JP6657765B2 - 黒色ジルコニア焼結体及びその用途 - Google Patents
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体となる。
体となる。
Im(11−1)+It(111)+Ic(111))}×100 ・・・(1)
上記式においてfmは単斜晶率(%)、Im(111)はジルコニア焼結体の粉末X線回折(以下、「XRD」とする。)パターンにおける単斜晶(111)面の面積強度、Im(11−1)はジルコニア焼結体のXRDにおける単斜晶(11−1)面の面積強度、It(111)はジルコニア焼結体のXRDにおける正方晶(111)面の面積強度、及び、Ic(111)はジルコニア焼結体のXRDにおける立方晶(111)面の面積強度である。
昇温速度 :100℃/時間
焼成時間 :2時間
(焼結完了温度の測定)
各ジルコニア原料を室温で一軸プレス成形した後、200MPaで冷間静水圧プレス(CIP)処理して直径20mm、厚み3mmの成形体とした。成形体を、大気中、昇温速度100℃/時間、及び焼結時間2時間で常圧焼結し、得られる焼結体の相対密度が99%以上となる焼結温度を焼結完了温度とした。焼結温度は1350℃、1400℃、1450℃又は1500℃のいずれかとして焼結完了温度を求めた。
(比表面積)
窒素吸着によるBET比表面積を測定し、粉末試料の比表面積とした。測定には一般的な比表面積測定装置(QUANTA CHROME製)を使用した。
(光学顕微鏡観察)
光学顕微鏡(装置名:MM−800、ニコン製)又は三眼ズーム式実体顕微鏡(装置名AR−372ZH、アームシステム株式会社製)を使用し焼結体試料の界面を観察した。光学顕微鏡観察では、界面における隙間の有無及び色滲みの有無を観察した。
(SEM観察)
SEM(装置名:JSM−5400、日本電子製)を使用し焼結体試料の界面を観察した。SEM観察では、倍率を500倍として、界面における隙間の有無を観察した。
(EPMAによる元素定量分析)
波長分散型電子線マイクロアナライザー(EPMA)(装置名:EPMA1610、島津製作所製)を使用して、焼結体試料における、ランタノイド着色焼結体の界面近傍の点分析を行なった。測定条件は以下のとおりである。
加速電圧 :15KV
照射電流 :100nA
分析範囲 :φ10μm
測定は、界面から焼結体の距離を30μm、50μm、100μm、150μm、及び200μmのいずれかで行い、着色成分が確認された領域であって、界面から最も遠い距離における測定領域を移行領域とした。
JISZ8722に準拠し、焼結体試料の色調を測定した。測定には一般的な色差計(装置名:カラーアナライザーTC−1800MK−II、東京電色社製)を用いた。測定条件は以下のとおりである。
光源 :D65光源
視野角 :10°
焼結体試料は実施例で用いた原料を同様に成形、焼結して厚さ1mm、直径20mmの円板状の形状として、両面を研磨したものを用いた。
分光蛍光光度計(装置名:FP−6500型分光蛍光光度計、日本分光製)を用いて、発光スペクトル、励起スペクトル測定を行った。発光スペクトルは励起波長を365nmとし、波長範囲220〜750nmの範囲で発光スペクトルを測定した。また、励起スペクトルは発光スペクトル測定で発光ピークを示した波長に固定して、波長範囲220〜750nmの範囲での励起スペクトルを測定した。
(機械強度試験)
ISO/DIS6872に準拠した方法により、焼結体試料の二軸曲げ強度を測定した。測定には、直径16mm、厚さ2mmの円柱形状の焼結体試料を用いた。
(平均結晶粒径)
焼結体試料のジルコニアの結晶粒子の平均結晶粒径はインターセプト法により測定した。鏡面研磨した後の焼結体試料を熱エッチングし、その表面を走査型顕微鏡にて20,000倍で観察した。得られたSEM観察図からインターセプト法(k=1.78)によりジルコニアの結晶粒子の平均結晶粒径を測定した。測定したジルコニアの結晶粒子の粒子数は200個以上とした。
測定波長250nmから2500nmの光に対する透過率を測定し、波長1000mの光に対する透過率をもって近赤外線透過率とした。測定には一般的な分光光度計(装置名:U−4100、日立ハイテクノロジーズ製)を用いた。焼結体試料には両面を研磨した厚さ1mmの焼結体を用いた。
(単斜晶率)
焼結体試料をXRD測定し、得られたXRDパターンから(1)式により、単斜晶率を求めた。なお、XRD測定は一般的なX線回折性装置を用い、以下の条件で行った。焼結体試料には両面を研磨した厚さ1mmの焼結体を用いた。
49.0gのBET比表面積が7m2/gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末(東ソー社製)、1.0gのBET比表面積が19m2/gの酸化チタン粉末(昭和電工製)及びエタノールを混合してスラリーとした。当該スラリーをボールミルで24時間粉砕混合した後、大気中、110℃で乾燥した。乾燥後、篩分けにより粒径500μm以下の原料粉末を得た。ボールミルには直径10mmのジルコニアボールを使用した。
48.88gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.0gの酸化チタン粉末、0.13gのBET比表面積が7m2/gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。本実施例の黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は36%であった。結果を表1に示す。
49.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、0.5gの酸化チタン粉末、及びエタノールを混合してスラリーとしたこと以外は実施例1と同様な方法でジルコニア焼結体を得た。結果を表1に示す。
49.38gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末0.5gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと以外は実施例1と同様な方法でジルコニア焼結体を得た。結果を表1に示す。
48.78gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.1gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表2に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は44%、平均結晶粒径は0.75μm、二軸曲げ強度2130MPa、単斜晶率は0.6%、及び、近赤外線透過率は0.1%であった。結果を表1に示す。
