JP3103810U - 組立棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的サイズの小さな物品を容易に収納することができ、空間を有効利用して棚全体の収容率を向上させることのできる組立棚を提供する。
【解決手段】複数の棚板(棚板部材T)と、その棚板を支える支持体とを備え、対向する前記棚板の間に該棚板の幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚(S1a,S1b)を有するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の棚板(棚板部材T)と、その棚板を支える支持体とを備え、対向する前記棚板の間に該棚板の幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚(S1a,S1b)を有するようにした。
【選択図】 図1
Description
本考案は、複数段の棚板を備える組立棚に係り、特に収納効率を高めることのできる組立棚の構造に関する。
図14に、従来の一般的な棚T2の一例を示す。
この棚T2は、例えば4段の構成となっており、最下段に扉D2が付いた収納部100、下から2段目に汎用の収納部101、下から3段目に飾り棚102aを備える収納部102、最上段に複数の仕切板103aを備える収納部103を備えている。そして、棚T2が備えるこれらの収納部100〜103の特性に応じて、各種物品を収納していた。
この棚T2は、例えば4段の構成となっており、最下段に扉D2が付いた収納部100、下から2段目に汎用の収納部101、下から3段目に飾り棚102aを備える収納部102、最上段に複数の仕切板103aを備える収納部103を備えている。そして、棚T2が備えるこれらの収納部100〜103の特性に応じて、各種物品を収納していた。
また、図15に示すように、4隅に設けられるパイプ状の支柱1の適当な位置に略円錐形の外形を有する支持用スリーブ(図15では現れない)を介して棚板Tの筒状のソケット部2,2…を嵌合させるようにして任意の枚数の棚板Tを取り付けるようにした組立式の棚がある。棚板Tとしては、例えばスチールワイヤ等の線材を方形の網状に組んで接点を溶接した所謂ワイヤシェルフなどが用いられる。支持用スリーブは、図15に示すように分割可能であり、上細テーパー状の略円錐形をなし、内面には支柱1の外周の係合溝に係合可能な凸状部を有し、それらを係合させることで支柱1に係止され、ソケット部2は支持用スリーブのテーパーによって支持固定されるようになっている。この種の組立棚は、パイプ状の支柱1,支持用スリーブ,棚板T等の部材が組み立てセット等として提供され、使用者が手作業で組み立てるようになっている。
ところで、図14に示すような棚T2は、各収納部100〜103は固定されているため、使用者が用途に応じて収納部の仕様や大きさ等を変更するといったことができないという難点があった。
また、各収納部101〜110には種々の高さの物品を収納する場合があるが、各収納部の高さに近い高さを有する物品のみを載置する場合には空間を比較的有効に利用できるものの、各収納部の高さよりも極端に低い物品を混在させて載置する場合には、その物品の上方の空間が無駄になり、棚全体の収容率が低下するという問題があった。
また、図15に示すような組立棚は、例えば衣類、花瓶や壺、辞典等の大型書籍などの比較的サイズの大きな物品を載置するのには適していたが、例えば文庫本、各種筆記具や文房具類などの比較的サイズの小さな物品は、棚板を構成するワイヤシェルフの隙間から落下する虞があった。そのため、これらの比較的サイズの小さな物品を載置する際には、収納ボックスやトレー状の容器等を別途用意する必要があり、汎用性や利便性に欠けるという問題があった。
本考案は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、比較的サイズの小さな物品を容易に収納することができ、空間を有効利用して棚全体の収容率を向上させることのできる組立棚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係る組立棚は、複数の棚板(棚板部材T)と、その棚板を支える支持体とを備え、対向する前記棚板の間に該棚板の幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚(S1a,S1b)を有するようにした。
また、前記支持体は、外周面に適当な間隔をおいて複数の係合溝が形成されたパイプ状の支柱で構成され、
前記棚板は、内面に前記支柱の係合溝に係合可能な凸状部が形成され且つ外形が略円錐状に形成された支持用スリーブに嵌合可能な筒状のソケット部を備えるようにできる。
前記棚板は、内面に前記支柱の係合溝に係合可能な凸状部が形成され且つ外形が略円錐状に形成された支持用スリーブに嵌合可能な筒状のソケット部を備えるようにできる。
