JP6653296B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端子収容室を有するハウジングと、複数の端子収容室の各々に収容される端子金具と、端子金具の収容方向後方への移動を規制するように端子金具を係止するスペーサと、を備えたコネクタ、に関する。
従来から、端子金具を端子収容室の中の所定位置に留めるように係止するスペーサを用いたコネクタが、提案されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。
例えば、従来のコネクタの一つ(以下「従来コネクタ」という。)では、コネクタを小型化する等の観点から、互いに隣り合う2つの端子収容室の間に開口領域(端子収容室を区分けする壁が存在しない領域)を設けている。従来コネクタでは、この開口領域にスペーサの一部分を配置し、端子金具が開口領域に入り込むことを防止している(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−115341号公報 特開2015−195124号公報
上述した従来コネクタでは、スペーサによって係止された端子金具は、スペーサによる係止を解除しない限り収容方向後方へ移動できないことが前提となっている。しかし、実際には、端子金具に繋がる電線を配索する際に電線に大きな外力が及んだ場合などにおいて、端子金具が電線に引かれてスペーサに押し付けられると、端子金具の一部(例えば、薄板状の係止片)がスペーサに食い込む場合がある。この場合、食い込みが生じた分だけ、端子金具が収容方向後方に移動することになる。
従来コネクタでは、隣接する端子収容室同士の間の開口領域にスペーサの一部が存在するものの、開口領域は完全には塞がれていない。そのため、上述したように端子金具がスペーサに食い込んだ場合、その食い込んだ箇所を中心に端子金具が回転するように傾きながら、端子金具の一部が開口領域に入り込む可能性がある。換言すると、端子収容室内において、端子金具が収容方向に対して交差する向きに傾く場合がある。この場合、端子金具の傾きが過度に大きくなると、コネクタを相手方コネクタに嵌合する際、端子金具と相手方端子とが適正に接触できず、両者の電気的接続が不十分となる可能性がある。よって、このような端子金具の傾き(位置ズレ)は、出来る限り抑制されることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、隣接する端子収容室同士の間に開口領域がある場合であっても端子収容室内での端子金具の傾きを抑制することが可能なコネクタ、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1)
複数の端子収容室を有するハウジングと、前記複数の端子収容室の各々に収容方向前方に挿入される端子金具と、前記端子金具の収容方向後方への移動を規制するように前記端子金具を係止するスペーサと、を備えたコネクタにおいて、
前記端子金具は、
収容方向に延びる板状の係止片を有すると共に、前記係止片の収容方向後方の縁端部が前記スペーサの係合部に当接することによって係止され、
前記ハウジングは、
互いに隣り合う2つの前記端子収容室の間に画成された開口領域と、前記開口領域の開口面積を小さくするように前記開口領域の収容方向前端の周縁部から収容方向後方に延びる支持壁と、を有し、
前記支持壁は、
少なくとも一方の前記端子収容室に収容される前記端子金具が前記係止片の前記縁端部を前記スペーサの前記係合部に食い込ませながら収容方向後方に移動した場合であっても、前記端子金具の先端部が前記開口領域を通じて他方の前記端子収容室に近づかないように、前記先端部を支持
前記スペーサの前記係合部とは異なる一部が、前記開口領域の収容方向後側領域を塞ぐように前記後側領域内に位置し、
前記スペーサの前記一部の収容方向前端面における前記支持壁より他方の前記端子収容室に近い位置から、延出片が前記開口領域を塞ぐように収容方向前方に延び、前記延出片の収容方向前端部が前記支持壁の収容方向後端部と前記収容方向において重なっている、
コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記支持壁は、
前記収容方向における長さが、前記係止片が当接することになる前記スペーサの前記係合部の前記収容方向における厚さよりも長い、ように構成されている、
コネクタであること。
上記(1)の構成のコネクタによれば、端子金具が係止片をスペーサに食い込ませながら収容方向後方に移動した場合であっても、支持壁によって端子金具の先端部が支持されるため、端子金具に傾き(位置ズレ)が生じることが抑制される。したがって、本構成のコネクタは、隣接する端子収容室同士の間に開口領域がある場合であっても端子収容室内での端子金具の傾きを抑制することが可能である。
