JP3524378B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3524378B2
JP3524378B2 JP11259698A JP11259698A JP3524378B2 JP 3524378 B2 JP3524378 B2 JP 3524378B2 JP 11259698 A JP11259698 A JP 11259698A JP 11259698 A JP11259698 A JP 11259698A JP 3524378 B2 JP3524378 B2 JP 3524378B2
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博信 河野
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、紙やプラスチッ
クシート等の転写体に画像を形成するプリンタ,複写
機,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、シート状の紙等の転写体にカラ
ー画像を形成するレーザープリンタは、一般に転写ドラ
ム方式,中間転写方式,タンデム方式及び多重現像方式
の4種の記録方式に分類される。このうち、近年の高速
記録化の要請の下、記録速度において他の方式よりも優
れたタンデム方式が多く採用されるようになっている。
このタンデム方式のレーザープリンタは、転写体の搬送
方向にブラック,マゼンタ,シアン,イエローの各画像
形成手段を適宜配置し、これら各画像形成手段に対して
転写ベルトユニットで転写体を順次搬送し、各画像形成
手段で形成した各色のトナー画像を順次転写体に転写し
た後、定着デバイス(定着手段)で所望のカラー画像を
転写体に定着させるようになっている。 【0003】このようなタンデム方式のレーザープリン
タに使用される転写ベルトユニットにおいては、複数の
画像形成手段がシート搬送方向に一列に配置されている
ため、給紙部から送り出されるシートを、駆動ローラと
従動ローラに巻掛けられた無端状の転写ベルトで静電吸
着して、各画像形成手段に搬送するようになっている。
ここで、各画像形成手段は、作像ユニットフレーム内に
着脱可能に収容され、作像ユニットフレームと共に作像
ユニットを構成している。そして、このようなタンデム
方式のレーザープリンタの中には、各画像形成手段のメ
ンテナンス時等に、そのメンテナンス等の作業を容易に
するため、レーザープリンタ本体から作像ユニットが引
き出されるように構成されたものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、作像ユ
ニットがレーザープリンタ本体から引き出されるように
構成されたレーザープリンタは、作像ユニットに転写ベ
ルトユニットが押圧されているため、その転写ベルトユ
ニットを作像ユニットから離す(降下させる)必要があ
る。そのため、上記のようなレーザープリンタには、転
写ベルトユニットに昇降手段が取り付けられており、機
械停止時(プリント停止時)に転写ベルトユニットを降
下させるようになっている。 【0005】ところが、上記のようなタンデム方式のレ
ーザープリンタは、複数の画像形成手段が転写体に順次
トナー画像を形成するようになっており、転写体の搬送
が精度良く行われないと、画像形成手段の作像のタイミ
ングと転写体の搬送のタイミングがずれ、いわゆる色ず
れという不具合を生じることになるので、プリント時に
おける転写ベルトユニットと作像ユニットとの相対位置
関係を常時一定で且つ精度良く保持する必要がある。そ
のため、従来から、昇降可能な転写ベルトユニットを精
度良く作像ユニットに押圧することを可能とする技術の
提供が望まれていた。 【0006】本発明は、このような要望に応えるために
案出されたものであり、転写ベルトユニットと作像ユニ
ットとの位置決め手段を設け、作像ユニットに対する転
写ベルトユニットの相対位置関係を高精度に保持し、色
ずれを抑えることができる画像形成装置を提供すること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、転写
ベルトユニットが、昇降手段によって昇降させられ、作
像ユニットに押圧・離間させられる画像形成装置に関す
るものである。この発明に係る画像形成装置は、前記転
写ベルトユニットと前記作像ユニットの互いに対向する
面のいずれか一方に位置決めピンが配置され、前記転写
ベルトユニットと前記作像ユニットの互いに対向する面
のいずれか他方に前記位置決めピンに係合する位置決め
穴が配置されるようになっている。そして、前記位置決
めピンが、前記作像ユニット側に当接する基板部を備え
ており、全体が樹脂材料で形成されたことを特徴として
いる。 【0008】このような構成の本発明によれば、転写ベ
ルトユニットが昇降手段によって作像ユニットに押圧さ
れる際に、転写ベルトユニットと作像ユニットとが位置
決めピンとこれに係合する位置決め穴とによって位置決
