JP6650602B2 - 蓄電池パックの制御方法及び蓄電池パック - Google Patents

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Description

本開示は、蓄電池パックの制御方法及び蓄電池パックに関する。
特許文献1には、外部機器と近接無線通信が可能な蓄電池パックが開示されている。外部機器は、蓄電池パックから蓄電池パックの状態を示す情報を近距離無線通信によって取得する。
特開2014−199728号公報
上記蓄電池パックにおいて、情報の保護の観点から、あらかじめ登録された情報端末のみが蓄電池パックから情報を取得できるような構成が考えられる。ここで、情報端末の登録方法については検討の余地がある。
本開示は、上記事情に鑑み、限定的でない例示的なある実施形態は、簡単に情報端末の登録を行うことができる蓄電池パックの制御方法及び蓄電池パックを提供する。
本開示の一態様に係る蓄電池パックの制御方法は、蓄電池パックの制御方法であって、前記蓄電池パックが備える第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第1の情報端末であって、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持した第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録するステップ(a)を備える。
本開示の一態様に係る蓄電池パックは、第1の情報端末と無線通信可能な第1の無線通信器と、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持した第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録する制御器とを備える。
本開示の蓄電池パックの制御方法及び蓄電池パックによれば、簡単に情報端末の登録を行うことができる。
図1は、実施の形態1に係る情報端末の登録システムの概要を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る情報端末の登録方法の概要を示す図である。 図3は、蓄電池パック及び第1の情報端末の構成を示すブロック図である。 図4は、蓄電池パックの登録動作の概要を示すフローチャートである。 図5は、登録情報の一例を示す図である。 図6は、蓄電池パックの登録動作の詳細を示すフローチャートである。 図7Aは、情報端末に表示される表示画面の例を説明するための第1の図である。 図7Bは、情報端末に表示される表示画面の例を説明するための第2の図である。 図7Cは、情報端末に表示される表示画面の例を説明するための第3の図である。 図8は、登録情報の取得及び変更処理のシーケンス図である。 図9Aは、登録情報の取得における表示画面の一例を示す図である。 図9Bは、登録情報の変更における表示画面の一例を示す図である。 図10は、蓄電池パックの状態を示す情報の取得処理のシーケンス図である。 図11は、蓄電池パックの状態を示す情報の取得における表示画面の一例を示す図である。 図12は、NFCと、他の無線通信とが併用される登録システムの構成を示すブロック図である。 図13は、NFCと、他の無線通信とが併用される登録システムの通信の概要を説明するための図である。 図14は、サーバ装置を含む登録システムの構成を示すブロック図である。 図15は、サーバ装置を含む登録システムにおける通信の概要を説明するための図である。 図16は、実施の形態2に係る蓄電池パックの登録動作のフローチャートである。 図17は、実施の形態3に係る蓄電池パックの登録動作のフローチャートである。 図18は、実施の形態4に係る蓄電池パックの登録動作のフローチャートである。 図19は、実施の形態5に係る蓄電池パックの登録動作のフローチャートである。
本開示の第1態様に係る蓄電池パックの制御方法は、蓄電池パックの制御方法であって、前記蓄電池パックが備える第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第1の情報端末であって、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持した第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録するステップ(a)を備える。
これにより、ユーザは、第1の情報端末に第1の識別情報を入力し、蓄電池パックに近づけるだけで、第1の情報端末を第1種別の情報端末として簡単に登録することができる。
ここで、上記近接するとは、第1の情報端末が、第1の情報端末の無線通信器と第1の無線通信器が通信可能な位置まで近づくことを意味する。
また、本開示の第2態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1種別の情報端末は、前記登録情報を変更可能であり、かつ、前記蓄電池パックから前記蓄電池パックに関する情報の取得が可能な情報端末であってもよい。
これにより、ユーザは、第1種別の情報端末として登録された第1の情報端末を通じて、例えば、登録情報及び蓄電池パックに関する情報などを取得することができる。
また、本開示の第3態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第2態様の蓄電池パックの制御方法において、前記蓄電池パックに関する情報は、前記蓄電池パックの状態を示す情報であってもよい。
これにより、ユーザは、第1種別の情報端末として登録された第1の情報端末を通じて、蓄電池パックの状態を示す情報を取得することができる。
また、本開示の第4態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第2態様の蓄電池パックの制御方法において、前記蓄電池パックに関する情報は、前記蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報であってもよい。
これにより、ユーザは、第1種別の情報端末として登録された第1の情報端末を通じて、蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報を取得することができる。
また、本開示の第5態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1種別の情報端末として登録された前記第1の情報端末から前記登録情報の変更の指示を受信すると、前記登録情報の内容を変更するステップ(b)をさらに備えてもよい。
これにより、ユーザは、第1の情報端末を通じて登録情報の変更することができる。
また、本開示の第6態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信するステップ(c)と、前記第1の識別情報を受信した後の所定時間内に、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第2の情報端末であって、前記第1の識別情報を保持していない第2の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記第2の情報端末を、前記登録情報を変更不可能であり、かつ、前記蓄電池パックから前記登録情報と異なる、前記蓄電池パックに関する他の情報を取得することが可能な情報端末である第2種別の情報端末として前記登録情報に登録するステップ(d)とをさらに備えてもよい。
これにより、ユーザは、第1の識別情報を保持する機器を蓄電池パックに近づけた後、第2の情報端末を、所定時間内に蓄電池パックに近づけることにより、第2の情報端末を第2種別の情報端末として簡単に登録することができる。
また、本開示の第7態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信するステップ(c)と、前記第1の識別情報を受信した後の所定時間内に、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第2の情報端末であって、前記第1の識別情報を保持している第2の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記第2の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録するステップ(e)とをさらに備えてもよい。
これにより、ユーザは、第1の識別情報を保持する機器を蓄電池パックに近づけた後、第1の識別情報を入力した第2の情報端末を、所定時間内に蓄電池パックに近づけることにより、第2の情報端末を第1種別の情報端末として簡単に登録することができる。
また、本開示の第8態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6態様の蓄電池パックの制御方法において、前記ステップ(d)においては、前記第1の識別情報を保持しておらず、かつ、前記第1の識別情報と異なる第2の識別情報を保持している前記第2の情報端末が近接すると、前記第2の情報端末を第2種別の情報端末として前記登録情報に登録してもよい。
これにより、第2の識別情報を保持していない情報端末が誤って第2種別の情報端末として登録されてしまうことを抑制できる。
また、本開示の第9態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6態様の蓄電池パックの制御方法において、前記蓄電池パックに関する他の情報は、前記蓄電池パックの状態を示す情報であってもよい。
これにより、ユーザは、第2種別の情報端末として登録された第2の情報端末を通じて、蓄電池パックの状態を示す情報を取得することができる。
