JP2023005508A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングの小型化を実現する。【解決手段】コネクタは、ハウジング10の端子収容室22に挿入される端子金具25と、ハウジング10に取り付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なリテーナ32とを備え、リテーナ32には、仮係止位置において端子収容室22に臨むように配置され、弾性変形可能なランス47と、本係止位置において端子収容室22に臨むように配置され、ランス47よりも剛性の高い本係止部48とが形成され、ランス47は、弾性変形することによって端子収容室22に対する端子金具25の挿入を許容するとともに、端子収容室22内の端子金具25に係止することによって端子金具25を抜止め状態に仮保持し、本係止部48は、端子収容室22に挿入された端子金具25に係止することによって端子金具25を抜止状態に保持する。【選択図】図4

Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、ハウジング内のキャビティに端子金具を挿入し、キャビティに形成したランスによって端子金具を一次係止し、ハウジングに取り付けたリテーナによって端子金具を二次係止するコネクタが開示されている。
特開2009-117269号公報
ランスは片持ち状に延出した形状であり、端子金具をキャビティに挿入する過程では、ランスが端子金具と干渉して一時的に弾性変形する。端子金具が正規位置まで挿入されると、ランスが弾性復帰して端子金具に係止するようになっている。ハウジングには、ランスの形成に伴って、ランスを金型成形する際に生じる型抜き空間や、ランスの撓み許容空間も形成されるため、ランスを有するハウジングの形状は複雑である。形状の複雑なハウジングを小型化しようとすると、金型の強度確保が難しくなるため、ハウジングの小型化には限界がある。
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングの小型化を実現することを目的とする。
本開示のコネクタは、
端子収容室を有するハウジングと、
前記端子収容室に挿入される端子金具と、
前記ハウジングに取り付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なリテーナとを備え、
前記リテーナには、
前記仮係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、弾性変形可能な仮係止部と、
前記本係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、前記仮係止部よりも剛性の高い本係止部とが形成され、
前記仮係止部は、弾性変形することによって前記端子収容室に対する前記端子金具の挿入を許容するとともに、前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止め状態に仮保持し、
前記本係止部は、前記端子収容室に挿入された前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止状態に保持する。
本開示によれば、ハウジングの小型化を実現することができる。
図1は、実施例1のコネクタを斜め前方から見た斜視図である。 図2は、分解状態のコネクタを斜め前方から見た斜視図である。 図3は、分解状態のコネクタを斜め後方から見た斜視図である。 図4は、ハウジングとリテーナを組み付けた状態をあらわす正面図である。 図5は、ハウジングとリテーナを組み付けた状態をあらわす背面図である。 図6は、リテーナが仮係止位置にある状態をあらわす部分拡大正面図である。 図7は、リテーナが仮係止位置にある状態をあらわす背面図である。 図8は、リテーナが仮係止位置にある状態でランスが端子金具を抜止している状態をあらわす部分拡大側断面図である。 図9は、リテーナが本係止位置にある状態をあらわす部分拡大正面図である。 図10は、リテーナが本係止位置にある状態をあらわす背面図である。 図11は、リテーナが本係止位置にある状態で本係止部が端子金具を抜止している状態をあらわす部分拡大側断面図である。 図12は、本係止位置のリテーナに対してカバーを組み付けた状態をあらわす背断面図である。 図13は、仮係止位置のリテーナに対してカバーを組み付けた状態をあらわす部分拡大背断面図である。 図14は、本係止位置のリテーナに対してカバーを組み付けた状態をあらわす部分拡大背断面図である。 