JP6646430B2 - ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造 - Google Patents

ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造 Download PDF

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Description

本発明は、ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造に関する。
ロックアップクラッチを備えるトルクコンバータが例えば、特許文献1で開示されている。特許文献1では、トルクコンバータのカバーとともに回転するトルクコンバータの軸部であって、ロックアップクラッチのピストンが設けられる軸部に当該ピストンをスプライン係合させている。
特開2001−116110号公報
トルクコンバータでは、適用されるエンジンによってエンジンとの締結ボルトの締結位置が異なってくることがある。結果、トルクコンバータの軸周辺部でエンジンとトルクコンバータとの接続を合わせる必要が生じることがあり、この際にトルクコンバータのカバーが締結ボルトと干渉し得る。
この場合、エンジン側で接続を合わせようとするとコストがかかるため、トルクコンバータ側で接続を合わせることが考えられる。また、この際にトルクコンバータのカバーを逃がすスペースを確保するためには、ロックアップクラッチのピストンが設けられる軸部を短縮することが考えられる。
ロックアップクラッチのピストンが設けられる軸部に関し、特許文献1の技術では、上述のようにピストンをスプライン係合させている。これにより、エンジンのトルクが変動したときなどに、ロックアップクラッチのピストンがトルクコンバータのカバーに対して相対回転することが防止されるので、ピストンがカバーに対して摺動し摩耗することが防止される。
ところが、ロックアップクラッチのピストンが設けられる軸部には、ロックアップクラッチの油圧室をシールするためのシール部材も設けられる。このため、特許文献1の技術では、スプライン及びシール部材の双方を設けるスペースを軸部に確保せざるを得ないことに起因して、軸部の短縮が制限される。
このため、特許文献1の技術では、軸部の更なる短縮が困難になる結果、トルクコンバータの軸周辺部においてトルクコンバータのカバーを内側に逃がすようにして、締結ボルトとの干渉の回避を図ることが困難になる虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、駆動源との接続に際しトルクコンバータのカバーを干渉し難くすることができ、併せてコスト面でも有利なロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造を提供することを目的とする。
本発明のある態様のロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造は、トルクコンバータのロックアップクラッチで用いられるピストンと、前記ロックアップクラッチを解放する方向に前記ピストンを付勢する付勢部材を保持する保持部材と、を備える。前記ピストンは、前記トルクコンバータの径方向において、当該ピストンが設けられる軸部よりも外側に櫛歯を有し、前記保持部材は、前記櫛歯に係合する係合部を有し、前記トルクコンバータのカバーとともに回転するように設けられ、前記トルクコンバータの径方向において、前記ロックアップクラッチよりも内側に配置される。
この態様によれば、櫛歯及び係合部によって、トルクコンバータのカバーに対するピストンの相対回転を防止しつつ、ピストンをトルクコンバータの軸方向に摺動させることができる。そして、トルクコンバータの径方向において軸部よりも外側に設けられる櫛歯であれば、シール部材とともに軸部の短縮を制限することがない。このため、この態様によれば、軸部にスプラインを設ける場合よりも軸部を短縮することができる。したがって、その分、トルクコンバータの軸周辺部においてカバーを内側に逃がすようにすることで、駆動源との接続に際しトルクコンバータのカバーを干渉し難くすることができる。
また、この態様によれば、櫛歯を有するピストンについては鍛造で製造することができ、係合部を有する保持部材についてはプレス部品として製造することができる。このため、この態様によれば、ピストンの回り止めのためにスプラインを加工して設ける場合よりも製造も容易になる分、コスト面でも有利である。
