JP6633418B2 - 分析データ選択装置および分析データ選択方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分析データ選択装置および分析データ選択方法に関する。
設備機器等において所定の機能を維持するために、点検による状態の確認や交換・補修等が行われる。点検によって明らかになった対象設備の劣化・故障等の状態は、点検データとして記録される。特に、頻繁に点検を行う設備や、ある程度長い期間使用される設備の場合、過去の点検データが蓄積されていれば点検データは時系列データとなり、設備の状態の推移が把握できるものとなる。こうしたデータは、寿命判定や信頼性分析のための分析データとして用いられることがある(非特許文献1参照)。
多くの場合、対象設備があらかじめ決められた状態(劣化状態や使用期間等。以下、補修基準と記す)に到達すれば、補修・交換等(以下、補修と記す)が行われる。しかし、実際には何らかの理由で、補修基準より以前の段階で補修が行われることがある。
例えば、ある設備のある場所に発生した補修基準に達した部品1を補修する際に、その周辺にある補修基準に達していない部品2・3・4も同時に補修するような場合である(以下、このようにして行われる補修を機会補修と記す)。この時、点検データが部品ごとに記録されているとすると、補修された部品1・2・3・4ともに、例えば「補修済み」と点検履歴データに記録される。
中根進、「下水処理場プラント機器の信頼性解析事例‐機器の累積ハザード解析‐」、下水道協会誌論文集43(522)、pp95-102、2006
例えば、ワイブル分析等による信頼性分析において、上記のような点検履歴データを用いて、設備の部品が補修基準に達する平均時間を算出すると、真の平均時間よりも短い時間が算出されることがある。よって、上記のようにして算出された平均時間を参考にして、部品の点検計画等を策定すると、点検コストが増大するおそれがある。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、設備の信頼性分析の精度を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、設備の点検日時および点検結果を示す点検データと、前記設備の補修日時を示した補修データとを含む点検履歴データを記憶する記憶部と、前記点検履歴データを参照して、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達している場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを故障データとして分析データに採用し、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していない場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを未故障データとして分析データに採用する分析データ選択部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、設備の信頼性分析の精度を向上させることができる。
図1は、点検履歴データの一例を示す図である。 図2は、分析データ選択装置の機能ブロック図である。 図3は、分析データ選択装置が点検履歴データから、信頼性分析の対象とする分析データを選択する手順を示すフローチャートである。 図4は、点検データ選択プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。本発明は、本実施形態に限定されない。
なお、以下の説明において、点検の対象はトンネル等の設備を構成する部品である場合を例に説明する。また、説明の簡潔のため、点検の対象となる部品は設備を構成する多数の同じ部品であるとし、この部品は単一の同じ材料等で構成されているものとする。また、この部品は、設置場所によっては、何らかの理由によって劣化の進行に差が発生することがあるものとする。
ここで、本実施形態の分析データ選択装置10の扱う点検履歴データについて説明する。点検履歴データは、部品の点検日時および当該点検日時における点検結果(劣化状態)を示す点検データと、当該部品の補修日時を示した補修データとを含む。
図1に、点検履歴データの例を示す。部品の点検は、例えば、ある周期に従って一斉に実施されるものとする。また、部品の劣化状態を示す劣化ランクを、健全な方からA、B、C、Dとする。Aランクは劣化がないと判断される状態を示し、Dランクは劣化が進み速やかに補修を行うべき状態、つまり、補修基準に達している状態であるとする。なお、部品が補修された場合には補修日時と共に補修済みフラグ(補修データ)が記録されるものとする。なお、点検と補修は同時に行われないものとする。
最新点検をm0点検とし、最新点検からi回前の点検をmi点検とする。点検時にDランクと判定された部品は、その点検後、速やかに(少なくとも次回点検までに)補修がなされ、補修後はAランクの状態に戻るものとする。よって、Dランクが複数回続いて記録されることはないものとする。また、補修されない限り、劣化は必ず悪い状態へと進行するものとし、点検履歴としてランクの逆転(例えば、m1点検でCランクであったものが、その後のm0点検でBランクになる)は起こらないものとする。
図1の部品1の点検履歴データは、m0点検結果がDランクであるが、まだ補修されていない状態を示す。部品2の点検履歴データはm1点検結果がDランクであり、その後補修され、m0点検すなわち最新点検の際にはAランクに戻っていることがわかる。一方、部品3の点検履歴データは、m1点検結果が補修基準の手前の状態のCランクであるが、その後補修済みフラグが記録されており、次のm0点検ではAランクと記録されている。このような場合、補修時の状態がCランクであったが機会補修されたのか、あるいはm1点検時から急速に劣化して補修時にはDランクの状態になっていたのか、点検履歴データからは判断できない。