図15は、コネクタを斜め後方から見た斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子収容室を有するハウジングと、前記端子収容室に挿入される端子金具と、前記ハウジングに取り付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なリテーナとを備え、前記リテーナには、前記仮係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、弾性変形可能な仮係止部と、前記本係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、前記仮係止部よりも剛性の高い本係止部とが形成され、前記仮係止部は、弾性変形することによって前記端子収容室に対する前記端子金具の挿入を許容するとともに、前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止め状態に仮保持し、前記本係止部は、前記端子収容室に挿入された前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止状態に保持する。本開示の構成によれば、仮係止部と本係止部をリテーナに形成したので、弾性変形可能な仮係止部をハウジングに形成する必要がなく、ハウジングの形状をシンプルにすることができる。ハウジングの形状がシンプルになると、ハウジングを成形するための金型において強度確保のための制約が少なくなるので、ハウジングの小型化を実現することができる。
(2)前記端子金具は前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入されるようになっており、前記仮係止部は、前方へ片持ち状に延出した形状であり、前記本係止部よりも前方に配置されていることが好ましい。この構成によれば、本係止部が、前後方向において仮係止部と同じ領域に配置されている場合に比べると、金型における成形時の溶融樹脂の流れが良好となる。
(3)前記リテーナには、前記仮係止位置と前記本係止位置との間の移動経路と平行に延びた基部が形成され、前記仮係止部と前記本係止部が、前記基部から突出した形状であることが好ましい。この構成によれば、仮係止部と本係止部が共通の基部に繋がっているので、金型における成形時の溶融樹脂の流れが良好となる。
(4)前記端子収容室は、突起状の端子収容部の内部に形成され、前記リテーナには、前記端子収容部を収容する係止用収容室が形成されていることがこのましい。この構成によれば、突起状の端子収容部に対して異物が干渉することを防止できる。
(5)(4)において、前記仮係止部と前記本係止部が、前記係止用収容室内に収容されていることが好ましい。この構成によれば、仮係止部と本係止部に対して異物が干渉することを防止できる。
(6)前記収容凹部と前記ハウジングは、互いに摺接可能な円弧形のガイド面を有し、前記リテーナは、前記ガイド面同士の摺接によって回転しながら前記仮係止位置から前記本係止位置へ変位することが好ましい。異物が、リテーナの外面やハウジングの露出面に対して擦るように干渉したときに、その干渉方向は直線方向である。リテーナが仮係止位置から本係止位置へ変位するときの動きは回転動作であるから、異物がリテーナやハウジングに対して擦るように干渉しても、仮係止位置のリテーナが本係止位置へ移動し難い。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示のコネクタを具体化した実施例1を、図1~図15を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本実施例1において、前後の方向については、図1~3,8,11,15において矢印Fで示す方向を前方、矢印Rで示す方向を後方と定義する。
本実施例1のコネクタは、図1~3に示すように、ハウジング10と、3つの端子金具25と、リテーナ32と、カバー50を備えて構成されている。
ハウジング10は、合成樹脂製の単一部品である。図2,3に示すように、ハウジング10は、円板部11と、円柱部12と、3つの端子収容部21とを有する。円板部11は、板厚方向を前後方向に向けた板状をなす。ハウジングを前方から見た正面視において、円板部は円形をなす。
円板部11の外周縁部には、3つのガイド用張出部13と3つの抜止用リブ14が形成されている。3つのガイド用張出部13は、円板部11と同心の円弧状をなし、周方向において等角度ピッチで配置されている。ガイド用張出部13の後面は、円板部11、即ちハウジング10の後面10Rに対して面一状に連なっている。図7,10に示すように、ガイド用張出部13の外周面は、第1外周ガイド面15として機能する。
3つの抜止用リブ14は、円板部11と同心の円弧状をなしている。ハウジング10を後方から見た背面視において、抜止用リブ14は、ガイド用張出部13に対して時計回り側に隣接して並ぶように配置されている。抜止用リブ14の後面は、円板部11及びガイド用張出部13の後面に対して前方へ凹むように配置されている。円板部11の外周面のうちガイド用張出部13及び抜止用リブ14が形成されていない領域は、第2外周ガイド面16として機能する。