トルクコンバータの要部を示す断面図である。 ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造の断面図である。 ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造の斜視図である。 ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造の側面図である。 ロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造の比較例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、トルクコンバータTCの要部を示す断面図である。なお、図1は、ロックアップクラッチ5に関してはその概略構成を説明するための図となっている。ロックアップクラッチ5の具体的構造については、図2、図3を用いて後述する。
トルクコンバータTCは、カバー1と、ポンプインペラ2と、タービンランナ3と、ステータ4と、ロックアップクラッチ5とを備える。以下、ロックアップをL/Uと称す。
カバー1は、図示しないエンジンに接続される。カバー1は、フロントカバー11を有して構成され、トルクコンバータTCの筐体部を構成する。フロントカバー11の内側には、後述するピストン54が設けられる軸部である筒状軸部12が固定されている。筒状軸部12は、ピストン54の中央部を貫通しカバー1とともに回転する。
カバー1は、ポンプインペラ2、タービンランナ3、ステータ4及びL/Uクラッチ5を収容する。ポンプインペラ2は、カバー1に設けられる。タービンランナ3は、ポンプインペラ2と対向して配置される。ステータ4は、ポンプインペラ2及びタービンランナ3間に配置される。
L/Uクラッチ5は、L/Uドラム51と、L/Uハブ52と、多板式クラッチ53と、ピストン54と、を備える。L/Uクラッチ5に対しては、リターンスプリング55と、バックアッププレート56と、Dリング57と、がさらに設けられる。以下、リターンスプリングをリターンSPGと称し、バックアッププレートをBUプレートと称す。
L/Uドラム51は、第1回転部材であり、カバー1とともに回転するように設けられる。L/Uハブ52は、第2回転部材であり、タービンランナ3とともに回転するように設けられる。L/Uドラム51は、カバー1に直接固定されており、L/Uハブ52はタービンランナ3に間接的に固定されている。L/Uドラム51とL/Uハブ52とは、多板式クラッチ53を介して互いに接続され切り離される。
多板式クラッチ53は、複数の第1クラッチプレート531と、複数の第2クラッチプレート532と、を備える。第1クラッチプレート531は、L/Uドラム51に設けられL/Uドラム51とともに回転するドリブンプレートである。第2クラッチプレート532は、L/Uハブ52に設けられL/Uハブ52とともに回転するドライブプレートである。第1クラッチプレート531及び第2クラッチプレート532はともに、トルクコンバータTCの軸方向に摺動可能に設けられる。第2クラッチプレート532は、複数の第1クラッチプレート531の隣り合うプレート間それぞれに配置される。
多板式クラッチ53は、互いに締結され切り離される第1クラッチプレート531及び第2クラッチプレート532を有するとともに、第1クラッチプレート531及び第2クラッチプレート532の少なくともいずれかが複数設けられる多板式クラッチを構成する。
ピストン54は、筒状軸部12に設けられる。ピストン54は、筒状軸部12に軸方向に摺動可能に設けられる。ピストン54は、多板式クラッチ53を軸方向に押すことで多板式クラッチ53を係合させ、L/Uクラッチ5を締結する。ピストン54には、フロントカバー11及びピストン54間に形成された油圧室Rの油圧が作用する。
リターンSPG55は、トルクコンバータTCの軸方向においてピストン54とBUプレート56との間に配置される。リターンSPG55は、トルクコンバータTCの径方向において筒状軸部12と多板式クラッチ53との間に配置される。リターンSPG55は、ピストン54をフロントカバー11側に付勢することで、L/Uクラッチ5を解放する方向にピストン54を付勢する。油圧に応じたピストン54の力がリターンSPG55の付勢力を下回ると、多板式クラッチ53の係合が解除され、L/Uクラッチ5が解放される。
BUプレート56は、リターンSPG55を保持する保持部材であり、筒状軸部12に設けられる。BUプレート56は、リング状の形状を有し、筒状軸部12に固定されることで、カバー1とともに回転する。BUプレート56は、トルクコンバータTCの径方向において、多板式クラッチ53よりも内側に配置される。
