JP2006062442A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダンパー部材を介して車体に入力される荷重を効率よく伝達することにより後部車体の剛性を向上することができる自動車の後部車体構造を提供する。
【解決手段】 リヤフロアパネル5の下側に車体の前後方向に沿って配設された左右一対のリヤサイドフレーム2と、このリヤサイドフレーム2間に架設されたリヤクロスメンバ3とを備える。このリヤクロスメンバ3にリヤサスペンション4のダンパー部材40が支持される。車幅方向に沿って延びて両端が車体側壁6に接合されるとともに、リヤフロアパネル5を挟んでリヤクロスメンバ4の両端部分に対向する状態に配設された補強クロスメンバ7をさらに備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、左右一対のリヤサイドフレーム間に架設されたリヤクロスメンバを有する自動車の後部車体構造に関し、特にこのリヤクロスメンバにリヤサスペンションのダンパー部材が支持される自動車の後部車体構造に関する。
路面状況等に応じてタイヤに入力される荷重は、サスペンション、特にそのダンパー部材を介して車体に伝達されるようになっている。このサスペンションの車体に対する支持構造は、従来から種々の構造が提案されている。
例えば、特許文献1には、車体の前後方向に沿って配設された左右一対のリヤサイドフレームと、このリヤサイドフレーム間に架設されたリヤクロスメンバとを備え、このリヤクロスメンバの車幅方向左右両端部を二股状に形成して、この各股部に跨るようにサスペンションのダンパー部材の上端部が枢支された自動車の後部車体構造が開示されている。
この特許文献1に開示の後部車体構造によれば、リヤクロスメンバの両端部が二股状に形成され、これらの各股部でリヤサイドフレームに接合されるとともに各股部に跨ってダンパー部材の上端部が軸支されているため、リヤサイドフレームとリヤクロスメンバとの間の剛性を向上させることができるとともに、ダンパー部材の支持剛性をも向上させることができ、さらにダンパー部材を含むリヤサスペンションをリヤフロアパネル下に収納することができ、荷室を効率的に使用することができるという利点がある。
特開2003−48568号公報
ところで、サスペンションのダンパー部材は、走行性能や車種等に応じて減衰力が設定され、例えば高出力、高馬力の自動車では減衰力が高めに設定される傾向にある。このように減衰力が高めに設定されている場合等には、ダンパー部材を介して車体に入力される荷重も大きくなる傾向にある。
従って、上記のようにダンパー部材を介して車体に入力される荷重が大きい自動車においては、ダンパー部材を支持するための車体構造の剛性をさらに向上させることが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ダンパー部材を介して車体に入力される荷重を効率よく伝達して局所的に入力荷重が作用するのを回避することにより後部車体の剛性を向上させることができる自動車の後部車体構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係る自動車の後部車体構造は、リヤフロアパネルの下側に車体の前後方向に沿って配設された左右一対のリヤサイドフレームと、このリヤサイドフレーム間に架設されたリヤクロスメンバとを備え、このリヤクロスメンバにリヤサスペンションのダンパー部材が支持される自動車の後部車体構造において、車幅方向に沿って延びて両端が車体側壁に接合されるとともに、上記リヤフロアパネルを挟んで上記リヤクロスメンバの少なくとも一部分に対向する状態に配設された補強クロスメンバをさらに備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、補強クロスメンバがリヤフロアパネルを挟んで上記リヤクロスメンバの少なくとも一部分に対向する状態に配設されるので、ダンパー部材を介して入力される荷重はリヤクロスメンバに作用し、このリヤクロスメンバからリヤサイドフレームに入力されるとともに上記リヤクロスメンバからリヤフロアパネルを介して補強クロスメンバに入力される。しかも、補強クロスメンバはその両端がリヤサイドフレームではなくて車体側壁に接合されているため、その入力荷重は車体側壁にも伝達される。このため、リヤクロスメンバに入力された荷重をリヤサイドフレームだけではなく、補強クロスメンバ、ひいては車体側壁に効率的に分散させることができてリヤクロスメンバに局所的に荷重が作用するのを回避することができ、これによりダンパー部材が取り付けられたリヤクロスメンバを含む後部車体の剛性を飛躍的に向上させることができる。特に、ダンパー部材が車幅方向に傾倒して設けられている場合には、車幅方向にも荷重が作用することになるが、この車幅方向に延びるクロスメンバとして構成されている補強部材(補強クロスメンバ)で上記荷重に対する強度も向上させることができ、これにより車体後部の構造を強固に補強することができる。
