JP6654436B2 - Vロッドブラケット及びその組み付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、Vロッドブラケット及びその組み付け方法に関するものである。
図6及び図7はトラックやバス等の大型車両における後輪二軸車に適用される二軸式サスペンションの一例を示すもので、車両の前後方向(図6中における左右方向)に延びる左右一対のサイドレール1の下方に、車幅方向(図7中における上下方向)に延び且つその両端で車輪2を軸支するための前側アクスル3A及び後側アクスル3Bが前後一対で配置されており、この前側アクスル3A及び後側アクスル3Bの端部寄りの下面の夫々には、サイドレール1に沿い前後方向に延びるサポートビーム4の中間部が一体的に組み付けられ、該サポートビーム4の前後端部と前記サイドレール1下面との間に、上下方向の振動を吸収するエアスプリング5が介装されている。
また、前側アクスル3A及び後側アクスル3Bの夫々の前方に配置されたエアスプリング5の更に前方のサイドレール1の外側面には、下方向きに延びるロアロッドブラケット6の上端部が取り付けられており、該ロアロッドブラケット6の下端部とその直後のサポートビーム4における中間部との間が、車体のロール剛性を高めるスタビライザ7により傾動自在に連結されている。
即ち、ここに図示しているスタビライザ7は、一般的にロアロッド一体式スタビライザと称されているもので、左右のロアロッドブラケット6の下端部に設けた軸保持部11によりラバーブッシュを介し両端部を保持されて車幅方向に延在する中空パイプのスタビライザバー8と、該スタビライザバー8の両端部に前端部を固定装着し且つ後端部を前記サポートビーム4の中間部に設けた取付部10に対しラバーブッシュを介して連結したアーム9とにより構成されて左右の車輪2の間をU字型に橋渡しするようになっており、左右の車輪2が同時に上下動した場合はロアロッドブラケット6に対しスタビライザバー8がラバーブッシュの弾性変形により左右対称に回動してスタビライザ7が特に働くことはないが、コーナリング等で左右の車輪2が異なる上下動を成した場合には、スタビライザバー8に捩じれモーメントが作用し、その反力で左右の車輪2を元に戻すような働きを成すようになっている。
ここで、このスタビライザ7におけるアーム9は、ロアロッド(ロア側のラジアスロッド)として前側アクスル3A及び後側アクスル3Bの前後の位置決めを行う機能も兼ね備えており、ロアロッドを別に設けなくても済むようにしてあるが、これらのアーム9だけでは、前側アクスル3A及び後側アクスル3Bにかかる軸回りの回転モーメント(制動力や駆動力)及び横方向への変位モーメントを確実に抑え込むことが困難であるため、前側アクスル3A及び後側アクスル3Bの夫々の中央部上面と、左右のサイドレール1の内側面との間が、アッパロッド(アッパ側のラジアスロッド)として機能するVロッド12により連結されるようになっており、より具体的には、このVロッド12の左右に別れた端部12aが、左右のサイドレール1の内側面から延ばしたVロッドブラケット13に対しラバーブッシュを介して連結され、また、Vロッド12中央の端部12bが、前側アクスル3A及び後側アクスル3Bの夫々の中央部上側に設けたアクスルブラケット14に対しラバーブッシュを介して連結されている。
このようなVロッド12を採用すれば、車両の前後方向と左右方向の両方の向きの入力に対して対応することが可能となるので、平行リンク式のトルクロッドを採用した場合のような左右方向の入力対策としてのラテラルロッドを別途並設しなくても済み、しかも、下側のアーム9に対し上方にオフセット配置されているので、前側アクスル3A及び後側アクスル3Bにかかる軸回りの回転モーメントを確実に抑え込むことが可能となる。
尚、前記サポートビーム4の中途部と、その直上のサイドレール1との間は、上下方向に延びるショックアブソーバ15により連結されており、このショックアブソーバ15により上下方向の振動の揺り返しを抑制して振動減衰が図られるようにしてある。