めされる。したがって、本発明によれば、転写ベルトユ
ニットが作像ユニットに対して精度良く転写体を搬送
し、その転写体に作像ユニットが高精度の画像を形成す
る。また、本発明によれば、転写ベルトユニットが作像
ユニットに押圧される際に、樹脂材料製の位置決めピン
の基板部が衝撃を吸収し、又、位置決めピンが弾性変形
して円滑に位置決め穴に係合する。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。 【0018】[第1の実施の形態] 〈カラープリンタの概略構成〉図1は、本発明の第1の
実施の形態に係るカラープリンタ(画像形成装置)の概
略構成図である。 【0019】先ず、図1に基づいてカラープリンタ2の
概略構成を説明する。カラープリンタ2は、転写体とし
てのシート3を一枚ずつ送り出す給紙部4と、この給紙
部4から送り出されたシートを後述する作像部5まで搬
送する搬送部6と、この搬送部6によって搬送されたシ
ートに転写すべきトナー画像を形成する作像部(作像ユ
ニット)5と、前記搬送部6によって搬送されたシート
を受け取り、そのシートを所定方向に搬送すると共に、
そのシートに作像部5で形成されたトナー像を転写する
転写搬送部7と、この転写搬送部7によって搬送された
シート上のトナー像をシートに定着させる定着部8と、
この定着部8から排出されたシートを受け取る排紙部1
0と、前記作像部5に向けて露光用のレーザ光を照射す
る光学ユニット11と、を備えている。 【0020】給紙部4は、第1の給紙トレイ12上に積
載したシート3を給紙ローラ13とリバースローラ14
とで一枚ずつ送り出す第1給紙部15と、手差しトレイ
16上のシート(図示せず)を給紙ローラ17で送り出
す第2給紙部18とからなっている。 【0021】搬送部6は、第1給紙部15から送り出さ
れたシート3の移動を案内する搬送路20と、この搬送
路20の途中に配置された搬送ローラ21と、この搬送
ローラ21からシートを受け取り、シートの斜行を補正
して作像部5に送り込むレジストローラ対22と、この
レジストローラ対22よりもシート搬送方向上流側の搬
送路20に接続される手差し搬送路23とからなってい
る。 【0022】作像部(作像ユニット)5は、シート搬送
方向上流側から順に、ブラックのトナー(以下、ブラッ
クと略称する)を有する第1作像部24、マゼンタ顔料
を含むトナー(以下、マゼンタと略称する)を有する第
2作像部25、シアン顔料を含むトナー(以下、シアン
と略称する)を有する第3作像部26及びイエロー顔料
を含むトナー(以下、イエローと略称する)を有する第
4作像部27とからなっている。そして、第1から第4
の各作像部24〜27は、円筒状の感光体ドラム(画像
形成手段)28と、この感光体ドラム28の外周面にト
ナー画像を作成する現像デバイス30と、感光体ドラム
28上の残留トナーを除去するファーブラシ31及びク
リーニングブレード32を備えたクリーニングデバイス
33と、感光体ドラム28に電荷を付与して感光体ドラ
ム28を帯電させる帯電デバイス34とを有している。
尚、この作像部5は、その支持フレーム35と一体でカ
ラープリンタ本体36から引き出すことができるように
なっている。又、シート搬送方向に順次配置された各感
光体ドラム28は、図示しない駆動手段(例えば、遊星
ローラ減速機付サーボモータ)によって高精度に回転駆
動されるようになっている。 【0023】転写搬送部7は、フッ素系樹脂材料製の無
端状転写ベルト37と、この転写ベルト37を巻掛ける
駆動ローラ38及びテンションローラ(従動ローラ)4
0と、各感光体ドラム28と対向する位置にそれぞれ配
置された転写ローラ41a,41b,41c,41dと
を有している。そして、これら転写ローラ41a〜41
dと各感光体ドラム28とで転写ベルト37を挟むよう
になっている。又、転写ベルト37の内周側の適当な位
置にベルトガイドローラ43が配置されている。尚、こ
の転写搬送部7は、感光体ドラム28,転写ローラ41
a〜41d及び転写ベルト37の劣化防止のため、プリ
ント停止時に転写ローラ41a〜41d,転写ベルト3
7等を備えた転写ベルトユニットを2点鎖線位置まで下
降させると共に、テンションローラ40を僅かに駆動ロ
ーラ側に移動させ、感光体ドラム28と転写ローラ41
a〜41dに作用する圧力、及び転写ベルト37に作用
するテンションを解放するようになっている。又、この
転写搬送部7は、白黒画像のみを作成する場合、他のマ
ゼンタ,シアン,イエローの各転写ローラ41b〜41
dを感光体ドラム28から離間させる機構(図示せず)
を備えている。ここで、駆動ローラ38は、図示しない
トルクリミッタを介して図示しない駆動モータに連繋さ
れており、所定以上のトルクが作用すると駆動モータに
対してすべりを生じるようになっている。したがって、
転写ベルト37は、駆動ローラ38によって駆動力を付
与されているが、感光体ドラム28の回転に従動するこ
