JP6655541B2 - 使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するシステム及び方法 - Google Patents

使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するシステム及び方法 Download PDF

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Description

本出願は、2013年10月2日出願の「スリーブ及び移送キャスクシステム及び方法(SLEEVE AND TRANSFER CASK SYSTEM AND METHODS)」と題された同時係属中の米国特許仮出願61/885,580号の優先権を主張するものであり、当該出願はその全体が参照により本明細書中に援用される。
使用済み核燃料は、「使用済み核燃料プール」と呼ばれる貯水槽内に貯蔵される場合がある。使用済み核燃料アセンブリは、適切な熱及び/又は放射能条件が満たされるまで使用済み核燃料プール内に浸漬されるか又は貯蔵される場合があり、それらの条件が満たされた時、アセンブリはオフサイト貯蔵のために輸送及び/又は乾式貯蔵システム内に移送され得る。
使用済み核燃料プールが容量の限界に達した場合、使用済み核燃料アセンブリを取り出して、1つ以上のアセンブリをオンサイト又はオフサイト貯蔵に移送することが望ましい可能性がある。使用済み核燃料のオンサイト又はオフサイト貯蔵は、貯蔵又は輸送の間に発生し得る事故に対して強化された貯蔵キャスク及び/又は輸送キャスクに、移送キャスクを使用して使用済み核燃料アセンブリを移送することを含む場合がある。
湿式から乾式貯蔵に移送する間の、使用済み核燃料の移送及び取り扱いのためのシステム及び方法が含まれる。方法の一実施形態は、特に、使用済み燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送する方法であり、この方法は、使用済み燃料のコンテナを移送キャスクのキャビティ内に装填し、移送キャスクの周りにシールドスリーブを置き、貯蔵キャスク上に移送キャスクとシールドスリーブとを同時に持ち上げ、使用済み燃料のコンテナを移送キャスクから貯蔵キャスクに移送することを含む。
システムの別の実施形態は、特に、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送する移送キャスクシステムを含み、この移送キャスクシステムは、複数の第1の持ち上げフック及び複数の第2の持ち上げフックを含む持ち上げ装置と、使用済み核燃料を支持するように構成されたキャビティを画定する側壁、頂部、及び底部を含む円筒状コンテナであって、複数の第2の持ち上げフックは、円筒状コンテナの頂部から上向きに延在する複数の持ち上げ部材と係合される、円筒状コンテナと、円筒状コンテナの外部の周りに配置される円筒状スリーブとを含み、円筒状スリーブは、円筒状スリーブの外部から外向きに延在する、かつ複数の第1の持ち上げフックと係合される、複数のトラニオンピンを含む。
システムの別の実施形態は、特に、使用済み燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するシステムを含み、このシステムは、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するための移送手段と、使用済み核燃料から生成される放射線をシールドするためのシールド手段と、移送手段と放射線シールド手段とを同時に持ち上げるための持ち上げ手段とを含み、持ち上げ手段は、移送手段に取り付けるための第1の取り付け手段と、シールド手段に取り付けるための第2の取り付け手段とを含む。
本開示の他の実施形態、システム、方法、特徴、及び利点は、以下の図面及び詳細な説明を検討すれば当業者にとって明らかであろう、又は明らかとなるであろう。全てのそのような追加のシステム、方法、特徴、及び利点は、本明細書中に含まれること、及び本開示の範囲内であることが意図される。
本開示の多くの態様は、以下の図面を参照すればより良く理解できる。図面中の構成要素は必ずしも一定の縮尺ではなく、代わりに、本開示の原理を明確に示すことに重点が置かれている。その上、図面において、同様の参照番号は複数の図を通して対応する部品を示す。
本開示の様々な実施形態による移送キャスクの例の図である。 本開示の様々な実施形態による図1の移送キャスクの斜視図の例の図である。 本開示の様々な実施形態による図1の移送キャスクの別の斜視図の例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図1の移送キャスクに補助シールドを提供するために使用されるシールドスリーブの断面図の例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図1の移送キャスクを取り囲む図4のシールドスリーブの例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図1の移送キャスクを取り囲む図4のシールドスリーブの別の例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図1の移送キャスク及び/又は図4のシールドスリーブを持ち上げるための持ち上げシステムの例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図4のシールドスリーブを持ち上げている図7の持ち上げシステムの例の図である。 本開示の様々な実施形態による、図4のシールドスリーブと図1の移送キャスクとを同時に持ち上げている図7の持ち上げシステムの例の図である。 本開示の様々な実施形態による、使用済み核燃料を含む図1の移送キャスクと図4のシールドスリーブとを持ち上げている図7の持ち上げシステムの図であり、持ち上げシステムは移送キャスク及びシールドスリーブを、キャニスタの移送のために貯蔵又は輸送キャスク上に配置している。 本開示の様々な実施形態による方法を説明するフローチャートである。 本開示の様々な実施形態による方法を説明するフローチャートである。 本開示の様々な実施形態による方法を説明するフローチャートである。