また、前記棚板は、複数の金属線材を網状に組んで接点を溶接して構成され、
前記スライド棚の底面には、前記棚板の幅方向に延設される前記金属線材をレールとして転動可能なローラ部材が配設されるようにしてもよい。
前記スライド棚の底面には、前記棚板の幅方向に延設される前記金属線材をレールとして転動可能なローラ部材が配設されるようにしてもよい。
また、前記棚は、複数の箱状の棚モジュールの組合せで構成され、該棚モジュールの少なくとも一つは、棚モジュールの幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚を備えるようにしてもよい。
また、前記各棚モジュール同士を係合させる係合手段が設けられるようにしてもよい。
また、前記各棚モジュール同士を係合させる係合手段が設けられるようにしてもよい。
また、前記スライド棚には、物品の出入用の開口部が移動方向と直交して形成されるようにしてもよい。
また、前記スライド棚は、木材または樹脂等で構成されるパネルを組み合わせた箱状に形成されるようにできる。
また、左右端側に配置される前記スライド棚は、背面側が閉塞された状態とされることが望ましい。
また、前記スライド棚は、木材または樹脂等で構成されるパネルを組み合わせた箱状に形成されるようにできる。
また、左右端側に配置される前記スライド棚は、背面側が閉塞された状態とされることが望ましい。
また、前記棚板間の前面側に、左右に開閉可能なスライド扉が配設され、該スライド棚の上端側には、前記棚板の幅方向に延設される前記金属線材をレールとして懸架され転動可能なローラ部材または摺動部材が配設されるようにしてもよい。
請求項1に記載の考案によれば、棚板間の空間を有効に利用して棚の収納性を高めることができ、比較的サイズの小さな物品を効率良く収納することができるという効果がある。
また、請求項2に記載の考案によれば、従来であれば棚板から落下する虞のあった比較的サイズの小さな物品を効率良く収納することができるという効果がある。
請求項3に記載の考案によれば、別途レールを設けることなく、いわゆるワイヤシェルフの棚板の部材の一部を利用してスライド棚を設置することができるという効果がある。
請求項4に記載の考案によれば、使用者の用途に応じて収納部の仕様や大きさ等を変更することができ、空間を有効利用して棚全体の収容率を向上させることができるという効果がある。
請求項5に記載の考案によれば、棚モジュールを組み合わせた際の安定性を高めることができるという効果がある。
請求項6に記載の考案によれば、物品の出入用の開口部を隣接する他のスライド棚の背面部で閉塞することができるので、収納した物品の落下や埃の付着等を防止することができるという効果がある。
請求項7に記載の考案によれば、ワイヤシェルフでは落下し易い小物類も効率よく収納することができるという効果がある。
請求項8に記載の考案によれば、全てのスライド棚を左端側あるいは右端側に寄せた際に、左右端のスライド棚の背面が蓋の役目を果たし、収納した物品の落下や埃の侵入等を防止することができるという効果がある。
請求項9に記載の考案によれば、左右に開閉可能なスライド扉により棚の前面側の少なくとも一部を塞ぐことができ、収納した物品の落下や埃の侵入等を防止することができるという効果がある。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は第1の実施形態に係る組立棚の組み上がり状態を示す斜視図、図2はその正面図、図3は棚板部材の平面図,正面図および側面図、図4はその斜視図である。
図1は第1の実施形態に係る組立棚の組み上がり状態を示す斜視図、図2はその正面図、図3は棚板部材の平面図,正面図および側面図、図4はその斜視図である。
図3と図4に示すように、棚板部材Tは、スチールワイヤ等の線材を方形の網状に組み合わせて溶接し、4隅にそれぞれソケット部2を設けたワイヤシェルフとして構成されている。この棚板部材Tとしてのワイヤシェルフの形態は多種多様であり、図3と図4にはその一例が示されている。
具体的に説明すると、棚板部材Tは、図3の(a)において横方向に延設される4本のワイヤ部材W1と、図3の(a)において縦方向に側部として延設される2本のワイヤ部材W2と、4つの筒状のソケット部2とから構成されている。
ワイヤ部材W1は、それぞれ上下一対のフレームf1a〜d,f2を波形の補強ワイヤhの頂部を介して溶接して形成され、ワイヤ部材W1の2本はフレームf1a〜d,f2の端部をソケット部2に溶接してある。ワイヤ部材W2も略同様の構成であり、それぞれ上下一対のフレームf3,f4を波形の補強ワイヤhの頂部を介して溶接して形成され、且つ、フレームf3,f4の端部をソケット部2にそれぞれ溶接してある。また、ワイヤ部材W1の残りの2本は、ワイヤ部材W2の間に等間隔で溶接されて固定されている。また、ソケット部2の内面は、後述する支持用スリーブ3(3a,3b)の外周面のテーパー部と嵌合可能な形状に成形されている。前記ワイヤ部材W1は、要求される耐荷重に応じて配設する本数を増減したり、線材の太さを変えたりすることができる。