ただし、ここに図示しているように、単純に同じ向きで前後二列のサスペンション構造を構成してしまうと、前側アクスル3Aの前方を回り込むスタビライザ7がホイールベースにおける補機類の配置空間を圧迫し、該補機類のレイアウトが制約を受けるという問題があり、また、特に前側アクスル3Aが駆動されるようになっている場合には、車両前方のエンジンから延在するプロペラシャフト16が前側アクスル3Aの前方を回り込むスタビライザバー8と干渉し易くなって車高の調整幅に制限が加わるという問題もあった。
このため、図8及び図9に示す如く、前側アクスル3Aと後側アクスル3Bとの中間位置に共用のブラケット17を配置し、該ブラケット17を挟んで前側アクスル3A及び後側アクスル3Bについてのサスペンションの構造を前後対称に構成することが既に提案されており、このような前後対称の構成を採用することで、補機類のレイアウトの制約を緩和したり、プロペラシャフト16とスタビライザバー8との干渉を回避したりすることが可能となる(下記の特許文献1、2を参照)。
米国特許第6439588号明細書 特開2007−253830号公報
しかしながら、このように前後対称にサスペンションを構成する場合、前後のVロッドブラケット13が近接配置されることになるため、上記の特許文献1、2でも提案されているように、前後のVロッドブラケット13を一部品にまとめてコストの削減を図ることが考えられるが、この位置には強度信頼性を確保するために強固なクロスメンバ(説明の便宜上から図8及び図9では省略)が架設されることになるので、一部品にまとめた共用のVロッドブラケットを後付けで組み付けるのに多大な労力を要するという問題があった。
即ち、この種の強度要求の高い場所に架設されるクロスメンバは、左右のサイドレール1に突き当たる端部の上下面にガセットを付設して連結部分の補強を図る必要があり、この上下のガセットに挟まれた狭い空間において、前記クロスメンバのウェブに開けた開口部を通して共用のVロッドブラケットを配置し且つサイドレール1に対し締結するといった作業は非常に困難なものとなる。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、二軸式サスペンションの前側アクスルと後側アクスルとの中間位置で前後のVロッドの端部を連結し得るよう一部品にまとめた共用のVロッドブラケットの簡便な組み付けを実現することを目的とする。
本発明は、前後対称に構成された二軸式サスペンションの前側アクスルと後側アクスルとの中間位置で、該中間位置を左右に渡るクロスメンバのウェブに開けた開口部を通して左右のサイドレールに装備され、前側アクスルと後側アクスルの夫々の中央部から左右に分かれて延びるVロッドの端部を連結し得るようにしたVロッドブラケットであって、サイドレールのウェブに対し締結される締結部と、該締結部から車幅方向内側に延びて前後のVロッドの端部を連結し得るよう前後対称に形成された連結部と、該各連結部に挟まれた車幅方向内側の先端部に形成され且つ前記クロスメンバのウェブを嵌挿させて係止される係止部とを備えたことを特徴とするものである。
而して、クロスメンバにサイドレールへの接続を仲立ちするガセット等を装着してクロスメンバモジュールを完成させる際に、クロスメンバのウェブを係止部に嵌挿させることでVロッドブラケットをクロスメンバ側に係止させた状態とし、前記Vロッドブラケットを仮置きしたままクロスメンバモジュールに組み込んでおけば、クロスメンバモジュールを左右のサイドレール間に組み付ける際に、前記仮置きのVロッドブラケットのサイドレールのウェブに対する締結を一緒に行うことが可能となる。
また、本発明においては、締結部を嵩上げしてサイドレールのウェブに対する締結位置に近づけるよう前記締結部側に形成された脚部を備えていると良く、このようにすれば、Vロッドブラケットの仮置き時に締結部が脚部により嵩上げされて締結位置に近づけられた状態となるので、作業者によるVロッドブラケットの締結作業が簡便化されることになる。
更に、本発明においては、全体形状を上下対称に形成することが好ましく、このようにすれば、上下の区別を気にすること無くVロッドブラケットの組み付けを行うことが可能となり、Vロッドブラケットの誤組み付けを未然に防止すると共に、その組み付けに関する作業性をより一層向上することが可能となる。
