搬送し、あらかじめ設定された所定時間tが経過したときに、前記速度設定処理手段は、その時点の変位検出部96の出力値L2を読み込み、メモリ部97に記録する。なお、前記搬送ローラ対37、34によって第1の搬送部材が、可動フレーム39及び搬送ローラ対34によって変位部材が構成され、かつ、変量変化部材が構成される。
ところで、前記用紙12の搬送が開始された後、用紙12の前端が画像形成ユニット41Bkに到達するまで、用紙12の搬送速度は、搬送速度Vh、Vrで決まり、この場合、搬送ローラ対34は用紙12の搬送方向における上流の方向に力が作用するので、前記出力値L1、L2に変化はなく、
dV=0
になる。
そして、用紙12の前端が画像形成ユニット41Bkに到達すると、用紙12は、第2の搬送部材としての搬送ベルト52によって、搬送速度Vdで搬送され始め、このとき、搬送速度Vh、Vr、Vdが、
Vd>Vh=Vr
にされているので、用紙12の前端が画像形成ユニット41Bkに到達するのに伴って、用紙12に張力が発生する。そして、前記搬送ローラ対34には用紙12の搬送方向における下流の方向に張力が作用し、可動フレーム39は矢印a方向に変位し始める。これに伴って、出力値L1、L2は、
L1<L2
になる。
そこで、前記速度設定処理手段は、変位量センサ96による検出結果、本実施の形態においては、可動フレーム39の変位量に基づいて、搬送速度Vh、Vr、Vdを設定する。すなわち、前記速度設定処理手段は、演算部98に指示を送り、メモリ部97に記録された出力値L1、L2及び所定時間tに基づいて、搬送ローラ対34が変位する速度、すなわち、変位速度dV
dV=(Y2/Y1)×(L2−L1)/t ……(4)
を算出する。この場合、Y1は軸93と突起部91との間の距離、Y2は軸93と搬送ローラ対34のローラ間との間の距離である。
このように、搬送速度Vdが搬送速度Vh、Vrより高い場合、出力値L2が出力値L1より高くなり、演算される変位速度dVは正の値を採る。
そこで、前記速度設定処理手段は、給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の回転速度を変更し、搬送速度Vh、Vrを、変位速度dVだけ加算することによって変更して高くし、搬送速度Vh、Vrと搬送速度Vdとを等しくするようにしている。
すなわち、搬送速度Vh、Vrは、
Vh←Vh+dV
Vr←Vr+dV
にされる。
そして、搬送速度Vh、Vr、Vdが、
Vd<Vh=Vr
になると、用紙12に張力が加わらなくなり、搬送方向における上流の方向に力が作用し、搬送ローラ対34は用紙12に押される。その結果、出力値L1、L2は、
L1>L2
になり、変位速度dVは負の値になり、搬送速度Vh、Vrが低くされ、搬送速度Vdと等しくされる。
続いて、前記速度設定処理手段は、メモリ部97に格納された出力値L1を削除し、あらかじめ格納されていた出力値L2を出力値L1として記録する。
その後、前記所定時間tが経過すると、前記速度設定処理手段は、変位検出部96の出力値を読み込み、出力値L2としてメモリ部97に記録し、変位速度dVを算出し、搬送速度Vh、Vrを変更する。
このような動作は、用紙12の後端が書込センサ35を通過して、書込センサ35がオフになるまで繰り返され、搬送速度Vh、Vrと搬送速度Vdとを等しくすることができる。
次に、所定時間tについて説明する。
該所定時間tは、搬送ローラ対37、34の搬送速度Vh、Vrを変更する周期を決めるものであるから、可能な限り短い時間であることが好ましい。ところが、各搬送ローラ対37、34等のローラ(感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43C、ドライブローラ53等も含む。)には必ず偏心が存在する。したがって、あまりにも短い時間で可動フレーム39の変位を検出すると、偏心による用紙12の送り速度の変動の影響を受けることになる。そこで、本実施の形態においては、所定時間tをフィードローラ22がn周(nは整数)するのに必要な時間とする。このように設定することによって、フィードローラ22の偏心による送り速度の変動の影響を受けることなく、正確に変位を検出することができる。
このように、本実施の形態においては、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差によって発生する用紙12の張力が、搬送ローラ対34に作用したときの、可動フレーム39の変位量を検出し、変位量に基づいて、搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdよりわずかに低くしたり、わずかに高くしたりするようになっているので、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと搬送ローラ対34との間に発生する用紙12の張力を一定にすることができる。
その結果、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、転写部における用紙12の送り速度を一定にすることができる。そして、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなくなるので、画像品位を向上させることができる。
また、用紙12の撓み量を検出することなく、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、用紙12として厚紙を使用する場合でも、速度差を小さくすることができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 印刷の起動を行う。
