JP6647750B2 - 棚、および物品保管庫 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、学校、病院等の給食のように皿、お椀、トレイなどの食器類や食缶を比較的大量に使用する状況において、食器類を収容するカゴや食缶などの物品が出し入れ可能に載置される棚、および棚を備えた物品保管庫に関するものである。
従来の食器類や食缶を収容する物品保管庫は、物品として例えば線材等により構成される食器カゴ(収納具)や汁物等を運搬するための食缶を物品保管庫内の棚に載置し、物品保管庫内に熱風又は蒸気を循環させることにより、食器類や食缶を乾燥、消毒して保管するものである。棚を備えた物品保管庫として下記のものが知られている。
一側壁にパイプ挿通孔とネジ挿通孔を有する一対の棚フレームと、その間に配設される複数のパイプ部材と、複数のパイプ部材のうち少なくとも1本の両端に切欠部を有するパイプ部材と、パイプ部材の切欠部と嵌合し各々の棚フレームのネジ挿通孔からネジにより締結固定される固定部材によって構成されているパイプ棚を備えた物品保管庫が知られている(例えば特許文献1参照)。
パイプ挿入孔を備える一対の長尺状枠部材と、これら一対の長尺状枠部材間に配設される複数のパイプ部材と、複数のパイプ部材の両側を長尺状枠部材へ挿入した際にパイプ部材を固定する固定部材と、によって構成されている。各々の長尺状枠部材は上面からパイプ部材が配設される側の側面まで、下方へ傾斜する傾斜面をもつというパイプ棚を備えた物品保管庫が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−237400号公報 実用新案登録第3167678号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたものは、物品を摺動して出し入れする際にパイプ部材とフレームによって形成される段差で引っかかりができてしまうという課題があった。また、段差を乗り越える際に物品の底面が片側のみ持ち上がり、物品の角とパイプ部材もしくは物品の底とフレームの角が小さな面積で接触し、全重量がその小さな面積に集中した状態で物品を摺動させるため、物品の耐久性に課題があった。加えてパイプ部材を固定するための固定部材が必要であり、その固定部材はフレームへパイプ部材のネジによる締結固定を必要とし、組み立ての煩雑化とコストアップを招いていた。
また、前記特許文献2に記載されたものは、物品を摺動して出し入れする際にパイプ部材と長尺状枠部材にて構成される傾斜により、物品の底面とパイプ部材のなす角度が変移し、引き出すもしくは入れる際の力の方向が変動してしまうという課題があった。また特許文献1に記載されたものと同様に、傾斜を摺動する際に物品の底面が片側のみ持ち上がり、物品の角とパイプ部材もしくは物品の底と長尺状枠部材の角が小さな面積で接触し、全重量がその小さな面積に集中した状態で物品を摺動させるため、物品の耐久性に課題があった。加えてパイプ部材を固定するためには特許文献1と同様に固定部材が必要であり、その固定部材は長尺状枠部材へ、パイプ部材の溶接やネジによる締結固定を必要として組み立ての煩雑化とコストアップを招いていた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、物品保管庫に備えた棚への物品の出し入れを容易とするとともに、物品の耐久性を向上させることを目的とする。
本発明のは、
材を折り曲げて形成し、少なくとも上面および側面を有する一対の枠部材と、前記一対の枠部材の対向する前記側面の各々に設けた複数の挿入孔と、前記一対の枠部材間に亘って前記各々の枠部材の長手方向と略直交する方向に所定間隔で配設され、径方向断面が略円形状の複数のパイプ部材と、前記パイプ部材の両端側には前記挿入孔から枠部材内へ挿入する挿入部を有し、前記挿入部を前記枠部材内へ挿入するとともに、前記開口部とこの開口部と対向する背面部側の方向に前記複数のパイプ部材の長手方向を延在させ、
前記パイプ部材は、前記枠部材間の前記パイプ部材の載置上端部よりも両端側の前記挿入部の挿入上端部を下方向に下げて所定の段差を設けて形成し、前記所定の段差を設けた挿入部を、前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入し、前記一対の枠部材の上面と前記載置上端部、略同一平面上に位置するようにした棚であって、