以下の記述では、本開示の様々な実施形態によるシステム及び方法の一般的な説明を示し、続いてその操作の説明を示す。本開示の実施形態は、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するために使用される使用済み核燃料移送システムに関する。より具体的には、スペースが限られた及び/又は重量制限を有する燃料プールから使用済み核燃料を取り出して適切な乾式貯蔵システムに移送することを可能にする移送キャスクの実装への新規なアプローチが本明細書中で開示される。
運転中の原子炉が燃料補給のために停止される場合、使用済み核燃料の熱及び放射能レベルを減少させるために、使用済み核燃料は使用済み核燃料プール内に貯蔵される。使用済み核燃料プールが容量の限界に達した場合、取り出しのための適切な熱及び/又は放射能レベルに達した、使用済み核燃料プール内に貯蔵された使用済み核燃料は、プールから取り出されて乾式貯蔵システムに移送されてもよく、これにより、原子炉によって使用された追加の使用済み核燃料アセンブリが使用済み核燃料プール内に浸漬され得るようになる。使用済み核燃料は集められて使用済み核燃料アセンブリ内に貯蔵されてもよく、例えば、これに限定されないが、2010年9月15日出願の「湿式及び乾式核燃料貯蔵の統合のためのシステム及び方法(System and Method for Integration of Wet and Dry Nuclear Fuel Storage)」と題された米国特許出願第13/395,712号において示された使用済み核燃料アセンブリ内に貯蔵されてもよく、当該出願はその全体が参照により本明細書中に援用される。
乾式貯蔵システムはコンクリートの貯蔵キャスクを含んでもよく、この貯蔵キャスク内に、使用済み核燃料を含んだ適切に調整され封止された金属キャニスタが挿入される。貯蔵キャスク又は輸送キャスクは、使用済み核燃料を囲む内部金属キャニスタに機械的保護、熱除去機能、及び放射線シールドを提供するエンクロージャ又はオーバーパック構造として機能する。湿式貯蔵(例えば、使用済み核燃料プール内への浸漬)と共に使用されるほとんどの乾式貯蔵システムにおいて、原子炉からの排出時における使用済み核燃料は、乾式貯蔵システムが安全、効率的、かつ経済的に貯蔵できるよりも高いレベルの熱及び放射線を、放射性崩壊に起因して発する。従って、排出された使用済み核燃料は、放射性崩壊及び関連する熱が、乾式貯蔵技術が使用され得るような十分に低いレベルに達するまで、使用済み核燃料プール内でいくらかの時間を費やさなければならない。使用済み核燃料プール内での必要な貯蔵のこの期間は、キャスクシステムの認可された構成に応じて3年〜10年又はそれ以上であり得る。
使用済み核燃料が乾式貯蔵に適している場合、使用済み核燃料を核燃料プールから、乾式貯蔵システムと関連する輸送及び/又は貯蔵キャスクに移送するために、移送キャスクが使用されてもよい。移送プロセスの間、移送キャスクは核燃料プールの移送エリア内に沈められてもよい。移送キャスクは、使用済み核燃料が内部に配置された使用済み核燃料キャニスタを受け入れるように構成される。移送キャスクは核燃料プールから持ち上げられ、乾式貯蔵のためのキャニスタの適切な調整を可能にするために、使用済み燃料エリアの中又は外の、プラットフォームを有する作業エリア内に置かれてもよい。例えば、キャニスタの最終閉塞蓋が、発電所において機械的方法を用いて溶着閉塞又は封止されてもよい。使用済み核燃料キャニスタが適切に調整され封止されたら、乾式貯蔵システムと関連する輸送及び/又は貯蔵キャスクにキャニスタを移送するために、移送キャスクが使用されてもよい。
使用済み核燃料の熱及び放射能レベルが乾式貯蔵技術を使用可能であるほど十分に低いとしても、移送プロセスの間の適切な冷却及びシールド機能がなければレベルは増加する可能性がある。なぜなら、使用済み核燃料キャニスタはもはや使用済み核燃料プール内にないからである。使用済み核燃料プールから使用済み核燃料を取り出す間の、熱及び/又は放射能レベルの許容できない増加を回避するために、使用済み核燃料は冷却及びシールドされる必要がある。
一部の湿式貯蔵設備は、設備内の使用済み燃料プール及び/又はレイダウンエリアにおいて、スペースが限られている及び/又は重量制限を有する場合がある。レイダウンエリアは、移送キャスクが取り扱い及び処理の作業のために置かれる、使用済み燃料プールの外部の床を、あるいは、燃料プール、建物、又はその他のエリア内のプラットフォームを含んでもよい。従って、従来技術の移送キャスクは、そのような設備内のサイズ及び/又は重量の容量を超過する可能性がある。移送プロセスの間に使用済み核燃料から発される熱及び放射線の適切なシールドを提供するために、従来技術の移送キャスクは複数層のシールド材料を含み、これにより移送キャスクの重量及び幅の両方が増加する場合がある。従って、適切なシールドを提供する従来技術の移送キャスクの直径は、使用済み核燃料を受け入れるために移送キャスクが浸漬される一部の燃料プールエリアのサイズ制限を超過する場合がある。従って、燃料プールエリア内の制限されたスペースに起因して、移送キャスクのサイズは、使用済み核燃料を受け入れるためのエリアに収まらない可能性がある。
一部の湿式貯蔵設備における別の制限としては、キャスクが取り扱い及び処理の作業のために置かれる可能性がある燃料プール床、及び/又は設備内の任意のその他のレイダウンエリアの、重量容量が含まれ得る。従来技術の移送キャスクにおいて適切なシールドを提供する複数のシールド層は、移送キャスクの重量を増加させる場合がある。そのような設備の重量容量内である従来技術の移送キャスクは、十分なシールドを有さない可能性があり、従って、移送キャスクが燃料プールから取り出される際の放射線被曝の危険が増加する。
