JP6659171B2 - 粒子線照射装置 - Google Patents

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Description

この発明は、腫瘍などの病巣を治療する粒子線治療に用いられる粒子線照射装置に関する。
粒子線照射装置は、加速器で加速された水素イオンや炭素イオンなどのビーム状の粒子を対象物に照射する装置である。粒子ビームを腫瘍などの病巣部に照射する場合、その病巣を確実に除去するとともに、その背後の健常な臓器を傷つけないためには、高精度な照射粒子数の制御が必要である。
従来の粒子線照射装置においては、パルス状の粒子ビームを出射する加速器の加速周波数などのビーム制御パラメータを制御して1パルス当たりの粒子数を制御すると共に、ビームシャッターを用いて照射するパルスの数を制御していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−233300号(3−4頁、図1)
しかしながら、加速器のビーム制御パラメータを制御して1パルス当たりの粒子数を制御する従来の方法では、予め決められた離散的なビーム制御パラメータと1パルス当たりの粒子数とを対応付けたテーブルに基づいて1パルス当たりの粒子数を設定することになる。そのため、照射する粒子線の累積粒子数は、1パルス当たりの粒子数またはその倍数に限られ、任意の値に設定することが困難であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる粒子線照射装置を得ることを目的とする。
この発明に係る粒子線照射装置は、パルス状の粒子ビームを出射する加速器と、この加速器から出射されるパルス状の粒子ビームが照射対象物に照射されるのを遮蔽する機能を備えた遮蔽手段と、加速器の駆動条件に対応して粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されたデータベースと、照射対象物に照射する目標累積粒子数とデータベースに記憶された粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性とに基づいて遮蔽手段の遮蔽動作のタイミングを算出する演算手段と、演算手段で演算された遮蔽手段の遮蔽動作のタイミングに基づいて遮蔽手段を制御する遮蔽制御手段とを備えたものである。
この発明は、加速器の駆動条件に対応して粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されたデータベースと、照射対象物に照射する目標累積粒子数とデータベースに記憶された粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性とに基づいて遮蔽手段の遮蔽動作のタイミングを算出する演算手段とを備えているので、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる。
この発明の実施の形態1を示す粒子線照射装置の模式図である。 この発明の実施の形態1における1パルスの粒子数の時間依存性を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1における1パルスの累積照射粒子数を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1における1パルスの照射粒子数を説明する説明図である。 この発明の実施の形態2を示す粒子線照射装置の模式図である。 この発明の実施の形態3を示す粒子線照射装置の模式図である。 この発明の実施の形態4を示す粒子線照射装置の模式図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1に係る粒子線照射装置の模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る粒子線照射装置1は、加速器2と、この加速器2から出射されるパルス状の粒子ビームのビームライン3上に配置され、粒子ビームが照射対象物4に照射されるのを遮蔽する機能を有する遮蔽手段としてのキッカー電磁石5と、キッカー電磁石5の遮蔽動作を制御する遮蔽制御手段としてのキッカー電磁石制御機構6と、加速器2の駆動条件に対応して粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されたデータベース7と、照射対象物4の照射位置(照射スポット)に照射する目標累積粒子数とデータベース7に記憶された粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性とに基づいてキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングを演算する演算手段としての演算処理部8とを備えている。本実施の形態の粒子線照射装置は、腫瘍などの病巣を治療する粒子線治療に用いられるものとして説明する。この場合、照射対象物4は、患者などの人体を想定するが、厳密な意味での照射対象物は、腫瘍などの病巣である。
