JP6653137B2 - シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関し、特に、相対的に回転運動する物体間に配置されるエネルギー吸収装置を備えたシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関する。
例えば、シートベルトリトラクタ等のような、長尺物の巻き取り装置(巻き戻し機能も含む)において、長尺物を巻き取る巻胴(ドラムやスプールと称されることもある)は、該巻胴を回転可能に支持する支持手段に対して相対的に回転運動している。かかる相対回転運動をする装置において長尺物が伸びきった場合や巻き取り又は巻き戻し中に巻胴が停止した場合には、装置や長尺物に大きな荷重がかかることから、相対回転運動する物体間にエネルギー吸収装置を配置することが好ましい。
例えば、特許文献1には、相対的に回転運動する巻取ドラムとラチェットギヤとの間にトーションバーとワイヤとを配置したシートベルトリトラクタが開示されている。かかるシートベルトリトラクタによれば、トーションバーの捩り変形及びワイヤの摺動変形により巻取ドラムとラチェットギヤとの間に生じ得るエネルギーを吸収することができるとともに、ワイヤを摺動変形させるために必要な引き出し荷重を異ならせることによってエネルギー吸収特性を変化させることができる。
また、特許文献2には、相対的に回転運動する物体間にリングディスク(1,3)と揺動部材(2)とを配置した車両用フォースリミッタ装置が開示されている。かかる装置によれば、リングディスク(1,3)に対して揺動部材(2)が相対回転する際に、揺動部材(2)に形成された突起(5)がリングディスク(1,3)に形成された突起(7,8)に交互に揺動しながら接触することにより、相対的に回転運動する物体間に生じるエネルギーを吸収することができる。特に、本装置では、揺動部材(2)の回転速度によって運動エネルギーが変化し、揺動部材(2)の回転速度が増加するに連れてエネルギー吸収量を増大させることができる。
特開2013−184538号公報 国際公開2012/059166号
ところで、上述した特許文献1や特許文献2に記載されたようなエネルギー吸収装置を備えたシートベルトリトラクタを有するシートベルト装置では、同一の車両であっても、男性や女性、大柄な体格の人や小柄な体格の人等、種々の体格を有する乗員がシートに着座することとなる。したがって、同一のシートベルト装置であっても、車両衝突時にウェビングやリトラクタにかかる荷重が変動することとなる。この変動荷重に対応するためには、車両に乗員の体格を判断するセンサを配置したり、異なる荷重に対応可能なエネルギー吸収装置を配置したりしなければならない。
特許文献1に記載されたエネルギー吸収装置では、ワイヤとトーションバーの二段階にエネルギー吸収特性を変更することができるものの、無段階にエネルギー吸収特性を変更することができない。また、特許文献2に記載されたエネルギー吸収装置では、揺動部材の回転速度に応じてエネルギー吸収量を変更することができ、種々の体格の乗員に対応させることができる。
一方、近年、車両構造、車種、乗員の体格等に応じてシートベルトリトラクタのエネルギー吸収特性をより最適化したいというニーズが高くなっている。上述した特許文献1及び特許文献2に記載されたエネルギー吸収装置では、トーションバーの捻れと略同時に作動し始めることから、最適化によって求められるエネルギー吸収特性を実現することが難しい場合があるという問題があった。特に、トーションバーが捻れてウェビングの引き出しが開始された後であってウェビングの引き出しが停止する直前におけるエネルギー吸収特性を高めたい場合に、上述したエネルギー吸収装置では対応することができない。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、無段階にエネルギー吸収特性を変更することができるとともにエネルギー吸収特性の最適化に対応し得る、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールの軸心に挿通されるシャフトと、該シャフトに接続され前記スプールを回転状態から非回転状態に切り替え可能なロッキングベースと、前記スプールと前記ロッキングベースとの間に配置されたエネルギー吸収装置と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、前記エネルギー吸収装置は、前記スプールと連動して回転するスプール側構成部品と、前記ロッキングベースと連動して回転可能に構成されたロッキングベース側構成部品と、前記スプール側構成部品と前記ロッキングベース側構成部品との間に生じる相対回転によって抗力を発生させる抵抗体と、を備え、前記ロッキングベース側構成部品は、前記ロッキングベースに対して前記スプールが相対回転をし始めてから一定量の前記ウェビングが引き出された後に前記ロッキングベースに固定される固定部を有し、前記固定部が前記ロッキングベースに固定された後に前記エネルギー吸収装置を作動させるようにした、ことを特徴とするシートベルトリトラクタが提供される。
