JP2000098082A - 使用済み燃料貯蔵キャスクおよびその使用方法 - Google Patents

使用済み燃料貯蔵キャスクおよびその使用方法

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JP2000098082A
JP2000098082A JP10264138A JP26413898A JP2000098082A JP 2000098082 A JP2000098082 A JP 2000098082A JP 10264138 A JP10264138 A JP 10264138A JP 26413898 A JP26413898 A JP 26413898A JP 2000098082 A JP2000098082 A JP 2000098082A
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cask
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Kenichi Koyama
健一 小山
Tadahiro Hoshikawa
忠洋 星川
Takashi Matsumoto
隆 松本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に収納可能な使用済み燃料の体数が多
く、原子炉建屋内でのハンドリングが容易であり、崩壊
熱の除熱効率が良い使用済み燃料貯蔵キャスクを提供す
る。 【解決手段】 γ線遮へい機能を有する内胴1と、中性
子遮へい機能を有する外胴2と、内胴1と外胴2とを嵌
め合わせ状態で固定するサポート部材11,12などと
からなり、固定サポート部材11,12による固定を解
除した状態では、外胴2を内胴1に着脱できる構造の使
用済み燃料貯蔵キャスク。原子炉建屋内のハンドリング
を制限する外形寸法の範囲内で、貯蔵キャスクを大容量
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済み燃料を貯
蔵するためのまたは貯蔵し輸送するための使用済み燃料
貯蔵キャスクおよびその使用方法に係り、特に、使用済
み燃料を乾式状態で安定に貯蔵するための金属貯蔵キャ
スクの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントの炉心で所定期間使
用されて使用済みとなった燃料は、炉心から取出され、
使用済み燃料プールなどに一時保管される。所定の冷却
期間が終了した燃料は、最終的に再処理工場に搬出さ
れ、再処理される。
【0003】実際には、再処理工場建設の遅延などの理
由から、再処理工程の前の原子燃料サイクルに柔軟性を
持たるため、エネルギー資源である燃料を備蓄しておく
必要がある。原子力発電所の敷地内または敷地外で安定
保管する方法として、キャスク貯蔵,ボールト貯蔵,サ
イロ貯蔵,コンクリートキャスク貯蔵などの乾式貯蔵方
式と、水プールの湿式貯蔵方式とがある。コストを考え
た場合でも、長期に亘る安定貯蔵を考えた場合でも、乾
式貯蔵が注目されている。
【0004】その中で現在実用化されているキャスク貯
蔵方式においては、図6に示すように、貯蔵キャスク本
体の厚さが、使用済み燃料7が発するγ線を貯蔵キャス
ク本体20で遮へいできるように決定されている。ま
た、貯蔵キャスク内部に設けた中性子遮へい材21が、
使用済み燃料7が発する中性子を遮へいする。貯蔵キャ
スク20内には、中性子吸収材からなるバスケットが、
配置されている。使用済み燃料7は、バスケット内に格
子状に配置され、いかなる場合でも、使用済み燃料7本
体の臨界を防止できるように考慮されている。さらに、
使用済み燃料が発する崩壊熱を効率よく除去するため
に、貯蔵キャスク本体20の外側には、冷却フィン19
が取付けられている。なお、貯蔵キャスク本体蓋部は、
一次蓋8および二次蓋5の二重になっており、貯蔵キャ
スク本体内部に収納する放射性核種を確実に閉じ込める
構造となっている。また、貯蔵キャスクの外側には、吊
り下しなどの取扱い時に使用するトラニオン4が取付け
られている。
【0005】空の貯蔵キャスクに使用済み燃料を装荷す
る場合、まず、使用済み燃料を装荷するために使用済み
燃料プールに設けられたキャスクピットに運ばれ、貯蔵
キャスクに収納される。使用済み燃料を所定本数収納し
た貯蔵キャスクは、除染ピットに移され、貯蔵キャスク
本体表面の汚染状態を確認した後、一次蓋8が取付けら
れ、貯蔵キャスク内部の水が排出される。排出終了後、
貯蔵キャスク内部は、真空乾燥され、ヘリウムガスなど
の不活性ガスを充填される。一次蓋8の密封性を確認し
