JP6658029B2 - 車両用スロープ収納機構 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後部内の空間にてスロープを収納するための車両用スロープ収納機構に関する。
車椅子、台車等を車両に乗降させる際に用いられるスロープを搭載した自動車等の車両が存在している。多くの場合、スロープは、車体後部内の空間から車体後面の開口を通って車体後方の地面に向けて延びるように配置された展開姿勢と、車体後部内の空間にて車両上下方向に沿って配置された起立姿勢との間で旋回可能に車体後部に取り付けられている。車両には、車体後部内の空間にて起立姿勢のスロープを収納するためのスロープ収納機構が設けられており、典型的には、スロープ収納機構は、起立姿勢のスロープを安定的に保持可能とするように構成された保持装置を有している。
このようなスロープ収納機構の一例としては、スライド進退可能なピンを有すると共にスロープに配置されるスライドピン部と、スライド進出したピンを挿通可能な挿通孔を有すると共に、車体後面の開口(車体後部開口)に対して車両幅方向に隣接する開口側縁部(側辺)に配置されるロック部とを有する保持装置を備え、スライドピン部のピンをロック部の挿通孔に挿通した状態で保持装置によってスロープを保持するように構成した機構が挙げられる。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2013−60064号公報
しかしながら、上記スロープ収納機構の一例では、スライドピン部のピンをロック部の挿通孔に挿入する際に、ピンと挿通孔とを正確に位置合わせする必要があり、また、視認し難い挿通孔をピンと位置合わせすることもまた難しくなっている。このような位置合わせはユーザーにとって煩わしいものであり、このことがスロープの収納作業性を悪くしている。そのため、スロープの収納作業性を改善することが望まれる。その一方で、起立姿勢のスロープの保持安定性が低下することを防ぐこともまた重要である。
本発明は、このような課題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、起立姿勢のスロープを安定的に保持することができ、かつスロープの収納作業性を改善することができる車両用スロープ収納機構を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用スロープ収納機構によれば、車体の後部内の空間から前記車体の後面の開口を通って前記車体の外部に向けて延びるように配置される展開姿勢、及び前記車体の後部内の空間にて車両上下方向に沿って配置される起立姿勢の間で旋回可能に前記車体の後部に取り付けられるスロープと、前記起立姿勢のスロープを保持可能とするように構成される保持装置とを備え、前記保持装置が、前記開口に対して車両幅方向に隣接する前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方に取り付けられる係合部材と、該係合部材に係合可能に構成されると共に前記開口側縁部及び前記スロープの他方に取り付けられる被係合部材とを含む、車両用スロープ収納機構において、前記係合部材が、前記起立姿勢にて、前記開口側縁部及び前記スロープの一方に対して車両前後方向に沿った軸線を中心として回転可能に構成され、前記係合部材が、その軸線を挟みながら互いに対向する遠位部及び近位部を有し、前記被係合部材が、前記起立姿勢にて、前記係合部材の遠位部に係合可能となるように車両上方に開口する保持凹部を有し、前記係合部材の遠位部が前記被係合部材の保持凹部に係合した状態で前記保持装置が前記起立姿勢のスロープを保持するように構成されており、前記係合部材の回転を制御可能に構成される回転制御部材が、前記開口側縁部及び前記スロープの一方に取り付けられ、前記回転制御部材が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部と摺動可能となるように前記係合部材の回転方向に沿って配置される摺動部分を有している。そのため、スロープを起立姿勢にした状態で係合部材を被係合部材の保持凹部に係合させるようとする際に、車両上方に開口する保持凹部が車両上方から容易に視認できるので、係合部材と被係合部材の保持凹部とを容易に位置合わせできる。また、係合部材と被係合部材の保持凹部とが大まかに位置合わせされていれば、係合部材を、車両上方から下方に向かって回転させながら、車両上方に開口する保持凹部に呼び込むことができる。その結果、係合部材を被係合部材の保持凹部に容易に係合させることができて、スロープの収納作業性を改善することができる。さらに、係合部材を被係合部材の保持凹部内にて安定的に係合させることができ、このような係合によって起立姿勢のスロープを安定的に保持することができる。付随的には、スロープが起立姿勢にある場合、係合部材が車両前後方向に沿って配置された軸線を中心として回転するので、係合部材の回転によって占められる車両前後方向のスペースを減少させることができる。その結果、係合部材の回転スペースを確保しながら起立姿勢のスロープを車体の後面に接近させることができ、起立姿勢のスロープに対して車両前方に位置する車室空間を十分に確保することができる。