なお、フレームf1a〜dのうち、端部側に配置されるフレームf1aとf1dは、後述するスライド棚Sのローラ部材Rが転動するレールを兼ねている。
次に図5を参照して、組立棚100に搭載されるスライド棚S1(S2,S3)の構成について説明する。
スライド棚S1は、木材または樹脂等で構成される複数のパネルPを組み合わせて箱状に形成され、一方の面は物品の出し入れ用に開口されている。また、棚内部には複数段(図5では2段)の棚板10を配設している。なお、棚板10の数や間隔はスライド棚Sの用途に応じて適宜変更することができる。また、必要に応じて縦の間仕切りやブックエンドを設けるようにしてもよい。
スライド棚S1は、木材または樹脂等で構成される複数のパネルPを組み合わせて箱状に形成され、一方の面は物品の出し入れ用に開口されている。また、棚内部には複数段(図5では2段)の棚板10を配設している。なお、棚板10の数や間隔はスライド棚Sの用途に応じて適宜変更することができる。また、必要に応じて縦の間仕切りやブックエンドを設けるようにしてもよい。
スライド棚S1の底面には、レールとしてのフレームf1a,f1dの上に載置されて転動し、スライド棚S自体を組立棚の幅方向に移動させるローラ部材Rが四隅に設けられている。
スライド棚Sの側方の上端部には、組立棚100に設けられるガイドレールGと摺動可能に係合される係合具20が設けられている。この係合具20とガイドレールGとの摺動により、スライド棚S1(S2,S3)を移動させる時の安定性を高めることができる。
なお、図2に示すように、組立棚100の各段の高さや用途に合わせて、高さや幅を変えたスライド棚S2,S3等を適宜用意するようにしてもよい。
次に図6を参照して、支持用スリーブの支柱への取り付け状態を説明する。
図6(a)に示すように、まず4本のパイプ状の支柱1のそれぞれに支持用スリーブ3を取り付ける。
図6(a)に示すように、まず4本のパイプ状の支柱1のそれぞれに支持用スリーブ3を取り付ける。
支柱1は丸パイプで構成され、その外周上にリング状の溝1a,1a…が支柱1の長手方向に沿って等間隔(例えばピッチ25mm程)で複数形成されている。なお、支柱1は所望の高さに合わせて複数本を長手方向に継ぐことができるようになっている。
支持用スリーブ3は、図6(a)に示すように、樹脂製の半円筒状のスリーブ半体3a,3bから構成されており、対向する端部には互いに嵌め合う係合部30,31が形成され支柱1を挟むようにして装着されることにより支持用スリーブ3を構成するようになっている。スリーブ半体3a,3bの内面には支柱1のリング状の溝1aと係合する凸状部32が形成されており、この凸状部32を支柱1の所望の位置のリング状の溝1aに係合させることにより、所望の高さで棚板部材Tを設置することができる。
スリーブ半体3a,3bを係合させて構成される支持用スリーブ3は、外周面に上細となるテーパーが形成されており、棚板部材Tのソケット部2の内周部にもこの支持用スリーブ3の外周面に合わせたテーパーが施されている。したがって、図6(b)に示すように、支柱1に取り付けた支持用スリーブ3に棚板部材Tのソケット部2を嵌合させることにより、支持用スリーブ3の外周面と棚板部材Tのソケット部2の内周面とが密着され、上細のテーパーの作用により棚板部材Tの下方への移動が阻止されて固定されるようになっている。
そして、4本の支柱1にそれぞれ同じ高さ(通常は、棚を安定させるために支柱1の下端近くに位置させる)で支持用スリーブ3を取り付けたところで、1枚目の棚板部材Tの4つのソケット部2に各支柱1を下側から挿通した後、各支柱1の下端を床上に載置して仮組立を行う。
次いで、木槌等を用いて棚板部材Tの各ソケット部2の近傍の縁部を叩いてソケット部2が支柱1の支持用スリーブ3にしっかりと嵌合されるように打ち込む。続いて、各支柱1の所望の高さに支持用スリーブ3を取り付け、2枚目の棚板部材Tの4つのソケット部2に各支柱1を挿通し、1段目と同様にしてソケット部2を支柱1の支持用スリーブ3に打ち込む。これにより、2段目の棚板の取り付けが完了する。
さらに、同様の作業を繰り返すことにより所望段数(本実施形態では図2に示すように棚板部材Tを4枚用いた3段)の棚板を備えた組立棚100が組み立てられる。
次いで、図5に示すスライド棚S1(S2,S3)を各棚板間に複数個ずつ配設する(図1および図2参照)。
この際に、各スライド棚S1(S2,S3)のローラ部材Rが、各棚板Tのレールを兼ねるフレームf1a,f1dの上を転動可能に係合される。また、各棚板間の上方の幅方向に延設されるガイドレールGに、各スライド棚Sの係合具20が挿通されて摺動可能な状態とされる。
