JP2005225653A - ステープラおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えたステープラおよびそのステープラを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成部102で画像が形成されフィニッシャ103に搬送されてきた用紙Pを積み重ねてクランプ部材111で押えてステープリングを行なうステープラ110において、積み重ねられた用紙Pを押える際のクランプ部材111の、それら用紙Pを押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるとともに、ステープリングを行なう用紙Pの層厚に応じて、クランプ部材111の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段120を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において画像が形成されて積み重ねられた用紙をステープリングするステープラおよびそのステープラを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタあるいはファクシミリなどに用いられる画像形成装置では、感光体を帯電させ像露光によりその感光体表面に静電潜像を形成し、トナーで現像することによりトナー像を形成し、その形成されたトナー像を直接に、あるいは例えば中間転写体を介在させて、最終的に用紙上に転写して定着することによりその用紙上に画像を形成するということが行なわれる。このような画像形成装置において、画像が形成されて積み重ねられた用紙をステープリングするステープラを備えた画像形成装置が知られている。例えば、画像が形成されて積み重ねられた用紙の端部に沿って異なる速度でステープラを移動させることにより、ステープラの処理時間を短く抑えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−301918号公報
積み重ねられた用紙をステープラでステープリングするには、それら用紙をクランプ部材で押える用紙クランプ動作、押えた用紙にステープル針を打ち込む打込み動作、ステープル針の先端部を折り曲げるクリンチ動作、および用紙枚数が多い程クランプ部材に大きな力を付与するための紙厚調整バネ開放動作等の一連の動作が連続して行なわれる。一般に、これらの動作を行なうための機構(メカ機構)の駆動源には、定速制御される直流モータ(DCモータ)が採用される。このため、上記機構は一定の駆動力で制御されることとなり、特に用紙クランプ動作時に大きな衝撃音(インパルス音)が発生するという問題がある。
また、生産性を高めるために最大綴じ枚数(例えば100枚)が大きく且つ高速動作が要求される大型のステープラを採用した画像形成装置では、綴じ枚数が少ない場合であっても、クランプ部材が最大綴じ枚数に見合った最大待機位置から用紙を押さえつけるため、ステープリング動作時に大きな衝撃音が発生するという問題がある。さらに、このステープラを生産性の低い画像形成装置に採用した場合、上記衝撃音と同レベルの衝撃音が発生する。ここで、生産性の低い画像形成装置では、それに見合った騒音規制があり、従ってこのようなステープラを生産性の低い画像形成装置に採用することは困難であるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑み、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えたステープラおよびそのステープラを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のステープラのうちの第1のステープラは、搬送されてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、それら積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラにおいて、
積み重ねられた用紙を押える際の上記クランプ部材の、それら用紙を押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする。
従来のステープラは、積み重ねられた用紙をクランプ部材で押えるにあたり、そのクランプ部材を所定の移動速度で押えるように制御するものであるため、ステープリング動作時に比較的大きな衝撃音が発生する。
本発明の第1のステープラは、クランプ部材の、用紙を押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げて、積み重ねられた用紙を押えるものであるため、積み重ねられた用紙を押える直前でクランプ部材の移動速度が下がることとなり、従ってステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
ここで、本発明の第1のステープラにおいて、ステープリングを行なう用紙の枚数を計数する計数手段を備え、上記クランプ部材制御手段は、上記計数手段による計数値に応じて上記クランプ部材の速度を下げるタイミングを制御するものであることが好ましい。
このような計数手段を備えると、クランプ部材の速度を下げるタイミングを高い精度で制御することができるため、ステープリング動作時における衝撃音をさらに小さく抑えることができる。