特に、上記車両用スロープ収納機構においては、前記係合部材の回転を制御可能に構成される回転制御部材が、前記開口側縁部及び前記スロープの一方に取り付けられ、前記回転制御部材が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部と摺動可能となるように前記係合部材の回転方向に沿って配置される摺動部分を有している。そのため、係合部材がその回転時に回転制御部材の摺動部分に対して摺動するので、かかる摺動時の摩擦によって、車両の振動等の外力が加えられた際に係合部材が意図せずに回転することを防止でき、その結果、係合部材が被係合部材の保持凹部から意図せずに離脱することを防止できる。よって、係合部材を被係合部材の保持凹部内にて安定的に係合させることができ、このような係合によって起立姿勢のスロープを安定的に保持することができる。
本発明の一態様に係る車両用スロープ収納機構によれば、前記回転制御部材が、前記係合部材の回転を規制するように前記係合部材と前記回転方向にて当接可能に構成される規制部分をさらに有し、該規制部分が、前記摺動部分における前記回転方向の両方の端部に配置されており、前記摺動部分が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部と摺動可能となり、かつ前記摺動部分の両方の端部に配置された前記規制部分を連結するように延びている。そのため、係合部材が係合及び離脱操作のために必要とされない範囲に回転することを防ぐように、係合部材と回転制御部材の規制部分とが当接するので、係合部材の操作性を向上させることができる。その結果、係合部材を被係合部材の保持凹部に容易に係合させることができ、スロープの収納作業性を改善することができる。
本発明の一態様に係る車両用スロープ収納機構によれば、前記係合部材が、前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方を向く内側面と、該内側面に対向する外側面を有し、前記回転制御部材の摺動部分が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部の外側面と摺動可能となるように前記係合部材の回転方向に沿って配置されており、前記係合部材の近位部が、前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方と前記回転制御部材の摺動部分との間に位置している。
本発明の一態様に係る車両用スロープ収納機構によれば、起立姿勢のスロープを安定的に保持することができ、かつスロープの収納作業性を改善することができる。
本発明の第1実施形態に係るスロープ収納機構を有する車体後部を、係合部材を被係合部材から離脱させた状態で車両進行方向左側斜め後方から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態において、スロープを展開姿勢にした状態の車両の後部を模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態において、スロープを起立姿勢にした状態の車両の後部を模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態において、スロープを倒伏姿勢にした状態の車両の後部を模式的に示す側面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の第1実施形態において、係合部材を被係合部材に係合させた状態の保持装置を車両進行方向右側斜め後方から見て概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態において、被係合部材及びその周辺部を、係合部材を被係合部材から離脱させた状態で車両進行方向左側斜め前方から見て概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスロープ収納機構の図1のA部に相当する部分を、係合部材を被係合部材から離脱させた状態で概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態において、係合部材を被係合部材に係合させた状態の保持装置を車両進行方向左側斜め後方から見て概略的に示す拡大斜視図である。
本発明の第1及び第2実施形態に係る車両用スロープ収納機構を有する車両について図1〜図9を参照しながら以下に説明する。なお、第1及び第2実施形態における車両は、例えば、ハッチバック型、ミニバン型、ワンボックス型等の自動車であるとよい。また、図1〜図9においては、車両前側方向を矢印Fにより示す。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る車両用スロープ収納機構について説明する。