一部の従来技術の移送キャスクは、シールド材料の1つ以上の層を、重量制限に一時的に対処するために排出され得る液体シールド材料(例えば水)のジャケットに置き換えることによって、重量制限に対処する。しかし、そのような従来技術の移送キャスクは、移送操作の全ての段階について、サイズ及び重量の両方の制限に交互に又は同時に(interchangeably or simultaneouly)対処するものではない。更に、従来技術の軽量の移送キャスクは、使用済み燃料プールの外部でキャスクが準備エリア内に着地された場合に補助シールドを必要とする。しかし、従来技術のシールドは、キャスクの移動中は取り付けられず、燃料プールの外部でキャスクが着地された場合に追加される。従って、従来技術の移送キャスクは、本開示の、同時又は交互の(simultaneous or interchangeable)サイズ及び重量の考慮事項を考慮するものではない。
従って本開示の実施形態は、一部の燃料プール設備において湿式貯蔵から乾式貯蔵への移送プロセスの間に存在する可能性があるサイズ及び/又は重量の制限を克服する、使用済み燃料の移送システム及び方法に関する。従来技術の移送キャスクより小さな直径を有する軽量の部分的にシールドされた移送キャスクと、湿式貯蔵から乾式貯蔵への移送プロセスの間に補助シールドを提供するために軽量の移送キャスクの周りに置かれてもよいシールドスリーブとを含む、2部品の移送キャスクシステムに関連する様々なシステム及び方法が本明細書中に記載される。
ここで図1を参照すると、様々な実施形態による移送キャスク100の例の図が示されている。図1に示す移送キャスク100は、円筒状の移送キャスク本体を含む。例えば正方形、矩形、八角形、三角形などの、移送キャスク100のその他の断面形状、及び様々な長さが存在し得ることを理解されたい。移送キャスク100は、移送キャスク100の頂部端から底部端109まで延在する内部チャネルを画定する側壁を含む。移送キャスク100は、一般的な移送キャスクより少ないシールド層を含んでもよい。これらのシールド層は固定されており、ガンマ線及び/又は中性子シールドのためにそれらの厚さが最適化されており、移送キャスク100の構造及び熱・重量の要件を満たしている。構成材料としては、システムの不可欠な部分として固定された固体形態の金属、ガンマ線又は中性子シールド材料が含まれてもよい。従って移送キャスク100は一般的な移送キャスクより小さな直径を有し、重量がより軽くなり得、これにより、サイズ及び重量の制限を有する設備内で移送キャスク100が使用されることが可能になる。しかし、シールド層がより少ないことにより、移送プロセスの間の放射線被曝の危険が増加する可能性がある。
図1に示すように、移送キャスク100の頂部端はキャビティ121(図3)への開口を含む。従って移送キャスク100は、移送キャスク100の頂部端の開口を介して使用済み核燃料を移送のために受け入れることができ、ここで使用済み核燃料は一般に、キャビティ121内に置かれたキャニスタ(図示せず)の内部に収容される。移送キャスク100は、底部部分109と、1つ以上の持ち上げ部材112と、1つ以上のキャニスタ保持タブ115とを更に含む。底部部分109は、シールドスリーブ400(図4)を支持するための1つ以上の支持タブ110と、移送キャスク100の底部部分109に配置された1つ以上の移送シールドドア118a、118b(図2)とを含んでもよい。
持ち上げ部材112は、移送キャスク100の頂部部分に沿って一様に配置されてもよい。持ち上げ部材112は、移送キャスク100の頂部部分から上向きに延在してもよい。持ち上げ部材112は、例えば持ち上げヨーク及びクレーンなどの持ち上げシステム700(図7)が、持ち上げ部材112内に配置されたアパーチャと係合して、移送プロセスの間、移送キャスク100を支持し得るように設計される。例えば、持ち上げシステム700は、使用済み核燃料を受け入れるために移送キャスク100を燃料プールの移送エリア内に沈め、調整のために移送キャスク100を燃料プールから持ち上げ、輸送又は貯蔵キャスク903(図9)内に使用済み核燃料を搭載するために輸送又は貯蔵キャスク903上に移送キャスク100を配置するために使用されてもよい。キャニスタ保持タブ115は、キャニスタが移送キャスク100内に装填される場合にキャニスタの部品が取り付けられるように構成された、突出部を含んでもよい。キャニスタ保持タブ115は、移送キャスク100が燃料プール内に沈められている間、キャニスタを所定の位置に固定するのに役立つ。従って、キャニスタ保持タブ115は、全ての想定される正常状態及び事故状態の間、移送キャスク100からのキャニスタの意図しない持ち上げを回避するために使用され得る。
図2及び図3に移ると、本開示の様々な実施形態による図1の移送キャスク100の底部端の斜視図の非限定的な例の図が示されている。移送キャスク100の底部端109は、移送プロセスの間に開閉されてもよい1つ以上の移送シールドドア118a、118b(以下118と記載する)を含む。閉じられた場合、移送シールドドア118は移送キャスク100の底部端109において封止を提供する。一部の実施形態では、移送シールドドア118は、使用済み核燃料から発されるあらゆる放射線をシールドするように構成された放射線シールドを含んでもよく、これにより、調整及び移送プロセスの間の放射線被曝及び/又は事故の危険の増加が回避される。
非限定的な例では、図2に示すように、移送シールドドア118は、湿式貯蔵から移送されるキャニスタ及び使用済み核燃料を移送キャスク100が受け入れて支持することを可能にするために、閉じられてもよい。別の非限定的な例では、図3に示すように、移送シールドドア118は、使用済み燃料を有する使用済み核燃料キャニスタを移送キャスク100のキャビティ121から輸送又は貯蔵キャスク903(図9)に移送するために、開かれてもよい。