また、上記目的を達成する本発明のステープラのうちの第2のステープラは、搬送されてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、それら積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラにおいて、
ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、上記クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする。
従来のステープラは、綴じ枚数が少ない場合であっても、クランプ部材が最大綴じ枚数に見合った最大待機位置から用紙を押さえつけるものであるため、ステープリング動作時に比較的大きな衝撃音が発生する。
本発明の第2のステープラは、ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するものであるため、綴じ枚数に見合った待機位置から用紙が押さえつけられる。従って、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
ここで、本発明の第2のステープラにおいて、ステープリングを行なう用紙の枚数を計数する計数手段を備え、上記クランプ部材制御手段は、上記計数手段による計数値に応じて上記クランプ部材の待機位置を制御するものであることが好ましい。
このような計数手段を備えると、クランプ部材の待機位置を高い精度で制御することができるため、ステープリング動作時における衝撃音をさらに小さく抑えることができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置は、搬送されてきた用紙上に画像を形成する画像形成装置において、
画像が形成されて送られてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、それら積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラを備え、そのステープラが、積み重ねられた用紙を押える際の上記クランプ部材の、それら用紙を押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の画像形成装置は、上記本発明の第1のステープラを備えたものであるため、積み重ねられた用紙を押える直前でクランプ部材の移動速度が下がることとなる。従って、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
さらに、上記目的を達成する本発明の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置は、搬送されてきた用紙上に画像を形成する画像形成装置において、
画像が形成されて送られてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、それら積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラを備え、そのステープラが、ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、上記クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の画像形成装置は、上記本発明の第2のステープラを備えたものであるため、綴じ枚数に見合った待機位置から用紙が押さえつけられる。従って、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
本発明の第1のステープラでは、積み重ねられた用紙を押える直前でクランプ部材の移動速度が下がるため、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
また、本発明の第2のステープラでは、綴じ枚数に見合った待機位置からクランプ部材で用紙が押さえつけられるため、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
さらに、本発明の第1の画像形成装置では、上記本発明の第1のステープラが備えられているため、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
また、本発明の第2の画像形成装置では、上記本発明の第2のステープラが備えられているため、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1,第2の画像形成装置双方の一実施形態をフロント側から見たときの概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、静電潜像を形成しトナーで現像してトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することによりその記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置である。具体的には、この画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)及びシアン(C)の各色毎の作像エンジンを並列的に配置してなる所謂タンデム型のプリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、かかる4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。