上記補強クロスメンバは、リヤクロスメンバにおける車幅方向中央部等に対向して配置されているものであってもよいが、上記補強クロスメンバは、上記リヤクロスメンバの左右両端部分に対向して配置されているのが好ましい(請求項2)。
すなわち、サスペンションのダンパー部材が支持されるリヤクロスメンバの両端部に対向して補強クロスメンバを配置することにより、リヤクロスメンバに入力された荷重を直ちに補強クロスメンバに伝達することができ、これによりダンパー部材が支持される後部車体の剛性をより一層高めることができる。
上記リヤクロスメンバの具体的構造及びこのリヤクロスメンバに対するダンパー部材の具体的取付け構造等は、特に限定するものではなく、車幅方向に直線状に延びる一本のクロスメンバにダンパー部材を適宜取り付けるもの等であってもよいが、例えば上記リヤクロスメンバは、車幅方向に沿って直線状に延びるメインクロスメンバと、このメインクロスメンバの左右両端部からぞれぞれ分岐して形成される分岐メンバとを有し、上記ダンパー部材は上記メインクロスメンバ及び分岐メンバに跨って枢支されるのが好ましく、この場合、上記補強クロスメンバは、上記リヤフロアパネルを挟んで上記分岐メンバに対向する状態に配置されているのが好ましい(請求項3)。
すなわち、リヤクロスメンバが直線状に延びるメインクロスメンバを有することにより、クロスメンバとして要求される強度を確保することができ、かつ、このメインクロスメンバから分岐する分岐メンバによりリヤクロスメンバのリヤサイドフレームに対する取り付け強度を向上させることができる。しかも、ダンパー部材がこのメインクロスメンバと分岐メンバとを跨って枢支されるので、簡易な構造によりダンパー部材を確実かつ安定的に支持することができる。ここで、メインクロスメンバから分岐する分岐メンバは車幅方向に略一直線に延びて形成されるメインクロスメンバと比較してその強度が若干劣るが、補強クロスメンバがこの分岐メンバに対向して配置されるため、分岐メンバに作用する荷重負担を軽減することができ、これによりメインクロスメンバと分岐メンバとの間の強度差を縮小することができ、これにより後部車体の剛性を向上させることができる。
上記補強クロスメンバは、車体側壁に直接接合されているものであってもよいが、上記補強クロスメンバは、上記車体側壁に沿って車高方向に延び、かつ、この車体側壁とともに車幅方向に沿った縦断面について閉断面を形成する連結部材を介して車体側壁に連結されているのが好ましい(請求項4)。
このように構成すれば、連結部材を介して補強クロスメンバが例えばリヤピラー等の車体側壁に連結されていることから、補強クロスメンバに入力された荷重を分散させて車体側壁に伝達することができ、しかも車体側壁や連結部材等により閉断面を形成するので、荷重が伝達される車体側壁の剛性を向上させることができ、キャブサイドを含めた後部車体の剛性をより一層高めることができる。
この発明において、上記補強クロスメンバの上方に配設され、車幅方向両端が左右の車体側壁にそれぞれ接合されたリヤパッケージメンバを備え、このリヤパッケージメンバの左右両端部に上記連結部材が接合され、この連結部材と上記補強クロスメンバとを筋交状に連結するガセット部材が設けられているのが好ましい(請求項5)。
このように構成すれば、補強クロスメンバ、左右一対の連結部材及びリヤパッケージメンバで枠体を構成することができるとともに、ガセット部材を通じても補強クロスメンバに入力された荷重を連結部材に分散伝達することができ、これにより後部車体の剛性をさらに高めることができる。
この場合、上記ガセット部材の具体的構成を特に限定するものではないが、上記ガセット部材は、車体の前後方向に所定幅を有する平面部と、この平面部における車体の前後方向両端縁から略垂直方向に延びる前後側壁部とを有し、このガセット部材の一端部における平面部が上記補強クロスメンバに沿って配設されているとともに、その他端部における平面部が上記連結部材に沿って配設されているのが好ましい(請求項6)。
このように構成すれば、平面部に加え、前後側壁部を有するのでガセット部材の剛性を向上させることができ、しかもこれらのガセット部材の端部がそれぞれ、連結部材及び補強クロスメンバに沿って配設されるので、荷重の伝達をスムーズに行うことができる。
さらに、平面部、前後側壁部を有するガセット部材について、断面コ字状に形成するもの等であってもよいが、例えば上記ガセット部材の前側壁部を、上記平面部から垂下して形成し、一方、ガセット部材の後側壁部を、上記平面部から略垂直に立ち上がって形成し、これら前後側壁部で上記補強クロスメンバ及び連結部材に接合されているのが好ましい(請求項7)。
このように構成すれば、ガセット部材の剛性を低下させることなく、ガセット部材の車体への取付けにあたって前側からの作業だけで取り付けることができ、取付け作業性が向上する。
