JP6649752B2 - 圧縮成形方法及び圧縮成形装置 - Google Patents

圧縮成形方法及び圧縮成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば複数の半導体チップを基板両面に搭載されたワークを圧縮成形する圧縮成形方法及び圧縮成形装置に関する。
例えば、SiP(System in Package)用の基板両面には、複数の半導体チップや電子部品が平面実装若しくは多段にスタックされて実装されている。このようなワークを樹脂モールドする場合、基板片面側を一次モールドにより樹脂封止し、残りの基板片面側を二次モールドにより樹脂封止する必要があり、樹脂モールド工程として2工程が必要であった。
本件出願人は、基板両面にチップ部品が搭載されたワークを、圧縮成形により樹脂封止する圧縮成形方法及び圧縮成形装置を既に提案している。これは、ワークローダーによりワークを一方の金型面に搬入し、フィルムローダーによりリリースフィルム及び樹脂を他方の金型面に搬入して圧縮成形するものである(特許文献1参照)。
特開2015−13371号公報
一般にワーク両面を樹脂モールドするために、一次モールド及び二次モールドの二つの工程を経て樹脂モールドする場合には、生産性が低くコスト高となる。また、基板両面を同時に成形する場合、基板両面には、複数の半導体チップや電子部品が平面実装され若しくは多段にスタックされて実装されているため、基板に反りが発生すると基板をクランプすることが難しくなるうえに、比較的大判であるため基板が変形し易く、また基板両面に対する樹脂の充填バランスがアンバランスとなり易く成形品質が低下するという課題があった。
本発明の目的は上記従来技術の課題を解決し、ワーク両面を圧縮成形する際の成形品質の向上並びに生産性を向上できる圧縮成形方法及び圧縮成形装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
ワークをクランプする上型クランパ及び下型クランパと、前記上型クランパに囲まれて配置された上型キャビティブロック及び前記下型クランパに囲まれて配置された下型キャビティブロックと、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを各々支持すると共に前記上型クランパ及び下型クランパのうち少なくとも一方をフローティング支持する上型ベースブロック及び下型ベースブロックと、を備えた一対のモールド金型に各々形成される上型キャビティ及び下型キャビティに樹脂材を各々供給して圧縮成形する圧縮成形方法であって、前記ワーク上に第一樹脂材を供給する工程と、型開きした前記モールド金型の前記下型キャビティ内に第二樹脂材を供給する工程と、前記第二樹脂材が供給された下型に前記ワークを搬入し、型開閉ユニットにより型締めして前記上型クランパ及び下型クランパでクランプすると共に閉鎖されたキャビティ空間を減圧する工程と、前記型開閉ユニットとは別に少なくともいずれか一方のキャビティブロックを押動する駆動伝達ユニットを有し、前記型開閉ユニットにより型締めして前記ワークを前記上型クランパ及び下型クランパでクランプした後、前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を圧力センサにより各々計測し、各圧力センサにより計測された樹脂圧を監視しながら、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを前記上型クランパ及び下型クランパに対して各々相対移動させ前記駆動伝達ユニットによって少なくともいずれか一方の前記キャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動する工程と、前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を圧力センサにより各々計測し、各圧力センサにより計測された樹脂圧が所定樹脂圧に到達すると前記上型クランパに対する前記上型キャビティブロックの相対移動及び前記下型クランパに対する前記下型キャビティブロックの相対移動並びに前記駆動伝達ユニットによる前記キャビティブロックの押動を完了し、最終的な上型及び下型キャビティブロックの高さ位置を維持しながら前記第一樹脂材及び第二樹脂材を加熱硬化させる工程と、を含むことを特徴とする。
上述した圧縮成形方法によれば、ワークをクランプしたモールド金型の型締め動作を進行しながら駆動伝達ユニットによって少なくともいずれか一方のキャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動し、上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を圧力センサにより各々計測して所定圧に到達したことを検出すると上型クランパに対する上型キャビティブロックの相対移動及び下型クランパに対する下型キャビティブロックの相対移動並びにキャビティブロックの押動を完了する。これにより、ワーク両面に形成された上型及び下型キャビティの樹脂圧を監視しながら上型及び下型キャビティ容積を減少させるので、上型及び下型キャビティへの樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができる。よって、ワークに反りや変形は発生せず成形品質を向上させ、かつ一回の樹脂モールド工程で両面を樹脂モールドできるので、生産コストを抑えて生産性も向上する。
また、上下キャビティ容積の減少を、モールド金型の型締め動作と駆動伝達ユニットによるキャビティブロックの押動を並行することにより実現できるので、装置構成を複雑化大型化することなく圧縮成形が行える。
前記上型キャビティブロックの周囲を囲んで配置された前記上型クランパ及び前記下型キャビティブロックの周囲を囲んで配置された前記下型クランパのうち、少なくとも一方はベースブロックに対してコイルばねにより支持されており、前記上型クランパ及び下型クランパが前記ワークをクランプした後、前記型開閉ユニットによる型締め動作の進行により前記コイルばねが押し縮められて相対的にキャビティ容積を圧縮することが好ましい。
これにより、ワークを上型クランパ及び下型クランパによってクランプした状態でワークに作用する過度のクランプ力や過度の樹脂圧をコイルばねの撓みにより吸収することができる。
前記駆動伝達ユニットは、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックに各々対応して設けられていてもよい。