た後に、貯蔵キャスクは、トレーラなどの輸送車輌に積
載され、貯蔵建屋に輸送される。貯蔵建屋に搬入さた貯
蔵キャスクは、受け入れ確認がなされた後に、貯蔵エリ
アに搬送され貯蔵される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】貯蔵キャスクの重量
は、使用済み燃料が収納された状態で約100トン程度
あり、原子炉建屋からの搬出作業には、慎重かつ大掛か
りな作業が要求され、同時に多大の搬出コストがかか
る。したがって、搬出回数を削減するためにも、また受
け入れ側の貯蔵設備の貯蔵効率を上げるためにも、貯蔵
キャスクに収納する使用済み燃料の体数は多い方が良
い。
【0007】しかし、原子炉建屋において既設の例えば
天井クレーン容量または使用済み燃料貯蔵プールキャス
クピット寸法には制限が有り、大容量貯蔵キャスクを計
画した場合には、建屋内でのハンドリングが不可能とな
る。
【0008】さらに、使用済み燃料貯蔵キャスクには使
用済み燃料が発する崩壊熱の除熱を促進するように冷却
用フィンが取付けられており、形状が複雑なために、製
作コストがかさむなどの課題がある。
【0009】本発明の目的は、内部に収納可能な使用済
み燃料の体数が多く、原子炉建屋内でのハンドリングが
可能であり、しかも、崩壊熱の除去効率が良い使用済み
燃料貯蔵キャスクおよびその使用方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、使用済み燃料を貯蔵または輸送するため
の使用済み燃料貯蔵キャスクにおいて、γ線遮へい機能
を有する内胴と、中性子遮へい機能を有する外胴と、内
胴および外胴を嵌め合わせた状態で固定するサポート部
とからなり、サポート部材による固定を解除した状態で
は、外胴を内胴に着脱できる使用済み燃料貯蔵キャスク
を提案する。
【0011】前記サポート部材が、内胴および外胴の周
方向に沿って複数に分割されるリング状固定部材を含む
ことができる。
【0012】また、前記内胴の下部または上部には、内
胴と外胴とが分離される前に取り外され内胴と外胴とが
一体化された後に装着されるトラニオンを備えることも
可能である。
【0013】前記外胴は、内胴から取り外される時に複
数に分割される部材とし、または、内胴から取り外され
る時にヒンジにより開閉される部材としてもよい。
【0014】いずれの使用済み燃料貯蔵キャスクにおい
ても、内胴と外胴との間に、貯蔵キャスク下部から上部
に亘り冷却空気流路を形成することが望ましい。
【0015】本発明は、また、上記いずれかの使用済み
燃料貯蔵キャスクの使用方法において、使用済み燃料の
輸送時に、外胴を内胴から取り外し、内胴のみをキャス
クピットに水没させ、使用済み燃料を内胴に装荷し、内
部に水を満たした状態で内胴を除染ピットに移動させ、
内胴を除染し外胴を嵌め合わせてサポート部材により固
定し、貯蔵キャスク内部を排水し、外胴を内胴に固定し
た状態で貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵場所まで輸送
する使用済み燃料貯蔵キャスクの使用方法を提案する。
【0016】本発明においては、貯蔵キャスクの構造を
γ線遮へい機能を有する内胴と、中性子遮へい機能を有
する外胴との二重構造とし、さらに、外胴を取外し可能
な構成としたので、キャスクピットに貯蔵キャスクを設
置し、使用済み燃料を収納する前に外胴を取外し、内胴
のみをハンドリングできる。したがって、原子炉建屋内
において既設の制限容量または寸法条件をクリアでき、
生じた余裕分を使用済み燃料の体数の増加に振り向ける
ことが可能である。
【0017】また、上記貯蔵キャスクを使用済み燃料貯
蔵施設において縦置きで貯蔵する際に、貯蔵キャスク外
胴と内胴との間に凹凸の隙間を設けることにより、この
隙間が冷却空気流路となり、貯蔵キャスク下部から流入
した冷却空気が隙間を通る間に暖められて上昇し、空気
流路内を自然循環し、効率的に除熱する。その結果、形
状が複雑な冷却フィンを用いないで済み、製作コストを
低減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図6を参照し
て、本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施例を
説明する。
【0019】《実施例1》図1は、本発明による使用済
み燃料貯蔵キャスクの実施例1の構造を部分的に断面で
示す平面図である。図2は、本発明による使用済み燃料
貯蔵キャスクの実施例1の全体構造を示す斜視図であ
る。