加速器2は、例えばシンクロトロン型、シンクロサイクロトロン型、固定磁場強収束型などの円形加速器を用いることができ、イオン源11と高周波加速機構12とを備えている。
イオン源11は、例えばフィラメントとこのフィラメントに対向配置された取り出し電極とで構成されている。フィラメントと取り出し電極との間の空間は、例えば水素ガスあるいはメタンガスが充填されている。フィラメントに電流を流すとフィラメントから熱電子が放出され、この熱電子が取出し電極側に加速されて移動するが、その際に熱電子は充填されたガスと衝突してこれらのガスをプラズマ化する。このようにして、イオン源11は、充填されたガスが水素の場合は陽子イオンを、充填されたガスがメタンガスの場合は炭素イオンを生成する。これらの陽子イオンあるいは炭素イオンをこれ以降粒子と呼ぶ。本実施の形態においては、フィラメントと取出し電極との間に印加する電圧は一定とし、フィラメントに流す電流量を制御して粒子数を制御している。
高周波加速機構12の例として例えばサイクロトロン型であれば、電磁石で形成された磁場に直交する位置に配置された一対のD型の電極を備えたものである。この一対の電極の各々は断面が半円形状であり、ギャップを設けて半円形状の直線部分同士が対向して配置されている。この一対の電極の中心部にはイオン源11が配置されている。イオン源11で生成された粒子は、電磁石で形成された磁場によるローレンツ力を受けて周回運動する。一対の電極間に印加する電圧で粒子は加速されるが、それに伴って粒子の周回軌道の半径は徐々に増加する。このとき、一対の電極間に印加する交流電圧の周波数に同期した粒子のみが一対の電極間で加速されるが、この交流電圧の周波数を周期的に変化させることで、周回軌道と同期した周波数の粒子が加速される。その結果、加速された粒子はビーム状でかつパルス状の粒子ビームとなる。一対の電極間に印加する交流電圧の電圧(加速電圧)を制御することで、ビームのエネルギーを制御することができる。したがって、本実施の形態おける加速器の駆動条件は、フィラメントに流す電流量と高周波加速機構の電極に印加される加速電圧とである。
遮蔽手段としてのキッカー電磁石5は、ビームライン3を挟んだ2つの電磁石で構成された空芯構造であり、ビームライン3で輸送される粒子ビームに対して磁場を高速に印加することで、粒子ビームを偏向させてビームライン3から逸らす機能を備えている。このキッカー電磁石5の能力としては、例えばビームライン3方向の空芯部の長さが60cmとすると、電磁石で発生する磁場強度が1Tのときに粒子ビームはビームライン3に対して約15°の方向に曲げることができる。なお、ビームライン3から逸らされた粒子ビームは、装置の汚染の観点から吸収消滅させることが必要であり、本実施の形態においては、ビームライン3から逸らされた粒子ビームを吸収消滅させるビームダンバー13を備えている。
データベース7は、イオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とをパラメータとして、そのパラメータに対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されている。粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性としては、1パルスを時間分解したときの各分解時間における粒子数(単位時間当たりの粒子数)、あるいは各分解時間における1パルス中の累積粒子数などである。
演算処理部8は、設定されたイオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とに関連付けられた粒子数の時間依存性のデータをデータベース7より受け取り、外部より与えられる目標累積粒子数に対応して照射する粒子ビームの照射時間を演算して、キッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングを算出する。なお、目標累積粒子数は必ずしも外部から与えられる必要なく、予めデータベース7に記憶されていてもよい。
キッカー電磁石制御機構6は、演算処理部8で算出されたキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングでキッカー電磁石5の遮蔽動作を制御する。
次に、データベース7に記憶されている加速器2の駆動条件に対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性について説明する。粒子線照射装置での治療を始める前に、キッカー電磁石5と照射対象物4との間のビームライン3上に粒子数測定モニタ9を設置する。この粒子数測定モニタ9は、ビームライン3を通過する粒子数を測定することができる。粒子数測定モニタ9としては、ビームライン3の粒子線の進行を妨げない、例えば電離箱を用いることができる。