とになる。 【0024】定着部8は、ヒータを内蔵した加熱ローラ
44と、定着ローラ45と、これら加熱ローラ44と定
着ローラ45とに巻掛けられた金属製の無端状ベルト4
6と、定着ローラ45に押し付けられる加圧ローラ47
とを有している。そして、無端状ベルト46の外表面に
油を供給するドナーローラ48と、このドナーローラ4
8にころがり接触するオイルローラ50とクリーニング
ローラ51とが配置されている。 【0025】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ートを排出路53を介してカラープリンタ本体36上部
に導き、画像形成面を裏にして積載する排紙トレイ54
を有している。尚、排紙カバー52は、ジャム処理する
際にはカラープリンタ本体36から引き出し、ジャム処
理しない場合にはカラープリンタ本体36内に収納する
ことができるようになっている。 【0026】光学ユニット11は、ポリゴンスキャナミ
ラー55と結像レンズ56,57及びミラー58とが各
感光体ドラム28に対応して配置されており、レーザー
光を光学ユニット支持板60に形成されたスリット61
から感光体ドラム28に向けて照射するようになってい
る。 【0027】このように構成されたカラープリンタ2
は、第1給紙部15又は第2給紙部18からシートが送
り出されると、そのシートが搬送部6によって第1作像
部24の感光体ドラム28と転写搬送部7の転写ベルト
37との間に送り込まれる。そして、シートは、感光体
ドラム28と転写ローラ41a〜41dとの間を転写ベ
ルト37で搬送される間に、ブラック,マゼンタ,シア
ン,イエローの各感光体ドラム28に形成されたトナー
像が順次転写される。そして、カラー画像の転写が終了
したシートは、転写ベルト37によって定着部8の定着
ローラ45と加圧ローラ47との間に送り込まれ、ここ
で加熱・加圧されてカラートナー像が定着される。定着
作業が終了したシートは、排紙トレイ54上に排出され
ることになる。 【0028】〈転写搬送部の詳細〉次ぎに、転写搬送部
7の詳細を図2〜図4に基づき説明する。 【0029】このうち、図2は、プリント停止時(転写
ベルトユニットの下降位置)における転写搬送部7の一
部を省略して示す正面図である。又、図3は、プリント
時(転写ベルトユニットの上昇位置)における転写搬送
部7の一部を省略して示す正面図である。更に、図4
は、図3のA−A線に沿った断面図である。 【0030】これらの図に示すように、転写搬送部7
は、プリンタ本体36に固定される転写ベルトユニット
支持フレーム70と、この転写ベルトユニット支持フレ
ーム70に取り付けられた昇降手段71と、この昇降手
段71で昇降可能に支持された転写ベルトユニット72
とを備えている。 【0031】(昇降手段)このうち、昇降手段71は、
転写ベルトユニット支持フレーム70に回動可能に支持
された回転軸73と、この回転軸73に固定されたカム
74と、回転軸73を回転駆動するモータ75とを備え
ている。尚、回転軸73は、転写ベルトユニット支持フ
レーム70の転写体搬送方向(図3中B方向)に所定の
間隔をあけて一対配置されている。又、カム74は、図
4に示すように、回転軸73の両端部側に一対固定され
ており、転写ベルトユニット72を図2の下方位置と図
3の上方位置の間を平行に昇降させるようになってい
る。更に、モータ75は、制御手段としてのコントロー
ラ76に接続されており、このコントローラ76から出
力された制御信号に基づいて作動するようになってい
る。尚、コントローラ76は、プリンタ本体36側に取
り付けられた図示しないスイッチや、作像ユニット5の
図示しない引き出しレバーのスイッチ等からの信号に基
づいて、モータ75に制御信号を出力するようになって
いる。 【0032】(転写ベルトユニット)転写ベルトユニッ
ト72は、前記した駆動ローラ38、テンションローラ
40及び各転写ローラ41a〜41dをベースプレート
77の一対の側板78,78で回動可能に支持するよう
になっている(図4参照)。尚、テンションローラ41
b〜41dは、後述する昇降プレート93,93を介し
て側板78,78に支持されている。そして、ベースプ
レート77の側板78には張り出し部80が形成され、
この張り出し部80の下面80a側に支持板バネ81が
取り付けられている。この支持板バネ81は、ベースプ
レート77に固定される基部81aと、たわみ変形する
可撓部81bとからなっており、図3に示すように、張
り出し部80の図中左右方向に所定の間隔をあけて取り
付けられている。そして、この支持板バネ81の可撓部
81bが前記カム74によって支持されている。したが
って、転写ベルトユニット72は、転写ベルトユニット
支持フレーム70上に弾性的に支持されていることにな
る。 【0033】ベースプレート77の側板78下方には、
ガイドピン82が取り付けられており、このガイドピン
82が転写ベルトユニット支持フレーム70の昇降ガイ
ド溝83にスライドできるように係合されている。した
