JP6653514B1 - ポリッシングパッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

任意のサイズを設定でき、かつ、研磨装置への取り付けが容易なポリッシングパッドを提供する。ポリッシングパッド(1)は、複数のパッド片(3a〜3f)と、複数の接合部と、複数の溝部(2)とを有する。パッド片(3a〜3f)は、ポリッシングパッド(1)を複数の領域に分割した面形状をそれぞれが有し、これらを組み合わせることによって、全体として研磨層を構成する。接合部は、パッド片(3a〜3f)の接合境界(B)に沿って設けられ、隣り合ったパッド片の端面同士を一体不可分に接合する。複数の溝部(2)は、研磨層の表面に筋状に陥没して設けられ、少なくとも一部が、接合境界(B)(接合部)と位置的に対応している。

Description

本発明は、被研磨物を研磨するために用いられるポリッシングパッドの製造方法に関する。
従来、インゴットより切り出された半導体ウェハや液晶パネルのガラス基板といった、製造過程で生成される中間品を研磨するために、ポリッシングパッドと呼ばれるシート状の研磨体が広く用いられている。被研磨物であるワークの大型化が進んでいる昨今、ポリッシングパッドに対する要求の一つとして、より大きな研磨面を確保することが求められている。このような要求を満たすべく、ポリッシングパッドを複数のパッド片に分割し、これらを研磨装置に個別に取り付けることによって、全体としてポリッシングパッドを大径化する手法が知られている。
例えば、特許文献1には、図12に示すように、研磨装置10が備える研磨プレート12の表面に、間隔14を空けて個別に装着される複数の研磨パッド13が開示されている。それぞれ研磨パッド13は、半円または四分円の形状を有し、これらを研磨プレート12上に配置することによって、全体として、一つの円盤形状が形成される。また、研磨ブレート12上において、隣り合った研磨パッド13の隙間14には樹脂15が流し込まれ、この隙間14の底面が樹脂15で被覆される。樹脂15は、研磨パッド13の端面に形成された溝17を塞がない程度の厚さを有しており、この溝17を介して、研磨液が効率よく排出される。
また、特許文献2には、図13に示すように、円形のパッド部40aと、リング状のパッド部40bとを組み合わせた研磨装置用研磨パッド40が開示されている。パッド部40bは、パッド部40aの周囲に配置されており、パッド部40aと分離・分割することが可能である。かかる構成によれば、CMP装置のプラテン上に貼り付けられた円盤状の研磨パッド40が摩耗した場合、摩耗したパッド部40a,40bだけを個別に交換することで、全体の消費量を抑えることができる。
特開2004−322232号公報 特開2012−157936号公報
しかしながら、形状的に分割された複数のパッド片を位置決めをしながら、研磨装置にその都度個別に取り付ける作業は、煩雑であり、ユーザの作業負担が大きい。かかる問題は、ポリッシングパッドの素材となる原反を提供するメーカが、より大きなサイズの原反を提供すれば解消できるが、この場合、製造設備の改修や入れ替えが必要になるため、その対応は容易ではない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、任意のサイズを設定でき、かつ、研磨装置への取り付けが容易なポリッシングパッドの製造方法を提供することである。
かかる課題を解決すべく、本発明は、以下のステップを有するポリッシングパッドの製造方法を提供する。第1のステップでは、複数のパッド片の端面に接着剤を塗布した上で、隣り合ったパッド片の端面同士を接合境界に沿って一体不可分に接合することによって、複数のパッド片の組み合わせであり、かつ、全体として研磨層を構成する接合体を生成する。第2のステップでは、この生成された接合体の上面を研磨することによって、平坦化された研磨面を形成する。第3のステップでは、研磨面が平坦化された接合体を裏返す。第4のステップでは、裏返された接合体における研磨面とは反対側の裏面を研磨することによって、平坦化された裏面を形成する。第5のステップでは、平坦化された裏面に粘着層を形成する。