この発明によれば、サスペンションのダンパー部材からリヤクロスメンバに入力された荷重をリヤサイドフレームだけでなく、補強クロスメンバ、及びこの補強クロスメンバを介して車体側壁に分散させて伝達することができ、ダンパー部材が取り付けられたリヤクロスメンバの当該取付部分の変位を効果的に抑制することができるとともに後部車体の剛性を飛躍的に向上することができるという利点がある。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の車両の後部車体構造を示す平面図であり、図2は同構造を示す車体の前後方向に沿った縦断面図である。図3は同構造の正面図であり、図4は後部車体構造のうちサスペンションのダンパー部材の取り付け構造を示す斜視図である。なお、図1は後部車体の右側のみを示している。また、各図中、Fは車体の前方向を示す矢印である。
本実施形態の車両の後部車体構造は、図2および図3に明示するように、車体の前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム2と、車幅方向に沿ってこれらのリヤサイドフレーム2間に架設されたリヤクロスメンバ3と、このリヤクロスメンバ3に軸支されたリヤサスペンション4と、上記リヤサイドフレーム2及びリヤクロスメンバ3上に接合されたリヤフロアパネル5と、このリヤフロアパネル5の車幅方向(左右方向)両端部に配設された左右一対の車体側壁6(リヤピラー、クォータパネル等)と、これらの一対の車体側壁6間に架設された補強クロスメンバ7と、この補強クロスメンバ7の上方であって上記車体側壁6間に架設されたリヤパッケージメンバ8とを備える。すなわち、リヤフロアパネル5の下面にリヤサイドフレーム2及びリヤクロスメンバ3が接合されるとともに、このリヤフロアパネル5の下方にリヤサスペンション4が収まっている。
リヤサイドフレーム2は、長手方向に直交する断面が略U字状に形成されたフレーム本体21と、このフレーム本体21の開口上端縁から左右方向に延出するフレームフランジ部22とを備え、全体として断面略逆ハット状に形成されている。フレームフランジ部22は、その上面がリヤフロアパネル5の下面に重ね合わされるとともに当該リヤフロアパネル5の下面にスポット溶接等により接合され、フレーム本体21とリヤフロアパネル5とで閉断面を形成している。
リヤクロスメンバ3は、車幅方向に延び、その長手方向両端部が二股状に分岐して形成されている。すなわち、リヤクロスメンバ3は、車幅方向に沿って直線状に延びるメインクロスメンバ30と、このメインクロスメンバ30の左右両端部からぞれぞれ分岐した分岐メンバ31とを有し、この分岐メンバ31がメインクロスメンバ30の側面における所定箇所に接合されている。
メインクロスメンバ30は、車幅方向に略一直線状に延びて形成された、断面略U字状のメンバ本体32と、このメンバ本体32の開口上端縁から前後方向に延出するメンバフランジ部33とを備え、全体として断面略逆ハット状に形成されている。また、図5に示すように、メンバ本体32の左右両端部(長手方向両端部)が外側に拡開してリヤサイドフレーム2の外側面に接合される接合フランジ部34、35が形成されている。
そして、メンバフランジ部33は、その上面がリヤフロアパネル5の下面に重ね合わされるとともにスポット溶接等により接合され、メンバ本体32とリヤフロアパネル5とで閉断面を形成している。メンバ本体32の長手方向両端部に形成された接合フランジ部34は、それぞれリヤサイドフレーム2のフレーム本体21の側壁面にスポット溶接等により接合され、一方、左右の接合フランジ部35は、それぞれリヤサイドフレーム2のフレーム本体21の底壁面にスポット溶接等により接合され、これによりリヤサイドフレーム2間にリヤクロスメンバ3が架設されている。
一方、分岐メンバ31は、メインクロスメンバ30の長手方向両端部の所定位置から後方に向かって分岐し、平面視において略くの字状に形成されている。なお、分岐方向は特に問わず、車体前方に向かうものとしてもよい。この分岐メンバ31は、その長手方向に直交する断面が略U字状に形成された分岐メンバ本体36と、この分岐メンバ本体36の開口上端縁から外側に延出する分岐フランジ部37とを備え、全体として断面略逆ハット状に形成されている。この分岐メンバ31は、本実施形態では、上記メインクロスメンバ30よりも底浅に形成され、従って取付け状態においてその底面がメインクロスメンバ30の底面よりも高い位置に位置するものとなされている。また、図5に示すように、分岐メンバ本体36のリヤサイドフレーム2側の端部が外側に拡開してリヤサイドフレーム2の外側面に接合される接合フランジ部38、39が形成されている。