がって、転写ベルトユニット72は、回動するカム74
で正確に上下方向に昇降させられる。 【0034】(位置決めピン)又、図5に示すように、
この転写ベルトユニット72の張り出し部80の上面8
0bには、作像ユニット5側の位置決め穴84,85,
86に係合する樹脂材料製の位置決めピン87が取り付
けられている。したがって、転写ベルトユニット72が
カム74で図3の状態まで持ち上げられると、転写ベル
トユニット72は支持板バネ81の弾性力で作像ユニッ
ト5側に押圧されると共に、作像ユニット5側の位置決
め穴84,85,86に係合する位置決めピン87によ
り作像ユニット5に対して正確に位置決めされる。 【0035】位置決めピン87は、図5に示すように、
転写体搬送方向上流側で且つ転写体搬送方向と直交する
方向に一対配置されると共に、転写体搬送方向下流側で
且つ転写体搬送方向と直交する方向に一対配置されてい
る。この位置決めピン87は、図2〜図5に示すよう
に、平板状の基板部87aを備えており、この基板部8
7aの上面が作像ユニット5側の位置決め面88に当接
して、転写ベルトユニット72の上昇端位置を規制する
ストッパ面又は位置決め面としても機能する(図3参
照)。このように、位置決めピン87を樹脂材料で形成
することにより、転写ベルトユニット72を作像ユニッ
ト5に押圧する際に、位置決めピン87の基板部87a
で衝撃を吸収することができ、転写ベルトユニット72
を作像ユニット5に対して静かに位置決めすることがで
きる。又、位置決めピン87を樹脂材料で形成すること
により、位置決めピン87が弾性変形するため、位置決
めピン87を作像ユニット5側の位置決め穴84,8
5,86に円滑に係合することができ、転写ベルトユニ
ット72と作像ユニット5の位置決め作業を円滑に行う
ことが可能となる。 【0036】ここで、図5に示すように、作像ユニット
5の底部の位置決め面5aには、上記張り出し部80の
位置決めピン87に係合する第1〜第3の3種類の位置
決め穴84〜86が形成されている。このうち、第1の
位置決め穴84は、転写体搬送方向上流側の一方の位置
決めピン87に対して僅かの隙間で係合する丸穴であ
る。又、第2の位置決め穴85は、転写体搬送方向上流
側の他方の位置決めピン87に対して転写体搬送方向に
対しては僅かな隙間で係合する一方、転写体搬送方向と
直交する方向に対しては充分な隙間を持って係合する長
穴である。更に、第3の位置決め穴86は、転写体搬送
方向下流側の一対の位置決めピン87に充分な隙間をも
って係合する丸穴であり、位置決め穴本来の機能を有し
ていない。これは、転写体搬送方向上流側の一対の位置
決めピン87と作像ユニット5側の位置決め穴84,8
5との係合により、作像ユニット5と転写体ベルトユニ
ット72との位置決めが確実に行えるためである。 【0037】このように、本実施の形態は、転写体搬送
方向上流側で且つ転写体搬送方向と直交する方向に一対
配置された位置決めピン87,87と位置決め穴84,
85とにより、転写体ベルトユニット72が作像ユニッ
ト5に対して位置決めされるため、転写ベルトユニット
72による転写体の搬送開始位置が転写体搬送方向上流
側で精度よく位置決めされると共に、転写体の搬送方向
が正確に位置決めされることになり、作像ユニット5に
対する転写体の搬送が常時正確に行われる。その結果、
転写ベルトユニットによって搬送される転写体に作像ユ
ニットのトナー画像が精度よく転写され、カラー画像形
成時の色ずれがより一層効果的に抑制される。 【0038】又、この実施の形態は、上記のように、転
写体搬送方向上流側に一対配置された位置決めピン8
7,87及び位置決め穴84,85のうちの一方の位置
決めピン87と位置決め穴84が、転写体搬送方向及び
転写体搬送方向と直交する方向に対して僅かな隙間で係
合するように形成されており、又、他方の位置決めピン
87と位置決め穴85が、転写体搬送方向に僅かな隙間
で係合する一方、転写体搬送方向と直交する方向に充分
な隙間をもって係合するように形成されているため、一
対の位置決めピン87,87間の寸法誤差及び一対の位
置決め穴84,85間の寸法誤差を、他方の位置決めピ
ン87と他方の位置決め穴85との隙間で吸収すること
ができ、転写ベルトユニット72と作像ユニット5との
位置決めを円滑に行うことができる。 【0039】尚、本実施の形態において、転写体搬送方
向下流側の一対の位置決めピン87を作像ユニット5側
の位置決め穴86に係合させる構成を採用した理由は、
転写ベルトユニット72の上昇端位置のストッパ又は位
置決め面としても機能する位置決めピン87を4箇所共
通で使用することにより、部品点数を少なくし、部品管
理を容易にすると共に、部品コストの低減を図るためで
ある。 【0040】(転写ベルトユニット支持フレーム)転写
ベルトユニット支持フレーム70は、図4に示すよう
に、一対の側板70aとこの一対の側板70aを接続す
る底板70bとを備えており、充分な強度を有してい