【0020】使用済み燃料貯蔵キャスクは、使用済み燃
料貯蔵プールで所定期間冷却された使用済み燃料を貯蔵
するために、使用済み燃料が発する放射線のうちγ線遮
へい機能を有する内胴1と、中性子遮へい機能を有する
外胴2との二重構造になっている。また、内胴1の側面
に半月状の凹凸を形成し、内胴1と外胴2との間で貯蔵
キャスク下部から上部に亘り、冷却空気が通り抜けられ
るように、空気流路3を設けてある。
【0021】本発明の貯蔵キャスク外胴2は、取外し可
能になっており、外胴2と内胴1とは、外胴固定サポー
ト部材12により、互いにボルトで固定される。外胴固
定サポート部材12は、内胴1と外胴2とが接する位置
に取付けられており、冷却空気の流路3を塞がないよう
に配慮されている。外胴固定サポート部材12の凸部
は、内胴1および外胴2に設けた穴で嵌め合い、接触面
により支持され、外胴2の自重が外胴固定ボルトに及ぼ
す応力を軽減する。
【0022】内胴1を吊上げて外胴2を取外す場合に障
害となる下部または上部トラニオン10は、着脱式と
し、固定ボルト9により内胴1に固定してある。
【0023】使用済み燃料の搬出に際しては、まず、空
の貯蔵キャスクをキャスク除染ピットに搬入し、キャス
ク除染ピット内でトラニオン10の固定ボルト9を外し
て、トラニオン10を取外す。ここでは図示しない外胴
支持架台を外胴2の下部に組んだ後、外胴固定サポート
ボルトをゆるめて上部および下部の外胴固定サポート部
材12を外し、内胴1を天井クレーン13で吊上げて取
出す。
【0024】次に、貯蔵キャスクの内胴1のみをキャス
クピットに水没させて据付ける。据付け終了後に、使用
済み燃料プールから所定期間冷却した燃料を、燃料装荷
装置により、使用済み燃料貯蔵ラックに取出して、貯蔵
キャスクに装荷する。装荷終了後、一次蓋8を取り付
け、貯蔵キャスク内部に水が入ったまま貯蔵キャスク内
胴1を天井クレーン13によりキャスク除染ピットに移
動させ、キャスク除染ピット内にある貯蔵キャスク外胴
2内に挿入する。
【0025】この場合、使用済み燃料から発する中性子
は、貯蔵キャスク内部の水が遮へいするので、外胴2を
取外したことによる機能的な問題はない。
【0026】貯蔵キャスクの表面および蓋部を除染し、
外胴サポート部材12およびトラニオン10を取付け、
一次蓋8をボルトで固定し、外胴支持架台を撤去した後
に、貯蔵キャスク内部の水を排出する。容器内部を真空
乾燥してHeガスを充填し、二次蓋5を取付けた後に搬
出し、使用済み燃料再処理工場や使用済み燃料貯蔵施設
などに輸送する。
【0027】貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵施設に搬
入して縦置き貯蔵する際に、貯蔵キャスク外胴2と内胴
1との間に形成してある空気流路3により、貯蔵キャス
ク下部から流入した冷却空気が、使用済み燃料が発する
崩壊熱により温められて上昇する空気の流れを形成し、
空気流路内3を自然循環し、効率的に除熱する。
【0028】したがって、実施例1の貯蔵キャスクによ
れば、外胴2を原子炉建屋内で外してハンドリングする
と、既設建屋内で貯蔵キャスクの外径寸法が制限される
例えばキャスクピットにおける許容外形寸法の範囲内
で、外胴2を外した分だけ内胴1の径を大きくでき、貯
蔵キャスクに収納する使用済み燃料の体数を増やせる。
【0029】さらに、原子炉建屋内の天井クレーン13
の容量は、貯蔵キャスクの総重量を基準にして設計され
ているため、貯蔵キャスク内への使用済み燃料収納の体
数を増やした大容量貯蔵キャスクを計画した場合、原子
炉建屋内に既設の天井クレーン13の容量を超過しない
ように、吊上げ時重量を軽減する必要がある。貯蔵キャ
スクの吊上げ重量は、キャスクピットから使用済み燃料
を収納した状態で吊上げる時に最大となる。その場合
は、貯蔵キャスク重量以外に、使用済み燃料と一次蓋8
と貯蔵キャスク内部の水との重量が追加される。
【0030】これに対して、実施例1においては、外胴
2を取外す構成であるため、総重量を外胴重量分(総重
量の約10%)だけ軽減できる。
【0031】その結果、貯蔵キャスク内への使用済み燃
料の収納体数を増やす大容量貯蔵キャスクを計画した場
合のハンドリング上の課題を解決でき、外胴重量分だけ
収納体数を増やした場合、1貯蔵キャスク当たり約25
体を増加させることが可能である。貯蔵キャスクへの使
用済み燃料の収納体数を増やせることは、原子炉建屋か
らの搬出回数を削減できることになり、コスト削減につ
ながる。
【0032】さらに、貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵
建屋に搬入し、乾式貯蔵する際に、本発明の貯蔵キャス
クによれば、貯蔵キャスク外胴2と内胴1との間に設け
られた流路3により、冷却空気が自然循環するために、
冷却効率が上がる。したがって、従来の貯蔵キャスクに
設けられていた冷却フィンが不要となり、貯蔵キャスク
の製造コストを低減できる。
【0033】《実施例2》図3は、本発明による使用済
み燃料貯蔵キャスクの実施例2の全体構造を示す斜視図
である。
【0034】使用済み燃料貯蔵キャスクは、使用済み燃
料貯蔵プールで所定期間冷却された使用済み燃料を貯蔵
するために、使用済み燃料が発する放射線のうちγ線遮
へい機能を有する内胴1と、中性子遮へい機能を有する
外胴2との二重構造になっている。また、内胴1の側面
に半月状の凹凸を形成し、内胴1と外胴2との間で貯蔵
キャスク下部から上部に亘り、冷却空気が通り抜けられ
るように、空気流路3を設けてある。
【0035】実施例2の貯蔵キャスク外胴2も、取外し
可能であり、外胴2と内胴1とは、分割型リング状外胴
固定サポート部材14により固定されている。分割型リ
ング状外胴固定サポート部材14には、冷却空気が通れ
る孔が開けられており、サポート部材14を取付けて
も、冷却空気の流入/流出口を閉塞することはない。な
お、内胴1および外胴2の上下外周には溝が形成されて
いる。その溝に分割型リング状外胴固定サポート部材1
4の凸部を嵌め合わせ、連結プレート15および連結ボ
ルト16により、外胴2を固定する構造となっている。
外胴2は、分割型リング状外胴固定サポート部材14と
外胴2または内胴1の接触面とにより支持される構造と
なっており、外胴2の自重がサポート連結ボルト15に
及ぼす応力を軽減する。
【0036】内胴1を吊上げて外胴2を取外す場合に障
害となるトラニオン10は、着脱式とし、固定ボルト9
により内胴1に固定してある。
【0037】使用済み燃料の搬出に際しては、まず、空
の貯蔵キャスクをキャスク除染ピットに搬入し、キャス
ク除染ピット内でトラニオン10の固定ボルト9を外し
て、トラニオン10を取外す。ここでは図示しない外胴
支持架台を外胴2の下部に組んだ後、連結プレート15
および分割型リング状外胴固定サポート部材14を外
し、内胴1を天井クレーン13で吊上げて取出す。
【0038】次に、貯蔵キャスクの内胴1のみをキャス
クピットに水没させ据付ける。据付け終了後に使用済み
燃料プールから所定期間冷却した燃料を、燃料装荷装置
により、使用済み燃料貯蔵ラックに取出して、貯蔵キャ
スクに装荷する。装荷終了後、一次蓋8を取り付け、貯
蔵キャスク内部に水が入ったまま貯蔵キャスク内胴1を
天井クレーン13によりキャスク除染ピットへ移動さ
せ、キャスク除染ピット内にある貯蔵キャスク外胴2内
に挿入する。
【0039】この場合、使用済み燃料から発する中性子
は、貯蔵キャスク内部の水が遮へいするので、外胴2を
取外したことによる機能的な問題はない。
【0040】貯蔵キャスクの表面および蓋部を除染し、
分割型リング状外胴固定サポート部材14およびトラニ
オン10を取付け、一次蓋8のボルトを固定し、外胴支
持架台を撤去した後、貯蔵キャスク内部水を排出する。
容器内部を真空乾燥してHeガスを充填し、二次蓋5を
取付けた後に搬出し、使用済み燃料再処理工場や使用済
み燃料貯蔵施設などに輸送する。
【0041】貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵施設に搬
入して縦置き貯蔵する際に、貯蔵キャスク外胴2と内胴
1との間に形成してある空気流路3により、貯蔵キャス
ク下部から流入した冷却空気が、使用済み燃料が発する
崩壊熱により温められて上昇する空気の流れを形成し、
空気流路3内を自然循環し、効率的に除熱する。
【0042】したがって、実施例2の貯蔵キャスクによ
れば、外胴2を原子炉建屋内で外してハンドリングする
と、既設建屋内で貯蔵キャスクの外径寸法が制限される
例えばキャスクピットにおける許容外形寸法の範囲内
で、外胴2を外した分だけ内胴1の径を大きくでき、貯
蔵キャスクに収納する使用済み燃料の体数を増やせる。
【0043】さらに、原子炉建屋内の天井クレーン13
の容量は、貯蔵キャスクの総重量を基準にして設計され
ているため、貯蔵キャスク内への使用済み燃料収納の体
数を増やした大容量貯蔵キャスクを計画した場合、原子
炉建屋内に既設の天井クレーン13容量を超過しないよ
うに、吊上げ時重量を軽減する必要がある。貯蔵キャス
クの吊上げ重量は、キャスクピットから使用済み燃料を
収納した状態で吊上げる時に最大となる。その場合は、
貯蔵キャスク重量以外に、使用済み燃料と一次蓋8と貯