前記挿入部の挿入先端部の径方向の断面を蒲鉾形状として底面を形成し、
前記枠部材の長手方向に沿って延在し、前記挿入先端部の蒲鉾形状の底面を支持する前記枠部材内に設けた支持部材を有して、
前記挿入部を前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入したとき、前記挿入部の挿入上端部を挿入孔に当接させることにより、前記パイプ部材の上方向への移動を規制し、前記挿入先端部の底面を前記枠部材内に設けた支持部材に当接させることにより、前記パイプ部材の下方への移動および径方向の回動を規制する
ことを特徴とするものである。
本発明の棚、および物品保管庫によれば、物品の出し入れを容易とするとともに、物品の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施形態における物品保管庫の概観斜視図。 ブラケットの概観斜視図。 棚の概観斜視図。 (a)枠部材の概観斜視図、(b)枠部材の側面図。 パイプ部材の側面図。 (a)図5のA−A線における断面図、(b)B−B線における断面図、(c)C−C線における断面図。 組立治具の概観斜視図。 (a)組立治具の上面へ一対の枠部材を配置した状態を示す図、(b)組立治具の上面で一対の枠部材へ複数のパイプ部材を挿入した状態を示す図、(c)組立治具の上面へ配置された棚の挿入孔の部位における部分断面拡大図。 棚の側面部分断面拡大図。 (a)図9の棚のD−D線における断面図、(b)E−E線における断面図。 物品保管庫への棚の取り付けの状態を示す概観斜視図。 物品例としての食器の収容具の概観斜視図。 (a)棚への収容具の載置開始時の状態を示す図、(b)収容具を背面部の方向へ摺動させる状態を示す図、(c)複数の収容具を奥まで摺動させて保管した状態を示す図、(d)取り出し時の収容具の状態を示す図。
第1の発明は、材を折り曲げて形成し、少なくとも上面および側面を有する一対の枠部材と、前記一対の枠部材の対向する前記側面の各々に設けた複数の挿入孔と、前記一対の枠部材間に亘って前記各々の枠部材の長手方向と略直交する方向に所定間隔で配設され、径方向断面が略円形状の複数のパイプ部材と、前記パイプ部材の両端側には前記挿入孔から枠部材内へ挿入する挿入部を有し、前記挿入部を前記枠部材内へ挿入するとともに、前記開口部とこの開口部と対向する背面部側の方向に前記複数のパイプ部材の長手方向を延在させ、
前記パイプ部材は、前記枠部材間の前記パイプ部材の載置上端部よりも両端側の前記挿入部の挿入上端部を下方向に下げて所定の段差を設けて形成し、前記所定の段差を設けた挿入部を、前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入し、前記一対の枠部材の上面と前記載置上端部、略同一平面上に位置するようにした棚であって、
前記挿入部の挿入先端部の径方向の断面を蒲鉾形状として底面を形成し、
前記枠部材の長手方向に沿って延在し、前記挿入先端部の蒲鉾形状の底面を支持する前記枠部材内に設けた支持部材を有して、
前記挿入部を前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入したとき、前記挿入部の挿入上端部を挿入孔に当接させることにより、前記パイプ部材の上方向への移動を規制し、前記挿入先端部の底面を前記枠部材内に設けた支持部材に当接させることにより、前記パイプ部材の下方への移動および径方向の回動を規制することを特徴とする棚としたものである。
これにより、物品を載置する棚の全面が段差のない平面となり、一対の枠部材の上面と複数のパイプ部材の載置上端部に亘って物品をスムーズに摺動させることができる。したがって、物品の出し入れを容易とするとともに、物品の耐久性を向上させることができる。
また、これにより、パイプ部材の挿入部を挿入孔から枠部材内へ挿入するだけでパイプ部材の枠部材に対する上下方向の移動とパイプ部材の径方向の回動を規制することができる。したがって、物品を載置する全面が段差のない棚の組み立てを効率よく実施することができる。
第2の発明は、第1の発明において、一対の枠部材間のパイプ部材の径と前記パイプ部材の挿入部の挿入先端部を除く部分の略同一であることを特徴とするものである。