図1に示す画像形成装置100には、画像を形成する画像形成部102および画像形成部102で画像が形成された用紙を後処理するためのフィニッシャ部103が備えられている。先ず、画像形成部102の構成について説明する。
画像形成部102を構成するプロセスカートリッジ101は、回転しながら静電潜像が形成され現像によりトナー像が形成される感光体11Y,11M,11K,11Cが配備された感光体ユニット1と、回転しながら感光体11Y,11M,11K,11Cからトナー像の転写を受ける中間転写体21,22とそれらの中間転写体21,22からトナー像の転写を受けるもう1つの中間転写体23とが配備された中間転写体ユニット2を有する。感光体ユニット1は、中間転写体ユニット2に対し分離、結合自在であって、このプロセスカートリッジ101は、感光体ユニット1が中間転写体ユニット2に対し、仮配置された状態で装着、引出し自在に回転軸方向にスライドされる。画像形成部102の本体部筐体は、プロセスカートリッジ101のスライド装着を受けて、プロセスカートリッジ101を所期の動作位置に支持する。
また、画像形成部102には、露光ユニット3、現像ユニット4、給紙ユニット5、および定着ユニット6が、この図1に示すような位置関係で配置されている。
露光ユニット3は、感光体ユニット1を構成する感光体11Y,11M,11K,11Cに静電潜像を書き込むためのものであり、内部に不図示の半導体レーザ等の光源や、その光源から画像情報に基づいて発せられるビーム光Bmを対応する感光体11Y,11M,11K,11C上に導いて走査露光するためのポリゴンミラー、反射鏡、各種レンズ等からなる光学系部品等が適宜配置されている。この露光ユニット3は、上記ビーム光Bmを現像ユニット4の隙間を通して感光体11Y,11M,11K,11C上に走査露光する。これにより、感光体11Y,11M,11K,11C上に所定の表面電位からなる静電潜像が形成される。
現像ユニット4には、感光体11Y,11M,11K,11Cと対向するような状態で配置された現像装置41Y,41M,41K,41Cが備えられている。現像装置41Y,41M,41K,41Cは、いずれも、所謂磁気ブラシ現像方式を採用するものであり、その装置内部にはトナーとキャリアを含む二成分現像剤が収容されている。また、現像装置41Y,41M,41K,41Cは、感光体11Y,11M,11K,11Cに所定の微小間隔を保って近接対向し回転する現像ロール42Y,42M,42K,42Cを備えており、上記現像剤が現像ロール42Y,42M,42K,42C上に磁気ブラシを形成し、これら現像ロール42Y,42M,42K,42Cの回転に伴って感光体11Y,11M,11K,11Cを摺擦する。また、現像ロール42Y,42M,42K,42Cには、交流成分に直流成分を重畳した現像バイアス電圧が印加されており、これにより感光体11Y,11M,11K,11C上に形成された静電潜像のみにトナーが静電的に付着されてトナー像が形成される。
図1に示す給紙ユニット5には、複数枚の用紙Pを積み重ねて収容する給紙トレイ51と、この給紙トレイ51から用紙Pを1枚ずつ繰り出す繰出機構52が備えられている。
定着ユニット6には、加熱ロール61と、加圧ロール62と、用紙排出ロール63とが備えられている。
また、この画像形成部102には、給紙ユニット5から繰り出された用紙Pを搬送する用紙搬送ロール71と、用紙Pの搬送タイミングを整えるレジストロール72と、中間転写体23上のトナー像を用紙P上に転写する転写ロール73と、用紙Pを画像形成部102から排出する用紙排出ロール74とが備えられている。さらに、この画像形成部102には、各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ81Y,81M,81K,81Cが備えられている。また、画像形成部102には、この画像形成装置100の操作を行なうための操作部90が備えられている。このように構成された画像形成部102におけるカラー画像の形成は、概略、次のようにして行なわれる。
先ず、感光体ユニット1において4つの感光体11Y,11M,11K,11Cが一様に帯電された後、その帯電された各感光体11Y,11M,11K,11Cの表面に露光ユニット3から各色に対応したレーザビーム光Bmが照射されて各色の静電潜像が形成される。次いで、各感光体11Y,11M,11K,11C上の静電潜像は、現像ユニット4を構成する各現像装置41Y,41M,41K,41Cによってそれぞれ現像されて各色のトナー像として可視化される。
続いて、各感光体11Y,11M,11K,11C上に形成された各色のトナー像は、中間転写体21、22上に静電的に一次転写される。即ち、感光体11Y,11Mに形成されたイエローおよびマゼンタのトナー像はマゼンタ、イエローの順で中間転写体21上に、感光体11K,11Cに形成されたブラックおよびシアンのトナー像はシアン、ブラックの順で中間転写ドラム22上にそれぞれ重ね合わせられるように順次転写される。これにより、中間転写体21上にはマゼンタのトナー像とイエローのトナー像とからなる多重トナー像か形成され、一方中間転写体22上にはシアンのトナー像とブラックのトナー像とからなる多重トナー像が形成される。
続いて、中間転写体21,22上にそれぞれ形成された各多重トナー像は、中間転写体23上に静電的に二次転写される。これにより、中間転写体23上には、中間転写体21上のトナー像(下層側からM,Y)と中間転写ドラム22上のトナー像(下層側からC,K)とがこの順にそれぞれ転写されて下層側からY,M,K,Cの順で重ね合わされてなる多重トナー像が形成される。次いで、この4色からなる多重トナー像は、中間転写ドラム23の回転に伴って転写ロール73と圧接する最終転写部に向けて搬送される。