また、本発明によれば、乗員をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うシートベルトリトラクタと、前記ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、前記シートの側面に配置されたバックルと、前記ウェビングに配置されたトングと、を備えたシートベルト装置において、前記シートベルトリトラクタは、前記ウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールの軸心に挿通されるシャフトと、該シャフトに接続され前記スプールを回転状態から非回転状態に切り替え可能なロッキングベースと、前記スプールと前記ロッキングベースとの間に配置されたエネルギー吸収装置と、を備え、前記エネルギー吸収装置は、前記スプールと連動して回転するスプール側構成部品と、前記ロッキングベースと連動して回転可能に構成されたロッキングベース側構成部品と、前記スプール側構成部品と前記ロッキングベース側構成部品との間に生じる相対回転によって抗力を発生させる抵抗体と、を備え、前記ロッキングベース側構成部品は、前記ロッキングベースに対して前記スプールが相対回転をし始めてから一定量の前記ウェビングが引き出された後に前記ロッキングベースに固定される固定部を有し、前記固定部が前記ロッキングベースに固定された後に前記エネルギー吸収装置を作動させるようにした、ことを特徴とするシートベルトリトラクタが提供される。
前記固定部は、前記ロッキングベースの軸部に螺合可能なナット部品を含み、前記スプールの相対回転によって前記ナット部品が前記ロッキングベースに締め付けられるように構成されていてもよい。また、前記シャフトは、閾値以上の荷重が生じた場合に捻れるように構成されたトーションバーであってもよい。
上述した本発明に係るシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置によれば、エネルギー吸収装置のスプール側構成部品とロッキングベース側構成部品との間に抵抗体を配置したことにより、スプール側構成部品とロッキングベース側構成部品との間に生じた相対回転運動エネルギーを抗力(例えば、慣性力、摩擦力等)に変換することができ、無段階にエネルギー吸収特性を変更することができる。
また、本発明では、ロッキングベース側構成部品をスプールが相対回転をし始めてから一定量のウェビングが引き出されるまでロッキングベースに対して相対回転するように構成したことにより、エネルギー吸収装置の作動タイミングを遅らせることができ、ウェビングの引き出し停止の直前におけるエネルギー吸収特性を高めることができ、エネルギー吸収特性の最適化に対応し得る。
本発明の第一実施形態に係るシートベルトリトラクタを示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は図1(A)におけるB−B矢視断面図、である。 図1に示したシートベルトリトラクタのシャフトユニットを示す部品展開図である。 図1に示したエネルギー吸収装置の説明図であり、(A)は係止部の拡大図、(B)は係止部の変形例、を示している。 図1に示したシートベルトリトラクタのエネルギー吸収特性を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るシートベルトリトラクタを示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は図5(A)におけるB−B矢視断面図、である。 図5に示したエネルギー吸収装置における固定部の拡大図である。 本実施形態に係るシートベルト装置を示す全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図7を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係るシートベルトリトラクタを示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は図1(A)におけるB−B矢視断面図、である。