JP6295131B2 - トルクコンバータ - Google Patents

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本発明は、トルクコンバータに関する。
従来より、ダイナミックダンパを有するトルクコンバータが提案されている。例えば、特許文献1では、弾性体を有する1つダンパ機構(以下、シングルダンパ機構とも呼ぶ。)を備えたトルクコンバータにおいて、トルクコンバータの出力部材にダイナミックダンパが設けられている。また、特許文献2では、弾性体を有する2つのダンパ機構(以下、ツインダンパ機構とも呼ぶ。)を備えたトルクコンバータにおいては、第1弾性体と第2弾性体との間に配置されるトルクコンバータの中間伝達部材にダイナミックダンパが設けられている。
特開2011−58557号公報 特表2011−526344号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のトルクコンバータおいて、駆動源に対する応答性が低下する虞があり改良の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、駆動源に対する応答性を向上させることができるトルクコンバータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
駆動軸(例えば、後述の実施形態のクランクシャフト11)に連結されるポンプインペラ(例えば、後述の実施形態のポンプインペラ12)と、従動軸(例えば、後述の実施形態のインプットシャフト13)に連結されるタービンランナ(例えば、後述の実施形態のタービンランナ14)と、を備え、前記ポンプインペラと前記タービンランナとの間に形成された循環路(例えば、後述の実施形態の循環路15)に流体を循環させ、該流体を介して前記ポンプインペラから前記タービンランナに回転動力が伝達されるトルクコンバータ(例えば、後述の実施形態のトルクコンバータ10、10A、10B)であって、
前記従動軸と前記駆動軸とを機械的に結合可能なロックアップクラッチ(例えば、後述の実施形態のロックアップクラッチ17)と、ダイナミックダンパ(例えば、後述の実施形態のダイナミックダンパ22)を含むダンパ機構(例えば、後述の実施形態のダンパ機構18)と、をさらに備え、
前記ダイナミックダンパは、弾性体(例えば、後述の実施形態の第3弾性体23)と、該弾性体を支持するプレート部材(例えば、後述の実施形態の弾性体保持部材82)と、該プレート部材に連結される慣性質量体(例えば、後述の実施形態の慣性質量体24)と、前記プレート部材と前記慣性質量体とを係脱自在に連結する連結機構(例えば、後述の実施形態の連結機構16)と、を有し、
前記連結機構は、前記ロックアップクラッチにより前記従動軸と前記駆動軸とが直結されていない場合に、前記タービンランナと前記ポンプインペラとが相対回転するときに生じる前記トルクコンバータ内の流体の流れによって離脱する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、
前記連結機構は、前記慣性質量体を前記プレート部材へ向けて付勢する弾性支持部材(例えば、後述の実施形態の弾性支持部材81)と、前記慣性質量体又は前記慣性質量体を保持する慣性質量体保持部材と前記プレート部材との間に配置された摩擦係合部材(例えば、後述の実施形態の摩擦係合部材25)と、を有する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2において、
前記連結機構は、前記摩擦係合部材を保持する部材又は前記摩擦係合部材と締結する部材の少なくとも一方が径方向に弾性を有する弾性プレートを有し、
該弾性プレートには、径方向外側に質量体(例えば、後述の実施形態の質量体72)が設けられ、
前記連結機構は、前記ロックアップクラッチにより前記従動軸と前記駆動軸とが直結されている場合であって所定の回転数以上となる場合に、前記弾性プレートの変形により離脱する。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、
前記ダンパ機構は、前記ロックアップクラッチに接続されるとともに中間伝達部材(例えば、後述の実施形態の中間伝達部材20)に接続される第1弾性体(例えば、後述の実施形態の第1弾性体19)と、前記中間伝達部材に接続されるとともに前記従動軸に接続される第2弾性体(例えば、後述の実施形態の第2弾性体21)と、を有し、
前記ダイナミックダンパは、前記中間伝達部材に接続される。
請求項1に記載の発明によれば、ロックアップクラッチにより従動軸と駆動軸とが直結されていない場合、即ちダンパ機構による減衰が不要な場合には、連結機構が離脱することにより慣性質量体が弾性体を支持するプレート部材から分離できる。これによって、ロックアップクラッチの切断時に回転要素が軽くなり、トルクコンバータの駆動源に対する応答性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、弾性支持部材と摩擦係合部材とで連結機構を構成できる。