この場合には、駆動源から駆動伝達ユニットを介して上型及び下型キャビティブロックへ各々駆動伝達して上下キャビティ容積を減少させて最終的なキャビティ高さにすることができ、制御性が向上する。
ワークをクランプする上型クランパ及び下型クランパと、前記上型クランパに囲まれて配置された上型キャビティブロック及び前記下型クランパに囲まれて配置された下型キャビティブロックと、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを各々支持すると共に前記上型クランパ及び下型クランパのうち少なくとも一方をフローティング支持する上型ベースブロック及び下型ベースブロックと、を備えた一対のモールド金型に各々形成される上型キャビティ及び下型キャビティに樹脂材を各々供給して圧縮成形する圧縮成形装置であって、前記モールド金型の型開閉動作を行う型開閉ユニットと、前記モールド金型のうち少なくとも一方のキャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動する駆動伝達ユニットと、前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を各々計測する圧力センサと、を備え、第一樹脂材が前記ワーク上に供給され下型キャビティ内に第二樹脂材が供給され、前記型開閉ユニットの型締め動作で前記モールド金型に搬入された前記ワークが前記上型クランパ及び下型クランパによりクランプされた後、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを前記上型クランパ及び下型クランパに対して各々相対移動させ前記駆動伝達ユニットによる少なくともいずれか一方のキャビティブロックを押動する動作を並行することによって前記上型及び下型キャビティの容積を減少させて圧縮成形が行われ、前記圧力センサにより各々計測された前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧が所定樹脂圧に到達すると前記上型クランパに対する前記上型キャビティブロックの相対移動及び前記下型クランパに対する前記下型キャビティブロックの相対移動並びに前記駆動伝達ユニットの押動を停止させることを特徴とする。
型開閉ユニットの型締め動作でモールド金型に搬入されたワークが一対のクランパによりクランプされた後、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを前記上型クランパ及び下型クランパに対して各々相対移動させ駆動伝達ユニットによる少なくともいずれか一方のキャビティブロックを押動する動作を並行することによって上型及び下型キャビティの容積を減少させて圧縮成形が行われる。
これにより、上型キャビティ及び下型キャビティの容積を同時に減少させて樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができ、ワークに反りや変形は発生せず成形品質を向上させることができる。また、一回のモールド工程で、ワークに仕切られて当該ワーク両面に形成されるキャビティに樹脂モールドすることができ、生産性を向上させることができる。
特に、ワーク両面に形成された上型キャビティ及び下型キャビティの樹脂圧を圧力センサにより監視しながらキャビティ容積を減少させるので、上型キャビティ及び下型キャビティへの樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができる。また、上型キャビティ及び下型キャビティに所定樹脂圧を加えることで未充填エリアを無くして樹脂モールドすることができる。
前記駆動伝達ユニットは、少なくとも一方のベースブロックに複数設けられた挿入孔に、可動ブロックに突設された複数の押圧ブロックが端部をキャビティブロックに当接させて各々挿入されており、前記キャビティブロックが前記ベースブロックに当接した押動待機位置と複数の押圧ブロックの端部を前記ベースブロックの挿入孔より突出させて前記キャビティブロックを前記ベースブロックより離間させた押動位置との間で前記可動ブロックを移動させることが好ましい。
これにより、可動ブロックを、キャビティブロックがベースブロックに当接した押動待機位置からキャビティブロックをベースブロックより離間させた押動位置へ移動させてキャビティ容積を減少させることで、キャビティ内の溶融樹脂に樹脂圧を加えて成形品質を均一にすることができる。
上型ベースブロックを支持する上型プラテン及び下型ベースブロックを支持する下型プラテンに前記モールド金型を囲んで配置され、型開き状態で互いに離間しており型締め動作により互いに重なり合う環状に形成された一対のチャンバーブロックを備え、前記モールド金型の型締め動作により形成されるチャンバー内に減圧空間を形成して圧縮成形するようにしてもよい。
これにより、モールド金型に減圧空間を形成する吸引路等を形成する必要はなくなるため金型構成を簡素化して圧縮成形することができる。
上述した圧縮成形方法及び圧縮成形装置を用いれば、ワーク両面を圧縮成形する際の成形品質を向上させかつ生産性を向上させることができる。
ワークの断面図及び成形品の断面図である。 ワークを治具で搬送する前工程を示す説明図である。 第一実施例に係る圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図3に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図4に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図5に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図6に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図7に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 第二実施例に係る圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図9に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図10に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図11に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図12に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図13に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 