そして、分岐フランジ部37は、メンバフランジ部と同様に、リヤフロアパネル5の下面にスポット溶接等により接合され、分岐メンバ本体36とリヤフロアパネル5とで閉断面を形成している。また、分岐メンバ本体36の各接合フランジ部38,39も接合フランジ部34,35と同様に、リヤサイドフレーム2のフレーム本体21の外側面及び外側底面にスポット溶接等により接合され、これによりリヤサイドフレーム2に対するリヤクロスメンバ3の取付け強度を上げてその剛性を向上させるものとなされている。本実施形態では、上記分岐メンバ本体36とリヤフロアパネル5とで形成される閉断面の閉領域面積は、メインクロスメンバ30に接合される基端部側からリヤサイドフレーム2に接合された先端部側にかけて適宜小さくなるように形成されている。
上記メインクロスメンバ30と分岐メンバ31との間には、ブラケット9を介してリヤサスペンション4のダンパー部材40が両メンバ30,31に跨って枢支されている。
ブラケット9は、図6に示すように、車幅方向外側が切り欠かれたコ字型筒状のブラケット本体90と、このブラケット本体90の下端縁から略水平方向に延設され、メインクロスメンバ30及び分岐メンバ31の各本体32,36の外側底面に取り付けられる重合片91,92とを有し、各重合片91,92において各メンバ30,31にボルト止めされている。これらの重合片91,92は、それぞれ断面門形状に形成され、本実施形態では、重合片91は2箇所でボルト止めにより分岐メンバ31に接合され、一方、重合片92は1箇所でボルト止めによりメインクロスメンバ30に接合されている。これらの接合箇所は、図1において93で示す。
ブラケット本体90は、対向する側壁(前側と後側側壁)上部にダンパー部材40を枢支するための取付孔90aが側壁を貫通して形成され、この取付孔90aにダンパー部材40の支軸405が軸支され、これによりブラケット9にダンパー部材40が取り付けられる(図7参照)。
リヤサスペンション4は、本実施形態ではマルチリンク型サスペンションとして構成されている。すなわち、リヤサスペンション4は、図1に示すように、一端が上下方向揺動可能に車体に取り付けられ他端に車輪を回転可能に支持する車輪支持部材が設けられた左右一対のトレーリングアーム41と、車幅方向に延びてトレーリングアーム41を支持する3本の第1〜第3アーム42,43,44と、上端部が上記リヤクロスメンバ3に支持され下端部がトレーリングアーム41に支持されたダンパー部材40と、左右一対のトレーリングアーム41を連結するサスペンションクロスメンバ45とを備え、左右の後輪を独立懸架するものとなされている。
トレーリングアーム41は、図1及び図2に示すように、車輪支持部材を車体に対して揺動可能に支持するものであり、車体の前後方向に延びるアーム本体41aと、このアーム本体41aの一端部(前端部)に形成され、かつ、アーム本体41aをサイドフレーム2に対して上下方向に揺動可能に支持する車体取付ブッシュ41bと、アーム本体41aの他端部(後端部)に形成され、かつ、ダンパー部材40の下端部を取り付けるダンパー取付ブラケット41cと、アーム本体41aの他端部に形成され、かつ、第1ないし第3アームを取り付けるアーム取付部41d,41e(第2アーム43の取付部は図示せず)とを備え、アーム本体41aには第2アーム43を挿通させるための挿通孔41fが設けられている。
サスペンションクロスメンバ45は、リヤサスペンション4の骨格をなすものであり、第1ないし第3アーム42,43,44の車幅方向内側端部が支持される。このサスペンションクロスメンバ45は、マウントラバーを介してリヤサイドフレーム2の所定箇所に取り付けられている。
ダンパー部材40は、ショックアブソーバ、すなわち衝撃吸収器(緩衝器)として機能するものであり、サスペンションスプリングのリバウンドを抑制して振動の減衰を早めるものである。このダンパー部材40の減衰比は、本実施形態では通常の減衰比の2倍程度に設定され、従って、路面状況等に応じて車輪(図示せず)から入力された衝撃力に対する反力も比較的大きいものとなっている。このダンパー部材40は、図7に明示するように、外筒401と、この外筒401に内嵌される内筒402と、この内筒402の上端部に取り付けられたアッパアイ403と、外筒401の下端部に取り付けられたロアアイ404と、アッパおよびロアアイ403,404に取り付けられる上下のダンパ支軸405,406とを備え、外筒401に対して内筒402が進退することにより所定の抵抗をもって伸縮可能に構成されている。
また、ダンパー部材40は、その上端部がブラケット9を介してリヤクロスメンバ3に取り付けられ、一方、その下端部がトレーリングアーム41に取り付けられている。そして、この取付状態において、下端から上端に向かって車幅方向内側でかつ車体の前後方向前側に傾倒した状態で配置されている。具体的には、ダンパー部材40の上側支軸405はメインクロスメンバ30と分岐メンバ31とに跨って取り付けられたブラケット9の取付孔90aに枢支されており、従って、ダンパー部材40の上端部はリヤクロスメンバ3のメインクロスメンバ30および分岐メンバ31に跨って枢支されていることになる。一方、ダンパ部材40の下側支軸406は、トレーリングアーム41のダンパー取付ブラケット41cに支持され、車輪を介して入力される衝撃荷重を当該ダンパー部材40により緩衝するものとなされている。
