JP6817817B2 - キャビネットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、キャビネットシステムに関する。
オフィスや公共施設、家庭などの室内空間において、書類や食器などの種々の物品を収納するためのキャビネットが広く使用されている。一般的に、キャビネットには、その上面に天板が設けられており、使用者が天板の上面を作業面として使用することができる。また、キャビネットには、天板の上方に上部収納部(上棚)が設けられている場合がある。このような上棚は、天板上面の左右両側部から立設された一対の支柱の上部に固定されて、支持されている(例えば、特許文献1参照)。
キャビネットが上棚を有することにより、天板の上方の空間を、物品を収納する収納部として活用することができるので、この空間を効率的に使用することができる。また、作業面の上方に収納部が配置されているので、必要なものを適宜取り出しやすくなり、作業効率を向上させることができる。
特開2006−81922号公報
しかしながら、上述した上棚を有するキャビネットでは、キャビネット本体の上面に支柱を設ける必要があるので、その分だけキャビネット本体の上方の空間が狭くなってしまう。特に、上棚を有するキャビネットを左右に隣接して複数配置したキャビネット構成では、それぞれのキャビネットにおいて、キャビネット本体の上方の空間が狭くなってしまうので、より非効率的な構成になってしまう。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、上部収納部を有する複数のキャビネットを左右に隣接して配置した場合であっても、キャビネット本体の上方の空間が支柱によって狭められることを低減できるキャビネットシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、キャビネットシステムは、床面上に配置され、箱状に形成されたキャビネット本体と、前記キャビネット本体の上面から上方に向かって延び、前記キャビネット本体の幅方向に間隔を空けて配置された一対の支柱と、前記一対の支柱の上端部に取り付けられた上部収納部と、を有する複数のキャビネットを備える。前記支柱は、水平面に平行な第一方向の第一外形寸法と、前記第一方向と交差しかつ前記水平面に平行な第二方向の第二外形寸法と、を有する。前記第一外形寸法は、前記第二外形寸法よりも大きい。前記支柱は、前記第一方向が前記水平面内で前記幅方向と直交する前後方向と平行になる第一状態と、前記第二方向が前記前後方向と平行になる第二状態と、で配置可能である。前記複数のキャビネットは、前記幅方向に互いに当接するように配置されている。前記複数のキャビネットの前記支柱のうち、前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱は、前記第一状態で配置され、前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間に配置された前記支柱は、前記第二状態で配置されている。
このようなキャビネットシステムによれば、支柱は、水平面に平行な第一方向の第一外形寸法と、第一方向と交差しかつ水平面に平行な第二方向の第二外形寸法と、を有し、第一方向が前後方向と平行になる第一状態と、第二方向が前後方向と平行になる第二状態と、で配置可能である。第一方向の第一外形寸法は、第二方向の第二外形寸法よりも大きいので、複数のキャビネットの支柱のうち、幅方向の最も外側に配置された二つの支柱を第一状態で配置し、幅方向の最も外側に配置された二つの支柱の間に配置された支柱を第二状態で配置することによって、全ての支柱が第一状態で配置されている場合に比べて、キャビネット本体の上方の空間が支柱によって狭められることを低減することができる。
上記のキャビネットシステムにおいて、前記キャビネット本体の前記前後方向を向く面のうち、前面には本体収納部が形成され、前記前面の反対側の背面には前記支柱を固定する取付部が設けられていてもよい。
このようなキャビネットシステムによれば、支柱は、キャビネット本体の背面に設けられた取付部に固定されている。このため、支柱において背面に沿って延びる部分に渡って取付部に固定できるので、支柱がキャビネット本体の上面に固定される場合に比べて、上部収納部を安定的かつ確実に支持することができる。
上記のキャビネットシステムは、前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間を閉塞する閉塞板をさらに備えていてもよい。前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間に配置された前記支柱は、前記閉塞板の背面側に配置されていてもよい。