[スロープ収納機構を有する車両について]
最初に、図1を参照して、本実施形態に係るスロープ収納機構を有する車両について説明する。スロープ収納機構を有する車体1の後面は、車体1の天井面と底面との間で実質的に車両上下方向に沿って立ち上がるように形成されており、このような後面に車両前後方向に貫通する開口1aが形成されている。車体1の後部内には、車椅子、台車等を配置可能とする空間が形成されている。特に図示はしないが、車体1は、開口1aに対応して形成されたドアを備え、かかるドアは、開口1aを開閉可能とするように構成されている。
[スロープ収納機構の概略について]
図1〜図6を参照して、スロープ収納機構の概略について説明する。図1に示すように、スロープ収納機構は、車体1の後部に搭載されるスロープ2を備えている。かかるスロープ2は略平板形状に形成されている。スロープ2の基端部2aは、実質的に車両幅方向に沿った軸線2bを中心としてスロープ2を旋回可能とするように車体1の床部1bに取り付けられている。なお、車体1の床部1bは、地面Gに対して車両上方に位置している。スロープ2はまた、図2に示すように、その基端部2aから先端部2cに向かう方向に延伸した状態(以下、「延伸状態」という)と、図1、図3、及び図4に示すように、延伸状態に対して先端部2cから基端部2aに向かう方向に縮小した状態(以下、「縮小状態」という)とに変形可能に構成されている。延伸及び縮小状態間のスロープ2の変形は、スロープ2をその長手方向に伸縮させることによって達成されるようになっている。
さらに、スロープ2は、その旋回によって、図2に示されるように、スロープ2の軸線2bに対して車両後方にて、その先端部2cを車体1(破線により示す)の後部内の空間から開口1aを通って車体1の外部に向けた展開姿勢と、図1及び図3に示されるように、車体1(図3では破線により示す)の後部内の空間にて車両上下方向に沿って配置されると共にその先端部2cを車両上方に向けた起立姿勢と、図4に示されるように、車体1(破線により示す)の後部内の空間にて、スロープ2の軸線2bに対して車両前方で床部1b上に横たわるようにその先端部2cを車両前方に向けた倒伏姿勢とに変化可能になっている。
図2に示した展開姿勢では、延伸状態のスロープ2が、車両前方から後方に向かうに従って車両上方から下方に傾斜しており、かつ延伸状態のスロープ2の先端部2cは、地面Gに接地している。かかる展開姿勢においては、車椅子、台車等が、車両上方を向くスロープ2のスロープ面2d上を移動可能となる。そのため、車椅子、台車等を車両に容易に乗降させることができる。図1、図3、及び図4にそれぞれ示した起立及び倒伏姿勢では、スロープ2は縮小状態で収納される。また、起立姿勢のスロープ2に対して車両前方に、車椅子、台車等を配置可能とする空間が位置しており、かかる起立姿勢では、スロープ2の車両幅方向両側の側端部2eは、それぞれ、開口1aに対して車両幅方向両側にそれぞれ隣接する車体1の開口側縁部1cに対して間隔を空けて位置している。
再び図1に示すように、スロープ収納機構は、上述した起立姿勢のスロープ2を保持可能とするように構成される2つの保持装置3を備えている。2つの保持装置3は、それぞれ、スロープ2の車両幅方向両側の側端部2eを保持可能とするように配置されている。図1では、一例として、各保持装置3は、縮小状態のスロープ2における長手方向の略中央に配置されるように示されている。なお、スロープ2をより安定的に保持することを考慮した場合、保持装置3を、縮小状態のスロープ2における長手方向の略中央を基準としてスロープ2の先端部2c寄りに配置することもできる。
図5及び図6に示すように、各保持装置3は、互いに係合可能に構成された係合部材4及び被係合部材5を有している。なお、図6では、車体1の開口1a及び開口側縁部1cを破線により示している。係合部材4は、実質的に車両前後方向に沿った軸線4aを中心として回転可能にスロープ2の側端部2eに取り付けられている。被係合部材5はまた、それに対応する係合部材4を取り付けたスロープ2の側端部2eと向かい合う開口側縁部1cに取り付けられている。さらに、各保持装置3は、係合部材4の回転を制御するための回転制御部材6を有している。かかる回転制御部材6は、係合部材4を取り付けたスロープ2の側端部2eに取り付けられている。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、スロープ収納機構が次のように構成されてもよい。延伸及び縮小状態間のスロープの変形が、スロープを折り畳み及び展開させることによって達成されてもよい。スロープ収納機構が、スロープの車両幅方向一方の側端部のみを保持可能とするように構成された少なくとも1つの保持装置を有してもよい。係合部材及び回転制御部材が車体の開口側縁部に取り付けられ、かつ被係合部材がスロープの側端部に取り付けられてもよい。
[係合部材の詳細について]
