JP2010164372A - 原子炉格納容器の冷却設備 - Google Patents

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田 智 久 栗
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Abstract

【課題】原子炉格納容器の除熱を効果的に行うことができる原子炉格納容器の冷却設備を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室の内部に、熱交換器で凝縮した凝縮水を一時的に貯留するとともに水室に接続されている凝縮水戻り配管へ間欠的に排水するための間欠排水機構を備える。これにより、間欠的にかつ一気に排水される凝縮水の流れに乗せて熱交換器内の不凝縮性ガスを効果的に排出し、熱交換器の内部における不凝縮性ガスの蓄積を防止して、熱交換器の伝熱性能を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉格納容器の冷却設備に関し、より詳しくは、熱交換器内の不凝縮性ガスの排気を促進させることで熱交換器の伝熱性能を向上させて、原子炉格納容器の効果的な除熱を可能とする技術に関する。
原子力発電所には、万一の冷却材喪失事故等が発生した場合を想定して、速やかに炉心を冷却する非常用炉心冷却系の他に、処置後長期にわたって炉心から発生する崩壊熱を原子炉格納容器外へ除去する、いわゆる原子炉格納容器の冷却設備が設けられている。
この原子炉格納容器の冷却設備について図17を参照して概説すると、その一部が示されている原子炉格納容器1の内部には、炉心2を収容するとともに主蒸気配管3が接続された原子炉圧力容器4が格納されている。
また、原子炉格納容器1内の上部に重力落下式炉心冷却系プール5が設けられるとともに、この重力落下式炉心冷却系プール5よりさらに高い位置に冷却水プール6が設けられ、この冷却水プール6のプール水中に熱交換器7が設置されている。
そして、熱交換器7の蒸気室8には原子炉格納容器1内の上部に開口する蒸気供給管9が接続され、かつ熱交換器7の水室10には重力落下式炉心冷却系プール5に接続する凝縮水戻り配管11とサプレッションプール12に連通する不凝縮性ガスベント管13が接続されている。重力落下式炉心冷却系プール5と原子炉圧力容器4とは冷却水配管14により接続されている。なお、参照符号7aで示すものは熱交換器7の伝熱管である。
次に上述した原子炉格納容器の冷却設備の作動について説明する。
例えば主蒸気配管3が破断して原子炉圧力容器4内の冷却材が喪失した場合、重力落下式炉心冷却系プール5に貯められていた冷却水5aが冷却水配管14を通って原子炉圧力容器4に供給される。
その後、長期冷却過程において、原子炉圧力容器4の炉心2は崩壊熱を発生し続けるため、冷却しないで放置しておくと原子炉格納容器1内の圧力が上昇してしまう。
そこで、熱交換器7を用いて原子炉格納容器1内の蒸気を凝縮し、圧力の上昇を抑えることが行われる。これが原子炉格納容器の冷却設備である。
このように静的に作動する原子炉格納容器の冷却設備は、凝縮という自然現象を利用して冷却を行うものであるが、原子炉格納容器1の内部に火災防止などの理由で封入されている不凝縮性ガスが凝縮性能を劣化させる。
すなわち、原子炉格納容器1の内部圧力が上昇した場合、蒸気と不凝縮性ガスの混合体は蒸気供給管9を通って熱交換器7の蒸気室8に流入する。
そして、この蒸気は蒸気室8から熱交換器7の伝熱管7aを通り、その間に冷却水プール6のプール水に熱を与えることにより一部が凝縮して凝縮水となり、この凝縮水は熱交換器7の水室10内に入り、さらに重力によって凝縮水戻り配管11から重力落下式炉心冷却系プール5内に流入する。
さらに、重力落下式炉心冷却系プール5内に流入した凝縮水は、最初に貯留していた冷却水5aとともに冷却水配管14を流れて原子炉圧力容器4に供給される。
また、熱交換器7内で分離された不凝縮性ガスは、圧力差により、不凝縮性ガスベント管13を通ってサプレッションプール12に排出される。
なお、蒸気の凝縮による潜熱の放出で冷却水プール6内のプール水の温度は徐々に上昇し、やがて沸騰を開始するが、その際に発生する蒸気は大気中に放出される。
特開2003−240888原子炉格納容器冷却設備 特開平8−211181原子炉格納容器の冷却装置 特開平8−136685原子炉格納容器の冷却設備