このようなキャビネットシステムによれば、幅方向の最も外側に配置された二つの支柱の間に配置された支柱は、閉塞板の背面側に配置されているので、これらの二つの支柱の間に配置された支柱が外部に露呈することを防止できる。したがって、キャビネットシステムとしての体裁を良好にすることができる。
上記のキャビネットシステムにおいて、前記キャビネット本体は、前記幅方向に間隔を空けて前記上面の後端部に配置され、前記上面を上下方向に貫通し、前記第一外形寸法以上の前記幅方向の寸法および前記前後方向の寸法を有する一対の溝部を有していてもよい。前記一対の支柱は、前記一対の溝部をそれぞれ挿通していてもよい。
このようなキャビネットシステムによれば、支柱が挿通されている溝部は、第一外形寸法以上の幅方向の寸法および前後方向の寸法を有しているので、支柱の第一方向が前後方向と平行になるように支柱を配置することができ、また支柱の第一方向が幅方向と平行になる場合であっても支柱の第二方向が前後方向と平行になるように支柱を配置することができる。
上記のキャビネットシステムによれば、キャビネット本体の上方の空間が支柱によって狭められることを低減することができる。
本発明の一実施形態に係るキャビネットの正面図である。 前記キャビネットの側面図である。 前記キャビネットの背面図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 前記キャビネットの分解図である。 本発明の一実施形態に係るキャビネットシステムの正面図である。 前記キャビネットシステムの背面図である。 図7のVIII−VIII線における断面図である。 前記キャビネットシステムの分解図である。 前記キャビネットシステムの変形例の正面図である。 図10のXI−XI線における断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るキャビネット構成(キャビネットシステム)1は、複数のキャビネット10を備える。以下では、まずキャビネット10の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るキャビネット10の正面図である。図2は、キャビネット10の側面図である。図3は、キャビネット10の背面図である。図4は、図3のIV−IV線における断面図である。図5は、キャビネット10の分解図である。
図1から図5に示すように、キャビネット10は、キャビネット本体20と、一対の支柱30、30と、上部収納部40と、を有する。
キャビネット本体20は、床面F上に配置され、箱状に形成されている。キャビネット本体20の上端部には、天板21が設けられている。天板21の上面は、キャビネット本体20の上面20tを構成している。なお、以下の説明では、天板21の長辺方向を幅方向Dxと称し、天板21の短辺方向を前後方向Dyと称する。
キャビネット本体20の前後方向Dyを向く面のうち、前面20fには、本体収納部22が形成されている。本体収納部22は、公知の収納棚の構成を有する。このため、使用者は、前面20f側から書類や食器などの物品を本体収納部22に収納することができる。また、前面20fの反対側の背面20rには、支柱30を固定する取付部24が設けられている。
キャビネット本体20の下面20uには、キャビネット本体20の高さおよびレベルの調整を行うアジャスター23が設けられている。
一対の支柱30、30は、キャビネット本体20の上面20tから上方に向かって延び、幅方向Dxに間隔を空けて配置されている。各支柱30は、水平面に平行な第一方向D1の第一外形寸法L1と、第一方向D1と交差しかつ水平面に平行な第二方向D2の第二外形寸法L2と、を有する。第一外形寸法L1は、第二外形寸法L2よりも大きい。
本実施形態では、支柱30は、長円形の水平断面を有し、キャビネット本体20の下部から上下方向Dzに沿って上方に延びる棒状に形成されている。長円の長軸方向が第一方向D1であり、長軸方向の寸法が第一外形寸法L1である。また、長円の短軸方向が第二方向D2であり、短軸方向の寸法が第二外形寸法L2である。よって、本実施形態では、第一方向D1と第二方向D2とは、互いに直交している。
一対の支柱30、30は、キャビネット本体20の背面20r側に配置されている。キャビネット本体20の底板25は、その後端部25rが背面20rから前後方向Dyに突出するように設けられている。この突出した底板25の後端部25rの上面25t上に、一対の支柱30、30の下端部30b、30bがそれぞれ配置されている。各支柱30の下端部30bは、キャビネット本体20の下面20u側から後端部21rに形成された図示しない貫通孔を介して挿入されるねじ25sによって、底板25の後端部25rに取り外し可能に固定されている。
