JP6657796B2 - 帯電器、画像形成ユニット、画像形成装置 - Google Patents

帯電器、画像形成ユニット、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、帯電器、画像形成ユニット、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載のコロナ放電器は、放電ワイヤと、放電ワイヤと接触しながら放電ワイヤの長手方向に移動して放電ワイヤを清掃する一個の清掃部材とを備えている。
この清掃部材は、プリント動作時には、放電ワイヤ(放電電極)の一端側で待機しており、清掃時には、放電ワイヤに接触しながら放電ワイヤの長手方向に往復移動する。
特開2006−308906号公報
本発明の課題は、一個の清掃部材を移動させて放電電極の全範囲を清掃する場合と比して、放電電極を清掃する時間を短くすることである。
本発明の第1態様に係る帯電器は、回転する像保持体の外周面に対向し、前記像保持体の軸方向に延びている放電電極と、前記放電電極に接し、予め決められた待機位置に配置される複数の清掃部材と、待機位置に配置されている複数の前記清掃部材を前記放電電極に沿って別々に移動させる移動部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2態様に係る帯電器は、第1態様の帯電器において、前記清掃部材は、一対設けられ、待機位置における一対の前記清掃部材は、前記放電電極において前記軸方向の中央側の部分に接して並んでおり、前記移動部材は、待機位置における一対の前記清掃部材を、互いに離間するように前記軸方向に移動させた後、互いに接近するように前記軸方向に移動させることを特徴とする。
本発明の第3態様に係る画像形成ユニットは、回転する像保持体と、前記像保持体の外周面を予備帯電させる第1又は第2態様に記載の帯電器と、前記帯電器によって予備帯電した前記像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電させる本帯電器と、を備えることを特徴とする。
本発明の第4態様に係る画像形成装置は、第3態様に記載の画像形成ユニットと、前記本帯電器によって帯電した前記像保持体の外周面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、前記像保持体の外周面に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、前記像保持体の外周面に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5態様に係る画像形成装置は、回転する像保持体と、前記像保持体の外周面を予備帯電させる第1又は第2態様に記載の帯電器と、前記帯電器によって予備帯電した前記像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電させる本帯電器と、前記本帯電器によって帯電した前記像保持体の外周面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、前記像保持体の外周面に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、前記像保持体の外周面に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1態様の帯電器によれば、一個の清掃部材を移動させて放電電極の全範囲を清掃する場合と比して、放電電極を清掃する時間を短くすることができる。
本発明の第2態様の帯電器によれば、待機位置における一対の清掃部材が、放電電極において軸方向の両端側の部分に夫々配置されている場合と比して、放電電極に付着していた物質を、放電電極において軸方向の両端側の部分へ寄せることができる。
本発明の第3態様の画像形成ユニットによれば、第1又は第2態様の帯電器を備えていない場合と比して、放電電極の清掃を開始してから像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電するまでの時間を短くすることができる。
本発明の第4態様の画像形成装置によれば、第3態様に記載の画像形成ユニットを備えていない場合と比して、放電電極の清掃を開始してから記録媒体にトナー画像を転写するまでの時間を短くすることができる。
本発明の第5態様の画像形成装置によれば、第1又は第2態様の帯電器を備えていない場合と比して、放電電極の清掃を開始してから記録媒体にトナー画像を転写するまでの時間を短くすることができる。
本発明の実施形態に係る予備帯電器、及び画像形成ユニットを示した正面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る予備帯電器、及び像保持体を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る予備帯電器を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る予備帯電器を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットを示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る予備帯電器、及び像保持体を示した正面図である。