ステップS22 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより低くする。
ステップS23 給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の駆動を開始する。
ステップS24 電磁クラッチ85を係合させる。
ステップS25 媒体繰出し部20による給紙を開始する。
ステップS26 用紙センサ38がオンになるのを待機し、用紙センサ38がオンになるとステップS27に進む。
ステップS27 時間持ちを行う。
ステップS28 電磁クラッチ86を係合させる。
ステップS29 搬送ローラ対37によって用紙12が搬送される。
ステップS30 入口センサ33がオンになるのを待機し、入口センサ33がオンになるとステップS31に進む。
ステップS31 搬送ローラ対34によって用紙12が搬送される。
ステップS32 書込センサ35がオンになるのを待機し、書込センサ35がオンになるとステップS33に進む。
ステップS33 変位量センサ96の出力値L1を読み込む。
ステップS34 所定時間tが経過するのを待機する。所定時間tが経過するとステップS35に進む。
ステップS35 変位検出部96の出力値L2を読み込む。
ステップS36 出力値L1、L2及び所定時間tに基づいて変位速度dVを算出する。
ステップS37 搬送速度Vhに変位速度dVを加算した値を搬送速度Vhにセットし、搬送速度Vrに変位速度dVを加算した値を搬送速度Vrにセットする。
ステップS38 出力値L1を削除し、出力値L2を出力値L1とする。
ステップS39 書込センサ35がオフになるかどうかを判断する。書込センサ35がオフになる場合は処理を終了し、オフにならない(オンである)場合はステップS34に戻る。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図18は本発明の第3の実施の形態における搬送部の構造を示す図、図19は本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図、図20は本発明の第3の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャート、図21は本発明の第3の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャート、図22は本発明の第3の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第1の図、図23は本発明の第3の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第2の図である。なお、図23において、横軸に反力を、縦軸に出力値を採ってある。
この場合、変位検出部として、かつ、反力検出部として、ロードセル等の反力センサ100が使用され、該反力センサ100は、図23に示されるように、搬送ローラ対34に作用する張力に比例して可動支持部材としての可動フレーム39に発生する反力を検出し、出力値(電圧、抵抗値等)を発生させる。例えば、前記搬送ローラ対34に矢印c方向の張力が作用すると、反力センサ100は前記可動フレーム39に発生する反力を圧縮力として検出して正の出力値を発生させ、搬送ローラ対34に矢印d方向の力が作用すると、前記可動フレーム39に発生する反力を引張力として検出して負の出力値を発生させる。なお、搬送ローラ対34によって第1の搬送部材が構成され、可動フレーム39によって変位部材が構成され、かつ、変量変化部材が構成される。また、前記反力センサ100は変量検出部として機能し、変位としての反力を検出する。
そのために、前記反力センサ100は、可動フレーム39の突起部91と係止するように配設され、可動フレーム39に発生する反力を検出し、検出信号を制御装置としての、かつ、第1の制御部としての印刷制御部101に送る。なお、本実施の形態においては、前記反力センサ100として、反力に比例して出力値が増加する特性のものを使用しているが、これに限定されることなく、反力に応じて出力値(電圧、抵抗値等)が変化するものであればよい。
次に、前記搬送部70の動作について説明する。
第1の実施の形態と同様に、前記速度設定処理手段は、搬送速度Vh、Vr、Vdの関係を以下のようにする。
Vd>Vh=Vr
そして、媒体繰出し部20による給紙が開始され、搬送ローラ対37、34によって記録媒体としての用紙12が搬送され、用紙12の前端が第3の媒体検出部としての書込センサ35に到達して書込センサ35がオンになると、前記速度設定処理手段は、その時点の反力センサ100の出力値Fを読み込み、該出力値Fが
F>0
であるかどうかを判断する。そして、
F>0
である場合、搬送速度Vh、Vrが搬送速度Vdより低いので、可動フレーム39は矢印c方向に変位しようとして反力を発生させる。そこで、前記速度設定処理手段は、反力センサ100による検出結果、本実施の形態においては、可動フレーム39の変位量に基づいて、搬送速度Vh、Vr、Vdを設定する。媒体供給用の駆動部としての給紙搬送駆動モータ87及び搬送用の駆動部としての搬送駆動モータ94の回転速度を変更し、搬送速度Vh、Vrを高くし、搬送速度Vh、Vr、Vdを、
Vd<Vh=Vr
にする。一方、検出値Fが
F<0