ここで、本発明において、粘着層が形成された接合体の研磨面に筋状に陥没して設けられ、少なくとも一部が、接合境界と位置的に対応した複数の溝部を形成する第6のステップを設けてもよい。
本発明において、上記第6のステップは、縦および横の一方の方向にそれぞれが延在し、かつ、一方の方向とは直交する他方の方向において第1のピッチで並んだ複数の第1の溝部を形成するステップを有していてもよい。この場合、上記第1のピッチは、一方の方向にそれぞれが延在し、かつ、他方の方向おいて隣り合った接合境界の間隔の1/m倍(mは整数)であることが好ましい。
本発明において、上記第6のステップは、他方の方向にそれぞれが延在し、かつ、一方の方向において第2のピッチで並んだ複数の第2の溝部を形成するステップを有していてもよい。この場合、上記第2のピッチは、他方の方向にそれぞれが延在し、かつ、一方の方向において隣り合った接合境界の間隔の1/n倍(nは整数)であることが好ましい。
本発明において、複数の溝部が形成された接合体の研磨面に仕上げ研磨を施す第7のステップを設けてもよい。
本発明によれば、複数のパッド片を組み合わせることで、大型化を含めて、任意のサイズのポリッシングパッドを高い自由度で形成できる。また、ポリッシングパッドとして全体が一体化されているので、個々のパッド片が独立している場合と比較して、研磨装置への取り付けが容易であり、ユーザの作業負担の軽減を図ることができる。
特に、接合境界と溝部とを位置的に対応させた場合、研磨面に対して接合部が自ずと陥没するため、被研磨物の研磨に際して、接合部による影響を有効に回避できる。
ポリッシングパッドの外観斜視図 ポリッシングパッドの上面図 ポリッシングパッドの断面図 パッド片の接合工程の説明図 縦横のピッチを考慮したパッド片の縦横の長さの説明図 接合体の成形工程の説明図 研磨工程の説明図 粘着層および剥離シートの形成工程の説明図 溝部の形成工程の説明図 一定の横ピッチP1で形成された複数の縦溝部の上面図 一定の縦ピッチP2で形成された複数の横溝部の上面図 従来技術の説明図 従来技術の説明図
図1は、本実施形態に係るポリッシングパッドの外観斜視図である。このポリッシングパッド1は、研磨装置が備える研磨プレートに取り付けられ、被研磨物(ワーク)の表面を研磨するために用いられる。被研磨物としては、典型的には、インゴットより切り出された半導体ウェハや液晶パネルのガラス基板といった、製造過程で生成される中間品が想定される。本実施形態に係るポリッシングパッド1は、一般に入手可能な市販品よりも大きなサイズを有し、一例として、直径が2m程度の円盤形状を有する。
ポリッシングパッド1の表面(研磨面)には、筋状に陥没した複数の溝部2が設けられている。本実施形態では、溝部2として、縦溝部2aと、横溝部2bとが存在する。複数の縦溝部2aは、それぞれが縦方向に直線状に延在しており、これと直交する横方向において、一定の横ピッチP1で並んでいる。また、複数の横溝部2bは、それぞれが横方向に直線状に延在しており、これと直交する縦方向において、一定の縦ピッチP2で並んでいる。なお、溝部2としては、縦溝部2aおよび横溝部2bのいずれか一方のみであってもよい。
図2は、ポリッシングパッド1の上面図である。ポリッシングパッド1は、複数のパッド片3a〜3fを寄せ木状に組み合わせたものであり、これらの接合境界Bを介して一体不可分に接合されている。それぞれのパッド片3a〜3fは、ポリッシングパッド1を複数の領域に分割した面形状を有する。一例として、2つのパッド片3a,3dは矩形形状を有し、これらの周囲に配置された4つのパッド片3b,3c,3e,3fは弓形状を有する。そして、これらを組み合わせることによって、全体として、厚さが均一で、かつ、研磨面が面一な研磨層を備えた円盤形状のポリッシングパッド1が構成される。また、パッド片3a〜3fは、その材質、弾性、厚さ、配合されている研磨材、弾性などは同一であって、同一の研磨特性を有している。なお、組み合わせられるパッド片3a〜3fのそれぞれの大きさ、形状、使用する個数などは任意であり、これらを適切に設計することで、ポリッシングパッド1として、その素材となる原反(例えば、縦770mm、横1520mm)よりも大径化することを含めて、任意の形状および任意のサイズを実現できる。