一方、車体側壁6は、図3および図8に明示するように、リヤフェンダーをなすクォータパネル部61aおよびその上部に延びてルーフ(図示せず)を支持するリヤピラー部61bとが一体成形されたキャブサイドアウターパネル61と、クォータパネル部61aのインナーであるクォータパネルインナー部62aおよびリヤピラー部61bのインナーであるリヤピラーインナー部62bとが一体成形されたキャブサイドインナーパネル62とを備え、ホイルハウス60の上側に配置され、このホイルハウス60とともに閉断面を形成している。
この車体側壁6には、そのキャブサイドインナーパネル62の中間部にリヤパッケージメンバ8が接合されるとともに、そのキャブサイドインナーパネル62の下端部に補強クロスメンバ7が連結部材63を介して接合されている。なお、これらの各部材8,63が接合される車体側壁6の具体的箇所は特に限定するものではなく、例えばキャブサイドインナーパネル62のクォータパネルインナー部62aやリヤピラーインナー部62b或いはこれら跨って接合されているものであってもよい。
この連結部材63には、リヤパッケージメンバ8の下面壁81に接合され、この下面壁81とキャブサイドインナーパネル62との間を連結する天壁部630と、この天壁部630の内縁部に接合され車高方向に延びる内側壁部631と、上端部がこの内側壁部631の下端部に接合され下端部がリヤフロアパネル5に接合される側壁ガセット部632と、内側壁部631の前後側縁から車高方向に延びる前後側壁部633とを備え、リヤフロアパネル5、車体側壁6、ホイルハウス60等とともに閉断面635を形成している。なお、図3および図8中、10はリヤパッケージメンバ8と補強クロスメンバ7との間に配設される第1ガセット部材11の上端部が取り付けられる取付ブラケットであり、12は連結部材63と補強クロスメンバ7との間に配設される第2ガセット部材である。これらについては後述する。
次に、リヤパッケージメンバ8は、車幅方向に沿って延びる角筒状に形成され、両端が車体側壁6に接合されることにより補強クロスメンバ7の上方であって左右の車体側壁6間に架設されている。このリヤパッケージメンバ8の長手方向両端部の下側には上記連結部材63が接合されており、相互の剛性向上が図られている。
具体的には、図4および図8に示すように、リヤパッケージメンバ8は、下面壁81とこの下面壁81に対向する上面壁82とを含み、長手方向に直交する断面が変形五角形状に形成されている。そして、このリヤパッケージメンバ8には図示省略のバルクヘッドが接合されることにより、このバルクヘッドで車両の内部空間をキャビン側と荷室側とに仕切っている。
ところで、本実施形態のリヤサスペンション4においては、減衰比が高めに設定されたダンパー部材40を用いているため、ダンパー部材40の上端部に作用する反力も比較的高いものとなっている。従って、このダンパー部材40の上端部を支持しているリヤクロスメンバ3にも比較的大きな荷重が入力されることから、このリヤクロスメンバ3を補強すべく、補強クロスメンバ7が、上記リヤフロアパネル5を挟んでリヤクロスメンバ3の長手方向両端部に対向する状態に配設されている。なお、ダンパー部材40について減衰比の高いものを採用しない場合でも補強クロスメンバ7を車幅方向に沿って配設してもよいことはいうまでもない。
すなわち、補強クロスメンバ7は、車幅方向に沿って延びて両端が車体側壁6のキャブサイドインナーパネル62に連結部材63を介して接合されている。この補強クロスメンバ7は、図4および図7に明示するように、長手方向に直交する断面が略U字状に形成された補強メンバ本体70と、この補強メンバ本体70の開口下端縁から前後方向に延出する補強フランジ部71とを備え、全体として断面ハット状に形成されている。この補強メンバ本体70は、本実施形態では、上記分岐メンバ31の分岐メンバ本体36と比較して、その深さが略同等に形成され、一方、車体の前後方向に沿った開口幅が分岐メンバ本体36よりも若干広くなるように形成されている。
そして、補強フランジ部72は、その下面がリヤフロアパネル5の上面に重ね合わされるとともに当該リヤフロアパネル5の上面にスポット溶接等により接合され、補強メンバ本体70とリヤフロアパネルとで閉断面を形成している。本実施形態では、この閉断面の閉領域面積が分岐メンバ31とリヤフロアパネル5とで形成される閉断面の閉領域面積よりも大きく形成されている。
この補強クロスメンバ7の取付箇所は、具体的には、図7に示すように、補強フランジ部71のうち後側の補強フランジ部71が、分岐フランジ部37のうち後側の分岐フランジ部37よりも若干車体前寄りの位置でリヤフロアパネル5に接合され、一方、前側の補強フランジ部71が、前側の分岐フランジ部37に略対向した状態でリヤフロアパネル5に接合されている。すなわち、補強クロスメンバ7は、その両端部が分岐メンバ31(リヤクロスメンバ3の左右両端部)に対向した位置に配置され、この対向状態でリヤフロアパネル5に接合されている。