本構成のコネクタは、更に、上記とは異なる効果も有する。具体的には、端子金具は一般に金属板を所定形状に打ち抜いた板材を湾曲等させて製造するため、端子金具の係止片の収容方向後方の端面(打ち抜き面)は、板材の主面(換言すると、端子収容室の収容方向)に対してほぼ垂直になっている。そのため、端子金具が収容方向後方に移動してスペーサに食い込むとき、端子金具が傾いていなければ、係止片の端面を先頭にして係止片がスペーサ内を進行することになる。これに対し、端子金具が傾いていると、係止片の端面と主面との境界(打ち抜きの際に生じたエッジ)を先頭にして係止片がスペーサ内を進行することになる。後者(エッジが先頭)の場合、前者(端面が先頭)に比べ、スペーサ内を係止片が切り裂いて進行し易いため、スペーサへの端子金具の食い込み量が大きくなる傾向がある。そこで、食い込み量を小さくする点で、前者(端面が先頭)の方が後者(エッジが先頭)よりも好ましい。換言すると、上記構成によって端子金具の傾きが抑制されれば、端子金具が過剰な食い込みによって収容方向後方に移動し過ぎること、及び、それに伴って相手方端子との電気的接続が不十分となること、を抑制できる。
上記(2)の構成のコネクタによれば、支持壁の長さが、スペーサの厚さよりも長い。そのため、係止片がスペーサに食い込んだ場合であっても、係止片の食い込み量がスペーサの厚みよりも小さい限り(即ち、係止片がスペーサを貫通しない限り)、支持壁によって端子金具の先端部が支持され、端子金具に傾き(位置ズレ)が生じることが抑制される。よって、本構成のコネクタは、実用上、ほぼ確実に端子金具の傾きを抑制できる。
本発明によれば、隣接する端子収容室同士の間に開口領域がある場合であっても端子収容室内での端子金具の傾きを抑制することが可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの、スペーサが配置されたメスハウジングとオスハウジングとが嵌合する前の状態の斜視図である。 図2は、メスハウジングに収容されるメス端子の側面図である。 図3(a)〜(c)は、メスハウジングに収容されたメス端子をメスハウジングに配置されたスペーサが係止する状態を示すメスハウジング及びスペーサの断面図である。 図4(a)〜(c)は、メスハウジングに収容されたメス端子が端子収容室の内部において傾いた状態を示すメスハウジング及びスペーサの断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、図1に示すオスハウジング100と、オスハウジング100を収容する(オスハウジング100が内挿される)ようにオスハウジング100と嵌合するメスハウジング200と、メスハウジング200に回動可能に装着されるレバー300と、メスハウジング200内に配置されるスペーサ400と、メスハウジング200に装着される電線カバー500と、を備える。
以下、図1に示すように、「嵌合方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」、「下」、及び、レバー300の「回動方向」を定義する。「嵌合方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。図1は、レバー300が仮係止位置(嵌合開始位置)にある状態を示しており、レバー300は、仮係止位置(嵌合開始位置)から回動方向の後方に回動することにより、本係止位置(嵌合完了位置)に向けて移動する。なお、「嵌合方向」は、本発明の「収容方向」に対応している。
オスハウジング100は、樹脂製であり、矩形の箱状の形状を有する。オスハウジング100の内部には、嵌合方向に沿って、複数(本例では、8本)の電線W1の端部に接続された複数のオス端子T1(図3,4を参照)が保持されている。オスハウジング100の上壁面及び下壁面には、それぞれ、カムボス101が形成されている。
メスハウジング200は、樹脂製であり、矩形の箱状の形状を有する。オスハウジング100との嵌合時、メスハウジング200の内周面とオスハウジング100の外周面とが重なるように、オスハウジング100とメスハウジング200とが嵌合する。メスハウジング200の内部には、複数(本例では、8本)の電線W2の端部にそれぞれ接続された複数のメス端子T2(図2,3を参照)をそれぞれ収容する複数の端子収容室201(図3を参照)が嵌合方向に沿って形成されている。
図3(a)〜(c)に示すように、メスハウジング200には、コネクタ1を小型化する等の観点から、互いに隣り合う(図3(a)〜(c)では、上下方向に隣り合う)2つの端子収容室201の間に開口領域204(端子収容室を区分けする壁が存在しない領域)が設けられている。更に、メスハウジング200には、この開口領域204の前方側の領域を塞ぐように(開口領域204の開口面積を小さくするように)、開口領域204の前端周縁部204aから後方に延びる支持壁205が設けられている。支持壁205の役割等については後述される。