である場合、搬送速度Vh、Vrが搬送速度Vdより高いので、可動フレーム39は矢印d方向に変位することになる。そこで、前記速度設定処理手段は、給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の回転速度を変更し、搬送速度Vh、Vrを低くし、搬送速度Vh、Vr、Vdを
Vd>Vh=Vr
にするか、又は、搬送ローラ対37、34を停止させ、
Vh=Vr
=0
にする。
そして、前記用紙12の後端が書込センサ35を通過し、該書込センサ35がオフになるまで前記動作を繰り返すことによって、搬送速度Vh、Vrと搬送速度Vdとを等しくする。
このように、本実施の形態においては、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差によって用紙12の張力が搬送ローラ対34に作用したときの、可動フレーム39に発生する反力を検出し、反力に基づいて、搬送速度Vrを搬送速度Vdよりわずかに低くしたり、わずかに高くしたりするようになっているので、複数の画像形成部としての画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと搬送ローラ対34との間に発生する用紙12の張力を一定にすることができる。
その結果、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、転写部における用紙12の送り速度を一定にすることができる。そして、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなくなるので、画像品位を向上させることができる。
また、用紙12の撓み量を検出することなく、搬送速度Vdと搬送速度Vh、Vrとの速度差を小さくすることができるので、用紙12として厚紙を使用する場合でも、速度差を小さくすることができる。
なお、可動フレーム39の位置を反力センサ100によって固定すると、搬送ローラ対34による搬送精度が低下するのを防止することができるだけでなく、プリンタ40(図2)に振動が発生するのを防止することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 印刷の起動を行う。
ステップS42 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより低くする。
ステップS43 給紙搬送駆動モータ87及び搬送駆動モータ94の駆動を開始する。
ステップS44 電磁クラッチ85を係合させる。
ステップS45 媒体繰出し部20による給紙を開始する。
ステップS46 用紙センサ38がオンになるのを待機し、用紙センサ38がオンになるとステップS47に進む。
ステップS47 時間持ちを行う。
ステップS48 電磁クラッチ86を係合させる。
ステップS49 搬送ローラ対37によって用紙12が搬送される。
ステップS50 入口センサ33がオンになるのを待機し、入口センサ33がオンになるとステップS51に進む。
ステップS51 搬送ローラ対34によって用紙12が搬送される。
ステップS52 書込センサ35がオンになるのを待機し、書込センサ35がオンになるとステップS53に進む。
ステップS53 反力センサ100の出力値Fを読み込む。
ステップS54 出力値Fが零より大きいかどうかを判断する。出力値Fが零より大きい場合はステップS55に、出力値Fが零以下である場合はステップS56に進む。
ステップS55 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより高くする。
ステップS56 搬送速度Vh、Vrを搬送速度Vdより低くするか、又は搬送速度Vh、Vrを零にする。
ステップS57 書込センサ35がオフになるかどうかを判断する。書込センサ35がオフになる場合は処理を終了し、オフにならない(オンである)場合はステップS53に戻る。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図24は本発明の第4の実施の形態における定着器の構造を示す図、図25は本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図、図26は本発明の第4の実施の形態における印刷制御部の動作を示すフローチャートである。
第1のローラとしてのアッパローラ61は、内部に熱源になるハロゲンランプ63を備え、表面が弾性体によって形成され、定着装置としての定着器60の構造体であるアッパフレーム202に対して回転自在に支持される。また、第2のローラとしてのロワローラ62は、内部に熱源になるハロゲンランプ64を備え、表面が弾性体によって形成され、定着器60の構造体であるロワフレーム203に対して回転自在に、かつ、図示されない付勢部材としてのスプリングによって、アッパローラ61に向けて付勢され、アッパローラ61と当接させられる。アッパフレーム202及びロワフレーム203は、図示されない係止部材によって互いに固定され、定着器60の筐体200を構成する。なお、本実施の形態においては、搬送ベルト52によって第1の搬送部材が、前記アッパローラ61及びロワローラ62によって第2の搬送部材が構成され、筐体200によって変位部材が構成され、かつ、変量変化部材が構成される。
前記ロワフレーム203は、内部に定着駆動モータ204を備え、定着駆動モータ204を駆動すると、図示されない回転伝達系を介して回転がアッパローラ61に伝達される。また、ロワフレーム203の下部には回転軸205が配設され、前記筐体200は、図示されない支持部材によって、回転軸205を揺動中心として、装置本体に対して矢印方向に揺動自在に支持される。