これにより、枠部材間のパイプ部材の載置上端部よりも両端側の挿入部の挿入上端部を下方向に下げて所定の段差を設ける加工を金型プレス等により容易に行うことができるとともに、段差の仕上がり寸法を均一にすることができる。さらに、パイプ部材の長手方向の反り、変形を生じることがないので棚の組み立てを効率よく実施することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、複数のパイプ部材のうち少なくとも1本の両端側の挿入部と一対の枠部材との各々を固着することを特徴とするものである。
これにより、複数のパイプ部材を一対の枠部材間に保持した状態の棚の完成品としてユニット化することができ、棚の生産、保管、および物品保管庫内への組み込みが容易となる。
第4の発明は、第3の発明において、挿入部と枠部材とを離れた位置の複数箇所で固着することを特徴とするものである。
これにより、枠部材自体の長手方向の捩れ、撓みを防止することができ、全体として棚の強度を向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明に記載の棚と、
物品を出し入れする開口部と、
閉じることにより、前記開口部を塞ぐように開閉自在に取り付けた扉と、
を備えたことを特徴とする物品保管庫としたものである。
これにより、生産、保管、および組み込みが容易である棚を備えた物品保管庫とすることができる。
以下、本発明の一実施形態の物品保管庫100を、食器類を収容する収容具を物品例として、図1〜13を参照しながら説明する。
図1に示すように、物品保管庫100は収容室101、収容室101内の壁面に側内壁面102、正面に開口部103、この開口部103には開閉自在の扉104を備えている。
収容室101の内部には、高さ方向に所定間隔を隔てて複数段に棚200が配置されている。棚200の複数のパイプ部材220の長手方向が開口部103から背面部105へ延在している。棚200は収容室101の両側の側内壁面102に加工された複数のスリット106へブラケット110を掛けて取り付けて棚200を載置しネジにて固定する。
棚200の上面に収容具400が載置され、奥行き方向(開口部103から背面部105へ)に摺動して出し入れ自在となっている。なお、ブラケット110については、図2を用いて構成を、図11を用いてブラケット110への棚200の取り付けについて後述する。
なお、物品保管庫100の開口部103は正面のみならず、背面部105側にも有するようにしても良く、その場合は正面同様に背面部105は開閉自在の扉104を備える開口部103を有することとなり正面又は背面部105より収容具400を出し入れすることができる。
図2に示すように、ブラケット110はL字形をしており、側面に物品保管庫100の両側の側内壁面102に加工された複数のスリット106へ引っ掛けて取り付けるための取付部111が形成され、上面側にはネジ孔112を有する。
次に、棚200の構成を図3〜図6を用いて説明する。
図3に示すように、棚200は一対の枠部材210と、一対の枠部材210に略直交する方向に並列に所定間隔で配設される断面が略円形状の複数のパイプ部材220とを備えている。棚200は複数のパイプ部材220の両端側を挿入孔214から一対の枠部材210内へ挿入することで形成されている。
次に、図4(a)、(b)を用いて枠部材について説明する。
枠部材210は側面視において例えばリップ溝のような形状をしており、例えば厚さ1.5ミリメートルのステンレス製の板材を折り曲げて形成している。
その長手方向に沿った上面211、側面213a、側面213b、この側面213a、213bと各々連続した下面215a、216a形成し、さらに下面215a、216aと各々連続した縦壁215b、216bを形成している。上面211から側面213aへ連続する角の部分は、所定の曲面を形成したものとなる。
縦壁215b、216bの各々は、離間して対向しており、この縦壁215b、216b間を前記したブラケット110が通過するようになっている。また、縦壁215bの上端部には、径方向の断面が略円形状のパイプ部材220の底面側の円弧の一部を受ける切欠217が設けられている。
なお、図4(b)の状態において、縦壁215b(切欠217)、216bの上端はパイプ部材220の支持部材となる。詳細は後述する。
側面213aには複数の挿入孔214が設けられている。また上面211の両端側には物品保管庫100の両側の側内壁面102へ取付けたブラケット110へネジにて固定するための取付孔212を設けている。なお、この枠部材210は、複数の挿入孔214が設けられている側面213aを対向するように同一仕様のものを2個用いて一対の枠部材210とする。