メスハウジング200の上壁及び下壁には、それぞれ、上下方向外側に突出する回動軸202が形成されている。この一対の回動軸202には、レバー300の一対の孔302(レバー300とメスハウジング200との連結部)が嵌め込まれる。よって、レバー300は、一対の回動軸202を中心に回動可能にメスハウジング200に装着されることになる。
レバー300は、樹脂製であり、略U字状の形状を有する。レバー300の一対のアーム部301には貫通孔である一対の孔302が形成されている。一対の孔302にメスハウジング200の一対の回動軸202が挿入されることにより、レバー300は、一対のアーム部301がメスハウジング200の上下面を挟んだ状態にて、メスハウジング200に対して(一対の回動軸202を中心に)回動可能となっている。
レバー300の一対のアーム部301の上下方向内側面にはそれぞれ、カム溝(図示省略)が形成されている。一対のカム溝は、オスハウジング100及びメスハウジング200の嵌合時、レバー300の仮係止位置から本係止位置までの回動に伴ってオスハウジング100の一対のカムボス101をカム溝の入口部から最奥部まで引き寄せるために設けられている。
スペーサ400は、樹脂製であり、メスハウジング200に配置されることで、メスハウジング200に収容されたメス端子T2の抜けを防止する機能を有する。スペーサ400は、メスハウジング200の左側壁に設けられた開口203(図1を参照)を通じてメスハウジング200内に挿入され、所定位置に配置される。図3(a)に示すように、メスハウジング200の端子収容室201内にてメス端子T2を正規の位置に収容した状態にて、スペーサ400を図3(a)に示すように配置すると、スペーサ400の係合部401が、メス端子T2に設けられた係止片T2aの後側の縁端部T2aaと係合し得る状態となる。係止片T2aは、嵌合方向に延びる板状片であり、メス端子T2の前後方向中央部付近に設けられている。なお、このとき、スペーサ400の一部402が、2つの端子収容室201間の開口領域204の後側領域を塞ぐように、開口領域204の後側領域内に位置するようになっている。
このように、スペーサ400がメスハウジング200内の所定位置に配置された状態では、係止片T2aの縁端部T2aaがスペーサ400の係合部401に当接することにより、正規の位置に収容されたメス端子T2の後方への抜けが防止される。即ち、スペーサ400は、メス端子T2の後方への移動を規制するようにメス端子T2を係止する。なお、スペーサ400は、開口領域204の後側領域を塞ぐことにより、メス端子T2の後側部分が開口領域204の後側領域に入り込むことも防止している。
再び図1を参照すると、電線カバー500は、樹脂製であり、メスハウジング200に設けられ且つメス端子T2に繋がる電線W2の配索方向を規制する機能を有する。本例では、図1に示すように、電線カバー500は、メス端子T2から嵌合方向後側に延出する電線W2を屈曲させて左側に延びるように配索させている。
上述したようにスペーサ400によってメス端子T2が端子収容室201に保持されたメスハウジング200に対し、レバー300を用いながらオスハウジング100が嵌合される。なお、嵌合時のレバー300の使用法は、一般的なレバー式コネクタと同様であるため、詳細な説明を省略する。
以下、本発明の実施形態に係るコネクタ1における支持壁205の役割について説明する。
上述したように、コネクタ1のメスハウジング200には、開口領域204の前側領域を塞ぐように、開口領域204の前端周縁部204aから後方に延びる支持壁205が設けられている(図3(a)〜(c)を参照)。以下、この支持壁205の役割を説明する前に、先ず、支持壁205が設けられていない場合(比較例)について、図4(a)〜(c)を参照しながら説明する。
この比較例において、図4(a)に示す状態では、メス端子T2の係止片T2aの縁端部T2aaと、スペーサ400の係合部401との間に、嵌合方向において寸法Aの隙間が存在している。この状態にて、メス端子T2の先端部T2bの先端面T2bbは、開口領域204の前端周縁部204aに対して、嵌合方向において寸法Bだけ前側に位置している。ここで、B>Aの関係がある。
よって、図4(a)に示す状態から、メス端子T2が寸法Aだけ後側(図4(a)では、右側)に移動して係止片T2aの縁端部T2aaがスペーサ400の係合部401と当接した状態になっても、メス端子T2の先端面T2bbは、開口領域204の前端周縁部204aよりも前側に位置している。このように、係止片T2aの縁端部T2aaとスペーサ400の係合部401との係合(当接)によってメス端子T2がそれ以上後側に移動しない限り、メス端子T2の先端部T2bが開口領域204の前側領域に入り込むことがない、と考えられる。