電離箱は、ガスで満たされた容器内に2枚の電極が対向配置されたものである。この電極の間を粒子線が通過すると、その粒子線の通った軌跡に沿って電極間のガスが電離され、正電荷をもつイオンと負電荷をもつ電子に分離する。2つの電極間には電圧がかかっているので、正イオンはマイナスの電極に、電子はプラスの電極に向かって動き短いパルス電流が発生する。この電流を測定することにより電離箱を通過した粒子線の粒子数を計測することができる。
イオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とを実際の治療で運用する際に想定される種々の値に設定し、それらの値をパラメータとして、ビームライン3上で粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性を粒子数測定モニタ9で測定する。通常、1パルスの持続時間は0.1〜5μsであるので、粒子数測定モニタ9はその持続時間を20分割する程度の分解時間で粒子数を測定する。
図2は、データベース7に記憶されている粒子ビームにおける1パルスの粒子数の時間依存性を説明する説明図である。図2において、横軸は時間であり縦軸は累積粒子数である。線は1パルス内の時間的な粒子分布を示している。上述のような方法によって、イオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とをパラメータとして、そのパラメータに対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性をデータベース7に記憶しておく。
上述のように演算処理部8は、外部より与えられる目標累積粒子数に対して照射する粒子ビームの照射時間を演算して、キッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングを算出する。そして、キッカー電磁石制御機構6は、演算処理部8で算出されたキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングでキッカー電磁石5の遮蔽動作を制御するが、キッカー電磁石制御機構6が演算処理部8から遮蔽動作のタイミングを受け取ってキッカー電磁石5の遮蔽動作が完了するまでには時間のずれが生じる。演算処理部8で演算された粒子ビームの照射時間で正確にキッカー電磁石5の遮蔽動作を完了させるためにはこの時間のずれを補正する必要がある。データベース7は、この時間のずれを補正するために、あらかじめキッカー電磁石制御機構6が演算処理部8から遮蔽動作のタイミングを受け取ってキッカー電磁石5の遮蔽動作が完了するまで時間のずれも記憶しておく。
次に、実際の治療を行う際の動作について説明する。以下の説明においては、単一パルスの粒子ビームを用いて所定の累積粒子数を照射する場合について説明する。
治療計画などにより、病巣を治療するために照射対象物4の照射スポットに照射する粒子ビームの目標累積粒子数を決定する。決定された目標累積粒子数を、例えば入力端末などを用いて演算処理部8に入力する。演算処理部8は、データベース7に記憶されたフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構の電極に印加される加速電圧とに関連付けられた粒子数の時間依存性のデータを参照して、目標累積粒子数を実現するためのフィラメントに流す電流量と高周波加速機構の電極に印加する加速電圧とを決定する。なお、上述のように、目標累積粒子数は必ずしも外部から与えられる必要なく、予めデータベース7に記憶されていてもよい。
演算処理部8で決定されたフィラメントに流す電流量および高周波加速機構の電極に印加する加速電圧は加速器2に送られ、加速器2の駆動が開始される。イオン源11と高周波加速機構12との動作が安定し粒子ビームのパルス内の粒子分布が一定になるまでは、加速器2のビームライン3の出口側に設けられたビームシャッターで粒子ビームは遮られている。粒子ビームのパルス内の粒子分布が一定になった時点で、ビームシャッターを開いて粒子ビームの照射を開始する。このときの時刻を照射開始時刻tstartとする。
図3は、本実施の形態における1パルスの累積照射粒子数を説明する説明図である。治療計画などで決定された目標累積粒子数をDとする。図3に示すように、データベース7に記憶されている1パルスの粒子数の時間依存性のデータは離散的な値である。仮に目標累積粒子数Dに最も近くてそれより少ない累積粒子数D、目標累積粒子数Dに最も近くてそれより多い累積粒子数Dとし、累積粒子数D、Dに到達する時間をそれぞれt、tとする。このとき、目標累積粒子数に到達する時間tirradiationは、次の式から算出される。