請求項3に記載の発明によれば、ロックアップクラッチにより従動軸と駆動軸とが直結されている場合であって所定の回転数以上となる場合に、遠心力による弾性プレートの変形により連結機構を離脱できる。これによって、ロックアップ時であって高回転時において、即ち、ダンパ機構による減衰が不要な高車速時において、回転要素が軽くなり、損失を低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、ダンパ機構が第1弾性体と第2弾性体とを有するツインダンパであって、中間伝達部材にダイナミックダンパを設けるので、ダイナミックダンパの効果を向上させることができる。
第1実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ切断時の断面図である。 第1実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ時の断面図である。 第1実施形態に係るトルクコンバータの振動モデルを示す模式図である。 (a)第2実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ切断時の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)第2実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ時且つ連結機構の係合時の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)第2実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ時且つ連結機構の離脱時の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第3実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ切断時の断面図である。 第3実施形態に係るトルクコンバータのロックアップ時の断面図である。
以下、本発明に係るトルクコンバータの各実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1、2は、本発明に係る第1実施形態のトルクコンバータ10を示す。
本実施形態のトルクコンバータ10は、例えば自動車等の車両に搭載されるトルクコンバータであり、エンジン(図示せず)のクランクシャフト11と、トランスミッション(図示せず)のインプットシャフト13との間に介在し、クランクシャフト11に入力された回転動力をインプットシャフト13に伝達する。
このトルクコンバータ10は、クランクシャフト11に連結されるポンプインペラ12と、クランクシャフト11と同軸上に配置されたインプットシャフト13に連結されるタービンランナ14と、を備えている。ポンプインペラ12とタービンランナ14とは互いに対向して配置され、断面において略紡錘形をなしている。両者の間には、一般にフルードと呼ばれるオイル等の流体を循環させる循環路15が形成されている。この循環路15に流体を循環させ、この流体を介してポンプインペラ12からタービンランナ14に回転動力が伝達される。
さらに、トルクコンバータ10は、ポンプインペラ12とタービンランナ14との間に設けられ、循環路15上に位置するステータ35を備えている。ステータ35は、循環路15を循環する流体の流れの向きを変換し、トルクの増幅を行う。
ポンプインペラ12のシェル26は、タービンランナ14を覆うカバー27に溶接等で接合されている。カバー27の外周面には締結ボス28が円周方向に複数配設されており、これらの締結ボス28にドライブプレート29が締結されている。そして、ドライブプレート29はクランクシャフト11に例えばボルト等の締結手段を介して締結されている。ポンプインペラ12は、カバー27およびドライブプレート29を介してクランクシャフト11に連結され、クランクシャフト11と一体に回転する。
タービンランナ14のシェル30は、インプットシャフト13にスプライン嵌合したタービンハブ31に後述するダンパ機構18を介して接続されている。タービンハブ31とカバー27との間にはスラストベアリング32が設けられている。タービンハブ31には、出力部材55が溶接等で接合され、出力部材55がタービンハブ31と一体に回転するようになっている。
インプットシャフト13の外周には、円筒状のステータシャフト33がインプットシャフト13と同軸に配置されている。ステータシャフト33は、ワンウェイクラッチ34を介してステータ35のハブ36を支承している。ステータシャフト33は、例えばその端部をトランスミッションのケースに固定されて回転しない状態に支持される。尚、ステータ35のハブ36とポンプインペラ12のシェル26との間には、スラストベアリング37が設けられている。