この際に、各スライド棚S1(S2,S3)のローラ部材Rが、各棚板Tのレールを兼ねるフレームf1a,f1dの上を転動可能に係合される。また、各棚板間の上方の幅方向に延設されるガイドレールGに、各スライド棚Sの係合具20が挿通されて摺動可能な状態とされる。
なお、棚板間の各段において、左右端側に配設されるスライド棚S1a,b(S2a,b、S3a,b)に関しては、図1に示すように、背面側が閉塞された状態で設置される。
そして、各スライド棚S1(S2,S3)に物品を出し入れする際には、収納しようとするスライド棚S1(S2,S3)に隣接するスライド棚をスライドさせて離間させ(即ち、図1に示すような状態)、露出した側方の開口部から操作を行う。これにより、棚板T間の空間を有効に利用して組立棚100全体の収納性を高めることができ、比較的サイズの小さな物品(例えば、文庫本や各種文房具など)を効率良くスライド棚S1(S2,S3)に収納することができる。
また、スライド棚S1(S2,S3)の全体を閉塞させたい場合には、左右端側のスライド棚S1a,b(S2a,S2b、S3a,S3b)で中間の各スライド棚S1(S2,S3)を挟み込むようにする。これにより、各スライド棚S1(S2,S3)は互いの背面で開口部が閉塞され、収納した物品の落下や埃の侵入を防止することができる。
次に、図7〜図12を参照して、第2の実施形態に係る組立棚について説明する。
ここで、図7は本実施形態に係る組立棚の組み上がり状態を示す正面図、図8はスライド棚を備える棚モジュールM1の構成例を示す斜視図、図9はスライド棚の構成例を示す斜視図、図10〜図12は他の棚モジュールの構成例を示す斜視図である。
ここで、図7は本実施形態に係る組立棚の組み上がり状態を示す正面図、図8はスライド棚を備える棚モジュールM1の構成例を示す斜視図、図9はスライド棚の構成例を示す斜視図、図10〜図12は他の棚モジュールの構成例を示す斜視図である。
図7に示すように、本実施形態に係る棚T10は、それぞれ異なる機能や用途を有する棚モジュールM1〜M4を複数個積み重ねて係合させることにより構成されている。
棚モジュールM1は、図8に示すように、前面側に開口部を有する箱状のモジュール本体200と、このモジュール本体200内の底面に幅方向に延設されたレール部材201と、そのレール部材201上を幅方向に移動可能なスライド棚S(本実施形態では2個)とから構成されている。
モジュール本体200の下面には、他のモジュールと係合可能な係合用凸部203が設けられ、上面には他のモジュールの係合用凸部と係合可能な係合用凹部202が設けられている。
スライド棚Sは、図9に示すように、木材または樹脂等で構成される複数のパネルPを組み合わせて箱状に形成され、一方の面は物品の出し入れ用に開口されている。また、棚内部には複数段(図9では2段)の棚板10を配設している。なお、棚板10の数や間隔はスライド棚Sの用途に応じて適宜変更することができる。また、必要に応じて縦の間仕切りやブックエンドを設けるようにしてもよい。
スライド棚Sの底面には、モジュールM1のレールとしてのフレームf1a,f1dの上に載置されて転動し、スライド棚S自体をモジュールM1の幅方向に移動させるローラ部材Rが四隅に設けられている。
次に、図10〜図12を参照してその他の棚モジュールの構成について説明する。
まず、図10に示す棚モジュールM2は、汎用のモジュールであり、前面側に開口部を有する箱状のモジュール本体300で構成されている。なお、モジュール本体300の下面には、他のモジュールと係合可能な係合用凸部302が設けられ、上面には他のモジュールの係合用凸部と係合可能な係合用凹部301が設けられている。
まず、図10に示す棚モジュールM2は、汎用のモジュールであり、前面側に開口部を有する箱状のモジュール本体300で構成されている。なお、モジュール本体300の下面には、他のモジュールと係合可能な係合用凸部302が設けられ、上面には他のモジュールの係合用凸部と係合可能な係合用凹部301が設けられている。
図11に示す棚モジュールM3は、本立て等に用いるモジュールであり、前面側に開口部を有する箱状のモジュール本体400と、仕切板401とで構成されている。なお、モジュール本体400の下面には、他のモジュールと係合可能な係合用凸部403が設けられ、上面には他のモジュールの係合用凸部と係合可能な係合用凹部402が設けられている。
図12に示す棚モジュールM4は、前面側に開口部を有する箱状のモジュール本体500と、観音開きのドア部材D1と、このドア部材D1を開閉自在に支持するヒンジ部材501とから構成されている。なお、モジュール本体500の下面には、他のモジュールと係合可能な係合用凸部503が設けられ、上面には他のモジュールの係合用凸部と係合可能な係合用凹部502が設けられている。