そして、上記補強クロスメンバ7は、その長手方向両端部で連結部材63、具体的には連結部材63の側壁ガセット部632に接合されている。この接合構造は、補強クロスメンバ7の長手方向両端部が外側に拡開して形成された接合片でスポット溶接等により接合されており、上記リヤサイドフレーム2に対するリヤクロスメンバ3の接合構造と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
すなわち、補強クロスメンバ7は、連結部材63等により形成される閉断面領域を介して車体側壁6に接合され、これによりリヤクロスメンバ3を補強しつつ、このリヤクロスメンバ3から伝達された荷重を車体側壁6に逃がすように構成されている。
そして、剛性をさらに向上すべく、この後部車体構造においては、上記補強クロスメンバ7とリヤパッケージメンバ8および連結部材63とを連結する第1ガセット部材11と、補強クロスメンバ7と連結部材63とを連結する第2ガセット部材12とを備える。
すなわち、第1ガセット部材11は、リヤパッケージメンバ8の前面側に左右一対設けられ、各上端部が連結部材63に取り付けられた取付ブラケット10にボルト止めにより接合されているとともに、各下端部が補強クロスメンバ7の長手方向略中央部にボルト止めにより接合され、これにより補強クロスメンバ7と連結部材63、ひいては車体側壁6およびリヤパッケージメンバ8とを相互に連結している。また、左右一対の第1ガセット部材11は、上端に向かうにしたがって外側に傾斜して配置され、全体として正面視略V字状に配設されている。従って、連結部材63およびリヤパッケージメンバ8は各第1ガセット部材11によって筋交状に支持され、その剛性、特に捩り剛性を向上させるように構成されているとともに、補強クロスメンバ7に作用する荷重を連結部材63およびリヤパッケージメンバ8に伝達可能に構成されている。
この第1ガセット部材11は、図7に示すように、プレート状ブレース11aとこのプレート状ブレース11aの前面に重ね合わされる蓋状ブレース11bとを有し、これらブレース11a,11bにより長手方向に直交する断面について閉断面が形成され、その強度を向上させるものとなされている。
一方、第2ガセット部材12は、図2および図3に示すように、リヤパッケージメンバ8の下方に左右一対設けられ、各上端部が連結部材63に取り付けられた接合ブラケット13にボルト止めにより接合されているとともに、各下端部が補強クロスメンバ7にボルト止めにより接合され、これにより補強クロスメンバ7と連結部材63、ひいては車体側壁6(特にキャブサイドインナーパネル62)とを相互に連結している。また、左右一対の第2ガセット部材12は、図3に示すように、第1ガセット部材11の車幅方向外側に設けられ、正面視略V字状に配設されている。従って、補強クロスメンバ7と連結部材63、ひいては車体側壁6とは筋交状に連結され、相互にその剛性を向上させるように構成されているとともに、補強クロスメンバ7に作用する荷重を連結部材63、ひいては車体側壁6に伝達可能に構成されている。
この第2ガセット部材12の取付位置を具体的に説明すると、図3および図8に示すように、第2ガセット部材12は、その上端部が連結部材63の内側壁部631に接合されているとともに、その下端部が補強クロスメンバ7の両端部に接合されている。特に本実施形態では、第2ガセット部材12の下端部は、補強クロスメンバ7の両端部であって、リヤサスペンション4におけるダンパー部材40の上端部に対応した位置に接合されている。
この第2ガセット部材12の具体的構成を、車幅方向一方側(右側)に配設される第2ガセット部材12を例にとって説明するが、車幅方向他方側(左側)に配設される第2ガセット部材も同様に構成されている。図9は、この車幅方向右側に配設される第2ガセット部材12を示す斜視図である。
第2ガセット部材12は、車体の前後方向に所定幅(本実施形態では補強クロスメンバ7の補強メンバ本体70の車体の前後方向に沿った幅と同等の幅)を有する平面部120と、この平面部120における車体の前端縁から略垂直に垂下して形成された前側壁部121と、上記平面部120における車体の後端縁から略垂直に立ち上がって形成された後側壁部122とを有し、図7に明示するように、長手方向に直交する断面がクランク状になるように形成されている。
この第2ガセット部材12の平面部120は、その長手方向一端部が屈曲されて補強クロスメンバ7の上面壁に略沿って、すなわちこの上面壁に略重ね合わされるように配設されているとともに、他端部が屈曲されて連結部材63の内側壁に沿って、すなわちこの内側壁に重ね合わされるように配設され、これら両端部の重ね合わせ部分においては、前側壁部121も各部材7,63に重ね合わされるように配設されている。この平面部120には、その長手方向に沿って複数個の孔120aが設けられ、軽量化が図られている。