しかし、実際には、メス端子T2に繋がる電線W2を配索する際に大きな外力が電線W2に及ぶ場合などにおいて、メス端子T2が電線W2に引かれて、係止片T2aの縁端部T2aaがスペーサ400の係合部401に押し付けられると、図4(b)及び図4(c)に示すように、金属製の係止片T2aの縁端部T2aaが樹脂製のスペーサ400の係合部401に食い込むことにより、メス端子T2が更に後方に移動する場合がある。
この比較例では、開口領域204の後側領域がスペーサ400の一部で塞がれているものの、開口領域204の前側領域は塞がれていない。そのため、このようにメス端子T2の係止片T2aの縁端部T2aaがスペーサ400の係合部401に食い込んだ場合、その食い込んだ箇所を中心にメス端子T2が回転するように傾きながら、メス端子T2の先端部T2bが開口領域204の前側領域に入り込む可能性がある。
このような傾きが生じても、傾きが小さければ、オス端子T1とメス端子T2との接続に特段の問題は生じない。しかし、図4(b)に示すように、オス端子T1に対してメス端子T2の位置が大きく変位すると、オス端子T1とメス端子T2とが適正に接触できず、両者の接続が不十分となる可能性がある。図4(b)に示す比較例では、オス端子T1の先端部がメス端子T2の周縁部に突き当たり、オス端子T1をメス端子T2の内部に挿入できない状態となっている。よって、メス端子T2の傾きを抑制することが望ましい。
そこで、図3(a)に示すように、実施形態に係るコネクタ1のメスハウジング200では、開口領域204の前側領域を塞ぐように、開口領域204の前端周縁部204aから後方に延びる支持壁205が設けられている。支持壁205の前後方向における長さCは、係止片T2aが当接することになるスペーサ400の係合部401の前後方向における厚さDよりも長い、ように構成されている。
このように支持壁205が設けられると、メス端子T2が係止片T2aをスペーサ400に食い込ませながら後方に移動しても、支持壁205によってメス端子T2の先端部T2bが支持される。このため、メス端子T2に傾き(位置ズレ)が生じることが抑制される。よって、コネクタ1は、隣接する端子収容室201同士の間に開口領域204がある場合において、メス端子T2がスペーサ400に食い込むような事態が生じても、端子収容室201内でのメス端子T2の傾きを抑制することが可能である。その結果、コネクタ1は、電線W2に大きな外力が及ぶような使用環境下においても、支持壁205を有さない比較例(図4(a)〜(c))に比べてより確実にオス端子T1とメス端子T2とを接続させることができる。
更に、上述した効果とは別に、実施形態に係るコネクタ1は以下の効果も有する。
具体的には、メス端子T2は、一般に、金属板を所定形状に打ち抜いた板材を湾曲等させて製造される。そのため、メス端子T2の係止片T2aの縁端部T2aaの端面(打ち抜き面)は、板材の主面(換言すると、嵌合方向)に対してほぼ垂直になっている。そのため、メス端子T2が後方に移動してスペーサ400に食い込むとき、図3(b)及び図3(c)に示すように、メス金具T2が傾いていなければ、係止片T2aの縁端部T2aaの端面を先頭にしてスペーサ400内を進行する。
これに対し、図4(b)及び図4(c)に示すように、メス端子T2が傾いていると、係止片T2aの縁端部T2aaの端面と主面との境界(打ち抜きの際に生じたエッジe。図4(c)を参照)を先頭にしてスペーサ400内を進行することになる。
後者(エッジeが先頭)の場合、前者(端面が先頭)に比べ、スペーサ400内を係止片T2aが切り裂いて進行し易いため、スペーサ400へのメス端子T2の食い込み量が大きくなる傾向がある。よって、食い込み量を小さくする点でも、前者(端面が先頭)の方が後者(エッジが先頭)よりも好ましい。食い込み量が過度に大きい場合、仮にメス端子T2の傾きが小さくても、オス端子T1とメス端子T2とが大きく離れ、両者の接続が不十分となる可能性がある。
よって、図3(a)〜(c)に示すコネクタ1のようにメス端子T2の傾きが抑制されれば、メス端子T2が過剰な食い込みによって後方に移動し過ぎることを抑制できる。そして、メス端子T2の後方への移動を抑制することにより、オス端子T1とメス端子T2との電気的接続が不十分となることを抑制できる。