次に、図5を用いてパイプ部材220の長手方向について、図6(a)〜(c)を用いてパイプ部材220の径方向の断面形状について説明をする。
図5に示すように、パイプ部材220は、例えば厚み1ミリメートルで直径13ミリメートルのステンレス製の径方向の断面が円形状のパイプを金型プレス加工により形成している。パイプ部材220は大きく分類して載置部221と挿入部223により構成され、載置部221は物品を載せる載置上端部222を有している。
挿入部223は挿入上端部224、挿入下端部225、挿入先端部226を有している。挿入先端部226を除く挿入部223と載置部221は略同一の断面形状を有しており、挿入上端部224と載置上端部222はパイプ部材220の両端側で下方向に、例えば3ミリメートルの段差227を形成し、載置部221から段差227へ連続する角の部分は所定の曲面を形成したものとなる。
図6(a)に示すように、載置部221の径方向の断面は略円形状であり上端に載置上端部222を有している。次に図6(b)に示すように、挿入部223の断面は載置部221と同様に略円形状であり、さらに載置部221の径と挿入部223の径を略同一としている。
載置部221の径と挿入部223の径を略同一として径方向の断面の外周長を等しくすることで、枠部材210間のパイプ部材220の載置上端部222よりも両端側の挿入部223の挿入上端部224を下方向に下げて所定の段差227を設ける加工を金型プレス等により容易に行うことができるとともに、段差227の仕上がり寸法を均一にすることができる。さらに、パイプ部材220の長手方向の反り、変形を生じることがないので棚200の組み立てを効率よく実施することができる。
そして図6(c)に示すように、パイプ部材220の挿入先端部226は径方向の断面形状が底面226aを有するいわゆる蒲鉾形となっている。挿入先端部226の下方にある水平方向の底面226aは挿入部223の下側を金型プレスで加工したもので、挿入下端部225から上方に持ち上げられるように加工されている。また、挿入部223、挿入先端部226のいずれの径方向の断面の外周長はほぼ等しくなるよう加工されている。これにより挿入部223の長手方向の反り、および挿入先端部226の径方向の変形を生じることがないので棚200の組み立てを効率よく実施することができる。
次に、図3、図7、図8(a)〜(c)を用いて、枠部材210とパイプ部材220の組み立てについて説明する。
図7に示すように、組み立て治具300は棚200のパイプ部材220が延在する方向(パイプ部材220の長手方向)の一対の枠部材210の側面213b間の寸法を内寸として、対向する側壁301を有する。この組み立て治具300は上面302に枠部材210とパイプ部材220を載置して棚200を組み立てるものである。
図8(a)に示すように、組み立て治具300の上面302に一対の枠部材210の上面211が底面側となるように載置し、一対の枠部材210の挿入孔214が対向するように側面213bが側壁301に当接するよう配置する。また、一方の枠部材210の挿入孔214と同数のパイプ部材220を用意する。
組み立て治具300の上面302に、一方の枠部材210の挿入孔214が斜め上方を向くように一方の枠部材210を傾斜させる。この状態としてパイプ部材220の一方の挿入部223を挿入孔214から一方の枠部材210内へ順次挿入する。
全数のパイプ部材220を一方の枠部材210内に挿入した後に、他方の枠部材210の挿入孔214が斜め上方を向くように枠部材210を傾斜させ、全数の挿入孔214にパイプ部材220の他方の挿入部223の先端を載置して一対の枠部材210の挿入孔214が対向する向きに回転させることにより、挿入部223を他方の枠部材210の挿入孔214から他方の枠部材210内に挿入する。
この後、図8(b)に示すように、一対の枠部材210の側面213bを組み立て治具300の対向する側壁301間に嵌め込み位置決めする。
図8(c)に示すように、このとき一対の枠部材210の上面211とパイプ部材220の載置上端部222が組立治具300の上面302に接した状態となる。この後の工程として枠部材210とパイプ部材220の挿入部223の溶接を行っていくが、この状態とすることで一対の枠部材210の上面211とパイプ部材220の載置上端部222が同一平面上に位置することの確認がしやすく、また、後述する溶接箇所が上方に向いているため溶接がしやすいという利点がある。