本発明の実施形態に係る帯電器、画像形成ユニット、画像形成装置の一例を図1〜図7に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
本実施形態に係る画像形成装置10は、負極性に帯電するトナーと磁性キャリアとを含む現像剤を用いる電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置10には、図6に示されるように、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、読取原稿Gを読み取る原稿読取部22とが、この順で備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール32が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、シート部材Pが搬送される搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール34が備えられている。
〔原稿読取部〕
原稿読取部22には、読取原稿Gを搬送する自動原稿搬送装置40によって搬送された読取原稿Gを読み取る光学装置44が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、図5に示されるように、装置奥行方向に延びる円柱状で図中R1方向(時計方向)回転する像保持体56と、像保持体56の外周面56Aを負極性の電位に予備帯電させる帯電器の一例としての予備帯電器58とが備えられている。さらに、画像形成部20には、予備帯電器58によって予備帯電した像保持体56の外周面56Aを、像保持体56の回転軸方向であって、シート部材Pが通過するシート通過領域とそれ以外のシート非通過領域とで発生した負極性の電位差を小さくし、電位をゼロ近傍に除電するための発光素子からなる除電装置69と、当該除電装置69で除電された表面電位を予め決められた範囲内の負極性の電位に帯電させるスコロトロン式の本帯電器60が備えられている。また、画像形成部20には、本帯電器60によって帯電した像保持体56の外周面56Aに露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置62(図6参照)と、外周面56Aに形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置64とが備えられている。
さらに、像保持体56の回転方向において、予備帯電器58の下流側で、かつ、本帯電器60の上流側には、像保持体56の外周面56Aに残留した残留トナーを外周面56Aから除去する回転ブラシ66及び除去ブレード68が備えられている。そして、回転ブラシ66及び除去ブレード68は、像保持体56の回転方向において、この順番に配置されている。
回転ブラシ66は、回転する像保持体56に従動して回転することで残留トナーを外周面56Aから除去するようになっており、除去ブレード68は、一端が像保持体56の外周面56Aに接触することで残留トナー等を外周面56Aから除去するようになっている。
さらに、画像形成部20には、搬送されるシート部材Pに像保持体56の表面に形成されたトナー画像を像保持体56と転写ロール70とが接触する転写位置Tで転写する転写装置の一例としての転写ロール70が備えられている。また、画像形成部20には、シート部材P上のトナー画像を加熱・加圧してシート部材Pに定着させる定着装置74(図6参照)が備えられている。
そして、像保持体56の回転方向において、転写位置Tの下流側に、予備帯電器58、回転ブラシ66、除去ブレード68、本帯電器60、露光装置62、及び現像装置64が、この順番で配置されている。
また、像保持体56、予備帯電器58、回転ブラシ66、除去ブレード68、本帯電器60、現像装置64は、画像形成ユニット72を構成しており、この画像形成ユニット72は、装置本体10A(図6参照)に対して着脱可能とされている。なお、予備帯電器58については、詳細を後述する。
(全体構成の作用)
前述した画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
まず、電圧が印加された予備帯電器58は、像保持体56の外周面56Aを負極性の電位に予備帯電する。電圧が印加された本帯電器60は、予備帯電器58によって予備帯電された像保持体56の外周面56Aを予定の電位で一様に負極性の電位に帯電する。続いて、原稿読取部22によって読み取られた画像データ又は外部から入力されたデータに基づいて露光装置62が帯電された像保持体56の外周面56Aに露光光を照射して静電潜像を形成させる。さらに、この静電潜像は、現像装置64によって現像され、トナー画像として可視化される。