こうした点検履歴データを用いて、例えば、ワイブル分析により信頼性分析を行う場合について考える。ワイブル分析では、記録されている各部品の点検履歴データから最新点検結果(点検データ)を分析データとして用いることがよく行われる。ただし、後述するように、点検履歴データ上の最新点検結果が分析データとして適切とは限らない場合がある。ワイブル分析において上記の点検データを故障データ(ここではDランク)および未故障データ(あるいは打切りデータとも言う。ここではA〜Cランク)に分類して分析データとして採用するものとする。
例えば、ワイブル分析において、図1に示す部品1の点検履歴データの場合はm0点検結果の点検データを、部品2の点検履歴データの場合はm1点検結果の点検データをそれぞれ故障データとして分析データに採用すればよい。しかし、部品3の点検履歴データの場合、補修済みフラグが記録されてはいるものの、本来の補修基準に従えば補修していなかった部品である可能性がある。このような場合、部品3のm0点検結果の点検データをワイブル分析に用いるのは妥当ではない。そのため、部品3の点検履歴データについては、どの時点の点検データを分析データとして採用するのかを判断しなければならない。
そこで、分析データ選択装置10は、点検履歴データ上のどの時点の点検データを分析データとして採用すべきかを選択する。また、分析データ選択装置10は、分析データとして採用する点検データを故障データとして採用するのか未故障データとして採用するのかを判定する。
(構成)
この分析データ選択装置10の構成を、図2を用いて説明する。分析データ選択装置10は、入出力部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。入出力部11は、各種データの入出力を司る。例えば、入出力部11は、点検履歴データの入力を受け付けたり、上記の信頼性分析の結果を出力したりする。
記憶部12は、制御部13が動作するための各種データを記憶する。記憶部12は、上記の点検履歴データ、設備情報、地理情報、分析用各種設定情報等を記憶する。
点検履歴データは、前記したとおり、部品ごとに、当該部品の点検日時および当該点検日時における点検結果(劣化状態)を示す点検データと、当該部品の補修日時を示した補修データとを含む。この点検履歴データは、部品の点検、補修が行われるたびに追加、蓄積される。
設備情報は、設備に用いられている部品の仕様や型番、当該設備における各部品の設置場所等を示した情報である。地理情報は、設備の設置エリアや設備の周辺の地理情報を示した情報である。分析用各種設定情報は、分析データ選択部130(後記)が分析データを選択する際に参照される各種設定情報を示した情報である。
この分析用各種設定情報は、例えば、急速劣化判定条件や確率設定条件を含む。急速劣化判定条件は、分析データ選択部130が部品に急速劣化が発生したか否かを判定する際に参照される情報である。この急速劣化判定条件は、例えば、部品の過去の点検結果の統計情報に基づき、部品や設備に急速劣化が発生した、または、発生する可能性がある条件(例えば、部品の設置場所、設備の設置エリア、部品の仕様や型番等)を示した情報である。
また、確率設定条件は、分析データ選択部130が設備内で急速劣化が発生した部品を確率やランダム値で特定する際に参照される情報である。例えば、確率設定条件は、分析データ選択部130が適用する確率分布やランダム値の出力方法、また、どのような設備や部品に対して確率分布やランダム値を適用して急速劣化が発生した部品を特定するのか等を示した情報である。
これらの記憶部12の情報は、新しい情報があれば追加で蓄積され、あるいは更新されるものとする。
制御部13は、分析データ選択装置10全体の制御を司る。この制御部13は、分析データ選択部130と、信頼性分析部136と、分析結果記録部137と、表示部138とを備える。
分析データ選択部130は、点検履歴データから、信頼性分析部136での信頼性分析の対象とする分析データを選択する。つまり、分析データ選択部130は、点検履歴データのうち、どの点検日時の点検データを信頼性分析における分析データとして採用するかを決定する。また、分析データ選択部130は、当該点検データを分析データとして採用する場合、故障データとして採用するか、未故障データとして採用するかについて判定する。分析データ選択部130の詳細は後記する。
信頼性分析部136は、分析データ選択部130により分析データとして採用された点検データ(故障データおよび未故障データ)を用いて信頼性分析を行う。ここでの信頼性分析は、例えば、前記したワイブル分析により行われる。
分析結果記録部137は、信頼性分析部136による信頼性分析の結果を記憶部12に記録する。なお、分析結果記録部137は、上記の信頼性分析の結果に、信頼性分析の過程に関する情報も併せて記録してもよい。
表示部138は、上記の信頼性分析の結果や分析の過程等を、入出力部11経由で表示装置(図示省略)に表示する。
分析データ選択部130を詳細に説明する。分析データ選択部130は、点検結果判定部131と、急速劣化判定部132と、分析データ選択処理部135とを備える。
点検結果判定部131は、点検履歴データを参照して、分析データの候補となる部品の点検データに補修済みフラグが記録されているか否かを判定する。また、点検結果判定部131は、当該点検データに補修済みフラグが記録されている場合、部品の点検結果が補修基準に達しているか否かを判定する。