タービンランナ14とカバー27との間には、循環路15と連通した作動室39が形成されている。このトルクコンバータ10は、インプットシャフト13とカバー27とを機械的に結合可能なロックアップクラッチ17を備えており、このロックアップクラッチ17は、作動室39に設けられたクラッチピストン40を有している。クラッチピストン40は、円環状に成形され、その内側にタービンハブ31を挿通させており、回転可能に内周部をタービンハブ31に支持されている。そして、クラッチピストン40は、タービンハブ31の外周面上を軸方向に摺動可能である。
また、クラッチピストン40は、作動室39をタービンランナ14側の内側作動室41と、カバー27側の外側作動室42とに区画しており、両作動室41、42は、クラッチピストン40の外周縁とカバー27の内周面との間に形成されたクリアランス43により互いに連通している。そして、カバー27の内側面に対面するクラッチピストン40の一側面には、環状の摩擦ライニング44が取り付けられている。
そして、トルクコンバータ10には、軸方向においてタービンランナ14とロックアップクラッチ17との間にダンパ機構18が設けられている。
ダンパ機構18は、ロックアップクラッチ17に接続されるとともに中間伝達部材20に接続される第1弾性体19と、中間伝達部材20に接続されるとともに出力部材55を介してインプットシャフト13に接続される第2弾性体21と、中間伝達部材20に接続されるダイナミックダンパ22と、を備える。中間伝達部材20は、タービンランナ14と後述する保持部材53とから構成される。
第1弾性体19は、ロックアップクラッチ17のクラッチピストン40の外周縁部に形成された環状の収容凹部51内において円周方向に並んで複数配設されている。各第1弾性体19は、円周方向もしくは円周の接線方向に弾性変形可能である。第1弾性体19としては、例えばコイルスプリング等が用いられる。そして各第1弾性体19は、クラッチピストン40及びタービンランナ14のシェル30にそれぞれ固着される係止爪45,46により収容凹部51の周方向に沿って挟持される。したがってクラッチピストン40及びタービンランナ14のシェル30が相対回転すると、各第1弾性体19が係止爪45、46間で圧縮されることになる。第1弾性体19の圧縮の反作用として、クラッチピストン40とシェル30には、第1弾性体19の弾性反力が作用し、それによりクラッチピストン40からシェル30に回転動力が伝達される。
第2弾性体21は、出力部材55に円周方向に並んで形成された複数の収容孔47内のそれぞれに配設され、円周方向もしくは円周の接線方向に弾性変形可能である。第2弾性体21としては、例えばコイルスプリング等が用いられる。
保持部材53は、一対の保持部材53a、53bから構成され、それらの内周部にタービンハブ31を挿通させ、径方向内側においてのみタービンハブ31に接合された出力部材55を表裏から挟むように配置されている。そして、一対の保持部材53a、53bは、第2弾性体21を収容した収容孔47の径方向外側および径方向内側において複数の締結部材52によって一体となっている。
出力部材55には、締結部材52を挿通させる貫通孔59が形成されている。各貫通孔59には、一対の保持部材53a、53bの間に介在して両保持部材53a、53bと出力部材55の表裏面との間に隙間を確保する円筒状のスペーサ54が締結部材52と共に挿通されている。そして、各貫通孔59は、円周方向に所定の長さを有しており、締結部材52およびそれに外嵌しているスペーサ54は、貫通孔59内で円周方向に変位可能となっている。よって、出力部材55は、所定の捩り角度の範囲内で、保持部材53及びタービンランナ14に対して相対回転可能である。
そして、タービンランナ14側の保持部材53bは、その内周縁部をタービンランナ14のシェル30の内周縁部に隣接させており、径方向内側の締結部材52は、一対の保持部材53a、53b及び出力部材55と共にタービンランナ14のシェル30も締結している。それにより、保持部材53はタービンランナ14のシェル30と一体に回転するようになっている。
タービンランナ14側の保持部材53bは、タービンハブ31に沿ってシェル30の内周縁部よりもさらに径方向内側に延びており、保持部材53bとステータ35のハブ36との間にはスラストベアリング38が設けられている。
そして、保持部材53には、出力部材55を挟んだ状態で各収容孔47に対応する位置に、第2弾性体21を収容する収容孔56が形成されている。
これによりタービンランナ14のシェル30が回転する際に、シェル30と一体に回転する保持部材53と出力部材55との間で相対回転が生じ、第2弾性体21は、一端が出力部材55の収容孔47の縁に支持されると共に、他端が保持部材53の収容孔56の縁に支持されることにより、出力部材55と保持部材53との間で弾性的に圧縮される。第2弾性体21の圧縮の反作用として、保持部材53と出力部材55とには、第2弾性体21の弾性反力が作用し、それにより保持部材53から出力部材55に回転動力が伝達される。
