JP2017192506A - 棚家具及び棚部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】棚家具本体1内に着脱自在に棚部材10を設け、棚部材10は、その棚板本体11の前縁部に設けられて上方に突出する受け片12と、棚板本体11の後部に設けた左右一対のだぼ具13,13と、を有し、だぼ具13の移動だぼ杆15の棚板本体11の左右側縁から突出する端部を、対向する左右のだぼ穴4に着脱自在に挿入係合固定させた状態で、棚部材10を略水平方向、略垂直方向又は傾斜方向に設定自在とした。
【選択図】 図1
Description
特許文献1に記載の棚家具は、スライド書棚であって、間口の広い固定書棚の前部に、間口の狭い可動書棚を左右にスライド自在に設けた構造である。固定書棚と可動書棚に上記のような本類やパッケージ類を整理して展示収納できる。
また、特許文献2の棚家具は、家具本体の内部に、本立て形状の棚部材を設けた構造であって、棚部材内に、例えば、上記パッケージ類を整理して展示収納できる。
さらに本発明では、棚家具の奥行きに関係なく、大きなサイズの本等多種多樣な印刷物或いはカードやパッケージ類などを整理して展示収納できるとともに、掲示板的な利用も可能とした棚家具を提供することを目的としている。
さらに本発明では、強い揺れなどでも棚部材及び展示物が滑落することのない、耐震性に優れた棚家具及び棚部材を提供することを目的としている。
前記棚部材10は、その棚板本体11の前(若しくは下)縁部に設けられて上方に突出する受け片12と、棚板本体11の後部(若しくは上部)に設けられた左右一対のだぼ具13,13と、を有し、だぼ具13は、棚板本体11の背面に左右方向に固定された外筒部14と、外筒部14の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持された移動だぼ杆15と、を有している。
移動だぼ杆15の棚板本体11の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の前記だぼ穴4に挿入係合されることにより、棚部材10の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体1の内面に着脱自在に固定された状態で、前記棚家具本体1の内部に前記棚部材10が着脱自在に設けられている。
だぼ具13は、棚板本体11の背面に設けられるが、上面に設けられていてもよい。
上記棚部材10は、棚家具本体1内の前方、中間又は後方に設けただぼ穴4列を介して設けられる。前方のだぼ列4を介して設けられた棚部材10は、展示物に掲示板的な機能を持たせることができ、棚部材10の後方の棚家具本体1内には、別の棚板を設けて、本やパンフレットなどの収納品の収納空間とすることができる。
上記棚部材10を前方のだぼ穴4列を介して略垂直方向として設けることにより、棚部材10に扉としての機能を持たせることができる。前方の棚部材10の表面を展示収納物の展示面とし、その背部の棚家具本体1の内部を収納部とした収納家具とすることができる。
この構成では、棚部材10は略水平に配置され、通常の棚板と同様に機能することができる。
この構成では、棚部材10は前端が前方に突出した傾斜棚とされる。
棚部材10は、その左右幅と前後幅が相違する複数種類の棚部材を使用することにより、収納展示物に応じた種々の使用状態が可能となる。
棚部材10は、棚家具本体とは別売りの部品又は附属品として供給できる。棚部材10を棚家具本体の上部又は下部に収納することにより、必要に応じて取り出して使用することができる。
棚板本体の前部(下部)の裏面が当接載置される固定だぼ杆のだぼ穴の位置を上下に調整させることにより、棚板本体の傾斜角度を随意で設定することができる。
本発明の棚部材は、棚家具本体とは別売りの部品又は附属品としても供給できる。
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態1に係る棚家具を説明する。
左右の係止具19,19及びバンド20は、一本であっても、複数本例えば二本平行であってもよく、展示物の大きさと紙質に応じて適宜選択できる。
図4を参照して、本発明の実施形態2に係る棚家具を説明する。
図5を参照して、本発明の実施形態3に係る棚家具を説明する。
図6を参照して、本発明の実施形態4に係る棚家具を説明する。
他方の棚空間は、その下部の前列のだぼ穴4を介して、複数枚(2枚)の小幅の棚部材10が、棚空間の前面を閉鎖するように、縦方向に連続して設けられている。他方の棚空間の上部には、傾斜方向に、複数枚(2枚)の大幅の棚部材10が傾斜方向に前後に設けられ、他方の棚空間の下部には、1枚の大幅の棚部材10が水平方向に設けられている。
