JPH08152772A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08152772A
JPH08152772A JP6296168A JP29616894A JPH08152772A JP H08152772 A JPH08152772 A JP H08152772A JP 6296168 A JP6296168 A JP 6296168A JP 29616894 A JP29616894 A JP 29616894A JP H08152772 A JPH08152772 A JP H08152772A
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JP6296168A
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Masao Moriya
正夫 守屋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続コピー速度を低下させることなく、画像
と用紙とのレジストの合った高品質の両面コピーを得
る。 【構成】 用紙トレイの横レジスト調整量に応じて、結
像用レンズを光軸と直交して移動させて感光体上の画像
の基準位置を定めると共に、両面トレイの第1,第2の
ジョガフェンス41A,41Bを調整値0の横レジスト
標準位置から横レジスト調整基準位置へと移動させる。
この状態で両面トレイへ用紙Pを送り込んだ後、両ジョ
ガフェンス41A,41Bをそれぞれ用紙幅まで内側に
所定量ずつ移動させ調整完了位置として両面トレイから
用紙Pを再給紙する。この調整完了位置では両面トレイ
の横レジストのずれ両が用紙トレイと同じになるので、
画像基準位置を変えなくてすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式の複写
機,プリンタ等の画像形成装置に係り、さらに詳しくは
表面に画像を転写した用紙の裏面あるいは同一面にさら
に画像転写を行うために一旦その用紙を両面トレイ上に
積載した後、1枚ずつ分離して再給紙する両面モードを
有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機,プリンタ等の電子写真方
式を用いた画像形成装置の使用に際し、省エネルギ,省
資源,省スペースを目的として用紙の両面に画像を形成
する両面コピーが増えつつある。
【0003】一般に、この種の画像形成装置において複
数段の用紙トレイを有するものは、用紙トレイのサイド
フェンスの取付位置のばらつきや用紙トレイ自体のセッ
ト位置のばらつき等により、各用紙トレイ毎に感光体に
対して用紙の搬送される相対位置(横レジスト)が異な
ることがあった。
【0004】このような点を解決するため、デジタル方
式の画面形成装置ではレーザビームの書き込み開始位置
を変化させることにより、各用紙トレイの横レジストの
ずれを吸収していた。この場合は書き込みモジュールの
設定を変更するだけですむので時間的なロスは発生しな
い。一方、アナログ方式の画像形成装置にあっては、光
軸方向にスキャナ駆動される結像用レンズをその光軸と
直交する方向に移動させることにより、感光体上への円
周方向の結像位置を変化させて横レジストのずれを補正
している(例えば特開昭61−292630号公報参
照)。なお、レンズユニットは特定の領域に位置する場
合にはスキャナのキャリッジとレイアウト上干渉するこ
とがあるので、結像用レンズの移動はキャリッジの移動
中は禁止するように制御されている。
【0005】通常、キャリッジを往復させて原稿を走査
するタイプの複写機では、連続複写速度(以下「CP
M」という)はキャリッジの往復所要時間で決定され
る。例えば、プロセス線速430mm/sec,CPM65
(LT横/A4横)の画像形成装置においては、キャリ
ッジがホーム位置から原稿先端まで達する時間をT1,
キャリッジが原稿長をスキャンする時間をT2,キャリ
ッジの復帰時間をT3とすると、T1+T2+T3=9
23msec(=60sec/65CPM)ぎりぎりの仕様のス
キャナユニットが搭載される。
【0006】したがって、横レジストのずれ量が異なる
用紙トレイからの連続コピー時には、結像用レンズをそ
の光軸と直交する方向に移動させるのに必要な時間分だ
け65CPMから余計に時間がかかることとなる。結像
用レンズの移動所要時間は、移動方法や移動量にもよる
が、そのオーダは数百msecに達するのが普通である。
【0007】なお、横レジストの調整値は用紙トレイ毎
にメモリを設けて各用紙トレイのずれ量をメモリに記憶
し、この記憶したメモリの値に応じて結像用レンズ位置
を移動させ、選択された用紙トレイの横レジスト調整値
の分だけ上記結像用レンズによる画像の感光体上への結