前記したように、組み立て治具300上で一対の枠部材210と複数のパイプ部材220を組み立てた後、一例として棚200の両端に位置する2本のパイプ部材220の挿入部223の各々と一対の枠部材210の各々を溶接にて固着する。
溶接箇所は図8(c)に示す状態において、パイプ部材220の挿入下端部225と枠部材210の縦壁215bに設けられた切欠217の部分、および挿入先端部226の底面226aと縦壁216bの2箇所を溶接する。この溶接により、複数のパイプ部材220を一対の枠部材210間に保持した状態の棚200の完成品としてユニット化することができ、棚の生産、保管、および物品保管庫100内への組み込みが容易となるとともに完成品としても棚200全体の捻れのない形状の均一化、強度を向上させることができる。
また、パイプ部材220の挿入下端部225と枠部材210の縦壁215bに設けられた切欠217の部分、および挿入先端部226の底面226aと縦壁216bの離れた位置の複数箇所で溶接して固着することによって、枠部材210の長手方向、および枠部材210長手方向と直行する方向の捩れ、撓みを防止することができ、全体として棚200の強度を向上させることができる。
前記したように、一例として棚200の両端に位置する2本のパイプ部材220の挿入部223の各々と一対の枠部材210の各々を溶接にて固着するようにしたが、これに限らず一対の枠部材210と複数のパイプ部材220の内いずれか一本とを溶接して固着してもよいし、さらには、一対の枠部材210と3本以上の複数のパイプ部材220とを溶接して固着してもよい。
これらいずれにおいても、複数のパイプ部材220を一対の枠部材210間に保持した状態の棚200の完成品としてユニット化することができ、棚200の生産、保管、および物品保管庫100内への組み込みが容易となるともともに、完成品としても棚200全体の捻れのない形状の均一化、強度を向上させることができる。
なお、一対の枠部材210と何本のパイプ部材220を溶接して固着するかは、複数のパイプ部材220、一対の枠部材210自体の強度、棚200上に載置する物品の重量等から選択して決定すればよい。
また前記したように、一例としてパイプ部材220の挿入下端部225と枠部材210の縦壁215bに設けられた切欠217の部分、および挿入先端部226の底面226aと縦壁216bの2箇所を溶接するようにしたが、これに限らず縦壁215bに設けられた切欠217の部分、または挿入先端部226の底面226aと縦壁216bの一箇所の溶接であってもよい。枠部材210の長手方向、および枠部材210の長手方向と直交する方向の捩れや撓みを防止する点、全体として棚200の強度を向上させる点で、離れた位置の複数箇所を溶接して固着することが好ましい。
また、一対の枠部材210は側面視において例えばリップ溝のような形状をしており、その長手方向に沿った上面211、側面213a、側面213b、この側面213a、213bと各々連続した下面215a、216aを形成し、さらに下面215a、216aと各々連続した縦壁215b、216bを形成している。
特に、下面215a、216aと各々連続した縦壁215b、216bを形成することによって、一対の枠部材210の長手方向、および長手方向と直行する方向の捩れ、撓みに対する強度を向上させることができる。なお、縦壁215bに形成した切欠217は、縦壁215bの高さ寸法をより大きくして前記した強度を向上させようとしたとき、複数のパイプ部材220の径方向の下面が当たらないようにするために設けたものであり必ずしも必要なものではない。
組み立て治具300を用いて完成した棚200を上下逆にして図3に示す姿とする。図3に示すような姿の棚200では、両端以外に位置する複数のパイプ部材220は両端の挿入部223が一対の枠部材210に溶接されていないが、挿入部223を溶接されていないパイプ部材220は、挿入孔214から一対の枠部材210内へ挿入した時点でパイプ部材220の枠部材210に対する上下方向の移動とパイプ部材220の径方向の回動を規制することができる。したがって、物品を載置する全面が段差のない棚200の組み立てを効率よく実施することができる。
次に、図9、図10を用いて、前記一対の枠部材210に溶接されていないパイプ部材220の枠部材210に対する上下方向の移動とパイプ部材220の径方向の回動を規制している状態を説明する。