前記アッパフレーム202の上端部には、装置本体に形成されたフレーム部206との間に、付勢部材としてのスプリング207が配設され、該スプリング207は、定着器60を用紙12の搬送方向における上流側に向けて付勢する。そして、アッパフレーム202の上端部に形成されたストッパ部208が、プリンタ40に形成されたフレーム部209に当接し、媒体繰出し部20(図2)の揺動が規制され、停止させられる。
また、前記アッパフレーム202には突起部210が形成され、その位置に対応させ、所定の距離を置いて突起部210を検出するフォトインタラプタ等の透過型光センサから成る変位検出部としての変位センサ201が配設される。
次に、前記定着器60の動作について説明する。
まず、複数の画像形成部としての画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cにおいてカラーのトナー像が転写された用紙12は、搬送ベルト52によって定着器60に送られる。該定着器60は、制御装置としての、かつ、第1の制御部としての印刷制御部101からの指示によって、用紙12の前端が到達する前に十分なウォームアップが行われていて、定着駆動モータ204が駆動され、用紙12を搬送する準備が整えられる。
本実施の形態において、前記速度設定処理手段は、前記定着器60の搬送速度Vf、及び搬送速度Vdを以下のようにする。
Vd>Vf
この状態で画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cから送られてきた用紙12の前端が定着器60に到達し、アッパローラ61及びロワローラ62による搬送が開始されると、搬送速度Vdが搬送速度Vfより高いので、定着器60は、用紙12によって搬送方向における下流側に押されることになり、矢印e方向に回動させられる。そして、前記突起部210が変位センサ201を押すと、該変位センサ201は印刷制御部101に検出信号(オン信号)を送る。
そして、前記速度設定処理手段は、検出信号を受けると、変位センサ201による検出結果、本実施の形態においては、筐体200の変位量に基づいて、第5の制御部としての定着制御部107に指示を送り、定着駆動モータ204の回転速度を変更し、搬送速度Vfを高くし、搬送速度Vf、Vdを、
Vd<Vf
にする。その結果、搬送速度Vfが搬送速度Vdより高くなるので、定着器60は、用紙12を引っ張ろうとする力が働き、矢印f方向に回転させられる。そして、突起部210が変位センサ201から離れると、該変位センサ201は印刷制御部101に検出信号(オフ信号)を送る。そして、前記速度設定処理手段は、検出信号を受けると、定着制御部107に指示を送り、定着駆動モータ204の回転速度を変更し、搬送速度Vfを低くし、搬送速度Vf、Vdを、
Vd>Vf
にする。
前記動作を繰り返しながら用紙12を搬送し、用紙12の後端が第3の媒体検出部としての書込センサ35を通過し、書込センサ35がオフになり、搬送ローラ対34による用紙12の搬送動作が終了すると、印刷制御部101は第5の制御部としての定着制御部107に停止信号を送り、前記定着制御部107は、定着駆動モータ204を停止させ、用紙12の搬送を終了する。
このように、定着器60を揺動自在に支持し、搬送速度Vd、Vfの速度差によって、定着器60に張力が作用したときの、定着器60の変位量を検出し、変位量に基づいて、搬送速度Vfを搬送速度Vdよりわずかに低くしたり、わずかに高くしたりするようになっているので、画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cと定着器60との間に発生する用紙12の張力を一定にすることができる。
その結果、搬送速度Vd、Vfの速度差を小さくすることができるので、定着器60における用紙12の送り速度を一定にすることができる。そして、転写されるトナー像の記録ピッチが変化して色ずれが発生したり、トナー像に横筋が発生したりすることがなくなるので、画像品位を向上させることができる。
また、用紙12の撓み量を検出することなく、搬送速度Vd、Vfの速度差を小さくすることができるので、用紙12として厚紙を使用する場合でも、速度差を小さくすることができる。なお、変位センサ201は変量検出部として機能し、変量としての変位量を検出する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS61 印刷の起動を行う。
ステップS62 搬送速度Vfを搬送速度Vdより低くする。
ステップS63 定着駆動モータ204の駆動を開始する。
ステップS64 定着器60によって用紙12が搬送される。
ステップS65 排出センサ36がオンになるかどうかを判断する。排出センサ36がオンになる場合はステップS66に、オンにならない(オフである)場合はステップS67に進む。
ステップS66 搬送速度Vfを搬送速度Vdより高くする。
ステップS67 搬送速度Vfを搬送速度Vdより低くする。
ステップS68 印刷制御部101からの停止信号があるかどうかを判断する。印刷制御部101からの停止信号がある場合は処理を終了し、停止信号がない場合はステップS65に戻る。