急速劣化判定部132は、点検履歴データを参照して、部品に急速劣化が発生したか否かを判定する。この急速劣化判定部132は、急速劣化判定処理部133と、確率設定部134とを備える。
急速劣化判定処理部133は、分析用各種設定情報における急速劣化判定条件と、点検履歴データとを参照して、部品に急速劣化が発生したか否かを判定する。例えば、急速劣化判定処理部133は、分析用各種設定情報における急速劣化判定条件と、点検履歴データとを参照して、部品の補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生したか否かを判定する。また、急速劣化判定処理部133は、部品に急速劣化が発生したか否かを判定することができない場合、所定の確率分布またはランダム値を用いることにより当該部品に急速劣化が発生したか否かを判定する。
例えば、急速劣化判定処理部133は、急速劣化判定条件、設備情報、地理情報等から、当該部品を含む設備のいずれかの部品に急速劣化が発生した可能性があると判定したが、急速劣化が発生した部品を特定できない場合、確率設定部134により設定された所定の確率分布またはランダム値を用いて当該設備において急速劣化が発生した部品を特定する。そして、急速劣化判定処理部133は、当該設備の部品のうち、当該特定した部品については急速劣化が発生したと判定し、当該特定した部品以外の部品については、急速劣化は発生しなかったと判定する。
確率設定部134は、分析用各種設定情報における確率設定条件に基づき、急速劣化判定処理部133で用いる確率分布やランダム値の出力方法等の設定を行う。
分析データ選択処理部135は、点検結果判定部131による判定結果および急速劣化判定部132による判定結果に基づき、点検履歴データのうち、どの点検日時の点検データを信頼性分析における分析データとして採用するかを選択する。また、分析データ選択処理部135は、当該点検データを分析データとして採用する場合、故障データとして採用するか、未故障データとして採用するかを決定する。
例えば、点検結果判定部131により部品の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していると判定された場合、分析データ選択処理部135は、当該補修の直前における当該部品の点検データを故障データとして分析データに採用する。また、点検結果判定部131により部品の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していないと判定された場合において、急速劣化判定部132により当該部品の補修の直前に急速劣化が発生したと判定されたとき、分析データ選択処理部135は、当該部品の点検データを故障データとして分析データに採用する。一方、急速劣化判定部132により当該部品の補修の直前に急速劣化が発生していないと判定されたとき、分析データ選択処理部135は、当該部品の点検データを未故障データとして分析データに採用する。この分析データ選択処理部135の詳細はフローチャートを用いて後記する。
なお、分析データ選択処理部135は、分析データの決定結果(分析データとして採用した点検データおよび当該点検データが故障データか未故障データか)を記憶部12の所定領域に記憶する。そして、この分析データの決定結果は、信頼性分析部136による信頼性分析に用いられる。なお、この分析データの決定結果に、分析データ選択処理部135が当該分析データを採用するまでの過程を示すデータも含めてもよい。
(処理手順)
次に、図3を用いて、分析データ選択装置10が点検履歴データから、信頼性分析の対象とする分析データを選択する手順を説明する。
まず、分析データ選択装置10の点検結果判定部131は、信頼性分析の対象とする分析データの候補となる部品の点検履歴データを取得すると、この点検履歴データに補修済みフラグがあるか否かを判定する(S101)。
S101で、補修済みフラグがない場合(S101でNo)、点検結果判定部131は、点検履歴データにおける最新点検結果であるm0点検データが補修基準に達しているか(例えば、前記したDランクか)否かを判定する(S102)。ここで、補修基準に達していれば(S102でYes)、分析データ選択処理部135は、当該部品のm0点検データを故障データとして分析データに採用する(S103)。一方、補修基準に達していない場合(S102でNo)、分析データ選択処理部135は、当該部品のm0点検データを未故障データとして分析データに採用する(S104)。
また、S101で補修済みフラグがある場合(S101でYes)、点検結果判定部131は、最新の補修済みフラグの直前の点検データの示す点検結果が補修基準に達しているか否かを判定する(S105)。ここで最新の補修済みフラグの直前の点検データの示す点検結果が補修基準に達している場合(S105でYes)、当該点検データを故障データとして分析データに採用する(S106)。
また、S105で最新の補修済みフラグの直前の点検データの示す点検結果が補修基準に達していない場合(S105でNo)、分析データ選択処理部135は、分析データの採用の判断にあたり、部品の急速劣化を考慮するか否かを判定する(S107)。ここでの判定は、記憶部12の分析用各種設定情報に、分析データの採用の判断にあたり部品の急速劣化を考慮する旨の設定があるか否かにより行われる。S107で、分析データ選択処理部135が、分析データの採用の判断にあたり、部品の急速劣化を考慮しないと判定した場合(S107でNo)、分析データ選択処理部135は、最新の補修済みフラグの直前の点検データを未故障データとして分析データに採用する(S114)。