上述した原子炉格納容器の冷却設備においては、原子炉格納容器1を除熱する性能が、熱交換器7の伝熱管7a内に存在する不凝縮性ガスの濃度に依存している。
これにより、圧力差による不凝縮性ガスの排気が困難になった場合には、不凝縮性ガスが伝熱管7a内に蓄積されて除熱性能が劣化し、原子炉格納容器1内の圧力や温度の上昇を抑制するために必要な除熱量が得られなくなる可能性がある。
また、凝縮水戻り配管11の出口部は、重力落下式炉心冷却系プール5に水没するかU字管構成によって逆流を防止するようになっている。
これにより、凝縮水に自然に巻き込まれた不凝縮性ガスのドライウェル15への排気を阻害する要因となっている。
そこで本発明は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、熱交換器7内の不凝縮性ガスの排気を促進させることで熱交換器7の伝熱性能を向上させ、原子炉格納容器1の除熱を効果的に行うことができる原子炉格納容器の冷却設備を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室の内部に、前記熱交換器で凝縮した凝縮水を一時的に貯留するとともに前記水室に接続されている凝縮水戻り配管へ間欠的に排水するための間欠排水機構を備えることを特徴とする。
前記前記間欠排水機構は、前記凝縮水をその先端開口から受け入れるとともに、その内部が凝縮水で一杯になると先端側の重みで揺動してその内部の凝縮水を排水し、かつその内部が空になるとその底部の重みで元の状態に復元して再び凝縮水を受け入れる、前記水室内に揺動自在に支持された有底筒状の貯水管とすることができる。
前記間欠排水機構は、前記凝縮水戻り配管の入口を開閉可能な弁体と、前記水室内に貯まった凝縮水による浮力を受けて前記弁体を持ち上げるフロートを有することができる。
前記間欠排水機構は、前記凝縮水戻り配管から前記水室への連通を遮断するように閉じるとともに、前記水室内に貯まった凝縮水の水圧が所定値を上回ったときに開いて前記水室内の凝縮水を前記凝縮水戻り配管に排水する逆止弁とすることができる。
また、前記凝縮水戻り配管に設けた縮流部と前記水室の上部の空間とを連通する連通管をさらに備えることができる。
また、上記の課題を解決するための請求項6に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室の下方に、前記熱交換器で凝縮した凝縮水を貯留するとともにその底壁に多数の貫通孔を有した水槽を備え、前記貫通孔が、前記水槽から落下する凝縮水を液滴として落下させ、前記水槽の下方に滞留している不凝縮性ガスに接触してこれを溶解させるように構成されていることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するための請求項7に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の伝熱管の内部に、この伝熱管の内部の流路を分割して凝縮水と不凝縮性のガスとを撹拌混合させる流路分割要素を設けたことを特徴とする。
また、上記の課題を解決するための請求項8に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の内部に、この凝縮水戻り配管の内部流路を分割して凝縮水と不凝縮性ガスとを撹拌混合させる流路分割要素を設けたことを特徴とする。
なお、上記した流路分割要素は、その始端と終端との間で捩れている捩れ板とすることができる。
また、上記の課題を解決するための請求項10に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器内の空間の少なくとも一部に、不凝縮性ガスを吸着するための活性炭を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するための請求項11に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の入口部分に、前記凝縮水を前記凝縮水戻り配管の内部にシャワー状に流下させるためのシャワー要素を備えることを特徴とする。
前記シャワー要素は、メッシュ構造または多孔質の部材とすることができる。
また、前記シャワー要素は、その半径方向の内側にいくほど前記凝縮水が通過する流路の面積率が高くなるように構成することができる。