次に図4を参照すると、本開示の様々な実施形態によるシールドスリーブ400の断面図の例の図が示されている。シールドスリーブ400は、第1の端から第2の端まで延在する管状本体と、シールドスリーブ400の外壁から外向きに突出する2つ以上のトラニオンピン406とを含む。2つ以上のトラニオンピン406は、シールドスリーブ400の外周に沿って一様に配置され、持ち上げシステム700(図7)から延在する第1の持ち上げフック709(図7)と係合するように構成される。シールドスリーブ400は、移送キャスク100の外側壁を取り囲むように設計される。一部の実施形態では、シールドスリーブ400は、移送キャスク100の底部端109と、持ち上げ部材112を含む頂部端とを露出したまま残して、移送キャスク100の外側壁を取り囲む。
シールドスリーブ400は、湿式貯蔵から乾式貯蔵への移送の間、移送キャスク100内に含まれる使用済み核燃料から発される放射線からの補助シールドを提供する放射線シールド403を更に含む。放射線シールド403は、中性子シールド、ガンマ線シールド、又は両方を含んでもよい。放射線シールド403は、調整及び移送プロセスの間の放射線被曝及び/又は事故の危険を減少させる。シールドスリーブ400は、液体シールド又は固体シールドを含んでもよい。液体シールドは、水、及び/又は放射線をシールドするその他のタイプの適切な液体を含む1つ以上のコンパートメントをシールドスリーブ400内に含んでもよい。水の水素と相互作用すると中性子が減速され化学結合が壊され得るため、発される放射線を水はシールドする。
一部の実施形態では、シールドスリーブ400は固体シールドを含んでもよく、例えば、モジュール式フィンを含むモジュール式シールドシステムが、中性子をシールドし、キャスク本体からの熱エネルギーを消散するために使用されてもよい。固体放射線シールドの例は、2008年3月11日発行の「機械的シールド及び冷却のための機器及び方法(Apparatus and Methods for Mechanical Shielding and Cooling)」と題された米国特許第7,342,989号においてより詳細に説明されており、当該特許はその全体が参照により本明細書中に援用される。固体シールドは、シールドスリーブ400の外部側壁から延在してもよい。
次に図5及び図6を参照すると、本開示の様々な実施形態による、移送キャスク100の周りに配置されたシールドスリーブ400を含む移送キャスクシステム500の非限定的な例の図が示されている。シールドスリーブ400は、移送キャスク100とは別個の独立したものである。シールドスリーブ400は、移送キャスク100の持ち上げ部材112及び底部部分109を露出したまま残して、移送キャスク100の外部側壁を取り囲む。上述のような、制限されたサイズ及び/又は重量制限を補償するためのシールド層の不足に起因して、移送キャスク100は十分なシールドを有さない場合があるため、シールドスリーブ400は移送キャスク100に補助シールドを提供する。
移送プロセスの間の様々な瞬間において、シールドスリーブ400は、持ち上げシステム(図7)によって吊されてもよく、又は移送キャスク100上に載置されてもよい。所定の位置にあり、持ち上げシステム700の第1の持ち上げフック709から解放された場合、シールドスリーブ400は、移送キャスク100の底部部分109上の支持タブ110上に載置されてもよく、これによりシールドスリーブ400の重量が移送キャスク100に転移される。シールドスリーブ400が持ち上げシステム700の第1の持ち上げフック709によって解放されない場合、シールドスリーブ400は吊されており、従って移送キャスク100の支持タブ110に触れない。従ってシールドスリーブの荷重は、移送キャスク100に、及び/又はそれが置かれている床/支持構造に転移されない。
次に図7を参照すると、本開示の様々な実施形態による、移送キャスク100とシールドスリーブ400とを同時に持ち上げるように設計された持ち上げシステム700の非限定的な例の図が示されている。持ち上げシステム700は、第1の支持アセンブリ703と第2の支持アセンブリ706とを含む。第1の支持アセンブリ703は、装置の縦軸に沿って外向きに延在する2つ以上の実質的に平行なプレートを含む。持ち上げシステム700は、プレートの端に取り付けられた、かつ第1の支持アセンブリ703から下向きに延在する、複数の第1の持ち上げフック709を更に含む。第1の持ち上げフック709は、シールドスリーブ400のトラニオンピン406と係合するように構成される。従って第1の持ち上げフック709は、移送プロセスの間にシールドスリーブ400と係合してこれを支持するために使用される。第1の持ち上げフック709は、持ち上げシステム700がシールドスリーブ400上に下げられた場合にシールドスリーブ400のトラニオンピン406と係合するように設計された、Jフックを含んでもよい。一部の実施形態では、第1の持ち上げフック709は、持ち上げシステム700上に互いの鏡像として位置してはいない。従って持ち上げシステム700は、第1の持ち上げフック709のそれぞれがトラニオンピン406の下で数度だけ離れているように、シールドスリーブ400上の実質的に中央上に下げられてもよい。持ち上げシステム709を時計回りに回転させ、シールドスリーブ400をわずかに持ち上げることによって、第1の持ち上げフック709はトラニオンピン406と係合してもよく、これにより第1の持ち上げフック709はトラニオンピン406と適切に係合する。
第2の支持アセンブリ706は、第1の支持アセンブリ703に垂直に取り付けられる。第2の支持アセンブリ706は、プレートであってその周縁の周りに一様に配置された複数の第2の持ち上げフック712を含む、プレートを含んでもよい。図7の第2の支持アセンブリ706のプレートは円形であるが、このプレートは例えば正方形、矩形、三角形、六角形などの別の形状を含んでもよい。複数の第2の持ち上げフック712は、移送キャスク100の持ち上げ部材112と係合するように構成される。複数の第2の持ち上げフックは、第2の持ち上げフック712が液圧で移送キャスク100と係合及び係合解除するようシミュレートする液圧式部品によって制御されてもよい。