図3は、図2に示したA−A断面におけるポリッシングパッド1の断面図である。ポリッシングパッド1は、研磨層3と、粘着層5と、剥離シート6とを主体とした積層構造を有する。研磨層3は、同一層に存在する連続したパッド片3a〜3cによって構成されており、その上面(研磨面)は全体として平坦化されている。同図の左側において互いに隣り合ったパッド片3a,3bは、その端面同士、すなわち、厚みのあるパッド片3a,3bを裁断したときにできる切り口の面同士が、左側の接合部4を介して、一体不可分に接合されている。また、同図の右側において互いに隣り合ったパッド片3a,3cの端面同士は、右側の接合部4を介して、一体不可分に接合されている。これらの接合部4は、パッド片3a〜3fを組み合わせた際に出現する接合境界B(すなわち、図2に破線で示したように、接合すべき端面が延在することによって形成されるライン)に沿って存在する。接合部4は、パッド片3a〜3cの端面に塗布された接着剤の固化部分、または、これに由来した研磨層3の変質部分として特定される。
溝部2(A−A断面では縦溝部2a)は、少なくとも一部が、接合境界B(接合部4)と位置的に対応している。これにより、接合部4は、研磨面から陥没して、換言すると、研磨面よりも奥まって位置する。これにより、被研磨物を研磨する際、接合部4を形成する接着剤に由来した要因(成分や硬度など)が被研磨物に悪影響を及ぼすことを有効に回避することができる。
研磨層3の下面(研磨面とは反対の面)には、その全面に亘って、粘着テープなどによって構成された粘着層5が設けられている。また、粘着層5の下面は、剥離可能な剥離シート6によって全体が覆われている。ポリッシングパッド1を使用する際は、剥離シート6を剥がして粘着層5を露出させた上で、研磨装置が備える研磨プレートにポリッシングパッド1が貼着される。
以下、図4から図9を参照しつつ、ポリッシングパッド1の製造方法について説明する。まず、図4に示すように、ポリッシングパッド1の主材となる矩形状のパッド片3a〜3fを用意し、これらを寄せ木状に組み合わせる。パッド片3a〜3fは、成形時に除去される余白部分を含んでおり、それゆえに、成形されるポリッシングパッド1よりも大きな面積を有する。
パッド片3a〜3fの接合は、所望の接着強度が得られる適切な接着剤を用いて行われる。具体的には、パッド片3a〜3fにおける所定の端面に接着剤を塗布した上で、隣り合った端面同士が接着される。このような接着剤としては、例えば、三洋化成工業株式会社が販売する一液湿気硬化型ポリウレタン樹脂型の接着剤(製品名:ユーノフレックス)を用いることができる。十分な硬化時間を経ることで、組み合わせられたパッド片3a〜3fが接着剤によって一体不可分に接合され、これによって、接合体7が生成される。
ここで、矩形状のパット3a〜3fの縦横の長さについては、対応する方向に関する溝部2のピッチP1,P2の整数倍に設定することが好ましい。図5は、縦横のピッチP1,P2を考慮したパッド片の縦横の長さの説明図である。同図に示した破線は、後の成形工程によって形成される最終的なポリッシングパッド1の形状を示す。同図の組み合わせでは、ポリッシングパッド1において、縦方向に延在する接合境界Bがとして2本の縦ラインV1,V2、これと直交する横方向に延在する接合境界Bとして3本の横ラインH1〜H3が、それぞれ出現する。
