JP6655572B2 - 物理量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は物理量検出装置に関する。
物理量検出装置は電源供給、検出情報の提供、内部メモリへの読み書き等の機能を内部回路から入出力端子までを電気的に接続することで計測を可能とする。また、前記内部回路の構成部品は金属のリードフレームに実装され、前記内部回路および前記リードフレームは、全周を熱硬化性樹脂で封止することにより回路パッケージされ、前記内部回路の構成部品を個別実装することなく回路パッケージの実装構成とすることで、物理量検出装置の構造を簡素化できる。
このような技術は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013-120103号公報
物理量検出装置の入出力端子の電気的配列の変更のために、入出力端子と内部回路とを電気的接続している構成の一部を変更する場合、駆動回路(集積回路)とリード部の電気的接続構成を変更することがあるが、電気的接続を交差させるとき、電気的接続構成高さが増すことでモールドしたときの厚みが増し、モールド体積が大きくなってしまう。これら課題により、回路パッケージが大型化する恐れがある。
上記課題を解決するために、本発明における物理量検出装置は、回路パッケージ内で、複数の中間部材をプリモールドした中間部材モールド部品によって電気的接続されている。
本発明によれば、物理量検出装置の回路パッケージ生産工程において、入出力の配列変更が中間部材モールド部品を選択することによって容易となる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1に係る回路パッケージの中間部材モールド部品搭載前の構成 実施例1に係る回路パッケージ 実施例1に係る回路パッケージの断面図 実施例1に係る中間部材モールド部品 実施例1に係る中間部材モールド部品の完成状態 実施例1に係る中間部材モールド部品 実施例1に係る中間部材モールド部品の完成状態 実施例1に係る回路パッケージ 実施例1に係る回路パッケージ 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成の断面図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 中間部材モールド部品が無く、入出力の配列を変更した回路パッケージの構成を表す図 実施例1の回路パッケージの生産工程フロー 実施例2に係る中間部材モールド部品 実施例2に係る中間部材モールド部品 実施例2に係る中間部材モールド部品の断面図 実施例3に係る中間部材モールド部品 実施例3に係る中間部材モールド部品 実施例6に係る中間部材モールド部品 実施例6に係る中間部材モールド部品 実施例7に係る回路パッケージ 実施例7に係る回路パッケージの拡大図
本実施例を説明する前に、半導体タイプのセンサ素子を樹脂封止する構成における課題について、図5から図10を用いて述べる。駆動回路素子2とリードフレーム6間は金線ワイヤ8によってそれぞれ電気的な接続がなされているが、物理量検出装置の入出力部6aすなわちリードフレーム露出部とモールド9に拠って封止されるリードフレーム6の封止部の各々は連続しているため、電気的配列が同一であり、生産工程で物理量検出装置の入出力部の配列を変更する場合、駆動回路素子2と入出力部との間で電気的配列を変更する構造が必要となる。
図5は中間部材モールド部品を持たない場合の回路パッケージの構成例を示す図、図6aは駆動回路素子2とリード間のワイヤを交差させて入出力の配列仕様を変更した例を示す図、図6bはその断面図を示す。
図5のようにリードフレームが連続している構成の場合、電気的配列を変更するためにリードフレーム以外の構成を変更する必要がある。電気的配列の変更は図6aに示すように駆動回路素子2とリードフレーム6間の金線ワイヤ8を、電気的接続構造を交差させることで駆動回路素子2と入出力部との間で電気的配列を変更することが出来る。しかし、この場合電気的接続構造は互いに接触すると回路が短絡し、機能を失ってしまうため、図6bに示すように交差部8Aは隙間を設ける必要が有り、その隙間分、熱硬化性樹脂9が覆う対象高さが大きくなり、回路パッケージ1の体積が増大してしまう。