さらに一対の保持部材53a、53bのうちタービンランナ14側に位置する保持部材53bには、径方向外側に延びて先端部に係止爪58が形成されている。
タービンハブ31には、出力部材55に対し、タービンランナ14側とは反対側、即ち、クラッチピストン40側に、弾性体保持部材82がタービンハブ31の外周面上を軸方向に移動不能且つ相対回転可能に設けられている。弾性体保持部材82は、保持部材53aとクラッチピストン40との間を径方向外側に延びて、第1弾性体19の径方向内側に位置する外周縁部に環状の収容凹部60が複数形成されている。
複数の収容凹部60内には、それぞれに第3弾性体23が配設されている。第3弾性体23は、円周方向もしくは円周の接線方向に弾性変形可能である。第3弾性体23としては、例えばコイルスプリング等が用いられる。
そして各第3弾性体23は、保持部材53b及び弾性体保持部材82にそれぞれ固着される係止爪58及び不図示の係止爪により収容凹部60の周方向に沿って挟持される。
これによりタービンランナ14(保持部材53)が回転する際に、保持部材53と弾性体保持部材82との間で相対回転が生じ、第3弾性体23は、一端が係止爪58に支持されると共に、他端が不図示の係止爪に支持されることにより、保持部材53と弾性体保持部材82との間で弾性的に圧縮される。第3弾性体23の圧縮の反作用として、保持部材53には、第3弾性体23の弾性反力が作用し、それによりダイナミックダンパとしての減衰機能が発揮される。
また、タービンハブ31には、弾性体保持部材82に対し、タービンランナ14側とは反対側、即ち、クラッチピストン40側に、ラジアルベアリング50を介して質量体ハブ80が相対回転可能に設けられている。質量体ハブ80には質量体保持部材57が軸方向に移動可能にスプライン嵌合しており、板ばね等によって構成される弾性支持部材81によってタービンランナ14側に付勢されている。
質量体保持部材57は、弾性体保持部材82とクラッチピストン40との間を径方向外側に延びて、外周縁部57aがタービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10内の流体の流れ(図1中の点線矢印)を受けやすいように構成されている。係止爪46には、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10内の流体が外周縁部57aに流れやすいように、貫通孔46aが形成されている。また、質量体保持部材57には、径方向中央から径方向外側に向かってタービンランナ14側に慣性質量体24がリベット等により固定されている。
軸方向に対向する慣性質量体24と弾性体保持部材82との間には、コーンクラッチ等によって構成される摩擦係合部材25が設けられている。摩擦係合部材25は、弾性支持部材81とともに連結機構16を構成し、連結機構16の係合時、即ち、慣性質量体24と弾性体保持部材82とが摩擦係合部材25によって締結されたとき、慣性質量体24と弾性体保持部材82とが一体に回転し、連結機構16の解放時、即ち、慣性質量体24と弾性体保持部材82とが摩擦係合部材25によって締結されていないとき、慣性質量体24と弾性体保持部材82との結合が解除される。なお、本実施形態では、摩擦係合部材25を弾性体保持部材82に設けたが、慣性質量体24に設けてもよい。
慣性質量体24は、慣性質量体24が取り付けられた質量体保持部材57が常時、弾性支持部材81によって弾性体保持部材82側に付勢されているため、弾性支持部材81の付勢力によって連結機構16は通常係合しているが、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10内の流体の流れ(図1中の点線矢印)によって質量体保持部材57が弾性体保持部材82とは離れる方向に押されると、質量体保持部材57が弾性支持部材81の付勢力に抗して質量体ハブ80上を弾性体保持部材82とは離れる方向に移動し、連結機構16が解放される。
上述のとおり構成されたトルクコンバータ10は、流体を供給するポンプ(図示せず)に接続され、トルクコンバータ10とポンプとの間で流体の授受が行われる。ポンプから供給される流体は、ポンプインペラ12のシェル26とステータシャフト33およびステータ35のハブ36との間の第1の流路48、もしくはタービンハブ31とカバー27との間の第2の流路49を通して循環路15およびこれに連通している作動室39に流入し、循環路15および作動室39を満たす。第1の流路48と第2の流路49との切り替えは、ポンプ側に設けられた弁を制御してなされる。
作動室39は、両作動室41、42を連通するクリアランス43により内側作動室41と外側作動室42との間で差圧が生じる。