2本の縦ラインV1,V2の横間隔を規定するのは、4つのパッド片3a,3d〜3fであり、これらの横方向長によって、縦ラインV1,V2の横間隔が決定される。この横間隔を横ピッチP1のm倍(mは整数)で揃えるために、パッド片3a,3d〜3fの横方向長は、横ピッチP1のm倍として設定される。その他のパッド片3b,3cについては、縦ラインV1,V2の横間隔には関与しないので、横方向長に関する制約はない。
また、3本の横ラインH1〜H3の縦間隔を規定するのは、2つのパッド片3a,3d,3eである。具体的には、パッド片3aの縦方向長によって横ラインH1,H2の縦間隔が決定され、パッド片3dの縦方向長によって横ラインH2,H3の縦間隔が決定される。これらの縦間隔を縦ピッチP2のn倍(nは整数)で揃えるために、パッド片3a,3dの縦方向長は、縦ピッチP2のn倍として設定される。ただし、パッド片3a,3dの縦方向長は同一である必要はなく、nの値が異なっていても構わない。その他のパッド片3b,3c,3e,3fについては、横ラインH1〜H3の縦間隔には関与しないので、縦方向長に関する制約はない。
つぎに、図6に示すように、パッド片3a〜3fを組み合わせた接合体7の周囲、すなわち、余白部分がカッターによって切り取られる。これによって、接合体7が円盤状に成形される。
つぎに、図7に示すように、成形された接合体7の表面(研磨面)が研削機によって研磨され、表面の平坦化が行われる。これにより、パッド片3a〜3f間における微妙な厚みの差異や接合ズレに起因した段差が解消されると共に、接合部4における表面から隆起した部分が取り除かれる。その結果、研磨層3の全体として面一な研磨面が形成される。また、接合体7を裏返した上で、接合体7の裏面に対しても同様の平坦化が行われる。
つぎに、図8に示すように、接合体7における研磨層3の下面に、粘着テープの貼着などによって、粘着層5が形成される。そして、粘着層5の下面全体を覆うように、剥離シート6が取り付けられる。
そして、図9に示すように、接合体7の表面(研磨面)に複数の溝部2が形成される。上述したように、溝部2は、接合体7の表面に筋状に陥没して設けられ、少なくとも一部が、接合境界B(接合部4)と位置的に対応している。溝部2の形成手法としては、カッターを用いた切削法、微細な研磨剤を吹き付けるサンドブラスト法などを含めて、周知の手法を適用することができる。また、本出願人が日本特許第6324637号として取得済である凹部形成方法を用いてもよい。この方法では、まず、ポリッシングパッド1の表面に形成すべき凹部の形状に対応した凸形状を有する治具を作業面上に配置する。つぎに、接合体7を治具が配置された作業面上に配置する。そして、作業面に露出した多数の吸引孔を介して接合体7を裏面より吸引し、治具の突出部によって浮き上がった状態で支持された接合体7を撓ませながら、治具の凸形状に応じて隆起した表面を厚さ方向に部分的に除去する。これによって、接合体7の表面に凹部としての溝部2が形成される。
最後に、接合体7の表面に仕上げ研磨を施すことによって、ポリッシングパッド1が完成する。
図10は、一定の横ピッチP1で形成された複数の縦溝部2aの上面図である。上述したように、隣り合った縦ラインV1,V2の横間隔は、縦溝部2aの横ピッチP1のm倍に設定されている。換言すれば、縦溝部2aを形成する際、隣り合った縦ラインV1,V2の間隔の1/m倍で、横ピッチP1が設定される。これにより、縦溝部2aのピッチ調整を要することなく、一定の横ピッチP1を維持したままで、縦ラインV1,V2上に縦溝部2aが位置すること、すなわち、接合部4が陥没した部位に存在することを保証できる。
図11は、一定の縦ピッチP2で形成された複数の横溝部2bの上面図である。上述したように、互いに隣り合った横ラインH1,H2(またはH2,H3)の縦間隔は、横溝部2bの縦ピッチP2のn倍に設定されている。換言すれば、横溝部2bを形成する際、隣り合った横ラインH1,H2(またはH2,H3)の間隔の1/n倍で、縦ピッチP2が設定される。これにより、横溝部2bのピッチ調整を要することなく、一定の横ピッチP2を維持したままで、横ラインH1〜H3上に横溝部2bが位置すること、すなわち、接合部4が陥没した部位に存在することを保証できる。