第三実施例に係る圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図15に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図16に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図17に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図18に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 第四実施例に係る圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図20に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図21に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図22に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図23に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 図24に続く圧縮成形装置の圧縮成形工程を示す断面図である。 第五実施例に係る圧縮成形装置の断面図である。 第六実施例に係る圧縮成形装置の断面図である。 第七実施例に係る圧縮成形装置の断面図である。
以下、本発明に係る圧縮成形装置の好適な実施の形態についてその圧縮成形方法と共に添付図面を参照して詳述する。以下では、ワークWとして例えば図1(A)に示す基板両面に複数の半導体チップや電子部品などの部品1が平面実装若しくはスタックされて実装されたSiP(System in Package)用の基板2が用いられるものとする。なお、SiPに限らず、基板の表裏に1つ以上の電子部品などが搭載された製品であっても良いし、電子部品と基板とはワイヤーボンド接続でも良いし、フリップチップ接続であっても良い。また、図1(B)に示すように、基板2の両面を1回の圧縮成形動作により圧縮成形して樹脂パッケージ部3が形成される圧縮成形装置について説明する。尚、圧縮成形装置は一例として下型を可動型、上型を固定型として説明するものとする。また、樹脂モールド装置は、可動プラテンをトグルリンク等により昇降させる型開閉ユニットを備えているが図示を省略するものとしモールド金型の構成を中心に説明する。
図2(A)は、ワークWを圧縮成形装置へ搬入する搬送ユニット4の一例を示す。搬送ユニット4は、基板2の外周縁部を上下一対のクランプ部4a,4bでクランプしたまま後述する圧縮成形装置のモールド金型に搬入される。
ワークWの搬送ユニット4による保持構成はクランプに限らず、ワーク外周縁部チャック爪により挟持してもよい。
図2(B)は、ワークWを、搬送ユニット4によりクランプしたまま、ワーク上面側に第一樹脂材R1を供給した状態を示す。第一樹脂材R1としては、例えば顆粒状樹脂、液状樹脂、シート状樹脂等の様々な形態のモールド樹脂が用いられる。尚、圧縮成形装置外でワーク上面側に第一樹脂材R1を供給しているが、ワークWを圧縮成形装置に搬入してから、ワーク上面側に第一樹脂材R1を供給するようにしてもよい。このように、予めワークW上に第一樹脂材R1が供給されて下型12に搬送されるので、上型6に第一樹脂材R1を供給するための構成は不要となり、金型構成を簡素化することができる。
図2(C)は、図2(B)に示すワーク上面側に第一樹脂材R1を供給した状態で、搬送ユニット4の上に予熱ユニット5を載置して、ヒーター5aで第一樹脂材R1を予備加熱する工程を示す。ヒーター5aとしては例えばハロゲンヒーターが用いられる。この搬送ユニット4に予熱ユニット5を載置したままモールド金型に搬入するようにしてもよい。
ワークWが搬送ユニット4により圧縮成形装置に搬入される際に、第一樹脂材R1と予め金型内に投入される第二樹脂材R2と間で熱容量に差が生じたり、熱膨張率の差により基板2に伸びが生じて反りが発生したりするおそれがある。このため、予め、ワークW(第一樹脂材R1)を予備加熱することで、かかる不具合を低減すようにしてもよい。
尚、搬送ユニット4は、ワークWのみをモールド金型に搬入してもよいし、搬送ユニット4ごとモールド金型に搬入して圧縮成形するようにしてもいずれでもよい。
[第一実施例]
次に、圧縮成形装置の一例について、図3を参照して説明する。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えている。
上型6の構成について説明する。上型ベースブロック7には上型キャビティブロック8が支持されている。上型キャビティブロック8の周囲を囲んで上型クランパ9が設けられている。上型クランパ9は、上型ベースブロック7からコイルばね10を介して吊り下げ支持されている。上型キャビティブロック8とこれを囲んで配置された上型クランパ9により上型キャビティ11が形成される。上型キャビティブロック8は、型開閉動作によりコイルばね10が押し縮められることにより上型クランパ9に対して相対移動可能に設けられている。尚、上型クランパ9と上型キャビティブロック8との摺動面には、シール材、樹脂リング等が設けられていてもよく、或いは上型キャビティ11が、後述するリリースフィルム(以下単に「フィルム」という)に覆われていてもよい。フィルムは、耐熱性を有するもので、金型面より容易に剥離するものであって、柔軟性、伸展性を有するもの、例えば、PTFE、ETFE、PET、FEPフィルム、フッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニリジン等を主成分とした単層膜又は複層膜が好適に用いられる。
次に下型12の構成について説明する。下型ベースブロック13には下型キャビティブロック14が支持されている。下型キャビティブロック14の周囲を囲んで下型クランパ15が設けられている。下型クランパ15は下型ベースブロック13にコイルばね16を介してフローティング支持されている。下型キャビティブロック14とこれを囲んで配置された下型クランパ15により下型キャビティ17が形成される。下型キャビティブロック14は、型開閉動作によりコイルばね16が押し縮められることにより下型クランパ15に対して相対移動可能に設けられている。尚、下型クランパ15と下型キャビティブロック14との摺動面には、シール材、樹脂リング等が設けられていてもよく、或いは下型キャビティ17が、上型キャビティ11と同様にフィルムに覆われていてもよい。