円板部11には、周方向において等角度ピッチで配置された3つの弾性保持片17が形成されている。弾性保持片17は、円板部11の外周縁に沿うように配置されている。弾性保持片17は、背面視において、円板部11と同心の円弧形をなし、時計回り方向へ片持ち状に延出したアーム状をなす。前後方向において、弾性保持片17の前面は円板部11の前面と同じ位置にあり、弾性保持片17の後面は円板部11の後面と同じ位置にある。弾性保持片17は、弾性保持片17における反時計回り側の端部を支点として、前後方向へ弾性的に変位することができる。
円柱部12は、円板部11の前面から円板部11と同心状に前方へ突出した円柱形をなす。円柱部12には、円柱部12と同心の円弧形をなす2つの検知溝18が形成されている。図13,14に示すように、背面視において、検知溝18における反時計回り側の端部には、径方向外方へ凹ませた形状の検知用凹部19が形成されている。図2に示すように、円柱部12の外周面は、第3外周ガイド面20として機能する。
3つの端子収容部21は、円板部11の前面から前方へ片持ち状に突出している。3つの端子収容部21は、円板部11と同心の1つの円周上において周方向に等角度ピッチで配置されている。正面視において、3つの端子収容部21は円柱部12を包囲するように配置されている。端子収容部21の正面視形状は、円形である。端子収容部21の内部には、ハウジング10の後面10Rに開口する端子収容室22が形成されている。
端子収容部21の外周面のうち円柱部12と対向する領域には、端子収容室22内を端子収容部21の外部へ開放させる切欠部23が形成されている。前後方向における切欠部23の形成範囲は、端子収容室22の前端部と後端部を除いた領域である。端子収容室22の前端部と後端部においては、端子収容室22の内周面が全周にわたって繋がっている。端子収容部21の前端部には、端子収容部21の前端面から端子収容室22内に貫通した貫通孔24が形成されている。
端子金具25は、図8,11に示すように、全体として前後方向に細長い形状の単一部品である。端子金具25は、筒形の端子本体部26と、接続部27と、圧着部28と、繋ぎ部60とを有する。接続部27は、端子本体部26の前端から前方へ片持ち状に突出している。繋ぎ部60は、端子本体部26の後端から後方へ延出した形状である。繋ぎ部60は、端子本体部26よりも円板部11の径方向外方へ凹んだ形状である。繋ぎ部60の凹み形状によって、端子本体部26の後端部には、段差状の一次係止部29が形成されている。
圧着部28は、筒形をなし、繋ぎ部60の後端から後方へ延出している。圧着部28には、電線31の前端部が圧着によって接続されている。圧着部28は、一対のカシメ片61を有するオープンバレル状の部位である。一対のカシメ片61は、電線31の外周面のうち円板部11の径方向内側の領域において、径方向に重ね合わされている。圧着部28のうち一対のカシメ片61が重ね合わされた部位の後端部は、二次係止部30として機能する。
リテーナ32は、合成樹脂製の単一部品である。図4に示すように、リテーナ32を前方から見た正面視において、リテーナ32は円環形をなす。リテーナ32の外周面には、3つのガイドピン33が形成されている。3つのガイドピン33は、周方向に等角度ピッチで配置され、径方向へ突出している。
リテーナ32には、ハウジング10を収容すための収容凹部34が形成されている。収容凹部34は、リテーナ32を前後方向に貫通した形状である。収容凹部34は、1つの大径凹部35と、1つの小径凹部36と、3つの係止用収容室45とを有する。大径凹部35は、リテーナ32の後面32Rを浅く凹ませた形状である。
大径凹部35は、リテーナ32と同心の円形をなす。大径凹部35の内径寸法は、リテーナ32の外径寸法よりも少し小さい寸法である。大径凹部35の内周面には、周方向に等角度ピッチで配置された3つのガイド用凹部37が形成されている。ガイド用凹部37は、リテーナ32と同心の円弧形をなし、リテーナ32の後面32Rに開口している。ガイド用凹部37の内周面は、円弧形の第1内周ガイド面38として機能する。
大径凹部35の内周面のうちガイド用凹部37が形成されていない領域には、図3に示すように、スリット状に凹ませた抜止用溝部39が形成されている。図5,7に示すように、抜止用溝部39は、背面視において、ガイド用凹部37に対して時計回り側に隣接して並ぶよう配置されている。背面視において、抜止用溝部39の反時計回り側の端部は、ガイド用凹部37と連通している。大径凹部35の内周面のうちガイド用凹部37及び抜止用溝部39が形成されていない領域は、第2内周ガイド面40として機能する。
小径凹部36は、大径凹部35からリテーナ32の前端面まで貫通した形状である。小径凹部36は、リテーナ32及び大径凹部35と同心の円形をなす。小径凹部36の内周面は、第3内周ガイド面41として機能する。
図3に示すように、リテーナ32のうち小径凹部36を包囲する部位は、環状部42として機能する。環状部42の後面は大径凹部35内に臨んでいる。環状部42の後面には、周方向の等角度ピッチで配置された3対の保持突起43,44が形成されている。一対の保持突起43,44は、周方向に間隔を空けて並ぶ第1保持突起43と第2保持突起44とから構成されている。背面視において、第2保持突起44は、第1保持突起43よりも時計回り側に配置されている。