また、キャビネット本体20は、幅方向Dxに間隔を空けて上面20tの後端部に配置され、上面20tを上下方向Dzに貫通する一対の溝部26、26を有する。一対の支柱30、30は、この一対の溝部26、26をそれぞれ挿通している。本実施形態では、天板21は、その後端部21rが背面20rから前後方向Dyに突出するように設けられている。この突出した天板21の後端部21rに、後端部21rを上下方向Dzに貫通するように一対の溝部26、26がそれぞれ配置されている。各溝部26は、第一外形寸法L1以上の幅方向Dxの寸法および前後方向Dyの寸法を有する。このため、後述するように、支柱30の水平面内での向きを変えて支柱30を配置することができる。また、溝部26は、前後方向Dyに沿って後方に開口している。これによって、容易に支柱30を溝部26内に配置することができる。
溝部26、26内に配置された支柱30は、取付金具27を介して天板21の後端部21rに固定されている。取付金具27は、板部材をL字状に折り曲げて形成されている。取付金具27は、幅方向Dxに延びる第一部分27aと、第一部分27aと直交し、上下方向Dzに延びる第二部分27bと、を有する。第一部分27aは、一対の支柱30の間において天板21の後端部21rの下面21uに当接し、ねじ27sによって後端部21rに取り外し可能に固定されている。第二部分27bは、天板21の下方において支柱30の外周面に当接し、ねじ27sによって支柱30に取り外し可能に固定されている。これにより、支柱30は、天板21の後端部21rに取り外し可能に固定されている。
上述した底板25の後端部25r、ねじ25s、天板21の後端部21r、取付金具27、およびねじ27sによって、支柱30を固定する取付部24が構成されている。
また、支柱30は、第一方向D1が前後方向Dyと平行になる第一状態と、第二方向D2が前後方向Dyと平行になる第二状態と、で配置可能である。図1から図4では、支柱30は、第一状態で配置されている。上述したように、溝部26は、支柱30の第一方向D1の第一外形寸法L1以上の幅方向Dxの寸法および前後方向Dyの寸法を有するので、第一方向D1が前後方向Dyと平行になるように支柱30を溝部26内に配置することができる。また、支柱30の第二方向D2の第二外形寸法L2は第一外形寸法L1よりも小さいので、第二方向D2が前後方向Dyと平行になるように支柱30を溝部26内に配置することができる。このとき、第一方向D1は幅方向Dxと平行になるが、溝部26の幅方向Dxの寸法は支柱30の第一方向D1の第一外形寸法L1以上であるので、支柱30は、第二状態で溝部26内に配置することができる。
支柱30が第二状態で配置された場合でも、上述した支柱30が第一状態で配置された場合と同様に、取付部24によって支柱30をキャビネット本体20に固定することができる。例えば、底板25の後端部25rにおいては、支柱30が第二状態で配置された場合に対応して、ねじ25sを挿入するための図示しない貫通孔が形成されている。これらの貫通孔を挿通したねじ25sによって、支柱30の下端部30bを底板25の後端部25rに取り外し可能に固定することができる。また、天板21の後端部21rにおいては、支柱30が第二状態で配置された場合に対応して、取付金具27の位置を幅方向Dxの内側に移動させることで、取付金具27を介して支柱30を天板21の後端部21rに取り外し可能に固定することができる。
上述のように、水平面内で溝部26は支柱30よりも大きい寸法を有するので、天板21と支柱30との間に隙間が形成されている。この隙間を塞ぐため、溝部26において天板21と支柱30との間に嵌合する間詰部材28が配置されている。間詰部材28は、天板21と支柱30との間に隙間の形状に合わせて形成されている。
上部収納部40は、一対の支柱30、30の上端部30t、30tに取り付けられている。本実施形態では、上部収納部40は、箱状に形成されている。上部収納部40は、公知の収納棚の構成を有する。使用者は、上部収納部40の前面40f側から書類や食器などの物品を上部収納部40に収納することができる。
上部収納部40の背面40rから下面40uにかけて、上部収納部40と支柱30とを固定するための取付金具41が設けられている。取付金具41は、板部材をL字状に折り曲げて形成されている。取付金具41は、上下方向Dzに延びる第一部分41aと、第一部分41aと直交し、前後方向Dyに延びる第二部分41bと、を有する。第一部分41aは、上部収納部40の背面40rに当接し、図示しないねじによって上部収納部40に固定されている。第二部分41bは、上部収納部40の下面40uに当接し、図示しないねじによって上部収納部40に固定されているとともに、ねじ42によって支柱30の上端部30tに取り外し可能に固定されている。これにより、上部収納部40は、支柱30の上端部30tに取り外し可能に固定されている。