更に、支持壁205の長さCが、スペーサ400の係合部401の厚さDよりも長い。そのため、係止片T2aが係合部401に食い込んだ場合であっても、係止片T2aの食い込み量がスペーサの厚みDよりも小さい限り(即ち、係止片T2aが係合部401を貫通しない限り)、支持壁205によってメス端子T2の先端部T2bが支持され、メス端子T2に傾き(位置ズレ)が生じることが抑制される。よって、コネクタ1は、実用上、ほぼ確実にメス端子T2の傾きを抑制できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、オスハウジング100とメスハウジング200との嵌合を補助するためのレバー300が設けられている。これに対し、本発明に係るコネクタは、このようなレバーを備えなくてもよい。更に、上記実施形態では、レバー300が回動軸202周りに回動可能であるようにメスハウジング200に装着されている。これに対し、レバー300は、メスハウジング200に対してスライドするように移動可能であるようにメスハウジング200に装着されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴を以下(1)及び(2)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
複数の端子収容室(201)を有するハウジング(200)と、前記複数の端子収容室(201)の各々に収容方向前方に挿入される端子金具(T2)と、前記端子金具(T2)の収容方向後方への移動を規制するように前記端子金具(T2)を係止するスペーサ(400)と、を備えたコネクタ(1)において、
前記端子金具(T2)は、
収容方向に延びる板状の係止片(T2a)を有すると共に、前記係止片(T2a)の収容方向後方の縁端部(T2aa)が前記スペーサ(400)に当接することによって係止され、
前記ハウジング(200)は、
互いに隣り合う2つの前記端子収容室(201)の間に画成された開口領域(204)と、前記開口領域(204)の開口面積を小さくするように前記開口領域(204)の周縁部(204a)から収容方向後方に延びる支持壁(205)と、を有し、
前記支持壁(205)は、
少なくとも一方の前記端子収容室(201)に収容される前記端子金具(T2)が前記係止片(T2a)の前記縁端部(T2aa)を前記スペーサ(400)に食い込ませながら収容方向後方に移動した場合であっても、前記端子金具(T2)の先端部(T2b)が前記開口領域(204)を通じて他方の前記端子収容室(201)に近づかないように、前記先端部(T2b)を支持する、
コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記支持壁(205)は、
前記収容方向における長さ(C)が、前記係止片(T2a)が当接することになる前記スペーサの部分(401)の前記収容方向における厚さ(D)よりも長い、ように構成されている、
コネクタ。
1 コネクタ
200 メスハウジング(ハウジング)
201 端子収容室
204 開口領域
204a 前端周縁部204(周縁部)
205 支持壁
400 スペーサ
500 電線カバー(カバー)
T2 メス端子(端子金具)
T2a 係止片
T2aa 縁端部
T2b 先端部

Claims (2)

  1. 複数の端子収容室を有するハウジングと、前記複数の端子収容室の各々に収容方向前方に挿入される端子金具と、前記端子金具の収容方向後方への移動を規制するように前記端子金具を係止するスペーサと、を備えたコネクタにおいて、
    前記端子金具は、
    収容方向に延びる板状の係止片を有すると共に、前記係止片の収容方向後方の縁端部が前記スペーサの係合部に当接することによって係止され、
    前記ハウジングは、
    互いに隣り合う2つの前記端子収容室の間に画成された開口領域と、前記開口領域の開口面積を小さくするように前記開口領域の収容方向前端の周縁部から収容方向後方に延びる支持壁と、を有し、
    前記支持壁は、
    少なくとも一方の前記端子収容室に収容される前記端子金具が前記係止片の前記縁端部を前記スペーサの前記係合部に食い込ませながら収容方向後方に移動した場合であっても、前記端子金具の先端部が前記開口領域を通じて他方の前記端子収容室に近づかないように、前記先端部を支持
    前記スペーサの前記係合部とは異なる一部が、前記開口領域の収容方向後側領域を塞ぐように前記後側領域内に位置し、
    前記スペーサの前記一部の収容方向前端面における前記支持壁より他方の前記端子収容室に近い位置から、延出片が前記開口領域を塞ぐように収容方向前方に延び、前記延出片の収容方向前端部が前記支持壁の収容方向後端部と前記収容方向において重なっている、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記支持壁は、
    前記収容方向における長さが、前記係止片が当接することになる前記スペーサの前記係合部の前記収容方向における厚さよりも長い、ように構成されている、
    コネクタ。
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