蔵キャスク内部の水との重量が追加される。
【0044】これに対して、実施例2においては、外胴
2を取外す構成であるため、総重量を外胴重量分(総重
量の約10%)だけ軽減できる。
【0045】その結果、貯蔵キャスク内への使用済み燃
料の収納体数を増やす大容量貯蔵キャスクを計画した場
合のハンドリング上の課題を解決でき、外胴重量分だけ
収納体数を増やした場合、1貯蔵キャスク当たり約25
体を増加させることが可能である。貯蔵キャスクへの使
用済み燃料の収納体数を増やせることは、原子炉建屋か
らの搬出回数を削減できることになり、コスト削減につ
ながる。
【0046】さらに、貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵
建屋に搬入し、乾式貯蔵する際に、本発明の貯蔵キャス
クによれば、貯蔵キャスク外胴2と内胴1との間に設け
られた流路3により、冷却空気が自然循環するために、
冷却効率が上がる。したがって、従来の貯蔵キャスクに
設けられていた冷却フィンが不要となり、貯蔵キャスク
の製造コストを低減できる。
【0047】実施例2の分割型リング状外胴固定サポー
ト部材14を用いた場合は、実施例1のサポート部材と
比べて、サポート部材と外胴2または内胴1との接触面
が多くなるので、面による支持能力が高くなる。
【0048】《実施例3》図4は、本発明による使用済
み燃料貯蔵キャスクの実施例3の全体構造を示す斜視図
である。
【0049】使用済み燃料貯蔵キャスクは、使用済み燃
料貯蔵プールで所定期間冷却された使用済み燃料を貯蔵
するために、使用済み燃料が発する放射線のうちγ線遮
へい機能を有する内胴1と、中性子遮へい機能を有する
外胴2との二重構造になっている。また、内胴1の側面
に半月状の凹凸を形成し、内胴1と外胴2との間で貯蔵
キャスク下部から上部に亘り、冷却空気が通り抜けられ
るように、空気流路3を設けてある。
【0050】実施例3の貯蔵キャスク外胴2も、取外し
可能であり、外胴2と内胴1とは、外胴固定サポート部
材12により、互いにボルトで固定される。外胴固定サ
ポート部材12は内胴1と外胴2とが接する位置に取付
けられており、冷却空気の流路3を塞がないように配慮
されている。外胴固定サポート部材12の凸部は、内胴
1および外胴2に設けた穴で嵌め合い、接触面により支
持され、外胴2の自重が外胴固定ボルトに及ぼす応力を
軽減する。
【0051】実施例3の外胴2は、外胴取付ボルト17
を外すと分割可能な構造となっており、外胴2を束縛
し、外胴固定サポート部材12を外すと分離する。
【0052】なお、外胴2は、外胴取付ボルト17を図
示してある位置と周方向で反対側の位置でも、完全に分
割される構造を想定してあるが、例えば、前記反対側の
位置でヒンジにより左右の部分を連結し、開閉できるよ
うにして、外胴2の左右の部分を外胴取付ボルト17を
図示してある位置で合致させ、固定してもよい。
【0053】いずれの場合も、外胴2を内胴1の周方向
に外せるので、使用済み燃料の搬出に際して、トラニオ
ン10を取り外す必要はない。
【0054】使用済み燃料の搬出に際しては、まず、空
の貯蔵キャスクをキャスク除染ピットに搬入し、キャス
ク除染ピット内で外胴2の下部に図示しない外胴支持架
台を組んだ後、下部および上部にとりつけてある外胴固
定サポート部材12を外し、外胴取付ボルト17を外し
て外胴2を分離し取り外し、内胴1を天井クレーン13
で吊上げて取出す。
【0055】次に、貯蔵キャスクの内胴1のみをキャス
クピットへ水没させ据付ける。据付け終了後に使用済み
燃料プールから所定期間冷却した燃料を、燃料装荷装置
により、使用済み燃料貯蔵ラックに取出して、貯蔵キャ
スクに装荷する。装荷終了後、一次蓋8を取り付け、貯
蔵キャスク内部に水が入ったまま貯蔵キャスク内胴1を
天井クレーン13によりキャスク除染ピットへ移動さ
せ、キャスク除染ピット内で分割してあった貯蔵キャス
ク外胴2を取付ける。
【0056】この場合、使用済み燃料から発する中性子
は、貯蔵キャスク内部水により遮へいするので、外胴2
を取外したことによる機能的な問題はない。
【0057】貯蔵キャスクの表面および蓋部を除染し、
外胴サポート部材12および一次蓋8をボルトで固定し
た後、貯蔵キャスク内部水を排出する。容器内部を真空
乾燥してHeガスを充填し、二次蓋5を取付けた後に搬
出し、使用済み燃料再処理工場や使用済み燃料貯蔵施設
などに輸送する。
【0058】貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵施設に搬
入して縦置き貯蔵する際に、貯蔵キャスク外胴2と内胴