3つの係止用収容室45は、環状部42に形成され、周方向に等角度ピッチで配置されている。係止用収容室45は、環状部42を前後方向に貫通している。図4,6,9に示すように、正面視において、各係止用収容室45は、長円を収容凹部34と同心の円弧形をなすように湾曲させた形状である。
係止用収容室45内には、円弧状をなす基部46と、仮係止部として機能するランス47と、本係止部48とが形成されている。図6,9に示すように、基部46は、係止用収容室45の内面における径方向内側の弧状面から、径方向外方へ同心円弧状に張り出している。基部46は、係止用収容室45の後端部に配置されている。周方向における基部46の形成範囲は、正面視において、係止用収容室45の時計回り側の端部を除いた領域である。係止用収容室45のうち基部46が形成されていない空間は、正面視形状が円形をなす挿入空間62として機能する。
ランス47は、基部46の周方向における中央部に配置されている。ランス47は、基部46の前面から前方へ片持ち状に延出している。ランス47は、ランス47の後端部を支点として径方向へ弾性的に変位することができる。ランス47のうちリテーナ32の径方向外側の面には、抜止め突起63が形成されている。ランス47は、端子金具25の一次係止部29に係止して端子金具25を仮保持するための部位である。
本係止部48は、基部46の径方向外側の面から、径方向外方へリブ状に張り出した形状である。本係止部48の正面視形状は、リテーナ32及び基部46とと同心の円弧形をなす。本係止部48は、基部46の後端部に位置し、ランス47よりも後方に配置されている。周方向における本係止部48の形成範囲は、正面視において、ランス47よりも反時計回り側の領域である。本係止部48は、ランス47とは異なり、弾性変形しない。本係止部48は、端子金具25の二次係止部30に係止して端子金具25を抜止め状態に保持するための部位である。
カバー50は、合成樹脂製の単一部品である。カバー50は、図2,3に示すように、円形をなす後壁部51と、後壁部51の外周縁から前方へ突出した円筒形の周壁部52とを有する。後壁部51には、周方向に等角度ピッチで配置された3つの電線挿通孔53が形成されている。後壁部51には、後壁部51の同心の円弧形をなす2つの検知部54が形成されている。検知部54は、後壁部51から前方へ突出している。図13,14に示すように、背面視において、検知部54における時計回り側の端部には、径方向外方へ突出した検知突起55が形成されている。周壁部52の内周面には、周方向に等角度ピッチで配置された3つのガイド溝56が形成されている。ガイド溝56の前端部は、周壁部52の前面に開口している。
次に、本実施例1のコネクタの組付け手順を説明する。まず、端子金具25を取り付けていない状態のハウジング10を、リテーナ32の後方から収容凹部34内に収容する。このとき、円柱部12を小径凹部36に嵌入し、円板部11を大径凹部35内に収容し、端子収容部21を係止用収容室45に収容する。ガイド用張出部13と抜止用リブ14をガイド用凹部37に嵌入することによって、リテーナ32とハウジング10を周方向において位置決めする。端子収容部21は、係止用収容室45のうち正面視において基部46及びランス47よりも時計回り側の挿入空間62に収容される。
この状態から、リテーナ32を、ハウジング10に対し、正面視における時計回り方向へ相対回転させる。このとき、第1外周ガイド面15、第2外周ガイド面16及び第3外周ガイド面20と、第1内周ガイド面38、第2内周ガイド面40及び第3内周ガイド面41とが摺接する。これらの摺接によるガイド作用によって、リテーナ32とハウジング10の相対回転動作が円滑に行われる。
ハウジング10とリテーナ32を相対回転させると、抜止用リブ14が抜止用溝部39に嵌入することによって、リテーナ32がハウジング10に対して前方へ離脱することを規制される。端子収容部21がランス47を径方向外側から覆う仮係止位置までリテーナ32を回転させると、図7に示すように、第1保持突起43と第2保持突起44が、弾性保持片17に対して周方向に挟むように係止する。この係止作用によって、リテーナ32がハウジング10に対して仮係止位置に保持される。
次に、ハウジング10の後方から端子金具25を端子収容室22内に挿入する。挿入過程では、端子本体部26がランス47の抜止め突起63と干渉することによって、ランス47が径方向内側へ弾性変位する。端子金具25が正規位置まで挿入されると、ランス47が弾性復帰し、抜止め突起63が端子金具25の一次係止部29に対して後方から係止する。ランス47が一次係止部29に係止することによって、端子金具25が抜止めされる。端子金具25が正規位置まで挿入された状態では、接続部27が貫通孔24に嵌入される。