そして、上記のように構成された棚モジュールM1〜M4から用途に合ったものを所望数だけ適宜選択して、順次積み重ねて棚を組み立てる。
即ち、図7のような棚T10を構成しようとする場合には、最下段にドア部材D1を備える棚モジュールM4を2個並べて置き、その上に2段に亘ってスライド棚Sを備える棚モジュールM1を積み重ねる。この際に、各棚モジュールの係合用凸部203と係合用凹部502,202が係合するように載置する。
次いで、最上段に棚モジュールM3とM2を各1個ずつ載置する。この際に、各棚モジュールの係合用凸部302,403と係合用凹部202が係合するように載置する。
これにより、図7に示すような棚T10が組み立てられる。
これにより、図7に示すような棚T10が組み立てられる。
そして、棚モジュールM1において、各スライド棚Sに物品を出し入れする際には、収納しようとするスライド棚Sに隣接するスライド棚をスライドさせて離間させ、露出した側方の開口部から操作を行う。これにより、空間を有効に利用して棚T1全体の収納性を高めることができ、比較的サイズの小さな物品(例えば、文庫本や各種文房具など)を効率良くスライド棚Sに収納することができる。
また、スライド棚Sの全体を閉塞させたい場合には、左右端側のスライド棚Sで中間のスライド棚を挟み込むようにする。これにより、各スライド棚Sは互いの背面で開口部が閉塞され、収納した物品の落下や埃の侵入を防止することができる。
また、使用者の用途に応じて棚モジュールを選択できるので、収納部の仕様や大きさ等を変更することができ、空間を有効利用して棚全体の収容率を向上させることができる。
なお、図7に示す棚T10は、棚モジュールM1〜M4を組み合わせた一例を示すものであり、上述のように用途に応じて所望の棚モジュールM1〜M4を組み合わせることができる。また、積み重ねる段数も任意に決定することができる。
以上本考案者によってなされた考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、図13に示すように、棚T10の所定の段の前面側に、左右に開閉可能なスライド扉D2,D3を配設するようにしてもよい。
図13に示す例において、このスライド扉D2は、下から2段目の棚に3枚配設されている。各スライド扉D2の上端部には、下から3段目の棚の前端部の下側の幅方向に敷設されたレール800に懸架され転動可能なローラ部材R2がそれぞれ2個ずつ設けられている。
図13に示す例において、このスライド扉D2は、下から2段目の棚に3枚配設されている。各スライド扉D2の上端部には、下から3段目の棚の前端部の下側の幅方向に敷設されたレール800に懸架され転動可能なローラ部材R2がそれぞれ2個ずつ設けられている。
また、スライド扉D3は、扉の下端側に転動可能なローラ部材R3が2個設けられており、上端側にはレール800に沿って摺動可能な摺動具600が配設されている。
このスライド扉D2またはD3を任意にスライドさせることにより、下から2段目の棚の一部を塞いだり開放させることができ、収納した物品の落下や埃の侵入等を防止することができる。また、スライド扉D2のパネルを透明あるいは半透明にしたり、種々の色彩を施したりすることにより、棚全体の外観にアクセントをつけて美観を向上させることも期待できる。
なお、図13上では明確に現れないが、下から3段目の棚に配設されるスライド棚Sとスライド扉D2,D3が干渉しないように、スライド棚S用のレール201(図8参照)の手前側にスライド扉D2,D3用のレール800を別途配設することが望ましい。
また、スライド扉D2,D3を設ける棚の段の位置は任意であり、またスライド扉D2,D3の枚数も必要に応じて変更できることはいうまでもない。
また、図1から図6に示したスチールワイヤを用いた組立棚に、上述のようなスライド扉を設けるようにしてもよい。
また、図1から図6に示したスチールワイヤを用いた組立棚に、上述のようなスライド扉を設けるようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、4種類の棚モジュールM1〜M4を用いる場合について述べたが、他の構成の棚モジュールを用意するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、各棚モジュールを係合用凸部と係合用凹部の係合で固定する場合について述べたが、これに限らず、例えば磁石によって吸着させて固定するようにしてもよい。また、棚モジュールM1〜M4を使用者が組み立てる場合について述べたが、これに限らず、工場において組み立てるようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、各棚モジュールを係合用凸部と係合用凹部の係合で固定する場合について述べたが、これに限らず、例えば磁石によって吸着させて固定するようにしてもよい。また、棚モジュールM1〜M4を使用者が組み立てる場合について述べたが、これに限らず、工場において組み立てるようにしてもよい。