ここで、図5及び図6を参照して、係合部材4の詳細について説明する。係合部材4は、軸線4aを挟みながら互いに対向する遠位部4及び近位部4cを有している。かかる係合部材4は、スロープ2を向く内側面4dを有しており、内側面4dは、スロープ2に対して間隔を空けて配置されている。係合部材4はまた、内側面4dに対向する外側面4eを有している。
さらに一例として、係合部材4が次のように構成されると好ましい。係合部材4が細長形状に形成され、例えば、係合部材4は、近位部4cから遠位部4bに向かって略直線状に延びるように形成することができる。さらに、係合部材4は平板材によって構成されている。
[被係合部材の詳細について]
図5〜図7を参照して、被係合部材5の詳細について説明する。被係合部材5は、車両上方に開口する2つの保持凹部5aを有している。図6に示すように、各保持凹部5aは、スロープ2が起立姿勢にある状態で係合部材4の遠位部4bと係合可能となっている。
具体的には、図5及び図6に示すように、保持凹部5aから離脱した状態の係合部材4の遠位部4bが、係合部材4の回転方向の一方側(矢印R1により示し、かつ以下、「回転方向係合側」という)に回転することによって保持凹部5aに係合することができる。係合部材4の遠位部4bが被係合部材5の保持凹部5aに係合した状態(以下、「係合状態」という)では、係合部材4の遠位部4bが、回転方向にて保持凹部5aの底に当接する。その一方で、係合状態の係合部材4の遠位部4bは、回転方向の他方側(矢印R2により示し、かつ以下、「回転方向離脱側」という)に回転することによって保持凹部5aから離脱することができる。
さらに一例として、被係合部材5は次のように構成されると好ましい。図7に示すように、被係合部材5が略U字形状に形成されて、かかる被係合部材5が、開口側縁部1cに取り付けられる基部5bと、かかる基部5bの車両幅方向両側の側端からそれぞれ立ち上がる立壁部5cとを有しており、各立壁部5cに保持凹部5aが形成されている。この場合、被係合部材5は、これら2つの立壁部5cにそれぞれ形成されると共に互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの保持凹部5aを有することとなる。また、図6に示すように、係合部材4の軸線4aと被係合部材5の保持凹部5aとが車両上下方向にて実質的に対応するように配置されており、この場合、上述した直線状の係合部材4は、係合状態にて、その長手方向を車両幅方向に沿わせるように配置されることとなる。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、被係合部材が次のように構成されてもよい。被係合部材が、1つの保持凹部のみを有してもよく、又は3つ以上の保持凹部を有してもよい。被係合部材が、略U字形状以外の形状に形成されてもよく、例えば、被係合部材が、略ボックス形状、略L字形状等に形成されてもよい。
[回転制御部材の詳細について]
図5及び図6を参照して、回転制御部材6の詳細について説明する。回転制御部材6は、係合部材4の近位部4cに当接し、さらには、係合部材4の回転時に係合部材4の近位部4cに摺動可能に配置される摺動部分6aを有している。摺動部分6aはまた、スロープ2と間隔を空けると共に係合部材4の外側面4eに当接するように配置されている。かかる摺動部分6aは、回転方向に沿って略L字形状に形成されている。
摺動部分6aはまた、回転方向係合側に位置する係合領域6a1と、回転方向離脱側に位置する収容領域6a2と、係合領域6a1及び収容領域6a2間にて回転方向に沿って位置する中間領域6a3とを有している。係合状態では、係合領域6a1が係合部材4の近位部4cに当接する。係合部材4が被係合部材5から離脱すると共にスロープ2上に収容された状態(以下、「収容状態」という)では、収容領域6a2が係合部材4の近位部4cに当接する。係合部材4が係合状態及び収容状態間にて回転する際に、中間領域6a3が係合部材4の近位部4cと摺動する。
回転制御部材6はまた、係合部材4の回転を規制するように係合部材4の近位部4cと回転方向にて当接可能に構成される係合側及び離脱側規制部分6b,6cをさらに有している。これら係合側及び離脱側規制部分6b,6cは、それぞれ、摺動部分6aの回転方向係合側及び離脱側の端部に配置されている。
具体的には、係合側規制部分6bは、係合領域6a1に対して回転方向係合側に隣接して配置されているか、又は係合領域6a1に対して回転方向係合側に間隔を空けて配置されている。離脱側規制部分6cは、収容領域6a2に対して回転方向離脱側に隣接して配置されているか、又は収容領域6a2に対して回転方向離脱側に間隔を空けて配置されている。係合側及び離脱側規制部分6b,6cは、それぞれ、摺動部分6aの回転方向係合側及び離脱側の端部からスロープ2に向かって延びている。これら係合側及び離脱側規制部分6b,6cがスロープ2に取り付けられて、その結果、回転制御部材6がスロープ2に取り付けられることとなる。