また、本開示の第10態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6態様の蓄電池パックの制御方法において、前記蓄電池パックに関する他の情報は、前記蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報であってもよい。
これにより、ユーザは、第2種別の情報端末として登録された第2の情報端末を通じて、蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報を取得することができる。
また、本開示の第11態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6−第8態様の蓄電池パックの制御方法のいずれか一つにおいて、前記ステップ(c)においては、前記第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接することで、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信してもよい。
これにより、ユーザは、第1の情報端末を第1の無線通信器に近接させることで、第2の情報端末の登録処理を開始することができる。
また、本開示の第12態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6−第8態様の蓄電池パックの制御方法のいずれか一つにおいて、前記ステップ(c)においては、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備え、かつ、前記第1の識別情報を保持する第3の情報端末が前記第1の無線通信器に近接することで、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信してもよい。
これにより、ユーザは、第1の情報端末とは異なる第3の情報端末を第1の無線通信器に近接させることにより、第2の情報端末の登録処理を開始することができる。
また、本開示の第13態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第6−第8態様の蓄電池パックの制御方法のいずれか一つにおいて、前記ステップ(c)においては、外部機器が前記第1の無線通信器に近接することで、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信し、前記外部機器は、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える機器であって、前記第1の識別情報を保持し、かつ、前記登録情報を参照不能な機器であってもよい。
これにより、ユーザは、第1の識別情報を保持した外部機器を第1の無線通信器に近接させることにより、第2の情報端末の登録処理を開始することができる。
また、本開示の第14態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記ステップ(a)の前に、識別情報を前記記憶装置に記憶するステップ(f)と、前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末が保持する前記第1の識別情報を取得するステップ(g)と、取得された前記第1の識別情報と記憶された前記識別情報とを照合するステップ(h)とをさらに備え、前記ステップ(a)においては、前記照合の結果、取得された前記第1の識別情報と、記憶された前記識別情報とが一致すると、前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録してもよい。
これにより、記憶装置に記憶された識別情報と異なる識別情報を保持する情報端末が誤って登録されてしまうことを抑制できる。
また、本開示の第15態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第14態様の蓄電池パックの制御方法において、前記ステップ(f)においては、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える外部機器であって、前記第1の識別情報を保持し、かつ、前記登録情報を参照不能な外部機器が前記第1の無線通信器に近接することで、前記識別情報が前記記憶装置に記憶されてもよい。
これにより、ユーザは、登録カードなどの外部機器を蓄電池パックに近づけることで、第1の識別情報を記憶装置に記憶することができる。
また、本開示の第16態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末から前記第1の無線通信器を介して前記第1の識別情報を取得し、取得した前記第1の識別情報が適正か否かを判定するステップ(i)をさらに備え、前記ステップ(a)は、前記ステップ(i)において適正であると判定されると実行されてもよい。
これにより、不正な識別情報によって情報端末が登録されてしまうことを抑制できる。
また、本開示の第17態様に係る蓄電池パックの制御方法は、上記第1態様の蓄電池パックの制御方法において、前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末から前記第1の無線通信器を介して前記第1の識別情報を取得し、取得した前記第1の識別情報が適正か否かを前記蓄電池パックの外部に設けられたサーバ装置に確認するステップ(j)を備え、前記ステップ(a)は、前記ステップ(j)において適正であることが確認されると実行されてもよい。
これにより、不正な識別情報によって情報端末が登録されてしまうことを抑制できる。
本発明の一態様に係る蓄電池パックは、第1の情報端末と通信可能な第1の無線通信器と、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持した前記第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末の登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録する制御器とを備える。
これにより、ユーザは、第1の情報端末に第1の識別情報を入力し、蓄電池パックに近づけるだけで、第1の情報端末を第1種別の情報端末として簡単に登録することができる。
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、処理のステップ、ステップの順序などは、一例である。したがって、これらの各形態により、本開示が限定されるものではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[概要]
まず、実施の形態1に係る情報端末の登録システムの概要について説明する。図1は、情報端末の登録システムの概要を示す図である。図2は、情報端末の登録方法の概要を示す図である。
図1に示される登録システム100は、蓄電池パック10に、第1の情報端末30及び第2の情報端末40などの情報端末を登録するシステムである。
蓄電池パック10は、電気機器に着脱自在に接続され、当該電気機器の直流電源として使用される蓄電池パックであり、NFC(Near Field Communication)モジュールを内蔵する。つまり、蓄電池パック10は、NFCモジュールを用いた近距離無線通信が可能である。なお、蓄電池パック10は、底部に電気機器に着脱自在に接続される端子器を有し、当該端子器を介して電気機器に電力を供給する。
また、第1の情報端末30及び第2の情報端末40は、例えば、スマートフォンであり、NFCモジュールを内蔵する。つまり、第1の情報端末30及び第2の情報端末40も、NFCモジュールを用いた近距離無線通信が可能である。
登録カード20は、例えば、蓄電池パック10の初回購入時に、購入したユーザに配布されるNFC機能搭載のカードである。登録カード20には、ユーザIDが書き込まれたNFCモジュールが内蔵されている。NFCモジュールに書き込まれたユーザIDは、変更及び消去が不可能である。なお、登録カード20は、ユーザIDをユーザに付与するための一つの手段であり、必須ではない。
ここで、第1の情報端末30を登録情報に登録する場合、ユーザは、図2の(a)に示されるように、登録カード20を蓄電池パック10にかざす。すると、登録カード20が有するNFCモジュールに書き込まれたユーザIDが、近距離無線通信により蓄電池パック10に送信され、送信されたユーザIDが蓄電池パック10内の記憶器に記憶される。
一方、ユーザIDは、登録カード20の表面にも文字で記載されている。第1の情報端末30を登録情報に登録する場合には、ユーザは、登録カード20に記載されたユーザIDを参照して、情報端末にユーザIDを入力する。そして、図2の(b)に示されるように、ユーザは、第1の情報端末30を蓄電池パック10にかざす。これにより、第1の情報端末30と蓄電池パック10との間でNFCモジュールを用いた近距離無線通信が行われ、第1の情報端末30は、蓄電池パック10内の登録情報に登録される。
また、登録システム100においては、1つの蓄電池パック10に対して、複数の情報端末を登録することも可能である。例えば、第2の情報端末40をさらに登録することも可能である。第2の情報端末40を登録する場合も同様に、ユーザは、第2の情報端末40を蓄電池パック10にかざせばよい。