そこで、収容部材26から送出ロール32によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pが、転写位置Tへ送り出される。そして、図示せぬ電源から転写電圧が転写ロール70に印加され、転写ロール70と像保持体56との間に電位差が生じる。これにより、転写ロール70は、転写位置Tで像保持体56上のトナー画像をシート部材Pに転写する。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、シート部材Pが定着装置74によって加熱・加圧されることでシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、搬送ロール34によって装置本体10Aの外部へ排出される。
さらに、電圧が印加された予備帯電器58は、像保持体56の外周面56Aを予備帯電する。そして、回転ブラシ66及び除去ブレード68は、予備帯電器58によって予備帯電した像保持体56の外周面56Aから外周面56Aに残留した残留トナー等を除去する。
(要部構成)
次に、予備帯電器58について説明する。
予備帯電器58は、コロトロン式の帯電器であって、図4に示されるように、筐体であるシールドケース102と、電圧が印加される放電電極の一例としての放電ワイヤ108と、放電ワイヤ108と接する清掃部材120とを備えている。さらに、予備帯電器58は、清掃部材120を移動させる移動部材130(図1参照)を備えている。
〔シールドケース〕
シールドケース102は、ステンレス製とされ、シールドケース102の像保持体56側には、開口部102Aが形成されている。さらに、シールドケース102は、図1に示されるように、像保持体56の軸方向(装置奥行方向)に沿って延びている。また、シールドケース102の上壁102Cには、装置奥行方向に延びる長孔104(図4参照)が形成されている。
〔放電ワイヤ〕
放電ワイヤ108は、タングステン等の金属線で構成され、シールドケース102内に配置され、装置奥行方向に延びている。さらに、放電ワイヤ108は、シールドケース102において壁面が装置奥行方向を向く一対の側壁102Bに夫々取り付けられている。
そして、図示せぬ電源から電圧が放電ワイヤ108に印加されてコロナ放電が生じることで、予備帯電器58は、像保持体56の外周面56Aを負極性に予備帯電するようになっている。
ここで、予備帯電器58が像保持体56の外周面56Aを予備帯電(本帯電器60が像保持体56の外周面56Aを帯電する前に予め像保持体56の外周面56Aを帯電する事)する理由について説明する。
像保持体56からトナー画像をシート部材Pに転写する場合に、図1に示されるように、像保持体56の外周面56Aにおいて、装置奥行方向でシート部材Pが通過する部分(図中E1)と、シート部材Pが通過しない部分(図中E2)とが存在する。外周面56Aにおいてシート部材Pが通過しない部分E2については、シート部材Pを介する事無く、像保持体56と転写ロール70との間で電位差が生じる。このため、トナー画像を転写位置Tでシート部材Pに転写した後の外周面56Aの部分E2の電位は、部分E1の電位と大きく異なってしまう。
予備帯電器58が像保持体56の外周面56Aを予備帯電することで、外周面56AはE1とE2とで一定の電位差をもった負極性の電位に帯電する。さらに除電装置69によって外表面56Aをゼロ電位近傍に除電されるとともに、回転軸方向の帯電ムラ(部分E2の電位と部分E1の電位との差)の度合は小さくなる。具体的には、除電装置69により部分E2よりも大きく負極性に帯電されているE1の部分が主に除電されることで、外周面56Aの帯電ムラの度合は小さくなる。
このように、予備帯電器58および除電装置69の作用により、外周面56Aの帯電ムラの度合を小さくすることで、本帯電器60によって像保持体56の外周面56Aが帯電されると、像保持体56の外周面56Aが予め決められた範囲内の電位に帯電するようになる。
つまり、予備帯電器58が像保持体56の外周面56Aを予備帯電し、除電装置69で除電する理由は、本帯電器60によって像保持体56の外周面56Aを予め決められた範囲内の電位に帯電するためである。
〔清掃部材〕
清掃部材120は、図3に示されるように、シールドケース102内に配置され、一対設けられている。一方の清掃部材120Aと、他方の清掃部材120Bとは同様の構成とされ、特に区別しない場合は、符号の末尾の「A」、「B」を省略して説明する。
清掃部材120は、図4に示されるように、放電ワイヤ108を挟み込む一対のパッド112と、この一対のパッド112を支持する支持部材110とを備えている。
一対のパッド112は、夫々直方体状とされ、発泡体、もしくは不織布で形成されている。