図2は、図1に示したシートベルトリトラクタのシャフトユニットを示す部品展開図である。図3は、図1に示したエネルギー吸収装置の説明図であり、(A)は係止部の拡大図、(B)は係止部の変形例、を示している。図4は、図1に示したシートベルトリトラクタのエネルギー吸収特性を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシートベルトリトラクタ1は、例えば、図1(A)〜図3(A)に示したように、乗員を拘束するウェビングWの巻き取りを行うスプール2と、スプール2の軸心に挿通されるシャフト3と、シャフト3に接続され回転状態と非回転状態とに切り替え可能なロッキングベース4と、スプール2とロッキングベース4との間に配置されたエネルギー吸収装置5と、を備え、エネルギー吸収装置5は、スプール2と連動して回転するスプール側構成部品5aと、ロッキングベース4と連動して回転可能に構成されたロッキングベース側構成部品5bと、スプール側構成部品5aとロッキングベース側構成部品5bとの間に生じる相対回転によって抗力を発生させる抵抗体5cと、を備え、ロッキングベース側構成部品5bは、ロッキングベース4に対してスプール2が相対回転をし始めてから一定量のウェビングWが引き出されるまでロッキングベース4に対して相対回転するように構成されている。なお、図1(A)及び図1(B)において、説明の便宜上、ウェビングWの図を省略してある。
図示したシートベルトリトラクタ1は、従来のシートベルトリトラクタと同様に、スプール2を回転可能に収容する断面角型U字形状のベースフレーム11と、シャフト3の一端に配置されるスプリングユニット12と、シャフト3の他端に配置されるロック機構13と、車両の加速度を検知するビークルセンサ14と、車両衝突時等にスプール2を回転させてウェビングWを巻き取って乗員とウェビングWとの隙間を消失させるプリテンショナ15と、を有している。なお、プリテンショナ15は、必要に応じて省略することができる。また、シャフト3は、例えば、トーションバーによって構成される。
スプリングユニット12は、図1(A)に示したように、スパイラルスプリング(図示せず)の軸心を形成するスプリングコア12aと、スパイラルスプリングを収容するスプリングカバー12bと、を有している。スプリングコア12aには、シャフト3の一端が接続されている。
ロック機構13は、図1(A)及び図2に示したように、シャフト3の端部に配置されるロッキングベース4と、ロッキングベース4に揺動可能に配置されたパウル13aと、ロッキングベース4の外側に隣接するようにシャフト3の端部に配置されるロックギア13bと、ロックギア13bに揺動可能に配置されたフライホイール13cと、これらの部品を収容するとともにシャフト3を回転可能に支持するリテーナ13dと、を有している。
ビークルセンサ14は、図1(A)に示したように、ロック機構13と隣接して配置されており、車両の衝突等により車両に生じた加速度を検知した際に、ロックギア13bの外周に形成された歯に係合するアクチュエータ14aを有している。
ビークルセンサ14が車両の衝突等により車両に生じた加速度を検知すると、アクチュエータ14aによりロックギア13bの回転が規制される。また、ウェビングWが急速に引き出された場合には、フライホイール13cが慣性力により揺動してリテーナ13dの内周面に形成された歯に係合し、ロックギア13bの回転が規制される。ロックギア13bの回転が規制されると、パウル13aが揺動してロッキングベース4の外径方向に突出し、ベースフレーム11の開口部に形成された歯と係合する。このパウル13aの係合によって、ロッキングベース4はベースフレーム11に固定(拘束)された状態となる。
ロック機構13が作用した状態で、ウェビングWを引き出す方向に荷重が負荷された場合であっても、シャフト3(トーションバー)に閾値以上の荷重が生じるまでは、スプール2はシャフト3(トーションバー)を介してロッキングベース4に接続されていることから、非回転状態に保持される。そして、シャフト3(トーションバー)に閾値以上の荷重が生じた場合には、シャフト3(トーションバー)が捻れることによって、スプール2がロッキングベース4に対して相対的に回転運動を生じ、ウェビングWが引き出される。