また、上記の課題を解決するための請求項14に記載した手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の入口部分に、前記凝縮水戻り配管の内部に落下する凝縮水の流れを前記凝縮水戻り配管の円周方向に不連続とするための櫛歯要素を備えることを特徴とする。
なお、前記櫛歯要素は、互いに隣接するその細長い隙間部分の長さを互いに異なっものとすることができる。
また、上記の課題を解決するための他の手段は、原子炉格納容器の冷却設備であって、原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の入口部分に、前記凝縮水戻り配管の内部に落下する凝縮水に渦流れを生じさせる渦流れ生成要素を備えることを特徴とする。
前記渦流れ生成要素は、凝縮水戻り配管と同軸に配設される円筒部分と、この円筒部分の軸線方向に螺旋状に延びる、前記円筒部分の内壁面に取り付けられた複数の螺旋羽根とを有することができる。
前記渦流れ生成要素は、前記凝縮水戻り配管の内壁面に沿ってその軸線方向に螺旋状に延びる複数の突条から形成することができる。
本発明によると、熱交換器内の不凝縮性ガスの排気を促進させることで熱交換器の伝熱性能を向上させ、原子炉格納容器の除熱をより効果的に行うことができる原子炉格納容器の冷却設備の提供が可能となる。
以下、図1乃至図16を参照し、本発明に係る原子炉格納容器の冷却設備の各実施形態および参考例について詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、前述した従来技術と同一の部分には同一の符号を用いて重複した説明を省略する。
第1実施形態
まず最初に図1を参照し、第1実施形態の冷却設備について説明する。
図1は、第1実施形態の冷却設備100における熱交換器7の一部を拡大して示しており、水室10の内部には第1の間欠排水機構20が設けられている。
この第1の間欠排水機構20は、日本庭園に設けられている「鹿おどし」とほぼ同一の構造であり、水平支軸21によって揺動自在に支持された有底筒状の貯水管22を有している。
この貯水管22には、矢印Aで示したように熱交換器7の凝縮管7aで生じた凝縮水がその先端開口22aから流入し、その底部22bから次第に凝縮水が貯まっていく。
そして、貯水管22の内部が凝縮水で一杯になると、先端開口22a側の凝縮水の重量が貯水管22の底部22bの重量を上回るため、水平支軸21の回りの重量バランスが崩れ、図1(b)に示したように貯水管22が揺動し、その内部の凝縮水は一気に放出される。
貯水管22が空になると、貯水管22はその底部22bの重量に起因して最初の状態に戻り、再び凝縮水を受け入れ始める。
すなわち、熱交換器7の水室10内に第1の間欠排水機構20が設けられていることにより、水室10から凝縮水戻り配管11への凝縮水の排水は間欠的となる。
そして、貯水管22から一気に放出される凝縮水の瞬間最大流量が増加するため、水室10の内部に残留している不凝縮性ガスを、矢印Bで示した凝縮水の流れと共に凝縮水戻り配管11を介して効果的に排出することができる。
したがって、熱交換器7の内部における不凝縮性のガスの蓄積を防止することができ、熱交換器7の蒸気室8の側から新たな蒸気を供給することが可能となる。
第2実施形態
次に図2を参照し、第2実施形態の冷却設備について説明する。
図2は、第2実施形態の冷却設備110における熱交換器7の一部を拡大して示しており、水室10の内部には第2の間欠排水機構30が設けられている。
この第2の間欠排水機構30は、水室10の底壁に立設された支柱31の上部に設けられた水平支軸32によって揺動自在に支持されたフロート33と、支柱31の下部に設けられた水平支軸34によって揺動自在に支持された弁体35とを有している。
そして、フロート33のアーム33aと弁体35のアーム35aとは、リンク36によって接続され、互いに平行に揺動するようになっている。
これにより、図2(a)に示したように水室10内における凝縮水の水位が高くない場合には、弁体35がその自重によって凝縮水戻り配管11の入口を閉鎖するため、水室10内の凝縮水は凝縮水戻り配管11から排水されることがない。
これに対し、図2(b)に示したように水室10内の凝縮水の水位が高くなると、フロート33に作用する浮力がリンク36を介して弁体35を持ち上げるので、水室10内に貯まっている凝縮水は凝縮水戻り配管11を介して一気に排水される。
そして、水室10内における凝縮水の水位が低下すると、フロート33に浮力が作用しなくなるため、再び弁体35が凝縮水戻り配管11の入口を閉鎖する。