前記各実施の形態においては、複数の画像形成ユニット41Bk、41Y、41M、41Cが配設されるようになっているが、一つの画像形成ユニットを配設することができる。また、各実施の形態においては、各感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cに形成されたトナー像が用紙12に転写するようになっているが、各感光体ドラム43Bk、43Y、43M、43Cに形成されたトナー像を中間転写媒体としての中間転写ベルトに転写し、その後、用紙12に転写するようにすることもできる。
そして、各実施の形態においては、プリンタ40に適用した例について説明しているが、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用したり、スキャナ装置のように画像処理装置に適用したりすることができる。
なお、本発明は各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における搬送部の構造を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第1の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における搬送部の動作を示す第2の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における搬送部の構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における搬送部の要部を示す拡大図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第1の図である。 本発明の第2の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第2の図である。 本発明の第3の実施の形態における搬送部の構造を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における印刷制御部の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第1の図である。 本発明の第3の実施の形態における変位検出部の出力特性を説明する第2の図である。 本発明の第4の実施の形態における定着器の構造を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの制御装置のブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における印刷制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
12 用紙
34、37 搬送ローラ対
39 可動フレーム
40 プリンタ
41Bk、41Y、41M、41C 画像形成ユニット
51 ベルトユニット
52 搬送ベルト
60 定着器
61 アッパローラ
62 ロワローラ
90 変位センサ
96 変位検出部
100 反力センサ
101 印刷制御部
200 筐体
201 変位センサ

Claims (8)

  1. (a)記録媒体を搬送するための第1の搬送部材と、
    (b)前記記録媒体の搬送方向において、前記第1の搬送部材に隣接させて配設された第2の搬送部材と、
    (c)前記第1、第2の搬送部材間で搬送される記録媒体の張力を受けて所定の変量を変化させる変量変化部材と、
    (d)該変量変化部材が変化させる変量を検出する変量検出部と、
    (e)前記変量の検出結果に基づいて、前記第1、第2の搬送部材のうちの一方の搬送部材による記録媒体の搬送速度を変更する速度設定処理手段とを有することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. (a)前記変量変化部材は、記録媒体の張力を受けて変位する変位部材であり、
    (b)前記変量検出部は、前記変位部材の変位を検出する変位検出部であり、
    (c)前記速度設定処理手段は、前記変位の検出結果に基づいて前記搬送速度を変更する請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記変位検出部は、前記変位部材が変位したかどうかを検出する請求項2に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記変位検出部は、前記変位部材の変位量を検出する請求項2に記載の媒体搬送装置。
  5. (a)前記変量変化部材は、前記記録媒体の張力を受けて反力を変化させ、
    (b)前記変化量検出部は、前記反力を検出する請求項1に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記速度設定処理手段によって変更される搬送速度は、前記変量検出部の検出値に基づいて算出される請求項1に記載の媒体搬送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の媒体搬送装置を有するとともに、
    前記第2の搬送部材は、画像形成部と対向させて配設される画像処理装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の媒体搬送装置を有するとともに、
    前記第1の搬送部材は、画像形成部と対向させて配設され、前記第2の搬送部材は、記録媒体上に形成されたトナー像を定着する定着装置である画像処理装置。
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