シャフト3は、トーションバーの最大捻れ回転数を規定するストッパ3aを有していてもよい。ストッパ3aは、例えば、ロッキングベース4の軸部の外周に挿嵌される。かかるストッパ3aにより、ウェビングWの引き出し量が規制される。また、ストッパ3aとスプール2との間にはガタツキ防止用のカラー3bが配置されていてもよい。なお、図示しないが、シャフト3はトーションバーに限定されるものではなく、剛体のシャフト3にスプール2との相対回転を許容するEAプレート(エネルギー吸収プレート)を配置したものであってもよい。
プリテンショナ15は、例えば、図1(A)に示したように、シャフト3に挿通され同心軸上に配置されたピニオン15aと、ピニオン15aと係合可能な内歯を有するリングギア15bと、リングギア15bに動力を付与する動力発生手段と、リングギア15bの外周を覆うカバー15cと、を有している。動力発生手段は、例えば、リングギア15bの外周に係合して回転させる質量体(図示せず)と、質量体を放出可能に収容するパイプ15dと、質量体に動力を付与するガスジェネレータ(図示せず)と、を有している。
通常時は、ピニオン15aとリングギア15bとは離隔しており、車両衝突時にパイプ15dから質量体が放出されると、質量体の移動によってリングギア15bがピニオン15aと噛み合うとともに、リングギア15bの回転によってピニオン15aが回転され、スプール2が回転される。
図2に示したように、ピニオン15aは、内側に延出されシャフト3に嵌合されるベアリング部15eを有しており、ベアリング部15eはスプール2に形成された開口部に嵌合される。したがって、シャフト3の一端は、ピニオン15aのベアリング部15eを介してスプール2に接続されている。なお、ピニオン15aは、プッシュナット15fにより軸方向の位置決めがなされていてもよい。
上述したシートベルトリトラクタ1の構成は、例えば、特開2012−30636号等に記載された従来のシートベルトリトラクタと実質的に同様の構成を有しており、これ以上の詳細な説明を省略する。そして、本実施形態に係るシートベルトリトラクタ1は、図1(A)〜図2に示したように、スプール2とロッキングベース4との間にエネルギー吸収装置5が配置されている。
エネルギー吸収装置5は、例えば、図1(A)〜図2に示したように、相対的に回転運動する物体間に配置されるエネルギー吸収装置であって、スプール2の端部に一体に形成されるとともに環状に形成された波形溝51aを有する底面を備えたハウジング51と、ハウジング51に対向するように接続されるとともにハウジング51の波形溝51aと同期した波形溝52aを有するカバープレート52と、一端がハウジング51の波形溝51aに挿入され他端がカバープレート52の波形溝52aに挿入された複数の駆動ピン53と、駆動ピン53の各中間部に配置された複数の質量体54と、駆動ピン53が挿通されて質量体54の両側に配置されるとともにロッキングベース4に接続される一対の中間プレート55と、を有している。
図示したエネルギー吸収装置5では、ハウジング51がスプール2と一体に形成されているが、ハウジング51とスプール2とを別体に形成して接続するようにしてもよいし、ハウジング51と波形溝51aを有するプレートとを別体に形成して接続するようにしてもよい。また、質量体54の内側には、質量体54の径方向に移動を案内するガイドリング56を有している。
また、中間プレート55及びガイドリング56は、固定リング57及び連結リング58を介してロッキングベース4に固定されている。中間プレート55及びガイドリング56の中心部には、係合歯を有する開口部が形成されており、この開口部に固定リング57の軸部57aが係合歯と係合するように挿通される。また、固定リング57は、連結リング58を介してロッキングベース4に固定されている。なお、連結リング58は、必要に応じて省略することができ、固定リング57を直にロッキングベース4に固定するようにしてもよい。また、固定リング57は、カバープレート52の軸方向の移動を規制するフランジ部57bを有している。
駆動ピン53は、金属製であってもよいし、樹脂製であってもよい。質量体54は、例えば、鉛や鉄等の金属によって構成される。また、質量体54は、駆動ピン53が波形溝51a及び波形溝52aに沿って移動することによって、スプール2の径方向に往復移動することとなることから、図2に示したように、放射状に配置される。質量体54は、例えば、全体として内側が狭く外側が広く形成された略台形形状を有しており、内側に突出した突起部54aを有している。突起部54aは、ガイドリング56の外周に形成された溝に挿入される。