像位置を変えるように制御している。
【0008】上記のようなアナログ方式の画像形成装置
において、一般にRDH(リサイクル・ドキュメント・
ハンドラ)と呼ばれている循環式自動原稿送り装置と先
入れ先出しの両面トレイを使用して、両面コピーを高速
化する方式がある。このようなコピーシステムは用紙の
反転機構がないため、用紙はコピー面を上面にして排出
される。したがってコピーされた用紙の排出側でのスト
ック順を考慮すると、原稿は最終頁からコピーしなけれ
ばならない。
【0009】いま、原稿束の1頁目を上面に向けてRD
Hの原稿トレイにセットし、その最下層の原稿(最終
頁)から送り込むようにし、原稿6枚を順次用紙の両面
に1部コピーする場合を非リサイクル時とリサイクル時
の両方について考えて見る。 A.非リサイクル時 (1)原稿第6頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (2)原稿第5頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。 (3)原稿第4頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (4)原稿第3頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。 (5)原稿第2頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (6)原稿第1頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。となる。
【0010】上記の過程において、(1)〜(2),
(3)〜(4),(5)〜(6)については、それぞれ
同一用紙の表裏にコピーすることになるため、(1),
(3),(5)でコピーされた用紙の両面トレイへの収
納が完了するまでは、(2),(4),(6)のコピー
は始めることができない。すなわち、両面トレイから給
紙するためには用紙が両面トレイに収納されるまで待機
する必要がある。そのため、コピーのリピート間隔は、
用紙が両面トレイに到着するまでの時間と収納処理に要
する時間及び両面トレイから給紙される時間分だけ延長
される。 B.リサイクル時原稿の入れ換えがスキャナキャリッジ
の復帰中に完了するものとすると、 (b1)原稿1サイクル目 (1)原稿第6頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (2)原稿第4頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (3)原稿第2頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。 (b2)原稿2サイクル目 (4)原稿第5頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。 (5)原稿第3頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。 (6)原稿第1頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。 となる。
【0011】上記の過程において、(1),(2),
(3)及び(4),(5),(6)はそれぞれ連続コピ
ーとなり、リピート間隔の延長分は、非リサイクル時の
3回(原稿枚数の半分)に対し、リサイクル時は全く必
要がない。ここで用いる両面トレイは先入れ先出しタイ
プであるため、すでに収納ずみの両面トレイ内の用紙は
即時給紙可能であるので、リサイクル時の原稿の1枚を
スキップ送りするのに要す時間を加味しても生産性はリ
サイクル時の方が非リサイクル時より高いことは明らか
である。
【0012】ここで、図8の(a)〜(g)を参照して
リサイクルモードで原稿4枚を2部ずつ両面コピーする
場合を説明する。なお、これらの図で用紙上に黒線を付
した側はコピーずみの面を、RDH側の破線は原稿を露
光なしでスキップ送りする経路を、原稿及び用紙に付し
た数字は1サイクル目を、円内の数字は2サイクル目
を、円にダッシュを付した数字は3サイクル目をそれぞ
れ示すものとする。 (c1)原稿1サイクル目 (1)原稿第4頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。(a) (2)原稿第2頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。(a) (c2)原稿2サイクル目 (3)原稿第4頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。(b) (4)原稿第3頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。(c) (5)原稿第2頁を用紙トレイからの用紙の第1面にコ