すなわち、熱交換器7の水室10内に第2の間欠排水機構30が設けられていることにより、水室10から凝縮水戻り配管11への凝縮水の排水は間欠的となる。
また、弁体35が上昇したときに一気に排水される凝縮水の瞬間最大流量が増加するため、水室10の内部に残留している不凝縮性ガスを、矢印Bで示した凝縮水の流れと共に凝縮水戻り配管11を介して効果的に排出することができる。
したがって、熱交換器7の内部における不凝縮性のガスの蓄積を防止することができ、熱交換器7の蒸気室8の側から新たな蒸気を供給することが可能となる。
第3実施形態
次に図3を参照し、第3実施形態の冷却設備について説明する。
図3は、第3実施形態の冷却設備120における熱交換器7の一部を拡大して示しており、水室10の内部には第3の間欠排水機構40が設けられている。
この第3の間欠排水機構40は、水室10の底壁に立設された支柱41の上部にチェーン42を介して接続されたフロート43と、このフロート43にチェーン44を介して接続された弁体45とを有している。
これにより、図3(a)に示したように水室10内における凝縮水の水位が高くない場合には、弁体45がその自重によって凝縮水戻り配管11の入口を閉鎖するため、水室10内の凝縮水は凝縮水戻り配管11から排水されることがない。
これに対し、図3(b)に示したように水室10内の凝縮水の水位が高くなると、フロート43に作用する浮力がチェーン44を介して弁体45を持ち上げるので、水室10内に貯まっている凝縮水は凝縮水戻り配管11を介して一気に排水される。
そして、水室10内における凝縮水の水位が低下すると、フロート42に浮力が作用しなくなるため、再び弁体45が凝縮水戻り配管11の入口を閉鎖する。
すなわち、熱交換器7の水室10内に第3の間欠排水機構40が設けられていることにより、水室10から凝縮水戻り配管11への凝縮水の排水は間欠的となる。
また、弁体45が上昇したときに一気に排水される凝縮水の瞬間最大流量が増加するため、水室10の内部に残留している不凝縮性ガスを、矢印Bで示した凝縮水の流れと共に凝縮水戻り配管11を介して効果的に排出することができる。
したがって、熱交換器7の内部における不凝縮性のガスの蓄積を防止することができ、熱交換器7の蒸気室8の側から新たな蒸気を供給することが可能となる。
第4実施形態
次に図4を参照し、第4実施形態の冷却設備について説明する。
図4は、第4実施形態の冷却設備130における熱交換器7の一部を拡大して示しており、水室10に接続されている凝縮水戻り配管11の途中には、第4の間欠排水機構50が設けられている。
この第4の間欠排水機構50は、凝縮水戻り配管11の途中に設けられた弁室51と、この弁室51の内部に設けられた逆止弁52とを有している。
そして、この逆止弁52は、図示されない付勢ばねによって付勢され、弁室51と凝縮水戻り配管11の上端部との連通を遮断するようになっている。
これにより、図4(a)に示したように水室10内における凝縮水の水位が高くない場合には、逆止弁52が弁室51を閉鎖するため、水室10内の凝縮水は凝縮水戻り配管11から排水されることがない。
これに対し、図4(b)に示したように水室10内の凝縮水の水位が高くなると、逆止弁52に作用する水圧が付勢ばねの付勢力を上回って逆止弁52が開くので、水室10内に貯まっている凝縮水は凝縮水戻り配管11から一気に排水される。
そして、水室10内における凝縮水の水位が低下すると、逆止弁52に作用する水圧が低下するため、逆止弁52は付勢ばねの付勢力によって弁室51と凝縮水戻り配管11の上端部との連通を遮断する。
すなわち、熱交換器7の水室10内に第4の間欠排水機構50が設けられていることにより、水室10から凝縮水戻り配管11への凝縮水の排水は間欠的となる。
また、逆止弁52が開いたときに一気に排水される凝縮水の瞬間最大流量が増加するため、水室10の内部に残留している不凝縮性ガスを、矢印Bで示した凝縮水の流れと共に凝縮水戻り配管11から効果的に排出することができる。
加えて、弁室51の下方において凝縮水戻り配管11の内部に存在している不凝縮性ガスは、逆止弁52を越えて熱交換器7の水室10内に戻ることがない。
したがって、熱交換器7の内部における不凝縮性のガスの蓄積を防止することができ、熱交換器7の蒸気室8の側から新たな蒸気を供給することが可能となる。
第5実施形態
次に図5を参照し、第5実施形態の冷却設備について説明する。