図2に示したように、本実施形態では、駆動ピン53と質量体54とを別体に構成し、質量体54に形成された貫通孔に駆動ピン53が挿通されている。このとき、駆動ピン53は、質量体54の貫通孔に圧入されていてもよいし、質量体54の貫通孔に遊嵌状に挿通されていてもよい。また、図示しないが、駆動ピン53と質量体54とはダイカスト等によって一体に形成されていてもよい。
駆動ピン53を質量体54に圧入した場合や駆動ピン53と質量体54とを一体に形成した場合には、駆動ピン53を質量体54に固定することができ、波形溝51a及び波形溝52aを移動する駆動ピン53の回転(自転)を抑制することができる。したがって、駆動ピン53及び質量体54の移動に伴って発生する抗力(慣性力、摩擦力等)によってエネルギー吸収を行うことができる。なお、駆動ピン53は、質量体54に遊嵌状に挿通するようにしてもよい。
中間プレート55は、駆動ピン53を挿通する複数の長孔55aと、固定リング57の軸部57aに係合する内歯55bと、を有する環状の部品である。かかる中間プレート55を駆動ピン53の両端部に配置することにより、駆動ピン53にバランスよく荷重を付加させることができ、応力集中の発生を緩和することができる。長孔55aは、長径が径方向に沿って配置されており、その長さは波形溝51a及び波形溝52aの振幅よりも大きくなるように設計されている。
ここで、本実施形態において、「波形溝」とは、円周方向に蛇行するように形成された溝を意味する。また、「同期」とは、波形溝51aと波形溝52aとが同位相において同一の振幅を有していることを意味する。また、本実施形態において、スプール側構成部品5aは、ハウジング51及びカバープレート52により構成される。また、ロッキングベース側構成部品5bは、一対の中間プレート55、ガイドリング56、固定リング57、連結リング58により構成される。また、抵抗体5cは、駆動ピン53及び質量体54により構成される。
上述したエネルギー吸収装置5において、今、ロック機構13が作用してロッキングベース4がベースフレーム11に固定されているものとする。このとき、スプール2はシャフト3を介してロッキングベース4に接続されていることから、非回転状態に保持される。例えば、乗員が前方に移動してウェビングWを引き出す方向に荷重が負荷された場合、本実施形態ではシャフト3がトーションバーによって構成されていることから、シャフト3に所定の閾値以上の荷重が生じるまでは、スプール2は非回転状態に保持される。
そして、シャフト3に所定の閾値以上の荷重が生じた場合には、シャフト3が捻れることによって、スプール2がロッキングベース4に対して相対的に回転運動を生じ、ウェビングWが引き出される。このスプール2の相対的な回転運動によって、エネルギー吸収装置5のスプール側構成部品5aとロッキングベース側構成部品5bとの間に相対的な回転運動を生じることとなり、駆動ピン53が波形溝51a及び波形溝52aに沿って移動することとなる。このとき、質量体54は、径方向に往復移動しつつ、駆動ピン53と連動して回転(公転)することとなる。
駆動ピン53及び質量体54の質量は、ウェビングWに生じる加速度の予測値に応じて任意に設計される。また、車両衝突時等に乗員に生じる加速度、すなわち、ウェビングWに生じる加速度は、時間の経過とともに上昇する傾向にあり、同じ質量であれば加速度の大きさによって、スプール2から入力されたエネルギーの吸収量を変動させることができる。また、ウェビングWに生じる加速度は、乗員の体格差(体重差)によっても変動することとなるが、この場合も加速度の大きさに応じてエネルギー吸収装置5のエネルギー吸収量を変動させることができる。すなわち、上述したエネルギー吸収装置5によれば、無段階にエネルギー吸収特性を変更することができる。
また、ロッキングベース側構成部品5bは、ロッキングベース4に対してスプール2が相対回転をし始めてから一定量のウェビングWが引き出された後にロッキングベース4に係止する係止部5dを有している。具体的には、係止部5dは、例えば、図3(A)に示したように、連結リング58に形成され、ロッキングベース4に形成された凸部41を回転方向に挿通可能かつ凸部41と接触可能な段差58bを有する切欠58aによって構成される。
ロッキングベース4は、シャフト3に挿通される軸部4aと、パウル13aを揺動可能に支持するフランジ部4bと、を備え、フランジ部4bには軽量化のための肉抜孔4cが形成されている。凸部41は、例えば、肉抜孔4c内の内縁部から径方向外方に突出するように形成される。
一方、この凸部41に対して一定量の相対回転を許容しつつ係止する係止部5dは、連結リング58の内周面の一部を径方向外方に拡張するように形成した切欠58aによって構成される。凸部41と接触して係止する段差58bは、切欠58aによって形成された内周面との段差によって構成される。