図9に示すように、枠部材210の挿入孔214から挿入したパイプ部材220の先端は側面213bの内壁に近接しており、例えばパイプ部材220の両端でパイプ部材220の先端と側面213bの内壁との距離は約1ミリメートルとしているため、パイプ部材220の長手方向の移動は規制されている。
また図10(a)に示したように、挿入先端部226の底面226aが枠部材210の縦壁216bの上端部へ当接しているとき、パイプ部材220の挿入上端部224は枠部材210の挿入孔214に若干の遊びをもって内接し上方と左右方向への移動を規制され、さらに、図10(b)に示したように、挿入先端部226は底面226aが縦壁216bの上端部に当接していることによって下方への移動を規制されている。なお一例として、パイプ部材220の挿入部223の直径を略13ミリメートル、挿入孔214の直径を略15ミリメートルとし、挿入部223の中心位置は挿入孔214の中心位置に対して上方にずらした状態としている。これによって挿入部223、挿入先端部226の直径に対して挿入孔214の直径を、余裕をもった大きさとし、棚の組み立て時において挿入部223の枠部材210への挿入を容易に行うことができる。
そして、パイプ部材220の挿入先端部226の底面226aが枠部材210の縦壁216bの上端部へ当接されることで、パイプ部材220の径方向の回動が規制されている。このようにしてパイプ部材220を挿入孔214から一対の枠部材210内へ挿入しただけで、長さ方向と上下左右方向の移動と径方向の回動が規制されているものである。
また、従来は枠部材210へパイプ部材220を固定するために固定部材を必要としていた。例えば特許文献1では、棚の両端に位置する固定用パイプには両端部に切欠部が形成され、固定部材を切欠部へ嵌合させて棚フレームとネジにて固定することにより固定用パイプを固定していた。また特許文献2では、長尺状枠部材の内部に固定部材を設けて挿入したパイプ部材を固着しており、固着する具体的な方法や位置は明記されていないが、固定部材を必要としていた。
しかし本発明では固定部材を不要とし、少なくとも1本のパイプ部材220の両端を一対の枠部材210と溶接し残りのパイプ部材220は挿入された状態で長手方向と上下左右方向の移動と径方向の回動を規制することができるため、部品点数が少なく構成が簡素化し、組立作業も容易となる。
なお、パイプ部材220の挿入先端部226の断面形状は底面226aを有するいわゆる蒲鉾形に限定されるものではなく、例えば挿入先端部226の断面形状を略円形状から垂直方向に潰した楕円形でも良い。挿入先端部226を楕円形に潰した場合は、楕円の下端が枠部材210の縦壁216aの上端部へ当接され下方向の移動と径方向の回動が抑制される。また、挿入先端部226の底面226aに凸部2点を形成しこれを縦壁216bの上端部に当接させてもよい。
次に、図11を用いて組み立てられた棚200(図3に示す状態)の物品保管庫100への取り付けを説明する。
図11に示すように、組み立てられた棚200は物品保管庫100へ取り付けられる。物品保管庫100の両側の側内壁面102には開口部103側と背面部105側に水平方向の複数のスリット106が垂直方向に等間隔に加工されており、ブラケット110は複数のスリット106へ同一水平面上に位置するように掛けて取り付けられて、棚200の一対の枠部材210の両端である4点をそれらブラケット110の上へ載置し棚200の長孔である取付孔212の上方からブラケット110のネジ孔112へネジを通して固定する。取付孔212は長孔であるため、ネジを通す際に容易に固定することができる。
その際、棚200には枠部材210の縦壁215b、216bの間にブラケット110が通るだけの隙間があるため、棚200は組み立てた状態で物品保管庫100のブラケット110へと載置することができる。
なお、棚200の固定はブラケットに限らず他の方法で棚200を支持し固定するようにしても良く、例えばワイヤーにて棚200を上から吊るす等の方法がある。
また、棚200はブラケット110へネジにて固定されることに限定されるものではなく、同一水平面上に位置するよう掛けて取り付けられたブラケット110の上へ載置するだけでも良い。その場合は棚200の取り付け取り外しが容易となり、物品保管庫100が完成した後でも棚200を取り外してブラケット110の位置を調整し棚200を再度載置することが容易にできるので棚200の高さを簡単に変更することができる。加えて、同様の方法で棚200の数も容易に変更することができる。しかし製造を終えた物品保管庫100の運搬中に棚200が落下したり、棚200へ下方より衝撃を加えたり持ち上げることで簡単に物品保管庫100から棚200が脱落するおそれがあるため、棚200はブラケット110へネジにて固定するのが好ましい。