irradiation={D×(t−t)−D×(t−t)}/(D−D)+t
加速器の高周波加速機構12の加速周波数とビームシャッターを開いて粒子ビームを照射するタイミングとはリンクさせることが可能であり、照射開始時刻tstartと粒子ビームのパルスの立ち上がり時刻とを一致させることができる。すなわち、照射開始時刻tstartを図3における横軸のゼロ時間に一致させることができる。また、データベース7は、あらかじめキッカー電磁石制御機構6が演算処理部8から遮蔽動作のタイミングを受け取ってキッカー電磁石5の遮蔽動作が完了するまでの時間のずれtrisingを記憶している。
演算処理部8は、ビームシャッターを開いて粒子ビームの照射を開始した時刻tstartと、上記の式で算出されたtirradiationと、データベース7から受け取るtrisingとを用いて、キッカー電磁石制御機構6へキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングtgoalとを送る。このとき、tgoalは、次の式で算出される。

goal=tstart+tirradiation−trising
キッカー電磁石5は、実際にはtgoal+trisingのタイミングでビームライン3の粒子ビームを偏向させて粒子ビームをビームライン3から逸らす。図4は、本実施の形態における1パルスの照射粒子数を説明する説明図である。図4に示すように、本実施の形態においては、粒子線の照射が開始された初めの単一パルスにおいて、パルス照射開始から時間tirradiationまでのパルス内の粒子(図4におけるハッチング部分)が照射対象物4の照射スポットに照射され、時間tirradiation以降のパルス内の粒子は照射されない。
このように構成された粒子線照射装置においては、予めデータベースに記憶された加速器の駆動条件に対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性を用いて、パルス内の累積粒子数が目標累積粒子数となる時刻を算出してパルスを遮蔽しているので、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる。
従来は、1パルスの全体の累積粒子数が目標累積粒子数となるように加速器の駆動条件を設定していたが、予め決められた離散的なビーム制御パラメータ(本実施の形態であればフィラメントの電流量と加速電圧)と1パルス当たりの粒子数とを対応付けたテーブルに基づいて1パルス当たりの粒子数を設定することになるので、1パルス当たりの粒子数を完全に任意の値に設定することが困難であった。
本実施の形態のように、加速器のビーム制御パラメータを変更せず1パルス当たりの粒子数が安定した後は遮蔽手段を用いて累積粒子数を設定しているので、累積粒子数を任意の値に設定することができる。
なお、従来からビームライン3の経路上に遮蔽手段を設けて累積粒子数を制御する方法は存在した。例えば、粒子ビーム照射系の線量モニタで照射される線量のデータをカウントし、その積算値が規定量に達するとビームシャッターを閉じてビームの照射を停止する方法や、予めビーム制御パラメータと1パルス当たりの粒子数との相関関係を求めておき、所定の累積粒子数に達した時点で粒子ビームを遮蔽する方法などが知られていた。しかしながら、このような従来の方法においては、遮蔽手段で粒子ビームを遮蔽するタイミングは、粒子ビームのパルス間であり、1パルスの途中で粒子ビームを遮蔽することが不可能であった。なぜなら、本実施の形態のように、1パルスにおける粒子数の時間依存性を用いていないからである。したがって、従来の遮蔽手段によって累積粒子数を制御する方法では粒子数の制御は、1パルス当たりの粒子数に依存した離散的な値でしかできなかった。また、単一パルスの粒子数以下の粒子数に制御することができなかった。
本実施の形態においては、1パルスにおける粒子数の時間依存性を用いているので、累積粒子数を任意の値に設定することができると共に、単一パルスの粒子数以下の粒子数に制御することも可能となる。
なお、本実施の形態においては、加速器の駆動条件としてフィラメントに流す電流量と高周波加速機構の電極に印加される加速電圧とで説明したが、加速器の方式などによって別のパラメータであってもよい。
また、本実施の形態においては、遮蔽手段としてキッカー電磁石を用いているが、キッカー電磁石の替わりに電場シャッターなど別の機構を用いてもよい。
なお、本実施の形態においては、粒子線照射装置での治療を始める前に粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性を測定しそれをデータベース7に記憶させるために、粒子数測定モニタを設置している。
実施の形態2.