また、本発明のVロッドブラケットを組み付ける場合には、クロスメンバの上下のフランジをサイドレールのウェブに対し接続し得るよう両者間に介在し且つ前記クロスメンバの上下のフランジに沿う平面を成して車幅方向外側の端部をアングル状に屈曲させたガセットを使用し、クロスメンバの下側のフランジに締結したガセットに前記Vロッドブラケットの締結部を載置し且つ係止部に前記クロスメンバのウェブを嵌挿させた係止状態として該ウェブの開口部に前記Vロッドブラケットを仮置きし、次いで、前記クロスメンバの上側のフランジにも別のガセットを締結して前記Vロッドブラケットを前記係止部の係止状態を維持させたまま上下のガセットにより被包してクロスメンバモジュールを完成し、該クロスメンバモジュールを左右のサイドレール間に組み付ける際に、前記Vロッドブラケットを前記各ガセットの車幅方向外側の端部と共締めで前記サイドレールのウェブに対し締結すると良い。
上記した本発明のVロッドブラケット及びその組み付け方法によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)前後対称に構成された二軸式サスペンションの前側アクスルと後側アクスルとの中間位置で前後のVロッドの端部を連結し得るよう一部品にまとめた共用のVロッドブラケットを組み付けるにあたり、該Vロッドブラケットを仮置きしたままクロスメンバモジュールに予め組み込んでおくことができ、クロスメンバモジュールを左右のサイドレール間に組み付けるのに合わせて前記Vロッドブラケットの締結を同時に且つ簡便に行うことができるので、サイドレールとクロスメンバとが既に組み上がってから後付けでVロッドブラケットを組み付けるような手間を不要として該Vロッドブラケットの簡便な組み付けを実現することができる。
(II)締結部を嵩上げしてサイドレールのウェブに対する締結位置に近づけるよう前記締結部側に形成された脚部を備えた構成を採用すれば、Vロッドブラケットの仮置き時に締結部が脚部により嵩上げされて締結位置に近づけられた状態となるので、作業者によるVロッドブラケットの締結作業を簡便化することができる。
(III)全体形状を上下対称に形成した構成を採用すれば、Vロッドブラケットを上下の区別を気にすること無く組み付けることができ、Vロッドブラケットの誤組み付けを未然に防止することができると共に、その組み付けに関する作業性をより一層向上することができる。
本発明を実施する形態の一例を示す斜視図である。 Vロッドブラケットを仮置きした状態を示す斜視図である。 Vロッドブラケットを含むクロスメンバモジュールの平面図である。 図3のIV−IV方向の矢視図である。 サイドレールのウェブに組み付けた状態を示す正面図である。 従来の二軸式サスペンションの一例を示す側面図である。 図6のVII−VII方向の矢視図である。 従来の二軸式サスペンションの別の例を示す側面図である。 図8のIX−IX方向の矢視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図5は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図8及び図9と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、また、図1〜図5に図示のない周辺構造については図8及び図9を参照することとする。
本形態例においては、前後対称に構成された二軸式サスペンションの前側アクスル3A(図8及び図9参照)と後側アクスル3B(図8及び図9参照)との中間位置で、該中間位置を左右に渡るクロスメンバ19のウェブ19aに開けた開口部20(図2及び図3参照)を通して左右のサイドレール1に装備され、前側アクスル3Aと後側アクスル3Bの夫々の中央部から左右に分かれて延びるVロッド12の端部12a(図8及び図9参照)を連結し得るようにしたVロッドブラケット18として、サイドレール1のウェブ1a(図5参照)に対し締結される締結部21と、該各締結部21から車幅方向内側に延びて前後のVロッド12の端部12aを連結し得るよう前後対称に形成された連結部22と、該各連結部22に挟まれた車幅方向内側の先端部に形成され且つ前記クロスメンバ19のウェブ19aを嵌挿させて係止される係止部23と、前記締結部21を嵩上げして前記サイドレール1のウェブ1aに対する締結位置に近づけるよう前記締結部21側に形成された脚部24とを備えたものが採用されており、ここでは単品の鋳造品として一体成形されたVロッドブラケット18となっている。