支持部材110は、装置奥行方向から見て、像保持体56側が開放したU字状の本体部110Aと、本体部110Aの上端側の部分から上方側へ延び、長孔104を通って外部に突出する突出部110Bとを備えている。さらに、支持部材110は、突出部110Bの先端部に連結される円筒状の円筒部110Cを備えている。この円筒部110Cの内部には、後述するリードシャフト122がねじ込まれている。これにより、後述するリードシャフト122が回転することで清掃部材120が移動し、清掃部材120が放電ワイヤ108を清掃するようになっている。
そして、放電ワイヤ108を清掃しない非稼働状態では、一対の清掃部材120は、図1に示されるように、待機位置に配置され、放電ワイヤ108において装置奥行方向の中央側の部分に接して並んでいる。
つまり、待機位置に配置された一対の清掃部材120は、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの中央側の部分と対向している。すなわち、予備帯電器58が像保持体56の外周面56Aを帯電すると、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの中央側の部分の帯電量は、他の部位と比して小さくなる。
ここで、前述したように、予備帯電器58が外周面56Aにおいて部分E1と電位が大きく異なる部分E2の部分を主に帯電することで、外周面56Aの帯電ムラの度合は小さくなる。つまり、予備帯電器58による部分E1に対する帯電量は、部分E2に対する帯電量と比して小さくてもよい。外周面56Aの部分E1は、外周面56Aの中央側の部分を含んでいる。すなわち、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの中央側の部分の帯電量が、他の部位と比して小さくなっても、予備帯電器58によって外周面56Aの帯電ムラの度合は小さくなる。
〔移動部材〕
移動部材130は、図1に示されるように、装置奥行方向に延びるリードシャフト122と、リードシャフト122を回転させるモータ126とを備えている。
リードシャフト122は、図1、図3に示されるように、円柱状の本体部122Aと、本体部122Aの外周面に形成された螺旋状のネジ山122B、122Cを有している。
ネジ山122Bは、本体部122Aの中央部に対して一方側(図1の左側)の部分に形成され、ネジ山122Cは、本体部122Aの中央部に対して他方側(図1の左側)の部分に形成されている。また、ネジ山122Bの巻き方向と、ネジ山122Cの回転方向とは逆方向とされている。
そして、清掃部材120Aの円筒部110Cには、リードシャフト122においてネジ山122Bが形成されている部分がねじ込まれ、清掃部材120Bの円筒部110Cには、リードシャフト122においてネジ山122Cが形成されている部分がねじ込まれている。
さらに、本体部122Aにおいて装置奥行方向の両端部は、装置本体10Aのフレーム132、134に図示せぬベアリングを介して夫々支持されている。また、本体部122Aの他方側の部分には、ギア122Dが取り付けられている。また、モータ126に備えられた出力軸126Aには、ギア122Dと噛合うギア126Bが取り付けられている。
これにより、モータ126が稼働することで、ギア126B及びギア122Dを介して、リードシャフト122が正方向、又は逆方向に回転するようになっている。
〔その他〕
予備帯電器58は、モータ126の稼働を制御する制御部150を備えている。なお、制御部150によるモータ126の制御等については、後述する作用と共に説明する。
(作用)
次に、予備帯電器58の作用と、比較形態に係る予備帯電器300の構成と作用とについて説明する。先ず、比較形態に係る予備帯電器300の構成について説明する。なお、予備帯電器300の構成については、予備帯電器58の構成と異なる部分を主に説明する。
図7に示されるように、予備帯電器300のシールドケース302、放電ワイヤ308及びリードシャフト312は、予備帯電器58のシールドケース102、放電ワイヤ108及びリードシャフト122と比して、装置奥行方向の他方側に大きくされている。
また、リードシャフト312は、円柱状の本体部312Aと、本体部312Aの外周面において一端から他端まで形成された螺旋状のネジ山312Bを有している。さらに、予備帯電器300は、一個の清掃部材120と、モータ126の稼動を制御する制御部350とを備えている。
そして、トナー画像が像保持体56の外周面56Aに形成されるように画像形成装置10が稼働している状態では、清掃部材120は、放電ワイヤ308を清掃しない非稼働状態となっている。非稼働状態の清掃部材120は、待機位置に配置され、放電ワイヤ308において装置奥行方向の他方側の部分に停止している。具体的には、待機位置に配置されている清掃部材120は、像保持体56の外周面56Aと対向しないようになっている。
次に、予備帯電器300の作用について説明する。
画像形成装置10の電源がオフされている状態では、図7に示されるように、一個の清掃部材120は、放電ワイヤ308を清掃しない非稼働状態となっている。非稼働状態の清掃部材120は、待機位置に配置され、放電ワイヤ308において装置奥行方向の他方側の部分に停止している。