図7はリードフレーム6にワイヤ設置部6bを設けた構成を示す図、図8はリードフレーム6内に電気的欠落部6cを設けた構成を示す図、図9は駆動回路の電極配列を変更して入出力の配列仕様を変更した構成を示す図、図10はリードフレームを変更して入出力の配列仕様を変更した構成を示す図である。
電気的接続構造を交差させずに電気的配列を変更するためには、図7に示すようにリードフレーム辺6yと6xを直交する2軸としたとき、リードフレーム6内でワイヤ設置部6bのようにリードフレーム6を6x軸上で少なくとも2箇所以上重複させる必要がある。しかし、この場合6x軸上にリードフレーム6を重複させる構造の分、リードフレーム6全体の面積が増大し、熱硬化性樹脂9が覆う対象面積が大きくなることで、回路パッケージ1の体積が増大してしまう。これは、駆動回路とリードフレームの間ではなく、図8に示すようにリードフレーム6内で電気的欠落部6cを設け、電気的配列が変更できるようにワイヤ8bによってリード同士の電気的接続構造を変更した場合でも、ワイヤ設置部6bのようなリード支えを必要とするため、回路パッケージ1の面積が増大する。また、図9のように駆動回路素子2自体を変更し、電極3の電気的配列を入れ替えた駆動回路素子2aのように駆動回路の変更部品を用意する場合、回路パッケージ1の大型化は抑制できるが、入出力の配列仕様ごとに駆動回路が必要となり、回路パッケージの生産コストが増大してしまう。これは、図10に示すように、交差部6xによって電気的配列を変更した場合でも同様に、リードフレームの種類が入出力の配列仕様ごとに必要となり、回路パッケージの生産コストが増大する。
以下に説明する、発明を実施するための形態(以下実施例と記す)は、実際の製品として要望されている色々な課題を解決しており、下記実施例が解決している色々な課題の内の一つが、上述した発明が解決しようとする課題の欄に記載した内容であり、また下記実施例が奏する色々な効果の内の1つが、発明の効果の欄に記載された効果である。下記実施例が解決している色々な課題について、さらに下記実施例により奏される色々な効果について、下記実施例の説明の中で、述べる。従って下記実施例の中で述べる、実施例が解決している課題や効果は、発明が解決しようとする課題の欄や発明の効果の欄の内容以外の内容についても記載されている。
以下の実施例で、同一の参照符号は、図番が異なっていても同一の構成を示しており、同じ作用効果を成す。既に説明済みの構成について、図に参照符号のみを付し、説明を省略する場合がある。
[実施例1]
図1aは物理量検出装置における、中間部材モールド部品13搭載前の回路パッケージの構成を示す図、図1b、図1cは本発明の第1の実施形態である物理量検出装置における回路パッケージの構成を示す図である。
図1aから図1cに示すように、回路パッケージ1は、金属基板であるリードフレーム6と、リードフレーム6に実装される駆動回路素子2を備える。駆動回路素子2とリードフレーム6間は金線ワイヤ8によってそれぞれ電気的な接続がなされている。駆動回路素子2は半導体素子であり、物理量を計測するセンサ回路を駆動する役割を備える。センサ回路は、駆動回路素子2と同一の半導体素子上に形成しても、別半導体素子に形成してもよい。駆動回路素子2と、リードフレーム6を、モールド成型によって、その全周を熱硬化性樹脂9にて樹脂封止して回路パッケージ1が構成される。回路パッケージ1は、センサ素子の物理量検出部が露出するように、センサ素子も一体に樹脂で封止している構成を採用できる。
リードフレーム8は、生産工程においてリード連結部6C−1,6C−2,6C−3、6C−4を備え、リード同士を連結させ、変形や振動に対して強度を持たせている。これらリード連結部は、図9に示す回路パッケージ生産工程においてステップA-3にて分断される。また、本実施例において入出力が4極で構成されている場合を示しているが、4極以上でも良く、2極、3極でも良い。
図1cの断面図に示すように、駆動回路素子2は接着剤7を介してリードフレーム6に接着固定されている。本実施例において物理量を計測するセンサ素子は、駆動回路上に形成されているが、駆動回路上に形成されていなくても良い。また、搭載する電子部品は駆動回路だけでなく、抵抗、コンデンサ等搭載しても良い。