第1の情報端末30及び第2の情報端末40は、登録情報に登録されることにより、蓄電池パック10に関する情報を取得する権限が得られる。第1の情報端末30及び第2の情報端末40は、上記登録情報に登録されることにより、蓄電池パック10を制御する権限を取得してもよい。また、実施の形態1においては、第1の情報端末30及び第2の情報端末40が登録により取得する権限には、登録情報の変更が可能な高いレベルの権限と、登録情報の変更はできないが蓄電池パック10からの情報の取得が可能な低いレベルの権限とが含まれる。低いレベルの権限には、蓄電池パック10の制御、及び蓄電池パック10が搭載されている電気機器の制御などが可能な権限が含まれていてもよい。また、高いレベルの権限には、低いレベルの権限が含まれていてもよい。高いレベルの権限を有する情報端末は、第1種別の情報端末とも記載され、低いレベルの権限を有する情報端末は、第2種別の情報端末とも記載される。ここで、第2種別の情報端末による登録情報の取得は、許容されてもよい。
なお、第1種別の情報端末及び第2種別の情報端末が蓄電池パック10から取得可能な蓄電池パック10に関する情報としては、例えば、蓄電池パック10の状態を示す情報及び蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報の少なくとも一方が例示される。
蓄電池パック10の状態を示す情報としては、例えば、蓄電池パック10の充電量、蓄電池パック10の温度、蓄電池パック10の異常を示す情報、及び、蓄電池パック10の寿命などが挙げられる。
蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報としては、例えば、当該電気機器の名称及び型番などが例示される。また、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報には、当該電気機器の機能に関連する情報も含まれる。例えば、蓄電池パック10が電動自転車に搭載されているときには、電動自転車の速度及び走行距離なども蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報に含まれる。蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報は、例えば、蓄電池パック10が有する通信端子を介して当該電気機器から蓄電池パック10に送信されるが、NFCなどの無線通信により送信されてもよい。
なお、第1の情報端末30の登録に際しては、第1の情報端末30にダウンロードされた専用のアプリケーションが用いられる。例えば、専用アプリケーションが立ち上げられることにより、第1の情報端末30の表示器には、上記ユーザIDの入力画面などが表示される。
なお、第1の情報端末30を登録する方法は、専用のアプリケーションを用いる方法に限定されず、どのような方法が用いられてもよい。例えば、第1の情報端末30がブラウザで特定のURLにアクセスすることにより、第1の情報端末30の登録が行われてもよい。
また、上記の登録のためにユーザが行う動作は、ユーザではなく、蓄電池パック10の販売員などによって行われることも想定される。
[蓄電池パック及び情報端末の構成]
次に、蓄電池パック10及び第1の情報端末30の具体的な構成について説明する。図3は、蓄電池パック10及び第1の情報端末30の構成を示すブロック図である。なお、第2の情報端末40については、第1の情報端末30と同様の構成であるため、図3では図示されず、説明が省略される。
まず、蓄電池パック10について説明する。図3に示されるように、蓄電池パック10は、第1の無線通信器11と、第1制御器12と、第1記憶器13と、タイマ器14と、二次電池15とを備える。
蓄電池パック10は、電気機器に着脱自在に接続され、当該電気機器の直流電源として使用される。蓄電池パック10が接続される電気機器は、例えば、電動車両であるが、特に限定されるものではない。電動車両の一例としては、電動自転車が挙げられる。また、蓄電池パック10は、機能または用途が異なる複数種類の機器に接続可能なように規格化されていてもよい。
第1の無線通信器11は、蓄電池パック10に内蔵された近距離無線通信用の通信モジュールであり、具体的には、NFCモジュールである。実施の形態1では、第1の無線通信器11は、リーダー機能及びライター機能の少なくとも一方を有する制御器を含むNFCモジュールである。なお、第1の無線通信器11は、リーダー機能及びライター機能を有しないNFCモジュールであってもよく、この場合、後述する第2の無線通信器がリーダー機能及びライター機能の少なくとも一方を有するNFCモジュールであればよい。リーダー機能及びライター機能を有しないNFCモジュールは、例えば、NFCタグである。また、第1の無線通信器11は、他の無線通信規格に適合したRFIDモジュールであってもよい。
第1制御器12は、二次電池15の充電及び放電の制御、第1の無線通信器11の制御、タイマ器14の制御、及び、第1記憶器13との間の情報の書き込み及び読み出しなどの各種制御を行う制御装置である。第1制御器12は、制御機能を有するものであればよく、例えば、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。なお、演算処理部としては、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、ハードディスクまたは半導体メモリが例示される。第1制御器12は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
第1記憶器13は、蓄電池パック10に関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報が記憶される記憶装置である。なお、第1記憶器13は、更に、ユーザID、蓄電池パック10の状態を示す情報が記憶されていてもよい。第1記憶器13は、例えば、半導体メモリなど、どのような記憶装置であってもよい。なお、第1記憶器13は、第1制御器12とは別に設けられているが、第1制御器12が備える記憶部に含まれてもよい。また、第1記憶器13は、本例では、蓄電池パック10の内部に設けられているが、蓄電池パック10の外部に設けられてもよい。第1記憶器13は、例えば、サーバ装置に設けられてもよい。
タイマ器14は、時間を計測する素子であり、具体的には、マイクロコンピュータまたは専用回路などにより実現される。なお、タイマ器14は、必須の構成要素ではない。
二次電池15は、複数の単電池が並列及び直列に接続されることで構成されている。単電池は、言い換えれば、セルであり、具体的には、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池などであるが、充電及び放電が可能な電池であれば特に限定されない。
次に、第1の情報端末30について説明する。図3に示されるように第1の情報端末30は、第2の無線通信器31と、第2制御器32と、第2記憶器33と、表示器34と、入力受付器35とを備える。
第1の情報端末30は、具体的には、スマートフォン、または、タブレット端末などの情報端末である。
第2の無線通信器31は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器であって、第1の無線通信器11と近距離無線通信を行うための通信モジュールである。実施の形態1では、第2の無線通信器31は、NFCモジュールである。第2の無線通信器31は、リーダー機能及びライター機能の少なくとも一方を有する制御器を含むNFCモジュールであってもよいし、リーダー機能及びライター機能を有しないNFCモジュールであってもよい。また、第2の無線通信器31は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器であり、第1の無線通信器11と近距離無線通信が可能であればよい。例えば、第1の無線通信器11が他の無線通信規格に適合したRFIDモジュールであれば、第2の無線通信器31は、当該RFIDモジュールと通信可能な同種のRFIDモジュールであればよい。
第2制御器32は、第2の無線通信器31の制御、及び、表示器34への画像の表示制御などの各種制御を行う。第2制御器32は、制御機能を有するものであればよく、例えば、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。なお、演算処理部としては、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、ハードディスクまたは半導体メモリが例示される。第2制御器32は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
第2記憶器33は、登録に用いられる専用アプリケーションなどが記憶される記憶装置である。第2記憶器33は、例えば、半導体メモリなど、どのような記憶装置であってもよい。なお、第2記憶器33は、第2制御器32が備える記憶器に含まれてもよく、必須の構成要素ではない。
表示器34は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどにより構成され、動画及び静止画を表示する表示装置である。なお、表示器34は、タッチパネルを備え、ユーザが第1の情報端末30に指示を与えるための入力インターフェースとして機能してもよい。
入力受付器35は、登録カード20に記載されたユーザIDの入力など、ユーザの入力を受け付ける入力インターフェースである。入力受付器35は、具体的には、表示器34に重ね合わされるタッチパネルであるが、ハードウェアボタンであってもよい。入力受付器35は、表示器34とともにGUI(Graphical User Interface)を構成する。
[情報端末の登録動作]
次に、第1の情報端末30を登録情報に登録する場合の蓄電池パック10の動作(蓄電池パックの制御方法)について説明する。まず、蓄電池パック10の動作の概要について説明する。図4は、蓄電池パック10の登録動作の概要を示すフローチャートである。