図5に示した第5実施形態の冷却設備140は、前述した第4実施形態の冷却設備130の一部を変更したものであり、熱交換器7の水室10の上部空間と弁室51の直下において凝縮水戻り配管11に設けられている縮流部11aとを連通する連通管53が追加されている。
すなわち、逆止弁52が開いて水室10内に貯まっている凝縮水が一気に排水されると、凝縮水戻り配管11の縮流部11aの部分の圧力は負圧となる。
これにより、水室10の上部に滞留している水素等の軽い不凝縮性ガスは、連通管53の上端開口53aに吸い込まれた後、連通管53の内部を通過して、その下端開口53bから縮流部11aに排出されるから、水室10内に存在している不凝縮性ガスを効果的に排出することができる。
したがって、熱交換器7の内部における不凝縮性のガスの蓄積を防止することができ、熱交換器7の蒸気室8の側から新たな蒸気を供給することが可能となる。
なお、第4の間欠排水機構50に代えて、上述した第1〜第3の間欠排水機構を用いることもできる。
第6実施形態
次に図6を参照し、第6実施形態の冷却設備について説明する。
図6に示した第6実施形態の冷却設備150においては、熱交換器7の水室10の内部に水槽61が設けられている。
そして、この水槽61の底壁62には多数の貫通孔が貫設されていて、この貫通孔を通過する凝縮水が無数の液滴63となって落下するようになっている。
これにより、水槽61の下方に滞留している不凝縮性ガスと液滴63との接触面積が増加し、不凝縮性ガスを効率よく凝縮水に溶解させることができる。
さらに、水槽61の下方に貯まっている凝縮水の液面に無数の液滴が衝突するときに、液面付近の不凝縮性ガスを凝縮水に巻き込むこともできる。
したがって、水槽61の下方に滞留している不凝縮性ガスを、矢印Bで示したように凝縮水と共に効率よく排出することができる。
第7実施形態
次に図7を参照し、第7実施形態の冷却設備について説明する。
図7に示した第7実施形態の冷却設備160においては、熱交換器7の各伝熱管7aの内部に、その内部流路を分割する分割要素70が設けられている。
この分割要素70は、図7中に拡大して示したように、互いに垂直に延びる薄板71,72を交互に連続配置した構造となっている。
これにより、伝熱管7aの内部を通過する凝縮水と不凝縮性ガスとを撹拌し、不凝縮性ガスを凝縮水の内部に均一な状態で混合させる効率を高めることができる。
したがって、熱交換器7の内部に存在する不凝縮性ガスを凝縮水とともに確実に熱交換器の外部に排出することができる。
なお、前述した第1〜第6実施形態において説明した構造を併用できることは言うまでもない。
第8実施形態
次に図8を参照し、第8実施形態の冷却設備について説明する。
図8に示した第8実施形態の冷却設備170においては、熱交換器7の水室から延びる凝縮水戻り配管11の内部に、その内部流路を分割する分割要素80が設けられている。
この分割要素80は、図8中に示したように、互いに垂直に延びる薄板81,82を交互に連続配置した構造となっている。
これにより、凝縮水戻り配管11の内部を通過する凝縮水と不凝縮性ガスとを撹拌し、不凝縮性ガスを凝縮水の内部に均一な状態で混合させる効率を高めることができる。
したがって、凝縮水戻り配管11の内部に存在する不凝縮性ガスを凝縮水とともに確実に排出することができる。
なお、前述した第1〜第7実施形態において説明した構造を併用できることは言うまでもない。
第9実施形態
次に図9を参照し、第9実施形態の冷却設備について説明する。
図9に示した第9実施形態の冷却設備180においては、熱交換器7の水室から延びる凝縮水戻り配管11の内部に、その内部流路を分割する分割要素85が設けられている。
そして、この分割要素85は、図9中に示したように、その始端と終端との間で90度捩れている捩れ板86を連続配置した構造となっている。
これにより、凝縮水戻り配管11の内部を通過する凝縮水と不凝縮性ガスとを撹拌して均一に混合する効率をさらに高めることができるから、凝縮水戻り配管11の内部に存在する不凝縮性ガスを凝縮水とともにより一層確実に排出することができる。
なお、前述した第1〜第7実施形態において説明した構造を併用できることは言うまでもない。
第10実施形態
次に図10を参照し、第10実施形態の冷却設備について説明する。
図10に示した第10実施形態の冷却設備190においては、熱交換器7の水室10内の空間の少なくとも一部に活性炭91が充填されている。
これにより、不凝縮性ガスや、不凝縮性ガスを含んだ凝縮水が活性炭91を通過するときに、不凝縮性ガスを活性炭91に吸着して除去することができる。