さらに一例として、回転制御部材6は次のように構成されると好ましい。回転制御部材6の摺動部分6a及び係合側及び離脱側規制部分6b,6cは一体に形成されている。回転制御部材6は略円形の横断面を有している。回転制御部材6が略直線形状に形成されており、この場合、特に、スロープ2が起立姿勢にある状態において、摺動部分6aの係合領域6a1が車両上下方向に沿って延びると好ましく、収容領域6a2が係合領域6a1に対して車両下方に配置されると共に車両幅方向に沿って延びると好ましく、かつ中間領域6a3が屈曲するか又は湾曲すると好ましい。回転制御部材6の離脱側規制部分6cによって規制された収容状態においては、係合部材4が、その遠位部4bを車両上方に向けると共にその近位部4cを車両下方に向けるように車両上下方向に沿って配置される。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、回転制御部材が次のように構成されてもよい。回転制御部材の摺動部分が、係合部材の遠位部に当接し、さらに、係合部材の回転時に係合部材の遠位部に摺動可能に配置されており、かつ係合側及び離脱側規制部分が、係合部材の回転を規制するように係合部材の遠位部と回転方向にて当接可能に配置されてもよい。この場合、スロープが起立姿勢にある状態において、摺動部分の係合領域が車両上下方向に沿って延びると好ましく、収容領域が係合領域に対して車両上方に配置されると共に車両幅方向に沿って延びると好ましく、かつ中間領域が屈曲するか又は湾曲すると好ましい。摺動部分はまた、スロープと間隔を空けると共に係合部材の内側面に当接するように配置されてもよい。この場合、係合側及び離脱側規制部分は、それぞれ、摺動部分の回転方向係合側及び離脱側の端部からスロープと離れる方向に向かって延びると好ましい。さらに、摺動部分は略L字形状以外の形状に形成されてもよく、例えば、摺動部分が略円弧形状に形成されてもよい。また、回転制御部材が、係合側及び離脱側規制部分のいずれか一方のみを有していてもよい。
[スロープの保持及び離脱方法について]
図5及び図6を参照して、本実施形態に係るスロープ収納機構の保持装置3によってスロープ2を保持する方法について説明する。展開姿勢又は倒伏姿勢のスロープ2を起立姿勢に変化させるように旋回させる。このとき、スロープ2における係合部材4を、車体1の開口側縁部1cにおける被係合部材5の保持凹部5aに対してスロープ2の旋回方向に位置合わせする。なお、スロープ2は起立姿勢では縮小状態に変形させる。
このようにスロープ2を起立姿勢とした直後において、係合部材4は上述した収容状態となっている。かかる収容状態の係合部材4を、その軸線4aを中心として回転方向係合側に向かって回転させて、係合部材4の遠位部4bを被係合部材5の保持凹部5aに係合させる。かかる係合状態にて、保持装置3が起立姿勢のスロープ2を保持することとなる。
次に、本実施形態に係るスロープ収納機構の保持装置3からスロープ2を解放する方法について説明する。係合状態の係合部材4を、その軸線4aを中心として回転方向離脱側に向かって回転させて、係合部材4の遠位部4bを被係合部材5の保持凹部5aから離脱させる。その後、かかる係合部材4を、その軸線4aを中心として回転方向離脱側に向かってさらに回転させて、係合部材4を収容状態にて収容する。その結果、スロープ2は保持装置3から解放されることとなる。
[係合部材の制御方法について]
図5及び図6を参照して、本実施形態に係るスロープ収納機構において係合部材4の回転を制御する方法について説明する。車両の振動等の外力が加えられた場合であっても、係合状態又は収容状態の係合部材4の近位部4cが回転制御部材6の摺動部分6aと摩擦するので、このような摩擦によって係合部材4を係合状態又は収容状態に維持することができる。すなわち、外力によって係合状態又は収容状態の係合部材4が意図せずに回転することを防ぐことができる。
また、係合部材4の遠位部4bが、係合状態を超えて回転方向係合側に回転しようとすると、係合部材4の近位部4cが回転制御部材6の係合側規制部分6bに当接する。その一方で、係合部材4の遠位部4bが、収容状態を超えて回転方向離脱側に回転しようとすると、係合部材4の近位部4cが回転制御部材6の離脱側規制部分6cに当接する。そのため、係合部材4が係合及び離脱操作のために必要とされない範囲に回転することを防ぐことができる。
[作用及び効果について]
