JP6659496B2 - 入浴装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入浴者を仰臥位で入浴させる入浴装置に関する。
従来、体の不自由な人のための入浴手段として入浴用担架を浴槽内へ下降させることにより、入浴者が仰臥位で湯浴に浸かることのできる入浴装置が提案されている(特許文献1)。
実公平7−051050号公報
しかしながら、体の不自由な人の中には、胸や肩まで湯に浸かることを不安に感じる人もおり、このような入浴装置では、浴槽の水面が頭部の近くに位置するため、入浴担架を浴槽内へ下降する際に湯がはねて入浴者の顔にかかることで、入浴者にストレスを与えることが問題であり、さらには、入浴者が入浴担架の上でバランスを崩した場合の危険性もあった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、安全性が高く、かつ、リラックス効果の高い入浴装置を提供することを目的とする。
本発明は、浴槽と、入浴者が横たわる浴槽プレートと、を備える。前記浴槽は、支持台と、支持台より足側に下肢浴槽と、を有し、前記支持台の上部には、前記浴槽プレートの軸部が軸支されており、前記浴槽プレートは、入浴者の頭が載置される頭載置部と、入浴者の手足及び胴体が載置される体載置部とを有し、頭側に備える前記軸部を回動軸として、入浴時には、水平状態から足側を前記下肢浴槽内へ下降させて傾斜状態で使用するものである。そして、前記下肢浴槽へ湯を張った状態の最大の水深は、前記浴槽プレートの足側を最下降させた際に、前記浴槽プレート上の入浴者の下半身が湯浴に浸かるほどであり、前記浴槽プレートにおける前記頭載置部と前記体載置部とは、鈍角に屈曲していて、前記体載置部が水平状態のとき、前記頭載置部は下方に傾斜している関係にあり、前記浴槽プレートの足側を最下降させた際には前記頭載置は水平状態にあることを特徴とする。
前記下肢浴槽は、前記支持台から足側へ向けて下降する傾斜部を有することが望ましい。
前記浴槽プレートは、入浴者の足を支えるフットプレート有し、フットプレートは、前記浴槽プレートの長手方向へ進退可能に位置調整できることが望ましい。
前記浴槽の上方には、ドーム状のカバーが着脱自在に取り付けられ、前記カバーは頭側に切欠きを有し、切欠きは、入浴者の頭部をカバー外に露出させるものであることが望ましい。
前記カバーを取り付けた場合において、前記浴槽は、足側端部に蒸気または霧を上方へ向けて噴出するノズルを備えることが望ましい。
前記浴槽は、前記支持台より頭側に洗髪槽を備えることが望ましい。
前記浴槽と前記浴槽プレートの間に支柱が設けてあり、支柱は起倒自在であることが望ましい。
本発明によれば、下肢浴槽は、浴槽プレートに入浴者を横たえ、浴槽プレートの足側端部を最下降させた状態で、入浴者の上半身は湯浴に浸からず、下半身が湯浴に浸かるほどの深さであるため、安全性が高く、特に体の不自由な入浴者は安心して入浴することができる。
下肢浴槽に傾斜部を設けることによって、湯量を節約することが可能となり、経済的である。
また、浴槽プレートにフットプレートを設ければ、入浴者が足を置いて体を安定させることができるため、より安全性を高めることが可能となる。そして、フットプレートは位置調整可能であるため、身長の異なる多くの入浴者に対応できる。
本発明に切欠きを有するドーム状のカバーを設ければ、入浴者のプライバシーを確保することが可能であり、かつ、入浴者の頭部は外側へ露出するので、湯気等で息苦しさを感じることがなく、入浴補助者等とコミュニケーションをとることも可能である。
カバーを設けた本発明に、蒸気または霧を上方へ向けて噴出するノズルを備えれば、入浴者は、下肢浴槽に湯を張った状態で、前記カバー内に蒸気または霧を噴出し、体全体を安全かつ効果的に温めることができるだけでなく、蒸気や霧によって高いリラックス効果が得られる。
入浴装置の長手方向の断面を示す説明図である。 浴槽プレートの上面を示す斜視図である。 浴槽プレートの底面を示す斜視図である。 入浴装置のカバーを外した状態で示す平面図である。 浴槽プレートの昇降動作の説明図である。 カバーと、一部を分解した浴槽を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。下記説明において、左右とは、図4に示すように、浴槽1を平面視した際の左右方向を示す。なお、図4は後述するベルト42を省略して示す。
本発明は、図1の説明図に示すように、主に浴室に設置して入浴者を仰臥位で入浴させる入浴装置であって、蒸気又は霧によって上半身を温めるとともに、下半身(特に下肢)を湯浴によって温めるものであり、浴槽1と、入浴者が横たわる浴槽プレート2と、カバー5から構成される。浴槽1の高さは、入浴補助者の作業性を考慮して、本実施形態を満たす最低限の高さであることが望ましい。
