JP4331562B2 - 物品棚及び物品保管庫 - Google Patents

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本発明は、例えば大小さまざまな薬瓶を収納する薬品棚や物品棚及び物品保管庫など、物品を整理収納する物品棚及び物品保管庫に関するものである。
一般に、大小さまざまな薬瓶を収納する薬品棚や物品棚及び物品保管庫など、物品を整理収納する物品棚及び物品保管庫として、ラック本体と、このラック本体に収納される上下複数段の棚板とを備えたものが知られている。
そして、このような物品棚及び物品保管庫は、一般に、ラック本体の両側内壁面に複数の係止孔が所定ピッチで上下等間隔に設けられており、この係止孔に直接棚板が係止されたり、あるいは、この係止孔に係合する突起を有する棚板ホルダを介して間接的に棚板がラック本体に支持されていた。
しかしながら、従来のラック本体に直接棚板を係止するタイプの物品保管庫では、棚板の係止突起の長さを長くすると、棚板のピッチが大きくなるために、大瓶、小瓶の薬ビンなど多種多様な形態の物品に対してきめ細かくレイアウトを調整して大きさの異なる複数種類の物品を合理的に保管することができず、棚板のレイアウトの多様性を高めることができないという問題があった。
このため、棚板の係止突起の長さを大きくすることには、限界があり、その結果、物品の出し入れなどの際の上下方向の振動により棚板のラック本体からの離脱が起こり易いという不具合があった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、上下方向の振動に対して棚板のラック本体からの離脱が起こり難いだけでなく、きめ細かくレイアウトを調整して大きさの異なる複数種類の物品を合理的に保管できる物品棚及び物品保管庫を提供することを課題としている。
なお、本願に記載する物品棚及び物品保管庫は、出願人の知る限りでは本願出願に類する公知例が無いため、本出願の時点では開示すべき先行技術文献情報は保有していない。
上記課題を解決するための本発明に係る物品棚は、両側内壁面に複数の係止孔を有するラック本体と、このラック本体に収納される上下複数段の棚板と、ラック本体の係止孔に係合する突起を有し、棚板を両側で支持する棚板ホルダとを備え、上記ラック本体は、係止孔が所定ピッチで上下等間隔に配列されている等間隔区域を上下に複数有し、この上下等間隔に配列されている等間隔区域の間に係止孔間隔が上記所定ピッチより小さい変則配置部を設けたことを特徴とする物品棚である。
本発明によれば、ラック本体の両側内壁面に複数の係止孔が設けられ、また棚板ホルダに突起が設けられているので、棚板ホルダに棚板の両側を支持させながら突起を係止孔に係合させることにより、間接的に上下複数段の棚板をラック本体に収納することができる。このように、係合突起を有する棚板ホルダを用いることにより、直接ラック本体に棚板を係止する場合と比較して、係止孔の開口を小さくした状態であっても上下方向の振動に対して棚板のラック本体からの離脱を起こり難くすることができる。
また、このラック本体には、係止孔が所定ピッチ(P)で等間隔に配列されている等間隔区域を複数有するとともに、この等間隔区域の間に係止孔間隔が所定ピッチより小さい変則配置部(係止孔間隔α<P)を設けているので、棚板の位置の選択により棚板間隔を所定ピッチの整数倍(nP)としたり、(nP+α)としたりすることができ、棚板のレイアウトの多様性を高めることができる。
その結果、きめ細かくレイアウトを調整して大きさの異なる複数種類の物品を合理的に保管することができるようになる。
さらに、このことにより、α分の間隔調整を可能としつつ大部分はPのピッチでよいので、全体の係止孔のピッチを一律に小さくする必要がなくなる。
次に、上記ラック本体は、上下に3等分した中間の区域に所定ピッチで棚板が並ぶように等間隔に係止孔を配列する中間等間隔区域を設け、上記の中間等間隔区域の上側及び下側に所定ピッチの1/2の間隔の変則配置部をそれぞれ設け、上側の変則配置部の上側に所定ピッチの等間隔の上側等間隔区域を設け、さらに下側の変則配置部の下側に所定ピッチの等間隔の下側等間隔区域を設けたことを特徴とする請求項1記載の物品棚であることが好ましい。