そして、画像形成装置10の電源がオンされると、制御部350は、モータ126を稼働させ、リードシャフト312を正方向に回転させる。
リードシャフト312が正方向に回転すると、清掃部材120は、装置奥行方向の一方側(図中左側)へ移動し、放電ワイヤ308を清掃する。さらに、清掃部材120が、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの一端側の部分と対向する位置まで移動すると、制御部350は、モータ126を非稼働とする。これにより、清掃部材120は、像保持体56の一端側の部分と対向する位置で停止する(図中二点鎖線参照)。
清掃部材120が停止すると、制御部350が、モータ126を稼働させ、リードシャフト312を逆方向に回転させる。
リードシャフト312が逆方向に回転すると、清掃部材120は、装置奥行方向の他方側(図中右側)へ移動する。そして、清掃部材120が待機位置まで移動すると、制御部350は、モータ126を非稼働とする。これにより、清掃部材120は、待機位置で停止する。このようにして、清掃部材120は、放電ワイヤ308を清掃する。
放電ワイヤ308の清掃が終了すると、像保持体56が回転し、図示せぬ電源から電圧が放電ワイヤ308に印加されてコロナ放電が生じることで、予備帯電器300は、像保持体56の外周面56Aを負極性に予備帯電し、除電装置69は表面電位をゼロ近傍に除電する。これにより、像保持体56の外周面56Aにおける帯電ムラの度合が小さくなる。
そして、像保持体56の外周面56Aの帯電ムラの度合が小さくなった状態で、本帯電器60は、像保持体56の外周面56Aを予め決められた範囲内の電位に帯電する。
次に、予備帯電器58の作用について説明する。予備帯電器58の作用については予備帯電器300の作用と異なる部分を主に説明する。
画像形成装置10の電源がオフされている状態では、図1に示されるように、非稼働状態の一対の清掃部材120は、待機位置に配置され、放電ワイヤ108において装置奥行方向の中央側の部分に接して並んでいる。
そして、画像形成装置10の電源がオンされると、制御部150は、モータ126を稼働させ、リードシャフト122を正方向に回転させる。
リードシャフト122が正方向に回転すると、図1、図2(A)に示されるように、清掃部材120A、120Bは、互いに離間するように別々に移動し、放電ワイヤ108を清掃する。つまり、清掃部材120A、120Bは、同時に別々に移動し、放電ワイヤ108において異なる範囲を清掃する。さらに、清掃部材120A、120Bが、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの端側の部分と対向する位置まで夫々移動すると、図示せぬセンサが清掃部材120A、120Bを検知し、制御部150は、モータ126を非稼働とする。これにより、清掃部材120A、120Bは、図2(B)に示されるように、装置奥行方向において像保持体56の外周面56Aの端側の部分と対向する位置で夫々停止する。
清掃部材120A、120Bが停止すると、制御部150が、モータ126を稼働させ、リードシャフト122を逆方向に回転させる。
リードシャフト122が逆方向に回転すると、清掃部材120A、120Bは、互いに接近するように別々に移動する。そして、清掃部材120A、120Bが待機位置まで移動すると、制御部150は、モータ126を非稼働とする。これにより、清掃部材120A、120Bは、図1に示されるように、待機位置で停止する。このようにして、清掃部材120A、120Bは、放電ワイヤ108を清掃する。
放電ワイヤ108の清掃が終了すると、像保持体56が回転し、図示せぬ電源から電圧が放電ワイヤ108に印加されてコロナ放電が生じることで、予備帯電器58は、像保持体56の外周面56Aを負極性に予備帯電し、除電装置69は表面電位をゼロ近傍に除電する。これにより、像保持体56の外周面56Aにおける帯電ムラの度合が小さくなる。
そして、像保持体56の外周面56Aの帯電ムラの度合が小さくなった状態で、本帯電器60は、像保持体56の外周面56Aを予め決められた範囲内の電位に帯電する。
(まとめ)
以上説明したように、予備帯電器300では、一個の清掃部材120を放電ワイヤ308に沿って往復移動させることで放電ワイヤ108を清掃する。一方、予備帯電器58では、二個(一対)の清掃部材120を放電ワイヤ108に沿って往復移動させることで放電ワイヤ108を清掃する。このため、予備帯電器58を用いることで、予備帯電器300を用いる場合と比して、放電ワイヤ108を清掃する時間が短くなる。
また、待機位置に配置されている一対の清掃部材120は、放電ワイヤ108において装置奥行方向の中央側の部分に接して並んでいる。そして、放電ワイヤ108を清掃する場合に、待機位置に配置された清掃部材120A、120Bは、互いに離間するように移動し、放電ワイヤ108において装置奥行方向の外側へ移動する。これにより、待機位置における一対の清掃部材が、放電ワイヤ108において装置奥行方向の両端側の部分に夫々配置されている場合と異なり、放電ワイヤ108に付着していた物質が、放電ワイヤ108において装置奥行方向の両端側の部分へ寄せられる。