実施形態4では、図6(C)に示すように、大小の幅の棚部材10が使用される。さらに、通常の水平方向の棚板104が、前後の固定だぼ杆上に載置又は係合されて設けられている。
2 側板
3 中間仕切板
4 だぼ穴
5 固定だぼ杆
10 棚部材
11 棚板本体
12 受け片
13 だぼ具
14 外筒部
15 移動だぼ杆
16 スリット,16a,16b 係合凹部
17 把手部
18 バネ材
19 係止具
20 バンド
21 取付片部
22 固定具
101 棚家具本体
102 固定棚
103 可動棚
104 棚板
特許文献1に記載の棚家具は、スライド書棚であって、間口の広い固定書棚の前部に、間口の狭い可動書棚を左右にスライド自在に設けた構造である。固定書棚と可動書棚に上記のような本類やパッケージ類を整理して展示収納できる。
また、特許文献2の棚家具は、家具本体の内部に、本立て形状の棚部材を設けた構造であって、棚部材内に、例えば、上記パッケージ類を整理して展示収納できる。
さらに本発明では、棚家具の奥行きに関係なく、大きなサイズの本等多種多樣な印刷物或いはカードやパッケージ類などを整理して展示収納できるとともに、掲示板的な利用も可能とした棚家具を提供することを目的としている。
さらに本発明では、強い揺れなどでも棚部材及び展示物が滑落することのない、耐震性に優れた棚家具及び棚部材を提供することを目的としている。
前記棚部材10は、その棚板本体11の前(若しくは下)縁部に設けられて上方に突出する受け片12と、棚板本体11の後部(若しくは上部)に設けられた左右一対のだぼ具13,13と、を有し、だぼ具13は、棚板本体11の背面に左右方向に固定された外筒部14と、外筒部14の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持された移動だぼ杆15と、を有している。
移動だぼ杆15の棚板本体11の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の前記だぼ穴4に挿入係合されることにより、棚部材10の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体1の内面に着脱自在に固定された状態で、前記棚家具本体1の内部に前記棚部材10が着脱自在に設けられている。
棚家具本体(1)を構成する側板若しくは中間仕切板の対向する内面に、前後複数列で縦方向に所定のピッチでだぼ穴(4,4)が配列され、前後複数列のだぼ穴(4,4)に挿入係合されただぼ杆を介して着脱自在に棚部材(10)が設けられた棚家具において、 前記棚部材(10)は、その棚板本体(11)の前(若しくは下)縁部に設けられて上方に突出する受け片(12)と、棚板本体(11)上面の前後中間位置又は前後中間の複数位置の左右対向位置に着脱自在に設けられた係止具(19,19)と、左右の係止具(19,19)間に水平方向に架け渡されたバント(20)と、棚板本体(11)の後部(若しくは上部)に設けられた左右一対のだぼ具(13,13)と、を有し、だぼ具(13)は、棚板本体(11)に左右方向に固定された外筒部(14)と、外筒部(14)の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持された移動だぼ杆(15)と、を有し、外筒部(14)の外壁には軸方向にスリット(16)が形成され、スリット(16)の軸方向に離れた二箇所には外側係合凹部(16a)及び内側係合凹部(16b)がスリット(16)と連通状略直角方向に形成され、移動だぼ杆(15)の外壁に直角方向に固定して設けられた把手部(17)がスリット(16)及び係合凹部内を移動して、移動だぼ杆(15)が外筒部(14)から突出する外側係合凹部(16a)と移動だぼ杆(15)が外筒部(14)内に収納される内側係合凹部(16b)内において係合自在とされ、
移動だぼ杆(15)の把手部(17)が外側係合凹部(16a)に内に係合した状態で、移動だぼ杆(15)の棚板本体(11)の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の後列の前記だぼ穴(4)に挿入係合されることにより、棚板本体(11)の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体(1)の内面に着脱自在に固定され、棚板本体(11)の前部(若しくは下部)の左右が後列の前記だぼ穴の下方に位置する前列のだぼ穴(4)に挿入係合されたストッパーの外周に当接された状態で、前記棚家具本体(1)の内部に棚部材が棚部材の前部(若しくは下部)が前方に突出された傾斜方向に着脱自在に設けられていることを特徴とする棚家具である。