下型クランパ15のクランプ面には、シール材18(Oリング等)が設けられている。シール材18は、上型クランパ9と下型クランパ15とでクランプされると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17が金型外部とは閉鎖された空間が形成されるようになっている。
また、下型クランパ15のクランプ面には、搬送ユニット4がワークWを搬入する際に逃げとなる逃げ凹部15aが形成されている。また上型クランパ9を支持するコイルばね10と下型クランパ15を支持するコイルばね16のばね力は同等のものが用いられる。下型キャビティブロック14には、ヒーター14aが内蔵されている。
また、下型ベースブロック13には、複数箇所に挿入孔13aが設けられている。下型ベースブロック13に複数設けられた挿入孔13aに、押圧ブロック19が各々挿入され、上端は下型キャビティブロック14の底部に当接している。押圧ブロック19は、可動ブロック20上に複数突設されている。可動ブロック20は、型開閉ユニットとは異なる駆動源により駆動伝達ユニットUにより昇降移動するようになっている。駆動伝達ユニットUは、例えば電動モータにより回転駆動されるねじ軸にねじ嵌合した可動ブロック20が昇降するように設けられている。この駆動伝達ユニットUにより可動ブロック20の移動位置を、複数の押圧ブロック19が下型キャビティブロック14に当接した押動待機位置と押圧ブロック19が下型ベースブロック13の挿入孔13aより上方へ突出させて下型キャビティブロック14を押し上げる押動位置との間を移動させる。これにより、下型クランパ15に対して下型キャビティ17容積を圧縮するよう押動することができる。
第一樹脂材R1がワークW上に供給され、下型キャビティ17内に第二樹脂材R2が各々供給される。型開閉ユニットの型締め動作でモールド金型に搬入されたワークWが一対のクランパ9,15によりクランプされるクランプ動作と駆動伝達ユニットUの下型キャビティブロック14に対する駆動伝達動作を並行することによって一対のキャビティ容積11,17を減少させて圧縮成形するようになっている。これにより、一対のキャビティ容積を同時に減少させるので、樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができ、ワークWに反りや変形は発生せず成形品質を向上させることができる。また、一回のモールド工程で、ワークWにより仕切られて当該ワークW両面に形成される上型及び下型キャビティ11,17に樹脂モールドすることができ、生産性を向上させることができる。
また、図8に示すように、上型キャビティブロック8の上型キャビティ11に臨む外周縁部及び下型キャビティブロック14の下型キャビティ17に臨む外周縁部には、圧力センサ21が各々設けられているのが好ましい。尚、図3より図7までは圧力センサの図示を省略したが、圧力センサは搭載されているものとする。また、以降の図面についても同様である。この圧力センサ21の検出値が所定樹脂圧に到達すると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17に溶融した樹脂が充填されたものと判定することができ、型開閉ユニットの型締め動作及び駆動伝達ユニットUの駆動源の動作を停止させて、クランプ動作を終了させることができる。これにより、上型キャビティ11及び下型キャビティ17内に樹脂圧を加えることでモールド樹脂の未充填エリアを無くしかつ上型キャビティ11及び下型キャビティ17への樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができる。この圧力センサ21は、上下キャビティ圧をそれぞれ測定するため、センサ個々を測定し、上下キャビティ内樹脂圧を調整している。
以下、圧縮成形工程の一例について図3乃至図8を参照して説明する。
先ず、図2(B)において、搬送ユニット4にクランプされたワークW上に第一樹脂材R1を供給する。次いで、図2(C)に示すように、搬送ユニット4に予熱ユニット5を重ね合わせてワークW及び第一樹脂材R1を予熱する。この予熱工程は、省略してもよい。
図3に示すように、型開きしたモールド金型の下型キャビティ17内に第二樹脂材R2を供給する。第二樹脂材R2は、下型キャビティブロック14に備えたヒーター14aに加熱されて溶融する。第二樹脂材R2としては、例えば顆粒状樹脂、液状樹脂、シート状樹脂等の様々な形態のモールド樹脂が用いられる。第一樹脂材R1と第二樹脂材R2とは同一形態(例えば顆粒樹脂と顆粒樹脂等)の樹脂を用いてもよいし、異なる形態(例えば顆粒樹脂とシート樹脂等)を用いてもよい。
図4において、第二樹脂材R2が供給された下型12に搬送ユニット4にクランプされたワークWを搬入する。搬送ユニット4に予熱ユニット5を載置したまま搬入してもよいし、搬送ユニット4を搬入した後、余熱ユニット5により予熱してもいずれでもよい。これにより、ワークW及び第一樹脂材R1とモールド金型の温度差により生ずる不具合(樹脂材の加熱硬化の進み具合やワークの反りや変形等)を低減することができる。搬送ユニット4(クランプ部4a)は、下型クランパ15に設けられた逃げ凹部15aに収容されるため、下型クランパ15へのワーク受け渡しがスムーズに行える。尚、搬送ユニット4をそのまま下型12にセットしたままモールド金型を型締めするようにしてもよい。
次いで、図5に進行して、型開閉ユニットの型締め動作を開始してモールド金型を型締めする。本実施例では、下型12が上昇してシール材18が上型クランパ9のクランプ面と当接する。上型クランパ9のクランプ面にはエアー吸引孔9a及びこれに連続する減圧用吸引路9bが形成されている。減圧用吸引路9bは、エアー吸引装置22に接続されている。
シール材18が上型クランパ9と下型クランパ15によってクランプすると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17が閉鎖され、エアー吸引装置22によりエアー吸引動作を開始して上型キャビティ11及び下型キャビティ17に減圧空間を形成する。
また、下型クランパ15が下型キャビティブロック14に対してわずか下降(下型コイルばね16が加圧により縮む)することにより下型キャビティ17の体積が小さくなり、第2樹脂R2が溶融し始めると共に部品に接触、埋没し始める。