この好ましい態様によれば、ラック本体(高さH)を上下に3等分し、中間の区域に所定ピッチで棚板が等間隔に並ぶ中間等間隔区域を設けるとともに、この中間等間隔区域の上下に設けられた所定ピッチの1/2の間隔の変則配置部と、上側等間隔区域と、下側等間隔区域とをそれぞれ設けているので、等間隔3段に配列できる他に、棚板上スペースがH/3+Pの大スペースを1段、H/3−1/2Pの小スペースを2段とする不等間隔3段配置が可能となる。しかも、大スペースを下段、中段、上段のいずれにも配置することができる。
また、上記中間等間隔区域は、10等分する位置に係止孔を配列するように上記所定ピッチを設定することが好ましい。
この好ましい態様によれば、中間等間隔区域は、10等分する位置に係止孔を配列するように所定ピッチを設定しているので、P=H/3/10=H/30となり、また、所定ピッチの1/2の間隔は、H/60となる。この結果、上側変則配置部から上に所定ピッチ2つ目の位置は、上からH/3−H/60−2×H/30=(20−1−4)H/60=H/4の高さとなり、下側変則配置部から下に所定ピッチ2つ目の位置は、2H/3+H/60+2×H/30=(40+1+4)H/60=3H/4となる。そして、このほか、ラック本体(高さH)を上下に2等分することもできるので、結果として等間隔4段にも配列することができるようになる。このように、レイアウトの多様性と、ラック本体の棚板支持剛性と、外観との間でバランスのよい物品棚とすることができる。
また、上記棚板は、長手方向を有し、この棚板の長手方向に物品を仕切る仕切り板を有し、上記仕切り板は、棚板に設けられた側壁とスライド可能に係合するスライド部を一端に有することが好ましい。
この好ましい態様によれば、棚板の側壁に複数個設けられた溝を選択してこの溝に仕切り板を差し込むような場合と異なり、棚板の側壁に沿って長手方向に仕切り板をスライドさせるだけで、仕切り板の仕切り位置を無段階に簡単に変更することができる。その結果、棚板のスペース効率が改善され、また物品の転倒もより良く防止される。
また、この仕切り板のスライド部は、仕切り板の一端にのみ設けられているので、仕切り板にスライド方向の力が働いても、この力の仕切り板にかかる曲げモーメントにより、スライド部の摩擦が増加する結果、スライド部が両端に設けられた場合と比較して、不用意に位置がずれることがなく、物品の転倒もより良く防止される。
また、上記棚板は、物品を棚板の幅方向に仕切る仕切り棒を備え、上記仕切り板は、仕切り棒を挿通可能な少なくとも1個の仕切り棒挿通孔を有していることが好ましい。
この好ましい態様によれば、仕切り棒が物品を棚板の幅方向に仕切るとともに、仕切り板に設けられた仕切り棒挿通孔がこの仕切り棒を挿通することができるので、物品を棚板の幅方向に仕切った状態で、かつ仕切り棒を取り付けたままで、仕切り板をスライドさせて長手方向の仕切り位置を変更することができる。
また、上記仕切り板は、上下左右に複数列の仕切り棒挿通孔を有することが好ましい。
この好ましい態様によれば、仕切り板に上下左右に複数列の仕切り棒挿通孔を設けているので、さまざまな高さや幅を有する物品に対応することができる。
また、上記棚板は、物品を受け入れ可能な開放姿勢と、物品の側方への傾倒を規制する規制姿勢との間で姿勢変更可能な規制棒を棚板の側方に備えており、この規制棒は、棚板の上下方向の溝に沿ってスライド可能となることにより開放姿勢と、規制姿勢との間で姿勢変更可能となっていることが好ましい。
この好ましい態様によると、規制棒が、棚板の上下方向の溝に沿ってスライド可能となることにより開放姿勢と、規制姿勢との間で姿勢変更可能となっているので、規制棒を棚板の斜め方向の溝に沿うようにスライドさせる場合と比較して、溝部をスライドコアで抜く必要がない。その結果、棚板の金型が単純なものになり、製作コストを低減させることができる。
また、上記課題を解決するための本発明に係る物品保管庫は、上述のラック本体を棚板の幅方向に並べて収納するとともに、それぞれのラック本体を棚板の長手方向に引き出し可能とすることを特徴とする物品保管庫である。