1との間に形成してある空気流路3により、貯蔵キャス
ク下部から流入した冷却空気が、使用済み燃料が発する
崩壊熱により温められて上昇する空気の流れを形成し、
空気流路3内を自然循環し、効率的に除熱する。
【0059】したがって、実施例3の貯蔵キャスクによ
れば、外胴2を原子炉建屋内で外してハンドリングする
と、既設建屋内で貯蔵キャスクの外径寸法が制限される
例えばキャスクピットにおける許容外形寸法の範囲内
で、外胴2を外した分だけ内胴1の径を大きくでき、貯
蔵キャスクに収納する使用済み燃料の体数を増やせる。
【0060】さらに、原子炉建屋内の天井クレーン13
の容量は、貯蔵キャスクの総重量を基準にして設計され
ているため、貯蔵キャスク内への使用済み燃料収納の体
数を増やした大容量貯蔵キャスクを計画した場合、原子
炉建屋内に既設の天井クレーン13の容量を超過しない
ように、吊上げ時重量を軽減する必要がある。貯蔵キャ
スクの吊上げ重量は、キャスクピットから使用済み燃料
を収納した状態で吊上げる時に最大となる。その場合
は、貯蔵キャスク重量以外に、使用済み燃料と一次蓋8
と貯蔵キャスク内部の水との重量が追加される。
【0061】これに対して、実施例3においては、外胴
2を取外す構成であるため、総重量を外胴重量分(総重
量約10%)だけ軽減できる。
【0062】その結果、貯蔵キャスク内への使用済み燃
料の収納体数を増やす大容量貯蔵キャスクを計画した場
合のハンドリング上の課題を解決でき、外胴重量分だけ
収納体数を増やした場合、1貯蔵キャスク当たり約25
体を増加させることが可能である。貯蔵キャスクへの使
用済み燃料の収納体数を増やせることは、原子炉建屋か
らの搬出回数を削減できることになり、コスト削減につ
ながる。
【0063】さらに、貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵
建屋へ搬入し、乾式貯蔵する際に、本発明の貯蔵キャス
クによれば、貯蔵キャスク外胴2と内胴1との間に設け
られた流路3により、冷却空気が自然循環するために、
冷却効率が上がる。したがって、従来の貯蔵キャスクに
設けられていた冷却フィンが不要となり、貯蔵キャスク
の製造コストを低減できる。
【0064】特に、実施例3の分割型外胴2を採用した
場合、実施例1および実施例2で必要だったトラニオン
10の取外し作業が不要となる。また、使用済み燃料お
よび水が入った貯蔵キャスク内胴1をキャスク除染ピッ
ト内で外胴2に挿入する作業が不要となる。
【0065】《実施例4》図5は、本発明による使用済
み燃料貯蔵キャスクの実施例4の全体構造を示す斜視図
である。
【0066】使用済み燃料貯蔵キャスクは、使用済み燃
料貯蔵プールで所定期間冷却された使用済み燃料を貯蔵
するために、使用済み燃料が発する放射線のうちγ線遮
へい機能を有する内胴1と、中性子遮へい機能を有する
外胴2との二重構造になっている。また、内胴1の側面
に半月状の凹凸を形成し、内胴1と外胴2との間で貯蔵
キャスク下部から上部に亘り、冷却空気が通り抜けられ
るように、空気流路3を設けてある。
【0067】実施例4の貯蔵キャスク外胴2も、取外し
可能であり、外胴2と内胴1とは、分割型リング状外胴
固定サポート部材14により固定されている。分割型リ
ング状外胴固定サポート部材14には、冷却空気が通れ
る孔が開けられており、サポート部材14を取付けて
も、冷却空気の流入/流出口を閉塞することはない。な
お、内胴1および外胴2の上下外周には溝が形成されて
いる。その溝に分割型リング状外胴固定サポート部材1
4の凸部を嵌め合わせ、連結プレート15および連結ボ
ルト16により、外胴2を固定する構造となっている。
外胴2は、分割型リング状外胴固定サポート部材14と
外胴2または内胴1の接触面とにより支持される構造と
なっており、外胴2の自重がサポート連結ボルト15に
及ぼす応力を軽減する。
【0068】実施例4の外胴2は、外胴取付ボルト17
を外すと分割可能な構造となっており、外胴2を束縛
し、外胴固定サポート部材12を外すと分離する。
【0069】なお、外胴2は、外胴取付ボルト17を図
示してある位置と周方向で反対側の位置でも、完全に分
割される構造を想定してあるが、例えば、前記反対側の
位置でヒンジにより左右の部分を連結し、開閉できるよ
うにして、外胴2の左右の部分を外胴取付ボルト17を
図示してある位置で合致させ、固定してもよい。
【0070】いずれの場合も、外胴2を内胴1の周方向
に外せるので、使用済み燃料の搬出に際して、トラニオ
ン10を取り外す必要はない。
【0071】使用済み燃料の搬出に際しては、まず、空