図6は型締め動作が進行して上型クランパ9と下型クランパ15によってワークWの基板2をクランプした状態を示す。型締め動作は進行しており、図7において上型クランパ9を上型ベースブロック7から吊り下げ支持するコイルばね10が押し縮められ、下型クランパ15を下型ベースブロック13からフローティング支持するコイルばね16が各々押し縮められて、ワークWに作用する過剰なクランプ力や過度の樹脂圧を吸収すると共に上型及び下型キャビティ11,17の容積が各々減少する向きに押動する。
図7に示すように、上型キャビティブロック8及び下型キャビティブロック14の外周縁部には、圧力センサ21が各々設けられており、各圧力センサ21によって、上型キャビティ11内及び下型キャビティ17内の樹脂圧を検出している。尚、可動ブロック20は押動待機位置にあり、押圧ブロック19は下型キャビティブロック14の底部に当接した状態にある。
図8において、型開閉ユニットの型締め動作を進行しながら、駆動伝達ユニットUによって可動ブロック20を上昇させて押圧ブロック19を下型ベースブロック13の挿入孔13aから突出させた押動位置へ移動させ、下型キャビティブロック14を下型キャビティ17の容積が減少する向きに押動する。
そして、圧力センサ21が上型及び下型キャビティ11,17内の樹脂圧を各々計測して所定樹脂圧に到達したことを検出すると、型開閉ユニットの駆動を停止してモールド金型の型締め動作を完了し、駆動伝達ユニットUの押動を完了する。これにより、最終的な上型及び下型キャビティブロック8,14の高さ位置を各々維持した状態でワークWを加熱加圧して第一樹脂材R1及び第二樹脂材Rを加熱硬化させる。
上述した圧縮成形方法によれば、ワークWをクランプしたモールド金型の型締め動作を進行しながら駆動伝達ユニットUによって少なくともいずれか一方のキャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動し、上型及び下型キャビティ11,17内の樹脂圧を計測して所定圧に到達するとモールド金型の型締め動作を完了する。これにより、ワークW両面に相当する上型及び下型キャビティ11,17の樹脂圧を監視しながら各キャビティ容積を減少させるので、上型及び下型キャビティ11,17の樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができる。よって、ワークWに反りや変形は発生せず成形品質を向上させ、かつ一回の樹脂モールド工程で両面を樹脂モールドできるので、生産コストを抑えて生産性も向上する。
また、上型及び下型キャビティ11,17容積の減少を、モールド金型の型締め動作と駆動伝達ユニットによるキャビティブロックの押動により実現できるので、装置構成を複雑化大型化することなく圧縮成形が行える。
また、上型ベースブロック7と上型クランパ9間は、一定の間隔で止まるようなストッパを入れても良い。同様に、下型ベースブロック13と下型クランパ15間は、一定の間隔で止まるようなストッパを入れても良い。
[第二実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図9乃至図13を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えている。第一実施例と異なる点は、上型及び下型キャビティブロック8,14の周囲を囲んで配置された上型及び下型クランパ9,15のうち、下型クランパ15は、下型ベースブロック13に支持固定されており、上型クランパ9のみが上型ベースブロック7に対してコイルばね10により吊り下げ支持されている。
圧縮成形動作について説明すると、図9に示すように下型キャビティ17に第二樹脂材R2が供給され、図10に示すように、搬送ユニット4にクランプされ第一樹脂R1が供給されたワークWが下型12に搬入される。搬送ユニット4には、予熱ユニット5が搭載されてワークW及び第一樹脂材R1が予熱されている。
図12に示すように、型開閉ユニットを動作させて型締めを行い、上型クランパ9と下型クランパ15によってシール材18をクランプすると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17が閉鎖され、エアー吸引装置22によりエアー吸引動作を開始して上型キャビティ11及び下型キャビティ17に減圧空間を形成する。
また、図13に示すように型締め動作が進行すると、上型クランパ9と下型クランパ15によってワークWの基板2がクランプされ、更に型締め動作が進行すると、先ず上型クランパ9を上型ベースブロック7から吊り下げ支持するコイルばね10が押し縮められて、上型キャビティ11の容積が減少すると共にワークWに作用する過剰な押圧力を吸収する。
図13において、型開閉ユニットの型締め動作を進行しながら、駆動伝達ユニットUによって可動ブロック20を上昇させ、押圧ブロック19を下型ベースブロック13の挿入孔13aから突出させた押動位置へ移動させる。これにより、下型キャビティブロック14を下型キャビティ17の容積が減少する向きに押動する。
図14において、圧力センサ21が上型及び下型キャビティ11,17内の樹脂圧を各々計測して所定樹脂圧に到達したことを検出すると、型開閉ユニットの駆動を停止しモールド金型の型締め動作を完了する。最終的な上型及び下型キャビティブロック8,14の高さ位置を各々維持した状態で、ワークWを加熱加圧して第一樹脂材R1及び第二樹脂材Rを加熱硬化させる。
[第三実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図15乃至図19を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えている。第一実施例と異なる点は、上型及び下型キャビティブロック8,14の周囲を囲んで配置された上型及び下型クランパ9,15を支持するコイルばね10,16において、下型クランパ15をフローティング支持するコイルばね16のばね力が、上型クランパ9を吊り下げ支持するコイルばね10より大きいものが用いられている点が異なる。
圧縮成形動作について説明すると、図15に示すように下型キャビティ17に第二樹脂材R2が供給され、図16に示すように、搬送ユニット4にクランプされ第一樹脂R1が供給されたワークWが下型12に搬入される。搬送ユニット4には、予熱ユニット5が搭載されてワークW及び第一樹脂材R1が予熱されている。
図17に示すように、型開閉ユニットを動作させて型締めを行い、上型クランパ9と下型クランパ15によってシール材18をクランプすると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17が閉鎖され、エアー吸引装置22によりエアー吸引動作を開始して上型キャビティ11及び下型キャビティ17に減圧空間を形成する。