この本発明によれば、上述のラック本体を棚板の幅方向に並べるとともに、それぞれのラック本体を棚板の長手方向に引き出し可能とするので、レイアウトの多様性に対応しながら多数の物品を収納することができる使い勝手の良い物品保管庫を実現することができる。
そして、物品としては、薬品類を収納するものであることが好ましい。
この好ましい態様によれば、特に薬品類については大瓶、小瓶など多種多様な形態が存在するので、これらのレイアウトをし易く、無駄なスペースの少ない物品棚及び物品保管庫を実現することができる。
以上説明したように、本発明によれば、上下方向の振動に対して棚板のラック本体からの離脱が起こり難いだけでなく、きめ細かくレイアウトを調整して大きさの異なる複数種類の物品を合理的に保管できる物品棚及び物品保管庫を実現することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は本発明の実施の形態に係る物品保管庫20の構成を示す斜視図であり、図2は本発明の実施の形態に係る物品保管庫20の棚板2と棚板ホルダ3の構成を示す斜視図である。また、図3は本発明の実施の形態に係る物品保管庫20の棚板2と棚板ホルダ3とをラック本体1に取り付ける要領を示す断面図である。
図1〜図3を参照して、図示の本発明の実施の形態に係る物品保管庫20は、物品として、例えば大瓶、小瓶など多種多様な形態の薬瓶4、その他の薬品を立体的に整理収納する物品棚10を3列並べて収納する物品保管庫20であって、この物品保管庫20は、ステンレス製の矩形の保管庫本体21と、詳細は図示しないが物品棚10を支持しながら棚板2の長手方向に引き出し可能なスライド手段を有し、3つの物品棚10は、それぞれ保管庫本体21の内部に収容した収容姿勢と、側方に引き出された引き出し姿勢との間で姿勢を変更することが可能なように構成されている。
また、この物品棚10は、両側内壁面1aに複数の係止孔1bを有するラック本体1と、このラック本体1に収納される上下複数段の棚板2と、ラック本体1の係止孔1bに係合する突起3a(図2)を有し、棚板2を両側で支持する棚板ホルダ3とを備えている。
上記ラック本体1は、それぞれの物品棚10において、矩形の枠状に組み立てられたステンレス製の部材であり、両側内壁面1aに複数の係止孔1bを有し、図3に示すように、このラック本体1の係止孔1bに棚板ホルダ3の突起3aを係合させるとともに、この棚板ホルダ3に棚板2の両側を支持させることによりラック本体1に棚板2を保持するように構成されている。
図2を参照して、上記棚板2は、長手方向を有する合成樹脂からなる矩形のトレー状部材であり、大瓶、小瓶など多種多様な形態の薬瓶4(図1)、その他の薬品を平面的に並べて収納するようになっている。
また、この棚板2は、棚板2に設けられた側壁2bとスライド可能に係合するスライド部2cを一端に有する仕切り板2aを備えており、この仕切り板2aにより、棚板2の長手方向に物品を仕切ることができるようになっている。
そして、この棚板2は、棚板2の長手方向に沿うように設けられ、物品を棚板2の幅方向に仕切る仕切り棒2dを備え、この仕切り棒2dは、仕切り板2aに設けられた上下左右に複数列の仕切り棒挿通孔2eに挿通されている。
さらに、この棚板2は、物品を受け入れ可能な開放姿勢と、物品の側方への傾倒を規制する規制姿勢との間で姿勢変更可能な規制棒2fを棚板2の側方に備えており、この規制棒2fは、棚板2の上下方向の溝に沿ってスライド可能となっている。
上記棚板ホルダ3は、ステンレス板を加工してなる受け部材であり、それぞれラック本体1の係止孔1bに係合する2個の突起3aを有し、この突起3aをラック本体1の係止孔1bに係合させるとともに1つの棚板2に対して2個の棚板ホルダ3で棚板2の両側を支持することにより、間接的に棚板2をラック本体1に支持するように構成されている。
ここで、図4は、ラック本体1の両側内壁面1aにおいて、棚板ホルダ3を支持するために設けられた係止孔1bの上下の配列と寸法を示す説明図であり、図中の一点鎖線は、それぞれの係止孔1bに支持された棚板2の物品保持面の位置を表している。
図4を参照して、このラック本体1は、ラック本体1の高さ660mm(A−D間)を上下に3等分した中間の区域に所定ピッチで棚板2が並ぶように等間隔に係止孔1bを配列する中間等間隔区域(B−C間)を設け、この中間等間隔区域(B−C間)を、10等分して係止孔1bを配列するように所定ピッチを22mmに設定している。