かかる構成により、シャフト3の回転(捻れ)に伴ってスプール2がロッキングベース4に対して相対回転し始めた場合であっても、凸部41は切欠58aが形成された円弧状の溝に沿って移動することから、連結リング58はロッキングベース4に対して相対回転することができる。そして、凸部41が段差58bに到達すると、ロッキングベース4が連結リング58に係止し、連結リング58(ロッキングベース側構成部品5b)がロッキングベース4に対して相対回転しないように固定されることとなる。その結果、ロッキングベース側構成部品5bに対してスプール側構成部品5aが相対回転をし始めることとなり、エネルギー吸収装置が作動する。
なお、図3(A)に示した実施形態では、凸部41を径方向に突出させ、係止部5dを径方向に切り欠いた溝によって形成しているが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、凸部41を軸方向に突出させ、係止部5dを軸方向に穿った円弧状の溝や切欠によって形成するようにしてもよい。また、係止部5dは、連結リング58ではなく、固定リング57に形成するようにしてもよい。
また、係止部5dは、図3(B)に示したように、固定リング57に形成され、ロッキングベース4の外縁に沿って形成された肉抜孔4c(開口部)に挿通可能な突起部57cによって構成されてもよい。突起部57cは、例えば、固定リング57のフランジ部57bの表面から軸方向に突出するように形成される。突起部57cが挿通され、ロッキングベース4の一定量の回転を許容しつつ係止する場所は、肉抜孔4cに限定されるものではなく、例えば、窪みや溝であってもよいし、肉抜孔以外の開口部であってもよい。
図3(A)及び図3(B)に示したように、ロッキングベース4に対するスプール2の相対回転に対して、ロッキングベース側構成部品5bに対するスプール側構成部品5aの相対回転を遅らせるための係止部5dは、ロッキングベース4とロッキングベース側構成部品5bとの間に形成された凹凸によって形成される。すなわち、何れか一方が凹部で何れか他方が凸部であれば、凹凸の配置は任意である。
ここで、図4は、本実施形態に係るシートベルトリトラクタのエネルギー吸収特性を示したものである。図4において、横軸はウェビングのストローク(引き出し量)を示し、縦軸はウェビングに生じる荷重を示している。また、図中、実線Mは大柄な乗員(例えば、成人男性)のデータを示し、点線Fは小柄な乗員(例えば、成人女性)のデータを示している。
例えば、特許文献2に記載されたようなエネルギー吸収装置を採用した場合には、スプール2とロッキングベース4との間に相対回転を生じると同時にエネルギー吸収装置が作動することとなる。しかしながら、近年、車両構造、車種、乗員の体格等に応じてシートベルトリトラクタのエネルギー吸収特性をより最適化したいというニーズが高くなっている。例えば、シャフト3(トーションバー)が捻れてウェビングWの引き出しが開始された後であってウェビングWの引き出しが停止する直前におけるエネルギー吸収特性を高めたいというニーズに対して、特許文献2に記載されたようなエネルギー吸収装置では、かかるエネルギー吸収特性を実現することは困難である。
そこで、本実施形態に係るシートベルトリトラクタ1では、図4に示したように、シャフト3(トーションバー)の捻れに対してエネルギー吸収装置5の作動を遅らせる区間を形成している。具体的には、ウェビングWの荷重が閾値荷重Ftに到達してからΔS(ストロークSdからストロークSaまでの区間)だけウェビングWが引き出された後、連結リング58の係止部5dがロッキングベース4の凸部41に係止し、エネルギー吸収装置5が作動し始めることとなる。
エネルギー吸収装置5は、上述したように、スプール側構成部品5aとロッキングベース側構成部品5bとの相対回転速度の大きさに応じて無段階にエネルギー吸収可能である。したがって、図4に示したように、エネルギー吸収特性は上に凸な曲線を描くこととなる。そして、小柄な乗員の場合には、シャフト3(トーションバー)が最大捻れ回転数に到達する前にシャフト3(トーションバー)はそれ以上の捻れを生じない状態になる。一方、大柄な乗員の場合には、シャフト3(トーションバー)が最大捻れ回転数に到達する前に、ウェビングWに生じる荷重はピーク荷重Fpに到達し、エネルギー吸収装置5によってエネルギー吸収されながら徐々に低下することとなる。