図8Aに移ると、本開示の様々な実施形態による、シールドスリーブ400と係合されてこれを支持する持ち上げシステム700が示されている。図8Aに示すように、第1の持ち上げフック706はシールドスリーブ400のトラニオンピン406と係合される。持ち上げシステム700は、図8に示すように、第1の支持アセンブリ703及び第2の支持アセンブリ706に取り付けられた、かつ持ち上げシステム700の縦軸に沿って延在する持ち上げピン803を更に含む。持ち上げピン803は、移送キャスク100を持ち上げるために持ち上げシステム700が使用される場合に、持ち上げシステムの第2の持ち上げフック712を励起するように設計された、液圧式ピストンを含んでもよい。持ち上げピン803は、クレーン、及び/又は移送のためのその他の好適な装置に結合されてもよい。
持ち上げシステム700は、補助シールドを提供するためにシールドスリーブ400が移送キャスク100上に置かれる場合に、シールドスリーブ400を支持してもよい。例えば、シールドスリーブ400は、燃料プールエリア内に浸漬されて、使用済み燃料を装填済みの移送キャスク100の周りに置かれてもよい。シールドスリーブ400は、燃料プール内に下ろされるにつれて、移送キャスク100上を摺動してもよい。シールドスリーブ400が移送キャスク100の周りに適切に置かれ、第2の持ち上げフック712が移送キャスク100の持ち上げ部材と整列されたら、第2の持ち上げフック712は、移送キャスク100の持ち上げ部材と係合するように作動されてもよい。従って、持ち上げシステム700は、次に、燃料プール又はその他のレイダウンエリアから移送キャスク100とシールドスリーブ400とを同時に持ち上げてもよい。
次に図8Bを参照すると、本開示の様々な実施形態による、移送キャスク100とシールドスリーブ400とを含む移送キャスクシステム500と係合された持ち上げシステム700が示されている。図8Bに示すように、第1の持ち上げフック709は、移送キャスク100の周りに位置するシールドスリーブ400のトラニオンピン406と係合される。第2の持ち上げフック712のそれぞれは、移送キャスク100の持ち上げ部材112のそれぞれのアパーチャと係合する。従って、持ち上げシステム700は、シールドスリーブ400及び移送キャスク100の両方と係合してこれらを支持するように構成される。持ち上げシステム700は、図8Bに示すように、第1の支持アセンブリ703及び第2の支持アセンブリ706に取り付けられた、かつ持ち上げシステム700の縦軸に沿って延在する持ち上げピン803を更に含む。持ち上げピン803は、持ち上げシステムの第2の持ち上げフック712を励起するように設計された液圧式ピストンを含んでもよい。持ち上げピン803は、クレーン、及び/又は移送のためのその他の好適な装置に結合されてもよい。
図8A及び図8Bに示すように、持ち上げシステム700は、シールドスリーブ400と移送キャスク100とを同時に又は別個に持ち上げてもよい。同時に持ち上げる場合、持ち上げシステム700は、シールドスリーブ400が第1の持ち上げフック706によって保持されている場合にシールドスリーブ400の重量を移送キャスク100に転移することなしにシールドスリーブ400を支持するように構成される。従って、シールドスリーブ400が装着プロセス中に燃料プール内に浸漬される間、又は別の載置エリアに移送される間、シールドスリーブ400は持ち上げシステム700及びクレーンによって吊されてもよい。従って、持ち上げシステム700からの係合解除なしにシールドスリーブ400が追加されるため、燃料プール床に重量は追加されない。
図9に移ると、本開示の様々な実施形態による、移送キャスク100内に含まれる使用済み核燃料の移送のために輸送又は貯蔵キャスク903の上方に吊された移送キャスクシステム500の非限定的な例の図が示されている。移送キャスクシステム500は、移送キャスク100の持ち上げ部材112、及びシールドスリーブ400のトラニオンピン406の両方に取り付けられた持ち上げシステム700によって、輸送又は貯蔵キャスク903上に吊されている。使用済み核燃料(図示せず)を含む、かつ移送キャスク100内に配置された使用済み核燃料キャニスタが、輸送又は貯蔵キャスク903に移送され得るように、移送シールドドア118が開かれる。輸送又は貯蔵キャスク903は、使用済み核燃料キャニスタから発される熱を部分的に消散冷却し、放射線を適切にシールドするように設計される。
図10を参照すると、本開示の様々な実施形態による、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送することの一例を提供するフローチャートが示されている。図10のフローチャートは、本明細書中に記載する方法の操作を実施するために使用されてもよい多くの様々なタイプの機能配置の例を提供するものにすぎないことが理解される。
参照番号1003において、移送キャスク100(図1)が燃料プールの第1のエリア内に下げられる。移送キャスク100を燃料プール内に下げるために持ち上げシステム700(図7)が使用される。持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712(図7)が、移送キャスク100から上向きに延在する持ち上げ部材112(図1)のアパーチャと係合される。燃料プールの第1のエリアは、使用済み核燃料が、沈められた移送キャスク100のキャビティ121(図1)内に装填されるエリアである。
参照番号1006において、使用済み核燃料(図示せず)が、燃料プールの第1のエリア内に沈められた移送キャスク100内に装填される。この時点で、使用済み燃料が装填された後、キャニスタ蓋がキャニスタ上の所定の位置に下げられる。参照番号1009において、使用済み燃料を有する使用済み核燃料キャニスタを含む移送キャスク100が、燃料プールの第2のエリアに移動される。燃料プールの第2のエリアは、燃料プールの第1のエリアにおいて存在したスペース制限又は重量制限を有さなくてもよい。この時点で、持ち上げシステム700は移送キャスク100を係合解除してもよく、これにより持ち上げシステム700は、移送キャスク100を水から取り出す前に移送キャスク100上にシールドスリーブ400(図4)を置くために使用され得るようになる。