実施の形態1で説明した粒子線照射装置は、粒子線を一点の照射スポットに照射するものであった。しかしながら、粒子線照射装置が腫瘍などの病巣を治療する粒子線治療に用いられる場合、照射対象となる病巣全体に粒子線を照射する機能が必要である。実施の形態2においては、粒子線のスキャンニング照射を行うことができる粒子線照射装置を説明する。
図5は、本実施の形態に係る粒子線照射装置の模式図である。図5に示すように、本実施の形態に係る粒子線照射装置1は、実施の形態1で説明した粒子線照射装置にスキャンニング照射の機能を付与する走査手段として走査電磁石21が追加されたものである。走査電磁石21には、その走査電磁石21を制御するための走査電磁石制御手段22が接続されている。走査電磁石制御手段22は、データベース7からの信号を受け取ることができる。走査電磁石21は、ビームライン3を挟んだ2つの電磁石で構成された空芯構造であり、この電磁石に流す電流値を変化することで磁場を変化させ、粒子ビームを2次元的に走査させることができる。
照射対象となる病巣全体に粒子線を照射するためには、粒子ビームを3次元的に制御する必要がある。粒子ビームは生体(からだ)の中をある程度の距離進んだあと、急激に高いエネルギーを周囲に与えそこで消滅するという性質をもつ。粒子ビームが生体内を進む距離は、粒子ビームのエネルギーによって決まる。したがって、粒子ビームが生体内を進む方向を仮にz軸方向とすると、例えば粒子ビームのエネルギーを一定として、レンジシフタと呼ばれる厚板を用いてz軸方向のエネルギー量を制御することができる。このレンジシフタと組み合わせて走査電磁石で粒子ビームを走査する方向をxy平面に設定することで、粒子ビームを3次元的(xyz軸方向)に制御することができる。
治療計画によって、照射対象となる病巣に対して粒子ビームを照射すべき照射スポットの3次元的な位置とその照射スポットにおける目標累積粒子数とを決定する。さらに、治療計画によって、照射スポットに位置と目標累積粒子数とから、照射スポットの順序を決定する。これらのデータは、データベース7に入力される。
データベース7は、イオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とをパラメータとして、そのパラメータに対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されている。さらに、データベース7は、各照射スポットの(x、y)位置、深さ方向(z方向)の位置における目標累積粒子数および照射スポットの順序が記憶されている。
データベース7は、照射スポットの順序にしたがって、初めの1点目の照射スポットの(x、y)位置を走査電磁石制御手段22に送ると共に、その照射スポットにおけるイオン源11のフィラメントに流れる電流量と高周波加速機構12の電極に印加される加速電圧とに関連付けられた粒子数の時間依存性および目標累積粒子数を演算処理部8に送る。
演算処理部8は、データベース7より受け取ったデータに基づいて、目標累積粒子数に対応して照射する粒子ビームの照射時間を演算して、1点目の照射スポットにおけるキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングを算出する。キッカー電磁石制御機構6は、演算処理部8で算出されたキッカー電磁石5の遮蔽動作のタイミングでキッカー電磁石5の遮蔽動作を制御する。
これ以降は、実施の形態1と同様な手順で1点目の照射スポットに対して粒子ビームを照射する。1点目の照射スポットへの照射終了時に、キッカー電磁石5による遮蔽をした状態で2点目の照射スポットへ照射位置を移動させる。移動後にキッカー電磁石5による遮蔽をなくし、2点目以降の照射スポットにも同様の手順で照射を行う。データベース7は、1点目の照射スポットに対する粒子ビームの照射が終了したのちは、順次照射スポットのデータを走査電磁石制御手段22および演算処理部8に送り、各照射スポットに対して目標累積粒子数の粒子ビームを照射することを繰り返す。
このように構成された粒子線照射装置においては、予めデータベースに記憶された加速器の駆動条件に対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性を用いて、パルス内の累積粒子数が目標累積粒子数となる時刻を算出してパルスを遮蔽しているので、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる。
また、スキャンニング照射の機能を有する走査手段を備えているので、照射対象となる病巣の各照射スポットに照射する粒子線の累積粒子数を任意に個別の値に設定することができる。
実施の形態3.