48.63gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.25gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表2に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は40%、平均結晶粒径は0.80μm、二軸曲げ強度は1940MPa、及び、単斜晶率0.6%であった。
48.38gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.5gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表2に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は36%、平均結晶粒径は0.84μm、二軸曲げ強度は1640MPa、単斜晶率は0.6%、及び、近赤外線透過率は0.02%であった。
47.38gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、2.5gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表2に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は41%、平均結晶粒径は1.2μm、二軸曲げ強度は1560MPa、単斜晶率は0.9%、及び、近赤外線透過率は0.01%であった。
44.88gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、5.0gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法でジルコニア焼結体を得た。結果を表2に示す。ジルコニア焼結体の平均粒径は2.4μm、及び、単斜晶率8.2%であった。
48.5gの2mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.50gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表3に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は33%、平均結晶粒径は0.90μm、二軸曲げ強度は1970MPa、及び、単斜晶率は0.7%であった。
48.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.5gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表3に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は31%、平均結晶粒径は0.98μm、二軸曲げ強度は1970MPa、及び、単斜晶率は0.6%であった。
48.5gのmol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.5gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。結果を表3に示す。黒色ジルコニア焼結体の三価チタンのモル割合は45%、平均結晶粒径は0.96μm、二軸曲げ強度は1520MPa、及び単斜晶率は0.6%であった。
48.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.5gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。三価チタンのモル割合は30%であった。結果を表4に示す。
48.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、1.5gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法で黒色ジルコニア焼結体を得た。三価チタンのモル割合は31%であった。結果を表4に示す。
49.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末0.5gの酸化チタン粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1450℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法でジルコニア焼結体を得た。結果を表4に示す。明度L*が7.3であり、また、近赤外線透過率は2.9%であった。
49.38gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、0.5gの酸化チタン粉末、0.13gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合してスラリーとしたこと、及び、常圧焼結を1500℃で行ったこと以外は実施例1と同様な方法でジルコニア焼結体を得た。結果を表4に示す。明度L*が9.9であり、また、近赤外線透過率は3.8%であった。
以下の方法により、本発明のジルコニア焼結体と蛍光青色ジルコニア焼結体とからなる円板状のジルコニア複合焼結体を製造した。
(黒色ジルコニア原料粉末)
47.0gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、2.5gの酸化チタン粉末、0.5gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合したこと以外は実施例1と同様な方法で原料粉末を得、これを黒色ジルコニア原料粉末とした。
(蛍光青色ジルコニア原料粉末)
47.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、2.5gの平均粒子径2.9μmのユーロピウムを含有するバリウムマグネシウムアルミネート(BaMgAl11O19:Eu、以下、「BAM」とする。)蛍光体粉末(東京化学研究所製)及びエタノールを混合したこと以外は黒色ジルコニア原料粉末と同様な方法で蛍光青色ジルコニア原料粉末を得た。
黒色ジルコニア原料粉末を一軸プレス成形した。一軸プレス成形は、一方に縦15mm×横15mm、幅5mmの十字型の凸部を有する直径約20mmの円柱状の金型でプレスすることで、一方の表面に十字型の凹部模様を有する直径20mmの円板状の一次成形体を得た。得られた一次成形体上に蛍光青色ジルコニア原料粉末を充填し、一次成形体及び蛍光青色ジルコニア原料粉末を同時に一軸プレス成形した。一軸プレス後の成形体を冷間静水圧プレス(CIP)処理することで二次成形体を得た。CIP処理の圧力は200MPaとした。