ユーザは、第1の情報端末30に登録カード20に記載されたユーザID(以下、このユーザIDをユーザID1と記載する)を入力した後、第1の情報端末30を蓄電池パック10に近づける。ここで、第1の情報端末30が第1の無線通信器11に近接すると(S10でYES)、第1制御器12は、蓄電池パック10の内部の第1記憶器13に記憶された登録情報に、第1の情報端末30を第1種別の情報端末として登録する(S11)。なお、ここでの近接とは、第1の情報端末30が、当該第1の情報端末30の第2の無線通信器31が第1の無線通信器11と通信可能な範囲まで近づくことである。
ここで、上述のように、第1の情報端末30は、第1の無線通信器11と通信可能な第2の無線通信器31を備え、かつ、蓄電池パック10のユーザを示すユーザID1を保持した情報端末である。ユーザID1は、第1の識別情報の一例である。
また、上記第1種別の情報端末は、登録情報を変更可能な情報端末であって、かつ、蓄電池パック10から提供される情報の取得が可能な情報端末である。また、登録情報には、第1種別の情報端末よりも低いレベルの権限を有する第2種別の情報端末も登録されている。第2種別の情報端末は、登録情報を変更不可能であり、かつ、蓄電池パック10から登録情報と異なる他の蓄電池パック10に関する情報を取得することが可能な情報端末である。
このように、登録情報には、第1種別の情報端末及び第2種別の情報端末、すなわち、蓄電池パック10から提供される情報の取得が可能な情報端末が登録されている。図5は、登録情報の一例を示す図である。図5に示されるように、登録情報においては、端末IDと、端末の種別とが対応付けられている。なお、端末IDは、上述のユーザIDとは異なるIDであって、情報端末を個別に特定するためのIDであり、情報端末のMACアドレス及び情報端末が無線通信を行う際に割り振られるIDなど、どのようなIDが用いられてもよい。
次に、第1の情報端末30などの情報端末を登録情報に登録する場合の蓄電池パック10の詳細な動作について説明する。図6は、蓄電池パック10の登録動作の詳細を示すフローチャートである。
まず、蓄電池パック10に登録カード20に記憶されたユーザID1を記憶させるための処理である、ステップS20〜S23について説明する。
まず、第1の無線通信器11は、登録カード20からユーザID1を受信する(S20)。具体的には、蓄電池パック10の第1の無線通信器11は、あらかじめ検出信号(磁界)を送信している。このとき、ユーザが登録カード20を蓄電池パック10に近づけると、登録カード20内部のコイルが磁気を受けて電流を発生し、当該電流により、登録カード20内のNFCモジュールが起動する。そして、登録カード20内のNFCモジュールは、当該NFCモジュールに記憶されたユーザID1を第1の無線通信器11に送信し、第1の無線通信器11は、登録カード20から送信されるユーザID1を受信する。
次に、第1制御器12は、第1記憶器13にユーザIDが記憶済であるか否かを判断する(S21)。第1記憶器13にユーザIDが記憶されていない場合(S21でNO)、第1制御器12は、受信したユーザID1を第1記憶器13に記憶し(S22)、ステップS24の処理が行われる。
一方、第1記憶器13にユーザIDが記憶済である場合(S21でYES)、第1制御器12は、ユーザID1が第1記憶器13に記憶されたユーザIDと一致するか否かを判定する(S23)。ユーザID1が第1記憶器13に記憶されたユーザIDと一致する場合(S23でYES)、ステップS24の処理が行われ、ユーザID1が第1記憶器13に記憶されたユーザIDと一致しない場合(S23でNO)は、登録失敗と判定され、処理は終了する。
以上説明したステップS20〜S23の処理は、ステップS24以降の情報端末の登録処理を行うためのトリガとなる処理である。つまり、第1記憶器13にユーザIDが記憶されると、ユーザは、当該ユーザIDを保持する登録カード20を蓄電池パック10に近付けなければ、ステップS24以降の処理を開始させて新たに情報端末の登録を行うことができない。
なお、ステップS20においては、第1の無線通信器11は、登録カード20に代えて、ユーザID1を保持する情報端末から、当該ユーザID1を受信してもよい。言い換えれば、ユーザは、第1記憶器13に記憶されたユーザID1を保持する情報端末を蓄電池パック10に近づけることによっても、ステップS24以降の処理を開始させることができる。つまり、ユーザは、ユーザID1を保持する情報端末を登録カード20の代わりに使用することもできる。なお、ステップS20〜S23の処理は、必須ではない。
次に、ステップS24以降の処理について説明する。なお、以下の図6の説明では第1記憶器13には、ユーザID1が記憶されているものとする。
まず、第1制御器12は、タイマ器14を起動し、所定時間T1の計測を開始し(S24)、所定時間T1が満了したか否かを判定する(S25)。所定時間T1が満了した場合(S25でYES)には、登録失敗と判定され、処理は終了する。
所定時間T1が満了していないと(S25でNO)、第1制御器12は、情報端末が近接しているか否かを判定する(S26)。第1の無線通信器11は、例えば、所定時間T1の間、情報端末の近接を検出するための検出信号を送信し、検出信号に対する応答を受信すると、情報端末が近接していると判定する。なお、第1の無線通信器11は、所定時間T1の間待機し、待機中に情報端末から信号を受信すると、情報端末が近接していると判定してもよい。つまり、信号の送信が情報端末側から開始されてもよく、例えば、第1の無線通信器11がリーダー機能及びライター機能を有しないNFCモジュールの場合には、第2の無線通信器31から信号の送信が開始される。
情報端末が近接していないと判定されると(S26でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。情報端末が近接していると判定されると(S26でYES)、第1制御器12は、近接した情報端末からIDを受信したか否かを判定する(S27)。なお、IDは、上述の検出信号の応答または待機中に受信される信号に含まれてもよいし、別の信号として情報端末から送信されてもよい。
近接した情報端末からユーザIDを受信したと判定されると(S27でYES)、第1制御器12は、受信したユーザIDがユーザID1と一致するか否かを判定する(S28)。つまり、第1制御器12は、ユーザIDの照合を行う。
受信したユーザIDがユーザID1と一致すると(S28でYES)、第1制御器12は、情報端末を第1種別の情報端末として第1記憶器13内の登録情報に登録する(S29)。なお、図6では図示されないが、登録に使用される端末IDは、登録前に情報端末から送信され、第2の無線通信器31によって受信されている。端末IDは、ユーザIDとともに送信されてもよいし、ユーザIDとは別に送信されてもよい。受信したユーザIDがユーザID1と一致しないと(S28でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。
一方、ステップS27において近接した情報端末からIDを受信していないと判定されると(S27でNO)、第1制御器12は、情報端末を第2種別の情報端末として第1記憶器13内の登録情報に登録する(S30)。なお、登録が完了した場合、蓄電池パック10は、登録の完了をユーザに通知するためにブザー音などを出音してもよい。この場合、蓄電池パック10は、出音器を備える。
以上説明したような蓄電池パック10の動作により、ユーザは、情報端末を登録情報に登録することができる。なお、所定時間T1の間であれば、ユーザは、続けて複数の情報端末を登録することもできる。なお、所定時間T1は、任意の値が適宜設定される。所定時間T1は、例えば、ステップS20を実行したユーザと無関係の第3者にステップS26を実行され、第1種別の情報端末または第2種別の情報端末として登録されることを防ぐためのタイムアウト時間として設定されてもよい。
なお、上述のように、情報端末を登録する場合には、当該情報端末において専用のアプリケーションが実行される。専用のアプリケーションの実行により、情報端末に表示される表示画面の例について説明する。図7A〜図7Cは、情報端末に表示される表示画面の例を説明するための図である。
ユーザが第1の情報端末30を蓄電池パック10に登録する際に、専用のアプリケーションが立ち上げられると、表示器34には、例えば、図7Aに示されるようなユーザIDの入力画面が表示される。入力受付器35は、入力画面に入力されたユーザIDを受け付け、第2制御器32は、ユーザIDを含む信号を第2の無線通信器31に送信させる。送信された信号が第1の無線通信器11によって受信されることにより、上記ステップS27において、第1制御器12は、近接した情報端末からユーザIDを受信したと判定する。
そして、上記ステップS29またはステップS30の処理が行われて登録が完了すると、表示器34には、図7Bに示されるような、登録の完了を通知する画像が表示される。一方で、登録に失敗すると、表示器34には、図7Cに示されるような、登録の失敗を通知する画像が表示される。なお、これらの画像は、第2の無線通信器31が、登録の完了を示す信号または登録の失敗を示す信号を、第1の無線通信器11から受信することを契機に表示される。
[登録情報の取得及び蓄電池パックの状態を示す情報の取得]
登録情報に第1種別の情報端末として登録された情報端末は、登録情報の取得及び変更が可能である。以下、第1の情報端末30が第1種別の情報端末として登録された場合の、登録情報の取得及び変更処理の内容について説明する。図8は、登録情報の取得及び変更処理のシーケンス図である。図9A及び図9Bは、登録情報の取得及び変更における表示画面の一例を示す図である。