参照番号1012において、シールドスリーブ400が、燃料プールの第2のエリア内に浸漬され、使用済み核燃料を含む移送キャスク100の周りに置かれる。シールドスリーブのトラニオンピン406(図4)が、持ち上げシステム700の第1の持ち上げフック709(図7)と係合される。シールドスリーブ400は、燃料プール内に下ろされるにつれて、移送キャスク100上を摺動してもよい。シールドスリーブ400が移送キャスク100の周りに適切に置かれ、第2の持ち上げフック712が移送キャスク100の持ち上げ部材112と整列されたら、持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712は、移送キャスク100の持ち上げ部材112と係合するように作動される。シールドスリーブ400の直径と関連する、移送キャスクシステム500の増加した直径はもはや問題ではない − なぜなら燃料プールの第2のエリアは、燃料プールの第1のエリアと同じサイズ制限は有さないからである。加えて、シールドスリーブ400は持ち上げシステム700によって支持されるため、シールドスリーブ400の追加は、燃料プール床又はラック上の重量を増加させない。
参照番号1015において、燃料プールからシールドスリーブ400と使用済み核燃料を含む移送キャスク100とを同時に持ち上げるために持ち上げシステム700が使用される。シールドスリーブ400と移送キャスク100とは、移送キャスクシステム500の2つの別個の独立した構成要素であるが、持ち上げシステム700の構成は、燃料プールからシールドスリーブ400及び移送キャスク100の両方が同時に持ち上げられることを可能にする。使用済み核燃料が乾式貯蔵のために更に準備され得るように、移送キャスクシステム500は燃料プールの外部のプラットフォーム上に置かれる。
参照番号1018において、輸送又は貯蔵キャスク903への移送に先立って、移送キャスク100内の燃料キャニスタが調整され適切に封止される。調整及び封止プロセスの間、シールドスリーブ400は移送キャスク100の周りの追加の放射線シールドを提供し、これにより、調整及び封止プロセスの間の被曝の危険が減少する。
参照番号1021において、持ち上げシステム700は、移送キャスクシステム500と係合し、プラットフォームから移送キャスク100とシールドスリーブ400とを同時に持ち上げる。持ち上げシステム700は、移送キャスク100から貯蔵又は輸送キャスク903への使用済み核燃料の移送を可能にするために移送キャスクシステム500を貯蔵又は輸送キャスク903上に吊す。参照番号1024において、移送キャスク100の移送シールドドア118が開かれて、使用済み核燃料のキャニスタが移送キャスク100のキャビティ121から適切な貯蔵又は輸送キャスク903に移送されることが可能になる。
図11を参照すると、本開示の様々な実施形態による、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送することの一例を提供するフローチャートが示されている。図11のフローチャートは、本明細書中に記載する方法の操作を実施するために使用されてもよい多くの様々なタイプの機能配置の例を提供するものにすぎないことが理解される。
参照番号1103において、持ち上げシステム700を用いて、空のキャニスタを含む移送キャスク100が下げられて、使用済み核燃料を含む燃料プール内に沈められる。移送キャスク100の持ち上げ部材112と係合された、持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712を介して、移送キャスク100は持ち上げシステム700に取り付けられる。参照番号1106において、使用済み核燃料(図示せず)が、燃料プール内に沈められた移送キャスク100のキャビティ121内に装填される。この時点で、燃料が装填された後、キャニスタ蓋が所定の位置に下げられる。
参照番号1109において、シールドスリーブ400の第1の持ち上げフック709に取り付けられた持ち上げシステム700を用いて、シールドスリーブ400が燃料プール内に下げられる。シールドスリーブ400は燃料プール内に下げられて、使用済み燃料を装填済みの移送キャスク100の外部壁の周りに位置させられる。シールドスリーブ400は持ち上げシステム700によって引き続き支持されてもよく、これにより、燃料プールの床に追加の重量は追加されない。従って燃料プール床の重量制限は、移送キャスク100を取り囲むシールドスリーブ400の追加によって影響を及ぼされない。シールドスリーブ400が移送キャスク100の周りに適切に位置付けられ、持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712が移送キャスク100の持ち上げ部材112のアイレットと整列されたら、第2の持ち上げフック712は、持ち上げ部材112と係合するように作動されてもよい。
参照番号1112において、燃料プールから使用済み核燃料を含む移送キャスク100とシールドスリーブ400との両方を含む移送キャスクシステム500を同時に持ち上げるために持ち上げシステム700が使用される。移送キャスク100内の使用済み核燃料のキャニスタが乾式貯蔵のために準備され調整され得るように、持ち上げシステム700は、作業プラットフォームを有する載置エリア上に移送キャスクシステム500を配置する。参照番号1115において、輸送又は貯蔵キャスク903への使用済み核燃料の移送に先立って、移送キャスク100内の燃料キャニスタが調整され適切に封止される。調整及び封止プロセスの間、シールドスリーブ400は移送キャスク100の周りの追加の放射線シールドを提供し、これにより、調整及び封止プロセスの間の被曝の危険が減少する。