駆動回路素子2には電極3が形成されている。電極3は、電源、GND、出力用であり、電極3とリードフレーム6が金線ワイヤ8により接続されている。駆動回路素子2では、センサ素子の制御やセンサ素子によって検出された信号から物理量に換算した信号に変換される。それら物理量信号は、駆動回路素子2から金線ワイヤ8を介して、モールド部9から突出した入出力端子であるリードフレーム露出部12から信号の取り込みや取り出しが行われる。
本実施例では、リードフレーム6は、駆動回路素子2からリードフレーム露出部6aの間に、リードフレームが形成されない電気的欠落部6dを設けている。そして、この欠落部6dに、図2や図3に示す中間部材モールド部品13を設けることで、駆動回路2からリードフレーム露出部6aの電気的導通を図る。中間部材モールド部品13は、電気配列を変更可能に構成されているので、回路パッケージ1は、この欠落部間6dに搭載される中間部材モールド部品13の配列を任意とすることにより、入出力部の配列の変更が可能となる。
図2aに中間部材モールド部品内で電気的接続を交差させない構成を示す図、図2bにその完成状態を示す図、図3aに中間部材モールド部品内で電気的接続を交差させる構成を示す図、図3bにその完成状態を示す図である。
図2a、図3aに示すように、中間部材モールド部品13は中間リードフレーム11と電気的接続部10、そしてモールド部12で構成される。中間リードフレームは接続部11x−1、11x−2、11x−3を有している。中間リードフレーム11は、電気回路的に入出力端子6a側と、駆動回路素子2側を備える。本実施例では、入出力端子6a側と、駆動回路素子2側とがすべて分断されており、分断箇所を電気的接続部10b(この場合はワイヤ)で接続している。
この接続自体は、回路パッケージ1に要求される入出力端子配列に合致するように、ワイヤを交差させることで最終的な要求配列となるようにしている。なお、すべてを分断しなくとも、要求される配列パターンに限りがあり、配列位置が常に同一の端子があるようであれば、固定される端子に対応する箇所については、リードを分断しなくてもよい。
分断箇所、電気的接続部10bは、モールド部12が形成されることで封止される。電気的接続部10bは例えば金(Au)線で構成され、ワイヤボンディング工程によって形成される。また、モールド12は例えば樹脂成型工程によって形成される。モールド12を形成した後、中間リードフレーム接続部11x−1、11x−2、11x−3を切り離すことで、図2b、図3bで示すように中間部材モールド部品13が完成する。
電気的接続部10bの接続構成を変更することで入出力端子側の配列仕様を変更でき、図2aのように互いに交差しない電気的接続部10Aでも良く、図3aのように少なくとも1箇所以上を交差した電気的接続部10bでも良い。
図8bの回路パッケージの指定断面を図8cに示す。本実施例において中間部材モールド部品13はリードフレーム6に導電性接着剤7で固定されて電気的に接続しているが、電気的接続しつつ固定することができれば、溶接による接続でも良く、半田でも良く、プレスフィットでもよい。
中間部材モールド部品13は、図1aに示すようにリードフレーム6に電気的欠落部6dを設け、生産工程において変更の必要がない場合は、図2aに示す電気的接続部が交差しない中間部材モールド部品13aを接続し、変更の必要がある場合は、例えば図7bに示す電気的接続部が交差する中間部材モールド部品13bを選択して接続するとよい。
図1bに中間部材モールド部品13によってリードフレーム6の電気的欠落部6d間を接続した状態を示す。本実施例において接続は導電性接着剤7Aによってなされる。導電性接着剤は例えば銀ペーストでも良く、ニッケルペースト、金ペースト、パラジウムペースト、カーボンペーストでも良い。
電気的欠落部6d付近のリードフレーム6において、中間部材モールド部品の設置箇所は駆動回路素子2側の一箇所以上と、リード露出部側の1箇所以上で構成される合計3点以上とすることで、中間部材モールド部品を安定設置することが出来る。