図8に示されるように、入力受付器35は、登録情報を要求するユーザの入力を受け付ける(S100)。第2制御器32は、入力受付器35が受け付けた入力に応じて、第2の無線通信器31を用いて登録情報の要求を送信する(S101)。登録情報の要求には、第1の情報端末30の端末IDが含まれる。
送信された登録情報の要求は、第1の無線通信器11によって受信され(S200)、第1制御器12は、登録情報を参照することにより受信された要求に含まれる端末IDが第1種別の情報端末として登録されていることを確認する(S201)。そして、第1制御器12は、受信された要求に応じて登録情報を第1記憶器13から読み出し、読み出した登録情報を、第1の無線通信器11を用いて第1の情報端末30に送信する(S202)。
第2制御器32は、送信された登録情報を第2の無線通信器31を用いて受信し(S102)、図9Aに示されるように、受信した登録情報を表示器34に表示させる(S103)。
さらに、入力受付器35が登録情報を変更するユーザの入力を受け付けると(S104)、第1制御器12は、入力受付器35が受け付けた入力に応じて、第2の無線通信器31を用いて登録情報の変更指示を送信する(S105)。
送信された登録情報の変更指示は、第1の無線通信器11によって受信され(S203)、第1制御器12は、受信された要求に応じて第1記憶器13内の登録情報を変更する(S204)。そして、第1制御器12は、第1の無線通信器11を用いて第1の情報端末30に変更の完了を通知する(S205)。
第2制御器32は、第2の無線通信器31を用いて通知を受信し(S106)、図9Bに示されるように、変更完了を示す画像を表示器34に表示させる(S107)。
一方、登録情報に第1種別の情報端末として登録された情報端末と、登録情報に第2種別の情報端末として登録された情報端末とは、蓄電池パック10の状態を示す情報の取得が可能である。図10は、蓄電池パック10の状態を示す情報の取得処理のシーケンス図である。図11は、蓄電池パック10の状態を示す情報の取得における表示画面の一例を示す図である。
図10に示されるように、入力受付器35は、蓄電池パック10の状態を示す情報を要求するユーザの入力を受け付ける(S110)。第2制御器32は、入力受付器35が受け付けた入力に応じて、第2の無線通信器31を用いて蓄電池パック10の状態を示す情報の要求を送信する(S111)。蓄電池パック10の状態を示す情報の要求には、第1の情報端末30の端末IDが含まれる。
送信された蓄電池パック10の状態を示す情報の要求は、第1の無線通信器11によって受信される(S210)。第1制御器12は、登録情報を参照することにより、受信された要求に含まれる端末IDが登録されていることを確認する(S211)。そして、第1制御器12は、受信された要求に応じて蓄電池パック10の状態を示す情報を第1記憶器13から読み出し、読み出した蓄電池パック10の状態を示す情報を、第1の無線通信器11を用いて第1の情報端末30に送信する(S212)。
第2制御器32は、送信された蓄電池パック10の状態を示す情報を第2の無線通信器31を用いて受信し(S112)、図11に示されるように、受信した蓄電池パック10の状態を示す情報を表示器34に表示させる(S113)。図11では、表示器34には、蓄電池パック10の状態を示す情報の一例として、充電残量が表示されている。また、入力受付器35が、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報を要求するユーザの入力を受け付けた場合も、図10と同様の処理が行われる。この場合、図11に示されるように、表示器34には、蓄電池パック10が搭載されている電気機器の名称などが表示される。
[効果等]
以上説明したように、第1の情報端末30を第1種別の情報端末として登録したい場合、ユーザは、第1の情報端末30にユーザID1を入力し、蓄電池パック10に近づければよい。このとき、蓄電池パック10の第1制御器12は、蓄電池パック10のユーザを示すユーザID1を保持した第1の情報端末30が第1の無線通信器11に近接すると、蓄電池パック10の内部または外部に設けられた第1記憶器13に記憶された、前記記憶装置に記憶された蓄電池パック10に関する情報を取得可能な情報端末の登録情報に、第1の情報端末30を、登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録する。このような処理は、図4及び図6に例示されている。
これにより、ユーザは、第1の情報端末30にユーザID1を入力し、蓄電池パック10に近づけることにより、第1の情報端末30を第1種別の情報端末として簡単に登録することができる。
なお、第1種別の情報端末は、より詳細には、登録情報を変更可能な情報端末であり、かつ、蓄電池パック10から蓄電池パック10に関する情報の取得が可能な情報端末である。
したがって、ユーザは、第1種別の情報端末として登録された第1の情報端末30を通じて、登録情報及び登録情報以外の他の蓄電池パック10に関する情報を取得することができる。
また、上記蓄電池パック10に関する情報は、具体的には、例えば、蓄電池パック10の状態を示す情報、または、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報である。
これにより、ユーザは、第1種別の情報端末として登録された第1の情報端末30を通じて、蓄電池パック10の状態を示す情報、または、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報を取得することができる。
また、蓄電池パック10は、第1の情報端末30から登録情報の変更の指示を受信すると、登録情報の内容を変更する。このような処理は、図8に例示される。
これにより、ユーザは、第1の情報端末30を通じて登録情報を変更することができる。
また、第2の情報端末40を第2種別の情報端末としてさらに登録したい場合、ユーザは、まず、登録カード20またはユーザID1を入力した第1の情報端末30を蓄電池パック10に近づける。その後、ユーザは、ユーザIDを入力していない第2の情報端末40を、所定時間T1内に蓄電池パック10に近づければよい。
このとき、第1の無線通信器11は、ユーザID1を受信し、蓄電池パック10の第1制御器12は、第1の無線通信器11がユーザID1を受信した後の所定時間T1内に、ユーザID1を保持していない第2の情報端末40が第1の無線通信器11に近接すると、第2の情報端末40を第2種別の情報端末として登録情報に登録する。このような処理は、図6に例示されている。ここで、第2種別の情報端末は、登録情報を変更不可能であり、かつ、蓄電池パック10から登録情報と異なる、蓄電池パック10に関する他の情報を取得することが可能な情報端末である。
これにより、ユーザは、登録カード20またはユーザID1を入力した第1の情報端末30などのユーザID1を保持する機器を蓄電池パック10に近づけた後、第2の情報端末40を、所定時間T1内に蓄電池パック10に近づけることにより、第2の情報端末40を第2種別の情報端末として簡単に登録することができる。
また、上記蓄電池パック10に関する他の情報は、具体的には、例えば、蓄電池パック10の状態を示す情報、または、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報である。
これにより、ユーザは、第2種別の情報端末として登録された第2の情報端末40を通じて、蓄電池パック10の状態を示す情報、または、蓄電池パック10が搭載されている電気機器に関する情報を取得することができる。
また、第2の情報端末40を第1種別の情報端末としてさらに登録したい場合、ユーザは、まず、登録カード20またはユーザID1を入力した第1の情報端末30を蓄電池パック10に近づける。その後、ユーザは、ユーザID1を入力した第2の情報端末40を、所定時間T1内に蓄電池パック10に近づければよい。
このとき、第1の無線通信器11は、ユーザID1を受信し、蓄電池パック10の第1制御器12は、ユーザID1を受信した後の所定時間内に、ユーザID1を保持している第2の情報端末40が第1の無線通信器11に近接すると、第2の情報端末40を第1種別の情報端末として登録情報に登録する。このような処理は、図6に例示されている。ここで、第2の情報端末40は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器を備える。
これにより、ユーザは、登録カード20またはユーザID1を入力した第1の情報端末30などのユーザID1を保持する機器を蓄電池パック10に近づけた後、ユーザID1を入力した第2の情報端末40を、所定時間T1内に蓄電池パック10に近づけることにより、第2の情報端末40を第1種別の情報端末として簡単に登録することができる。
なお、上記第2の情報端末40を登録する前には、第1の情報端末30が第1の無線通信器11に近接することで、第1の無線通信器11がユーザID1を受信する。
これにより、ユーザは、第1の情報端末30を第1の無線通信器11に近接させることで、第2の情報端末40の登録処理を開始することができる。
また、上記第2の情報端末40を登録する前には、第3の情報端末が第1の無線通信器11に近接することで、第1の無線通信器11がユーザID1を受信してもよい。ここで、第3の情報端末は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器を備え、かつ、ユーザID1を保持する情報端末である。
これにより、ユーザは、第1の情報端末30とは異なる第3の情報端末を第1の無線通信器11に近接させることにより、第2の情報端末40の登録処理を開始することができる。