この前側壁部121は、下端縁部が折り起こされて補強フランジ部121aが形成され、この前側壁部121の強度を向上させるものとなされている。また、前側壁部121には、平面部120の重ね合わせ部分に対応して各部材7,63に取り付けるためのボルトが挿通されるボルト挿通孔121bが当該前側壁部121を貫通して設けられている。なお、本実施形態では、連結部材63に取り付けるためのボルト挿通孔121bが1個、補強クロスメンバ7に取り付けるためのボルト挿通孔121bが2個設けられている。
一方、後側壁部122には、その長手方向に沿ってビード122aが形成され、その強度の向上が図られるとともに、平面部120の重ね合わせ部分に対応して各部材7,63に取り付けるためのボルト挿通孔122bが当該後側壁部122を貫通して設けられている。そして、この後側壁部122は、図4および図7に示すように、断面門形状に形成された取付ブラケット14を介してボルト止め等により補強クロスメンバ7に取り付けられている。本実施形態では、連結部材63に取り付けるためのボルト挿通孔122bが1個、補強クロスメンバ7に取り付けるためのボルト挿通孔122bが1個設けられている。
このように第2ガセット部材12の前側壁部121を、上記平面部120から垂下して形成し、一方、第2ガセット部材12の後側壁部122を、上記平面部120から略垂直に立ち上がって形成し、これら前後側壁部121,122で上記補強クロスメンバ7及び連結部材63に接合されているので、第2ガセット部材12を車体の前方側からの作業だけで取り付けることができ、取付け作業性が向上する。
なお、これらのボルト挿通孔121b,122bは、挿通されるボルト径よりも大きく開口し、寸法誤差を吸収し得るものとなされている。
上記自動車の後部車体構造によれば、補強クロスメンバ7がリヤフロアパネル5を挟んで上記リヤクロスメンバ3の分岐メンバ31に対向する状態に配設されているので、図10に示すように、ダンパー部材40を介して入力される荷重(図中、白抜き矢印ア)はリヤクロスメンバ3に作用し(図中、白抜き矢印イ)、このリヤクロスメンバ3からリヤサイドフレーム2だけでなく、リヤフロアパネル5を介して補強クロスメンバ7に直ちに入力される(図中、白抜き矢印ウ、エ)。そして、補強クロスメンバ7は、その長手方向両端部が連結部材63に接合され、この連結部材63が車体側壁6に接合されているので、補強クロスメンバ7に作用する荷重エは、連結部材63に作用し(図中、白抜き矢印オ)、この連結部材63を介して車体側壁6に作用する(図中、白抜き矢印カ)。このため、リヤクロスメンバ3に入力された荷重をリヤサイドフレーム2だけではなく、補強クロスメンバ7、ひいては車体側壁6に効率的に分散させることができてリヤクロスメンバ3に局所的に荷重が作用するのを回避することができ、これによりダンパー部材40が取り付けられたリヤクロスメンバ3を含む後部車体の剛性を飛躍的に向上することができ、また、これによりリヤクロスメンバ3の変位を効果的に抑制することができる。
特に、ダンパー部材40が車幅方向に傾倒して設けられている場合には、車幅方向にも荷重が作用することになるが、この車幅方向に延びるクロスメンバとして構成されている補強部材(補強クロスメンバ7)で上記荷重に対する強度も向上させることができ、これにより車体後部の構造を強固に補強することができる。
しかも、補強クロスメンバ7と連結部材63との間に筋交状に第2ガセット部材12が設けられているので、補強クロスメンバ7に作用した荷重エは第2ガセット部材12にも分散作用し(図中、白抜き矢印キ)、この第2ガセット部材12を通じて連結部材63に作用する。ここで、この連結部材63はホイルハウス60等とともに閉断面を形成しているので、その剛性が高く、従って、入力された荷重を効率的に伝達することができるとともに、後部車体の剛性が向上される。そして、この荷重も上記と同様に、車体側壁6等に分散して伝達される。
また、補強クロスメンバ7に作用する荷重エは、第1ガセット部材11にも作用し(図中、白抜き矢印ク)、この荷重が連結部材63やリヤパッケージメンバ8等に分散して伝達される。
すなわち、この後部車体構造によれば、リヤサスペンション4のダンパー部材40からリヤクロスメンバ3に入力された荷重を車体後部の各部に分散させて伝達することができ、ダンパー部材40が取り付けられたリヤクロスメンバ3の当該取付部分の変位を効果的に抑制することができるとともに後部車体の剛性を飛躍的に向上することができる。
ここで、図10では車幅方向一端側のダンパー部材40から入力される荷重に基づいて荷重の作用方向を簡易に説明しているが、実際の作用方向は車幅方向両端側のダンパー部材40から荷重が作用している等の理由により複雑に作用している。