流体が第2の流路49を通して作動室39および循環路15に流入する際には、内側作動室41に比べて外側作動室42が高圧となる。それにより、図1に示すように、クラッチピストン40はタービンランナ14側に後退して摩擦ライニング44をカバー27の内側面から離間させる。それにより、ロックアップクラッチ17は切断される。ロックアップクラッチ17が切断されると、クランクシャフト11の回転動力は、クランクシャフト11からドライブプレート29およびカバー27を介してポンプインペラ12に伝達され、そして、ポンプインペラ12から循環路15を循環する流体を介してタービンランナ14に伝達され、そして、タービンランナ14(保持部材53)からダンパ機構18の第2弾性体21を介して出力部材55、タービンハブ31、インプットシャフト13へと伝達される。
また、このとき、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10内の流体の流れ(図1中の点線矢印)によって質量体保持部材57が弾性体保持部材82とは離れる方向に押され、質量体保持部材57が弾性支持部材81の付勢力に抗して質量体ハブ80上を弾性体保持部材82とは離れる方向に移動し、連結機構16が解放される。したがって、ロックアップが切断された状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と分離する。
一方、流体が第1の流路48を通して循環路15および作動室39に流入する際には、外側作動室42に比べて内側作動室41が高圧となる。それにより、図2に示すように、クラッチピストン40はカバー27側に前進して摩擦ライニング44をカバー27の内側面に摩擦係合させる。それにより、ロックアップクラッチ17が繋がれ、インプットシャフト13がクランクシャフト11に直結されてロックアップされる。ロックアップクラッチ17が繋がれると、クランクシャフト11の回転動力は、クランクシャフト11からドライブプレート29、カバー27、ロックアップクラッチ17、ダンパ機構18の第1弾性体19を介してタービンランナ14に伝達され、タービンランナ14(保持部材53)からダンパ機構18の第2弾性体21を介して出力部材55、タービンハブ31、インプットシャフト13へと伝達される。このように、ロックアップによりインプットシャフト13がクランクシャフト11に直結され、換言すれば流体を介することなく機械的に連結されている状態となり、流体の滑りに起因した伝達ロスをなくすことができる。
また、このとき、タービンランナ14とポンプインペラ12とが一体に回転するため、質量体保持部材57が弾性体保持部材82とは離れる方向に押されることがなく、連結機構16が係合する。したがって、ロックアップされた状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と一体に回転する。
タービンランナ14のシェル30と一体に回転する保持部材53には、第3弾性体23を介して慣性質量体24が設けられているため、ロックアップされた状態では、クランクシャフト11の捩り振動は、回転動力と同一の経路を経てクランクシャフト11に伝達される。図3を参照して、カバー27と出力部材55との動力伝達経路上には、カバー27とクラッチピストン40との間にロックアップクラッチ17が設けられ、タービンランナ14と保持部材53とから構成される中間伝達部材20を挟んで上流側に第1弾性体19、下流側に第2弾性体21が設けられており、中間伝達部材20にさらに第3弾性体23と慣性質量体24とから構成されるダイナミックダンパ22が設けられているので、中間伝達部材20には位相遅れもしくは逆位相の振動が励起される。それにより、インプットシャフト13に伝達される振動は減衰され、もしくは打ち消される。
以上説明したように、本実施形態によれば、連結機構16は、ロックアップクラッチ17によりインプットシャフト13とクランクシャフト11とが直結されていない場合に、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10内の流体の流れによって離脱するので、ロックアップクラッチ17によりインプットシャフト13とクランクシャフト11とが直結されていない場合、即ちダンパ機構18による減衰が不要な場合には、連結機構16が離脱することにより慣性質量体24が第3弾性体23を支持する弾性体保持部材82から分離できる。これによって、ロックアップクラッチ17の切断時に回転要素が軽くなり、トルクコンバータ10の駆動源に対する応答性を向上させることができる。
また、連結機構16は、慣性質量体24を弾性体保持部材82へ向けて付勢する弾性支持部材81と、慣性質量体24と弾性体保持部材82との間に配置された摩擦係合部材25と、から構成されるので、簡易な構成で連結機構16を構成できる。なお、摩擦係合部材25は、質量体保持部材57と弾性体保持部材82との間に配置してもよい。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態のトルクコンバータ10Aについて、図4〜6を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、第1実施形態のトルクコンバータ10と同一又は同様の部分には、同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。
