JP6655292B2 - 原子炉格納構造 - Google Patents
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Description
原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
前記サンプの周りを囲むように設けられる台座上に設置され、前記サンプに流入する前記冷却液に含まれるデブリを分離するためのサンプスクリーン体と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記再循環プール室には、前記再循環プール室の床面から突出する凸部であって、前記台座よりも高く、且つ、前記サンプスクリーン体の高さ方向の中心よりも低い凸部からなる第1デブリトラップが設けられている。
前記凸部は、前記再循環プール室の床面から延在する第1面と、前記再循環プール室の床面から延在する、前記第1面よりも傾斜が緩やかな第2面とを有し、前記第2面が前記サンプスクリーン体に向けて配置される。
上記(2)の構成によれば、原子炉格納室の床面に形成される開口部を通り、再循環プール室に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、再循環プール室の床面を転がり、又は、再循環プール室の床面近くを流れるデブリが相対的に急傾斜を有する第1面に捕捉される。これにより、凸部は、再循環プール室の床面を転がり、又は、再循環プール室の床面近くを流れるデブリを効率的に捕捉することができる。
前記第1デブリトラップは、平面視において前記サンプスクリーン体を囲むように延在する。
上記(3)の構成によれば、原子炉格納室の床面に形成される開口部を通り、再循環プール室に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、再循環プール室の床面を転がり、又は、床面近くを流れるデブリがどのような方向からサンプスクリーン体に向かったとしても第1デブリトラップに捕捉される。これにより、第1デブリトラップは、再循環プール室の床面を転がり、又は、床面近くを流れるデブリは、サンプスクリーン体に到達する前に捕捉される。
前記第1デブリトラップは、平面視において前記再循環プール室の内壁面から延在する。
上記(4)の構成によれば、原子炉格納室の床面に形成される開口部を通り、再循環プールに流入する冷却液に含まれるデブリのうち、再循環プール室の内壁面に沿って、再循環プール室の床面を転がり、又は、床面近くを流れるデブリが第1デブリトラップに捕捉される。これにより、第1デブリトラップは、再循環プール室の内壁面に沿って、再循環プール室の床面を転がり、又は、床面近くを流れるデブリは、サンプスクリーン体に到達する前に捕捉される。
前記第1デブリトラップは、前記凸部が複数列設けられる。
上記(5)の構成によれば、冷却液の流れ方向上流側の凸部を乗り越えたデブリを下流側の凸部で捕捉することができるので、サンプスクリーン体に流れ込む冷却液に含まれるデブリをより減少させることができる。
前記再循環プール室には、前記冷却液に含まれるデブリを捕捉するためのデブリ捕捉部が設けられた浮体と、前記浮体と前記再循環プール室の床面とを繋ぐ係留索と、を含む第2デブリトラップが設けられている。
上記(6)の構成によれば、小規模且つ簡易な構造からなるデブリトラップで冷却液の液面、又は、液面近くを流れる断熱材等に用いられた繊維状のデブリを捕捉することができる。また、再循環プール室から冷却液を抜けば、第2デブリトラップが再循環プール室の床面に横たわるので、再循環プール室を点検する点検保安員の歩行が可能となり、再循環プール室の効率的な点検が可能になる。
前記デブリ捕捉部は、前記浮体の高さ方向に沿って設けられ、前記浮体が前記冷却液の液面に浮かんだ状態において、前記デブリ捕捉部が前記液面を横切るように構成される。
上記(7)の構成によれば、原子炉格納室の床面に形成される開口部を通り、再循環プール室に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリがデブリ捕捉部に捕捉される。これにより、デブリ捕捉部は、再循環プール室に流入する冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリを効率的に捕捉することができる。
前記原子炉格納室には、前記開口部の周りを囲むように設けられる堰部と、前記堰部を貫通する水抜き孔と、からなる第3デブリトラップが設けられている。
上記(8)の構成によれば、小規模且つ簡易な構造からなるデブリトラップで原子炉格納室の床面を流れる冷却液に含まれるデブリのうち、堰部よりも低いところを流れる騨悦材片や金属片等のデブリが堰部に捕捉される。一方、デブリが捕捉された冷却液は水抜き孔を通り、開口部から再循環プール室に流入する。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
前記水抜き孔は、前記原子炉格納室の床面側に設けられる小径孔と、前記小径孔よりも上方に設けられる大径孔と、を有する。
上記(9)の構成によれば、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位が低い場合には、冷却液が小径孔を抜け、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位が高くなると、冷却液が小径孔と大径孔とを抜ける。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
前記堰部の周りに上下方向に連通する多数の孔が設けられた多孔板が配置される。
上記(10)の構成によれば、冷却液の液面が上昇しても、堰部で捕捉されている大きなデブリを捕捉したままの状態にすることができる。
前記原子炉格納室には、前記多孔板の下方域において床を貫通する縦水抜き孔からなる第4デブリトラップが設けられている。