また、図18に示すように型締め動作が進行すると、先ず上型クランパ9を上型ベースブロック7から吊り下げ支持するコイルばね10が押し縮められて、上型クランパ9と下型クランパ15によってワークWの基板2がクランプされる。更に型締め動作が進行すると、上型キャビティ11の容積が減少すると共にワークWに作用する過剰な押圧力をコイルばね10が吸収する。
図19において、型開閉ユニットの型締め動作を進行しながら、駆動伝達ユニットUによって可動ブロック20を上昇させて押圧ブロック19を下型ベースブロック13の挿入孔13aから突出させた押動位置へ移動させ、下型キャビティブロック14を下型キャビティ17の容積が減少する向きに押動する。
そして、圧力センサ21が上型及び下型キャビティ11,17内の樹脂圧を各々計測して所定樹脂圧に到達したことを検出すると、型開閉ユニットの駆動を停止しモールド金型の型締め動作を完了する。最終的な上型及び下型キャビティブロック8,14の高さ位置を各々維持した状態でワークWを加熱加圧して第一樹脂材R1及び第二樹脂材Rを加熱硬化させる。
[第四実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図20乃至図25を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えている。第一実施例と異なる点は、可動ブロック20及び押圧ブロック19の配置が、下型12ではなく上型6とした点が異なっている。
図20において、上型ベースブロック7には、複数箇所に挿入孔7aが設けられている。上型ベースブロック7に複数設けられた挿入孔7aに、押圧ブロック19が各々挿入され、下端は上型キャビティブロック8に当接している。押圧ブロック19は、可動ブロック20の下面に突設されている。可動ブロック20は、型開閉ユニットとは異なる駆動源により駆動伝達ユニットUにより昇降移動するようになっている。駆動伝達ユニットUは、例えば電動モータにより回転駆動されるねじ軸にねじ嵌合した可動ブロック20が昇降するように設けられている。この駆動伝達ユニットUにより可動ブロック20の移動位置を、複数の押圧ブロック19が上型キャビティブロック8に当接した押動待機位置と押圧ブロック19が上型ベースブロック7の挿入孔7aより上方へ突出させて上型キャビティブロック8を上型クランパ9に対して押し上げる押動位置との間を移動させる。これにより、上型キャビティ11の容積を圧縮するよう押動することができる。
圧縮成形動作について説明すると、図20に示すように下型キャビティ17に第二樹脂材R2が供給され、図21に示すように、搬送ユニット4にクランプされ第一樹脂R1が供給されたワークWが下型12に搬入される。搬送ユニット4には、予熱ユニット5が搭載されてワークW及び第一樹脂材R1が予熱されている。
図22に示すように、型開閉ユニットを動作させて型締めを行い、上型クランパ9と下型クランパ15によってシール材18をクランプすると、上型キャビティ11及び下型キャビティ17が閉鎖され、エアー吸引装置22によりエアー吸引動作を開始して上型キャビティ11及び下型キャビティ17に減圧空間を形成する。
また、図23に示すように型締め動作が進行すると、先ず下型クランパ15を下型ベースブロック13からフローティング支持するコイルばね16が押し縮められ、上型クランパ9と下型クランパ15によってワークWの基板2がクランプされる。更に型締め動作が進行すると、下型キャビティ17の容積が減少すると共にワークWに作用する過剰な押圧力をコイルばね16が吸収する。
図24に示すように、上型キャビティブロック8及び下型キャビティブロック14の外周縁部には、圧力センサ21が各々設けられており、各圧力センサ21によって、上型キャビティ11内及び下型キャビティ17内の樹脂圧を検出している。尚、可動ブロック20は押動待機位置にあり、押圧ブロック19は上型キャビティブロック8の上部に当接した状態にある。
図25において、型開閉ユニットの型締め動作を進行しながら、駆動伝達ユニットUによって可動ブロック20を上昇させて押圧ブロック19を上型ベースブロック7の挿入孔7aから突出させた押動位置へ移動させる。これにより、上型キャビティブロック8を上型キャビティ11の容積が減少する向きに押動する。
そして、圧力センサ21が上型及び下型キャビティ11,17内の樹脂圧を各々計測して所定樹脂圧に到達したことを検出すると、型開閉ユニットの駆動を停止しモールド金型の型締め動作及び駆動伝達ユニットUの押動を完了する。最終的な上型及び下型キャビティブロック8,14の高さ位置を各々維持した状態でワークWを加熱加圧して第一樹脂材R1及び第二樹脂材Rを加熱硬化させる。
[第五実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図26を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えている。第一実施例と異なる点は、可動ブロック20及び押圧ブロック19を下型12のみならず上型6にも配置した点が異なっている。
図26において、上型ベースブロック7には、複数箇所に挿入孔7aが設けられている。上型ベースブロック7に複数設けられた挿入孔7aに、押圧ブロック19が各々挿入され、下端は上型キャビティブロック8に当接している。押圧ブロック19は、可動ブロック20の下面に突設されている。可動ブロック20は、型開閉ユニットとは異なる駆動源により駆動伝達ユニットU1により昇降移動するようになっている。駆動伝達ユニットU1は、例えば電動モータにより回転駆動されるねじ軸にねじ嵌合した可動ブロック20が昇降するように設けられている。この駆動伝達ユニットU1により可動ブロック20の移動位置を、複数の押圧ブロック19が上型キャビティブロック8に当接した押動待機位置と押圧ブロック19が上型ベースブロック7の挿入孔7aより上方へ突出させて上型キャビティブロック8を上型クランパ9に対して押し下げる押動位置との間を移動させる。これにより、上型キャビティ11の容積を圧縮するよう押動することができる。