請求項2に記載の本発明では、請求項1に記載の棚家具において、
前記だぼ具(13)は、前記外筒部(14)の閉鎖端部と前記移動だぼ杆(15)の後端部との間に、移動だぼ杆(15)の先端部を外筒部(14)の開口部から突出する方向に付勢するコイルバネよりなるバネ材(18)が設けられている棚家具である。
本発明では、前記棚部材10は、前記移動だぼ杆15の棚板本体11の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の前記だぼ穴4に挿入係合されることにより、棚部材10の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体の内面に着脱自在に固定された状態で、略水平方向、略垂直方向又は棚部材を構成する棚板本体の前部(若しくは下部)が前方に突出された傾斜方向に設定自在とされている。
だぼ具13は、棚板本体11の背面に設けられるが、上面に設けられていてもよい。
上記棚部材10は、棚家具本体1内の前方、中間又は後方に設けただぼ穴4列を介して設けられる。前方のだぼ列4を介して設けられた棚部材10は、展示物に掲示板的な機能を持たせることができ、棚部材10の後方の棚家具本体1内には、別の棚板を設けて、本やパンフレットなどの収納品の収納空間とすることができる。
上記棚部材10を前方のだぼ穴4列を介して略垂直方向として設けることにより、棚部材10に扉としての機能を持たせることができる。前方の棚部材10の表面を展示収納物の展示面とし、その背部の棚家具本体1の内部を収納部とした収納家具とすることができる。
この構成では、棚部材10は略水平に配置され、通常の棚板と同様に機能することができる。
この構成では、棚部材10は前端が前方に突出した傾斜棚とされる。
棚部材10は、その左右幅と前後幅が相違する複数種類の棚部材を使用することにより、収納展示物に応じた種々の使用状態が可能となる。
棚部材10は、棚家具本体とは別売りの部品又は附属品として供給できる。棚部材10を棚家具本体の上部又は下部に収納することにより、必要に応じて取り出して使用することができる。
本発明の棚家具及び棚部材では、棚板本体の後部(若しくは上部)の背部に設けられた左右一対のだぼ具(13)は、棚板本体(11)に左右方向に固定された外筒部(14)と、外筒部(14)の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持された上記移動だぼ杆(15)と、を有し、外筒部(14)の外壁には軸方向にスリット(16)が形成され、スリット(16)の軸方向に離れた二箇所には外側係合凹部(16a)及び内側係合凹部(16b)がスリット(16)と連通状略直角方向に形成され、移動だぼ杆(15)の外壁に直角方向に固定して設けられた把手部(17)がスリット(16)及び係合凹部内を移動して、移動だぼ杆(15)が外筒部(14)から突出する外側係合凹部(16a)と移動だぼ杆(15)が外筒部(14)内に収納される内側係合凹部(16b)内において、移動だぼ杆(15)に固定される把手部(17)が係合自在とされている。
これにより、本発明では、棚板本体を傾斜状態で設置した時に、棚板本体の後部(若しくは上部)の係合固定状態が安定し、振動や棚板の着脱調整作業時などに、棚板本体が脱落するなどの事故を防止できる、安全性に優れている。
本発明の前記だぼ具(13)は、前記外筒部(14)の閉鎖端部と前記移動だぼ杆(15)の後端部との間に、移動だぼ杆(15)の先端部を外筒部(14)の開口部から突出する方向に付勢するコイルバネよりなるバネ材(18)が設けられており、自然状態において、移動だぼ杆の先端がバネ付勢により、常に棚板本体の外側から突出しているところから、棚板本体の後部(若しくは上部)の両側又は一側の家具本体内壁への係合の不備による脱落が防止され、安全性に優れている。
棚板本体の前部(下部)の裏面が当接載置される固定だぼ杆のだぼ穴の位置を上下に調整させることにより、棚板本体の傾斜角度を随意で設定することができる。
本発明の棚部材は、棚家具本体とは別売りの部品又は附属品としても供給できる。
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態1に係る棚家具を説明する。
左右の係止具19,19及びバンド20は、一本であっても、複数本例えば二本平行であってもよく、展示物の大きさと紙質に応じて適宜選択できる。
図4を参照して、本発明の実施形態2に係る棚家具を説明する。
図5を参照して、本発明の実施形態3に係る棚家具を説明する。