つまり、中間リード11すべてにリードフレーム6による設置箇所を設ける必要は無く、中間部材モールド部品13内の中間リード11−B1、11−C1、11−D1のようにリードフレーム6の未設置部を設けることができ、中間リード11−B1、11−C1、11−D1がリードフレーム6の代わりに駆動回路素子2の電極3とワイヤ8によって接続されることで、図8に示すようなリードフレーム6内に電気的欠落部6dを設けた場合に必要とされる、リード支え部6bの一部あるいは全てを省略することができ、リードフレーム6の面積の増大を抑制し、なおかつ駆動回路とリードフレーム間の電気的接続を交差させることが無いため、熱硬化性樹脂9が覆う対象高さの増大も抑制することが出来る。すなわち、電気的配列の変更に伴う回路パッケージの大型化を抑制することが出来る。
本実施例では、回路パッケージ1は、複数の金属部材の一部を樹脂で封止して形成された中間部材である中間部材モールド部品13を備える。そして、回路パッケージ1の入出力端子と、駆動回路の電気的経路の間に中間部材モールド部品13を設けており、中間部材モールド部品13は、駆動回路側の出力が任意の配列となるように、樹脂封止されている箇所で電気信号の順序を入れ替えられる構成である。すなわち、駆動回路のパッド配列と、入出力端子の電気配列の要求が異なる場合、交差する部分を設けることにより電気信号の順序を容易に変更可能である。また、電気的配列を変更する箇所を樹脂であらかじめ封止したのちに、回路パッケージを形成する樹脂で封止することにより、電気的配列を変更する箇所を、回路パッケージを形成する際に保護することが可能となる。
図6aに示すように、駆動回路素子2と、リードフレーム6を電気的に接続するワイヤ8bを交差させる場合、駆動回路素子2の厚みに加えて、交差させるためのワイヤループ高さが加算されるため、回路パッケージ1の厚みが増大してしまう。
他方、本実施例では、中間部材モールド部品13はリードフレーム8の電気的欠落部6dを橋渡すように設けられていることから、ワイヤループ高さと中間リードフレームの加算分の厚みで済む。これは、駆動回路検出素子2と通常のワイヤループの高さを加算した厚みよりも低いか、同程度程であるので、ワイヤ交差させて電気的配列を変更したとしても、回路パッケージ全体の厚みに対する影響は小さくできる。
そのため、本実施例によれば、回路パッケージの大型化を抑制しつつ、自由な入出力端子の電気的な配列レイアウトが可能となる。
図11を用いて、回路パッケージ1の生産工程を示す。
回路パッケージの生産工程フロー自体はA-1からA-4までで構成され、中間部材モールド部品はB-1からB−3で構成される。
ステップB−1は図2a、図3aに示す中間リードフレーム11を生産する工程を示す。この中間リードフレーム11は例えばプレス加工によって作られる。
ステップB−2は図2a、図3aに示す中間リードフレーム11の欠落部同士を電気的に接続する生産工程を示す。この電気的接続は例えば金線ワイヤボンディングによって構成される。このステップB−2において電気的接続のみを変更することで、中間リードフレーム11を変更することなく電気的配列の仕様が異なる中間部材モールド部品13を製作することが可能である。
ステップB−3は図2a、図3aに示す中間リードフレームの電気的接続部をモールド12で封止する生産工程を示す。このモールド12は例えば熱硬化性樹脂によって構成される。また、ステップb−3で、接続されているリード11x−1、11x−2、11x−3をそれぞれフレーム枠11から切り離し、図2b、図3bに示すような中間部材モールド部品13を完成する。
ステップB−4は出来上がった中間部材モールド部品の外観検査や通電の検査を行う。ステップb-3の樹脂モールド工程では金型に高温の樹脂を高い圧力で注入するので、電気的接続部の異常が生じていないかを検査することが望ましい。
ステップA―1は図1aに示すフレーム枠6fを生産する工程を示す。このフレーム枠6fは例えばプレス加工によって作られる。
ステップA-2は、ステップA-1で作られたフレーム枠6fに、駆動回路素子2を搭載する。またステップA-2では、回路部品間や回路部品とリード間、リード同士の電気的な配線を行う。また、ステップb−3で作られた、入出力端子の配列仕様に応じて選択された中間部材モールド部品を搭載することで、入出力端子の配列を変更することが出来る。