また、下型ベースブロック13には、複数箇所に挿入孔13aが設けられている。下型ベースブロック13に複数設けられた挿入孔13aに、押圧ブロック19が各々挿入され、上端は下型キャビティブロック14に当接している。押圧ブロック19は、可動ブロック20上に突設されている。可動ブロック20は、上型の駆動源とは異なる駆動源により駆動伝達ユニットU2により昇降移動するようになっている。駆動伝達ユニットU2は、例えば電動モータにより回転駆動されるねじ軸にねじ嵌合した可動ブロック20が昇降するように設けられている。この駆動伝達ユニットUにより可動ブロック20の移動位置を、複数の押圧ブロック19が下型キャビティブロック14に当接した押動待機位置と押圧ブロック19が下型ベースブロック13の挿入孔13aより上方へ突出させて下型キャビティブロック14を下型クランパ15に対して押し上げた押動位置との間を移動させる。これにより、下型キャビティ17の容積を圧縮するよう押動することができる。
この場合には、駆動源から駆動伝達ユニットU1,U2を介して上型及び下型キャビティブロック8,14へ各々駆動伝達して上型及び下型キャビティ11,17の容積を減少させ、上型及び下型キャビティブロック8,14を各々最終的なキャビティ高さ位置にすることができ、制御性が向上する。
[第六実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図27を参照して説明する。第五実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えており、可動ブロック20及び押圧ブロック19は下型12のみならず上型6にも配置されている。
第五実施例と異なる点は、上型キャビティ11を覆う上型フィルムF1と下型キャビティ17を覆う下型フィルムF2を設けている点が異なる。上型クランパ9のクランプ面には、上型フィルムF1を吸着保持するためのエアー吸引孔9c及びこれに連なるフィルム吸引路9dが形成されている。フィルム吸引路9dは、エアー吸引装置23に接続されている。下型クランパ15のクランプ面には、エアー吸引孔15a及び減圧用吸引路15bが設けられている。減圧用吸引路15bは、エアー吸引装置24に接続されている。また、下型クランパ15のクランプ面には、下型フィルムF2を吸着保持するためのエアー吸引孔15c及びこれに連なるフィルム吸引路15dが形成されている。フィルム吸引路15dは、エアー吸引装置25に接続されている。上型及び下型フィルムF1,F2は、耐熱性を有するもので、金型面より容易に剥離するものであって、柔軟性、伸展性を有するもの、例えば、PTFE、ETFE、PET、FEPフィルム、フッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニリジン等を主成分とした単層膜又は複層膜が好適に用いられる。フィルムは、長尺状に連続するものでも矩形又は円形の枚葉紙状(短冊状、シート状ともいう)に切断されたもののいずれの形態でもよい。
上記構成によれば、上型キャビティ11及び下型キャビティ17に樹脂汚れや樹脂漏れが発生しないので金型メンテナンスが容易になる。
[第七実施例]
次に、圧縮成形装置の他例について、図28を参照して説明する。第五実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものとする。圧縮成形装置は、開閉可能な上型6及び下型12(モールド金型)を備えており、可動ブロック20及び押圧ブロック19は下型12のみならず上型6にも配置されている。
第五実施例と異なる点は、上型6と下型12がチャンバーC内に収容されて設けられている点が異なる。即ち、上型ベースブロック7を支持する上型プラテン26に環状の上型チャンバーブロック27を設け、下型ベースブロック13を支持する下型プラテン28に環状の下型チャンバーブロック29を型締め状態で互いに重なり合う(オーバーラップする)ように配置されている。互いに重なり合う上型チャンバーブロック27と下型チャンバーブロック29との隙間はシール材30(Oリング等)でシールされている。下型チャンバーブロック29には吸引孔29aが設けられ、減圧用吸引ホース31が接続されている。吸引孔及びホースは上型チャンバーブロック27に設けてもよい。
チャンバーCは、上型6と下型12が型開き状態では互いに離間しており、モールド金型を型締めする際に型開閉ユニットが型締め動作を開始して上型チャンバーブロック27と下型チャンバーブロック29が重なり合う位置で閉鎖空間が形成される。このとき吸引孔29a及び減圧吸引ホース31を通じてエアー吸引することで減圧空間が形成される。このように、モールド金型の外にチャンバーCを設けることで上型クランパ9及び/又下型クランパ15にエアー吸引路を設ける必要がなくなり金型構造が簡素化する。
以上説明したように、本発明によれば、ワークW両面に相当する上型及び下型キャビティ11,17の樹脂圧を監視しながら上型及び下型キャビティ容積を減少させるので、樹脂の充填バランスを取りながら樹脂モールドすることができる。よって、ワークWに反りや変形は発生せず成形品質を向上させ、かつ一回の樹脂モールド工程で両面を樹脂モールドできるので、生産コストを抑えて生産性も向上する。
また、上型及び下型キャビティ11,17の容積の減少を、モールド金型の型締め動作と駆動伝達ユニットUによるキャビティブロック8,14の押動を並行することにより実現できるので、装置構成を複雑化大型化することなく圧縮成形が行える。
尚、上型キャビティブロック8と上型クランパ9との間、下型キャビティブロック14と下型クランパ15の間に、上型ベースブロック7、下型ベースブロック13にコイルばね等で支持された上下調圧駒が各々設けられていてもよい。上下調圧駒の受圧面の高さ位置は、上型クランパ9及び下型クランパ15のクランプ面の高さ位置より後退し、上型キャビティブロック8及び下型キャビティブロック14のクランプ面(キャビティ底面)より前進した高さ位置となるように設けられる。これらの上下調圧駒は、上型キャビティ11及び下型キャビティ17に充填された第一樹脂材R1及び第二樹脂材R2に対してモールド金型が最終クランプ位置で十分な樹脂圧が加わるよう或いは過剰な樹脂圧(余剰樹脂)を逃がすために設けられる。
前述した圧縮成形装置は一例として下型を可動型、上型を固定型として説明したがこれに限定されるものではなく、上型を可動型、下型を固定型としてもよく、双方を可動型としてもよい。
また、上述した実施例は基板2の上に第一樹脂材R1を乗せてから金型に搬送したが、金型内に基板2をセットした後に第一樹脂材R1を基板2上に塗布しても良い。