Dリング57は、シール部材であり、筒状軸部12に設けられる。Dリング57は、ピストン54及び筒状軸部12間の摺動クリアランスをシールすることで、油圧室Rをシールする。
トルクコンバータTCでは、回り止め構造Sが、ピストン54と、BUプレート56と、を有して構成される。回り止め構造Sは、トルクコンバータTCのL/Uクラッチ5で用いられるL/Uクラッチ用ピストンであるピストン54の回り止め構造であり、カバー1に対するピストン54の相対回転を防止する。回り止め構造Sは、具体的には次に説明するように構成される。
図2は、回り止め構造Sの断面図である。図3は、回り止め構造Sの斜視図である。図4は、回り止め構造Sの側面図である。
ピストン54は、トルクコンバータTCの径方向において、筒状軸部12よりも外側に櫛歯54aを有する。櫛歯54aは、トルクコンバータTCの径方向において、リターンSPG55よりも外側に配置される。櫛歯54aは、トルクコンバータTCの軸方向に延伸する。櫛歯54aは、周方向に均等に複数設けられる。
BUプレート56は、櫛歯54aに係合する係合部56aを有する。係合部56aは、BUプレート56の外周部に形成された谷歯状の凹部によって構成されている。係合部56aは櫛歯54aに対応させて、周方向に均等に複数設けられる。櫛歯54a及び係合部56aは、ピストン54をカバー1とともに回転させることでカバー1に対するピストン54の相対回転を防止しつつ、ピストン54をトルクコンバータTCの軸方向に摺動可能にする。
なお、本実施形態では、図5を用いて後述する比較例と共通のカバー1をトルクコンバータTCが備える場合を例示している。これは、図2に示す距離Lによって、次に説明する作用効果が視覚的に理解され易くなるようにするためである。
本実施形態のトルクコンバータTCでは実際には、最大で図2に示す距離Lの分だけ、軸周辺部を内側に逃した形状のカバーをカバー1の代わりに用いることができ、同時にこのようなカバーに沿った形状のピストンをピストン54の代わりに用いることができる。
次に、回り止め構造Sの主な作用効果について説明する。回り止め構造Sは、ピストン54と、BUプレート56と、を備える。ピストン54は、トルクコンバータTCの径方向において、筒状軸部12よりも外側に櫛歯54aを有する。BUプレート56は、櫛歯54aに係合する係合部56aを有し、カバー1とともに回転するように設けられる。
このような構成の回り止め構造Sによれば、次に説明するように、エンジンとの接続に際しトルクコンバータのカバーを干渉し難くすることができる。
図5は、回り止め構造Sの比較例である回り止め構造S’を示す図である。
回り止め構造S’では、ピストン54’とBUプレート56’とは係合せず、ピストン54’と筒状軸部12’とがスプライン係合される。このため、回り止め構造S’では、Dリング57のほかスプラインSPLを設けるためのスペースを筒状軸部12’に確保せざるを得ないことに起因して、筒状軸部12’の短縮が制限される。
結果、トルクコンバータTCの軸周辺部でエンジンとトルクコンバータTCとの接続を合わせる必要が生じた際に、適用されるエンジンによっては締結ボルトBがフロントカバー11と干渉することが判明しても、その干渉を回避できない可能性がある。
上述した構成の回り止め構造Sによれば、櫛歯54a及び係合部56aによって、カバー1に対するピストン54の相対回転を防止しつつ、ピストン54をトルクコンバータTCの軸方向に摺動可能にすることができる。そして、トルクコンバータTCの径方向において、筒状軸部12よりも外側に設けられる櫛歯54aであれば、Dリング57と同じ径方向位置に配置されないので、Dリング57とともに筒状軸部12の短縮を制限することがない。
このため、上述した構成の回り止め構造Sによれば、回り止め構造S’の場合よりも筒状軸部12を短縮することができる。したがって、その分、トルクコンバータTCの軸周辺部でカバー1を内側に逃がすようにすることで、エンジン等の駆動源との接続に際しカバー1を干渉し難くすることができる。具体的には本実施形態では、回り止め構造S’の場合よりも図2に示す距離Lだけ、筒状軸部12を短縮することができる。このため、本実施形態では、最大で図2に示す距離Lだけ、トルクコンバータTCの軸周辺部でカバー1を内側に逃がすようにすることで、締結ボルトB等との間でカバー1を干渉し難くすることができる(請求項1に対応する効果)。