ピーして両面トレイに収納。(d) (6)原稿第1頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。(e) (c3)原稿3サイクル目 (7)原稿第3頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。(f) (8)原稿第1頁を両面トレイからの用紙の第2面にコ
ピーして排紙。(g)
【0013】3部以上のコピーをとる時は、原稿2サイ
クル目の動作を繰り返せばよい。この原稿2サイクル目
の動作は用紙トレイと両面トレイとから交互に給紙する
ことになるが、リサイクルモードであるので非リサイク
ル時のように両面トレイへの用紙の収納完了を待つ必要
はなく連続コピーが可能であり、加うるに2サイクル目
は原稿のスキップ送りもないので、それによる遅れも生
ずることはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、各用紙トレイの横
ずれ量と両面トレイの横ずれ量とは通常異なっている。
そのため、例えば図8の(b)〜(e)に示した原稿2
サイクル目のように、用紙トレイからのコピーと両面ト
レイからのコピーとを交互に行う場合には、毎コピー時
に結像用レンズの移動が必要になり、それに要する数百
msecの遅れが1枚のコピー毎に発生し、リサイクルモー
ドの長所が失なわれて生産性が低下するという問題点が
あった。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、連続コピー速度を低下させることなく画像と用紙の
レジストが合った高品質の両面コピーを得ることを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、横レジストのずれ量が異なる
複数の用紙トレイのいずれかから給紙され片面に画像が
形成された用紙を、一旦両面トレイ上に収納した後、1
枚ずつ再給紙して裏面に異なる画像を形成する両面モー
ドと、結像用レンズをその光軸と直交する方向に移動さ
せて感光体上の結像位置を変更する手段とを備えた画像
形成装置において、上記用紙トレイの横レジストのずれ
量に対応して上記結像用のレンズの位置を調整する手段
と、上記両面トレイに設けられ収納される用紙の幅方向
の位置を規制する一対のジョガフェンスをそれぞれ独立
して駆動可能なジュガフェンス駆動手段と、両面モード
が選択された時に、上記両面トレイのジョガフェンスの
横レジスト調整基準位置を、選択された用紙トレイの横
レジスト調整値に合わせる基準位置制御手段とを設けた
ものである。
【0016】
【作用】この発明による画像形成装置は上記のように構
成することにより、両面モードにてスタートキーが入力
されると、結像用レンズの位置を選択された用紙トレイ
の横レジスト調整値に応じて移動させる。同時に、両面
トレイの一対のジョガフェンスの横レジスト調整基準位
置を、選択された用紙トレイの用紙幅と横レジスト調整
値から決定して、それぞれのジョガフェンスをその位置
に移動させて用紙を進入させる。
【0017】その後、両ジョガフェンスを用紙に対して
幅をつめる方向にそれぞれ同一量だけ移動させ、用紙の
横方向の位置を設定して両面トレイから用紙を再給紙す
る。この状態では、両面トレイの横レジストのずれ量が
選択されている用紙トレイの横レジストのずれ量と同じ
になるので、画像の結像基準位置を変更しなくても用紙
と画像の横レジストは一致する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明による両面トレイの
ジョガフェンスの移動状態の一例を示す説明図、図2
は、そのジョガフェンス駆動機構を示す斜視図、図3
は、この発明を実施した画像形成装置である両面複写機
の全体を示す構成図、図4は、その露光方式を示す説明
図、図5は、そのレンズ移動機構を示す斜視図、図6
は、その両面トレイへの用紙搬送経路を示す説明図、図
7はその両面トレイからの再給紙経路を示す説明図であ
る。
【0019】まず、図3を参照してこの発明を実施した
複写機全体の概略構成を説明する。この複写機本体は、
前述した循環式自動原稿送り装置(RDH)1と先入れ
先出しの両面トレイ2とを備えた両面複写機である。原
稿Dは原稿セットトレイ3にセットされ、用紙Pは第
1,第2,第3,第4の用紙トレイ4,5,6,7から
それぞれ給紙される。
【0020】原稿セットトレイ3上の原稿Dは原稿給送
機構部8によって最下層から順次コンタクトガラス9上
に送られた後、原稿排出機構部10により原稿排出搬送
路11を経て原稿セットトレイ3上に再給紙可能な状態
に循環される。この時、原稿サイクルの切れ目は区切り