図6を参照して、本発明の実施形態4に係る棚家具を説明する。
他方の棚空間は、その下部の前列のだぼ穴4を介して、複数枚(2枚)の小幅の棚部材10が、棚空間の前面を閉鎖するように、縦方向に連続して設けられている。他方の棚空間の上部には、傾斜方向に、複数枚(2枚)の大幅の棚部材10が傾斜方向に前後に設けられ、他方の棚空間の下部には、1枚の大幅の棚部材10が水平方向に設けられている。
実施形態4では、図6(C)に示すように、大小の幅の棚部材10が使用される。さらに、通常の水平方向の棚板104が、前後の固定だぼ杆上に載置又は係合されて設けられている。
2 側板
3 中間仕切板
4 だぼ穴
5 固定だぼ杆
10 棚部材
11 棚板本体
12 受け片
13 だぼ具
14 外筒部
15 移動だぼ杆
16 スリット,16a,16b 係合凹部
17 把手部
18 バネ材
19 係止具
20 バンド
21 取付片部
22 固定具
101 棚家具本体
102 固定棚
103 可動棚
104 棚板
Claims (8)
- 棚家具本体を構成する側板若しくは中間仕切板の対向する内面に、縦方向に所定のピッチでだぼ穴が配列され、だぼ穴に挿入係合されただぼ杆を介して着脱自在に棚部材が設けられた棚家具において、
前記棚部材は、その棚板本体の前(若しくは下)縁部に設けられて上方に突出する受け片と、棚板本体の後部(若しくは上部)に設けられた左右一対のだぼ具と、を有し、だぼ具は、棚板本体に左右方向に固定された外筒部と、外筒部の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持された移動だぼ杆と、を有し、
移動だぼ杆の棚板本体の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の前記だぼ穴に挿入係合されることにより、棚部材の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体の内面に着脱自在に固定された状態で、前記棚家具本体の内部に前記棚部材が着脱自在に設けられていることを特徴とする棚家具。 - 前記棚部材は、前記移動だぼ杆の棚板本体の左右側縁から突出する端部が、対向する左右の前記だぼ穴に挿入係合されることにより、棚部材の後部(若しくは上部)の左右が前記棚家具本体の内面に着脱自在に固定された状態で、略水平方向、略垂直方向又は棚部材を構成する棚板本体の前部(若しくは下部)が前方に突出された傾斜方向に設定自在とされている請求項1に記載の棚家具。
- 前記棚板本体の前部(若しくは下部)の背部が、前記移動だぼ杆の端部が挿入係合されただぼ穴の下方のだぼ穴に挿入係合されたストッパーの外周に当接された状態で、前記棚家具本体の内部に前記棚部材が着脱自在に設けられている請求項1に記載の棚家具。
- 前記だぼ穴は、前後複数列で縦方向に所定のピッチで配列され、前記棚部材の前記棚板本体の後部の左右は、前記移動だぼ杆の突出端部が後列のだぼ穴に挿入係合されることにより着脱自在に固定され、前記棚部材の前記棚板本体の前部の左右は、前列のだぼ穴に挿入係合されたストッパーの外周に当接された状態で設けられている請求項1に記載の棚家具。
- 前記棚部材の前記棚板本体の前部の左右は、前記後列のだぼ穴の位置と水平位置にある前列のだぼ穴に挿入係合されたストッパーの外周に当接された状態で設けられている請求項4に記載の棚家具。
- 前記棚部材の前記棚板本体の前部の左右は、前記後列のだぼ穴の位置よりも下方の位置にある前列のだぼ穴に挿入係合されたストッパーの外周に当接された状態で設けられている請求項4に記載の棚家具。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の棚家具に用いられる棚部材において、
前記棚部材の本体をなす棚板本体の前縁部に設けられて上方に突出する受け片と、棚板本体の後部の背部又は表部に設けられた左右一対のだぼ具と、を有し、だぼ具は、棚板本体の背面又は表面に左右方向に固定され、外壁部に軸方向にスリットが形成された外筒部と、外筒部の内部に左右方向に移動操作自在として挿入保持され、端部が棚板本体の左右側縁から突出操作自在とされた移動だぼ杆であって、移動だぼ杆に突出形成された把手部が前記スリットから突出して、把手部を介して左右方向に移動操作自在とされた移動だぼ杆と、を有することを特徴とする棚部材。 - 前記棚板本体上面の前後中間位置又は前後中間の複数位置の左右には、係止具が着脱自在に設けられ、左右の係止具間には、バンドが架け渡されて設けられている請求項7記載の棚部材。
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