参照番号1118において、持ち上げシステム700は、移送キャスクシステム500と係合し、プラットフォームから移送キャスク100とシールドスリーブ400とを同時に持ち上げ、移送キャスク100から貯蔵又は輸送キャスク903への使用済み核燃料のキャニスタの移送を可能にするために移送キャスクシステム500を貯蔵又は輸送キャスク903上に吊す。参照番号1121において、移送キャスク100の移送シールドドア118が開かれて、使用済み核燃料のキャニスタが移送キャスク100のキャビティ121から適切な貯蔵又は輸送キャスク903に移送されることが可能になる。
図12を参照すると、本開示の様々な実施形態による、使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送することの一例を提供するフローチャートが示されている。図12のフローチャートは、本明細書中に記載する方法の操作を実施するために使用されてもよい多くの様々なタイプの機能配置の例を提供するものにすぎないことが理解される。
参照番号1203において、移送キャスク100が燃料プールの第1のエリア内に下げられる。移送キャスク100を燃料プール内に下げるために持ち上げシステム700が使用される。持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712が、移送キャスク100から上向きに延在する持ち上げ部材112のアパーチャと係合される。燃料プールの第1のエリアは、使用済み核燃料が、沈められた移送キャスク100のキャビティ121内に装填されるエリアである。
参照番号1206において、使用済み核燃料(図示せず)が、燃料プールの第1のエリア内に沈められた移送キャスク100内に装填される。この時点で、使用済み燃料が装填された後、キャニスタ蓋が所定の位置に下げられる。参照番号1209において、使用済み燃料が装填された使用済み核燃料キャニスタを含む移送キャスク100が、湿式貯蔵のためにキャニスタを準備するために、燃料プールの第2のエリアに、又は設備内のレイダウンエリアに移動される。参照番号1212において、輸送又は貯蔵キャスク903への移送に先立って、移送キャスク100内の燃料キャニスタが調整され適切に封止される。
参照番号1215において、シールドスリーブ400が、第2のエリア内に浸漬され、使用済み核燃料を含む移送キャスク100の周りに置かれる。シールドスリーブのトラニオンピン406が、持ち上げシステム700の第1の持ち上げフック709と係合される。シールドスリーブ400は、第2のエリア内に下ろされるにつれて、移送キャスク100上を摺動してもよい。シールドスリーブ400が移送キャスク100の周りに適切に置かれ、第2の持ち上げフック712が移送キャスク100の持ち上げ部材112と整列されたら、持ち上げシステム700の第2の持ち上げフック712は、移送キャスク100の持ち上げ部材112と係合するように作動される。シールドスリーブ400の直径と関連する、移送キャスクシステム500の増加した直径はもはや問題ではなく、なぜなら第2のエリアは、第1のエリアと同じサイズ制限は有さないからである。加えて、シールドスリーブ400は持ち上げシステム700によって支持されるため、シールドスリーブ400の追加は、燃料プール床又はラック上の重量を増加させない。
参照番号1218において、燃料プールからシールドスリーブ400と使用済み核燃料を含む移送キャスク100とを同時に持ち上げるために持ち上げシステム700が使用される。シールドスリーブ400と移送キャスク100とは、移送キャスクシステム500の2つの別個の独立した構成要素であるが、持ち上げシステム700の構成は、燃料プールからシールドスリーブ400及び移送キャスク100の両方が同時に持ち上げられることを可能にする。使用済み核燃料が乾式貯蔵のために更に準備され得るように、移送キャスクシステム500は燃料プールの外部のプラットフォーム上に置かれてもよい。
参照番号1221において、持ち上げシステム700は、移送キャスク100とシールドスリーブ400とを同時に持ち上げ、移送キャスク100から貯蔵又は輸送キャスク903への使用済み核燃料のキャニスタの移送を可能にするために移送キャスクシステム500を貯蔵又は輸送キャスク903上に吊す。参照番号1224において、移送キャスク100の移送シールドドア118が開かれて、使用済み核燃料のキャニスタが移送キャスク100のキャビティ121から適切な貯蔵又は輸送キャスク903に移送されることが可能になる。
図10〜図12のフローチャートは特定の実行順序を示すが、実行順序は示されたものと異なってもよいことが理解される。例えば、2つ以上のステップの実行順序は、示された順序と比較して入れ替えられてもよい。また、図10〜図12において連続して示された2つ以上のステップは、同時に又は部分的に同時に実行されてもよい。更に、一部の実施形態では、図10〜図12において示された1つ以上のステップはスキップされるか又は省略されてもよい。
本開示の上述の実施形態は、本開示の原理の明確な理解のために述べられた可能な実装例にすぎないことが強調されるべきである。本開示の精神及び原理から実質的に逸脱することなく、上述の実施形態(1つ又は複数)に対して多くの変形及び修正が行われ得る。全てのそのような修正及び変形は、本開示の範囲内で本明細書中に含まれ、特許請求の範囲によって保護されることが意図される。

Claims (19)

  1. 使用済み燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送する方法であって、
    使用済み燃料のコンテナを、使用済み燃料プールに浸漬された移送キャスクのキャビティ内に装填することと、
    前記移送キャスクの周りに、持ち上げシステムに取り付けられたシールドスリーブを配置することと、
    前記シールドスリーブが前記持ち上げシステムに取り付けられた状態で、前記持ち上げシステムを前記移送キャスクに取り付けることと、
    前記使用済み燃料プールから、前記移送キャスクと前記シールドスリーブとを同時に持ち上げることと、
    前記移送キャスクと前記シールドスリーブとを貯蔵キャスク上に配置することと、
    使用済み燃料の前記コンテナを前記移送キャスクから前記貯蔵キャスクに移送することと、