そして、この中間等間隔区域の上側(Eの位置)及び下側(Fの位置)に所定ピッチの1/2すなわち11mmの間隔の変則配置部をそれぞれ設けている。また、上側の変則配置部の上側に所定ピッチ22mmの等間隔の上側等間隔区域(A−E間)を設けるとともに、さらに下側の変則配置部の下側に所定ピッチ22mmの等間隔の下側等間隔区域(F−D間)を設けている。
このように、このラック本体1は、両側内壁面1aにおいて、係止孔1bが所定ピッチで上下等間隔に配列されている等間隔区域を上下に3段有し(A−E間、B−C間、F−D間)、この上下等間隔に配列されている等間隔区域の間に係止孔間隔が所定ピッチより小さい変則配置部(E、Fの位置)を設けている。
次に図5〜図9を参照して、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20の物品棚10の作用について説明する。
図5は、ラック本体1に等間隔3段で棚板2を取り付けた状態を示す説明図であり、この状態においては、中瓶4aを上下に3段配置することができる。
図6は、ラック本体1に不等間隔3段(上段中段が小スペース、下段が大スペース)で棚板2を取り付けた状態を示す説明図であり、図7は、ラック本体1に不等間隔3段(上段下段が小スペース、中段が大スペース)で棚板2を取り付けた状態を示す説明図であり、図8は、ラック本体1に不等間隔3段(中段下段が小スペース、上段が大スペース)で棚板2を取り付けた状態を示す説明図である。このように、これら3つの状態を使い分けることにより、それぞれ1個の大瓶4bと2個の小瓶4cとを図示のように上下に任意の配列で配置することができるようになっている。
そして、図9は、ラック本体1に等間隔4段で棚板2を取り付けた状態を示す説明図であり、さらに小さな瓶を上下に4段配置することができるようになっている。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、ラック本体1の両側内壁面1aに複数の係止孔1bが設けられ、また棚板ホルダ3に突起3aが設けられているので、棚板ホルダ3に棚板2の両側を支持させながら突起3aを係止孔1bに係合させて、間接的に上下複数段の棚板2をラック本体1に収納することができる。このように、係合突起3aを有する棚板ホルダ3を用いることにより、直接ラック本体1に棚板2を係止する場合と比較して、係止孔1bの開口を小さくした状態であっても上下方向の振動に対して棚板2のラック本体1からの離脱を起こり難くすることができる。
また、このラック本体1には、係止孔1bが所定ピッチ(P=22mm)で等間隔に配列されている等間隔区域を複数有するとともに、この等間隔区域の間に係止孔間隔が所定ピッチより小さい変則配置部(係止孔間隔α=11mm<P)を設けているので、棚板2の位置の選択により棚板2間隔を所定ピッチの整数倍(nP)としたり、(nP+α)としたりすることができ、棚板2のレイアウトの多様性を高めることができる。
その結果、きめ細かくレイアウトを調整して大きさの異なる複数種類の物品を合理的に保管することができるようになる。
さらに、このことにより、α分の間隔調整を可能としつつ大部分はPのピッチでよいので、全体の係止孔1bのピッチを一律に小さくする必要がなくなり、ラック本体1の棚板支持剛性を低下させずに済む。
また、ラック本体1(高さH)を上下に3等分し、中間の区域に所定ピッチで棚板が等間隔に並ぶ中間等間隔区域(B−C間)を設けるとともに、所定ピッチの1/2の間隔の変則配置部(E、Fの位置)と、上側等間隔区域(A−E間)と、下側等間隔区域(F−D間)とをそれぞれ設けているので、等間隔3段に配列できる他に、棚板2上スペースがH/3+Pの大スペースを1段H/3−1/2Pの小スペースを2段とする不等間隔3段配置が可能となる。しかも、大スペースを下段、中段、上段のいずれにも配置することができる。