の貯蔵キャスクをキャスク除染ピットに搬入し、キャス
ク除染ピット内で外胴2の下部に図示しない外胴支持架
台を組んだ後、下部および上部に取り付けてある分割型
リング状外胴固定サポート部材14を外し、外胴取付ボ
ルト17を外して外胴2を分離し取外し、内胴1を天井
クレーンで吊上げて取出す。
【0072】次に、貯蔵キャスクの内胴1のみをキャス
クピットへ水没させ据付ける。据付け終了後に使用済み
燃料プールから所定期間冷却した燃料を、燃料装荷装置
により、使用済み燃料貯蔵ラックに取出して、貯蔵キャ
スクに装荷する。装荷終了後、一次蓋8を取り付け、貯
蔵キャスク内部に水が入ったまま貯蔵キャスク内胴1を
天井クレーン13によりキャスク除染ピットへ移動さ
せ、キャスク除染ピット内で分割してあった貯蔵キャス
ク外胴2を取付ける。
【0073】この場合、使用済み燃料から発する中性子
は、貯蔵キャスク内部水により遮へいするので、外胴2
を取外したことによる機能的な問題はない。
【0074】貯蔵キャスクの表面および蓋部を除染し、
分割型リング状外胴固定サポート部材14および一次蓋
8をボルトで固定した後、貯蔵キャスク内部水を排出す
る。容器内部を真空乾燥してHeガスを充填し、二次蓋
5を取付けた後に搬出し、使用済み燃料再処理工場や使
用済み燃料貯蔵施設などに輸送する。
【0075】貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵施設に搬
入して縦置き貯蔵する際に、貯蔵キャスク外胴2と内胴
1との間に形成してある空気流路3により、貯蔵キャス
ク下部から流入した冷却空気が、使用済み燃料が発する
崩壊熱により温められて上昇する空気の流れを形成し、
空気流路3内を自然循環し、効率的に除熱する。
【0076】したがって、実施例4の貯蔵キャスクによ
れば、外胴2を原子炉建屋内で外してハンドリングする
と、既設建屋内で貯蔵キャスクの外径寸法が制限される
例えばキャスクピットにおける許容外形寸法の範囲内
で、外胴2を外した分だけ内胴1の径を大きくでき、貯
蔵キャスクに収納する使用済み燃料の体数を増やせる。
【0077】さらに、原子炉建屋内の天井クレーン13
容量は、貯蔵キャスクの総重量を基準にして設計されて
いるため、貯蔵キャスク内への使用済み燃料収納の体数
を増やした大容量貯蔵キャスクを計画した場合、原子炉
建屋内に既設の天井クレーン13の容量を超過しないよ
うに、吊上げ時重量を軽減する必要がある。貯蔵キャス
クの吊上げ重量は、キャスクピットから使用済み燃料を
収納した状態で吊上げる時に最大となる。その場合は、
貯蔵キャスク重量以外に、使用済み燃料と一次蓋8と貯
蔵キャスク内部の水との重量が追加される。
【0078】これに対して、実施例4においては、外胴
2を取外す構成であるため、総重量を外胴重量分(総重
量約10%)だけ軽減できる。
【0079】その結果、貯蔵キャスク内への使用済み燃
料の収納体数を増やす大容量貯蔵キャスクを計画した場
合のハンドリング上の課題を解決でき、外胴重量分だけ
収納体数を増やした場合、1貯蔵キャスク当たり約25
体を増加させることが可能である。貯蔵キャスクへの使
用済み燃料の収納体数を増やせることは、原子炉建屋か
らの搬出回数を削減できることになり、コスト削減につ
ながる。
【0080】さらに、貯蔵キャスクを使用済み燃料貯蔵
建屋へ搬入し、乾式貯蔵する際に、本発明の貯蔵キャス
クによれば、貯蔵キャスク外胴2と内胴1との間に設け
られた流路3により、冷却空気が自然循環するために、
冷却効率が上がる。したがって、従来の貯蔵キャスクに
設けられていた冷却フィンが不要となり、貯蔵キャスク
の製造コストを低減できる。
【0081】特に、実施例4の分割型外胴2を採用した
場合、実施例1および実施例2で必要だったトラニオン
10の取外し作業が不要となる。また、使用済み燃料お
よび水が入った貯蔵キャスク内胴1をキャスク除染ピッ
ト内で外胴2に挿入する作業が不要となる。
【0082】さらに、分割型リング状外胴固定サポート
部材14を用いた場合、周方向から外胴2を固定する構
造となっているため、外胴取付ボルト17に掛かる荷重
負担を軽減できる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、外胴を取外すと使用済
み燃料の収納可能体数を増やせる内胴を備えた使用済み
燃料貯蔵キャスクが得られ、原子炉建屋からの貯蔵キャ
スクの輸送回数を減らせる。
【0084】また、外胴と内胴との間に冷却空気流路を
設けてあり、効率的に除熱できる。そのため、形状が複
雑な冷却フィンを使わずに済み、製作コストを大幅に削