また、活性炭91に吸着した不凝縮性ガスは、その表面積が大きい活性炭91の間に浸透して通過する凝縮水に容易に溶解するので、凝縮水とともに水室10から確実に排出することができる。
第11実施形態
次に図11を参照し、第11実施形態の冷却設備について説明する。
図11に示した第11実施形態の冷却設備200においては、凝縮水戻り配管11の入口部分にメッシュ構造あるいは多孔質のシャワー要素92が設けられている。
これにより、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11に流出する凝縮水は、シャワー状となって落下し、凝縮水戻り配管11の内壁に沿って流下することがない。
そして、凝縮水戻り配管11の内部に滞留している不凝縮性ガスとシャワー状に落下する凝縮水との接触面積が増加するから、不凝縮性ガスを効率よく凝縮水に溶解させることができる。
したがって、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスを、凝縮水と共に効率よく排出することができる。
第12実施形態
次に図12を参照し、第12実施形態の冷却設備について説明する。
図12に示した第12実施形態の冷却設備210においては、凝縮水戻り配管11の入口部分に設けたメッシュ構造あるいは多孔質のシャワー要素93が、その半径方向の中心にいくほど単位面積当たりの流路面積(面積率)が3段階にわたって大きくなるように構成されている。
これにより、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11に排水される凝縮水は、凝縮水戻り配管11の中心部ほど大きな流量でシャワー状に落下するから、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスと凝縮水との混合効率がより一層高くなり、不凝縮性ガスを凝縮水と共により一層高い効率で排出することができる。
第13実施形態
次に図13を参照し、第13実施形態の冷却設備について説明する。
図13に示した第13実施形態の冷却設備220においては、熱交換器7の水室7と凝縮水戻り配管11の入口との境界部分に櫛歯環状要素94が設けられている。
この櫛歯環状要素94は、凝縮水戻り配管11の内径とほぼ同一の内径を有する円筒部材の周壁94aに、軸線方向に延びる細長い隙間94bを円周方向に等間隔に刻設するとともに、これらの隙間94bの下方に円周方向に連続して延びる堰止壁94cを設けた構造となっている。
熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11の内部に流入する凝縮水は、堰止壁94cによって堰き止められつつ、この堰止壁94cを乗り越えて多数の細長い隙間94bから凝縮水戻り配管11の中心部分に向かって落下する。
これにより、凝縮水戻り配管11の内部に流入する凝縮水は、円周方向に連続することなく、図13中に多数の矢印Bで示したように円周方向に不連続な状態で落下するから、凝縮水戻り配管11の内部に滞留している不凝縮性ガスとの接触面積が増加し、不凝縮性ガスを効率よく凝縮水に溶解させることができる。
したがって、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスを、凝縮水と共に効率よく排出することができる。
第14実施形態
次に図14を参照し、第14実施形態の冷却設備について説明する。
図14に示した第14実施形態の冷却設備230においては、熱交換器7の水室7と凝縮水戻り配管11の入口との境界部分に設けられている櫛歯環状要素95の構造が、前述した第13実施形態における櫛歯環状要素94と異なっている。
すなわち、円周方向に等間隔に配置されている細長い隙間95aは、その軸線方向の長さが長い隙間95aと短い隙間95bとを交互に並べた構造となっている。
これにより、長い隙間95aから流出する凝縮水は凝縮水戻り配管11の内壁面に近い部分に落下し、短い隙間95bから流出する凝縮水は凝縮水戻り配管11の中心部分に落下するから、凝縮水戻り配管11の内部に滞留している不凝縮性ガスとの接触面積がより増加し、不凝縮性ガスをより一層効率よく凝縮水に溶解させることができる。
したがって、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスを、凝縮水と共により一層効率よく排出することができる。
第1参考例
