JP6651908B2 - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、プリンタ1は、筐体2内に収容されたプラテン3、4つのインクジェットヘッド4、2つの搬送ローラ5,6、及び、制御装置7等を備えている。
次に、ヘッドユニット11及びその周辺の構成について詳細に説明する。図3はヘッドユニット11の斜視図、図4はヘッドユニット11の平面図、図5は図4のA部拡大図である。図6は図5のVI-VI線断面図、図7は図5のVII-VII線断面図である。
図6に示すように、流路ユニット20は、それぞれ流路形成孔が形成された7枚の金属プレート31〜37が互いに積層されることによって形成されている。金属プレート31〜37は、例えば、ステンレス鋼のプレートである。7枚の金属プレート31〜37が積層されたときにそれぞれの流路形成孔が連通することによって、流路ユニット20には、以下のインク流路が形成されている。
圧電アクチュエータ21は、流路ユニット20の上面に、複数の圧力室26を覆うように接合されている。圧電アクチュエータ21は、3枚の圧電層41〜43からなる圧電体40と、複数の個別電極44と、2種類の共通電極45,46を備えている。
図3、図6に示すように、フレーム部材29は、矩形枠状の部材であり、流路ユニット20の上面の、圧電アクチュエータ21の周囲領域に接合される。このフレーム部材29により、流路ユニット20が補強される。フレーム部材29は、例えば、ステンレス鋼などの金属材料で形成され、流路ユニット20を構成する金属プレート31〜37よりも厚く、強度が高い。
COF60は、左右方向に長い配線部材であり、図3、図4、図6に示すように、圧電アクチュエータ21の上方に配置されている。図8は、COF60の平面図である。図9は、図8のB部拡大図である。図10は、図9のCOF60とその下のヘッドユニット11のX-X線断面図である。尚、以下のCOF60の説明においては、左右方向を「基板長手方向」、前後方向を「基板短手方向」と定義し、適宜これらの表現を使用して説明を行う。
ところで、プリンタ1の動作中に、静電気等によって金属で形成されている流路ユニット20に電荷が溜まると、インクの一部が帯電する。インクの帯電は、圧電アクチュエータ21においてマイグレーションの発生要因となり、絶縁破壊を引き起こす虞がある。また、ノズル25から吐出される液滴が帯電することにより、吐出曲がりの原因ともなる。
11 ヘッドユニット
20 流路ユニット
21 圧電アクチュエータ
60 COF
61 フレキシブル基板
69 信号出力接点
70 駆動配線
71 高電位配線
72 グランド配線
72a 突出部
73 ダミー導電部
77 リールテープ
79 接合部
80 凸部(絶縁膜)
92 グランド配線
92a 突出部
94 フレキシブル基板
95 グランド配線
97 フレキシブル基板
98 グランド配線
99 接合部
Claims (10)
- 少なくとも一部が金属で形成された流路部材と、前記流路部材に配置されたエネルギー付与部とを有するヘッドユニットと、
前記エネルギー付与部に対して前記流路部材と反対側に配置され、フレキシブル基板と、第1方向に配列されて前記エネルギー付与部と電気的に接続される複数の第1接点と、前記複数の第1接点から前記第1方向の一方側にそれぞれ引き出された複数の第1駆動配線と、前記第1方向と直交する第2方向において前記第1接点及び前記第1駆動配線よりも前記フレキシブル基板の縁側に配置され、且つ、一定電位が印加される第1定電位配線と、前記第2方向において一部の前記第1接点と前記第1定電位配線との間に配置され、前記第1接点とは接続されないダミー導電部と、を有する配線部材、を備え、
前記第1定電位配線の前記第2方向において前記ダミー導電部に隣接する部分と、前記流路部材の金属部分、又は、前記流路部材の前記金属部分に設けられた金属製部材とを導通状態で接合する、硬化性接合材料からなる接合部を有することを特徴とする液体吐出装置。 - 前記ダミー導電部の配置領域における、単位面積当たりの導電膜面積が、前記第1駆動配線の配置領域における、単位面積当たりの導電膜面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記ダミー導電部の前記第2方向における配置間隔が、前記第1駆動配線の前記配置間隔よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記接合部は、導電性の硬化性接合材料からなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置
- 前記第1定電位配線の前記ダミー導電部に隣接する部分が、前記フレキシブル基板の前記第2方向における端面において露出していることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記配線部材は、
前記第1接点よりも前記第1方向の他方側に配置された第2接点と、
前記第2接点から前記第1方向の前記他方側に引き出された第2駆動配線と、
前記第1定電位配線と前記第1方向に並び、且つ、前記第2接点とも前記第2方向に並び、前記第1定電位配線よりも高い電位が印加された第2定電位配線と、を有し、
前記第1定電位配線の、前記第2定電位配線側の端から前記第1方向の前記一方側に所定距離離れた部分が、前記接合部によって、前記流路部材の前記金属部分、又は、前記金属製部材と接合されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。 - 前記配線部材は、
前記第1接点よりも前記第1方向の他方側に配置された第2接点と、
前記第2接点から前記第1方向の前記他方側に引き出された第2駆動配線を有し、
前記第1定電位配線は、前記第2方向において前記第1接点と隣接する領域から、前記第2接点と隣接する領域まで、前記第1方向に延びており、
前記第1定電位配線の、前記第2方向において、前記第1接点と前記第2接点との境界部と隣接する部分が、前記接合部によって、前記流路部材の前記金属部分、又は、前記金属製部材と接合されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。 - 前記配線部材は、前記第1駆動配線を覆う絶縁膜を有し、
前記第1定電位配線の前記ダミー導電部に隣接する部分の少なくとも一部が、前記絶縁膜に覆われていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体吐出装置。 - 少なくとも一部が金属で形成された流路部材、及び、流路部材に配置されたエネルギー付与部を有するヘッドユニットと、
前記エネルギー付与部に対して前記流路部材と反対側に配置され、フレキシブル基板と、第1方向に配列された複数の第1接点と、前記複数の第1接点から前記第1方向の一方側にそれぞれ引き出された複数の第1駆動配線と、前記第1方向と直交する第2方向において前記第1接点及び前記第1駆動配線よりも前記フレキシブル基板の縁側に配置され、且つ、一定電位が印加される第1定電位配線と、前記第2方向において一部の前記第1接点と前記第1駆動配線との間に配置され、前記第1接点とは接続されないダミー導電部を有する配線部材と、を備えた液体吐出装置の製造方法であって、
前記配線部材の前記第1接点を前記エネルギー付与部と電気的に接続する、接点接続工程と、
前記接点接続工程の後で、前記第2方向において前記第1定電位配線の前記ダミー導電部に隣接する部分と、前記流路部材の金属部分、又は、前記流路部材の前記金属部分に設けられた金属製部材との間に液状の硬化性接合材料を注入してから硬化させ、前記第1定電位配線と前記金属部分又は前記金属製部材とを導通させる、導通工程と、
を備えていることを特徴とする液体吐出装置の製造方法。 - 前記配線部材の製造工程が、
前記フレキシブル基板に、前記第1駆動配線、前記第1定電位配線、及び、前記ダミー導電部を形成する配線形成工程と、
前記フレキシブル基板を切断する切断工程と、を備え、
前記切断工程では、前記第2方向において前記第1定電位配線の前記ダミー導電部に隣接する部分を分断するように前記フレキシブル基板を切断し、前記フレキシブル基板の端面において前記第1定電位配線を露出させることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置の製造方法。
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