上部収納部40には、上部収納部40が前方に倒れ込む方向に力が掛かりやすいので、キャビネット10では、支柱30が上部収納部40を前後方向Dyに支持する長さが長くなるように、支柱30は第一状態で配置されている。これにより、一対の支柱30、30によって上部収納部40をより確実に安定して支持することができる。
また、本実施形態では、キャビネット10は、一対の支柱30、30の間を閉塞する閉塞板50をさらに備える。閉塞板50は、幅方向Dxおよび上下方向Dzに延びる矩形状の平板である。閉塞板50は、キャビネット本体20の上面20tから上部収納部40の下面40uまでの間を閉塞するように配置されている。
閉塞板50の幅方向Dxの両端部には、閉塞板50を挟むように保持する一対の保持部材51、51が設けられている。保持部材51は、図示しないねじによって支柱30に取り付けることができる。閉塞板50は、一対の保持部材51、51を介して一対の支柱30、30に取り付けられている。
次に、本実施形態に係るキャビネット構成1について、図6から図9を参照して説明する。
図6は、キャビネット構成1の正面図である。図7は、キャビネット構成1の背面図である。図8は、図7のVIII−VIII線における断面図である。図9は、キャビネット構成1の分解図である。
キャビネット構成1は、複数のキャビネット10を備える。複数のキャビネット10は、幅方向Dxに互いに当接するように配置されている。複数のキャビネット10の支柱30のうち、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30は、第一状態で配置され、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30の間に配置された支柱30は、第二状態で配置されている。
図6から図9では、キャビネット構成1が二つのキャビネット10を備える場合を示している。図6から図9に示すように、キャビネット構成1において、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dは、上述した第一状態で配置されている。二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cは、上述した第二状態で配置されている。これら四つの支柱30A、30B、30C、30Dによって、上部収納部43を支持している。なお、本実施形態では、上部収納部43は、二つのキャビネット10に対応する幅方向Dxの寸法を有するように構成されているが、キャビネット10の上部収納部40をそのまま二つ並べた構成としてもよい。
本実施形態では、キャビネット構成1は、閉塞板50に代えて、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Bの間を閉塞する閉塞板52をさらに備える。閉塞板52は、幅方向Dxおよび上下方向Dzに延びる矩形状の平板である。閉塞板52は、各キャビネット本体20の上面20tから上部収納部43の下面43uまでの間を閉塞するように配置されている。閉塞板52の幅方向Dxの両端部には、上述した一対の保持部材51、51が設けられている。閉塞板52は、一対の保持部材51、51を介して一対の支柱30A、30Dに取り付けられている。
また、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Bの間に配置された支柱30B、30Cは、閉塞板52の背面52r側に配置されている。支柱30B、30Cは第二状態で配置されているので、前後方向Dyの寸法は第一外形寸法L1よりも小さい第二外形寸法L2である。このため、前後方向Dyの寸法が第一外形寸法L1となる第一状態で配置された支柱30A、30Dに取り付けられた閉塞板52の背面52rの後方に、支柱30B、30Cを配置することができる。
本実施形態に係るキャビネット構成1は、床面F上に配置され、箱状に形成されたキャビネット本体20と、キャビネット本体20の上面20tから上方に向かって延び、キャビネット本体20の幅方向Dxに間隔を空けて配置された一対の支柱30、30と、一対の支柱30、30の上端部30t、30tに取り付けられた上部収納部40と、を有する複数のキャビネット10を備える。支柱30は、水平面に平行な第一方向D1の第一外形寸法L1と、第一方向D1と交差しかつ水平面に平行な第二方向D2の第二外形寸法L2と、を有する。第一外形寸法L1は、第二外形寸法L2よりも大きい。支柱30は、第一方向D1が水平面内で幅方向Dxと直交する前後方向Dyと平行になる第一状態と、第二方向D2が前後方向Dyと平行になる第二状態と、で配置可能である。複数のキャビネット10は、幅方向Dxに互いに当接するように配置されている。複数のキャビネット10の支柱30のうち、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dは、第一状態で配置され、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cは、第二状態で配置されている。