粒子線照射装置を腫瘍などの病巣を治療する粒子線治療に用いる場合、過剰照射は避けなければならない。実施の形態においては、過剰照射を避けるための安全装置を備えた粒子線照射装置について説明する。

図6は、本実施の形態に係る粒子線照射装置の模式図である。図6に示すように、本実施の形態に係る粒子線照射装置1は、遮蔽手段としてのキッカー電磁石5と照射対象物4との間に設けられた粒子数測定モニタ9と加速器2とが接続されている。
本実施の形態において、通常の治療を行う際の動作は実施の形態1と同様である。しかしながら、データベース7と演算処理部8との間や演算処理部8とキッカー電磁石制御機構6との間などの信号伝達間に発生したノイズなどによって、制御信号が誤って伝達されることが考えられる。その結果、照射される累積粒子数が目標累積粒子数を超えてしまう(過剰照射)恐れがある。
本実施の形態では、キッカー電磁石5と照射対象物4との間に粒子数測定モニタ9を備え、この粒子数測定モニタ9で実際の照射対象物4に照射される粒子数を計測しておき、もし照射対象物4に照射される粒子数が目標累積粒子数を超えた場合は、加速器2のビームシャッターを閉じて粒子ビームの照射を停止する。
このように構成された粒子線照射装置においては、実施の形態1と同様に、予めデータベースに記憶された加速器の駆動条件に対応した粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性を用いて、パルス内の累積粒子数が目標累積粒子数となる時刻を算出してパルスを遮蔽しているので、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる。また、粒子数測定モニタを備えているので、制御信号が誤って伝達されて過剰照射が起こる恐れがある場合でも、照射対象物への過剰照射を最小限に抑えることが可能となる。
実施の形態4.
粒子線照射装置を呼吸によって移動する病巣を治療する粒子線治療に用いる場合、その移動量によっては病巣以外の部位に粒子線が照射される恐れがある。実施の形態4においては、病巣以外の部位への照射を避けるために、呼吸による病巣の移動量が一定量以上のときはビーム照射を中断する機能を備えた粒子線照射装置について説明する。
図7は、本実施の形態に係る粒子線照射装置の模式図である。図7に示すように、本実施の形態に係る粒子線照射装置1は、実施の形態3の図6に示した粒子線照射装置に、さらに病巣の移動量を測定する移動量センサとして機能する呼吸モニタ31を備えたものである。呼吸モニタ31は、照射対象物4である患者の身体の表面に取り付けられるものであり、呼吸によって病巣が移動するときにその移動量に比例して移動する身体の表面に取り付けられている。呼吸モニタ31の出力は、キッカー電磁石制御機構6に接続されている。なお、呼吸モニタ31は、粒子ビームの照射を妨げない位置に取付けられている。
次に、本実施の形態における実際の運用について説明する。まず、呼吸モニタ31を用いて、患者の体の表面の基準位置と、その基準位置から患者の体の表面の移動量との関係を取得しておく。次に、この患者の体の表面の移動量と治療の対象となる病巣の移動量との関係を、例えばMRI(Magnetic Resonanse Imaging:磁気共鳴画像)検査などの手法を用いて求めておく。病巣以外の部位に粒子線が照射される恐れがある場合の病巣の移動量に対する呼吸モニタ31の基準位置からの移動量を閾値として設定する。
粒子線治療が開始されて、呼吸モニタ31の移動量がこの閾値を上回ったときは、呼吸モニタ31からキッカー電磁石制御機構6に信号が送られ、直ちにキッカー電磁石の遮蔽動作を作動させて粒子線をビームライン3から逸らす。呼吸モニタ31の移動量がこの閾値以下のときは、呼吸モニタ31からキッカー電磁石制御機構6に信号が送られ、直ちにキッカー電磁石の遮蔽動作を停止させて粒子線をビームライン3に送る。このように、呼吸モニタを用いて呼吸による病巣の移動を検知して粒子線の照射を制御するシステムを呼吸同期システムと定義する。
呼吸同期システムによって粒子線の1パルス中の照射が中断されたときは、照射対象物への累積粒子数は目標累積粒子数に到達していないことになる。病巣への粒子線の累積粒子数を目標累積粒子数とするために、次のような手法を行えばよい。