このように、本実施形態によれば、複数のパッド片3a〜3fを組み合わせて一体化することで、ポリッシングパッド1の大型化を含めて、任意のサイズのポリッシングパッド1を高い自由度で形成できる。また、ポリッシングパッド1として全体が一体化されているので、個々のパッド片3a〜3fが独立している場合と比較して、研磨装置への取り付けが容易であり、ユーザの作業負担の軽減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ポリッシングパッド1において、隣り合ったパッド片の端面同士を接合する接合部4(接合境界B)と、筋状の溝部2とを位置的に対応させることで、研磨面に対して接合部4が自ずと陥没した状態になる。これにより、接合部4が被研磨物の研磨に及ぼす影響を有効に低減できる。
さらに、本実施形態によれば、接合境界となるラインV1,V2(またはH1〜H3)の間隔を、ピッチP1(またはP2)の整数倍に設定する。これにより、溝部2のピッチ調整を要することなく、一定のピッチを維持したままで、研磨面に対して接合部4を自ずと陥没させることができる。
1 ポリッシングパッド
2 溝部
2a 縦溝部
2b 横溝部
3 研磨層
3a〜3f パッド片
3’ 接合体
4 接合部
5 粘着層
6 剥離シート
7 接合体

Claims (5)

  1. ポリッシングパッドの製造方法において、
    複数のパッド片の端面に接着剤を塗布した上で、隣り合ったパッド片の端面同士を接合境界に沿って一体不可分に接合することによって、前記複数のパッド片の組み合わせであり、かつ、全体として研磨層を構成する接合体を生成する第1のステップと、
    前記生成された接合体の上面を研磨することによって、平坦化された研磨面を形成する第2のステップと、
    前記研磨面が平坦化された前記接合体を裏返す第3のステップと、
    前記裏返された接合体における前記研磨面とは反対側の裏面を研磨することによって、平坦化された裏面を形成する第4のステップと、
    前記平坦化された裏面に粘着層を形成する第5のステップと
    を有することを特徴とするポリッシングパッドの製造方法。
  2. 前記粘着層が形成された前記接合体の前記研磨面に筋状に陥没して設けられ、少なくとも一部が、前記接合境界と位置的に対応した複数の溝部を形成する第6のステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載されたポリッシングパッドの製造方法。
  3. 前記第6のステップは、
    縦および横の一方の方向にそれぞれが延在し、かつ、前記一方の方向とは直交する他方の方向において第1のピッチで並んだ複数の第1の溝部を形成するステップを有し、
    前記第1のピッチは、前記一方の方向にそれぞれが延在し、かつ、前記他方の方向おいて隣り合った前記接合境界の間隔の1/m倍(mは整数)であることを特徴とする請求項2に記載されたポリッシングパッドの製造方法。
  4. 前記第6のステップは、
    前記他方の方向にそれぞれが延在し、かつ、前記一方の方向において第2のピッチで並んだ複数の第2の溝部を形成するステップを有し、
    前記第2のピッチは、前記他方の方向にそれぞれが延在し、かつ、前記一方の方向において隣り合った前記接合境界の間隔の1/n倍(nは整数)であることを特徴とする請求項3に記載されたポリッシングパッドの製造方法。
  5. 前記複数の溝部が形成された前記接合体の前記研磨面に仕上げ研磨を施す第7のステップをさらに有することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載されたポリッシングパッドの製造方法。
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