用のフィラ12によって仕切られることにより管理する
ことができる。一方、用紙Pを収納する第1〜第4の用
紙トレイ4〜7は、複写機の製造時の調整工程におい
て、各用紙トレイ毎に感光体13に対する横レジストの
ずれ量が図示しない制御部のメモリに記憶される。
【0021】コンタクトガラス9の下部には感光体13
上に原稿像を投影する光学ユニット14が設けてあり、
コンタクトがラス9を通して照射された原稿Dの像を、
帯電ユニット15によって一様に帯電された感光体13
の帯電面を露光して静電潜像を形成させる。感光体13
上に形成された静電潜像は、現像ユニット16によって
供給されるトナーにより現像されてトナー像(可視像)
となる。
【0022】一方、第1〜第4の用紙トレイ4〜7の選
択された給紙段から1枚ずつ送り出された用紙Pは、感
光体13上のトナー像と一致する正確なタイミングで転
写ユニット17を備えた転写部に向けて搬送され、図3
で上面側にトナー像が転写されて感光体13から分離さ
れ、定着ユニット18でトナーが定着される。
【0023】転写終了後に、感光体13上の残留トナー
及び紙粉等の付着物はクリーニングユニット19に設け
られているクリーニングブレードにより取り除かれた
後、感光体13上の残留電位は除電ランプ20により取
り除かれて次の帯電ユニット15による帯電に備える。
定着が終って複写機本体の排紙口から排出された用紙P
は通常フィニッシャと称される後処理装置21の搬送路
22を経由して排紙トレイ23に直接排出されるか、ス
テープル打ちのために搬送路24を通りステープルトレ
イ25を経て排紙トレイ23に排出される。
【0024】図4は、光学ユニット14の詳細を示すも
のであり、コンタクトガラス9上の原稿Dに対して露光
ランプ14aで照射した光は、第1ミラー14b,第2
ミラー14c,第3ミラー14dによって順次反射して
結像用レンズ14eを通り、第4ミラー14f,第5ミ
ラー14g,第6ミラー14hにより反射した後、防塵
フィルタ14iを経て感光体13に達する。
【0025】図5は、上記の結像用レンズ14eを保持
するレンズハウジング141をその光軸方向及びそれに
直交する方向に移動させるレンズ移動機構を示すもので
ある。レンズ光軸モータ142によりレンズ光軸タイミ
ングベルト143を駆動することにより第1のレンズベ
ース144を光軸方向Xへ移動させ、第1のレンズベー
ス144上のレンズスラストモータ145によりレンズ
スラストタイミングベルト146を駆動して第2のレン
ズベース147を第1のレンズベース144上でスラス
ト方向Yへ移動させる。
【0026】第1,第2のレンズベース144,147
の基準位置は、光軸ホーム検知センサ148及びレンズ
スラストホーム検知センサ149によって検出すること
ができ、第2のレンズベース147をスラスト方向Yへ
移動させることにより、感光体13上での円周方向の結
像位置を変化させることができる。したがって使用され
る用紙トレイ4〜7の横レジストの感光体13の基準位
置に対するずれ量だけ結像用レンズ14eのスラスト方
向Yの基準位置からずらすことにより、用紙トレイ4〜
7の横レジストのずれを補正することができる。なお、
レンズ光軸モータ142及びレンズスラストモータ14
5にはいずれもステッピングモータを使用している。
【0027】図6は両面トレイ2への用紙搬送経路を示
すものであり、片面に画像が転写された後定着された用
紙Pは、切り換え爪26により後処理装置21へ排出さ
れる排出経路27と両面トレイ2へ搬送される両面経路
28とに分岐される。両面経路28により両面トレイ2
に送り込まれる用紙Pの後端が両面排紙検知センサ29
によって検知されると、寄せコロ30によって給紙分離
部Sへと送り戻される。この動作は用紙Pを複数枚連続
して行うことができる。給紙分離部Sの方向へ送り戻さ
れた用紙Pは、図7に示すように、分離コロ31と分離
ベルト32とにより最下面の用紙Pから再給紙用搬送部
33を経由して矢示Aの方向へ給紙され、用紙Pの先入
れ先出し手段が構成される。
【0028】図6及び図7における用紙Pの搬送機構を
さらに詳細に説明すると、両面経路28に送り込まれた
用紙Pは搬送コロ34によって両面トレイ2へ向けて搬
送され、毛ブラシローラ35とカール押え36とによっ
て定着後に生じるカールが抑えられながら両面トレイ2
上に積載される。その際、用紙Pはその幅方向の両サイ
ドが後述するジョガフェンスにより揃えられた後、寄せ
コロ30の時計方向の回転により図で左方に搬送され、
その先端部(左端部)が呼出しコロ37に接する位置に
達する。
【0029】次に、図示しない制御部からの再給紙信号
により、呼出しコロ37が反時計方向に回転すると共
に、用紙Pが加圧アーム38によって呼出しコロ37に
押し付けられ、用紙Pが矢示C方向に再給紙される。な