る。又、ベースプレート77は、図4に示すように、転
写ベルトユニット支持フレーム70の内側に収容される
大きさであり、転写ベルトユニット支持フレーム70と
同様に、一対の側板78,78とこの一対の側板78,
78を接続する底板79とを備えており、駆動ローラ3
8や転写ローラ41a等を支持し得る充分な剛性を有し
ている。 【0041】〈転写ベルトユニットの転写ローラ昇降手
段及びテンション解除手段〉又、転写ベルトユニット7
2は、第2作像部25に対応する転写ローラ41b、第
3作像部26に対応する転写ローラ41c及び第4作像
部27に対応する転写ローラ41dのみを同時に昇降さ
せる転写ローラ昇降手段90を備えている(図1参
照)。更に、転写ベルトユニット72は、プリント停止
時の退避位置(図2の位置)まで下降した際に、テンシ
ョンローラ40を駆動ローラ38側へ移動させ、転写ベ
ルト37のテンションを解除するテンション解除手段9
1を備えている。 【0042】(転写ローラ昇降手段)先ず、転写ローラ
昇降手段90について、図4、図6〜図7に基づき説明
する。これらの図に示すように、転写ローラ41b〜4
1dは、その回転軸92の両端部がそれぞれ昇降プレー
ト93に回動可能に支持されている。これら転写ローラ
41b〜41dの両端部を支持する一対の昇降プレート
93には、それぞれ同一形状の一対のカム溝94が長手
方向(図6中のC1方向)に所定の間隔をもって形成さ
れている。このカム溝94は、図6及び図7において示
すように、C1方向に延びる横溝部95と、この横溝部
95から斜め右上方に向かって延びる斜め溝部96とか
らなっており、ベースプレート77に支持されたガイド
軸97がスライド可能な状態で係合されている。この一
対のカム溝94に係合されるガイド軸97のうち、図6
中の右側のガイド軸97は、このガイド軸97と一体に
回動する偏心円板カム98を昇降プレート93の側面近
傍位置に備えている。又、この偏心円板カム98を備え
たガイド軸97は、モータ100に接続されており、こ
のモータ100で回転駆動されるようになっている。そ
して、昇降プレート93の側面には、偏心円板カム98
を隙間をもって挟むように一対のガイドリブ101が形
成されており、このガイドリブ101には、偏心円板カ
ム98の外周面に弾性接触する板状バネ部材102が取
り付けられている。この板状バネ部材102は、ガイド
リブ101との間に所定の隙間が生じるように、偏心円
板カム98側に張り出すように取り付けられている。し
たがって、図6中右側の板状バネ部材102が偏心円板
カム98に押圧されると、板状バネ部材102が昇降プ
レート93を図6中C1方向に付勢することになる。
又、図7中左側の板状バネ部材102が偏心円板カム9
8に押圧されると、板状バネ部材102が昇降プレート
93を図7中C2方向に付勢することになる。 【0043】このように構成された転写ローラ昇降手段
90は、図6の状態において、コントローラ76からモ
ータ100に作動制御信号が出力され、その作動制御信
号に基づいてモータ100が回動し、図中右側の板状バ
ネ部材102が偏心円板カム98で押圧されて撓み変形
すると、昇降プレート93が板状バネ部材102によっ
て図中C1方向へ付勢される。その結果、ガイド軸97
がカム溝94の斜め溝部をスライドし、昇降プレート9
3が斜め上方へ上昇する。そして、ガイド軸97が横溝
部95の下方壁95aに当接すると、昇降プレート93
が更に板状バネ部材102によって図中C1方向へ付勢
される。その結果、ガイド軸97とカム溝94の横溝部
95とが完全に係合し(図7参照)、転写ローラ41b
〜41dが作像ユニット5側(図7中上方側)から押圧
されても、昇降プレート5が下降することがない。即
ち、昇降プレート93は、図7に示す上端位置において
ガイド軸97でロックされることになる。 【0044】一方、転写ローラ昇降手段90は、図7の
状態において、図中左側の板状バネ部材102が偏心円
板カム98によって押圧されて撓み変形すると、昇降プ
レート93が板状バネ部材102によって図中C2方向
へ付勢される。その結果、ガイド軸97とカム溝94の
横溝部95との係合が解除され、昇降プレート93のロ
ック状態が解除されることになる。以後、図7中左側の
板状バネ部材102が更に偏心円板カム98に押圧され
ると、ガイド軸97がカム溝94の斜め溝部96内をス
ライドすることになり、昇降プレート93が2点鎖線位
置まで斜めに下降する。その結果、第2作像部25から
第4作像部27に対応する各転写ローラ41b〜41d
が図6に示す所定の退避位置(図7の2点鎖線位置)ま
で下降する。 【0045】このように、本実施の形態の転写ローラ昇
降手段90によれば、昇降プレート93は、ガイド軸9
7とカム溝94との摺動により、平行に上下動し、各転
写ローラ41b〜41dが同様に上下動するため、転写
ローラ41b〜41dの退避量(下降寸法)を小さくす
ることができ、転写ベルトユニット72の高さ寸法(方
向寸法)を小さくすることができるので、転写ベルトユ