以上、本実施形態に係るスロープ収納機構によれば、スロープ2を起立姿勢にした状態で係合部材4の遠位部4bを被係合部材5の保持凹部5aに係合させるようとする際に、車両上方に開口する保持凹部5aが車両上方から容易に視認できるので、係合部材4の遠位部4bと被係合部材5の保持凹部5aとを容易に位置合わせできる。また、係合部材4の遠位部4bと被係合部材5の保持凹部5aとが大まかに位置合わせされていれば、係合部材4の遠位部4bを、車両上方から下方に向かって回転させながら、車両上方に開口する保持凹部5aに呼び込むことができる。その結果、係合部材4を被係合部材5に容易に係合させることができて、スロープ2の収納作業性を改善することができる。さらに、係合部材4の遠位部4bを被係合部材5の保持凹部5a内にて安定的に係合させることができ、このような係合によって起立姿勢のスロープ2を安定的に保持することができる。付随的には、スロープ2が起立姿勢にある場合、係合部材4が車両前後方向に沿って配置された軸線を中心として回転するので、係合部材4の回転によって占められる車両前後方向のスペースを減少させることができる。その結果、係合部材4の回転スペースを確保しながら起立姿勢のスロープ2を車体1の後面に接近させることができ、起立姿勢のスロープ2に対して車両前方に位置する車室空間を十分に確保することができる。
本実施形態に係るスロープ収納機構によれば、係合部材4がその回転時に回転制御部材6の摺動部分6aに対して摺動するので、かかる摺動時の摩擦によって、車両の振動等の外力が加えられた際に係合部材4が意図せずに回転することを防止できる。その結果、係合部材4が被係合部材5の保持凹部5aから意図せずに離脱することを防止できる。よって、係合部材4を被係合部材5の保持凹部5a内にて安定的に係合させることができ、このような係合によって起立姿勢のスロープ2を安定的に保持することができる。
本実施形態に係るスロープ収納機構によれば、係合部材4が係合及び離脱操作のために必要とされない範囲に回転することを防ぐように、係合部材4と回転制御部材6の係合側又は離脱側規制部分6b,6cとが当接するので、係合部材4の操作性を向上させることができる。その結果、係合部材4を被係合部材5の保持凹部5aに容易に係合させることができ、スロープ2の収納作業性を改善することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る車両用スロープ収納機構について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の車体及びスロープを用いる。さらに、本実施形態に係るスロープ収納機構は、以下のように構成されている。
[スロープ収納機構の概略について]
図8及び図9を参照して、本実施形態に係るスロープ収納機構の概略について説明する。本実施形態に係るスロープ収納機構は、それぞれ、第1実施形態の2つの保持装置3と同様に配置される2つの保持装置13を備えている。各保持装置13は、互いに係合可能に構成された係合部材14及び被係合部材15を有しており、係合部材14は、実質的に車両前後方向に沿った軸線14aを中心として回転可能にブラケット16に取り付けられ、さらに、かかるブラケット16がスロープ2の側端部2eに取り付けられている。すなわち、係合部材14はブラケット16を介してスロープ2の側端部2eに取り付けられている。被係合部材15はまた、それに対応する係合部材14を取り付けたスロープ2の側端部2eと向かい合う開口側縁部1cに取り付けられている。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、スロープ収納機構が、スロープの車両幅方向一方の側端部のみを保持可能とするように構成された少なくとも1つの保持装置を有してもよい。係合部材がブラケットを介して車体の開口側縁部に取り付けられ、かつ被係合部材がスロープの側端部に取り付けられてもよい。
[係合部材の詳細について]
図8及び図9を参照して、係合部材14の詳細について説明する。係合部材14は、軸線14aを中心として回転可能にブラケット16に取り付けられる支持部分14bを有している。係合部材14はまた、被係合部材15と係合する係合部分14cを有しており、かかる係合部分14cは支持部分14bの先端部と交差している。
係合部分14cはまた、支持部分14bとの交差部を挟みながら互いに対向する遠位部14c1及び近位部14c2を有している。かかる係合部材14は、スロープ2を向く内側面14dを有しており、内側面14dは、スロープ2に対して間隔を空けて配置されている。係合部材14はまた、内側面14dに対向する外側面14eを有している。
さらに一例として、係合部材14は次のように構成されると好ましい。係合部材14の係合部分14cがその回転の接線方向に沿って配置されており、特に、係合部分14cはその回転の接線方向に沿って延びる細長形状、例えば、棒形状に形成されると好ましい。
[被係合部材の詳細について]
図8及び図9を参照して、被係合部材15の詳細について説明する。被係合部材15は、車両上方に開口する2つの保持凹部15aを有している。図9に示されるように、スロープ2が起立姿勢にある状態で、各保持凹部15aは係合部材14の係合部分14cの遠位部14c1と係合可能になる。
具体的には、保持凹部15aから離脱した状態の係合部分14cの遠位部14c1は、回転方向係合側(矢印R1により示す)に回転することによって保持凹部15aに係合することができる。かかる係合状態では、係合部分14cの遠位部14c1が、回転方向にて保持凹部15aの底に当接する。その一方で、係合状態の係合部分14cの遠位部14c1は、回転方向離脱側(矢印R2により示す)に回転することによって保持凹部15aから離脱することができる。