お、その際両面トレイ2上に複数枚の用紙Pが収納され
ている時には、最下層のものから順次再給紙が行われ
る。
【0030】再給紙された用紙Pは、下流側に設けられ
ている分離コロ31と分離ベルト32とにより、2枚以
上の用紙Pが繰り出された場合にはそれが1枚に分離さ
れて、搬送コロ39と三対の中継コロ40によって再び
感光体13の方向に搬送され、用紙Pの画像が形成され
ていない面に画像を形成した後、後処理装置21を通っ
て排紙トレイ23上に排出される。
【0031】次に、図2を参照して両面トレイ2に設け
たジョガ機構を説明する。両面トレイ2には、搬入され
た用紙Pの幅方向の位置を規制する一対の第1,第2の
ジョガフェンス41A,41Bが用紙Pの進入方向に直
交してそれぞれ独立して接離可能に設けられている。こ
れら第1,第2のジョガフェンス41A,41Bは、そ
れぞれ第1,第2のジョガモータ42A,42Bの回転
を伝えるプーリにより正逆両方向に駆動される第1,第
2の駆動ワイヤ43A,43Bの一部に固定されてい
る。
【0032】このような構成により、第1のジョガモー
タ42Aを矢示B,Cの方向に回転させると、第1のジ
ョガフェンス41Aが矢示B′,C′の方向にそれぞれ
移動する。第2のジョガモータ42Bと第2のジョガフ
ェンス41Bとの関係も同様であり、第1,第2のジョ
ガフェンス41A,41Bはそれぞれ個別に移動可能で
ある。第1,第2のジョガモータ42A,42Bにはス
テッピングモータを用いており、ステッピングモータの
駆動回転角とプーリ径により第1,第2のジョガフェン
ス41A,41Bの移動量が決定され、その移動につい
ての基準位置の情報は第1,第2の両面ジョガホーム検
知センサ44A,44Bより得ることができる。
【0033】図1は、両面コピー時における第1,第2
のジョガフェンス41A,41Bの移動状態を示してお
り、同図(a)に示すように両者がもっとも離間したホ
ーム位置にある第1,第2のジョガフェンス41A,4
1Bをそれぞれ距離d1,d2だけ内方へ移動させて、
同図(b)に示すように、選択された用紙Pの幅に20
mmを加えた横レジスト標準位置(調整値0)とする。こ
の時、ホーム位置からの移動量d1,d2は、第1,第
2の両面ジョガホーム検知センサ44A,44Bのレイ
アウト位置によって定められる。
【0034】次に、選択された用紙トレイ4〜7の横レ
ジスト調整値が制御部から出力され、それによって第
1,第2のジョガモータ42A,42Bが正逆いずれか
の方向に所定角度だけ回転する。この調整値は符号付き
の値であり、同図(c)に示す調整値d3は同図で手前
側(図2では右側)を示す符号が付いていた場合であ
る。すなわち、同図(c)は、第1,第2のジョガフェ
ンス41A,41Bをそれぞれ距離d3だけ手前側にオ
フセットをもたせた横レジスト調整基準位置を示してお
り、この状態で片面に画像形成を終了した用紙の進入に
備える。
【0035】第1,第2のジョガフェンス41A,41
Bの横レジスト調整基準位置への移動完了を待って、第
1,第2のジョガフェンス41A,41Bを送り込まれ
た用紙Pに対して幅をつめる方向にそれぞれ10mmずつ
近接させて図1(d)に示す調整完了位置とする。この
状態で両面トレイ2から再給紙すると、両面トレイ2の
横レジストのずれ量が選択されている用紙トレイ4〜7
の横レジストのずれ量と同一になるため、用紙トレイ4
〜7と両面トレイ2とから連続して交互に給紙した場合
でも結像用レンズの画像基準位置を変更する必要がな
く、常に用紙Pと画像の横レジストが合致する。
【0036】両面モードで複写機のスタートキーを入力
すると、選択された用紙トレイ4〜7の横レジスト調整
値に合わせてスキャナのスラスト方向のレンズ位置をレ
ンズ光軸と直交する方向に所定量だけ移動させ、同時
に、両面トレイ2の第1,第2のジョガフェンス41
A,41Bの横レジスト調整基準位置を、選択された用
紙トレイ4〜7の用紙幅と横レジスト調整値から決定し
てその位置に第1,第2のジョガフェンス41A,41
Bを移動させた後、コピーシーケンスをスタートさせ
る。
【0037】コピーシーケンススタート後の両面トレイ
2の第1,第2のジョガフェンス41A,41Bの制御
については、横レジスト調整基準位置への移動が完了す
ると、用紙幅まで互いに内側方向に寄せる方向に移動さ
せる。ここで、両面排紙検知センサ29(図6)により
次の用紙Pの進入を検知されると、第1,第2のジョガ
フェンス41A,41Bを図1(c)に示した横レジス
ト調整基準位置に戻して次のジョギングに備える。
【0038】なお、この時、第1,第2のジョガフェン
ス41A,41Bの寄せ及び戻し時の移動量はそれぞれ
10mmである。このように、コピースタート時に両面ト
レイ2の第1,第2のジョガフェンス41A,41Bの
横レジスト調整基準位置を決定してしまえば、以降は用