3つの端子金具25を端子収容室22に挿入した後、リテーナ32を、ハウジング10に対し、正面視における時計回り方向へ相対回転させる。リテーナ32を本係止位置まで回転させると、抜止用リブ14が抜止用溝部39の奥端部に当接し、第2保持突起44が弾性保持片17に係止することによって、リテーナ32が本係止位置に保持される。リテーナ32が本係止位置にある状態では、端子金具25の一次係止部29とリテーナ32のランス47とが解離し、本係止部48が端子金具25の二次係止部30に対して後方から係止する。本係止部48と二次係止部30との係止作用によって、端子金具25が抜止めされる。
リテーナ32を本係止位置へ回転させた後、ハウジング10の後方からカバー50をリテーナ32に組み付ける。組付けに際しては、ガイド溝56をガイドピン33に嵌合することによって、リテーナ32とカバー50を周方向において位置決めする。カバー50をリテーナ32に接近させると、図14に示すように、検知部54が検知溝18に嵌入され、検知突起55が検知用凹部19に嵌入される。尚、電線31は、予め、電線挿通孔53に挿通されている。
カバー50を取り付ける時点で、リテーナ32が仮係止位置に留め置かれていた場合には、図13に示すように、検知突起55が、検知用凹部19から外れて検知溝18の開口縁部と干渉する。この干渉によって、リテーナ32に対するカバー50の組付ができなくなるので、リテーナ32が仮係止位置に留め置かれていること、即ちリテーナ32が本係止位置へ移動していないことが判る。
本実施例1のコネクタは、端子収容室22を有するハウジング10と、端子収容室22に挿入される端子金具25と、リテーナ32とを備えている。リテーナ32は、ハウジング10に取り付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で変位可能である。
リテーナ32には、仮係止部としてのランス47と、本係止部48とが形成されている。ランス47は、弾性変形が可能であり、リテーナ32が仮係止位置にある状態において、端子収容室22に臨むように配置される。ランス47は、弾性変形することによって端子収容室22に対する端子金具25の挿入を許容する。ランス47は、端子収容室22内の端子金具25に係止することによって、端子金具25を抜止め状態に仮保持する。
本係止部48は、ランス47よりも剛性が高く、弾性変形しない。本係止部48は、リテーナ32が本係止位置にある状態において端子収容室22に臨むように配置される。本係止部48は、端子収容室22に挿入された端子金具25に係止することによって、端子金具25を、ランス47よりも高い保持力で抜止状態に保持する。
本実施例1のコネクタによれば、リテーナ32が仮係止位置にある状態で端子金具25を端子収容室22に挿入すると、ランス47の係止作用によって端子金具25を仮保持することができる。端子金具25を挿入した後、リテーナ32を本係止位置へ変位させると、本係止部48の係止作用によって端子金具25が抜止め状態に保持される。
ランス47と本係止部48をリテーナ32に形成したので、弾性変形可能なランス47をハウジング10に形成する必要がなく、ハウジング10の端子収容室22の形状をシンプルにすることができる。ハウジング10の形状がシンプルになると、ハウジング10を成形するための金型において強度確保のための制約が少なくなるので、ハウジング10の小型化を実現することができる。リテーナ32は、ハウジング10よりも形状がシンプルなので、ランス47と本係止部48を形成しても、形状が複雑になることはない。
端子金具25はハウジング10の後方から端子収容室22に挿入されるようになっている。ランス47は、前方へ片持ち状に延出した形状であり、本係止部48よりも前方に配置されている。この構成によれば、本係止部48が、前後方向においてランス47と同じ領域に配置されている場合に比べると、金型における成形時の溶融樹脂の流れが良好となる。
リテーナ32には、仮係止位置と本係止位置との間の移動経路と平行に延びた基部46が形成されている。ランス47と本係止部48は、基部46から突出した形状である。この構成によれば、ランス47と本係止部48が共通の基部46に繋がっているので、金型における成形時の溶融樹脂の流れが良好となる。
端子収容室22は、突起状の端子収容部21の内部に形成されている。リテーナ32には、端子収容部21を収容する係止用収容室45が形成されている。この構成によれば、突起状の端子収容部21に対して異物が干渉することを防止できる。ランス47と本係止部48は、係止用収容室45内に収容されているので、ランス47と本係止部48に対して異物が干渉することを防止できる。
収容凹部34の内周面は円弧形の第1~第3内周ガイド面38,40,41を有し、ハウジング10の外周面は円弧形の第1~第3外周ガイド面15,16,20を有する。第1~第3内周ガイド面38,40,41と第1~第3外周ガイド面15,16,20は、個別に、かつ互いに摺接する。これらの摺接によって、リテーナ32は、回転しながら仮係止位置から本係止位置へ変位する。