ここで、前記Vロッドブラケット18の締結部21は、サイドレール1におけるウェブ1aの上下位置に締結し得るよう上下二段に分割され且つ前後にも分割された構造を成し、該各締結部21の夫々から前後方向に平面を成して車幅方向内側に張り出し且つ該車幅方向内側に向かうにつれ相互に接近するよう傾斜配置された支持部25が最終的に先端部で繋がり、前後で対を成す支持部25同士がブリッジ26を介し中途部で繋がるようにしてある。
そして、前記各支持部25が車幅方向内側で繋がっている先端部の前後位置と、前記各ブリッジ26の中間位置とに、前後のVロッド12の端部12aを連結するための締結座22aが夫々設けられており、前後で対を成す締結座22a同士が前後の連結部22を構成するようになっていると共に、前記各支持部25が車幅方向内側で繋がっている先端部には、相互間に縦向きの溝部23aを成すように隆起する一対の係止突起23bが形成されており、該各係止突起23bが前記クロスメンバ19のウェブ19aを嵌挿させて係止させるための係止部23を構成するようになっている。
また、ここに図示している例では、上下二段の締結部21の間で上下の支持部25同士を繋いでいるブリッジ26が車幅方向内側へ湾曲しており、後述する前記サイドレール1のウェブ1aへの締結時に、該ウェブ1aとの間に図示しない配管やハーネスを配索するための配索空間27が画成されるようになっている。
尚、締結部21を嵩上げするための脚部24は、その目的からして下段側の締結部21の下面に形成されていれば良いものであるが、ここでは上段側の締結部21の上面にも脚部24を形成してVロッドブラケット18の全体形状が上下対称となるように形成しており、上下の区別を気にすること無くVロッドブラケット18の組み付けを行い得るようにしてある。
一方、二軸式サスペンションにおける前側アクスル3Aと後側アクスル3Bとの中間位置に架設されるクロスメンバ19への強度要求は高く、該クロスメンバ19については、左右のサイドレール1に突き当たる端部の上下面にガセット28,29を付設して連結部分の補強を図る必要があるが、ここで使用されるガセット28,29は、前記クロスメンバ19の上下のフランジ19bに沿う平面を成して車幅方向外側の端部をアングル状に屈曲させたものとなっており、車幅方向外側に向かうに従い末広がりに大きく拡張する形状を有している。
而して、クロスメンバ19にサイドレール1への接続を仲立ちするガセット28,29を装着してクロスメンバモジュール30を完成させる際に、先ずクロスメンバ19の下側のフランジ19bにガセット28を締結し、該ガセット28に前記Vロッドブラケット18の締結部21を載置し且つ係止部23に前記クロスメンバ19のウェブ19aを嵌挿させた係止状態として該ウェブの開口部20に前記Vロッドブラケット18を仮置きし、次いで、前記クロスメンバ19の上側のフランジ19bにも別のガセット29を締結して前記Vロッドブラケット18を前記係止部23の係止状態を維持させたまま上下のガセット28,29により被包すれば、クロスメンバモジュール30が前記Vロッドブラケット18を組み込んで完成することになる。
次いで、このようにVロッドブラケット18を仮置きしたまま組み込んで完成させたクロスメンバモジュール30を左右のサイドレール1間に組み付ける際に、前記Vロッドブラケット18を前記各ガセット28,29の車幅方向外側の端部と共締めで前記サイドレール1のウェブ1aに対し締結すれば、クロスメンバモジュール30を左右のサイドレール1間に組み付けるのと同時にVロッドブラケット18の組み付けも完了することになる。しかも、その際には、締結部21が脚部24により嵩上げされて締結位置に近づけられた状態にあるので、作業者によるVロッドブラケット18の締結作業が簡便化されることになる。尚、ここでは特に図示していないが、サイドレール1のウェブ1aの外側に配置されているロアロッドブラケットも一緒に共締めして良いことは勿論である。
従って、上記形態例によれば、前後対称に構成された二軸式サスペンションの前側アクスル3Aと後側アクスル3Bとの中間位置で前後のVロッド12の端部12aを連結し得るよう一部品にまとめた共用のVロッドブラケット18を組み付けるにあたり、該Vロッドブラケット18を仮置きしたままクロスメンバモジュール30に予め組み込んでおくことができ、クロスメンバモジュール30を左右のサイドレール1間に組み付けるのに合わせて前記Vロッドブラケット18の締結を同時に且つ簡便に行うことができるので、サイドレール1とクロスメンバ19とが既に組み上がってから後付けでVロッドブラケット18を組み付けるような手間を不要として該Vロッドブラケット18の簡便な組み付けを実現することができる。