さらに一例として、被係合部材15は次のように構成されると好ましい。被係合部材15が略ボックス形状に形成されて、かかる被係合部材15が、開口側縁部1cから車両前方に向かって立ち上がると共に互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの立壁部15bと、開口側縁部1cに対して間隔を空けると共に2つの立壁部15bを連結する頂部15cとを有している。特に、各立壁部15bに保持凹部15aが形成されると好ましい。この場合、被係合部材15が、2つの立壁部15bにそれぞれ形成されると共に互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの保持凹部15aを有することとなる。被係合部材15の保持凹部15aが、係合部材14の軸線14aに対して車両上方に配置されており、この場合、細長形状の係合部分14cの遠位部14c1が、係合状態にて、その長手方向を実質的に車両幅方向に沿わせるように配置されると好ましい。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、保持装置が次のように構成されてもよい。被係合部材が、1つの保持凹部のみを有してもよく、又は3つ以上の保持凹部を有してもよい。被係合部材が、略ボックス形状以外の形状に形成されてもよく、例えば、被係合部材が、略U字形状、略L字形状等に形成されてもよい。
[ブラケットの詳細について]
図8及び図9を参照して、ブラケット16の詳細について説明する。ブラケット16は、係合部材14を取り付ける取付部分16aと、係合部材14の回転を規制するように係合部材14の係合部分14cと回転方向にて当接可能に構成される係合側及び離脱側規制部分16b,16cとを有している。
スロープ2が起立姿勢にある場合において、係合側規制部分16bは、車両幅方向にて係合部材14の軸線14aと被係合部材15の保持凹部15aとの間に配置され、かつ係合側規制部分16bは、係合部材14及び被係合部材15の係合状態で、係合部分14cの遠位部14c1を車両下方から支持するように構成されている。離脱側規制部分16cは、スロープ2上における係合部材14の収容状態にて、係合部分14cの近位部14c2と当接するように配置されている。
さらに一例として、ブラケット16は次のように構成されると好ましい。ブラケット16の係合側規制部分16bが、特に、スロープ2を起立姿勢とした場合にて、車両上方に開口する2つの規制凹部16b1を有している。係合部分14cの遠位部14c1は、係合状態にて、被係合部材15の保持凹部15aと一緒に規制凹部16b1に係合する。このとき、特に、係合部分14cの遠位部14c1が規制凹部16b1の底と当接すると好ましい。なお、係合部分14cの遠位部14c1に係合可能であれば、係合側規制部分16bが、1つ又は3つの規制凹部16b1を有することもできる。
係合規制部分16bはまた、スロープ2の側縁部2eから係合部材14に向かって立ち上がると共に互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの立壁部16b2を有している。2つの規制凹部16b1は、それぞれ、2つの立壁部16b2に形成されている。係合規制部分16bは、スロープ2の側縁部2eに対して間隔を空けると共に2つの立壁部16b2を連結する頂部16b3を有している。
離脱側規制部分16cは、スロープ2の側縁部2eから係合部材14に向かって突出する突起部16c1を有している。かかる突起部16c1が、収容状態の係合部材14における係合部分14cの近位部14c2と当接する。また、ブラケット16の離脱側規制部分16cによって規制される収容状態では、係合部分14cが、その遠位部14c1を車両上方に向けると共にその近位部14c2を車両下方に向けるように車両上下方向に沿って配置される。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、ブラケットが次のように構成されてもよい。ブラケットの離脱側規制部分が、収容状態にて、係合部分の遠位部と当接するように配置されてもよい。
[スロープの保持及び離脱方法について]
本実施形態に係るスロープ2の保持及び離脱方法は、係合部材4の遠位部4bの代わりに係合部材14の係合部分14cの遠位部14c1が被係合部材15の保持凹部15aと係合し、かつ保持凹部15aから離脱するという点を除いて、第1実施形態に係るスロープ2の保持及び離脱方法と同様である。
[係合部材の制御方法について]
図8及び図9を参照して、本実施形態に係るスロープ収納機構において係合部材14の回転を制御する方法について説明する。係合部材14の係合部分14cの遠位部14c1が、係合状態を超えて回転方向係合側に回転しようとすると、かかる係合部分14cの遠位部14c1がブラケット16の係合側規制部分16bに当接する。その一方で、係合部分14cの遠位部14c1が、収容状態を超えて回転方向離脱側に回転しようとすると、係合部材14の近位部14c2がブラケット16の離脱側規制部分16cに当接する。その結果、係合部材14が係合及び離脱操作のために必要とされない範囲に回転することを防ぐことができる。