このようなトナー像の形成に合わせて上記最終転写部に向けて給紙ユニット5から所定のタイミングで用紙Pが供給される。即ち、収容トレイ51に収容された用紙Pが1枚だけ所定のタイミングで繰出機構52,用紙搬送ロール71,レジストロール72を経由して最終転写部に送り込まれる。これにより、中間転写体23上の4色(Y,M,K,C)のトナー像は、その最終転写部において、用紙P上に、加圧された状態で静電的に転写される。
次いで、この4色のトナー像が転写された用紙Pが定着ユニット6に送られ、その定着ユニット6を構成する加熱ロール61と加圧ロール62との間の定着ニッブ部を通過することにより加熱および加圧されて定着処理され、その後、用紙排出ロール74で画像形成部102から排出される。以上のような一連の画像形成プロセスが実行されることにより、1枚の用紙P上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、フィニッシャ部103に搬送される。以下、フィニッシャ部103の構成について説明する。
フィニッシャ部103は、画像形成部102から排出された用紙Pを複数の用紙搬送ロール104および用紙排出ロール105でそのまま上部トレイ106に排出する搬送経路L1と、以下に説明するステープラ110でステープリングを行なってスタックトレイ107に排出する搬送経路L2を有する。
ステープラ110(本発明の第1,第2のステープラ双方の一実施形態に相当)は、搬送されてきた用紙Pを積み重ね、積み重ねられた用紙Pを、後述するクランプ部材111で押えてステープリングを行なう装置である。
このステープラ110には、積み重ねられた用紙Pに接離する方向に移動自在なクランプ部材111と、固定部材112と、それらクランプ部材111,固定部材112を支持する支持部材113と、クランプ部材111の初期位置を検出するホームポジションセンサ114とが備えられている。
また、ステープラ110には、搬送経路L2を経由して搬送されてきた用紙Pの枚数を検出するための用紙検出センサ115と、用紙Pを収容してその用紙Pの端部を整合するコンパイラトレイ116と、用紙Pを幅方向で整合する規制部材117と、用紙Pをコンパイラトレイ116に収容するとともにステープリングされた用紙Pをスタックトレイ107に排出する搬送ロール118とが備えられている。
さらに、ステープラ110には、ステープリングを行なう用紙Pの枚数を上記用紙検出センサ115の信号に基づいて計数する計数手段119が備えられている。
また、ステープラ110には、クランプ部材制御手段120が備えられている。このクランプ部材制御手段120は、積み重ねられた用紙Pを押える(クランプする)際のクランプ部材111の、それら用紙Pを押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げる装置である。詳細には、このクランプ部材制御手段120は、計数手段119による計数値に応じてクランプ部材111の速度を下げるタイミングを制御する装置である。
また、このクランプ部材制御手段120は、ステープリングを行なう用紙Pの層厚に応じて、クランプ部材111の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御する装置でもある。ここで、このクランプ部材制御手段120は、詳細には、計数手段119による計数値に応じてクランプ部材111の待機位置を制御する。
さらに、このクランプ部材制御手段120には、クランプ部材111の初期位置を検出するホームポジションセンサ114からの信号および図1に示す操作部90からの信号が入力される。クランプ部材制御手段120は、上記計数手段119による計数値に加え、これらの信号に基づいてクランプ部材111の移動速度および待機位置の制御を行なう。
図2は、図1に示すクランプ部材の移動速度および待機位置が制御される様子を示す図、図3は、図2に示すクランプ部材の移動速度および待機位置の制御パターンを示す図、図4は、綴じ枚数により速度を変更するための速度制御パターンを示す図である。
図2には、ステープラ110を構成するクランプ部材111と、固定部材112と、支持部材113とが示されている。クランプ部材111は、積み重ねられた用紙Pをステープリングするにあたり、図示しないステッピングモータで矢印A方向に移動される。ステッピングモータは、クランプ部材制御手段120によりパルス制御にて速度制御され、これによりクランプ部材111の移動速度および待機位置が制御される。
従来では、綴じ枚数が少ない場合であっても、図2の実線で示すように、クランプ部材111は最大綴じ枚数に見合った最大待機位置から固定部材112に向けて所定のクランプ速度で用紙Pを押さえつけるため、即ち図3に示す従来パターンで用紙Pを押さえつけるため、比較的大きなクランプ速度でクランプ部材111が用紙Pを押さえつけられることとなり、従ってステープリング動作時における衝撃音は大きい。