また、特に本形態例においては、Vロッドブラケット18の仮置き時に締結部21が脚部24により嵩上げされて締結位置に近づけられた状態となるので、作業者によるVロッドブラケット18の締結作業を簡便化することができ、しかも、全体形状を上下対称に形成したことによりVロッドブラケット18を上下の区別を気にすること無く組み付けることができるので、Vロッドブラケット18の誤組み付けを未然に防止することができると共に、その組み付けに関する作業性をより一層向上することもできる。
更に、本形態例の場合には、上下二段の締結部21の間を車幅方向内側へ湾曲させて前記サイドレール1のウェブ1aとの間に配索空間27を画成するようにしているので、この配索空間27を利用してハーネスや配管を支障なくサイドレール1に沿わせて配索することができる。
尚、本発明のVロッドブラケット及びその組み付け方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、Vロッドブラケットの具体的な形状には図示例以外の形状を採用しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 サイドレール
1a ウェブ
3A 前側アクスル
3B 後側アクスル
12 Vロッド
12a 端部
18 Vロッドブラケット
19 クロスメンバ
19a ウェブ
19b フランジ
20 開口部
21 締結部
22 連結部
23 係止部
24 脚部
27 配索空間
28 ガセット
29 ガセット
30 クロスメンバモジュール

Claims (4)

  1. 前後対称に構成された二軸式サスペンションの前側アクスルと後側アクスルとの中間位置で、該中間位置を左右に渡るクロスメンバのウェブに開けた開口部を通して左右のサイドレールに装備され、前側アクスルと後側アクスルの夫々の中央部から左右に分かれて延びるVロッドの端部を連結し得るようにしたVロッドブラケットであって、サイドレールのウェブに対し締結される締結部と、該締結部から車幅方向内側に延びて前後のVロッドの端部を連結し得るよう前後対称に形成された連結部と、該各連結部に挟まれた車幅方向内側の先端部に形成され且つ前記クロスメンバのウェブを嵌挿させて係止される係止部とを備えたことを特徴とするVロッドブラケット。
  2. 締結部を嵩上げしてサイドレールのウェブに対する締結位置に近づけるよう前記締結部側に形成された脚部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のVロッドブラケット。
  3. 全体形状を上下対称に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のVロッドブラケット。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のVロッドブラケットを組み付ける方法であって、クロスメンバの上下のフランジをサイドレールのウェブに対し接続し得るよう両者間に介在し且つ前記クロスメンバの上下のフランジに沿う平面を成して車幅方向外側の端部をアングル状に屈曲させたガセットを使用し、クロスメンバの下側のフランジに締結したガセットに前記Vロッドブラケットの締結部を載置し且つ係止部に前記クロスメンバのウェブを嵌挿させた係止状態として該ウェブの開口部に前記Vロッドブラケットを仮置きし、次いで、前記クロスメンバの上側のフランジにも別のガセットを締結して前記Vロッドブラケットを前記係止部の係止状態を維持させたまま上下のガセットにより被包してクロスメンバモジュールを完成し、該クロスメンバモジュールを左右のサイドレール間に組み付ける際に、前記Vロッドブラケットを前記各ガセットの車幅方向外側の端部と共締めで前記サイドレールのウェブに対し締結することを特徴とするVロッドブラケットの組み付け方法。
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