なお、前記したように、一対の枠部材210に少なくとも一本のパイプ部材220を溶接するようしたが、複数のパイプ部材220の全てを一対の枠部材210に溶接しないまま棚200を物品保管庫100へ取り付けてもよい。
その際には棚200を組み立てる際、組立治具300に配置する枠部材210は上面211が上方に向いた状態にて挿入孔214が対向するようにして、側面213bが組立治具300の側壁301に当接するように配置し、一方の枠部材210の挿入孔214と同数のパイプ部材220を挿入していき、挿入を終えたらもう他方の枠部材210の挿入孔214へ挿入していく。挿入するパイプ部材220は載置上端部222を上方とする。
このとき枠部材210の上面211とパイプ部材220の載置上端部222が略同一平面上に位置する。パイプ部材220を挿入し終えた棚200は形状を維持するように支えながら、一対の枠部材210を物品保管庫100の側内壁面102に取り付けたブラケット110へ載置しネジにて固定すればよい。これによって、複数のパイプ部材220を一対の枠部材210間に保持した状態の棚200の完成品として物品保管庫100内でユニット化することができる。
次に図12を用いて、物品保管庫100へ保管する物品の例としての収容具400について説明する。
図12に示すように収容具400は、例えば直径3ミリメートルのステンレス線材を溶接することにより構成される食器類を収容するカゴである。収容具400の上面は食器収容部401へと食器を収容する開口を有し、側面と底面は収容された食器類の飛び出しを規制するよう線材が格子状に組まれ、側面の上部には少なくとも2つの取手402が設けられている。底面の最も外側には下枠403により構成されており、収容具400を棚200へ載置した際には下枠403が枠部材210の上面211及びパイプ部材220の載置上端部222に接する。
また、収容具400は直径3ミリメートルのステンレス線材に限定するものではなく、線材の直径を変化させても良いし、パンチングメタル等により製作された函でも良い。
次に図13(a)〜(d)を用いて物品保管庫100内への収容具400の載置から収容、保管、取出しまでを説明する。なお各図面中の太矢印は収容具400の移動方向を示し、図右側は収容室101の開口部103側とし、図左側は収容室101の背面部105側とする。
図13(a)に示すように、収容具400はまず棚200の枠部材210とパイプ部材220の両方、もしくは枠部材210の上に載置される。
収容具400は線材を組み合わせて構成されているため、下枠403はいずれかの方向に平行に線材が配置されている場合がある。下枠403をパイプ部材220と平行にして載置した場合は、パイプ部材220の間に下枠403が入り込むため、通常は下枠403とパイプ部材220は直交の方向にて載置、摺動させる。
図13(b)に示すように、枠部材210とパイプ部材220の両方、もしくは枠部材210の上に載置された収容具400は、枠部材210とパイプ部材220の境目に段差や傾斜がないため引っかかりなく、パイプ部材220の上を背面部105の方向へ容易に摺動することができる。
図13(c)に示すように、複数の収容具400が物品保管庫100へ収容される。収容具400は物品保管庫100の背面部105側に位置する枠部材210の上に収容することができるため、収容室101を広く使うことができる。背面部105側の枠部材210の上へ収容具400が摺動する際にも、枠部材210とパイプ部材220の境目に段差や傾斜がないため引っかかりなく容易に摺動させることができる。
図13(d)に示すように、収容具400は枠部材210とパイプ部材220の両方に載置され取り出される。取り出しの際にも収容具400は枠部材210とパイプ部材220の境目に段差や傾斜がないので引っかかりなく摺動し棚200上において略水平の姿勢のままスムーズに取り出される。
なお、実施形態に示した各部材の形や寸法はそれらに限定されるものではなく、異なる形状や寸法でも良い。