この本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、中間等間隔区域は、10等分する位置に係止孔1bを配列するように所定ピッチPを設定しているので、所定ピッチP=H/3/10=H/30となり、また、所定ピッチPの1/2の間隔は、H/60となる。この結果、上側変則配置部から上に所定ピッチ2つ目の位置は、上からH/3−H/60−2×H/30=(20−1−4)H/60=H/4の高さとなり、下側変則配置部から下に所定ピッチ2つ目の位置は、2H/3+H/60+2×H/30=(40+1+4)H/60=3H/4となる他、ラック本体1(高さH)を上下に2等分することもできるので、等間隔4段にも配列することができるようになる。このように、レイアウトの多様性と、ラック本体1の棚板支持剛性と、外観との間でバランスのよい物品棚10とすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、棚板2の側壁に複数個設けられた溝を選択してこの溝に仕切り板を差し込むような場合と異なり、棚板2の側壁2bに沿って長手方向に仕切り板2aをスライドさせるだけで、仕切り板2aの仕切り位置を無段階に簡単に変更することができる。その結果、棚板2のスペース効率が改善される。また物品の転倒もより良く防止される。
また、この仕切り板2aのスライド部2cは、仕切り板2aの一端にのみ設けられているので、仕切り板2aにスライド方向の力が働いても、この力の仕切り板2aにかかる曲げモーメントにより、スライド部2cの摩擦が増加する結果、スライド部2cが両端に設けられた場合と比較して、不用意に位置がずれることがなく、薬瓶4の転倒もより良く防止される。
また、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、仕切り棒2dが物品を棚板2の幅方向に仕切るとともに、仕切り板2aに設けられた仕切り棒挿通孔2eがこの仕切り棒2dを挿通することができるので、薬瓶4を棚板2の幅方向に仕切った状態で、かつ仕切り棒2dを取り付けたままで、仕切り板2aをスライドさせて長手方向の仕切り位置を変更することができる。
また、仕切り板2aに上下左右に複数列の仕切り棒挿通孔2eを設けているので、さまざまな高さや幅を有する薬瓶4に対応することができる。
また、規制棒2fが、棚板2の上下方向の溝に沿ってスライド可能となることにより開放姿勢と、規制姿勢との間で姿勢変更可能となっているので、例えば、規制棒2fを棚板2の斜め方向の溝に沿うようにスライドさせる場合と比較して、金型を成形する時に溝部をスライドコアで抜く必要がない。その結果、棚板2の金型が単純なものになり、製作コストを低減させることができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、上述のラック本体1を棚板2の幅方向に並べるとともに、それぞれのラック本体1を棚板2の長手方向に引き出し可能とするので、レイアウトの多様性に対応しながら多数の物品を収納することができる使い勝手の良い物品保管庫20を実現することができる。
そして、本発明の実施の形態に係る物品保管庫20によれば、特に薬品類については大瓶4b、小瓶4cなど多種多様な形態が存在するので、これらのレイアウトをし易く、無駄なスペースの少ない物品保管庫20を実現することができる。
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
例えば、本発明に係る物品保管庫20は、物品として、必ずしも薬品に限定されない。例えば書物や、ファイルなどその他さまざまな物品に適用可能である。
物品保管庫20、ラック本体1は必ずしもステンレス製の図示の形状に限定されない。また棚板2も必ずしも合成樹脂製の図示の形状に限定されない。それぞれ木製や、合板製など、種々の材料が採用可能であり、形状も種々の設計変更が可能である。
棚板ホルダ3も、必ずしもステンレス製の図示の形状に限定されない。ラック本体1の係止孔1bに係合する突起3aを有し、棚板2を両側で支持することにより、間接的に棚板2をラック本体1に支持するものであれば、材質、形状ともに種々の設計変更が可能である。
ラック本体1の高さは、必ずしも660mmに限らず、種々の寸法に変更可能である。