一方、本実施形態では、図3の点線で示す速度制御パターンを使用して、積み重ねられた用紙Pを押える際のクランプ部材111の、それら用紙Pを押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げて、クランプ部材111で用紙Pを固定部材112に押し付けるため、ステープリング動作時における衝撃音を小さく抑えることができる。さらに、本実施形態では、図4に示す綴じ枚数により速度を変更する速度制御パターンを使用して、クランプ部材111の速度を下げるタイミングを制御することにより、クランプ部材111の移動速度を下げて、クランプ部材111で用紙Pを固定部材112に押し付けるため、綴じ枚数が少ない場合、ステープリング動作時における衝撃音をさらに小さく抑えることができる。
また、本実施形態では、図2の点線で示すように、その綴じ枚数に見合った待機位置からクランプ部材111で用紙Pを固定部材112に押し付けるものでもある。従って、最終的には、図3に示す速度制御+待機位置変更パターンを使用してクランプ部材111で用紙Pを固定部材112に押し付けることとなり、ステープリング動作時における衝撃音を極めて小さく抑えることができるとともに、ステープリング動作時における時間を短縮することができる。
図5は、クランプ部材の移動速度および待機位置を制御するための制御ルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS1において、図1に示す操作部90が操作され、これにより原稿枚数や両面コピー有無の把握を行なう。具体的には、自動原稿送り装置及びテンキーによる入力情報やプリント指示情報を取得する。これらの情報は、クランプ部材制御手段120に入力される。
次に、ステップS2において、クランプ部材制御手段120は、これらの入力情報に基づいて紙質情報(用紙厚さ)を取得する。
さらに、ステップS3において、上記紙質情報および計数手段119からの情報に基づいてステープルする用紙P全体の厚さを計算する。
次に、ステップS4において、ステープル駆動用モータ(ステッピングモータ)の速度パターンを決定する。
さらに、ステップS5において、クランプ部材111のホームポジションを検知してステップS6に進む。
ステップS6では、前述したクランプ部材111の移動速度および待機位置を制御するようにモータ動作制御を行なって、この制御ルーチンを終了する。
図6は、図2に示すクランプ部材の待機位置に合わせて連動するアッパーガイド部材を示す図である。
図6には、図2に示すクランプ部材111,固定部材112,支持部材113に加えて、クランプ部材111の待機位置に合わせて位置が連動するアッパーガイド部材121が示されている。また、位置が固定されたローガイド部材122も示されている。
用紙Pをクランプ部材111で抑えてステープリングを行なうにあたり、用紙Pの端部が反っている(アッパーカールしている)場合、その用紙Pがクランプ部材111に引っ掛かり、最終的に紙詰まりが発生する恐れがある。そこで、クランプ部材111の待機位置に合わせてアッパーガイド部材121の位置を連動させて、用紙Pのアッパーカールしている部分を押えることにより、用紙Pがクランプ部材111に引っ掛かることを防止してもよい。尚、ここでは、ローガイド部材122の位置は固定された例で説明したが、ローガイド部材122の位置をアッパーガイド部材121の位置とともに連動してもよい。
次に、本実施形態のステープラ110でステープリングを行なう際に発生する衝撃音について、図7を参照して説明する。
図7は、図1に示すステープラでステープリングを行なう際に発生する衝撃音を説明するための図である。
図7には、ステープラ110を構成するステープラフレーム131が示されている。このステープラフレーム131の裏側に、前述したクランプ部材111と、そのクランプ部材111に取り付けられたテーブル111aと、固定部材112と、その固定部材112に取り付けられたテーブル112aとが備えられている。
また、ステープラ110には、ステープラフレーム131に取り付けられた支点軸132と、その支点軸132を中心に回動するテーブルリンク133と、そのテーブルリンク133の下部に取り付けられたテーブルリンクローラ134と、矢印B方向に回動するテーブルカム135とが備えられている。また、クランプ部材111は、テーブルリンク133に取り付けられている。
クランプ部材111で用紙Pを押えるにあたり、テーブルカム135が矢印B方向に回動する。また、テーブルリンク133が支点軸132を中心に時計方向に回動する。すると、テーブルリンク133に取り付けられているクランプ部材111が矢印A方向に移動し、テーブル111aがテーブル112aに衝突して衝撃音が発生する。ここで、上述したようにして、クランプ部材111の移動速度および待機位置が制御されるため、この衝撃音は小さく抑えられる。
尚、本実施形態では、ステッピングモータでクランプ部材111の移動速度および待機位置を制御する例で説明したが、DCモータでクランプ部材111の移動速度および待機位置を制御してもよい。この場合は、クランプ部材111の移動速度をPWM(パルス幅変調)制御するとともにエンコーダからのパルスをカウントしてクランプ部材111の待機位置を制御する。さらに、PWM制御だけでなくPLL制御することによりサーボコントロールしてもよい。
また、本実施形態では、ステープラ110が、積み重ねられた用紙Pを押える際のクランプ部材111の、それら用紙Pを押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるとともに、ステープリングを行なう用紙Pの層厚に応じて、クランプ部材111の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段120を備えた例で説明したが、本発明にいうステープラは、積み重ねられた用紙を押える際のクランプ部材の、それら用紙を押える直前の移動速度を、その直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるクランプ部材制御手段を備えたものであればよい。また、本発明にいうステープラは、ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段を備えたものであればよい。