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施
例1の構造を部分的に断面で示す平面図である。
【図2】本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施
例1の全体構造を示す斜視図である。
【図3】本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施
例2の全体構造を示す斜視図である。
【図4】本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施
例3の全体構造を示す斜視図である。
【図5】本発明による使用済み燃料貯蔵キャスクの実施
例4の全体構造を示す斜視図である。
【図6】従来の使用済み燃料貯蔵キャスクの構造の一例
を部分的に切欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
1 貯蔵キャスク内胴 2 貯蔵キャスク外胴 3 冷却空気流路 4 トラニオン 5 二次蓋 6 燃料バスケット 7 使用済み燃料集合体 8 一次蓋 9 トラニオン取付ボルト 10 トラニオン 11 外胴固定ボルト 12 外胴支持サポート部材 13 天井クレーン 14 リング状外胴支持サポート部材 15 連結プレート 16 連結ボルト 17 外胴取付ボルト 19 冷却フィン 20 貯蔵キャスク本体 21 中性子遮へい材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み燃料を貯蔵または輸送するため
    の使用済み燃料貯蔵キャスクにおいて、 γ線遮へい機能を有する内胴と、中性子遮へい機能を有
    する外胴と、前記内胴および前記外胴を嵌め合わせた状
    態で固定するサポート部材とからなり、 前記サポート部材による固定を解除した状態では、前記
    外胴を前記内胴に着脱できることを特徴とする使用済み
    燃料貯蔵キャスク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の使用済み燃料貯蔵キャ
    スクにおいて、 前記サポート部材が、前記内胴および前記外胴の周方向
    に沿って複数に分割されるリング状固定部材を含むこと
    を特徴とする使用済み燃料貯蔵キャスク。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の使用済
    み燃料貯蔵キャスクにおいて、 前記内胴と前記外胴とが分離される前に取り外され前記
    内胴と前記外胴とが一体化された後に装着されるトラニ
    オンを前記内胴の下部または上部に備えたことを特徴と
    する使用済み燃料貯蔵キャスク。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の使用済
    み燃料貯蔵キャスクにおいて、 前記外胴が、前記内胴から取り外される時に複数に分割
    される部材からなることを特徴とする使用済み燃料貯蔵
    キャスク。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の使用済
    み燃料貯蔵キャスクにおいて、 前記外胴が、前記内胴から取り外される時にヒンジによ
    り開閉される部材からなることを特徴とする使用済み燃
    料貯蔵キャスク。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか一項
    に記載の使用済み燃料貯蔵キャスクにおいて、 前記内胴と前記外胴との間に、前記貯蔵キャスク下部か
    ら上部に亘り冷却空気流路を形成したことを特徴とする
    使用済み燃料貯蔵キャスク。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか一項
    に記載の使用済み燃料貯蔵キャスクの使用方法におい
    て、 前記使用済み燃料の輸送時に、前記外胴を前記内胴から
    取り外し、 前記内胴のみをキャスクピットに水没させ、 前記使用済み燃料を前記内胴に装荷し、 内部に水を満たした状態で前記内胴を除染ピットに移動
    させ、 前記内胴を除染し前記外胴を嵌め合わせて前記サポート
    部材により固定し、 前記貯蔵キャスク内部を排水し、 前記外胴を前記内胴に固定した状態で前記貯蔵キャスク
    を使用済み燃料貯蔵場所まで輸送することを特徴とする
    使用済み燃料貯蔵キャスクの使用方法。
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