次に図15を参照し、第1参考例の冷却設備について説明する。
図15に示した第1参考例の冷却設備240においては、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11の内部に流入する凝縮水に渦流れを生じさせる渦流れ生成要素97が、凝縮水戻り配管11の入口に設けられている。
この渦流れ生成要素97は、凝縮水戻り配管11の内径より大きな内径を有する円筒部分97aの内壁面に、凝縮水戻り配管11の軸線方向に螺旋状に延びる複数の螺旋羽根97bを円周方向に等間隔に配置したものである。
これにより、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11の内部に流入する凝縮水に渦流れが生じるから、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスを、凝縮水の渦流れに巻き込んで効率よく排出することができる。
第2参考例
次に図16を参照し、第2参考例の冷却設備について説明する。
図16に示した第2参考例の冷却設備250においては、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11の内部に流入する凝縮水に渦流れを生じさせる渦流れ生成要素98が、凝縮水戻り配管11の内部に設けられている。
この渦流れ生成要素98は、凝縮水戻り配管11の内壁面に沿ってその軸線方向に螺旋状に延びる、ワイヤコイル等によって形成された凸部となっている。
これにより、熱交換器7の水室10から凝縮水戻り配管11の内部に流入した凝縮水に渦流れが生じるから、凝縮水戻り配管11の上部に滞留している不凝縮性ガスを、凝縮水の渦流れに巻き込んで効率よく排出することができる。
以上、本発明に係る原子炉格納容器の冷却設備の各実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、いずれも伝熱管7aがU字形に延びる横型の熱交換器7を用いているが、縦型の熱交換器を用いることができることは言うまでもない。
第1実施形態の冷却設備を示す図。 第2実施形態の冷却設備を示す図。 第3実施形態の冷却設備を示す図。 第4実施形態の冷却設備を示す図。 第5実施形態の冷却設備を示す図。 第6実施形態の冷却設備を示す図。 第7実施形態の冷却設備を示す図。 第8実施形態の冷却設備を示す図。 第9実施形態の冷却設備を示す図。 第10実施形態の冷却設備を示す図。 第11実施形態の冷却設備を示す図。 第12実施形態の冷却設備を示す図。 第13実施形態の冷却設備を示す図。 第14実施形態の冷却設備を示す図。 第1参考例の冷却設備を示す図。 第2参考例の冷却設備を示す図。 原子炉格納容器を静的に冷却する設備の全体構造図。
1 原子炉格納容器
2 炉心
3 主蒸気管
4 原子炉圧力容器
5 炉心冷却系プール
6 冷却水プール
7 熱交換器
7a 伝熱管
8 蒸気室
9 蒸気供給管
10 水室
11 凝縮水戻り配管
12 サプレッションプール
13 不凝縮性ガスベント管
14 冷却水配管
15 ドライウェル
20 第1の間欠排水機構
30 第2の間欠排水機構
40 第3の間欠排水機構
50 第4の間欠排水機構
51 弁室
52 逆止弁
53 連通管
61 水槽
62 底壁
70 分割要素
80 分割要素
91 活性炭
92 シャワー要素
93 シャワー要素
94 櫛歯環状要素
95 櫛歯環状要素
97 渦流れ生成要素
98 渦流れ生成要素

Claims (14)

  1. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室の内部に、前記熱交換器で凝縮した凝縮水を一時的に貯留するとともに前記水室に接続されている凝縮水戻り配管へ間欠的に排水するための間欠排水機構を備えていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  2. 前記間欠排水機構は、前記凝縮水をその先端開口から受け入れるとともに、その内部が凝縮水で一杯になると先端側の重みで揺動してその内部の凝縮水を排水し、かつその内部が空になるとその底部の重みで元の状態に復元して再び凝縮水を受け入れる、前記水室内に揺動自在に支持された有底筒状の貯水管であることを特徴とする請求項1に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  3. 