また、外部機器が前記第1の無線通信器11に近接することで、第1の無線通信器11がユーザID1を受信し、外部機器は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器を備える機器であって、ユーザID1を保持し、かつ、登録情報を参照不能な機器であってもよい。ここで、外部機器の一例は、登録カード20である。
これにより、ユーザは、ユーザID1を保持した外部機器を第1の無線通信器11に近接させることにより、第2の情報端末40の登録処理を開始することができる。
また、蓄電池パック10の第1制御器12は、より詳細には、登録の前にユーザIDを第1記憶器13に記憶し、第1の情報端末30が近接すると、第1の情報端末が保持するユーザID1を取得し、取得されたユーザID1と記憶されたユーザIDとを照合する。そして、第1制御器12は、照合の結果、取得されたユーザID1と、記憶されたユーザIDとが一致すると、第1の情報端末30を第1種別の情報端末として登録情報に登録する。このような処理は、図6に例示される。
これにより、ユーザID1と異なるユーザIDを保持する情報端末が誤って登録されてしまうことを抑制できる。また、適正なユーザIDではない偽造ユーザIDを保持する情報端末が登録されてしまうことを抑制できる。
また、上記記憶においては、より詳細には、外部機器が前記第1の無線通信器11に近接することで、前記識別情報が前記記憶器に記憶され、外部機器は、第1の無線通信器11と通信可能な無線通信器を備える機器であって、ユーザID1を保持し、かつ、登録情報を参照不能な機器である。ここで、外部機器の一例は、登録カード20である。
これにより、ユーザは、登録カード20などの外部機器を蓄電池パック10に近づけることで、ユーザID1を第1記憶器13に記憶することができる。
[変形例1]
上記実施の形態1では、蓄電池パック10と第1の情報端末30との間の通信は、NFCであったが、NFCと、他の無線通信とが併用されてもよい。以下、このような変形例について説明する。図12は、NFCと、他の無線通信とが併用される登録システムの構成を示すブロック図である。図13は、NFCと、他の無線通信とが併用される登録システムの通信の概要を説明するための図である。
図12に示される登録システム100aは、蓄電池パック10aと、第1の情報端末30aとを備える。なお、登録システム100aは、さらに他の情報端末を備えてもよい。
蓄電池パック10aは、蓄電池パック10と異なり、第3の無線通信器16を備える。
第3の無線通信器16は、例えば、Bluetooth(登録商標)(以下単にBTと記載される)の通信規格に準拠した通信モジュール(通信回路)である。BTの通信規格に基づく通信は、NFCよりも通信距離が長く、通信可能な情報量が多く、通信速度が速い。なお、第3の無線通信器16は、Zigbee(登録商標)などの他の通信規格に対応した通信モジュールであってもよい。
また、第1の情報端末30aは、第1の情報端末30と異なり、第4の無線通信器36を備える。第4の無線通信器36は、第3の無線通信器16と通信可能な無線通信器である。つまり、第3の無線通信器16がBTの通信規格に準拠した通信モジュールであれば、第4の無線通信器36も、BTの通信規格に準拠した通信モジュールであり、第3の無線通信器16がZigbee(登録商標)の通信規格に準拠した通信モジュールであれば、第4の無線通信器36も、Zigbee(登録商標)の通信規格に準拠した通信モジュールである。
図13に示されるように、登録システム100aにおいては、いわゆるハンドオーバーが行われる。具体的には、図13に示されるように、BTの通信規格に基づく通信を行うためのペアリングがNFC(第1の無線通信器11及び第2の無線通信器31)を用いて行われ(S400)、その後は、第3の無線通信器16及び第4の無線通信器36を用いてBTの通信規格に基づく通信が行われる(S401)。
このような登録システム100aが用いられ、上記実施の形態1において第1の無線通信器11と第2の無線通信器31との通信を用いて行われる処理の少なくとも一部が第3の無線通信器16と第4の無線通信器36との通信を用いて行われてもよい。例えば、情報端末の登録は、第1の無線通信器11と第2の無線通信器31との通信によって行われ、登録情報の取得及び蓄電池パックの状態を示す情報の取得などは、第3の無線通信器16と第4の無線通信器36との通信によって行われてもよい。
[変形例2]
登録システムには、サーバ装置(クラウドサーバ)が含まれてもよい。第1の情報端末30及び30aがスマートフォンなどである場合には、第1の情報端末30及び30aは、携帯電話機能に対応した無線通信器をさらに備える。このような無線通信器を用いることにより、蓄電池パック10及び10aとサーバ装置との通信が可能である。図14は、サーバ装置を含む登録システムの構成を示すブロック図である。図15は、サーバ装置を含む登録システムにおける通信の概要を説明するための図である。
図14に示される登録システム100bは、蓄電池パック10aと、第1の情報端末30bとを備える。なお、登録システム100aは、さらに他の情報端末を備えてもよい。蓄電池パック10aは、図12に示される蓄電池パック10aと同様の構成である。
また、第1の情報端末30bは、第1の情報端末30aと異なり、第5の無線通信器37を備える。第5の無線通信器37は、サーバ装置50と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)であり、例えば、いわゆる3Gまたは4Gの移動体通信に対応した通信モジュールである。また、第5の無線通信器37は、Wi−Fi(登録商標)などの無線LANに対応した通信モジュールであってもよい。
このような、登録システム100bにおいては、上記実施の形態1で蓄電池パック10が行う処理の一部を、サーバ装置50が行うことができる。
例えば、上記実施の形態1の登録システム100においては、登録カード20から受信されるユーザID1は、第1記憶器13に記憶されるが、ユーザID1は、サーバ装置50に記憶されてもよい。つまり、サーバ装置50は、蓄電池パック10aの外部に設けられた記憶装置として機能してもよい。以下、このような動作例について図15を用いて説明する。
まず、BTの通信規格に基づく通信を行うためのペアリングがNFC(第1の無線通信器11及び第2の無線通信器31)を用いて行われる(S400)。次に、第1の無線通信器11が近接した登録カード20からNFCにより受信したユーザID1は、第3の無線通信器16及び第4の無線通信器36を用いたBTの通信規格に基づく通信により、第1の情報端末30bに送信される(S401)。そして、ユーザIDは、第5の無線通信器37によってサーバ装置50に送信され(S402)、サーバ装置50内に記憶される。
また、上記実施の形態1で、ユーザが第1種別の情報端末として登録したい情報端末を近付けたときに行われるユーザIDの照合も、サーバ装置50において行われてよい。同様に、登録情報がサーバ装置50に記憶され、蓄電池パック10aは、情報端末を、サーバ装置50内の登録情報に登録してもよい。つまり、蓄電池パック10aは、蓄電池パック10aの外部に設けられた記憶装置であるサーバ装置50に記憶された登録情報に情報端末を登録してもよい。
この場合、NFCを用いてペアリングが行われ(S400)、情報端末から受信したユーザIDは、第1制御器12が第3の無線通信器16を介して送信する照合及び登録の指示とともに、BTの通信規格に基づく通信により、第1の情報端末30bに送信される(S401)。そして、ユーザID並びに登録及び照合の指示は、第5の無線通信器37によってサーバ装置50に送信され(S402)、サーバ装置50において既に記憶されているユーザIDと一致するかの照合と、照合結果に基づく登録とが行われる。その後、サーバ装置50は、登録結果を第5の無線通信器37に送信する(S403)。
なお、情報端末がサーバ装置50内の登録情報に登録される場合、情報端末を個別に特定するための端末IDも、図15に示される通信シーケンスにしたがってサーバ装置50に送信される。
なお、登録結果は、必要に応じて、BTの通信規格に基づく通信により、さらに、蓄電池パック10aに送信されてもよい(S404)。例えば、蓄電池パック10aが出音器(図示せず)を備え、登録が完了した場合に出音する場合には、登録結果が蓄電池パック10aに送信される。
(実施の形態2)
[実施の形態2に係る情報端末の登録動作]
実施の形態2では、ユーザID1に加えてサブID1が第1記憶器13に記憶される例について説明する。図16は、実施の形態2に係る蓄電池パック10の登録動作のフローチャートである。サブID1は、第2の識別情報の一例であって、情報端末を第2種別の情報端末として登録するか否かの判定に用いられるIDである。
なお、以下の実施の形態2では、図6で説明されたステップと実質的に同一のステップについては同一の符号が付されて説明が省略される。また、図6と重複する説明についても省略される。実施の形態2では、上述の登録システム100(蓄電池パック10、及び第1の情報端末30)を用いた登録動作について説明するが、登録システム100aまたは登録システム100bを用いて同様の登録動作が行われてもよい。
実施の形態2では、登録カード20には、ユーザID1及びサブID1が記憶されている。ユーザが登録カード20を蓄電池パック10に近づけると、第1の無線通信器11は、登録カード20から送信されるユーザID1及びサブID1を受信する(S40)。
次に、第1制御器12は、第1記憶器13にユーザIDが記憶済であるか否かを判断する(S21)。第1記憶器13にユーザIDが記憶されていない場合(S21でNO)、第1制御器12は、受信したユーザID1及びサブID1を第1記憶器13に記憶し(S41)、ステップS24の処理が行われる。