次にステップA−3で、樹脂モールド工程により、熱硬化性樹脂でモールドされる。この状態を図4aに示す。また、ステップA−3で、接続されているリード6C−2,6C−3,6C−4をそれぞれフレーム枠6fから切り離し、さらにリード間6C−1も切り離し、図4bに示す回路パッケージ13を完成する。この回路パッケージ13には物理量検出素子を搭載した駆動回路素子2が実装されている。
ステップA−4で、出来上がった回路パッケージ12の外観検査や動作の検査を行う。ステップA-3の樹脂モールド工程では、ステップA-2で作られた電気回路を金型内に固定し、金型に高温の樹脂を高い圧力で注入するので、電気部品や電気配線の異常が生じていないかを検査することが望ましい。
生産工程において交差している電気的接続部10bのモールド個所を中間部材モールド部品に留めることにより、別工程で生産が可能となり、ワイヤ8bが樹脂流動で短絡した場合の影響を中間リードプリモールド部品13だけに留め、その他駆動回路部3、リードフレーム部6などを廃棄せずに中間部材モールド部品13の不良品のみを廃棄するに留めることが出来る。
さらに、入出力の配列仕様の変更は中間部材モールド部品のワイヤ接続構成の選択によりなされることで、リードフレーム6、中間リードフレーム11、駆動回路素子2いずれも変更することなく、新たな部品を生産するコストを抑制することが出来る。
[実施例2]
本発明の実施例2について説明する。
本実施例において特徴的なことは、中間部材モールド部品13の構成において、電気的接続部10をワイヤボンディングで構成したことである。なお、実施例1と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図2a、図3aで示す電気的接続部10をワイヤボンディングで構成した場合、材質は金(Au)線でも良く、アルミ線でも良く、銅線でも良い。また、方式はウェッジボンディングでもボールボンディングでも良い。ワイヤボンディング工程は接続対象の組合せを選択することができ、容易に回路パッケージの入出力の配列仕様を変更することが出来る。
本実施例は、中間部材は、駆動回路側の金属部材11A2〜11D2と、入出力側の金属部材A1〜11D2とをワイヤボンディング10aで接続し、駆動回路側の金属部材の一部と、前記入出力側の金属部材の一部と、ワイヤボンディングと、を樹脂で封止して一体化した構成である。
本実施例では、ワイヤボンディングを交差させることで、入出力端子の電気配列を要求された電気列となるように変更可能である。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3を図12~図14を用いて説明する。実施例1並びに2と同様の構成については説明を省略する。
本実施例において特徴的なことは、中間部材モールド部品13の構成において、中間リードフレームによって電気的接続部を構成したことである。
図12に示す例では、リードフレームに電気的欠落部を設けず、電気的な配列仕様を変更しない場合における中間部材モールド部品13cが構成されている。中間リード部14a、14−B、14−C、14−Dと中間リード同士を固定するためのプリモールド部12を備える中間部材モールド部品13cであり、中間リード端の電気的配列は中間部材モールド部品13aと同じであり、中間リード同士を接続する電気的接続構造を持たないため、生産工程が簡略化できる。
図13に示す例では、電気的な配列変更構造を持たせた中間リード15a,15−Bを有し、その他中間リードを含めて固定するためのモールド12を備える中間部材モールド部品13dであり、図14はその電気的な配列変更構造を持たせた中間リード15−Bとその側面図15−B−1を示す。中間リード15−Bは交差のため高さ方向に変形しており、隣合う中間リードに対して短絡することなく電気的な配列を変更することができる。中間部材モールド部品13cと同様に、中間リード同士を接続する電気的接続構造を持たないため、生産工程が簡略化できる。また、回路パッケージ内のリードフレーム自体が交差する構造6xや、駆動回路の電極を変更する場合と比較し、変更部品の規模を中間リードの電気的な配列変更対象に留めることができ、電気的な配列仕様変更ごとに発生する変更部品のコストを抑制することが出来る。本実施例において電気的な配列変更構造は2箇所であるが、2箇所以上であれば何箇所に設けても良い。
[実施例4]