上述した構成によれば、支柱30は、水平面に平行な第一方向D1の第一外形寸法L1と、第一方向D1と交差しかつ水平面に平行な第二方向D2の第二外形寸法L2と、を有し、第一方向D1が前後方向Dyと平行になる第一状態と、第二方向D2が前後方向Dyと平行になる第二状態と、で配置可能である。第一方向D1の第一外形寸法L1は、第二方向D2の第二外形寸法L2よりも大きいので、複数のキャビネット10の支柱30のうち、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dを第一状態で配置し、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cを第二状態で配置することによって、全ての支柱30が第一状態で配置されている場合に比べて、第一外形寸法L1と第二外形寸法L2との差に対応する分だけ、キャビネット本体20の上方の空間が支柱30によって狭められることを低減することができる。これによって、キャビネット構成1の使い勝手を良好にすることができる。また、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dは第一状態で配置されているので、全ての支柱30が第二状態で配置されている場合に比べて、前後方向Dyに倒れ込むような力が掛かりやすい上部収納部40をより確実に安定して支持することができる。
また、キャビネット本体20の前後方向Dyを向く面のうち、前面20fには本体収納部22が形成され、前面20fの反対側の背面20rには支柱30を固定する取付部24が設けられている。
上述した構成によれば、支柱30は、キャビネット本体20の背面20rに設けられた取付部24に固定されている。このため、支柱30において背面20rに沿って延びる部分に渡って取付部24に固定できるので、支柱30がキャビネット本体20の上面20tに固定される場合に比べて、上部収納部40を安定的かつ確実に支持することができる。
また、キャビネット構成1は、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dの間を閉塞する閉塞板52をさらに備える。幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cは、閉塞板52の背面52r側に配置されている。
上述した構成によれば、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cは、閉塞板52の背面52r側に配置されているので、これらの二つの支柱30A、30Dの間に配置された支柱30B、30Cが外部に露呈することを防止できる。したがって、キャビネット構成1としての体裁を良好にすることができる。
また、キャビネット本体20は、幅方向Dxに間隔を空けて上面20tの後端部に配置され、上面20tを上下方向Dzに貫通し、第一外形寸法L1以上の幅方向Dxの寸法および前後方向Dyの寸法を有する一対の溝部26、26を有する。一対の支柱30、30は、一対の溝部26、26をそれぞれ挿通している。
上述した構成によれば、支柱30が挿通されている溝部26は、第一外形寸法L1以上の幅方向Dxの寸法および前後方向Dyの寸法を有しているので、支柱30の第一方向D1が前後方向Dyと平行になるように支柱30を配置することができ、また支柱30の第一方向D1が幅方向Dxと平行になる場合であっても支柱30の第二方向D2が前後方向Dyと平行になるように支柱30を配置することができる。
なお、本実施形態において、支柱30は長円形の水平断面を有していたが、これに限らない。例えば、支柱30は、三角形や四角形などの多角形に形成された水平断面を有していてもよい。支柱30は、水平面に平行な第一方向の第一外形寸法と、第一方向と交差しかつ水平面に平行な第二方向の第二外形寸法と、を有する断面形状であれば、特に限定されない。
また、支柱30は、キャビネット本体20の背面20rに設けられた取付部24に固定されていたが、これに限らない。例えば、支柱30は、キャビネット本体20の上面20tにねじなどで直接固定されていてもよい。また、支柱30は、キャビネット本体20の上面20tにおいて前後方向Dyの中央付近に配置されていてもよい。
(変形例)
本実施形態において、キャビネット構成1は、二つのキャビネット10を備えていたが、キャビネット10の数は特に限定されない。キャビネット構成1の変形例として、図10および図11にキャビネット構成(キャビネットシステム)2を示す。図10は、キャビネット構成2の正面図である。図11は、図10のXI−XI線における断面図である。