前記間欠排水機構は、前記凝縮水戻り配管の入口を開閉可能な弁体と、前記水室内に貯まった凝縮水による浮力を受けて前記弁体を持ち上げるフロートとを有していることを特徴とする請求項1に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  4. 前記間欠排水機構は、前記凝縮水戻り配管から前記水室への連通を遮断するように閉じるとともに、前記水室内に貯まった凝縮水の水圧が所定値を上回ったときに開いて前記水室内の凝縮水を前記凝縮水戻り配管に排水する逆止弁であることを特徴とする請求項1に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  5. 前記凝縮水戻り配管に設けられている縮流部と前記水室の上部の空間とを連通する連通管をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  6. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室の下方に、前記熱交換器で凝縮した凝縮水を貯留するとともにその底壁に多数の貫通孔を有した水槽を備え、
    前記貫通孔は、前記水槽から落下する凝縮水を液滴として落下させ、前記水槽の下方に滞留している不凝縮性ガスに接触してこれを溶解させるように構成されていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  7. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の伝熱管の内部に、この伝熱管の内部の流路を分割して凝縮水と不凝縮性のガスとを撹拌混合させる流路分割要素を設けたことを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  8. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の内部に、この凝縮水戻り配管の内部流路を分割して凝縮水と不凝縮性ガスとを撹拌混合させる流路分割要素を設けたことを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  9. 前記流路分割要素は、その始端と終端との間で捩れている捩れ板であることを特徴とする請求項7または8に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  10. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器内の空間の少なくとも一部に、不凝縮性ガスを吸着するための活性炭を備えることを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  11. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の入口部分に、前記凝縮水を前記凝縮水戻り配管の内部にシャワー状に流下させるためのシャワー要素を備えていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
  12. 前記シャワー要素が、メッシュ構造または多孔質の部材であることを特徴とする請求項11に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  13. 前記シャワー要素は、その半径方向の内側にいくほど前記凝縮水が通過する流路の面積率が高くなるように構成されていることを特徴とする請求項11または12に記載した原子炉格納容器の冷却設備。
  14. 原子炉格納容器の冷却に用いる熱交換器の水室内に貯まった凝縮水を排水するための凝縮水戻り配管の入口部分に、前記凝縮水戻り配管の内部に落下する凝縮水の流れを前記凝縮水戻り配管の円周方向に不連続とするための櫛歯要素を備えていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016142687A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 三菱重工業株式会社 原子炉格納構造
CN113035391A (zh) * 2021-03-05 2021-06-25 哈尔滨工程大学 一种采用自流式吸气系统的安全壳内置高效换热器

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