[作用及び効果について]
以上、本実施形態に係るスロープ収納機構によれば、上述した回転制御部材6に関する作用及び効果を除いて、第1実施形態に係るスロープ収納機構と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施形態に係るスロープ収納機構によれば、係合部材14が係合及び離脱操作のために必要とされない範囲に回転することを防ぐように、ブラケット16の係合側規制部分16bが係合部材14を支持するので、係合部材14の操作性を向上させることができる。その結果、係合部材14を被係合部材15の保持凹部15aに容易に係合させることができ、スロープ2の収納作業性を改善することができる。また、係合部材14の係合部分14cの遠位部14c1が、被係合部材15の保持凹部内15aにて安定的に係合されると同時に、係合部材14を取り付けたブラケット16の係合側規制部分16bによって車両下方から支持されるので、このような係合及び支持によって起立姿勢のスロープ2を安定的に保持することができる。
ここまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その技術的思想に基づいて変形及び変更可能である。
1 車体
1a 開口
1c 開口側縁部
2 スロープ
2b 軸線
3 保持装置
4 係合部材
4a 軸線
5 被係合部材
5a 保持凹部
6 回転制御部材
6a 摺動部分
6b 係合側規制部分
6c 離脱側規制部分
13 保持装置
14 係合部材
14a 軸線
15 被係合部材
15a 保持凹部
16 ブラケット
16b 係合側規制部分
G 地面
F,R1,R2 矢印

Claims (3)

  1. 車体の後部内の空間から前記車体の後面の開口を通って前記車体の外部に向けて延びるように配置される展開姿勢、及び前記車体の後部内の空間にて車両上下方向に沿って配置される起立姿勢の間で旋回可能に前記車体の後部に取り付けられるスロープと、
    前記起立姿勢のスロープを保持可能とするように構成される保持装置と
    を備え、
    前記保持装置が、前記開口に対して車両幅方向に隣接する前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方に取り付けられる係合部材と、該係合部材に係合可能に構成されると共に前記開口側縁部及び前記スロープの他方に取り付けられる被係合部材とを含む、車両用スロープ収納機構において、
    前記係合部材が、前記起立姿勢にて、前記開口側縁部及び前記スロープの一方に対して車両前後方向に沿った軸線を中心として回転可能に構成され、
    前記係合部材が、その軸線を挟みながら互いに対向する遠位部及び近位部を有し、
    前記被係合部材が、前記起立姿勢にて、前記係合部材の遠位部に係合可能となるように車両上方に開口する保持凹部を有し、
    前記係合部材の遠位部が前記被係合部材の保持凹部に係合した状態で前記保持装置が前記起立姿勢のスロープを保持するように構成されており、
    前記係合部材の回転を制御可能に構成される回転制御部材が、前記開口側縁部及び前記スロープの一方に取り付けられ、
    前記回転制御部材が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部と摺動可能となるように前記係合部材の回転方向に沿って配置される摺動部分を有している、車両用スロープ収納機構。
  2. 前記回転制御部材が、前記係合部材の回転を規制するように前記係合部材と前記回転方向にて当接可能に構成される規制部分をさらに有し、
    該規制部分が、前記摺動部分における前記回転方向の両方の端部に配置されており、
    前記摺動部分が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部と摺動可能となり、かつ前記摺動部分の両方の端部に配置された前記規制部分を連結するように延びている、請求項1に記載の車両用スロープ収納機構。
  3. 前記係合部材が、前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方を向く内側面と、該内側面に対向する外側面を有し、
    前記回転制御部材の摺動部分が、前記係合部材の回転時に前記係合部材の近位部の外側面と摺動可能となるように前記係合部材の回転方向に沿って配置されており、
    前記係合部材の近位部が、前記車体の開口側縁部及び前記スロープの一方と前記回転制御部材の摺動部分との間に位置している、請求項1又は2に記載の車両用スロープ収納機構。
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