次に、本発明の実施例4について、図15a、図15bを用いて説明する。なお、前述した実施例と同様の構成については説明を省略する。
本実施例において特徴的なことは、中間部材モールド部品13の構成において、部分的に中間リードフレームによって電気的接続部を構成し、一方で中間リードフレーム間に電気的欠落部を設け、電気的接続構造により部分的に電気的配列を選択することが出来ることである。
図15a、図15bに示す例では、電気的欠落部を設けた中間リード16a-1、16a-2、16B-1、16B-2、と、電気的欠落部を持たない中間リード14−C、14−Dと、電気的欠落部を持つ中間リード間を電気的に接続する電気的接続構造17と、それらを一部、または全てを封止するモールド12を備える中間モールド部材13eを示す。図15aでは電気的な配列仕様を変更しない場合の電気的接続構造17aで構成され、図15bでは電気的な配列仕様を変更する場合の電気的接続構造17bで構成される。本実施例ではあらゆる組合せでの電気的な配列仕様に対応することは出来ないが、不要な電気的欠落部を設けずに必要最小限の組合せで電気的な配列仕様を変更することが出来る。つまり、中間リードの電気的欠落部を部分的に選択して設けることで、電気的接続工程において電気的接続する箇所の一部を省略することができる。本実施例において電気的欠落部は2箇所であるが、2箇所以上かつ、中間リード全てでなければ電気的欠落部を何箇所に設けても良い。
[実施例5]
次に、本発明の実施例5について説明する。なお、前述した実施例と同様の構成については説明を省略する。
図1cは実施例1に係る中間部材モールド部品をリードフレームに電気的接続する構造の具体例を説明する図である。本実施例において特徴的なことは、図1cで示す中間部材モールド部品13をリードフレーム6に接続する構造である接着剤7Aを半田で構成したことである。なお、実施例1と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。中間部材モールド部品13とリードフレーム6との接続手段を半田とすることで、例えばリードフレームもしくは中間リードがSn電極を持つ場合、より導通安定する。また、銀ペーストなどの導電性接着剤に対して生産コストを抑制することが出来る。
[実施例6]
次に、本発明の実施例5について、図1c、図16aを用いて説明する。なお、前述した実施例と同様の構成については説明を省略する。
本実施例において特徴的なことは、図1cで示す中間部材モールド部品13をリードフレーム6に接続する構造である接着剤7Aを使用せず、図16aに示すように溶接部18で構成したことである。中間部材モールド部品の中間リード部とリードフレーム部を溶接により固定することで、電気的にも接続することができる。また、部品実装工程のように3点以上の設置部を必要せず、例えば図16bで示すように片側2点からの接続部でも固定することができ、接続の自由度を高めることができる。
[実施例7]
次に、本発明の実施例7について説明する。なお、前述した実施例と同様の構成については説明を省略する。
図17a、図17bは実施例1に係る中間部材モールド部品の代わりに、リードフレームの構造にて電気的接続構造20を交差させずに構成する具体例を説明する図である。電気的接続構造20はたとえば金線ワイヤボンディングにて構成される。本実施例において特徴的なことは、中間リードを設けることなく、電気的な配列仕様を変更することができることである。図17aで示すリードフレーム部品6において、入出力端子の配列方向と同じ方向に複数のリードフレーム6gを構成することにより、例えば駆動回路素子2から一旦リードフレーム6gに電気的接続してから、さらに連続したリードフレーム6g部の別の箇所からリードフレームの入出力端子側に接続することができる。図17bはリードフレーム6g部周辺19を拡大したものであり、電気的接続構造20を交差させることなく電気的配列を変更した状態を示す。本実施例において電気的接続構造20が構成された後、リードフレーム6gの連結部である6c−5、6c−6は他の連結部と同様に切断される。
本発明は、上述した物理量を計測するための計測装置に適用できる。
1…回路パッケージ(生産工程内)
2…駆動回路素子
3…駆動回路上の電極
6…リードフレーム