さらに、本実施形態では、上記ステープラ110を備えた画像形成装置100の例で説明したが、本発明にいう画像形成装置は、上記本発明にいうステープラを備えたものであればよい。
本発明の第1,第2の画像形成装置双方の一実施形態をフロント側から見たときの概略構成図である。 図1に示すクランプ部材の移動速度および待機位置が制御される様子を示す図である。 図2に示すクランプ部材の移動速度および待機位置の制御パターンを示す図である。 綴じ枚数により速度を変更するための速度制御パターンを示す図である。 クランプ部材の移動速度および待機位置を制御するための制御ルーチンのフローチャートである。 図2に示す示すクランプ部材の待機位置に合わせて連動するアッパーガイド部材を示す図である。 図1に示すステープラでステープリングを行なう際に発生する衝撃音を説明するための図である。
符号の説明
1 感光体ユニット
2 中間転写体ユニット
3 露光ユニット
4 現像ユニット
5 給紙ユニット
6 定着ユニット
11Y,11M,11K,11C 感光体
12Y,12M,12K,12C 帯電ロール
21,22,23 中間転写体
41Y,41M,41K,41C 現像装置
51 給紙トレイ
52 繰出機構
61 加熱ロール
62 加圧ロール
63,105 用紙排出ロール
71,104 用紙搬送ロール
72 レジストロール
73 転写ロール
74 用紙排出ロール
81Y,81M,81K,81C トナーカートリッジ
90 操作部
100 画像形成装置
102 画像形成部
103 フィニッシャ部
106 上部トレイ
107 スタックトレイ
110 ステープラ
111 クランプ部材
111a, 112a テーブル
112 固定部材
113 支持部材
114 ホームポジションセンサ
115 用紙検出センサ
116 コンパイラトレイ
117 規制部材
118 搬送ロール
119 計数手段
120 クランプ部材制御手段
121 アッパーガイド部材
122 ローガイド部材
131 ステープラフレーム
132 支点軸
133 テーブルリンク
134 テーブルリンクローラ
135 テーブルカム

Claims (6)

  1. 搬送されてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、該積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラにおいて、
    積み重ねられた用紙を押える際の前記クランプ部材の、該用紙を押える直前の移動速度を、該直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とするステープラ。
  2. ステープリングを行なう用紙の枚数を計数する計数手段を備え、前記クランプ部材制御手段は、前記計数手段による計数値に応じて前記クランプ部材の速度を下げるタイミングを制御するものであることを特徴とする請求項1記載のステープラ。
  3. 搬送されてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、該積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラにおいて、
    ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、前記クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とするステープラ。
  4. ステープリングを行なう用紙の枚数を計数する計数手段を備え、前記クランプ部材制御手段は、前記計数手段による計数値に応じて前記クランプ部材の待機位置を制御するものであることを特徴とする請求項3記載のステープラ。
  5. 搬送されてきた用紙上に画像を形成する画像形成装置において、
    画像が形成されて送られてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、該積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラを備え、該ステープラが、積み重ねられた用紙を押える際の前記クランプ部材の、該用紙を押える直前の移動速度を、該直前の移動速度よりも前の移動速度よりも下げるクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 搬送されてきた用紙上に画像を形成する画像形成装置において、
    画像が形成されて送られてきた用紙を積み重ね、積み重ねられた用紙を、該積み重ねられた用紙に接離する方向に移動自在なクランプ部材で押えてステープリングを行なうステープラを備え、該ステープラが、ステープリングを行なう用紙の層厚に応じて、前記クランプ部材の、ステープリングを行なう前の待機位置を制御するクランプ部材制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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