1 部品 2 基板 3 樹脂パッケージ部 W ワーク 4 搬送ユニット 4a,4b クランプ部 R1 第一樹脂材 R2 第二樹脂材 5 予熱ユニット 5a,14a ヒーター 6 上型 7 上型ベースブロック 8 上型キャビティブロック 9 上型クランパ 9a,9c,15a,15c エアー吸引孔 9b,15b 減圧用吸引路 9d,15d フィルム吸引路 10,16 コイルばね 11 上型キャビティ 12 下型 13 下型ベースブロック 7a,13a 挿入孔 14 下型キャビティブロック 15 下型クランパ 15a 逃げ凹部 17 下型キャビティ 18,30 シール材 19 押圧ブロック 20 可動ブロック 21 圧力センサ 22,23,24,25 エアー吸引装置 U 駆動伝達ユニット F1 上型フィルム F2 下型フィルム C チャンバー26 上型プラテン 27 上型チャンバーブロック 28 下型プラテン 29 下型チャンバーブロック 29a 吸引孔 31 減圧用吸引ホース

Claims (6)

  1. ワークをクランプする上型クランパ及び下型クランパと、前記上型クランパに囲まれて配置された上型キャビティブロック及び前記下型クランパに囲まれて配置された下型キャビティブロックと、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを各々支持すると共に前記上型クランパ及び下型クランパのうち少なくとも一方をフローティング支持する上型ベースブロック及び下型ベースブロックと、を備えた一対のモールド金型に各々形成される上型キャビティ及び下型キャビティに樹脂材を各々供給して圧縮成形する圧縮成形方法であって、
    前記ワーク上に第一樹脂材を供給する工程と、
    型開きした前記モールド金型の前記下型キャビティ内に第二樹脂材を供給する工程と、
    前記第二樹脂材が供給された下型に前記ワークを搬入し、型開閉ユニットにより型締めして前記上型クランパ及び下型クランパでクランプすると共に閉鎖されたキャビティ空間を減圧する工程と、
    前記型開閉ユニットとは別に少なくともいずれか一方のキャビティブロックを押動する駆動伝達ユニットを有し、前記型開閉ユニットにより型締めして前記ワークを前記上型クランパ及び下型クランパでクランプした後、前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を圧力センサにより各々計測し、各圧力センサにより計測された樹脂圧を監視しながら、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを前記上型クランパ及び下型クランパに対して各々相対移動させ前記駆動伝達ユニットによって少なくともいずれか一方の前記キャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動する工程と、
    前記各圧力センサにより計測された樹脂圧が所定樹脂圧に到達すると前記上型クランパに対する前記上型キャビティブロックの相対移動及び前記下型クランパに対する前記下型キャビティブロックの相対移動並びに前記駆動伝達ユニットによる前記キャビティブロックの押動を完了し、最終的な上型及び下型キャビティブロックの高さ位置を維持しながら前記第一樹脂材及び第二樹脂材を加熱硬化させる工程と、
    を含むことを特徴とする圧縮成形方法。
  2. 前記上型キャビティブロックの周囲を囲んで配置された前記上型クランパ及び前記下型キャビティブロックの周囲を囲んで配置された前記下型クランパのうち、少なくとも一方はベースブロックに対してコイルばねにより支持されており、前記上型クランパ及び下型クランパが前記ワークをクランプした後、前記型開閉ユニットによる型締め動作の進行により前記コイルばねが押し縮められて相対的にキャビティ容積を圧縮する請求項1記載の圧縮成形方法。
  3. 前記駆動伝達ユニットは、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックに各々対応して設けられている請求項1又は2記載の圧縮成形方法。
  4. ワークをクランプする上型クランパ及び下型クランパと、前記上型クランパに囲まれて配置された上型キャビティブロック及び前記下型クランパに囲まれて配置された下型キャビティブロックと、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを各々支持すると共に前記上型クランパ及び下型クランパのうち少なくとも一方をフローティング支持する上型ベースブロック及び下型ベースブロックと、を備えた一対のモールド金型に各々形成される上型キャビティ及び下型キャビティに樹脂材を各々供給して圧縮成形する圧縮成形装置であって、
    前記モールド金型の型開閉動作を行う型開閉ユニットと、前記モールド金型のうち少なくとも一方のキャビティブロックをキャビティ容積が減少する向きに押動する駆動伝達ユニットと、
    前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧を各々計測する圧力センサと、を備え、
    第一樹脂材が前記ワーク上に供給され下型キャビティ内に第二樹脂材が供給され、前記型開閉ユニットの型締め動作で前記モールド金型に搬入された前記ワークが前記上型クランパ及び下型クランパによりクランプされた後、前記上型キャビティブロック及び下型キャビティブロックを前記上型クランパ及び下型クランパに対して各々相対移動させ前記駆動伝達ユニットによる少なくともいずれか一方のキャビティブロックを押動する動作を並行することによって前記上型及び下型キャビティの容積を減少させて圧縮成形が行われ、前記圧力センサにより各々計測された前記上型キャビティ及び下型キャビティ内の樹脂圧が所定樹脂圧に到達すると前記上型クランパに対する前記上型キャビティブロックの相対移動及び前記下型クランパに対する前記下型キャビティブロックの相対移動並びに前記駆動伝達ユニットの押動を停止させることを特徴とする圧縮成形装置。
  5. 前記駆動伝達ユニットは、少なくとも一方のベースブロックに複数設けられた挿入孔に、可動ブロックに突設された複数の押圧ブロックが端部をキャビティブロックに当接させて各々挿入されており、前記キャビティブロックが前記ベースブロックに当接した押動待機位置と複数の押圧ブロックの端部を前記ベースブロックの挿入孔より突出させて前記キャビティブロックを前記ベースブロックより離間させた押動位置との間で前記可動ブロックを移動させる請求項4記載の圧縮成形装置。
  6. 上型ベースブロックを支持する上型プラテン及び下型ベースブロックを支持する下型プラテンに前記モールド金型を囲んで配置され、型開き状態で互いに離間しており型締め動作により互いに重なり合う環状に形成された一対のチャンバーブロックを備え、前記モールド金型の型締め動作により形成されるチャンバー内に減圧空間を形成して圧縮成形する請求項4又は請求項5記載の圧縮成形装置。
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