    を含む、方法。
  2. 使用済み燃料の前記コンテナを含む前記使用済み燃料プール内に前記移送キャスクを下げることを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 使用済み燃料の前記コンテナは前記使用済み燃料プールの第1のエリア内で前記移送キャスクの前記キャビティ内に装填され
    前記移送キャスクを、前記使用済み燃料プールの前記第1のエリアから、前記使用済み燃料プールの第2のエリアに移動させることを更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記シールドスリーブは、前記第2のエリア内で前記移送キャスクの周りに配置される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のエリアの幅は前記移送キャスクの直径より大きく、
    前記第1のエリアの前記幅は前記シールドスリーブの直径より小さい、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記シールドスリーブ及び前記移送キャスクは、前記使用済み燃料プールの、重量制限又は寸法制限のうちの少なくとも1つを満たすように修正されることが可能であるように構成されている、請求項1に記載の方法。
  7. 前記移送キャスク及び前記シールドスリーブの総合重量は、前記使用済み燃料を含む前記使用済み燃料プールの床の重量容量を超過する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記シールドスリーブによって取り囲まれた前記移送キャスクを、前記使用済み燃料プールの外部のプラットフォームに移送することと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記シールドスリーブは、使用済み燃料の前記コンテナから発される放射線をシールドするように設計された放射線シールドを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記シールドスリーブが前記移送キャスクの周囲に配置された状態であって前記使用済み燃料プールから取り出される前に、前記シールドスリーブの重量は前記持ち上げシステムによって支持される、請求項1に記載の方法。
  11. 使用済み燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するシステムであって、
    使用済み核燃料を湿式貯蔵から乾式貯蔵に移送するための移送手段と、
    前記使用済み核燃料から生成される放射線をシールドするためのシールド手段と、
    前記移送手段と前記シールド手段とを同時に持ち上げるための持ち上げ手段と
    前記移送手段の底部を構成し、開閉可能かつ前記使用済み燃料から発せられる放射線をシールドするように構成されたシールドドア、
    を備え、
    前記持ち上げ手段は、前記移送手段に取り付けるための第1の取り付け手段と、前記シールド手段に取り付けるための第2の取り付け手段と、
    を備える、
    システム。
  12. 前記使用済み核燃料を前記移送手段内に装填することに関連する重量要件又は寸法要件のうちの少なくとも1つによって必要とされる場合、前記移送手段と前記シールド手段とは分離可能である、請求項11に記載のシステム。
  13. 使用済み燃料の前記コンテナが前記移送キャスクの前記キャビティ内に装填された状態で、前記移送キャスクを前記使用済み燃料プールから前記使用済み燃料プールの外部の領域へ移動することをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  14. 前記移送キャスクの底部のドアを開くことをさらに含み、
    使用済み燃料の前記コンテナは、前記移送キャスクの前記底部の開口を介して、前記移送キャスクから前記貯蔵キャスクへ移送される、
    請求項1に記載の方法。
  15. 使用済み燃料のコンテナを、使用済み燃料プールに浸漬された移送キャスクのキャビティ内に装填することと、
    持ち上げ部材の第1の組を介して持ち上げシステムに係合されたシールドスリーブを、前記使用済み燃料プール内に下ろすことと、
    前記移送キャスクの周りに、前記持ち上げシステムに係合された前記シールドスリーブを配置することと、
    持ち上げ部材の第2の組を介して、前記移送キャスクを前記持ち上げシステムに取り付けることと、
    前記持ち上げシステムを介して、前記使用済み燃料プールから前記移送キャスクと前記シールドスリーブとを同時に持ち上げること、
    を含む、方法。
  16. 前記シールドスリーブの重量が前記使用済み燃料プールの床に転送されないように前記シールドスリーブが前記持ち上げシステムに係合された状態で、前記シールドスリーブ及び前記移送キャスクの総重量は、前記使用済み燃料プールの床の重量限界を超過する、
    請求項15に記載の方法。
  17. 使用済み燃料の前記コンテナは前記使用済み燃料プールの第1領域内で前記移送キャスクの前記キャビティ内に装填され、
    前記シールドスリーブを前記移送キャスクの周囲に下ろす前に、前記移送キャスクを前記使用済み燃料プールの第2領域へ移動することをさらに含む、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記移送キャスクは、前記使用済み燃料プールの前記第1領域の寸法制限を超過する前記シールドスリーブの寸法に少なくとも部分的に基づいて、前記使用済み燃料プールの第2領域へ移動される、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記シールドスリーブは、使用済み燃料の前記コンテナから発される放射線をシールドするように設計された放射線シールドを含む、
    請求項15に記載の方法。
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