ニット72を小型化することが可能となる。よって、こ
の転写ベルトユニット72を使用するカラープリンタ2
を小型化することが可能となる。 【0046】ここで、転写ローラ昇降手段90は、プリ
ント停止時等において、転写ベルトユニット72が作像
ユニット5から離間させられて図2の位置に下降する際
に、コントローラ76からモータ100に制御信号が出
力されて、図7に示す上端位置から図6に示す下端位置
まで昇降プレート93を下降させる。又、転写ローラ昇
降手段90は、第1作像部24のみを使用し、白黒画像
のみ作成する場合も、図7に示す上端位置から図6に示
す下端位置まで昇降プレート93を下降させる。したが
って、図7に示すように、昇降プレート93が上端位置
に上昇させられる場合は、カラー画像のプリント時であ
る。 【0047】(テンション解除手段)次ぎに、転写ベル
ト37のテンション解除手段91を、図8及び図9に基
づいて説明する。尚、図8は、テンションローラ40が
転写ベルト37にテンションを与える位置に保持されて
いる状態を示している。又、図9は、テンションローラ
40が転写ベルト37のテンションを解除する位置に保
持されている状態を示している。 【0048】これらの図に示すテンション解除手段91
は、図2及び図3に示す転写ベルトユニット72のベー
スプレート77にスライド可能な状態で係合されたテン
ションローラ支持プレート110と、このテンションロ
ーラ支持プレート110を駆動ローラ38から離す方向
(図中D方向)に常時付勢するテンションスプリング1
11とを有している。 【0049】このうち、テンションローラ支持プレート
110は、テンションローラ40の回転軸40aの両端
部をそれぞれ回動可能に支持するため、図4に示すベー
スプレート77の両側の側板78とこの側板78にガイ
ドピン112を介して固定されたガイドプレート113
との間にそれぞれスライド可能に係合されており、一対
のガイドピン112にスライド可能に係合する長穴14
が形成されている。 【0050】テンションスプリング111は、その一端
がテンションローラ支持プレート110に係合され、そ
の他端が転写ベルトユニット72のベースプレート77
に係合されて、転写ベルト37にテンションを与える方
向(D方向)へテンションローラ支持プレート110を
常時付勢する引っ張りバネである。尚、テンションロー
ラ支持プレート110は、図8に示すように、ガイドピ
ン112が長穴114の左側端部に当接するまでテンシ
ョンスプリング111により図中右方向(D方向)へ引
っ張られるようになっている。 【0051】ここで、カム74が図8中矢印E方向へ回
動し、そのカム74の回動に伴って転写ベルトユニット
72が図3の位置から図2の位置へ向けて下降すると、
テンションローラ支持プレート110の先端のフック1
15がカム74のアーム116に係合する。そして、テ
ンションローラ支持プレート110は、図9に示すよう
に、カム74と共に回動するアーム116によってテン
ションスプリング111のバネ力に抗して所定量L1移
動させられる。その結果、転写ベルト37のテンション
が解放される。 【0052】一方、テンションローラ支持プレート11
0は、カム74が時計回り方向(図9中F方向)に所定
角度回動させられ、転写ベルトユニット72が作像ユニ
ット5側へ向けて移動させられると(図2の位置から図
3の位置へ向けて上昇させられると)、カム74のアー
ム116とテンション支持プレート110のフック11
5との係合が解除され、テンションスプリング111に
より図8に示す位置まで移動させられる。その結果、テ
ンションローラ支持プレート110に対して回動可能に
支持されたテンションローラ40が転写ベルト37に張
力を与えることになる。 【0053】このような構成のテンション解除手段91
によれば、転写ベルトユニット72が下降すると自動的
に転写ベルト37のテンションを解除し、転写ベルトユ
ニット72が上昇すると自動的に転写ベルト37にテン
ションを与えることになる。したがって、このテンショ
ン解除手段91を備えたカラープリンタ2は、転写ベル
トユニット72の下降時、即ち機械停止時には転写ベル
ト37のテンションを解除し、転写ベルト37の耐久性
を向上させることができ、長期に亘り円滑な画像印刷を
可能とすることができるため、カラープリンタ2に対す
る信頼性を格段に向上させることができる。 【0054】(テンション解除手段の他の実施の形態)
図10は、テンション解除手段の他の実施の形態を示す
ものである。この図に示すテンション解除手段121
は、機械停止状態、即ち転写ベルトユニット72が最下
端位置まで下降した状態(図2の状態)において、カム
74が図9の位置からG方向に所定角度θだけ更に回動
するようになっている。そして、図1に示すプリンタ本
体36から作像ユニット5を引き出す際に、作像ユニッ
ト5の引き出し動作をセンサ122が関知すると、その
検知信号がセンサ122からコントローラ76に出力さ