キャビネット構成2は、三つのキャビネット10を備える。キャビネット構成2において、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30E、30Jは、上述した第一状態で配置されている。二つの支柱30E、30Jの間に配置された支柱30F、30G、30H、30Iは、上述した第二状態で配置されている。これら六つの支柱30E、30F、30G、30H、30I、30Jによって、上部収納部44を支持している。
また、キャビネット構成2は、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30E、30Jの間を閉塞する閉塞板53をさらに備える。閉塞板53は、幅方向Dxおよび上下方向Dzに延びる矩形状の平板である。閉塞板53は、各キャビネット本体20の上面20tから上部収納部43の下面43uまでの間を閉塞するように配置されている。閉塞板53の幅方向Dxの両端部には、上述した一対の保持部材51、51が設けられている。閉塞板53は、一対の保持部材51、51を介して一対の支柱30E、30Jに取り付けられている。また、幅方向Dxの最も外側に配置された二つの支柱30E、30Jの間に配置された支柱30F、30G、30H、30Iは、閉塞板53の背面53r側に配置されている。
このように構成されたキャビネット構成2においても、上述したキャビネット構成1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
1、2 キャビネット構成(キャビネットシステム)
10 キャビネット
20 キャビネット本体
20f 前面
20r 背面
20t 上面
22 本体収納部
24 取付部
26 溝部
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30H、30I 支柱
30t 上端部
40、43、44 上部収納部
52、53 閉塞板
52r、53r 背面
D1 第一方向
D2 第二方向
Dx 幅方向
Dy 前後方向
Dz 上下方向
L1 第一外形寸法
L2 第二外形寸法

Claims (4)

  1. 床面上に配置され、箱状に形成されたキャビネット本体と、前記キャビネット本体の上面から上方に向かって延び、前記キャビネット本体の幅方向に間隔を空けて配置された一対の支柱と、前記一対の支柱の上端部に取り付けられた上部収納部と、を有する複数のキャビネットを備え、
    前記支柱は、水平面に平行な第一方向の第一外形寸法と、前記第一方向と交差しかつ前記水平面に平行な第二方向の第二外形寸法と、を有し、
    前記第一外形寸法は、前記第二外形寸法よりも大きく、
    前記支柱は、前記第一方向が前記水平面内で前記幅方向と直交する前後方向と平行になる第一状態と、前記第二方向が前記前後方向と平行になる第二状態と、で配置可能であり、
    前記複数のキャビネットは、前記幅方向に互いに当接するように配置され、
    前記複数のキャビネットの前記支柱のうち、前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱は、前記第一状態で配置され、前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間に配置された前記支柱は、前記第二状態で配置されている
    キャビネットシステム
  2. 請求項1に記載のキャビネットシステムであって、
    前記キャビネット本体の前記前後方向を向く面のうち、前面には本体収納部が形成され、前記前面の反対側の背面には前記支柱を固定する取付部が設けられている
    キャビネットシステム
  3. 請求項2に記載のキャビネットシステムであって、
    前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間を閉塞する閉塞板をさらに備え、
    前記幅方向の最も外側に配置された二つの前記支柱の間に配置された前記支柱は、前記閉塞板の背面側に配置されている
    キャビネットシステム
  4. 請求項2に記載のキャビネットシステムであって、
    前記キャビネット本体は、前記幅方向に間隔を空けて前記上面の後端部に配置され、前記上面を上下方向に貫通し、前記第一外形寸法以上の前記幅方向の寸法および前記前後方向の寸法を有する一対の溝部を有し、
    前記一対の支柱は、前記一対の溝部をそれぞれ挿通している
    キャビネットシステム
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