二次成形体を、大気中、昇温速度100℃/h、焼成温度1500℃及び焼結時間2時間で焼成することで一次焼結体を得た。
(部材加工)
蛍光青色ジルコニア焼結体からなる十字模様が表面に確認できるまで、本実施例の複合焼結体の黒色ジルコニア焼結体側を研削及び研磨した。その後、蛍光青色ジルコニア焼結体側を研削及び研磨して、複合焼結体を調整し、縦12mm×横12mm、幅3mmの十字模様を有する直径16mm×厚み2mmの複合焼結体からなる部材とした。両材料の界面には隙間がなく、目視での色滲みは観察されなかった。
以下の方法により、本発明のジルコニア焼結体と蛍光青緑色ジルコニア焼結体とからなる円板状のジルコニア複合焼結体を製造した。
(黒色ジルコニア原料粉末)
実施例5と同様な方法で原料粉末を得、これを黒色ジルコニア原料粉末とした。
(蛍光青緑色ジルコニア原料粉末)
47.5gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、2.5gの平均粒子径8.6μmのユーロピウムを含有するストロンチウムアルミネート(Sr4Al14O25:Eu、以下、「SAE」とする。))蛍光体粉末(東京化学研究所製)及びエタノールを混合したこと以外は黒色ジルコニア原料粉末と同様な方法で蛍光青緑色ジルコニア原料粉末を得た。蛍光青緑色ジルコニア原料粉末の焼結完了温度は1450℃であった。
プレス金型として凸型の三角模様を有する上パンチを使用したこと、及び、二次成形体を焼成温度1400℃で焼成したこと以外は実施例12と同様な方法で本実施例のジルコニア複合焼結体とした。本実施例のジルコニア複合焼結体における黒色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表5に示し、蛍光青緑色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表6に示した。
以下の方法により、本発明のジルコニア焼結体と白色ジルコニア焼結体とからなる円板状のジルコニア複合焼結体を製造した。
(黒色ジルコニア原料粉末)
実施例8と同様な方法で原料粉末を得、これを黒色ジルコニア原料粉末とした。
(白色ジルコニア原料粉末)
白色ジルコニア原料粉末としてBET比表面積が7m2/gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末(東ソー社製)を用いた。白色ジルコニア原料粉末の焼結完了温度は1500℃であった。
プレス金型として凸型の三角模様を有する上パンチを使用したこと、及び、HIP処理において、カーボンペーパーを敷いたアルミナ容器に一次焼結体を配したこと以外は実施例12と同様な方法で本実施例のジルコニア複合焼結体を得た。本実施例のジルコニア複合焼結体における黒色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表5に示し、白色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表6に示した。
以下の方法により、本発明のジルコニア焼結体と白色ジルコニア焼結体とからなる円板状のジルコニア複合焼結体を製造した。
(黒色ジルコニア原料粉末)
実施例9と同様な方法で原料粉末を得、これを黒色ジルコニア原料粉末とした。
(白色ジルコニア原料粉末)
45.0gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、5.0gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合したこと以外は黒色ジルコニア原料粉末と同様な方法で白色ジルコニア原料粉末を得た。白色ジルコニア原料粉末の焼結完了温度は1500℃であった。
プレス金型として凸型の三角模様を有する上パンチを使用したこと、及び、HIP処理において、カーボンペーパーを敷いたアルミナ容器に一次焼結体を配したこと以外は実施例12と同様な方法で本実施例のジルコニア複合焼結体を得た。本実施例のジルコニア複合焼結体における黒色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表5に示し、白色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表6に示した。
以下の方法により、本発明のジルコニア焼結体と白色ジルコニア焼結体とからなる円板状のジルコニア複合焼結体を製造した。
(黒色ジルコニア原料粉末)
実施例5と同様な方法で原料粉末を得、これを黒色ジルコニア原料粉末とした。
(白色ジルコニア原料粉末)
40.0gの3mol%イットリア含有ジルコニア粉末、10.0gの酸化アルミニウム粉末及びエタノールを混合したこと以外は黒色ジルコニア原料粉末と同様な方法で白色ジルコニア原料粉末を得た。白色ジルコニア原料粉末の焼結完了温度は1500℃であった。
プレス金型として凸型の三角模様を有する上パンチを使用したこと、及び、HIP処理において、カーボンペーパーを敷いたアルミナ容器に一次焼結体を配したこと以外は実施例12と同様な方法で本実施例のジルコニア複合焼結体を得た。本実施例のジルコニア複合焼結体における黒色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表5に示し、白色ジルコニア焼結体の組成及び色調を表6に示した。
(2)・・・カラー焼結体の領域
(3)・・・本発明のジルコニア焼結体とカラー焼結体との界面
Claims (3)
- アルミナを0.1重量%以上1.5重量%以下、イットリアを2.8mol%以上6mol%以下、及び、チタニアを2.5重量%以上5.5重量%以下含有し、該チタニアが三価チタンを含み、残部がジルコニアからなるジルコニア焼結体。
- アルミナを0.1重量%以上1.5重量%以下、イットリアを2.8mol%以上6mol%以下、及び、チタニアを2.5重量%以上5.5重量%以下含有し、残部がジルコニアからなる成形体を還元雰囲気で焼成する焼成工程を有する請求項1に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
- Al、Pr、Nd、Eu、Tb、Ho、Er、Yb及びGdからなる群のいずれか1種以上の元素を含有するジルコニア焼結体又は安定化剤とジルコニアからなるジルコニア焼結体の少なくともいずれかと、請求項1に記載のジルコニア焼結体とからなるジルコニア複合焼結体。
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