なお、本発明の車体後部構造の具体的構成は上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。例えば、次のように変更することができる。
(1)上記実施形態では、補強クロスメンバ7についてその断面形状を略ハット型に形成したものを用いたが、この断面形状等の具体的形状は特に限定するものではなく、例えば角筒状等の公知の形状を採用するものであってもよい。
(2)また、上記実施形態では、補強クロスメンバ7が連結部材63を介して車体側壁に接合されるものとなされているが、補強クロスメンバ7の両端部を湾曲成形する等により車体側壁6に直接接合するものであってもよいことはいうまでもない。
(3)上記実施形態では、第2ガセット部材12として断面略クランク状に形成されたものを用いたが、第2ガセット部材12の具体的形状は特に限定するものではなく、例えば管状のガセット部材や断面視コ字状、断面視H字状のガセット部材等、その他の断面視公知形状の第2ガセット部材を用いるものであってもよい。
(4)上記実施形態では、リヤサスペンションについてマルチリンク型のものを用いたが、その他のサスペンションについても適用可能なことはいうまでもない。
本実施形態に係る車両の後部車体構造を補強クロスメンバや各ガセット部材を省略した状態で示す平面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 同後部車体構造を示す正面図である。 同後部車体構造を示す要部拡大斜視図である。 同後部車体構造のリヤクロスメンバを示す斜視図である。 同後部車体構造のブラケットを示す斜視図である。 図2の要部拡大図である。 図2のVIII−VIII線矢視断面図である。 第2ガセット部材を示す斜視図である。 同後部車体構造の作用を説明する説明図である。
符号の説明
2 リヤサイドフレーム
3 リヤクロスメンバ
4 リヤサスペンション
5 リヤフロアパネル
6 車体側壁
7 補強クロスメンバ
8 リヤパッケージメンバ
12 第2ガセット部材(ガセット部材)
30 メインクロスメンバ
31 分岐メンバ

Claims (7)

  1. リヤフロアパネルの下側に車体の前後方向に沿って配設された左右一対のリヤサイドフレームと、このリヤサイドフレーム間に架設されたリヤクロスメンバとを備え、このリヤクロスメンバにリヤサスペンションのダンパー部材が支持される自動車の後部車体構造において、
    車幅方向に沿って延びて両端が車体側壁に接合されるとともに、上記リヤフロアパネルを挟んで上記リヤクロスメンバの少なくとも一部分に対向する状態に配設された補強クロスメンバをさらに備えることを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 上記補強クロスメンバは、上記リヤクロスメンバの左右両端部分に対向して配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動車の後部車体構造。
  3. 上記リヤクロスメンバは、車幅方向に沿って直線状に延びるメインクロスメンバと、このメインクロスメンバの左右両端部からぞれぞれ分岐して形成される分岐メンバとを有し、上記ダンパー部材は上記メインクロスメンバ及び分岐メンバに跨って枢支され、一方、上記補強クロスメンバは、上記リヤフロアパネルを挟んで上記分岐メンバに対向する状態に配置されていることを特徴とする請求項2記載の自動車の後部車体構造。
  4. 上記補強クロスメンバは、上記車体側壁に沿って車高方向に延び、かつ、この車体側壁とともに車幅方向に沿った縦断面について閉断面を形成する連結部材を介して車体側壁に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に自動車の後部車体構造。
  5. 上記補強クロスメンバの上方に配設され、車幅方向両端が左右の車体側壁にそれぞれ接合されたリヤパッケージメンバを備え、このリヤパッケージメンバの左右両端部に上記連結部材が接合され、この連結部材と上記補強クロスメンバとを筋交状に連結するガセット部材が設けられていることを特徴とする請求項4記載の自動車の後部車体構造。
  6. 上記ガセット部材は、車体の前後方向に所定幅を有する平面部と、この平面部における車体の前後方向両端縁から略垂直方向に延びる前後側壁部とを有し、このガセット部材の一端部における平面部が上記補強クロスメンバに沿って配設されているとともに、その他端部における平面部が上記連結部材に沿って配設されていることを特徴とする請求項5記載の自動車の後部車体構造。
  7. 上記ガセット部材の前側壁部は、上記平面部から垂下して形成され、一方、ガセット部材の後側壁部は、上記平面部から略垂直に立ち上がって形成され、これら前後側壁部で上記補強クロスメンバ及び連結部材に接合されていることを特徴とする請求項6記載の自動車の後部車体構造。
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