また、棚モジュールを用いることなく、複数段の棚板を備える通常の棚を構成し、その棚の所望の棚板の間にスライド棚Sを組み込んだ場合も含まれる。
1 支柱
2 筒状のソケット部
1a リング状の溝
3 支持用スリーブ
3a,3b スリーブ半体
30,31 係合部
32 凸状部
T 棚板部材
W1,W2 ワイヤ部材
h 波形の補強ワイヤ
f1a〜d,f2 フレーム
S,S1(S2,S3) スライド棚
P パネル
10 棚板
R ローラ部材
20 係合具
G ガイドレール
T10 棚
M1〜M4 棚モジュール
D2,D3 スライド扉
800 レール
R2 ローラ部材
2 筒状のソケット部
1a リング状の溝
3 支持用スリーブ
3a,3b スリーブ半体
30,31 係合部
32 凸状部
T 棚板部材
W1,W2 ワイヤ部材
h 波形の補強ワイヤ
f1a〜d,f2 フレーム
S,S1(S2,S3) スライド棚
P パネル
10 棚板
R ローラ部材
20 係合具
G ガイドレール
T10 棚
M1〜M4 棚モジュール
D2,D3 スライド扉
800 レール
R2 ローラ部材
Claims (9)
- 複数の棚板と、その棚板を支える支持体とを備え、対向する前記棚板の間に該棚板の幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚を有していることを特徴とする組立棚。
- 前記支持体は、外周面に適当な間隔をおいて複数の係合溝が形成されたパイプ状の支柱で構成され、
前記棚板は、内面に前記支柱の係合溝に係合可能な凸状部が形成され且つ外形が略円錐状に形成された支持用スリーブに嵌合可能な筒状のソケット部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の組立棚。 - 前記棚板は、複数の金属線材を網状に組んで接点を溶接して構成され、
前記スライド棚の底面には、前記棚板の幅方向に延設される前記金属線材をレールとして転動可能なローラ部材が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の組立棚。 - 前記棚は、複数の箱状の棚モジュールの組合せで構成され、
該棚モジュールの少なくとも一つは、棚モジュールの幅方向に移動可能な1または2以上のスライド棚を備えていることを特徴とする請求項1に記載の組立棚。 - 前記各棚モジュール同士を係合させる係合手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の組立棚。
- 前記スライド棚には、物品の出入用の開口部が移動方向と直交して形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の組立棚。
- 前記スライド棚は、木材または樹脂等で構成されるパネルを組み合わせた箱状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の組立棚。
- 左右端側に配置される前記スライド棚は、背面側が閉塞された状態とされていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の組立棚。
- 前記棚板間の前面側に、左右に開閉可能なスライド扉が配設され、
該スライド棚の上端側には、前記棚板の幅方向に延設される前記金属線材をレールとして懸架され転動可能なローラ部材または摺動部材が配設されていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の組立棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP3103810U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529016U (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-16 | オリンパス光学工業株式会社 | 工業用内視鏡装置 |
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2004
- 2004-03-05 JP JP2004001054U patent/JP3103810U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0529016U (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-16 | オリンパス光学工業株式会社 | 工業用内視鏡装置 |
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