したがって、本実施形態に係るシートベルトリトラクタ1によれば、シャフト3(トーションバー)が捻れている間の後半におけるエネルギー吸収特性を高めることができ、エネルギー吸収特性の最適化に対応し得る。このエネルギー吸収装置5の作動タイミングの遅れ量(ΔSの区間の幅)は、最適化によって求められるエネルギー吸収特性に応じて任意に設定される。この作動タイミングの遅れ量は、具体的には、連結リング58の係止部5dがロッキングベース4の凸部41に係止するまでの移動量(相対回転量)によって規定される。
なお、シャフト3(トーションバー)が最大捻れ回転数に到達して捻れが規制されると、スプール2に対するロッキングベース4の相対回転も停止することとなり、エネルギー吸収装置5の作動も停止することとなる。
次に、本発明の第二実施形態に係るシートベルトリトラクタについて、図5(A)〜図6を参照しつつ説明する。ここで、図5は、本発明の第二実施形態に係るシートベルトリトラクタを示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は図5(A)におけるB−B矢視断面図、である。図6は、図5に示したエネルギー吸収装置における固定部の拡大図である。なお、上述した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
第二実施形態に係るシートベルトリトラクタ1は、ロッキングベース4に対してスプール2が相対回転をし始めてから一定量のウェビングWが引き出されるまでの間に生じる、ロッキングベース側構成部品5bのロッキングベース4に対する相対回転を停止させる構成が異なるだけであることから、それ以外のシートベルトリトラクタ1(エネルギー吸収装置5を含む)の構成については説明を省略する。
第二実施形態に係るシートベルトリトラクタ1のロッキングベース側構成部品5bは、図6に示したように、ロッキングベース4に対してスプール2が相対回転をし始めてから一定量のウェビングWが引き出された後にロッキングベース4に固定される固定部5eを有している。具体的には、固定部5eは、ロッキングベース4の軸部4aに螺合可能なナット部品(連結リング58)を含み、スプール2の相対回転によってナット部品(連結リング58)がロッキングベース4に締め付けられるように構成されている。
例えば、図6に示したように、連結リング58の内周面には、雌ネジ58cが切られており、ロッキングベース4の軸部4aの外周面には、雄ネジ4dが切られている。このとき、シャフト3(トーションバー)の捻れによって、連結リング58がロッキングベース4のフランジ部4bに接近するように雌ネジ58c及び雄ネジ4dが切られる。
かかる第二実施形態によれば、シャフト3の回転(捻れ)に伴ってスプール2がロッキングベース4に対して相対回転し始めた場合に、連結リング58がロッキングベース4のフランジ部4bに向かって軸方向に移動し、連結リング58がロッキングベース4のフランジ部4bに接触すると連結リング58がロッキングベース4に固定される。したがって、上述した第一実施形態と同様に、シャフト3(トーションバー)の捻れに対してエネルギー吸収装置5の作動を遅らせることができる。
なお、本実施形態では、部品点数の増加を抑制する観点から、ナット部品として連結リング58を使用しているが、連結リング58と別に専用のナット部品を配置するようにしてもよい。
次に、上述したシートベルトリトラクタ1を備えたシートベルト装置101について、図7を参照しつつ説明する。ここで、図7は、本実施形態に係るシートベルト装置を示す全体構成図である。
図7に示したシートベルト装置101は、乗員(図示せず)をシートSに拘束するウェビングWと、ウェビングWの巻き取りを行うシートベルトリトラクタ1と、車体側に設けられウェビングWを案内するガイドアンカー102と、ウェビングWを車体側に固定するベルトアンカー103と、シートSの側面に配置されたバックル104と、ウェビングWに配置されたトング105と、を備え、シートベルトリトラクタ1は、上述した第一実施形態〜第二実施形態(各実施形態の変形例を含む)に係るシートベルトリトラクタ1のいずれかである。
図示したシートベルト装置101は、いわゆる助手席用のシートベルト装置であり、シートSと隣接した位置にピラーPが配置されていることが多い。そして、例えば、シートベルトリトラクタ1はピラーP内に配置されており、ガイドアンカー102はピラーPの表面に配置されている。かかるシートベルト装置101では、ウェビングWを引き出してトング105をバックル104に嵌着することにより、ウェビングWで乗員をシートSに拘束することができる。