呼吸同期システムによって照射が遮断された際、粒子数測定モニタ9に記録された累積粒子数を演算処理部8に伝達する。演算処理部8は、目標累積粒子数から伝達された累積粒子数を引いた粒子数を新たな目標累積粒子数として、データベース7に記録された粒子数の時間依存性に基づき実施の形態1と同様の方法で照射を実施する。
このように構成された粒子線照射装置においては、呼吸同期システムを用いることにより、呼吸によって病巣が移動しても病巣以外の部位への照射を避けることができる。さらに、呼吸同期システムによって1パルス内で粒子線の照射が遮断されても、遮断されるまでの累積粒子数を考慮して次のパルスの遮断タイミングを決定することができるので、呼吸同期システムを用いても、照射する粒子線の累積粒子数を任意の値に設定することができる。
なお、本実施の形態においては、呼吸モニタを移動量センサとして用いる例を示したが、病巣の移動量を測定する移動量センサとして別の方法を用いてもよい。例えば、病巣あるいは病巣の近くにマーカーとなる金属を注入し、MRIなどを用いてこの金属の移動量をリアルタイムで測定することにより移動量センサとしてもよい。
また、本実施の形態で説明した粒子線照射装置の構成と実施の形態2または3で説明した粒子線照射装置の構成とを組み合わせてもよい。
1 粒子線照射装置、 2 加速器、 3 ビームライン、 4 照射対象物
5 キッカー電磁石、 6 キッカー電磁石制御機構、 7 データベース
8 演算処理部、 9 粒子数測定モニタ
11 イオン源、 12 高周波加速機構
21 走査電磁石、 22 走査電磁石制御手段
31 呼吸モニタ

Claims (7)

  1. パルス状の粒子ビームを出射する加速器と、
    この加速器から出射されるパルス状の粒子ビームが照射対象物に照射されるのを遮蔽する機能を備えた遮蔽手段と、
    前記加速器の駆動条件に対応して前記粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性が記憶されたデータベースと、
    前記照射対象物に照射する目標累積粒子数と前記データベースに記憶された前記粒子ビームの1パルスにおける粒子数の時間依存性とに基づいて前記遮蔽手段の遮蔽動作のタイミングを算出する演算手段と
    前記演算手段で算出された前記遮蔽手段の遮蔽動作のタイミングに基づいて前記遮蔽手段を制御する遮蔽制御手段と
    を備えたことを特徴とする粒子線照射装置。
  2. 前記照射対象物に対して前記粒子ームを二次元的にスキャンする走査手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の粒子線照射装置。
  3. 前記遮蔽手段は、キッカー電磁石であることを特徴とする請求項1または2に記載の粒子線照射装置。
  4. 前記キッカー電磁石によって照射対象物以外の方向へ照射される粒子ビームを吸収消滅させるビームダンバーをさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の粒子線照射装置。
  5. 前記照射対象物に照射される粒子ビームの粒子数を測定する粒子数測定モニタを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒子線照射装置。
  6. 照射対象物の移動量を検出する移動量センサをさらに備え、
    前記移動量センサで検出された照射対象物の移動量が閾値を上回ったときは前記遮蔽手段でビームを遮蔽することを特徴とする請求項5に記載の粒子線照射装置。
  7. 前記移動量センサで検出された照射対象物の移動量が閾値を上回ったときは前記遮蔽手段でビームが遮蔽された場合、
    前記粒子数測定モニタで測定された前記照射対象物に照射された粒子ビームの粒子数が前記演算手段に送られ、
    前記演算手段は、前記粒子数測定モニタから送られた前記粒子数を前記目標累積粒子数から減算した新たな目標累積粒子数を算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の粒子線照射装置。
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