このトルクコンバータ10Aにおいては、弾性体保持部材82が径方向外側に直線状に延びており、弾性体保持部材82と質量体保持部材57とにより形成された空間に、弾性プレート71が設けられている。弾性プレート71は、径方向に弾性を有しており、弾性体保持部材82にリベット73によって一体に回転するように取り付けられている。弾性プレート71には、外周縁部に質量体72が溶接等により固着されている。
連結機構16を構成する摩擦係合部材25は、質量体保持部材57と弾性体保持部材82との間に設けられており、連結機構16の係合時、即ち、質量体保持部材57と弾性体保持部材82とが摩擦係合部材25によって締結されたとき、慣性質量体24と弾性体保持部材82とが一体に回転し、連結機構16の解放時、即ち、質量体保持部材57と弾性体保持部材82とが摩擦係合部材25によって締結されていないとき、慣性質量体24と弾性体保持部材82との結合が解除される。
次に、この連結機構16の作用について具体的に説明する。
図4(a)はトルクコンバータ10Aのロックアップ切断時の断面図であり、(b)は図4(a)の部分拡大図である。
図4(a)及び(b)に示すように、ロックアップクラッチ17が切断されると、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10A内の流体の流れ(図4(a)中の点線矢印)によって質量体保持部材57が弾性プレート71とは離れる方向に押され、質量体保持部材57が弾性支持部材81の付勢力に抗して質量体ハブ80上を弾性体保持部材82とは離れる方向に移動し、連結機構16が解放される。したがって、ロックアップが切断された状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と分離する。
図5(a)はトルクコンバータ10Aのロックアップ時且つ連結機構の係合時の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
図5(a)及び(b)に示すように、ロックアップクラッチ17が繋がれると、タービンランナ14とポンプインペラ12とが一体に回転するため、弾性プレート71が弾性体保持部材82とは離れる方向に押されることがなく、連結機構16が係合する。したがって、ロックアップされた状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と一体に回転する。
図6(a)はトルクコンバータ10Aのロックアップ時且つ連結機構の離脱時の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
ロックアップクラッチ17が繋がれ、連結機構16が係合した図5(a)及び(b)の状態から、クランクシャフト11の回転数が高まると、外周縁部に質量体72が取り付けられた弾性プレート71は、遠心力により質量体保持部材57とは離れるように径方向外側に延びていき、所定の回転数以上となったときに弾性プレート71が質量体保持部材57と離れ、連結機構16が離脱する。
このように本実施形態によれば、第1実施形態のトルクコンバータ10の効果に加えて、連結機構16は、摩擦係合部材25と締結する弾性体保持部材82が径方向に弾性を有する弾性プレート71を有し、弾性プレート71には、径方向外側に質量体72が設けられているので、ロックアップクラッチ17によりインプットシャフト13とクランクシャフト11とが直結されている場合であって所定の回転数以上となる場合に、遠心力による弾性プレート71の変形により離脱する。これによって、ロックアップ時であって高回転時において、即ち、ダンパ機構による減衰が不要な高車速時において、回転要素が軽くなり、損失を低減できる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態のトルクコンバータ10Bについて、図7、8を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、第1実施形態のトルクコンバータ10と同一又は同様の部分には、同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。
このトルクコンバータ10Bにおいては、タービンランナ14のシェル30に第1弾性体19を収容する収容凹部51を有する収容体61が溶接等により接合されており、クラッチピストン40とカバー27との間に、両面に摩擦ライニング44が取り付けられた断面L字状の円板プレート63が設けられている。円板プレート63には、外周端部から第1弾性体19に向かって係止爪45が延びている。第1弾性体19は、一端が係止爪45に支持されると共に、他端が収容体61に固着される係止爪(不図示)に支持されることにより、円板プレート63とタービンランナ14のシェル30との間で弾性的に圧縮される。また、収容体61には、タービンランナ14のシェル30との接合部近傍に、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10B内の流体が慣性質量体24に流れやすいように、貫通孔61aが形成されている。