上記(11)の構成によれば、原子炉格納室の床面を流れる冷却液が縦水抜き孔を通って再循環プール室に流入する。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
この構成によれば、原子炉格納室5の床面5Aに形成される開口部7を通り、再循環プール室6に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、再循環プール室6の床面6Aを転がり、又は、床面6A近くを流れるデブリが第1デブリトラップ8に捕捉される。これにより、第1デブリトラップ8は、再循環プール室6の床面6Aを転がり、又は、床面6A近くを流れるデブリがどのような方向からサンプスクリーン体4に向かったとしても、サンプスクリーン体4に到達する前に捕捉される。
この構成によれば、原子炉格納室5の床面5Aに形成される開口部7を通り、再循環プール室6に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、再循環プール室6の内壁面に沿って再循環プール室6の床面6Aを転がり、又は、床面6A近くを流れるデブリが第1デブリトラップ8に捕捉される。これにより、第1デブリトラップ8は、再循環プール室6の内壁面6Bに沿って、再循環プール室6の床面6Aを転がり、又は、床面6A近くを流れるデブリは、サンプスクリーン体4に到達する前に捕捉される。
このようにすれば、第1デブリトラップが再循環プール室6の内壁面6Bに沿って流れる冷却液に逆らう方向に延在することになり、再循環プール室6の内壁面6Bに沿って流れる冷却液に含まれるデブリが効率的に捕捉される。
この構成によれば、冷却液の流れ方向上流側の凸部81を乗り越えたデブリを下流側の凸部81で捕捉することができるので、サンプスクリーン体4に流れ込む冷却液に含まれるデブリをより減少させることができる。
この構成によれば、第1デブリトラップ8は、再循環プール室6の内壁面6Bに沿って再循環プール室6の床面6Aを転がり、又は、床面6A近くを流れるデブリは、サンプスクリーン体4に到達する前に捕捉され、さらに、これで捕捉されない場合でも、再循環プール室6の床面6Aを転がり、床面6A近くを流れるデブリは、サンプスクリーン体4の直前で捕捉される。すなわち、第1デブリトラップ8が、平面視において、再循環プール室6の内壁面とともにサンプスクリーン体4を囲むように延在するとともに、再循環プール室6の内壁面6Bから延在することにより、相乗的に効果を発揮することができる。
この構成によれば、原子炉格納室5の床面5Aに形成される開口部7を通り、再循環プール室6に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリがデブリ捕捉部91に捕捉される。これにより、デブリ捕捉部91は、再循環プール室6に流入する冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリを効率的に捕捉することができる。
図10及び図11に示すように、幾つかの実施形態では、原子炉格納室5には、第3デブリトラップ10が設けられている。第3デブリトラップ10は、開口部7の周りを囲むように設けられる堰部11と、堰部11を貫通する水抜き孔12,13と、から構成される。
多孔板14は、堰部11に対して庇状に張り出して設けられ、原子炉格納室5の床面5Aとの間に十分な空間が形成される。
この構成によれば、冷却液の液面が上昇しても、堰部11で捕捉されている大きなデブリを捕捉したままの状態にすることができる。
この構成によれば、原子炉格納室5の床面5Aを流れる冷却液が縦水抜き孔15を通って再循環プール室6に流入する。これにより、原子炉格納室5の床面5Aを流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部7から再循環プール室6に流入するデブリの量を少なくすることができる。
例えば、本発明の少なくとも一つの実施形態に係る原子炉格納構造を、
原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記再循環プール室には、前記冷却液に含まれるデブリを捕捉するためのデブリ捕捉部が設けられた浮体と、前記浮体と前記再循環プール室の床面とを繋ぐ係留索と、を含む第2デブリトラップが設けられている
ように構成してもよい。
前記デブリ捕捉部は、前記浮体の高さ方向に沿って設けられ、前記浮体が前記冷却液の液面に浮かんだ状態において、前記デブリ捕捉部が前記液面を横切るように構成される。
この構成によれば、原子炉格納室の床面に形成される開口部を通り、再循環プール室に流入する冷却液に含まれるデブリのうち、冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリがデブリ捕捉部に捕捉される。これにより、デブリ捕捉部は、再循環プール室に流入する冷却液の液面、又は、液面近くを流れるデブリを効率的に捕捉することができる。
原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記原子炉格納室には、前記開口部の周りを囲むように設けられる堰部と、前記堰部を貫通する水抜き孔と、からなる第3デブリトラップが設けられている
ように構成してもよい。
この構成によれば、小規模且つ簡易な構造からなるデブリトラップで原子炉格納室の床面を流れる冷却液に含まれるデブリのうち、堰部よりも低いところを流れるデブリが堰部に捕捉される。一方、デブリが捕捉された冷却液は水抜き孔を通り、開口部から再循環プール室に流入する。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
前記水抜き孔は、前記原子炉格納室の床面側に設けられる小径孔と、前記小径孔よりも上方に設けられる大径孔と、を有する。
この構成によれば、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位が低い場合には、冷却液が小径孔を抜け、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位が高くなると、冷却液が小径孔と大径孔とを抜ける。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