浴槽プレート2は、浴槽1に湯を張った状態で、浴槽内へ下降させて使用するものであって、入浴者の体の大きさよりも大きく、厚みのある板状の部材であり、材質は限定されないが、例えば繊維強化プラスチック(以下、FRPと記載)を使用することが望ましい。図2乃至図4に示すように、頭載置部21と、体載置部22とから構成され、頭載置部21は、後述する浴槽1の洗髪槽13において、頭部を洗う際の作業性を確保するために、左右方向の幅を体載置部22よりも小さくすることが望ましい。
図2に示すように、浴槽プレート2の上面には、フットプレート3と、溝部20が設けてある。溝部20は、体載置部22において長手方向に並列して複数設けてあり、浴槽プレート2上の水捌けを良くすることが可能となる。溝部20の形状は特に限定されることはない。
フットプレート3は、浴槽プレート2の上面に立設している。浴槽プレート2には、足側端部から頭側へ向かって複数の固定部24が設けられており、固定部24において、フットプレート3が長手方向へ進退可能に取り付けられてある。詳しくは、固定部24は浴槽プレート2の左右の両側面に、切欠き状に設けてあり、この切欠き状の固定部24に、フットプレート3に設けた被固定部32を挿入することによって、フットプレート3が取り付けられる。固定部24が複数設けてあるため、フットプレート3を取付ける位置は、入浴者の身長に合わせることが可能である。また、フットプレートには、持ち運びや固定部24への挿入の際に便宜となるよう、取っ手31を設けることが望ましい。
図3に示すように、浴槽プレート2の底面には、軸部23と、被掛止部25と、支柱28と、緩衝部27が設けてある。軸部23は、図1及び図5に示すように、昇降機構4によって、浴槽プレート2の足側端部が上下に回動する際の回動軸となるものであって、体載置部22の頭側端部に配置されており、左右方向に略平行に取り付けられている。
昇降機構4とは、図2及び図5に示すように、ベルト42と、滑車43と、掛止部41と、被掛止部25及び図示しない巻出装置から構成されるものである。詳しくは、浴槽1の足側の側壁内部に配置された巻出装置から、ベルト42が上方へ向かって巻き出されており、巻出装置の上方に備えられた滑車43を介して浴槽プレート2の足側端部まで延出している。巻き出されたベルト42の先端部には、幅広のフック状の掛止部41が設けてあり、その掛止部41が、浴槽プレート2の足側端部の底面に設けられた被掛止部25に掛脱可能に固定してある。ベルト42が巻き出されることよって、浴槽プレート2は水平状態から足側を下降させた傾斜状態になり、ベルトが巻き戻されることによって、再び水平状態へ戻る。
なお、巻出装置(図示しない)と、滑車43は、浴槽1の足側上縁に設けられた突部17の内部に収納されるため、図6に示すように、昇降機構4において、外観から目視できるのは、滑車43から巻き出され巻出し孔17aから外部へ延出するベルト42と、掛止部41と、被掛止部25のみである。図2は、昇降機構4の構成を明確にするために、滑車43に掛かったベルト42の一部を省略しており、また、外観において目視されない滑車43を露出した状態で図示している。ベルト42の材質は特に限定されないが、シートベルトを用いることで、高い安全性を確保できる。図示しない巻出装置は、手動であるか電動であるかを問わない。
昇降機構4を浴槽プレート2から外した状態では、浴槽プレート2は、後述する下肢浴槽14内に当接した状態となる。その際に、浴槽プレート2及び下肢浴槽14の間には、緩衝部27が位置しているため、浴槽プレート2及び下肢浴槽14が破損するおそれがない。緩衝部27は、材質や形状は限定されないが、例えばゴム製の円柱状の部材であって、浴槽プレート2の足側底部に複数設けてあることが望ましい。
支柱28は、浴槽プレート2の下方に位置する下肢浴槽14を洗浄する際に、浴槽プレート2を上方へ回動させた状態で保持するために設けられたものである。支柱28は、浴槽プレート2の足側の角部に設けられたヒンジ部29によって浴槽プレート2に取り付けられており、起倒自在である。昇降機構4を浴槽プレート2から外し、浴槽プレート2を上方へ持ち上げて回動させた際に、支柱28を起こし、浴槽1側に設けた支柱係止部16に先端を固定させることによって、浴槽プレート2を上方で保持することができる。これによって、下肢浴槽14と浴槽プレート2との間に空間ができるため、下肢浴槽14内と浴槽プレート2の底面を容易かつ安全に清掃することが可能となる。支柱の長さや固定位置は、浴槽プレート2を上方に傾けて安全に洗浄作業を行うことのできる範囲であれば特に限定されることはない。