また、所定ピッチの設定も22mmに限らず、種々の寸法に変更可能である。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態に係る物品保管庫の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物品保管庫の棚板と棚板ホルダの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物品保管庫の棚板と棚板ホルダとをラック本体に取り付ける要領を示す断面図である。 ラック本体の両側内壁面において、棚板ホルダを支持するために設けられた係止孔の上下の配列と寸法を示す説明図である。 ラック本体に等間隔3段で棚板を取り付けた状態を示す説明図である。 ラック本体に不等間隔3段(上段中段が小スペース、下段が大スペース)で棚板を取り付けた状態を示す説明図である。 ラック本体に不等間隔3段(上段下段が小スペース、中段が大スペース)で棚板を取り付けた状態を示す説明図である。 ラック本体に不等間隔3段(中段下段が小スペース、上段が大スペース)で棚板を取り付けた状態を示す説明図である。 ラック本体に等間隔4段で棚板を取り付けた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ラック本体
1a 内壁面
1b 係止孔
2 棚板
2a 仕切り板
2b 側壁
2c スライド部
2d 仕切り棒
2e 仕切り棒挿通孔
3 棚板ホルダ
3a 突起
10 物品棚
20 物品保管庫
E、F 変則配置部

Claims (9)

  1. 両側内壁面に複数の係止孔を有するラック本体と、
    このラック本体に収納される上下複数段の棚板と、
    ラック本体の係止孔に係合する突起を有し、棚板を両側で支持する棚板ホルダとを備え、
    上記ラック本体は、係止孔が所定ピッチで上下等間隔に配列されている等間隔区域を上下に複数有し、
    上記各等間隔区域の間に係止孔間隔が上記所定ピッチより小さい変則配置部を設けたことを特徴とする物品棚。
  2. 上記ラック本体は、上下に3等分した中間の区域に所定ピッチで棚板が並ぶように等間隔に係止孔を配列する中間等間隔区域を設け、
    上記の中間等間隔区域の上側及び下側に所定ピッチの1/2の間隔の変則配置部をそれぞれ設け、
    上側の変則配置部の上側に所定ピッチの等間隔の上側等間隔区域を設け、
    さらに下側の変則配置部の下側に所定ピッチの等間隔の下側等間隔区域を設けたことを特徴とする請求項1記載の物品棚。
  3. 上記中間等間隔区域を10等分する位置に係止孔を配列するように上記所定ピッチを設定したことを特徴とする請求項2に記載の物品棚。
  4. 上記棚板は、長手方向を有し、この棚板の長手方向に物品を仕切る仕切り板を有し、
    上記仕切り板は、棚板に設けられた側壁とスライド可能に係合するスライド部を一端に有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の物品棚。
  5. 上記棚板は、物品を棚板の幅方向に仕切る仕切り棒を備え、
    上記仕切り板は、仕切り棒を挿通可能な少なくとも1個の仕切り棒挿通孔を有することを特徴とする請求項4に記載の物品棚。
  6. 上記仕切り板は、上下左右に複数列の仕切り棒挿通孔を有することを特徴とする請求項5に記載の物品棚。
  7. 上記棚板は、物品を受け入れ可能な開放姿勢と、物品の側方への傾倒を規制する規制姿勢との間で姿勢変更可能な規制棒を棚板の側方に備えており、この規制棒は、棚板の上下方向の溝に沿ってスライド可能となることにより開放姿勢と、規制姿勢との間で姿勢変更可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の物品棚。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のラック本体を棚板の幅方向に並べて収納するとともに、それぞれのラック本体を棚板の長手方向に引き出し可能とすることを特徴とする物品保管庫。
  9. 物品として薬品類を収納するものであることを特徴とする請求項8に記載の物品保管庫。
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