6a…リードフレーム露出部
6c−1…リードフレーム切断部
6c−2…リードフレーム切断部
6c−3…リードフレーム切断部
6c−4…リードフレーム切断部
6d…電気的欠落部
6f…フレーム枠
6g…入出力端子配列方向と同一方向のリードフレーム部
6x…リードフレーム辺
6y…リードフレーム辺
7…接着剤
7A…導電性接着剤
8…ワイヤ
9…モールド部
10…ワイヤ
11…中間リードフレーム
11a1…電気的欠落部を持つ中間リード
11−B1…電気的欠落部を持つ中間リード
11−C1…電気的欠落部を持つ中間リード
11−D1…電気的欠落部を持つ中間リード
11a2…電気的欠落部を持つ中間リード
11−B2…電気的欠落部を持つ中間リード
11−C2…電気的欠落部を持つ中間リード
11−D2…電気的欠落部を持つ中間リード
11x−1…中間リードフレーム切断部
11x−2…中間リードフレーム切断部
11x−3…中間リードフレーム切断部
12…プリモールド部
13…中間部材モールド部品
13a…電気的配列を変更しない中間部材モールド部品
13b…電気的配列を変更した中間部材モールド部品
13c…電気的接続構造を持たない中間部材モールド部品
13d…電気的接続構造を持たずに電気的配列を変更した中間部材モールド部品
14a…電気的欠落部を持たない中間リード
14―B…電気的欠落部を持たない中間リード
14―C…電気的欠落部を持たない中間リード
14―D…電気的欠落部を持たない中間リード
15a…電気的欠落部を持たない中間リード
15―B…電気的欠落部を持たない中間リード
15―B−1…電気的欠落部を持たない中間リードの側面図
16A-1…電気的欠落部を持つ中間リード
16B-1…電気的欠落部を持つ中間リード
16A-2…電気的欠落部を持つ中間リード
16B-2…電気的欠落部を持つ中間リード
17a…電気的配列を変更しない電気的接続構造
17b…電気的配列を変更する電気的接続構造
18…溶接部
19…リードフレーム6g部周辺
20…交差部を持たずに電気的配列を変更する電気的接続構造

Claims (7)

  1. 流体の物理量を検出する検出素子を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路が実装されるリードフレームと、をモールド樹脂で封止して形成される回路パッケージを備え、
    前記リードフレームは、一部が前記モールド樹脂から露出する入出力端子を備え、
    前記回路パッケージは、前記入出力端子と、前記駆動回路との電気的経路の間に、複数の金属部材の一部を樹脂で封止して一体化した中間部材を備え、
    前記中間部材は、前記モールド樹脂で封止されている物理量検出装置。
  2. 前記中間部材は、前記駆動回路側の金属部材と、前記入出力端子側の金属部材とをワイヤボンディングで接続し、前記駆動回路側の金属部材の一部と、前記入出力端子側の金属部材の一部と、前記ワイヤボンディングと、を樹脂で封止して一体化した構成である請求項1に記載の物理量検出装置。
  3. 前記ワイヤボンディングは、入出力端子要求された任意の配列となるように、前記駆動回路側の金属部材と、前記入出力端子側の金属部材とを接続している請求項2に記載の物理量検出装置。
  4. 前記中間部材は、前記入出力端子側と前記駆動回路とで分断されていない金属部材も備える請求項2に記載の物理量検出装置。
  5. 前記中間部材は、入出力端子要求された任意の配列となるように、前記金属部材を立体交差させることで変更しており、前記立体交差部は前記樹脂で封止されている請求項1に記載の物理量検出装置。
  6. 前記中間部材は、半田、溶接、導電性接着剤、のいづれかによりリードフレームと電気的接続されている請求項1乃至5のいづれかに記載の物理量検出装置。
  7. 入出力端子が要求される任意の配列となるように駆動回路側と入出力端子側との電気的配列を変更させ、複数の金属部材の一部を樹脂で封止して一体化した中間部材を形成する工程と、
    リードフレームに前記中間部材と駆動回路とを搭載し、モールド樹脂で封止する回路パッケージ生成工程と、を備える物理量検出装置の製造方法。
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