異物が、リテーナ32の後面32Rやハウジング10の後面10Rに対して擦るように干渉したときに、その干渉方向は直線方向である。これに対し、リテーナ32が仮係止位置から本係止位置へ変位するときの動きは回転動作である。したがって、異物がリテーナ32の後面32Rやハウジング10の後面10Rに対して擦るように干渉しても、仮係止位置のリテーナ32が本係止位置へ移動し難い。
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
上記実施例では、仮係止部が前方へ片持ち状に延出した形状であるが、仮係止部は、後方へ片持ち状に延出した形状であもよく、前後両端がリテーナに支持された形状でもよい。
上記実施例では、仮係止部の全体が本係止部よりも前方に配置されているが、仮係止部の一部が、前後方向において本係止部と同じ領域に配置されていてもよい。
上記実施例では、リテーナには、仮係止位置と本係止位置との間の移動経路と平行に延びた基部が形成されているが、リテーナは、このような基部を有しない形状であってもよい。
上記実施例では、リテーナは回転しながら仮係止位置から本係止位置へ変位するが、リテーナの仮係止位置から本係止位置への移動経路は直線状であってもよい。
10…ハウジング
10R:ハウジングの後面
11…円板部
12…円柱部
13…ガイド用張出部
14…抜止用リブ
15…第1外周ガイド面(ガイド面)
16…第2外周ガイド面(ガイド面)
17…弾性保持片
18…検知溝
19…検知用凹部
20…第3外周ガイド面(ガイド面)
21…端子収容部
22…端子収容室
23…切欠部
24…貫通孔
25…端子金具
26…端子本体部
27…接続部
28…圧着部
29…一次係止部
30…二次係止部
31…電線
32…リテーナ
32R:リテーナの後面
33…ガイドピン
34…収容凹部
35…大径凹部
36…小径凹部
37…ガイド用凹部
38…第1内周ガイド面(ガイド面)
39…抜止用溝部
40…第2内周ガイド面(ガイド面)
41…第3内周ガイド面(ガイド面)
42…環状部
43…第1保持突起
44…第2保持突起
45…保持室
46…弧状基部
47…ランス(仮係止部)
48…本係止部
50…カバー
51…後壁部
52…周壁部
53…電線挿通孔
54…検知部
55…検知突起
56…ガイド溝
60…繋ぎ部
61…カシメ片
62…挿入空間
63…抜止め突起

Claims (6)

  1. 端子収容室を有するハウジングと、
    前記端子収容室に挿入される端子金具と、
    前記ハウジングに取り付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で変位可能なリテーナとを備え、
    前記リテーナには、
    前記仮係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、弾性変形可能な仮係止部と、
    前記本係止位置において前記端子収容室に臨むように配置され、前記仮係止部よりも剛性の高い本係止部とが形成され、
    前記仮係止部は、弾性変形することによって前記端子収容室に対する前記端子金具の挿入を許容するとともに、前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止め状態に仮保持し、
    前記本係止部は、前記端子収容室に挿入された前記端子金具に係止することによって前記端子金具を抜止状態に保持するコネクタ。
  2. 前記端子金具は前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入されるようになっており、
    前記仮係止部は、前方へ片持ち状に延出した形状であり、前記本係止部よりも前方に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記リテーナには、前記仮係止位置と前記本係止位置との間の移動経路と平行に延びた基部が形成され、
    前記仮係止部と前記本係止部が、前記基部から突出した形状である請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子収容室は、突起状の端子収容部の内部に形成され、
    前記リテーナには、前記端子収容部を収容する係止用収容室が形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記仮係止部と前記本係止部が、前記係止用収容室内に収容されている請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記収容凹部と前記ハウジングは、互いに摺接可能な円弧形のガイド面を有し、
    前記リテーナは、前記ガイド面同士の摺接によって回転しながら前記仮係止位置から前記本係止位置へ変位する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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