浴槽プレート2には、足側端部に上下方向に貫通する孔26を設けることが望ましい。孔26の下方には、下肢浴槽14の排水口14dが位置しており、排水口14dに溜まった汚物を孔26から取り除くことができる。
また、図1及び図5に示すように、浴槽プレート2の頭載置部21と体載置部22は、鈍角に屈曲していることが望ましい。詳しくは、体載置部22の略水平状態において、頭載置部21が下方にやや屈曲している状態である。これによって、浴槽プレート2の足側が下方へ傾斜した際に、頭載置部21が略水平状態となり、浴槽プレート2上に横たわる入浴者にとって楽な体勢となる。
浴槽プレート2の下方には、FRP製の浴槽1が位置している。浴槽1は、図6に示すように、外側の側面をサイドカバー6によって覆われているが、サイドカバー6と、浴槽内壁との間には、図示しない浴槽フレームが枠組みされており、浴槽フレームによって浴槽内壁と、サイドカバー6と、キャスター7と、図1に示す連結具8が締結されている。浴槽フレームの材質は特に限定されないが、例えば鉄鋼材であることが望ましい。キャスター7と連結具8の取り付けは任意であるが、連結具8は、入浴者を本発明の入浴装置まで運ぶストレッチャーを固定する機能を有するため、設けてあることが望ましい。また、キャスター7を取付ける場合は、図4に示すように、浴槽1の頭側端部及び足側端部に取っ手18を設ければ、入浴装置を移動させる際に便宜である。
浴槽1は、浴槽プレート2を支持する支持台11と、支持台11より頭側に洗髪槽13と、支持台11より足側に下肢浴槽14を備えている。支持台11の上部には、左右方向の両端部に軸支部12が設けてあり、軸支部12において浴槽プレート2の軸部23が軸支してある。支持台11は、浴槽プレート2へ入浴者が横たわった際の、入浴者の肩から胸辺りに位置していることが望ましいが、浴槽1における頭側の位置であれば特に限定されない。
洗髪槽13は、入浴者の洗髪を行うためのものであって、図5に示すように、支持台11の上面から頭側へ向かって下降する傾斜部13aと、底部13bを有し、底部13bには排水口13dが設けてある。浴槽プレート2の足側を上方へ回動させた際には、浴槽プレート2の頭側端部は洗髪槽13内に下降する。
下肢浴槽14は、湯を張って入浴者の下半身を湯浴させるものであって、支持台11の上面から足側へ向かって下降する傾斜部14aと、底部14bと、側壁部14cを有する。底部14bには排水口14dが設けてあり、足側の側壁部14cの上方には、図4及び図6に示すように、オーバーフローを防止するための排水口14eが設けてある。下肢浴槽14において、底部14bから排水口14eまでの高さまで湯を張ることができるが、その最大の水深は、浴槽プレート2を下肢浴槽14内に最下降させた際に、浴槽プレート2上の入浴者の下半身が湯浴に浸かるほどである。また、傾斜部14aは、緩やかな斜度であることが望ましい。
浴槽1の足側には、図4及び図6に示すように、下肢浴槽14の外周側にノズル15と、支柱係止部16と、浴槽1の上縁から隆起した突部17が設けてある。突部17の内部には、昇降機構4の巻出装置と滑車43が配置されている。突部17の頭側の側面は、下肢浴槽14の足側の側壁部14cとひと続きになっており、その凸部17の頭側の側面に設けられた巻出し孔17aからベルト42が延出している。
突部17の左右両側には、ノズル15が設けてある。ノズル15は、図示しない蒸気又は霧発生装置と連結しており、蒸気又は霧を上方へ向けて噴出するものである。蒸気又は霧発生装置の構成は特に限定されないが、例えば、IHヒーターと水タンクを組合せた蒸気発生装置を使用することができる。また、アロマオイルを混ぜた蒸気又は霧を発生させることも可能であり、リラックス効果をより高めることができる。
入浴者のプライバシーを守り、かつ、入浴者の全身を温めるためには、ドーム状のカバー5を浴槽1の上部に取り付ける必要がある。カバー5は、浴槽1に取付け自在とする。カバー5は、図1及び図6に示すように入浴者の頭部を除く全身を覆うほどの大きさであり、頭側の側面には切欠51が設けてあるため、切欠51からカバー5の外側へ入浴者の頭部を露出することができる。入浴者の頭部が露出していることで、入浴補助者は、入浴者の洗髪や、入浴者とのコミュニケーションが可能となる。切欠51の大きさや形状は特に限定されないが、安全性を考慮して、入浴者の頭部よりも十分に大きく、半円状であることが望ましい。切欠51と入浴者の頭部(首部)の間には隙間ができるが、入浴者の首にタオル等を巻くことで、一層保温効果を保つことができる。