その後、近接した情報端末からIDを受信したと判定され(S27でYES)、かつ、受信したIDがユーザID1と一致しないと(S28でNO)、第1制御器12は、受信したユーザIDがサブID1と一致するか否かを判定する(S42)。受信したIDがサブID1と一致すると(S42でYES)、第1制御器12は、情報端末を第2種別の情報端末として第1記憶器13内の登録情報に登録する(S30)。一方、受信したIDがサブID1と一致しないと(S42でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。
[実施の形態2の効果等]
実施の形態2では、第2の情報端末40を第2種別の情報端末としてさらに登録したい場合、ユーザは、まず、登録カード20またはユーザID1及びサブID1を入力した第1の情報端末30を蓄電池パック10に近づける。その後、ユーザは、サブID1を入力した第2の情報端末40を、所定時間T1内に蓄電池パック10に近づければよい。
このとき、第1制御器12は、ユーザID1を保持しておらず、かつ、ユーザID1と異なるサブID1を保持している第2の情報端末40が近接すると、第2の情報端末40を第2種別の情報端末として登録情報に登録する。
これにより、サブID1を保持していない情報端末が誤って第2種別の情報端末として登録されてしまうことを抑制できる。
(実施の形態3)
[実施の形態3に係る情報端末の登録動作]
実施の形態3では、情報端末から受信したユーザIDが第1記憶器13に記憶されていないとき、ユーザIDが適正なIDであるかの判定に基づき、情報端末が登録情報に登録される例について説明する。図17は、実施の形態3に係る蓄電池パック10の登録動作のフローチャートである。
なお、以下の実施の形態3では、図6で説明されたステップと実質的に同一のステップについては同一の符号が付されて説明が省略される。また、図6と重複する説明についても省略される。蓄電池パック10及び第1の情報端末30の構成は、図3に示される構成と同様である。実施の形態3では、上述の登録システム100(蓄電池パック10、及び第1の情報端末30)を用いた登録動作について説明するが、登録システム100aまたは登録システム100bを用いて同様の登録動作が行われてもよい。
まず、第1の無線通信器11は、第1の情報端末30からユーザID1を受信する(S20)。次に、第1制御器12は、第1記憶器13にユーザIDが記憶済であるか否かを判断する(S21)。第1記憶器13にユーザIDが記憶されていない場合(S21でNO)、第1制御器12は、受信したユーザID1が適正なユーザIDであるかを判定する(S50)。
例えば、適正なユーザIDがいわゆるシリアルナンバー(プロダクトキー)のように、所定のルールに基づいて生成されていれば、第1制御器12は、所定のアルゴリズムにより、ユーザID1が適正であるか否かを判定することができる。
受信したユーザID1が適正なユーザIDであると判定されると(S50でYES)、第1制御器12は、ユーザID1を第1記憶器13に記憶し(S22)、ステップS29の処理が行われる。一方、ユーザID1が適正でないと判定されると(S50でNO)は、登録失敗として取り扱われ、処理は終了する。
また、第1記憶器13にユーザIDが記憶されている場合であっても(S21でYES)、第1の情報端末30から受信したユーザID1が第1記憶器13に記憶されていない場合(S23でNO)、第1制御器12は、受信したユーザID1が適正なユーザIDであるかを判定する(S50)。
また、第1の情報端末30から受信したユーザID1が第1記憶器13に記憶されている場合(S23でYES)、ステップS24の処理に進む。以降のステップは、図6と同様であるので、その説明を省略する。
なお、ステップS21を省略しても、ステップS23の存在によりフローとしては実質的に変わらないので、ステップS21を省略してもよい。
[実施の形態3の効果等]
このように、蓄電池パック10の第1制御器12は、第1の情報端末30が近接すると、第1の情報端末30から第1の無線通信器11を介してユーザID1を取得する。取得したユーザID1が第1記憶器13に記憶されていないとき、ユーザID1が適正か否かを判定する。そして、ユーザID1が適正であると判定されると、第1制御器12により第1の情報端末30が第1種別の情報端末として登録される。
これにより、不正なユーザIDによって情報端末が登録されてしまうことを抑制できる。
なお、登録システム100bにおいては、ユーザID1が適正なユーザIDであるかの判定は、蓄電池パック10の外部に設けられたサーバ装置50によって行われてもよい。
この場合には、蓄電池パック10aの第1制御器12は、第1の情報端末30bが近接すると、第1の情報端末30bから第1の無線通信器11を介してユーザID1を取得する。取得したユーザID1が第1記憶器13に記憶されていないとき、ユーザID1が適正か否かを蓄電池パック10aの外部に設けられたサーバ装置50に確認する。具体的には、図15を用いて説明した通信シーケンスに基づきユーザID1の送受信が行われ、ユーザID1が適正か否かの判定はサーバ装置50が行われる。そして、ユーザID1が適正であると判定されると、第1制御器12により第1の情報端末30が第1種別の情報端末として登録される。
これにより、不正なユーザIDによって情報端末が登録されてしまうことを抑制できる。
(実施の形態4)
[実施の形態4に係る情報端末の登録動作]
実施の形態4では、第1種別の情報端末及び第2種別の情報端末の区別がない例について説明する。つまり、実施の形態4では、登録情報に登録された情報端末が、全て第1種別の情報端末と同様の権限を有するか、あるいは、全て第2種別の情報端末と同様の権限を有する例について説明する。図18は、実施の形態4に係る蓄電池パック10の登録動作のフローチャートである。
なお、以下の実施の形態4では、図6で説明されたステップと実質的に同一のステップについては同一の符号が付されて説明が省略される。また、図6と重複する説明についても省略される。蓄電池パック10及び第1の情報端末30の構成は、図3に示される構成と同様である。実施の形態4では、上述の登録システム100(蓄電池パック10、及び第1の情報端末30)を用いた登録動作について説明するが、登録システム100aまたは100bを用いて同様の登録動作が行われてもよい。
ステップS27において、近接した情報端末からユーザIDを受信したと判定されると(S27でYES)、第1制御器12は、受信したユーザIDがユーザID1と一致するか否かを判定する(S28)。受信したユーザIDがユーザID1と一致すると(S28でYES)、第1制御器12は、情報端末を第1記憶器13内の登録情報に登録する(S60)。一方、受信したユーザIDがユーザID1と一致しないと(S28でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。ステップS27において近接した情報端末からIDを受信していないと判定された場合も(S27でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。
[実施の形態4の効果等]
以上説明したように、第1種別の情報端末及び第2種別の情報端末の区別は必須ではない。ユーザID1が入力された情報端末は、全て第1種別の情報端末として登録されてもよいし、全て第2種別の情報端末として登録されてもよい。
(実施の形態5)
[実施の形態5に係る情報端末の登録動作]
実施の形態5では、情報端末へのユーザIDの入力が省略される例について説明する。
つまり、実施の形態5の例では、ユーザは、ユーザIDの入力を行っていない情報端末を蓄電池パックに近づけることにより、当該情報端末を登録情報に登録することができる。図19は、実施の形態5に係る蓄電池パック10の登録動作のフローチャートである。
なお、以下の実施の形態5では、図6で説明されたステップと実質的に同一のステップについては同一の符号が付されて説明が省略される。また、図6と重複する説明についても省略される。実施の形態5では、上述の登録システム100(蓄電池パック10、及び第1の情報端末30)を用いた登録動作について説明するが、登録システム100aまたは100bを用いて同様の登録動作が行われてもよい。
また、実施の形態5では、実施の形態4と同様に第1種別の情報端末及び第2種別の情報端末の区別がない場合について説明する。
ステップS25において所定時間T1が満了していないと(S25でNO)、第1制御器12は、情報端末が近接しているか否かを判定する(S26)。情報端末が近接していないと判定されると(S26でNO)、第1制御器12は、ステップS25の所定時間T1が満了したか否かの判定処理を行う。
一方、情報端末が近接していると判定されると(S26でYES)、第1制御器12は、近接した情報端末を第1記憶器13内の登録情報に登録する(S60)。なお、ステップS26で蓄電池パックに近接していると判定された情報端末には、ユーザIDが入力されていない。つまり、情報端末は、ユーザIDを保持していない。
[実施の形態5の効果等]
以上説明したように、ユーザID1の入力は必須ではない。このような構成であっても、情報端末の登録処理を開始するためには、登録カード20またはユーザID1を入力した第1の情報端末30などのユーザID1を保持する機器を蓄電池パック10に近づける必要があるため、一定の制限の下で登録処理が行われるといえる。