このように構成されたトルクコンバータ10Bにおいても、第1実施形態のトルクコンバータ10と同様の効果を有する。
即ち、図7に示すように、ロックアップクラッチ17が切断されると、タービンランナ14とポンプインペラ12とが相対回転するときに生じるトルクコンバータ10B内の流体の流れ(図7中の点線矢印)によって質量体保持部材57が慣性質量体24を介して弾性体保持部材82とは離れる方向に押され、質量体保持部材57が弾性支持部材81の付勢力に抗して質量体ハブ80上を弾性体保持部材82とは離れる方向に移動し、連結機構16が解放される。したがって、ロックアップが切断された状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と分離する。これによって、ロックアップクラッチ17の切断時に回転要素が軽くなり、トルクコンバータ10Bの駆動源に対する応答性を向上させることができる。
一方、図8に示すように、ロックアップクラッチ17が繋がれると、タービンランナ14とポンプインペラ12とが一体に回転するため、質量体保持部材57が弾性体保持部材82とは離れる方向に押されることがなく、連結機構16が係合する。したがって、ロックアップされた状態において、慣性質量体24は弾性体保持部材82と一体に回転し、インプットシャフト13に伝達される振動は減衰され、もしくは打ち消される。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態は、ツインダンパ機構を有するトルクコンバータにおいて、中間伝達部材にダイナミックダンパを設けたものを例示したが、これに限らず、ダイナミックダンパの出力部材に設けてもよく、シングルダンパ機構を有するトルクコンバータに適用してもよい。
10、10A、10B トルクコンバータ
11 クランクシャフト(駆動軸)
12 ポンプインペラ
13 インプットシャフト(従動軸)
14 タービンランナ
15 循環路
16 連結機構
17 ロックアップクラッチ
18 ダンパ機構
19 第1弾性体
20 中間伝達部材
21 第2弾性体
22 ダイナミックダンパ
23 第3弾性体(弾性体)
24 慣性質量体
25 摩擦係合部材
72 質量体
81 弾性支持部材
82 弾性体保持部材(プレート部材)

Claims (4)

  1. 駆動軸に連結されるポンプインペラと、従動軸に連結されるタービンランナと、を備え、前記ポンプインペラと前記タービンランナとの間に形成された循環路に流体を循環させ、該流体を介して前記ポンプインペラから前記タービンランナに回転動力が伝達されるトルクコンバータであって、
    前記従動軸と前記駆動軸とを機械的に結合可能なロックアップクラッチと、ダイナミックダンパを含むダンパ機構と、をさらに備え、
    前記ダイナミックダンパは、弾性体と、該弾性体を支持するプレート部材と、該プレート部材に連結される慣性質量体と、前記プレート部材と前記慣性質量体とを係脱自在に連結する連結機構と、を有し、
    前記連結機構は、前記ロックアップクラッチにより前記従動軸と前記駆動軸とが直結されていない場合に、前記タービンランナと前記ポンプインペラとが相対回転するときに生じる前記トルクコンバータ内の流体の流れによって離脱する、トルクコンバータ。
  2. 請求項1に記載のトルクコンバータであって、
    前記連結機構は、前記慣性質量体を前記プレート部材へ向けて付勢する弾性支持部材と、前記慣性質量体又は前記慣性質量体を保持する慣性質量体保持部材と前記プレート部材との間に配置された摩擦係合部材と、を有する、トルクコンバータ。
  3. 請求項2に記載のトルクコンバータであって、
    前記連結機構は、前記摩擦係合部材を保持する部材又は前記摩擦係合部材と締結する部材の少なくとも一方が径方向に弾性を有する弾性プレートを有し、
    該弾性プレートには、径方向外側に質量体が設けられ、
    前記連結機構は、前記ロックアップクラッチにより前記従動軸と前記駆動軸とが直結されている場合であって所定の回転数以上となる場合に、前記弾性プレートの変形により離脱する、トルクコンバータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のトルクコンバータであって、
    前記ダンパ機構は、前記ロックアップクラッチに接続されるとともに中間伝達部材に接続される第1弾性体と、前記中間伝達部材に接続されるとともに前記従動軸に接続される第2弾性体と、を有し、
    前記ダイナミックダンパは、前記中間伝達部材に接続される、トルクコンバータ。
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