本発明の使用方法を説明する。まず、入浴者を迎える前に、浴槽プレート2は、体載置部22を略水平にした状態にしておく。また、下肢浴槽14に湯を張り、蒸気又は霧発生装置を起動させておく。そして入浴者をストレッチャーで運ぶ場合は、ストレッチャーの高さを浴槽プレート2の高さに合わせた後、ストレッチャーと本発明の入浴装置とを、連結具8において連結させる。ストレッチャー上の入浴者を簡易の担架等で浴槽プレート2上へ移動させた後、浴槽1の上からカバー5を被せ、浴槽プレート2を下降させる。入浴者の下肢を湯に浸けるとともに、上半身を蒸気又は霧で温めながら、入浴補助者は椅子等に座った状態で、洗髪やコミュニケーションをとることができる。入浴が終わると、カバー5を取り外し、シャワー等で入浴者の体を流した後、浴槽プレート2を水平状態に戻す。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。入浴装置の大きさや形状は特に限定されないが、例えば、病院で使用されることを考慮して、院内のエレベーターに載せられる大きさであることが望ましい。また、浴室内で使用することに限られず、室内の一角に設置するなどして、浴室の一種として使用することも可能である。
浴槽プレート2には、浴室用のまくらを置いて使用することも可能である。また、浴槽プレート2には、より安全性を高めるため、入浴者の体を固定するベルトを備えてもよい。
本発明は必ずしも病院や施設等において体の不自由な人のみに使用するものではなく、リラックス効果を得られる入浴装置として幅広く使用されるものである。さらには、車に搭載して使用したり、家庭に設置して使用することも想定されるものである。
1 浴槽
11 支持台
12 軸支部
13 洗髪槽
13a 傾斜部
13b 底部
13d 排水口
14 下肢浴槽
14a 傾斜部
14b 底部
14c 側壁部
14d 排水口(底部)
14e 排水口(側壁部)
15 ノズル
16 支柱係止部
17 突部
17a 巻出し孔
18 取っ手
2 浴槽プレート
20 溝部
21 頭載置部
22 体載置部
23 軸部
24 固定部
25 被掛止部
26 孔
27 緩衝部
28 支柱
29 ヒンジ部
3 フットプレート
31 取っ手
32 被固定部
4 昇降機構
41 掛止部
42 ベルト
43 滑車
5 カバー
51 切欠
6 サイドカバー
7 キャスター
8 連結具

Claims (7)

  1. 浴槽と、入浴者が横たわる浴槽プレートと、を備え、
    前記浴槽は、支持台と、支持台より足側に下肢浴槽と、を有し、前記支持台の上部には、前記浴槽プレートの軸部が軸支されており、
    前記浴槽プレートは、入浴者の頭が載置される頭載置部と、入浴者の手足及び胴体が載置される体載置部とを有し、頭側に備える前記軸部を回動軸として、入浴時には、水平状態から足側を前記下肢浴槽内へ下降させて傾斜状態で使用するものであり、
    前記下肢浴槽へ湯を張った状態の最大の水深は、前記浴槽プレートの足側を最下降させた際に、前記浴槽プレート上の入浴者の下半身が湯浴に浸かるほどであり、前記浴槽プレートにおける前記頭載置部と前記体載置部とは、鈍角に屈曲していて、前記体載置部が水平状態のとき、前記頭載置部は下方に傾斜している関係にあり、前記浴槽プレートの足側を最下降させた際には前記頭載置は水平状態にあることを特徴とする入浴装置。
  2. 前記下肢浴槽は、前記支持台から足側へ向けて下降する傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の入浴装置。
  3. 前記浴槽プレートは、入浴者の足を支えるフットプレート有し、フットプレートは、前記浴槽プレートの長手方向へ進退可能に位置調整できることを特徴とする請求項1又は2に記載の入浴装置。
  4. 前記浴槽の上方には、ドーム状のカバーが着脱自在に取り付けられ、前記カバーは頭側に切欠きを有し、切欠きは、入浴者の頭部をカバー外に露出させるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の入浴装置。
  5. 前記浴槽は、足側端部に蒸気または霧を上方へ向けて噴出するノズルを備えることを特徴とする請求項4に記載の入浴装置。
  6. 前記浴槽は、前記支持台より頭側に洗髪槽を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の入浴装置。
  7. 前記浴槽と前記浴槽プレートの間に支柱が設けてあり、支柱は起倒自在であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の入浴装置。
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