紙トレイ4〜7からの給紙であっても両面トレイ2から
の給紙であっても、その都度結像レンズを移動させて感
光体13への結像位置を変化させる必要がなくなる。
【0039】なお、これらの制御は図示しない制御部に
設けられた中央処理装置(CPU)からの指令により、
予め定められたプログラムに従って所定のタイミングで
それぞれ行われる。また、両面モードとしては片面/両
面、両面/両面、頁連写(見開きブック原稿)両面等、
両面トレイ2を使用するすべてのモードに対して実施す
ることができる。さらに、上記の実施例ではこの発明を
複写機に実施した場合について説明したが、同様の構成
を有するファクシミリ,プリンタ等にも何ら支障なく実
施することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による画像
形成装置は、両面トレイに設けられた一対のジョガフェ
ンスをそれぞれ個別に移動させるようにすると共に、上
記ジョガフェンスの横レジスト調整基準位置を用紙トレ
イの横レジスト調整値に合わせて移動させるようにした
ので、連続コピー速度を低下させることなく、画像と用
紙のレジストが一致した高品質の両面コピーが可能にな
り、循環式自動原稿送り装置を有する両面画像形成装置
の長所を最大限に発揮させることができる。
【0041】また、機械設計上あるいは製品組立上で、
用紙トレイの寸法精度やセット位置精度を向上させて用
紙の横レジストの精度を上げることなく両面コピーの高
速化が可能になり、画像形成装置を安価に供給すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による両面トレイのジョガフェンスの
移動状態の一例を示す説明図である。
【図2】同じくそのジョガフェンス駆動機構を示す斜視
図である。
【図3】この発明を実施した両面複写機の全体を示す構
成図である。
【図4】同じくその露光方式を示す説明図である。
【図5】同じくその結像用レンズ駆動機構を示す斜視図
である。
【図6】同じくその両面トレイへの用紙搬送経路を示す
説明図である。
【図7】同じくその両面トレイからの用紙搬送経路を示
す説明図である。
【図8】両面複写機における給紙方法の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
2:両面トレイ 4〜7:第1〜第4用紙トレイ 13:感光体 14:光学ユニット 14e:結像用レンズ 41A:第1のジョガフェンス 41B:第2のジョガフェンス 42A:第1のジョガモータ 42B:第2のジョガモータ D:原稿 P:用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横レジストのずれ量が異なる複数の用紙
    トレイのいずれかから給紙され片面に画像が形成された
    用紙を、一旦両面トレイ上に収納した後、1枚ずつ再給
    紙して裏面に異なる画像を形成する両面モードと、結像
    用レンズをその光軸と直交する方向に移動させて感光体
    上の結像位置を変更する手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記用紙トレイの横レジストのずれ量に対応して前記結
    像用レンズの位置を調整する手段と、前記両面トレイに
    設けられ収納される用紙の幅方向の位置を規制する一対
    のジョガフェンスをそれぞれ独立して駆動可能なジョガ
    フェンス駆動手段と、両面モードが選択された時に、前
    記両面トレイのジョガフェンスの横レジスト調整基準位
    置を、選択された用紙トレイの横レジスト調整値に合わ
    せる基準位置制御手段とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
JP6296168A 1994-11-30 1994-11-30 画像形成装置 Pending JPH08152772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032913A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7918452B2 (en) 2007-07-31 2011-04-05 Kyocera Mita Corporation Sheet width aligning device, sheet transport device and image forming apparatus
US8290414B2 (en) 2008-06-18 2012-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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