さらに、上述した構成の回り止め構造Sによれば、櫛歯54aを有するピストン54については鍛造で製造することができ、係合部56aを有するBUプレート56についてはプレス部品として製造することができる。このため、上述した構成の回り止め構造Sによれば、ピストン54’の回り止めのためにスプライン加工が必要になる回り止め構造S’よりも製造も容易になる分、コスト面でも有利である(請求項1に対応する効果)。
このほか、上述した構成の回り止め構造Sによれば、ピストン54において櫛歯54aが設けられる部分がリング状のリブのように形成されるので、ピストン54の剛性を高めることができる。このため、剛性向上によってピストン54の変形が抑制される分、ピストン54と筒状軸部12との係合代を短くすることで、筒状軸部12を短縮することもできる(請求項1に対応する効果)。
また、上述した構成の回り止め構造Sによれば、トルクコンバータTCの径方向において、筒状軸部12よりも外側に櫛歯54a及び係合部56aを配置することで、スプライン係合を行う回り止め構造S’よりも係合位置の径を拡大することができる。このため、係合位置の径が拡大する分、係合で発生する面圧を下げることができる。したがって、面圧が低下する分、櫛歯54aと係合部56aとの係合代を短くすることで、筒状軸部12の短縮を図ることもできる(請求項1に対応する効果)。
回り止め構造Sでは、櫛歯54a及び係合部56aは、トルクコンバータTCの径方向において、リターンSPG55よりも外側に配置される。
このような構成の回り止め構造Sによれば、トルクコンバータTCの径方向において、櫛歯54a及び係合部56aを極力外側に配置することで、係合で発生する面圧を極力低下させることができる。このため、面圧が低下する分、櫛歯54aと係合部56aとの係合代を短くすることで、筒状軸部12の更なる短縮を図ることができる(請求項2に対応する効果)。
回り止め構造Sでは、BUプレート56は、筒状軸部12に固定され、筒状軸部12は、カバー1とともに回転する構成とされる。
回り止め構造Sは、このような構成である場合に、簡単な構造でBUプレート56をカバーとともに回転させることができる(請求項3に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上述した実施形態では、櫛歯54a及び係合部56aが、トルクコンバータTCの径方向において、リターンSPG55よりも外側に配置される場合について説明した。しかしながら、トルクコンバータTCの径方向において、リターンSPG55よりも内側に櫛歯54a及び係合部56aを配置することも可能である。この場合、係合部56aは、穴部によって構成することができる。
1 カバー
11 フロントカバー
12 筒状軸部(軸部)
5 L/Uクラッチ
54 ピストン
54a 櫛歯
55 リターンSPG(付勢部材)
56 BUプレート(保持部材)
56a 係合部
57 Dリング
S 回り止め構造
TC トルクコンバータ

Claims (3)

  1. トルクコンバータのロックアップクラッチで用いられるピストンと、
    前記ロックアップクラッチを解放する方向に前記ピストンを付勢する付勢部材を保持する保持部材と、
    を備え、
    前記ピストンは、前記トルクコンバータの径方向において、当該ピストンが設けられる軸部よりも外側に櫛歯を有し、
    前記保持部材は、前記櫛歯に係合する係合部を有し、前記トルクコンバータのカバーとともに回転するように設けられ、前記トルクコンバータの径方向において、前記ロックアップクラッチよりも内側に配置される、
    ことを特徴とするロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造。
  2. 請求項1に記載のロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造であって、
    前記櫛歯及び前記係合部は、前記トルクコンバータの径方向において、前記付勢部材よりも外側に配置される、
    ことを特徴とするロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造。
  3. 請求項1に記載のロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造であって、
    前記保持部材は前記軸部に固定され、前記軸部は前記カバーとともに回転する、
    ことを特徴とするロックアップクラッチ用ピストンの回り止め構造。
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