また、実施形態に示した溶接の加工は固着の代表例であり溶接に限定するものではなく、接着剤等による接着やネジ止め等の機械的接合を用いても良い。ネジ止めによる機械的接合をする場合は、一例として枠部材210の下部よりパイプ部材220へ貫通孔を施し、ネジにて下方から枠部材210とパイプ部材220を固定する方法がある。その際には例えば六角孔付き皿ネジを使用すると枠部材210からのネジ頭の出っ張りもなく、指でネジ頭を触った場合にも安全である。
従来は、磁器製、金属製からなる重い食器、枚数の多いトレイを収容する物品である収容具400は重量があり、学校で喫食される給食では生徒や教師、病院等で喫食される給食では患者や看護師等が物品保管庫100から出し入れしていた。棚200のパイプ部材220と枠部材210の形成する段差は、彼らに重量のある収容具400を持ち上げて引っかかりがありつつも出し入れしなくてはいけないという負担を強いていた。
本発明では、物品保管庫100からの出し入れの際に物品である収容具400はスムーズに摺動し、重量のある収容具400でもひっかかることなく出し入れが可能となる。また収容具400は略水平のまま出し入れすることができるので、収容具400の耐久性を向上させることができる。
喫食関係用の物品保管庫に限らず、例えば物流倉庫の物品保管庫にも適用できる。また、物品を載置する棚として広く応用展開することができる。
100 物品保管庫
101 収容室
102 側内壁面
103 開口部
104 扉
105 背面部
106 スリット
110 ブラケット
111 取付部
112 ネジ孔
200 棚
210 枠部材
211 上面
212 取付孔
213a 側面
213b 側面
214 挿入孔
215a 下面
215b 縦壁(支持部材)
216a 下面
216b 縦壁(支持部材)
217 切欠
220 パイプ部材
221 載置部
222 載置上端部
223 挿入部
224 挿入上端部
225 挿入下端部
226 挿入先端部
226a 底面
227 段差
300 組立治具
301 側壁
302 上面
400 収容具(物品)
401 食器収容部
402 取手
403 下枠

Claims (5)

  1. 材を折り曲げて形成し、少なくとも上面および側面を有する一対の枠部材と、前記一対の枠部材の対向する前記側面の各々に設けた複数の挿入孔と、前記一対の枠部材間に亘って前記各々の枠部材の長手方向と略直交する方向に所定間隔で配設され、径方向断面が略円形状の複数のパイプ部材と、前記パイプ部材の両端側には前記挿入孔から枠部材内へ挿入する挿入部を有し、前記挿入部を前記枠部材内へ挿入するとともに、前記開口部とこの開口部と対向する背面部側の方向に前記複数のパイプ部材の長手方向を延在させ、
    前記パイプ部材は、前記枠部材間の前記パイプ部材の載置上端部よりも両端側の前記挿入部の挿入上端部を下方向に下げて所定の段差を設けて形成し、前記所定の段差を設けた挿入部を、前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入し、前記一対の枠部材の上面と前記載置上端部、略同一平面上に位置するようにした棚であって、
    前記挿入部の挿入先端部の径方向の断面を蒲鉾形状として底面を形成し、
    前記枠部材の長手方向に沿って延在し、前記挿入先端部の蒲鉾形状の底面を支持する前記枠部材内に設けた支持部材を有して、
    前記挿入部を前記挿入孔から前記枠部材内へ挿入したとき、前記挿入部の挿入上端部を挿入孔に当接させることにより、前記パイプ部材の上方向への移動を規制し、前記挿入先端部の底面を前記枠部材内に設けた支持部材に当接させることにより、前記パイプ部材の下方への移動および径方向の回動を規制することを特徴とする棚。
  2. 一対の枠部材間のパイプ部材の径と前記パイプ部材の挿入部の挿入先端部を除く部分の略同一であることを特徴とする請求項1に記載の
  3. 複数のパイプ部材のうち少なくとも1本の両端側の挿入部と一対の枠部材との各々を固着することを特徴とする請求項1または2に記載の
  4. 挿入部と枠部材とを離れた位置の複数箇所で固着することを特徴とする請求項3に記載の
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚と、
    物品を出し入れする開口部と、
    閉じることにより、前記開口部を塞ぐように開閉自在に取り付けた扉と、
    を備えたことを特徴とする物品保管庫。
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