前記堰部の周りに上下方向に連通する多数の孔が設けられた多孔板が配置される。
この構成によれば、冷却液の液面が上昇しても、堰部で捕捉されている大きなデブリを捕捉したままの状態にすることができる。
前記原子炉格納室には、前記多孔板の下方域において床を貫通する縦水抜き孔からなる第4デブリトラップが設けられている。
この構成によれば、原子炉格納室の床面を流れる冷却液が縦水抜き孔を通って再循環プール室に流入する。これにより、原子炉格納室の床面を流れる冷却液の水位上昇を抑制することができ、開口部から再循環プール室に流入するデブリの量を少なくすることができる。
2 原子炉格納容器
3 再循環ポンプ設備
31 配管
32 循環ポンプ
33 シャワーノズル
4 サンプスクリーン体
41 台座
42 サンプスクリーン
5 原子炉格納室
5A 床面
51 原子炉
52 加圧器
53 蒸気発生器
54 タービン
55 発電機
56 復水器
6 再循環プール室
6A 床面
6B 内壁面
61 サンプ
7 開口部
8 第1デブリトラップ
81 凸部
81a 第1面
81b 第2面
9 第2デブリトラップ
91 デブリ捕捉部
92 浮体
93 係留索
94 錘
10 第3デブリトラップ
11 堰部
12 小径孔(水抜き孔)
13 大径孔(水抜き孔)
14 多孔板
15 縦水抜き孔
16 第4デブリトラップ
P1 基端
L 境界線
A スクリーン体設置領域
B 非設置領域
Claims (10)
- 原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
前記サンプの周りを囲むように設けられる台座上に設置され、前記サンプに流入する前記冷却液に含まれるデブリを分離するためのサンプスクリーン体と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記再循環プール室には、前記再循環プール室の床面から突出する凸部であって、前記台座よりも高く、且つ、前記サンプスクリーン体の高さ方向の中心よりも低い凸部からなる第1デブリトラップが設けられており、
前記凸部は、前記再循環プール室の床面から延在する第1面と、前記再循環プール室の床面から延在する、前記第1面よりも傾斜が緩やかな第2面とを有する断面三角形の中実構造に形成され、前記第2面が前記サンプスクリーン体に向けて配置され、前記第1面の前方にデブリを補足するように構成されていることを特徴とする、原子炉格納構造。 - 前記第1デブリトラップは、平面視において前記サンプスクリーン体を囲むように延在することを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納構造。
- 前記第1デブリトラップは、平面視において前記再循環プール室の内壁面から延在することを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納構造。
- 前記第1デブリトラップは、前記凸部が複数列設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の原子炉格納構造。
- 原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
前記サンプの周りを囲むように設けられる台座上に設置され、前記サンプに流入する前記冷却液に含まれるデブリを分離するためのサンプスクリーン体と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記再循環プール室には、前記再循環プール室の床面から突出する凸部であって、前記台座よりも高く、且つ、前記サンプスクリーン体の高さ方向の中心よりも低い凸部からなる第1デブリトラップが設けられているとともに、
前記再循環プール室には、前記冷却液に含まれるデブリを捕捉するためのデブリ捕捉部が設けられた浮体と、前記浮体と前記再循環プール室の床面とを繋ぐ係留索と、を含む第2デブリトラップが設けられていることを特徴とする、原子炉格納構造。 - 前記デブリ捕捉部は、前記浮体の高さ方向に沿って設けられ、前記浮体が前記冷却液の液面に浮かんだ状態において、前記デブリ捕捉部が前記液面を横切るように構成されることを特徴とする請求項5に記載の原子炉格納構造。
- 原子炉が格納される原子炉格納室、及び
前記原子炉格納室の下階に設けられる再循環プール室であって、前記原子炉格納室の床面に形成される開口部を介して前記原子炉格納室と連通するとともに、前記再循環プール室の床面にサンプが設けられる再循環プール室、を備える原子炉格納容器と、
前記サンプから冷却液を吸い込んで前記原子炉格納室の上部から吐出する再循環ポンプ設備と、
前記サンプの周りを囲むように設けられる台座上に設置され、前記サンプに流入する前記冷却液に含まれるデブリを分離するためのサンプスクリーン体と、
を備える原子炉格納構造であって、
前記再循環プール室には、前記再循環プール室の床面から突出する凸部であって、前記台座よりも高く、且つ、前記サンプスクリーン体の高さ方向の中心よりも低い凸部からなる第1デブリトラップが設けられているとともに、
前記原子炉格納室には、前記開口部の周りを囲むように設けられる堰部と、前記堰部を貫通する水抜き孔と、からなる第3デブリトラップが設けられていることを特徴とする、原子炉格納構造。 - 前記水抜き孔は、前記原子炉格納室の床面側に設けられる小径孔と、前記小径孔よりも上方に設けられる大径孔と、を有することを特徴とする請求項7に記載の原子炉格納構造。
- 前記堰部の周りに上下方向に連通する多数の孔が設けられた多孔板が配置されることを特徴とする請求項7又は8に記載の原子炉格納構造。
- 前記原子炉格納室には、前記多孔板の下方域において床を貫通する縦水抜き孔からなる第4デブリトラップが設けられていることを特徴とする請求項9に記載の原子炉格納構造。
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