なお、シートベルト装置101のシートベルトリトラクタ1以外の構成については、従来のシートベルト装置と同様の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、シートベルト装置101は、助手席用のものに限定されず、運転席用のシートベルト装置であってもよいし、後部座席用のシートベルト装置であってもよい。後部座席用のシートベルト装置では、ガイドアンカー102を省略するようにしてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、エネルギー吸収装置5は上述した構成以外のエネルギー吸収装置であってもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 シートベルトリトラクタ
2 スプール
3 シャフト
3a ストッパ
3b カラー
4 ロッキングベース
4a 軸部
4b フランジ部
4c 肉抜孔
4d 雄ネジ
5 エネルギー吸収装置
5a スプール側構成部品
5b ロッキングベース側構成部品
5c 抵抗体
5d 係止部
5e 固定部
11 ベースフレーム
12 スプリングユニット
12a スプリングコア
12b スプリングカバー
13 ロック機構
13a パウル
13b ロックギア
13c フライホイール
13d リテーナ
14 ビークルセンサ
14a アクチュエータ
15 プリテンショナ
15a ピニオン
15b リングギア
15c カバー
15d パイプ
15e ベアリング部
15f プッシュナット
41 凸部
51 ハウジング
51a 波形溝
52 カバープレート
52a 波形溝
53 駆動ピン
54 質量体
54a 突起部
55 中間プレート
55a 長孔
55b 内歯
56 ガイドリング
57 固定リング
57a 軸部
57b フランジ部
57c 突起部
58 連結リング
58a 切欠
58b 段差
58c 雌ネジ
101 シートベルト装置
102 ガイドアンカー
103 ベルトアンカー
104 バックル
105 トング

Claims (4)

  1. 乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールの軸心に挿通されるシャフトと、該シャフトに接続され前記スプールを回転状態から非回転状態に切り替え可能なロッキングベースと、前記スプールと前記ロッキングベースとの間に配置されたエネルギー吸収装置と、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
    前記エネルギー吸収装置は、前記スプールと連動して回転するスプール側構成部品と、前記ロッキングベースと連動して回転可能に構成されたロッキングベース側構成部品と、前記スプール側構成部品と前記ロッキングベース側構成部品との間に生じる相対回転によって抗力を発生させる抵抗体と、を備え、
    前記ロッキングベース側構成部品は、前記ロッキングベースに対して前記スプールが相対回転をし始めてから一定量の前記ウェビングが引き出された後に前記ロッキングベースに固定される固定部を有し、前記固定部が前記ロッキングベースに固定された後に前記エネルギー吸収装置を作動させるようにした、
    ことを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 前記固定部は、前記ロッキングベースの軸部に螺合可能なナット部品を含み、前記スプールの相対回転によって前記ナット部品が前記ロッキングベースに締め付けられるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記シャフトは、閾値以上の荷重が生じた場合に捻れるように構成されたトーションバーである、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 乗員をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うシートベルトリトラクタと、前記ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、前記シートの側面に配置されたバックルと、前記ウェビングに配置されたトングと、を備えたシートベルト装置において、
    前記シートベルトリトラクタは、請求項1〜3の何れか一項に記載のシートベルトリトラクタである、ことを特徴とするシートベルト装置。
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