また、画像形成ユニット72においては、放電ワイヤ108を清掃する時間が短くなることで、予備帯電器300を備えている場合と比して、放電ワイヤ108の清掃を開始してから像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電するまでの時間が短くなる。
また、画像形成装置10においては、放電ワイヤ108を清掃する時間が短くなることで、予備帯電器300を備えている場合と比して、放電ワイヤ108の清掃を開始してからシート部材Pにトナー画像を転写するまでの時間が短くなる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、予備帯電器58が一対(複数)の清掃部材120を備えたが、本帯電器60が一対(複数)の清掃部材を備え、一対の清掃部材を別々に移動させてもよい。
また、上記実施形態では、予備帯電器58が、一対(複数)の清掃部材120を備えたが、予備帯電器58が三個以上の清掃部材を備えてもよい。
また、上記実施形態では、清掃部材120は、往復移動して放電ワイヤ108を清掃したが、片道を移動することで放電ワイヤ108を清掃してもよい。
また、上記実施形態では、像保持体56に形成されたトナー画像が、シート部材Pに転写される方式を例にとって説明したが、像保持体56に形成されたトナー画像が、中間転写ベルト等を介してシート部材Pに転写される方式であってもよい。
また、上記実施形態では、放電ワイヤ108の清掃タイミングについて、画像形成装置10の電源がオンされた後としたが、特にこのタイミングに限定されることなく、例えば、予め決められた時間が経過した後に、放電ワイヤ108を清掃してもよい。
また、上記実施形態では、画像形成ユニット72は、像保持体56、予備帯電器58、回転ブラシ66、除去ブレード68、本帯電器60、及び現像装置64を備えたが、画像形成ユニット72は、像保持体56、予備帯電器58、及び本帯電器60を備えていればよい。
10 画像形成装置
58 予備帯電器(帯電器の一例)
60 本帯電器
62 露光装置
64 現像装置
70 転写ロール(転写装置の一例)
72 画像形成ユニット
108 放電ワイヤ(放電電極の一例)
120 清掃部材
120A 清掃部材
120B 清掃部材
130 移動部材

Claims (5)

  1. 回転する像保持体の外周面に対向し、前記像保持体の軸方向に延びている放電電極と、
    前記放電電極に接し、予め決められた待機位置に配置される一対の清掃部材と、
    前記待機位置に配置されている一対の前記清掃部材を前記放電電極に沿って互いに離間するように別々に移動させる移動部材と、
    を備える帯電器。
  2. 前記待機位置における一対の前記清掃部材は、前記放電電極において前記軸方向の中央側の部分に接して並んでおり、
    前記移動部材は、前記待機位置における一対の前記清掃部材を、互いに離間するように前記軸方向に移動させた後、互いに接近するように前記軸方向に移動させる請求項1に帯電器。
  3. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の外周面を予備帯電させる請求項1又は2に記載の帯電器と、
    前記帯電器によって予備帯電した前記像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電させる本帯電器と、
    を備える画像形成ユニット。
  4. 請求項3に記載の画像形成ユニットと、
    前記本帯電器によって帯電した前記像保持体の外周面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像保持体の外周面に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、
    前記像保持体の外周面に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備える画像形成装置。
  5. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の外周面を予備帯電させる請求項1又は2に記載の帯電器と、
    前記帯電器によって予備帯電した前記像保持体の外周面を予め決められた範囲内の電位に帯電させる本帯電器と、
    前記本帯電器によって帯電した前記像保持体の外周面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像保持体の外周面に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、
    前記像保持体の外周面に形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備える画像形成装置。
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