(その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜5を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜5で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、誤って登録動作が行われないように、蓄電池パックは、初期状態(出荷時)には蓄電池パックの筐体の第1の無線通信器に対応する領域に、電波遮蔽物が貼られていてもよい。電波遮蔽物は、具体的には、アルミシートなどの金属シートである。また、誤って登録動作が行われないように、蓄電池パックには、登録動作を開始するための押しボタンが設けられてもよい。ユーザは、当該押しボタンを押してからユーザID1を保持する機器を蓄電池パックに近づけることで、ユーザID1を第1記憶器に記憶することができる。
また、上記各実施の形態において、各構成要素(例えば、第1制御器及び第2制御器など)は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、本開示は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本開示は、上記実施の形態に係る蓄電池パックまたは登録システムとして実現されてもよい。また、本開示は、上記実施の形態に係る第1制御器が実行するプログラムとして実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る蓄電池パックの制御方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施した形態、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、例えば、電動車両などの電源として使用される蓄電池パックに用いることができる。
10、10a 蓄電池パック
11 第1の無線通信器
12 第1制御器
13 第1記憶器
14 タイマ器
15 二次電池
16 第3の無線通信器
20 登録カード
30、30a、30b 第1の情報端末
31 第2の無線通信器
32 第2制御器
33 第2記憶器
34 表示器
35 入力受付器
36 第4の無線通信器
37 第5の無線通信器
40 第2の情報端末
50 サーバ装置
100、100a、100b 登録システム

Claims (21)

  1. 蓄電池パックの制御方法であって、
    前記蓄電池パックが備える第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報の変更が可能か否かに種別して登録する、
    蓄電池パックの制御方法。
  2. 前記第1の情報端末は、前記第1の情報端末が前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持しているか否かに応じて種別される、
    請求項1記載の蓄電池パックの制御方法。
  3. 前記第1の情報端末が、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持しているとき、
    前記第1の情報端末は、前記登録情報を変更可能な第1種別の情報端末として登録される、
    請求項2記載の蓄電池パックの制御方法。
  4. 前記第1種別の情報端末は、前記登録情報を変更可能であり、かつ、前記蓄電池パックから前記蓄電池パックに関する情報の取得が可能な情報端末である、
    請求項記載の蓄電池パックの制御方法。
  5. 前記第1の情報端末が、前記蓄電池パックの使用者を示す第1の識別情報を保持していないとき、
    前記第1の情報端末は、前記登録情報を変更不可能な第2種別の情報端末として登録される、
    請求項2記載の蓄電池パックの制御方法。
  6. 前記第2種別の情報端末は、前記蓄電池パックから前記登録情報と異なる、前記蓄電池パックに関する他の情報を取得することが可能である、
    請求項5記載の蓄電池パックの制御方法。
  7. 前記蓄電池パックに関する情報は、前記蓄電池パックの状態を示す情報である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電池パックの制御方法。
  8. 前記蓄電池パックに関する情報は、前記蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電池パックの制御方法。
  9. 前記第1種別の情報端末として登録された前記第1の情報端末から前記登録情報の変更の指示を受信すると、前記登録情報の内容を変更する
    請求項3または4記載の蓄電池パックの制御方法。
  10. 前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信
    前記第1の識別情報を受信した後の所定時間内に、前記第1の識別情報を保持していない前記第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記第1の情報端末を、前記第2種別の情報端末として前記登録情報に登録する、
    請求項5または6記載の蓄電池パックの制御方法。
  11. 前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信
    前記第1の識別情報を受信した後の所定時間内に、前記第1の識別情報を保持している前記第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録する、
    請求項3または4記載の蓄電池パックの制御方法。
  12. 記第1の識別情報を保持しておらず、かつ、前記第1の識別情報と異なる第2の識別情報を保持している前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末を前記第2種別の情報端末として前記登録情報に登録する、
    請求項10記載の蓄電池パックの制御方法。
  13. 前記蓄電池パックに関する他の情報は、前記蓄電池パックの状態を示す情報である、
    請求項記載の蓄電池パックの制御方法。
  14. 前記蓄電池パックに関する他の情報は、前記蓄電池パックが搭載されている電気機器に関する情報である、
    請求項記載の蓄電池パックの制御方法。
  15. 記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備え、かつ、前記第1の識別情報を保持する第2の情報端末が前記第1の無線通信器に近接することで、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信する、
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の蓄電池パックの制御方法。
  16. 部機器が前記第1の無線通信器に近接することで、前記第1の無線通信器が前記第1の識別情報を受信し、
    前記外部機器は、前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える機器であって、前記第1の識別情報を保持し、かつ、前記登録情報を参照不能な機器である、
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の蓄電池パックの制御方法。
  17. 前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録する前に、識別情報を前記記憶装置に記憶
    前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末が保持する前記第1の識別情報を取得
    取得された前記第1の識別情報と記憶された前記識別情報とを照合
    記照合の結果、取得された前記第1の識別情報と、記憶された前記識別情報とが一致すると、前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録する、
    請求項3または4記載の蓄電池パックの制御方法。
  18. 記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える外部機器であって、前記第1の識別情報を保持し、かつ、前記登録情報を参照不能な外部機器が前記第1の無線通信器に近接することで、前記識別情報が前記記憶装置に記憶される、
    請求項17記載の蓄電池パックの制御方法。
  19. 前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末から前記第1の無線通信器を介して前記第1の識別情報を取得し、取得した前記第1の識別情報が適正か否かを判定
    正であると判定されると、前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録する
    請求項3または4記載の蓄電池パックの制御方法。
  20. 前記第1の情報端末が近接すると、前記第1の情報端末から前記第1の無線通信器を介して前記第1の識別情報を取得し、取得した前記第1の識別情報が適正か否かを前記蓄電池パックの外部に設けられたサーバ装置に確認
    正であることが確認されると、前記第1の情報端末を前記第1種別の情報端末として前記登録情報に登録する
    請求項3または4記載の蓄電池パックの制御方法。
  21. 蓄電池パックであって、
    第1の情報端末と無線通信可能な第1の無線通信器と、
    前記第1の無線通信器と通信可能な無線通信器を備える第1の情報端末が前記第1の無線通信器に近接すると、前記蓄電池パックの内部または外部に設けられた記憶装置に記憶された、前記蓄電池パックに関する情報を取得可能な情報端末が登録される登録情報に、前記第1の情報端末を、前記登録情報の変更が可能か否かに種別して登録する制御器とを備える、
    蓄電池パック。
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