れ、コントローラ76から回転軸73を駆動するモータ
75に制御信号が出力される。そして、モータ75がコ
ントローラ76からの制御信号に基づいて回転軸73を
所定角度回動させ、カム74を退避位置から中間位置ま
で回動させる。その結果、テンションローラ支持プレー
ト123がテンションスプリング124に付勢されて図
10中右方向(H方向)へ所定寸法L2だけ移動し、転
写ベルト37の弛みが少なくなるようにテンションロー
ラ40で転写ベルト37に張りを与える。ここで、カム
74は、中間位置から退避位置まで回動しても転写ベル
トユニット72の位置が変化しないように、支持板バネ
81と接触するカム面125が回転軸73の回動中心を
中心とする半径寸法Rで円弧状に形成されている。 【0055】このような実施の形態のテンション解除手
段121を備えたカラープリンタ2は、作像ユニット5
を引き出す際に、弛んだ転写ベルト37が張られ、転写
ベルト37が引き出される作像ユニット5に引っかかる
ようなことがなくなる。したがって、このようなテンシ
ョン解除手段121を備えたカラープリンタ2は、転写
ベルトユニット72の昇降量を少なくすることができ、
カラープリンタ2の高さ寸法を小さくすることができ、
カラープリンタ2の小型化を図ることができる。 【0056】〈転写ローラ支持軸受〉図11及び図12
は、転写ローラ41a〜41dの回転軸130a〜13
0dを回動可能に支持する軸受ユニット131の詳細を
示す図である。これらの図に示すように、軸受ユニット
131は、導電性材料で形成された軸受132と、この
軸受132を図中上方へ付勢する導電性材料製の圧縮バ
ネ133とからなっており、転写ベルトユニット72の
ベースプレート77の側板78と昇降プレート93の軸
受収容溝134内にそれぞれスライド可能な状態で収容
されている。 【0057】そして、軸受132の下端には、圧縮バネ
133の上端部に係合する突起135が形成され、圧縮
バネ133と軸受132とが常時接触状態を保つことが
できるようになっている。又、圧縮バネ133の下端に
は、図示しない外部の電源にワイヤ136を介して接続
された導電部137が配置されている。尚、転写ローラ
41a〜41dは、導電性を有するフッ素系の樹脂で形
成されており、その回転軸130a〜130dが通電可
能な金属で形成されている。 【0058】このように構成された軸受ユニット131
は、転写ローラ41a〜41dの回転軸130a〜13
0dが軸受132の軸受穴138内を転動することにな
り、軸受132と回転軸130a〜130dとの接触面
が変化するため、回転軸130a〜130dの端部と板
状接触端子とが常時一箇所で摺接するように構成された
従来技術に比較し、通電不良を生じにくく、長期に亘り
確実に転写ローラ41a〜41dに通電することが可能
になる。尚、回転軸130a〜130dの端部と板状接
触端子とが常時一箇所で摺接するように構成された従来
技術は、両者の摺接部が早期に磨耗したり、いわゆる焼
き付き等の不具合を生じ、通電不良を生じる虞があっ
た。 【0059】したがって、本実施の形態の軸受ユニット
131を備えたカラープリンタ2は、転写ローラ41a
〜41dに確実に通電して、転写ベルト37を介して転
写体の裏面に帯電トナーと逆極性の電荷を与え、転写体
に確実に帯電したトナーを転写することができ、長期に
亘り高画質の画像を形成することができる。 【0060】又、本実施の形態は、上記のように軸受1
32を介して転写ローラ41a〜41dに通電するよう
に構成されているため、第2作像部25から第4作像部
27に対応する転写ローラ41b〜41dを昇降させる
場合でも、転写ローラ41a〜41dと軸受132とが
常時接触しており、転写ローラ41b〜41dに確実に
通電される。しかし、転写ローラ41b〜41dの回転
軸130b〜130dの端部と板状接触端子とが常時一
箇所で摺接するように構成された従来技術は、転写ロー
ラ41b〜41d側が板状接触端子に対して昇降する
と、転写ローラ41b〜41dと板状接触端子とを常時
確実に接触させておくことが困難である。したがって、
本実施の形態の軸受ユニット131を使用したカラープ
リンタ2は、複数の転写ローラ41b〜41dを昇降さ
せるような場合でも、転写ローラ41b〜41dに確実
に通電することができ、高画質の画像を確実に形成する
ことができる。 【0061】尚、上記各実施の形態は、画像形成装置と
してのカラープリンタを例に採って説明したが、これに
限られず、ファクシミリ,複写機等に広く適用すること
ができる。 【0062】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、転写ベル
トユニットが昇降手段によって作像ユニットに押圧され
る際に、転写ベルトユニットと作像ユニットとが位置決
めピンとこれに係合する位置決め穴とによって位置決め
され、転写ベルトユニットが作像ユニットに対して精度
良く転写体を搬送することができるため、作像ユニット