一方、分析データ選択処理部135が、分析データの採用の判断にあたり、部品の急速劣化を考慮すると判定した場合(S107でYes)、急速劣化判定処理部133は、当該部品を含む設備に急速劣化が発生した可能性があるか否かを判定する(S108)。例えば、急速劣化判定処理部133は、分析用各種設定情報における急速劣化判定条件を参照して、当該部品を含む設備に急速劣化が発生した可能性があるか否かを判定する。
そして、急速劣化判定処理部133が、当該部品を含む設備に急速劣化が発生した可能性があると判定した場合(S108でYes)、急速劣化判定処理部133は、分析用各種設定情報における急速劣化判定条件を参照して、当該設備において急速劣化する部品を特定できるか否かを判定する(S109)。一方、急速劣化判定処理部133が、当該部品を含む設備に急速劣化が発生した可能性はないと判定した場合(S108でNo)、分析データ選択処理部135は、最新の補修済みフラグの直前の点検データを未故障データとして分析データに採用する(S114)。
S109で、急速劣化判定処理部133が、当該設備において急速劣化する部品を特定できると判定した場合(S109でYes)、急速劣化判定処理部133は、当該設備において急速劣化する部品を特定し、分析データ選択処理部135は、当該特定した部品が最新の補修済みフラグの記録日時をもって故障したものと見なし、故障データとして採用する(S113)。
一方、急速劣化判定処理部133が、当該設備において急速劣化する部品を特定できないと判定した場合(S109でNo)、所定の確率分布またはランダム値によって急速劣化が発生した部品を特定するか否かを判定する(S110)。
例えば、急速劣化判定処理部133は、S110において、分析用各種設定情報の確率設定条件および設備情報を参照して、当該設備について、所定の確率分布またはランダム値を適用して急速劣化が発生した部品を特定するか否かを判定する。
ここで、急速劣化判定処理部133が、所定の確率分布またはランダム値によって急速劣化が発生した部品を特定すると判定した場合(S110でYes)、急速劣化判定処理部133は、確率設定部134により設定された、所定の確率分布またはランダム値によって急速劣化が発生した部品を特定する(S111)。ここで、分析データ選択処理部135で現在処理対象としている部品が、S111において急速劣化が発生した部品として特定された場合(S112でYes)、分析データ選択処理部135は、当該特定した部品が最新の補修済みフラグの記録日時をもって故障したものと見なし、故障データとして採用する(S113)。
一方、S112において、分析データ選択処理部135で現在処理対象としている部品が、急速劣化が発生した部品として特定されなかった場合(S112でNo)、分析データ選択処理部135は、最新の補修済みフラグの直前の点検データを未故障データとして分析データに採用する(S114)。
また、S110において、急速劣化判定処理部133が、所定の確率分布またはランダム値により当該設備において急速劣化が発生した部品を特定しないと判定した場合も(S110でNo)、分析データ選択処理部135は、最新の補修済みフラグの直前の点検データを未故障データとして分析データに採用する(S114)。
分析データ選択装置10が上記の処理を行うことで、部品の点検履歴データ上のどの時点の点検データを分析データとして採用すべきか、また、分析データとして採用する点検データについて故障データとして採用すべきか未故障データとして採用すべきかを精度よく判定することができる。その結果、分析データ選択装置10は、設備の信頼性分析において、単に最新点検結果(m0点検データ)を用いるよりも、設備の故障発生確率等の計算精度を向上させることができる。
(その他の実施形態)
なお、図3のS107、S108、S109、S110における判定は、分析データ選択装置10のオペレータが判定してもよい。また、上記の点検履歴データは、部品の点検履歴データとしたが、設備の点検履歴データであってもよい。
(プログラム)
また、各実施形態で述べた分析データ選択装置10の機能を実現するプログラムを所望の情報処理装置(コンピュータ)にインストールすることによって実装できる。例えば、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供される上記のプログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を分析データ選択装置10として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)等の移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)等のストレート端末等がその範疇に含まれる。また、分析データ選択装置10を、Webサーバやクラウドとして実装してもよい。
以下に、分析データ選択プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図4に示すように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。ディスクドライブ1100には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1110およびキーボード1120が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1130が接続される。
ここで、図4に示すように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。前記した実施形態で説明した各種データは、例えばハードディスクドライブ1090やメモリ1010に記憶される。
そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、分析データ選択プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、分析データ選択プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 分析データ選択装置
11 入出力部
12 記憶部
13 制御部
130 分析データ選択部
131 点検結果判定部
132 急速劣化判定部
133 急速劣化判定処理部
134 確率設定部
135 分析データ選択処理部
136 信頼性分析部
137 分析結果記録部
138 表示部

Claims (5)

  1. 設備の点検日時および点検結果を示す点検データと、前記設備の補修日時を示した補修データとを含む点検履歴データを記憶する記憶部と、
    前記点検履歴データを参照して、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達している場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを故障データとして分析データに採用し、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していない場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを未故障データとして分析データに採用する分析データ選択部と、
    前記設備の過去の点検結果に基づき、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生したか否かを判定する急速劣化判定部とを備え、
    前記分析データ選択部は、
    前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していないが、前記急速劣化判定部により、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生したと判定された場合、当該設備が当該補修の補修日時に故障したとみなした故障データを分析データに採用し、前記急速劣化判定部により、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生しないと判定された場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを未故障データとして分析データに採用すること
    を特徴とする分析データ選択装置。
  2. 前記急速劣化判定部が、前記設備の過去の点検結果に基づき、前記設備における急速劣化が発生した部品を特定できる場合、
    前記分析データ選択部は、
    前記急速劣化判定部により、当該設備の補修の直前の点検の後に急速劣化が発生したと特定された部品が当該補修の補修日時に故障したとみなした故障データを分析データに採用することを特徴とする請求項に記載の分析データ選択装置。
  3. 前記急速劣化判定部は、
    前記設備の過去の点検結果に基づき、前記設備における急速劣化が発生した部品を特定できない場合、所定の確率分布またはランダム値を用いることにより当該設備に急速劣化が発生した部品を特定し、
    前記分析データ選択部は、
    前記急速劣化判定部により、当該設備の補修の直前の点検の後に急速劣化が発生したと特定された部品が当該補修の補修日時に故障したとみなした故障データを分析データに採用することを特徴とする請求項に記載の分析データ選択装置。
  4. 前記分析データ選択部により前記分析データとして採用された故障データおよび未故障データを用いて、前記設備の信頼性分析を行う信頼性分析部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の分析データ選択装置。
  5. 分析データ選択装置が、設備の点検日時および点検結果を示す点検データと、前記設備の補修日時を示した補修データとを含む点検履歴データを取得するデータ取得ステップと、
    前記分析データ選択装置が、前記点検履歴データを参照して、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達している場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを故障データとして分析データに採用し、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していない場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを未故障データとして分析データに採用する分析データ選択ステップと、
    前記分析データ選択装置が、前記設備の過去の点検結果に基づき、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生したか否かを判定する判定ステップとを含み、
    前記分析データ選択ステップにおいて、
    前記分析データ選択装置が、前記設備の補修の直前の点検結果が所定の補修基準に達していないが、前記判定ステップにおいて、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生したと判定した場合、当該設備が当該補修の補修日時に故障したとみなした故障データを分析データに採用し、前記判定ステップにおいて、当該補修の直前の点検の後に当該設備に急速劣化が発生しないと判定した場合、当該補修の直前における当該設備の点検データを未故障データとして分析データに採用すること
    を特徴とする分析データ選択方法。
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