から転写体に精度よく画像が転写され、カラー画像形成
時の色ずれが効果的に抑制される。 【0063】又、本発明によれば、位置決めピン及び位
置決め穴が、転写体搬送方向の上流側で且つ転写体搬送
方向と直交する方向に所定の間隔で一対配置され、転写
ベルトユニットと作像ユニットが、転写体搬送方向上流
側で且つ転写体搬送方向と直交する方向に対して位置決
めされるようになっているため、転写ベルトユニットに
よる転写体の搬送開始位置が精度良く位置決めされると
共に、転写体の搬送方向が正確に位置決めされることに
なり、作像ユニットに対する転写体の搬送が常時正確に
行われ、作像ユニットの画像が精度よく転写体に転写さ
れ、カラー画像形成時の色ずれがより一層効果的に抑制
される。 【0064】又、本発明によれば、一対の位置決めピン
及び位置決め穴のうちの一方の位置決めピンと位置決め
穴が、転写体搬送方向及び転写体搬送方向と直交する方
向に対して僅かな隙間で係合するように形成されてお
り、又、前記一対の位置決めピン及び位置決め穴のうち
の他方の位置決めピンと位置決め穴が、転写体搬送方向
に僅かな隙間で係合する一方、転写体搬送方向と直交す
る方向に充分な隙間をもって係合するように形成されて
いるため、一対の位置決めピン間の寸法誤差及び一対の
位置決め穴間の寸法誤差を、他方の位置決めピン及び他
方の位置決め穴の隙間で吸収することができ、円滑に転
写ベルトユニットと作像ユニットとの位置決めを行うこ
とができる。 【0065】又、本発明は、前記位置決めピンが、前記
作像ユニット側に当接する基板部を備え、全体が樹脂材
料で形成されており、転写ベルトユニットが作像ユニッ
トに押圧される際に、樹脂材料製の位置決めピンの基板
部が衝撃を吸収し、又、位置決めピンが弾性変形して円
滑に位置決め穴に係合するようになっているため、作像
ユニットと転写ベルトユニットの押圧・位置決め作業を
静粛に且つ容易に行うことができる。 【0066】又、本発明は、上記したように、転写ベル
トユニットと作像ユニットが位置決めピンと位置決め穴
とによって転写体搬送方向上流側で位置決めされ、転写
体の搬送方向の位置決めが行われると共に、位置決めピ
ンの基板部によって転写ベルトユニットの作像ユニット
に対する高さ方向の位置決めが行われるため、転写ベル
トユニットと作像ユニットが3次元的に位置決めされる
ことになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図。 【図2】本発明の実施の形態を示す転写搬送部の一部を
省略して示す正面図(転写ベルトユニットの下降位置を
示す状態図)。 【図3】本発明の実施の形態を示す転写搬送部の一部を
省略して示す正面図(転写ベルトユニットの上昇位置を
示す状態図)。 【図4】図3のA−A線に沿う断面図。 【図5】作像ユニットと転写ベルトユニットとの位置決
め状態を示す図。 【図6】転写ローラ昇降手段の第1の作動状態(下降位
置)を示す図。 【図7】転写ローラ昇降手段の第2の作動状態(上昇位
置)を示す図。 【図8】テンション解除手段の第1の作動状態を示す
図。 【図9】テンション解除手段の第2の作動状態を示す
図。 【図10】テンション解除手段の他の実施の形態を示す
作動状態図。 【図11】転写ローラの軸受ユニットの正面図。 【図12】転写ローラの軸受ユニットの一部を切り欠い
て示す側面図。 【符号の説明】 2……カラープリンタ(画像形成装置)、3……シート
(転写体)、5……作像ユニット(作像部)、71……
昇降手段、72……転写ベルトユニット、84,85,
86……位置決め穴、87……位置決めピン、87a…
…基板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上平 和也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−15991(JP,A) 特開 平3−179476(JP,A) 特開 平6−318003(JP,A) 特開 平6−316105(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 550

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 転写ベルトユニットが、昇降手段によっ
    て昇降させられ、作像ユニットに押圧・離間させられる
    画像形成装置において、 前記転写ベルトユニットと前記作像ユニットの互いに対
    向する面のいずれか一方に位置決めピンが配置され、 前記転写ベルトユニットと前記作像ユニットの互いに対
    向する面のいずれか他方に前記位置決めピンに係合する
    位置決め穴が配置され、 前記位置決めピンが、前記作像ユニット側に当接する基
    板部を備えており、全体が樹脂材料で形成されたことを
    特徴とする画像形成装置。
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